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12月31日(月) あれこれと 厳しい話題に 囲まれて 越ゆる除夜に 氷雪の門

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 今年最後の日。サヨウナラ平成19年! そうは言っても、何があるわけでもない。相も変わらず、自宅の整理と書類整理、残務の片付け。

 そんな中で、新聞に目を通すと、この1年は企業倒産が急増とのこと。何でも一万件を突破したのだそうだ。そう言えば、少し前の新聞に、この11月の有効求人倍率が0.99倍となり、2005年11月以来2年ぶりに1倍を割ったとあった。中小企業の新規求人が減少したせいらしい。完全失業率は、3.8%と少し改善しており、必ずしも、景気判断をすぐに変える状況ではないようだ。

 テレビでは、正月をふるさとで過ごそうとしている人たちのことが報じられている。大雪のせいで、飛行機の欠航が相次いでいる。高速道路では、雪のせいで大事故も起きている様子。この厳しい天候も、何となく来年の厳しさを予感させられるものである。

 もう、今年は終わり。新しい年が始まる。この年がどんな年になるのだろうと、厳しい思いを胸に、しみじみと考えさせられた次第である。

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12月30日(日) イラ短を 駆使する提案 作るなり 百花繚乱 運動モデル!

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 自宅で整理と執筆。

 特にこの日に執筆したのは、西条市の観光問題に関する提案冊子の文章であった。これも、今年中に片付けてしまいたいと思いつつ、忙しさにかまけてズルズルと先送りにしていたものであった。

 それは、ただ単に時間が不足して、手が付けられなかったというだけではなかった。実は、この地域は元々観光産業と呼ぶべきものが余り盛んではなく、通り一遍の文章で提案書を作っても、余りインパクトを与えないだろうと予想され、ならば、何か面白い表現法はないものかと考えていたのであった。

 その結論は、イラ短を使って表現を行い、観光事業者以外で初めて観光問題に関心を持つ人にも、一定のインパクトあるものにしてみようということであった。

 そう決まれば、“思い立つ日が吉日”であり、早速、その作業にかかった次第である。 

 恐らく、この表現法が1つの基本形となるだろう。これから各地域で色々な人たちと論じ合い、未来を語り合うことが多くなると思うが、そのモデルとなるべきものをこの機会に作り上げてみたいと思う。

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12月29日(土) 日中の 総理同志の キャッチボール でっかいグローブ 大切ですね

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 福田総理が中国を訪問して行った首脳会談の様子等がテレビに出ている。その中に、中国の温家宝首相とのキャッチボールの映像が映し出されていた。そう言えば、昔、小泉総理がアメリカでブッシュ大統領とキャッチボールをする場面があった。キャッチボールというのが、両国首脳が心を合わせて協力し合って、何か事を為そうとするのを象徴的に表現しているということだろう。

 確かに、一方が暴投すれば、幾ら受け手が努力をしても、球をグローブに納め切れない。逆に、投げ手がいくら正確に球を投げても、受ける側にその球を受ける気が無ければ、キャッチボールは成立しない。言わば、両者に、共に力を合わせようという気持ちと、それ相応の技が無ければ、キャッチボールは成り立たないということだ。これからの日中関係を暗示するものであった。

 福田総理は、これから孔子のふるさとを訪ねられるということだ。これも、日本・中国共に儒教の精神“和を貴しと為す(論語学而第1)”を共有する国同士ということをアピールするものだろうか。

 ちなみに論語では、“和は尊いが、それに礼を以て節度を加えないとうまくゆかない”とある。大事な心構えであると思う。

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12月28日(金) スケートの 短い演技を 見るだけで その差歴然! …我が事思う

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 地元事務所で、今年最後の事務所会議。東京ともTV電話で事務所会議を行い、今年の事務所活動もこれで終了。

 私はといえば、相も変わらず、残務処理が多く、その仕事を自宅でも行う。

 この日の夜、女子フィギュアスケートの大会がTVで中継されていたので、それを見る。結果は、浅田真央が優勝。かなり肉迫したが、安藤美姫が銀メダル。

 その様子を見ながら、同じ3回転半ジャンプをしたり、高速スピンをしたりしても、全然印象が違うことに気づいた。完成度の違いとでもいうのだろうか。やはり、浅田真央の優美さには、他の追随を評さないものがあった。

 このことは恐らく、どんな分野においても同じことがいえるのだろうと思う。天性もあるのだろうが、その上にどれだけ多くの主体的な努力と創意工夫を重ねてきたかということが、一目にして分かるということではないか。それは、私たち政治家に置き換えてみれば、ほんの3分か4分かの短いスピーチであっても、その奥に宿された蓄積を多くの人に見抜かれていると考えるべきだろう。良い教訓であった。

