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5月31日(木) 社保庁が 愚かと論ず 国会よ 我等も所詮 言葉のママゴト

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 この日、社会保険庁改革法案の採決。衆議院本会議にかけられる。午後2時33分に開会されたが、例によって、委員長、厚労大臣への解任や不信任案の審議が先行。その後、本題に入るが、民主党の長妻昭氏が延々と長時間の演説。そして、各党からの長い討論があったため、結局、全ての議事が終了したのが、翌日の午前の1時56分。また深夜国会となった。

 こういう議論は、各党が既にその賛否を決めて本会議場に臨んでいるわけであるから、この本会議の議論はパフォーマンスに過ぎない。余程のことがない限り、この場での演説によって法案への投票行動が変わることはない。それだけに、野党が繰り出す戦術を見ていて空しい。せいぜいが、ここまで頑張ったのだと言い訳をするための演説でしかないのである。言わば言葉のママゴロである。

 あぁ今宵も、本会議場をシラケ鳥が舞っていた。あぁ日本の議会制民主主義は、どこへ向かって流れてゆくのだろうか。

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5月30日(水) 何や コリャ 日本人が パレスチナに 感じる印象?

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 中東でいつも紛争が絶えないパレスチナ自治政府の日本代表部大使が、私の議員会館の部屋を訪ねて来られる。用件は、6月にパレスチナ自治政府の外務庁長官(外務大臣) が来日されるので、その折りに、国会議員を集めての会合を開催して欲しいというお願いであった。

 実は、「日本・パレスチナ友好議員連盟」というのがあって、かつてはかなり活発に活動をしていた時期があったそうであるが、この暫くは活動が停滞し、特に、2年前の総選挙で事務局長であった自見 庄三郎先生が落選されて以降の活動実績はゼロに等しかった。そこで、やむなく私のところへ来られたということである。

 私は今、“人間の森文明”を提唱し、世界中の平和実現を夢見ている。パレスチナへの対応は、その具体的な試金石とも言えるもので、私の胸に火が灯るのを感じた。

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5月29日(火) 日本の 美しさとは ほのぼのと 心を照らす 光なりけり

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 “美しい日本”をテーマとして、自民党本部が募集をした絵手紙とエッセイの優秀作品の発表会があり、自民党総裁室へ行く。私の選挙区の小学生の作品が優秀作品に選ばれていて上京してくるので、是非一緒に受章を祝ってあげて下さいと、党広報本部から連絡を頂いたのであった。

 作品を見せて頂いた。美しい国というテーマの下で、日常生活の中でふと感じる日本人やこの国土に宿る暖かさや爽やかさ、この国に生まれてよかったというそんな思いが表現されていた。日本人として持っているこのような感覚を、今後どう多くの人に理解して頂けるものにし、そして政策次元で展開出来るものにしてゆくことが出来るのであろうか。

 作品を見ながら、こんなことをしみじみと考えさせられたのであった。

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5月28日(月) 政治家は 2つの世界に 生きている 絶対矛盾だ マクロとミクロ

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 午前中、赤坂議員宿舎で執筆に取り組んでいると、この周辺にヘリコプターが飛んで来たりして、何か慌ただしい。どうしたのかと思って、テレビをつけると、松岡利勝農林水産大臣が、この赤坂宿舎の自室で自殺を図ったのだと報じていた。

 所用があって、私が12時過ぎに出掛ける頃には、マスコミの人たちが、宿舎の門外に数多く集まっていた。

 この日は、実は、日韓・韓日議員連盟の合同幹事会の日であった。韓国側議連代表と9月総会の議題について話し合ったが、松岡大臣のことが気にかかって、どうも普段の気力が出ない。

 政治家って何なのだろう。国家を代表して国民のために仕事をしている大きな気概を持つ一方で、身辺の問題に振り回されて、最後には自分の居場所を失って、自ら生命を絶つ政治家もいる。マクロとミクロは、両方立派にこなせといわれても、これはとても人間業じゃない仕事だなと思う。西田幾多郞博士の「絶対矛盾的自己同一」という言葉を思い出した。

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5月27日(日) 方谷の 思想によりて 財政を 立て直すなり 応用問題

