10年は国にとっても一昔・・・
6月2日(木)
朝8時40分より事務所で雑務。10時から政審、そして11時45分から愛知万博ルーマニアデーの出席のために来日されたパセスク・ルーマニア大統領の歓迎昼食会であった。
私は、ルーマニアへはこれまで2度訪問をしたことがある。1度目は、1994年。自民党青年局の代表として、ルーマニア政府から招待を受けたものであった。この時は、チャウシェスク政府崩壊後まで4年であり、民主化、自由化の歩みが始まったばかりで、国全体が何か重苦しい雰囲気に包まれていた。夜の街にネオンサインもなく、ホテルも一流ホテルでもサービスのレベルは低かった。
2度目に訪問したのが2年前(2003年)である。これは、柳沢伯夫・日本ルーマニア友好議連会長がルーマニア大統領から“ルーマニアの星勲章”を授与されることになったので、議連メンバーとして同行させて頂いたものであった。9年ぶりのルーマニアであったが、随分印象が変わっていた。夜のまちが明るくなり、ホテルも外資のホテルが進出し、サービスの内容がすっかり変わっていた。接した政治家の方々もかつての権威主義的な印象が薄らぎ、とても親しみやすい感じの人たちであった。この時の滞在は2日だけであり、しかも首都ブカレストだけであったが、街全体の雰囲気もすっかり変わっていた。
国は10年もあれば、様変わりしてしまうものなのだと痛感した次第であった。そう言えば、この日初めてお会いしたパセスク大統領も、昨年暮れに就任したばかりであるが、何とも人なつっこい笑顔の親しみを感じるお人柄であり、かつての共産主義国家の国家元首が持っていた強面ぶりはいささかも感じなかった。ルーマニアのEU加盟が正式に決定した直後でもあり、日本企業の進出を直接要請されるなど、自由経済社会の中で自国経済育成を図ってゆこうとする姿勢も、変化を感じさせられるものであった。
国は、その国の政治と国民の心が変われば、10年もあれば変わるものだ。それは、日本でも同じこと。いかに困難なことでも10年続ければ何かが変わるはずだし、判断を誤り続ければ10年経つと国は必ずおかしくなる。そんな自戒の思いを抱いたのであった。
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