 スケートを見つつ、それは自分自身の問題としても、考えねばならないことだと思った次第。

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12月27日(木) 今日もまた 1人のリーダー 殺される 世界中が 何かおかしい

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 この日、ビッグ・ニュースが報じられる。パキスタンに帰国して選挙運動を行っていたブット・元首相が車上で暗殺されたのである。これまでのパキスタン政府に不満を募らせていた国民にとって、ブット女史は、その問題解決のシンボルとなっていた人であり、大衆の面前、テレビカメラの前で暗殺された衝撃は大きく、世界中でテロや紛争が続いたこの一年の最後に、更に心を重くする事件であった。

 何故、人は争い続けるのだろう。そして何故、人は殺し合っているのだろう。

 私は、この暫く世界を覆っている正義の考え方に、大きな誤りがあったのではないかと思う。考え方の異なるものがあるのならば、その両者を争わせて、勝利を納めた方が正義とするというルールは確かに分かりやすいが、こんな考え方で、この国際時代の地球社会を律することが出来るのであろうか。このルールも、人間が考えついた偏狭なルールにすぎず、天地自然がこのルールの下で動いているわけではない。

 来年は、この世界を平和に導く思想について、更に考えてみたい…そんなことを思った次第。

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12月26日(水) 東京も 今日が最後と なりにけり 我振り返り マアマアだったな…

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 明日の朝、地元に戻るので、東京での仕事も、最後の1日。人にお会いしたり、残務処理、書類整理に追われる。

 刻一刻と時計は刻まれ、平成19年も、もう残すところが一週間を切った。何とも慌ただしい一年であった。休む間もなく走り続けた印象である。それにしても、小さな病気は幾つかあったが、大病にはかかることなく、元気にこの一年働くことが出来た。しかも、私心に捉われることなく、邪な心になることもなく、ひたすら日本のことを胸に抱いて働くことが出来た。労働時間も通算すれば、例年の如く5000時間を超える時間、仕事に打ち込んだ。そして、マスコミに取り上げられることもないから、多くの人は知らないだろうが、幾つもの大きな成果を上げ、また、更なる偉業に向かって挑戦を始めることの出来た年であった。世の中には色々な嫌なことがあったが、私自身にとっては、まぁまぁ良い年ではなかっただろうか。

 そうは言いつつ、やり残した仕事も多い。今年一杯31日まで全力投球だ。その上で、また来年も力を尽くしてゆきたいと思う。

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12月25日(火) 私大には 四大艱難 進退(しだい)ならず 至大と言えども 次第に為さん

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 相変わらず、仕事の処理に追われた1日。その中で大体出来上がった“地方再生リーダー育成塾”のテキストの打ち合わせ。そして、この活動への協力を求めて、私立大学協会を訪れて、その説明を行う。カルショックの「超人大陸」コーナーも、今年最後の収録。更に、東京事務所会議も、今年最後のもの。

 私立大学協会との話し合いでは、私から、大学がもっと地方と強い繋がりを持って、その地方のニーズに応じる“学問のセンター”となるところに、使命と存在価値を見出してゆかねばならないのではないだろうかと問題提起を行うと、協会としても、もう既にその路線で取り組みを始めているとの事。私立大学については、経営危機の視点ばかりから、その報道がなされる傾向が強いが、実は、この時代変化への対応もかなり進められているという印象であり、もう少し、ポジティブな報道姿勢があっていいと思った。

 激動の時代は、人の育成が最大の課題である。この課題に、私の側からも、もっと力を尽くしてゆかねばと感じた次第。

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12月24日(月) クリスマス 人恋しくて 映画観る “ここに幸あり” 静かな共感

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 クリスマス・イブ。とはいえ、年末までに片付けるべき仕事が山積みであり、この日も、ひたすらデスクワークと書類整理。

 しかし、夕刻になり、少しは世間一般のクリスマスの雰囲気にも触れようと映画に行く。タイトルは、“ここに幸あり”。この映画は、日本ではほとんど話題にもならなかったが、新聞の映画評を見ると、今年有数の映画となっていたので、見に行ったものである。パンフレットを買わなかったので、どこの国の作品かも分からなかったが、フランス語で語られていたようなので、フランスが舞台の映画なのだろうか。