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 昨日、一昨日と慌ただしく過ごしたので、今日は、基本的に自宅でのデスクワーク。貯まった新聞や書類の整理と処理、参議院議員選挙に向けてのビジョン検討、OAK・TREE誌の執筆等である。そして、夕刻に地元の自動車整備振興会会合に出席後、JRで上京。その車中も、私にとっては仕事場である。各種文章執筆の筋立てと気になっている本の読書を行う。

 今、私が強い関心を抱いているのは、昨年出版した「山田方谷の思想」に基づいて、今の国・地方自治体の財政再建をいかに成し遂げてゆくかという点である。この夏の参議院選挙後からは、財政再建問題が国政の最重要課題になるだろうと思うが、ここで具体的提案を出せなければ、この本は単なる評論に終わってしまう。私も、、心して力を尽くしてゆきたいと思う。

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5月26日(土) 石仏の 深田の道を 拓く知恵 臼と杵とで つく心モチ

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 朝、地元を出て、大分県臼杵市へ。鍵山先生をはじめ30数名がバスに同乗して向かう。その車中も、各々が人生を語り合う人間フォーラムの趣である。

 この日午後に、有名な臼杵石仏の前にある広場に、多くの人の真心を集た碑林“深田・心の小径”が作られ、その完成式典が行われた。集まった方々は、臼杵市民の方々に加え、全国各地の協力者が加わり約150名。

 その場で、私にもご挨拶の機会を頂いたので、このイラ短の短歌をご紹介した。

 “石仏の深田の道を拓く知恵。臼と杵とでつく心餅”というのであるが、この短歌には幾つかのかけ言葉があって、こんな意味が秘められている。“石仏の、不可だの未知を拓く知恵、臼杵のこの地で築(つ)く心持ち”。といかがだろうか。激動の時代の中で、しっかりとした心持ちで、新時代を切り拓く知恵を生む場になって欲しい。そんな願いを込めた短歌である。

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5月25日(金) 世の中は 騒々しきこと 多けれど 続ける者こそ 遠く行くなり

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 「日本を美しくする会」相談役の鍵山秀三郎先生を、私の地元にお迎えする。地元で色々な方々にお会い頂き、掃除運動に関する意見交換を行うと同時に、夜には、200名余の方々にお集まり頂いて、OAK・TREEフォレストの特別講演会を開催。

 鍵山先生には、いつも通りの物静かな語り口調ではあるが、言行一致の揺るぎのない確信に満ちたお話を頂いた(OAK・TREE8月号に要点掲載予定)。

 今、掃除運動が、日本全国というのみならず、世界中にも静かに広がっているらしい。その中心には、鍵山先生がおられる。物静かにいつもニコニコと笑っておられる方が、しっかりと中心軸を担っておられるからこその、この展開である。今、マスメディアで大げさに伝えられる話題の方々が、少し時間が経過して気づいてみれば、もうそこにはいない。どこにいるのかも分からないということが余りに多すぎる。本当に人間社会に大事なものは、もっと静謐なものだ。古くから言われる通り“静かに行く者は遠く行く”ということだ。

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5月24日(木) 人類の 未来の掛かる 問題に 感覚論では 頼り無いよね

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 アラスカにある、アラスカ大学国際北極圏研究センターを創設された方で、今もその名誉所長である赤祖父俊一先生が日本に帰国され、国会議員に対する会合開催の依頼を頂いたので、環境ビジネス議連と清和政策研究会・政策委員会を開催。そこで、地球温暖化問題についてお話をして頂いた。そして、その間に少し時間があったので、日本における青年育成問題について、私との対談をさせて頂いた。

 赤祖父先生の話は明快である。現在の地球温暖化問題は、二酸化炭素の温暖化効果を過剰に評価をしていて、その推論に基づいて手を打つと、結果的に見当違いな対策になってしまう懸念があるというものであった。勿論、石油、石炭等の資源を浪費せず、持続可能な社会を築くことは大切なことであるから、二酸化炭素排出抑制の政策目標は否定すべきものではないが、もっときちんとした分析と研究を要するというご意見に、私も賛成である。

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5月23日(水) 響き合う 心があれば 意も通ず あぁ不協和音の 政治の世界

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 夜、小暮さんという経営者が、若い経営者を集めて開いている通称「小暮塾」、正式には、「ワクワク経営塾」という名の勉強会に呼ばれて、講演を行う。とは言え、約15名の経営者が集まっているだけの小さな勉強会であった。

 私からは、例によって、“夢出せ!知恵出せ!元気出せ!”という考え方、そして、「山田方谷の思想」の考え方をお話し、その後、懇談をしたのだが、流石、参加者一同、主体性を持ってチャレンジする、とても前向きな人たちであり、私自身も、大いに啓発されることのあった会であった。

 人間にとって大事なのは、響き合う心である。響き合う相手には、簡単な言葉だけで意を通じ合うことが出来る。そして響き合えば、私の方にも戻ってくるものがある。それだけに、お互いにとって有意義な時間となる。人と人は響き合うことが基本だ。

 ふと国会を思う。何かについて対立するばかり。そして、無駄に時間が浪費されるばかり。ここに何か一考すべきことがあるのではないだろうか。

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5月22日(火) 人間の 心と体の 健康を 取り戻したい 天行健なり

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 衆議院では財務金融委員会や本会議が開かれたが、それ以外にも、色々な会があった一日。

 例えば、昼には音楽文化振興議員懇談会。古い時代の歌や政治家の演説などの音源を、デジタル化して永久保存すると同時に、広く多くの方々に活用して頂く取り組みを進めてゆこうとの提案が音楽関係者からなされた。合わせて、島村会長からは、高齢社会に向かって、音楽で心の活性化を図ってゆこうという提案が行われ、語り合った。

 午後には、「小さな親切運動」の総会。この時代、日本人の心の立て直しが必要であり、この運動を通して、自ら主体的に他と関わり合ってゆこうとする人を広く育てることが大切と力説。

 また禁煙議連も開かれた。国民の健康問題に対して、もっと強い関心を抱くことが必要と私も論じる。  
 
 考えてみれば、これらは全て日本人の身心の健康を問いかける会合のオンパレード。今はそんな時代なのだなと、改めて感じた次第。

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5月21日(月) 自らが 進んで工夫を することが 真の工学 真の学問

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 この日も、先週に続いて千葉工業大学未来ロボティクス学科での特別講義。この講義は学生にとって必須の講義ではなく、自由参加ということであり、1週間前の講義の評判が芳しくなければ、参加学生数が減るのだということである。恐る恐る教室に行くと、前回よりも多くの学生がそこで待っていてくれた。ほっと胸をなで下ろした次第である。

 今回の講義は、ロボットをどんな形で現実生活の中に導入してゆくか、そして、その時代にはどんな共生のための思想を打ち立ててゆかねばならないかといったことをお話しした。学生の集中度はとても高く、また講義後の質問者も、多くいた。

 自らが強い関心を抱き、自ら学び創意工夫しつつロボットを製作するという教育は、確かに大きな教育効果を生み出していると確信した次第である。

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5月20日(日) 政治家と 国民隔つ 深い溝 政治に対する 大きな誤解

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 朝から、新居浜市内の運動会を全て回ってから、松山へ。

 午後1時から、自民党愛媛県連定期大会、関谷参議院議員の決起大会等、松山での会合が続いたからである。全てを終えて、飛行機で上京。

 機内で、1日の色々なことに思いを巡らせる。政治家は、とかく、自分は自分はと強く自己主張をするし、また自己主張をしなければ、政治家ではないとも言われる世の中である。しかし、午前中の運動会を回っていると、政治家なんて、自分たちの生活に余り関係ない人達だと、住民達は私たちのことは眼中になく、競技を楽しんでいた。
そしてそれを見ている私自身も、そんな住民の姿を見ていて、嬉しく思った。本当に大事なものは、表面に現れたものでなく、奥に潜んでいるものだ。静かなものだ。そう私は思っている。国民も、心の奥ではそう思っている人が多いと思う。

 このギャップ、どんな形で埋め合わせてゆけばいいのだろうか。

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5月19日(土) 日本から 農の心が 無くなれば 国は滅ぶと 口ぐせの人