 少しストーリを紹介すると、大臣として、世間の注目を浴びながら活躍していた主人公が、仕組まれたデモによって、突然解任されるのである。境遇の大きな落差の中で、最初は戸惑いも感じるのだが、様々な人間関係の中で、却って人間的な静かな喜びを感じるようになってくる…といったストーリー。

 私自身もいつの日か、政治家を退く日がやってくるのだが、考えさせられることのあった映画であった。今年のサンタから私へのプレゼントは、この映画であったのかも知れない。と思う。

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12月23日(日) 薬害の 一律救済 決断す 総理の胸に 父の思い出

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 この日は、宿舎で、主に“地方再生リーダー育成塾”のテキスト執筆。細かいところの原稿までは出来なかったが、全体の構成までは仕上げる。

 一方、テレビの話題は、福田総理が薬害肝炎の患者について、その一律救済の方針を示したことである。この問題は、止血剤として使われた血液製剤フィブリノゲンの中にC型肝炎ウィルスが潜んでいたことから発症したもので、国がきちんと安全チェックをしたり、その後の指導をしていれば、多くの人が薬害の被害者になることはなかったと患者たちが訴えていた問題である。当初、国は、国としての過失と認められる部分だけの補償という考えであったが、患者側がそれに納得せず、全ての薬害患者救済と国の謝罪を求め、ここまで来た問題である。

 結局、総理は、“1人ひとりの生命は重い”と、一律救済を決断。

 問題は、この先例により、完全に安全性が保証できる薬剤しか使えないとなると、リスクを犯しての医療にブレーキがかかり、助かる生命も救からなくなる懸念はないか、他の案件での国の責任追及問題に対してどう対処するのか等、新しいルール作りを進めねばならないことが生まれてくることである。

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12月22日(土) 予算終え 舵を切ったは 地方の再生 日本列島 復活の旅

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 予算は、最終盤。各段階での折衝により、復活予算の内容が固まり、今日大臣折衡が行われ、確定した。自民党総務会も、この日に2度開かれ、最終的に党としてその予算案を承認した。後は、閣議決定を残すだけである。

 そこで、取りかかったのが、来年1月23日に開講する予定の党中央政治大学院“地方再生リーダー育成塾”のテキスト作りである。今、地方自身が夢を出し、知恵を絞って、地方を元気にしてゆかねばならないと、かけ声は高らかに上がるのだが、現実にどう行えば良いかという点については、未だ手探り状態である。私自身も、東京でこの問題に関係する本を探してみたが、これが決定版といえる本には出会えなかった。

 ならば、もう自分で作るしかないと覚悟して、作業に取りかかったのであった。出来れば、これを単にこのリーダー育成塾の内部で使うというのみでなく、全国各地の「地域起こし・地域再生の教科書」になるくらいのものを作り上げてみたいものだと思う。今年は遅くまで、東京での仕事となりそうである。

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12月21日(金) 年の暮れ 予算山場も 様変わり 北風の中 残る一葉

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 昨日、平成20年度予算の財務省原案が内示され、予算の復活を巡って様々な会合が開かれている。今日がそのピークであり、何十という会合がセットされている。そして、明日には、もう閣僚接衝を経て、決着となる。

 しかし、自民党本部の中には、かつての熱気はない。ただ形式的に会が開かれ、参加議員も一応の意見を言いはするが、それ以上に、がむしゃらに何が何でもこの予算を、という気迫はない。その理由は、1つには、復活予算が僅か500億円しかなくて、以前に較べて1ケタ額が小さいこと、それから、その復活の内容も既に事務方の話し合いの中でほぼ方針が決められていて、この場面が、ショーに過ぎないということを、うすうす感じているからである。

 ともかく、永田町の街路樹の銀杏の葉がすっかり散ってしまった後に、1枚の葉(500億円)だけが残っているようなものである。財政環境の厳しさの中、その葉が、冷たい北風の中で淋し気に揺れている姿を連想したのは、私だけではなかっただろう。

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12月20日(木) 来年度 予算原案 提示さる あぁまだ遠い プライマリバランス

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 平成20年度の予算の財務省原案が示される。総額83兆613億円であり、前年比1525億円、0.2%増である。国の借金である国債発行予定額は25兆3480億円であり、前年比840億円の減、その結果、公債依存度は、前年より0.2%減少した30.5%となる。地方から強く要望が出されていた地方交付税等の地方への支出については、15兆6136億円で、前年比6820億円(4.6%)の増であり、まだ十分とは言えないが、一定の対応がなされたと評価できる。

 ただ、4年後の2011年にプライマリーバランスを実現するというのが、国の財政における基本原則であるが、未だ、5兆円余りの借金上積み状態であり、しかも、今後の高齢社会に対応する歳出増加を見込むと、このままではとても目標達成には至らない。歳入・歳出共に、これから更に対応を検討してゆかねばならない状況である。
 ともあれ、これから500億円の調整財源を巡っての議論を行い、22日夕刻には、党内議論を終える予定である。永田町での今年最後の仕事。力尽くしてゆきたいと思う。

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12月19日(水) 韓国に 日本生まれの 大統領 日韓関係 チョンゲチョンに!