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 愛媛県議会議員として、24年間(6期)もの長い間、お勤めになってこられた玉井実雄先生の感謝の集いが開催される。振り返って、玉井先生の初当選は、昭和58年のこと。私の初当選も同じ年であったから、同期初当選組ということになる。しかし、年齢は30才近く離れていて、親子の年齢差ということもあって、色々なことで相談相手になって頂いたり、力を貸して頂いたりした。心から深く感謝している次第である。

 会は、とても和やかなものであった。これも先生のお人柄である。先生のいつもの口癖は、“日本から農業がなくなったら、国はつぶれる。地方も衰退する”というものである。この日も、その話をされた。

 私も、この国から、時間をかけて何かを育てるという精神を消してしまってはならないと考えている。

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5月18日(金) 大切な こと頼むなら 忙しい 人に頼め……とその意味を知る

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 午前中、PHP東京本社を訪れる。少し前から私もお手伝いを始めた「武士道協会」設立に向けて、いよいよ役員人事と会則等の案を作る話し合いのためであった。

 この日は江口克彦・PHP研究所社長も参加。理事を誰にお願いするかということが中心テーマであったが、驚いたことに、江口さんは、この人にお願いしてはどうかという提案があると、その場ですぐその方に電話をされるのであった。しかも、相手からすぐに就任了承の返事を頂く手際良さ。勿論これは、相手のことをよく知り、しかも、日常のお付き合いの中での強い信頼感があっての事であろう。曰く、“私は、すぐやれることはすぐにやるのが信条との事。”「

 “大切な仕事を頼むなら、必ず忙しい人に頼め”という言葉の意味を深く噛みしめた次第。

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5月17日(木) 引っ越して 1月経ても この惨状 暮らし軽くと 先人の声

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 終日、諸部会、清和政策研究会政策委員会、本会議、来客、外部会合等に忙殺される。

 午後11時過ぎ、宿舎に戻る。今だ、引っ越し時のダンボール箱の山に囲まれて、生活空間と仕事場所を何とか確保している状態。引っ越しをしたのが、4月17日であったから、丁度今日で1ヶ月となる。

 あの頃も無茶苦茶な忙しさであったが、それから先も、全力疾走の日々である。こんな調子でやっていたら、とてもじゃないが、これら荷物が永遠に片付く日がやって来ないのではないかとさえ思える。

 昔、ご指導頂いた田中忠夫先生がよく、「本当に良い仕事をしようとすれば、暮らしを軽くしなくちゃ駄目だ」と語っていた。本当にそうだと思う。

 もっともっと暮らしの側面を軽くしてゆき、仕事に更なる力を注いでゆける態勢にしたいと思う。

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5月16日(水) パーティーの 喧騒にいて 我思う 無名有力 有名無力と

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 夕刻より、清和政策研究会のフォーラムが開かれる。今回のテーマは、“日本、美しい国をめざして”。町村会長を中心として、日本の良さを様々な面から語って下さる方々がパネラーとなったシンポジウムであった。

 その後、交流懇親会。こういう場では、テレビ等で顔を知られた政治家の回りに人が集まる。私のような地道な活動を専らとする人間のところへは、知人以外はやって来ない。淋しいと言えば淋しいが、逆に、安岡正篤氏の言葉“無名有力、有名無力”にかなう生き方をしている自分を、心強く思う。世の毀誉褒貶に身をゆだねて生きても、結局は空しい人生となるだけだというのが私の信念。

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5月15日(火) トムソンが ロイターグループ 買収へ 日本のメディアは 何をしている!

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 カナダの情報サービス企業トムソンが、イギリスのグローバル情報配信企業であるロイター・グループを、約2兆1000億円で買収することに合意したと発表。この新会社は、金融・経済情報サービスでトップの、アメリカのブルームバーグを抜いて、世界一になるという。記事自身は、余り目立たない地味なものであったが、私はこの動きには、今後も注目してゆかなくてはならないと思う。

 それは、いよいよ情報の世界においても、世界全体を巻き込む激しい戦争が始まる予兆がここに現れているからである。世界各国が、情報世界における覇権を確立しようと、死力を尽くす戦いに入ってきている。それに較べて、日本のメディアは一体何をしているのだろう…つい出て来るボヤキの言葉である。

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5月14日(月) 技術者も よく生きんとする 人間だ ならば人と社会を よく学ぶべし

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 午後から、千葉工業大学での特別講義。約150名の学生が集まる。

 講義名は「ロボティクス概論Ⅰ」。

 私自身も、工学部出身であるから良く分かるのだが、工学系の大学生は、材料、構造、電気等、工学に関係する必修の講義数が多く、しかも実習もあるため、とても忙しく、一般教養的な教科への関心が弱い傾向がある。そして、実社会や人間の生き方という面での視野の狭さに悩む人が多い。

 そこで、今回は2週続けての講義であったので、第1回目は、社会とロボット工学の接点の話をした。特に、技術者としてと言う以前に、人間としていかに生きるかという点に、力点を置いて話をした。

 技術者も人間。人間としてより良く生きるということをもっと大切にして欲しいと願った次第である。

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5月13日(日) 選挙なり 事務所開きに 臨むなり 無常の風が 気にかかるなり

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 朝から、清掃活動、少年剣道大会、拳法大会等を次々に回り、松山へ。

 この夏の参議院議員選挙に立候補を予定している関谷勝嗣・参議院議員の事務所開きであった。各界を代表する多くの方々が集まっていた。

 今回の選挙では、今のところ、与野党間に明確な争点があるわけではない。あるのは、少子高齢社会の進展と財政再建の必要性から打ち出される、国民への負担増大とサービスの低下に対する批判的国民感情である。そして、それに迎合して、旗を振り、火の手をあおる野党の余りに技巧的な戦術だけである。

 しかし、今回は、これが恐い。参議院選挙は、有権者から少し距離感のある選挙である。それだけに、その時の空気に左右されやすい。心して対処したいと思う。

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5月12日(土) 憲法が 還暦迎え ようやくに 自分の足で 立ち上がるかな

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 自民党新居浜支部会合、地元事務所会合、そして、街頭演説etc。

 それら会合においてお話をしたのが、憲法改正の話。

 昨日、参議院の憲法調査特別委員会で、国民投票法案が可決され、いよいよ週明けの本会議で成立する運びとなった。この国民投票法というのは、憲法改正案が、衆参両院の3分の2以上の賛成で発議された後、国民投票によって改正されると規定されているにもかかわらず、その国民投票を行う具体的な方法が法律によって決められていないため、現実には実施できないという形になっていたものであった。言わば、憲法違反の状況を放置したままにしていたということである。

 日本人はとかく面倒なことを先送りにしたがる傾向がある。それにしても、憲法制定以来60年、還暦にしてようやくここに至った…という気持ちである。

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5月11日(金) 日本の 山に育てる 木を見れば 回り全てが 無いカラマツだ

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 朝、林政調査会。林業、木材活用等の面で、意欲的な取り組みを進めておられる企業の方々3名をお招きした会合で、その取り組みについてお話をお聞かせ頂く。林業を取り巻く環境が厳しい中で、各々に創意工夫をしつつ、道を切り拓こうと努力をしておられる様子がよく分かった。

 この日は、林野庁からも、長官をはじめ、関係する官僚が数多く出席をしていた。そこで、私が申し上げたのが、今の日本の林野行政は、まず最初に困難を多く語り過ぎて、夢を失ってしまっているということであった。自らが意識の壁を作ってしまっている。

 そこで、その場で作った即興の短歌をご紹介して、金が無い、市場が無い、林道がない…と、“無いから待つ”になっていることに苦言を呈した。その短歌をイラ短にしたのが、今日のイラ短である。

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5月10日(木) ルール変更 プラスもあれば マイナスも その覚悟なく 改革できぬ

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 朝8時。「ガソリンスタンドを考える議員の会」総会。

 全国各地のガソリンスタンドが経営悪化に苦しみ、次々と閉鎖を余儀なくされる中で、全国石油商組合が、その生き残りを賭けて、これまでの商取引慣行の不公正を正そうと、これまで運動を続けてきたことの報告と今後の対応を巡るものであった。

 私は、公正ということは、プラス面もマイナス面もあると考えている。これまで元売りの庇護を受けながら経営してきているガソリンスタンドもあると聞いていたので、“公正な競争であれば倒産やむなし”ということでいいのだと、まず確認をして、そこから議論をさせて頂いた。