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 韓国の大統領選挙で、ハンナラ党の李明博氏が当選。約1150万票。投票総数中、48.7%という高い支持での当選と報じている。

 李明博氏は、日本生まれ、4歳まで大阪で生活をしていたという。その後、貧しさの中で苦労をしたが、就職をした現代建設で頭角を表し、若くしてその経営者となり、更に、ソウル市長として、手腕を振るった。高率での経済成長を実現し、韓国を経済大国にすると公約したことが、国民に支持された最大の理由だという。 隣国の経済成長は、一部に貿易摩擦問題等を引き起こす懸念もあるが、基本的には、日本にとってもプラスとなると考える。また、経済人としてのご苦労から、世の中のことは、学者の理論だけでは動かないことを骨身にしみて知っておられる方だと思う。恐らく、日韓関係も、これからより深いところでの響き合いを求めるものとなってゆくことだろう。

 苦労人の大統領だけに、日本外交にとっては手強い相手ともなるだろう。相互の信頼感を大事にしつつ、しっかりと歩んでゆかねばならないと思う。ご活躍をお祈りしたい。

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12月18日(火) “千の風” 年間トップの 歌となる 真善美へと 回帰の風吹く?

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 音楽CDの年間売り上げトップが、歌手・秋川雅史さんの「千の風になって」になりそうだという報道。何でも今年100万枚を超えるのは、このCDだけだったそうである。秋川さんの出身地が私の選挙区内であり、お父さんとも幾度かお会いしたことがあり、心からお喜びを申し上げたい。また、このような本格的な声楽を修めた人が歌う、とても味わいのある曲が、トップランクを占めたことが無性にうれしい気持ちである。

 世の中全体が、とても軽く感じられる時代。人間の価値は、真善美の3つであるとよく語られるが、そんな根本的なものよりも、ただ表面のノリやイメージだけが幅をきかせているように感じられる時代…少しずつだが、そうじゃなくて、人間はもっと深いものに根ざして生きてゆかなくてはならないと感じ始めてきたのであろうか。

 実は、この日、中央政治大学院の活動に関して、坂本・自民党組織本部長とお会いして懇談をした。党組織も、遠い将来への理想とそこへ向かっての人材育成を足場にする必要があるという点で、意見が一致した。政治も、真善美の時代に入ってゆくのだろうか。

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12月17日(月) 内閣の 支持率4割を 切るという 膿を出し切り 再出発だ

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 朝から宿舎で、清和研政策委員会における議論を基にした、提言案を執筆。衆参ねじれ現象下において、これから国会運営をいかに行うか、という課題への提案であった。しかし、そもそもその前に、議会制民主主義政治の原則は何か、日本国憲法の精神をいかに解釈すべきかといった根本問題までも考慮しつつ、その指針を示してゆこうというのであるから、中々うまく整理作業が進まない。

 尚、この日は、テレビで、9月26日に発足した福田内閣の支持率が40%割れとなったことが報じられていた。年金記録問題について、来年3月までに、加入者の全記録の突合作業に目途をつけると夏の参院選で公約していたにも関わらず、1500万件もの記録について、その名寄せ作業が困難と発表されたことに対し、総理が“公約というほどのものだったかなぁ”と少しあいまいな発言をしたことへの反発と説明されていた。

 今は、この国に長い間積み重なってきた問題が、膿のように外に出てきている時なのだと思う。病は、膿を出し切らないと治らない。一時的に不人気であっても、意を決して膿を出してゆけば良い。そして、そこから立ち上がればいい。

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12月16日(日) 佐世保での 銃の事件が 気に懸り 我が胸の内 鉛の如し

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 朝のテレビを見ていると、14日の夜に“ルネサンス佐世保”という長崎県のスポーツ施設で起きた銃乱射殺人事件一色である。翌朝自殺したと見られる、馬込政義容疑者の人となり、その事件の背景、日本社会における銃管理の問題等が賑やかに論じられている。