 ルール変更には、どんな問題であれ、良い面だけでなく悪い面もある・・・その覚悟がまず必要だと思うのである。

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5月9日(水) 日本の 格差問題 何故ゆえに かく大げさに 騒ぐものかな

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 朝8時。東京OAK・TREEフォレスト。約50名参加。

 この日のテーマは、「格差問題とは何か。」

 加藤諦三氏の、“格差病社会”という本を足場として、この格差問題を論じる。加藤氏の主張は、格差が問題だと言うなら、日本よりもアメリカのほうが余程所得等の格差は大きいが、アメリカには「格差社会」という言葉はない。それは、実態以上に格差が問題だと感じる心が日本人の中で強いからこそ、そんな主張が強く出て来るのだというものであった。そして、その意識は、自分がこうありたいと願う生き方ができていないから、他と比較して、勝ち組だ、負け組だと決めつけているのだとして、日本人の心のあり方がこれでいいのかと問いかけているのである。

 確かに、言われればその通り。私も、心の問題として、この格差問題を考えてみたいと思う。

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5月8日(火) 知覧にて 散りゆく若き 生命をば 描ける映画 あぁ喋り過ぎ

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 連休明けの国会。一気に色々な会合が動き始める。

 午前中、財務金融委員会。そして午後は、本会議。

 夜は、映画議員連盟主催の、“俺は、君のためにこそ死に行く”を観に行く。特攻隊基地のあった知覧飛行場を舞台に、死にゆく若き兵士たちを心から支えた女性・鳥濱トメさんを主人公とした映画であった。

 私は、戦争の中で、様々な葛藤を胸に抱きながらも、決然と戦地に散った兵士たちの心を我が心として政治をやってゆきたいと考えている。常に死を前にした生き方を大事にしたいと考えている。だから、戦争に関係する映画は、可能な限り観に行こうと心に決めている。

 それにしても、この種の映画は、兵士や周りの人が多くを語り過ぎているのではないだろうか。もっと兵士は、葛藤を胸の奥に秘めて、粛々と戦地に向かったのではなかっただろうか…そんな気がしてならない。

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5月7日(月) 政治家の 事務所は社会の ためにあり そして所員の 成長の場なり

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 地元事務所会議。そこに、連休で愛媛に戻っていた田丸秘書も加わり、今後の事務所のあり方を語り合う。

 私は、政治活動とは、徹頭徹尾、公のために為される仕事であると考えている。政治家のためにあるのではないし、事務所所員のためにあるのでもなく、また有力支持者のためにあるものでもない。だから、公に尽くし抜く気持ちで仕事をしてゆかなくてはならないと思う。しかし同時に、関係者全員が成長する場でもなくてはならない。この場で共に仕事をすることを通して、人生を豊かにし、より良く生きる糧を得る場でもなくてはならないと考えている。

 そこで、そんな考え方をまとめて、私から事務所の活動方針を示した。この方針の下に、所員が共に歩める事務所であって欲しいと、祈る気持ちである。

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5月6日(日) 夢つむぐ 百花繚乱 キャラバンは 各地に種を 播く長き旅

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 朝から、四国中央市切山地区へ出掛けて、“夢・百花繚乱キャラバン”。

 切山集会場に、20名もの方々が集まってこられて、地域の夢を語り合う。(この地域には30戸弱しか家がないので、20名と言っても、3分の2の家庭から参加ということである。)

 私からまず、地域起こしに必要な基本的な考え方をお話して、それから、意見交換。いつもながら、この地域の皆さんは、山間地の小集落であって、様々な深刻な問題を抱えているにも関わらず、常に前向きである。そして、明るい。感心させられることが多い。

 私はこれから、各地でこのような会を開き、お話をしながら、それを整理して、地域起こしの本をまとめ上げたいと考えている。こう考えると、この夢百花繚乱キャラバンは、取材のキャラバンでもあるのだ。

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5月5日(土) 連休に 娘と過ごす 僅かな時間 花火のような ほのかな余韻

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 朝、ラジオ体操と掃除の会の後、娘と一緒にヤング・リーフ・ハウスへ。そうは言っても、娘も高校2年生となると、宿題が大変らしく、宿題を持参。私の机を与えて、そこで勉強をさせる。

 私の方は、別室の机で、デスク・ワーク。

 それでも、昼は、屋外にキャンプセットを持ち出して、自然の中での昼ご飯。更に、電動のラジコン飛行機で一緒に遊んだりと、少しは、親子水入らずの尊い時間を持つことが出来た。

 そして、夜は、西条の郷土の音楽家・久門真理子さんを囲む音楽会。私のオリジナル曲も、何曲かここで歌う。

 この日は、連休中でたった1日の休日だったと言っても良いかも知れない。特に子どもと過ごした時間には、花火を見た後のような余韻が残る。

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5月4日(金) コリャ何や! 映画バベルの 難解さ 私の頭の 中と同じや

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 昼間は、新居浜市、西条市内の10ヶ所くらいで街頭演説。この暫くの国政の動きを地元有権者に語りかける。
 夜は、娘と共に、映画“バベル”を観に行く。

 モロッコの貧しい村から話が始まり、銃を手にした1人の子どもが、遠くを通るバスを目がけて弾を撃ったところが、それが旅行中のアメリカ人女性に当たる。そこから、そのアメリカ人女性の家庭のドラマ、その銃の元所有者であった日本人家庭のドラマ等々、これらが時を前後しつつ、複雑に絡み合いながら、この映画は進んでゆく。余りに、色々な場面が錯綜しているので、少し油断すると、たちまち訳が分からなくなる。気の抜けない、とても難解な映画であった。現代という時代を描きだそうとした監督の意図は、この難解さにこそあったのだろうと思う。

 考えてみれば、これは私の頭の中の世界と同じ。多くの仕事が並行して流れている。その複雑さ、難解さよ。

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5月3日(木) 四県が バラバラじゃなく くっつけば 4つ合わせて しあわせの国

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 文化の日。休日なので、午前中宿舎の整理。午後、事務所で書類整理。そして、夕刻JRで地元に戻る。

 JR車中の私の関心事は、四国のこれからのこと。特に、この夏の参議院議員選挙に向けて、四国としてのマニフェストを出すかどうかと、今、四国ブロック両院議員会で検討しているが、それはそれとして、四国問題は私自身の関心事でもある。

 そのキーコンセプトは、「四国は4つの県、4つ合わせて“しあわせ”の四国」というものである。1つひとつが孤立していては、存分に力が発揮できない。そこで、4つ合わせると、夢も大きく、知恵も豊かに、元気も広がって、みんなが“しあわせ”になれるというわけである。

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5月2日(水) いつもなら 時に追われる 話し合い ゆったり過ごす 時の尊さ

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 この日も、静かな永田町。2組のお客さんが、議員会館の私の部屋を訪ねて下さる。

 1組は、山田方谷の研究者たち。この夏の参議院議員選挙が終われば、いよいよ消費税の問題をはじめとする財政再建の議論が、国政の中心課題となるだろう。その時に備えて、具体的な財政再建案を、山田方谷の思想を足場として描き出すための打ち合わせである。

 もう1組は、日新出版の増田社長さんと専務さん。先日、月刊トラック500号記念で行った対談が掲載された雑誌が出来上がったとお持ち下さり、あれこれと世間話。

 普段も、多くの方々がこの事務所に出入りされて、話し合いが行われるが、こんなにゆったりとした気分で話が出来る日は珍しい。時には、こんな豊かな時間もいいものだと思う。

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5月1日(火) 閑けさや 議員の居らぬ 永田町 蝉の抜け殻 みたいなもんだ

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 連休の中日。暦の上では休日ではないので、国会議員会館も開いてはいるが、安倍総理をはじめ多くの閣僚は外遊中であり、実際は、開店休業の状態。

 私自身は、4月中、余りに多忙を極めていて、貯まってしまった仕事の処理である。加えて、引っ越し後、段ボール箱を積み上げたままにしていた宿舎の整理。更に、この16日に清和政策研究会のパーティーがあるので、そのパーティー券販売のために、幾つかの企業・団体の訪問等である。それにしても、議員会館は、国会議員がいないと、とても静かである。

 それは丁度、夏が過ぎて、木の幹に蝉の抜け殻を見つけて、うるさいほどに鳴いていた蝉しぐれを懐かしく思うような気分によく似ている。

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