 一方この日は、午後1時から、西条市内の公民館で、人権対策協議会の東予ブロック研修会が開かれ、私も、その中で、講師として約2時間のお話をさせて頂いた。そこでは、人間は、環境のみがその人の人生や生き方を決めるものではなくて、その人自身が自ら人生を切り拓く気概が大切だというお話をさせて頂いた。

 今の世の中は、人と社会がうまく響き合っていない気がしてならない。それは、一方に確かに環境の問題があるのだが、その一方には、人間自身の考え方の問題があるのだろう。その心の問題を抜きにしては、恐らく問題への解答を導き出すことは出来ない。

 この1日、佐世保の問題が私の頭の中から離れることが無く、胸の内は鉛のような重さであった。

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12月15日(土) 地方には 種々の課題と 声がある 例えて言えば バラエティショップ

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 午前10時から、西条市内で、農業関係者との懇談会。今農業がおかれている厳しい環境について、現場の声を聞かせて頂く。

 午後1時から、昨年夏にお亡くなりになられた小野利道先生を偲ぶ会。

 長年、市議会議員として地域発展にお尽くしになられた方である。色々な方から思い出話が語られたが、その中で、何人かの人から、先生が生前、“当たり前のことが当たり前に通用する社会にしたい”と語っておられたことが紹介され、考えさせられる。

 午後6時からは、CD「十河信二」の完成を記念してのミニ・コンサート。“ふるさとに心のハーモニー”をテーマにしたCDであり、この場の参加者の心の響き合いが心地よい。

 午後8時からは、西条市商店街皆さんとの話し合い。商店街は集客力が落ちてしまい、悲鳴が聞こえてくるような会であった。商店街自身から、新しい動きが生まれることを期待するが、政治的にも、商店街問題について、一定の考え方を示す必要があると感じた。

 色々なことのあった一日。地域は、規模は小さくても、様々なものが並べられているバラエティ・ショップだなと感じた次第。

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12月14日(金) 頭上には 崩落間近の 巨岩あり 三寒四温の 永田町なり

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 この臨時国会の会期末を明日に控えて、今日、禁足の本会議が開かれる。議案は、国会を1月15日まで再延長するというもので、衆議院本会議で決定をされる。

 この延長を巡っては、解散絡みの議論も少なからずあったようだ。しかし、延長が決まると、逆に解散は遠のいたとの観測が出される。まぁこんな風に、解散がありそうだと緊張感が高まったり、遠のいたとして緩んだり、そんなことをしながら、いつの日か解散の日を迎えることとなるのだろう。昔、北海道の豊浜トンネルの上の巨岩が崩落して、トンネル通行中の方が被害にあった事故があった。あれは、岩にしみ込んだ水が凍結したり溶けたりを繰り返す中で、そのスキ間が広まり、ついに崩落をしたというのであった。

 この岩が崩れれば、国会はその下敷きになり、機能停止。それだけでなく、自民党も民主党も、少なからぬ影響を受けることとなるだろう。その日がいつ来るのかは分からないが、国会議員は、国政に力を尽くすために選ばれているのである。解散風に、余り惑わされず、為すべきことに力を尽くしてゆきたい。

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12月13日(木) 政治家の 鉄人レースは 苛酷なり 残り半月 最後の気力

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 予算の内示を一週間後に控え、様々な会合が多い。特に、この日は、来年度の税制改正の大網を審議する臨時総務会も開かれた。また、労災病院統合問題を巡る陳情活動も行った。例年のことながら、こんな調子で数多くの会合を次々に巡り始めると、あぁ年末がやってきたなと感じ始めるのである。

 そんな中で、来年1月から開講予定の“地方再生リーダー育成塾”の勉強会も開催をした。いよいよ、教育内容についての打ち合わせである。私から思うところを語り、メンバーからの意見を募るという形の会である。

まだ、十分に内容を煮詰めきっているわけではないが、年末には、テキスト作成までこぎ着けなくてはならず、これから精力的にまとめ上げてゆきたいと考えている。

 平成19年も、残りが約半月である。残された限られた時間の中で、どれだけ仕事を仕上げてゆくことが出来るか、大晦日まで続く鉄人レース。ゴールはもう少しである。

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12月12日(水) 日中韓 隣接するから ケンカする 本当はみんな 似た者同志

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 二松学舎大学での特別講義。第二講目である。前回は、日・中・韓の3カ国が中心となって、21世紀人類社会を切り拓こうと提唱している「人間の森文明」について論じたので、今回は少し具体的に、これからのこの地域に潜んでいる問題や今後の展望などについて論じた。正直なところ、前回は一回目ということもあって、“何となく、政治家の言葉には騙されないぞ”と妙に力んで聴講する学生の雰囲気も感じたが、二回目ともなると、こちらの人柄も少しは理解されたのか、教室の雰囲気も少し和んできたようである。そして、熱心な人と、そうでない人とが、ハッキリと分かれてきた。面白いものである。

 この講義をしながら、私が痛感をしているのは、日・中・韓の間には、違いよりも似たところがとても多いということである。隣り合わせの国であるから、これまでも、そしてこれからも、角を突き合わせることが多く、とかく対立が強調されがちであるが、もしもこれらの国が、もっと日本から離れたところにある国ならば、これ以上はないというくらいの友好国であるに違いない。そんな観点を胸に抱いて、隣国関係を大切にしてゆきたいと思った次第である。

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12月11日(火) 人類が 宇宙に行きて 描く夢 無重力下に 何を生み出す

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 夕刻から、日本宇宙少年団の今後の活動についての話し合い。

 各界から、日本の子どもたちに科学技術への関心を持たせることの大切さが指摘され始めているせいであろうか。宇宙少年団も、陣容を強化し、新しい取り組みにチャレンジする構えになってきた。その機を捉えて、一度、その基本的な活動の考え方を整えようじゃないかと開催をした会であった。

 この基本理念は、私のスローガンである“夢出せ!知恵出せ!元気出せ!”であった。人類が宇宙に行くことによって、人類にどんな夢が生み出せるのか、またどのような新しい知恵を獲得できるのか、更に世界人類全体の心が響き合って、より大きな元気を生み出せるのか…こんな観点から考えて、宇宙活動の意義を整えること、そして、子どもたちに対して、それを伝え、いかに子ども達が力強く人生を切り拓く“夢・知恵・元気”にしてゆくことが出来るか…こう考えてゆくと、日本宇宙少年団の基本的な考え方が形成出来ると思うのである。

 実際、自由奔放に語り合う中で、一定の方向が見えてきたと思う。
 私も、1つの大切な仕事として、この育成に力を尽くしてゆきたいと思う。

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12月10日(月) 人間は 会うべき人に 必ず会える 早すぎもせず 遅すぎもせず…これは森信三先生の言葉である

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 夕刻より、インド大使館主催の式典とレセプションが、紀尾井ホールで開かれる。これは、日印友好50周年を記念して、この1年間日本国内各地で開催してきた様々な行事の打ち上げの会であった。 

 私は、式典のみの参加を考えて訪れたのであったが、それには少し早く、折角なので、式典の前の交流会で、インド関係の方々と広く懇談をした。

 その中に、元インド駐日大使の、アフターブ・セット氏や、よくテレビにも登場するペマ・ギャルポ氏もいた。そこで話をする内に、21世紀人類文明をこれからどう導くかという話題となり、私たちが運営する「新世紀文明国会議員懇談会」にも、一度来てお話を頂くこととなった。

 この懇談会では、これまで北東アジアの日・中・韓3カ国が中心となり、新しい文明を切り拓こうと論じてきたのだが、これからは、周辺の国々の考え方も取り入れて、少し活動の幅を広げても良い時期である。これらの方々も、出会うべくして出会った方々であったのかもしれない。

 森信三先生の言葉を思い出した。“人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅過ぎない時に”と。

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12月9日(日) 教育の 中心軸は 教師なり 主体的なれ 人間学べ

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 私の事務所に、地元教育関係の方々が陳情でお越しになる。折角の機会だから、教育問題の懇談をしようと提案し、約2時間、色々な問題を語り合った。

 結論的に、私がお話申し上げたのは、こんなことであった。“教育の世界には様々な問題があるけれど、基本的には、教育現場の教育者が、主体的に解決すべき問題であり、その主体的活動を阻害する状況があるのならば、政治家として、その障害となるものを取り除く努力をしたい。しかし同時に、教育者側にも、生徒を導き、親や地域社会を指導するに足る力量が必要であり、特に人間力という点において、更に研纉をしてゆくことが大切なのではないか”と。 

 そして、私自身が、来年から“教育者のための人間学講座”を東京で始めることを考えているので、地域でも何か考えてはみないかと投げかけておいたのである。

 激動の時代には、多くの後世に名を残す教育者が生まれてくる。教育こそが、時代を切り拓く原動力であるということではないだろうか。

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12月8日(土) 激動と 一言語りて それですむ マスコミ界の 靴の分厚さ

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 地元アカデミック・デー。四国人間論ゼミと地元のOAK・TREEフォレスト。テーマは、各々「十河信二の人生と思想」そして「現代日本と武士道精神」であった。

 振り返って、激動の一年であった。これまでの秩序が、また考え方が、音をたてて崩れていっている。そんな時だけに、多くの批判の嵐を乗り越えて歩んだ先人の人生、また、日本古来の精神といったものについて、年の瀬を前に一度考えてみようという趣向であった。加えて、地元人物を取り上げた音楽CDが出来上がったので、その紹介の意味を込め、この制作に深く関わった久門真理子さんに来て頂いて、歌も歌って頂き、忘年会を兼ねた会とした。

 この社会の変化は、一本の法律がどうだとか、この予算がどうだというレベルを遙かに超えている・・・人間の思想とそこから生まれる生き様への共感、更に人間に発する大きなビジョンを描き出す仕事が、政治家に求められている時代に違いないと思う。「激動の時代」と言葉で語るだけのマスコミ界が、何とも隔靴掻痒であることよ!

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12月7日(金) 知恵を生む 地方に変身 すべき時 既成の繭を 脱皮して飛べ

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 愛媛県から、加戸知事をはじめ、代表者が上京され、私たち県選出国会議員への陳情。その内容は、「道路特定財源の確保」と「地方交付税の増額」であった。

 道路特定財源については、今、その一般財源化と税率引き下げを巡る議論が行われているが、そうなると、未だ道路整備が十分でない地域の国道のみならず、県や市町村が建設する地方道路整備にまで尽大な影響が出てしまうということを懸念するものであった。また、この道路特定財源を使って、本四連絡橋を含む高速道路の料金引き下げも実現して欲しいとの趣旨であった。

 地方交付税に関しては、これまでもかなり大きな減額措置が行われ、地方自治体も、削れる限りの事業を削り、その上職員給与も引き下げて取り組んでいるので、もうこれ以上は無理とのお話であった。

 両方共、お金を巡る陳情であった。確かにそうだろうと思う。ただ、付け加えさせて頂くならば、今は、お金中心から知恵中心に社会が移ってきている。「知恵を生み出す地方と行政」に変質しつつあるところだと思う。そんな面からも、今後のことを語って頂きたいと思った。

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12月6日(木) 風乱れ 法案実らぬ 冬の日は 下へ下へと 根を伸ばすなり

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 清和政策研究会・政策委員会に、慶応大学の曽根泰教教授に来て頂いて、現在の混迷する政治状況をいかに解決すればよいかというテーマでお話を頂いた。そして、参加議員と意見交換。
 先生は、日本の憲法において、衆議院が優越としながらも、法案において衆参の議決が一致しない時、衆議院の3分の2以上の賛成による再議決を必要とし、また人事案件・承認案件には、その規定すらないという辺りに、憲法の不備があると語った。そして、衆参でねじれ現象を起こした時に、国会が機能不全に陥る危険があり、またこれを放置すれば、政権交替もスムーズに行い得ないことになると、その改正に取り組む必要があると強調された。
 ともあれ、今の国会は、与党風と野党風が国会内でぶつかり合って、法案の実がまだ実り切らない内に、次々に落ちてしまっている。こんな形で実が実らない冬の日は、日本の民主政治、議会政治、政党政治等、基本問題に深く深く根を下ろして考えてゆかなくてはならないと思う。

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12月5日(水) 水曜日 勤労・分度 推譲の 二宮翁より 免許皆伝?

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 このところ、水曜日が超多忙日となっている。それは、自民党政治大学院の「人間学講座」を毎週水曜日に開催することとしたのであるが、これに二松学舎大学の特別講義日が重なり、また、その他の会合も、この日に重複することが多くなっているからである。ちなみに、この日は、午前中、地方再生リーダー育成塾の準備会合であったが、私からその基本的な考え方をお示しせねばならず、朝から、頭の中がずっとフル回転という1日であった。

 自分のなかで苦笑したのは、この日の人間学講座のテーマが「二宮尊徳」であったことである。サブタイトルが、「勤労・分度・推譲の心と地域起こし」。人間は“遠い先を見通す精神を失ってはならず、その一方で、小さなことを怠らず、懸命に勤むべし”というのが、尊徳の基本的な教えである。今日の私の仕事ぶりをご覧になれば、二宮尊徳翁も、我が意を得たりと目を細められるであろう…などと、とんでもない自己満足を覚えたのであった。

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12月4日(火) ロボットが サミット首脳を エスコート 技術日本の 晴れ舞台なり

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 外務省の洞爺湖サミット準備室の方と意見交換。これは、サミットにおいて、ロボットを活用した演出をしてはどうかという、ロボット政策推進議員連盟の提案を受けてのものであった。

 サミットとなれば、世界主要国のトップが、この日本に集まってくる。当然、世界中のメディアが、ここで行われる議論に注目をすることになる。恐らく、この洞爺湖サミットでは、地球温暖化問題への対処や、国際的なテロ・紛争解決への取り組み等が中心課題となり、またサブプライムローン問題の影響次第によっては、世界経済問題も主要課題となるかも知れない。これらに加えて、私は、人間と科学技術の問題も、将来の課題として論じ合うべきだと考えているのである。

 特に、これからの課題は、ロボットとバイオテクノロジーである。これらは、人間社会のあり方や人々の思想さえも変えてゆく可能性を持つ。それだけに、人類共通の課題として、このサミットで議論することは出来ないものかと思う。そこで、サミットの場にロボットを登場させ、問題提起を行うと共に、日本の技術力を諸外国にアピールしてはというアイデアなのである。

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12月3日(月) 難門は 時代を拓く 登龍門 私心無くんば 全てwelcome!

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 夕刻、自民党本部で、「これからの労災病院を考える国会議員の会」緊急総会を開催。いよいよ大詰めを迎えている独立行政法人整理合理化を巡る議論の中で、労災病院立地地域選出の国会議員の考えを取りまとめ、舛添厚生労働大臣に要望を行うためであった。

 私の方から、要望書案を出して、議論の結果、その文章で合意されたので、それを持って舛添大臣の所へ行き、面会。大野功統会長から要望を申し上げた。大臣からは、私たちの要望に対して、深い理解を頂いたが、同時に、今の労災病院には幾つかの問題点も指摘されているとして、その改善の必要性も述べられた。これから、今回の山を越えれば、この国会議員の会において、今後の労災病院のあり方、改善策等も、議論をしてゆかなくてはならないと考えた次第である。

 尚、この日の夜は、原子力機構との勉強会も開催した。そして、高速増殖炉計画について、色々な面からの議論を行った。

 何にしても、この時代、問題は多いが、未来を切り拓く思いを胸に力強く進んでゆかねばならないと考えた。

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12月2日(日) 住んでよし 訪れてよしの 観光を 求めみんなで 夢を描こう

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 昼過ぎ、西条市の観光業・ホテル業の皆さんとの懇談会。テーマは、「この地域におけるこれからの観光問題」。西条市観光協会長をはじめ、旅館業・ホテル業の方々が集まって下さった。

 今、日本の国の中では、観光を巡る考え方が大きく変化をしてきている。以前は、観光といっても、一部観光業者だけの問題であって、地域住民には、観光客がやってくると、却って騒音問題や不審者への警戒が必要などといって、地域には歓迎されないところもあった。しかし、この頃は、「住んでよし、訪れてよしの観光」というスローガンに代表されるように、その地域自身が魅力的でなければ、観光客は来ない。…つまり、生活者自身にとって魅力的な地域作りこそが観光の基本であるとの考え方が広まり、日本各地で広く観光問題への取り組みが進められるようになってきた。

 このエリアも、古くからの工業地帯であり、これまでは観光への関心は余り強くはなかったけれど、これから地域の魅力を高める意味合いを含めて、この議論を進めてゆきたいと考える。

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12月1日(土) 地元にて 時局講演 開くなり 埋蔵金が 話題なりけり

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 前・自民党幹事長・中川秀直先生をお迎えして、新居浜市で時局講演会。

 先生は、少子高齢社会問題が今後の日本に生み出してくる諸問題から話題を切り出され、それが現象として顕著に出てくるのが、国の財政問題であるとして、この問題への対処についてお話をされた。そこで出てきたのが、「埋蔵金」の話。埋蔵金といっても、金塊や小判が埋まっている訳ではない。日本政府や公的機関の中で使われずに余っているお金を、地中に埋まっている財宝に例えたものであった。また、今後、合理化と歳出削減に努力すれば、浮いてくるお金のことでもあった。

 そもそもは補助金を交付金等にすれば増税が不要とする民主党の政権公約を、自民党財政改革研究会が、「根拠がなく、『霞ヶ関埋蔵金伝説』のたぐいの域を出ない」と一蹴したことに対して、中川先生等、「上げ潮派」が「埋蔵金は存在する」と反論したところから、この議論に火がついたものだ。決着やいかに、ともあれ、ありとあらゆる議論を尽くし、財政再建に立ち向かってゆかねばならないと思う。

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