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11月30日(日) 混迷の 時代求める リーダーは 強く未来を 指し示す人

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麻生内閣の支持率が31%に急落と報じられる。麻生内閣の誕生が9月24日のこと。従って、ここまで2ヶ月余。世界的な経済困難の荒波の中、しかも、総選挙が間近という環境下、政権へのあら探しが尋常ではないという事情があるにせよ、総理自身が特段大きなミスをしたわけでもないのに、少しこれは急すぎるという印象である。

結局、今の内閣は、国民の信頼と共感を得られていないということだろうか。日本国民は、これからの日本の国がどうなるのか、そして、そのためには政治がどうあればならないのか、更に、国民はどんな国民であればいいのかといった基本問題に対して、明確に方向を指し示してくれる人をリーダーを求めているということではないか。ならば、ここで私に何が出来るだろう…そんなことを考えたのであった。

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11月29日(土) 小楠は 江戸と明治の 架け橋か その足場には 国家の思想

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地元での人間論ゼミ。テーマは「横井小楠の人生と思想」。横井小楠とは、幕末期の思想家・経世家である。元々、熊本藩士であるが、越前の松平春嶽に招かれて藩の顧問となり、日本の開国に力を尽くした。

興味深かったのは、この横井小楠が、幕府側では勝海舟等と交流し、新政府側では、西郷隆盛等と交流。坂本龍馬も大きな影響を受けていたということである。つまり、それまでの時代の旧態依然とした枠組みにとらわれず、広く交流し、この日本の国のために、いかにあらねばならないかと広く説いていたことである。

それがあればこそ、明治維新時、幕府側と新政府側が決定的に対立し、そして、国内を二分する激しい戦争とはならず、円滑な権力移行が為されたということだと思う。今の日本政治の混迷を見つつ、小楠の人生に鍵がある気がした次第。

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11月28日(金) 世の中は 常に新たな こと起こり 生まれでてくる 新たな常識

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最高裁判所から、全国の裁判員候補者に対して、その名簿登載を知らせる通知書が送られたとのニュース。送付した人数が、29万5000人であり、有権者352人に1人の割合となるのだそうだ。今後、司法という、極めて専門性の高い領域と考えられてきたところに、一般の国民が関与してしてゆくことになる。今は、まだ国民の間に戸惑いが多いが、段々と慣れてきてこれが常識化すると、一般国民が裁判に参加するのも当然ということになってくるのだろう。

この日、厚生労働省からは、企業のリストラによる非正規雇用労働者の失業見通しが、来年3月末までに約3万人に達するとの報告がなされた。これはまだ楽観的な数字かも知れない。世の中は、常に新たなことが起こり、新たな常識を作り上げてゆくということだ。

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11月27日(木) イラクでの アメリカ失態 傷だらけ 力持ちたる 者の奢りか?

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イラク連邦議会は、2011年までに米軍が全面撤退することを定めた地位協定を賛成多数で承認。実は、米軍をはじめイラクに展開する多国籍軍駐留の根拠となる国連安全保障理事会の決議が、この年末で切れてしまうため、やむなくその延長を行うために、二国間で取り決めたものである。

アメリカは、イラクで多くの兵を失った。莫大な軍事支出を余儀なくされた。しかも、国際的な信用を大きく損ねてしまった。ほとんど何の収穫もなかったのではないか。そして、この傷は、随分長く米国内にも、国際社会にも残ってゆくことになるだろう。

アメリカは、何を誤ったのか。唯一の超大国と呼ばれた状況が奢りを生んで、こんな誤判断を導いてしまったのではないか。

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11月26日(水) インドでは 同時多発の テロ起こり タイではデモ隊 空港閉鎖す

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インドのムンバイでは、高級ホテル等10ヶ所での同時多発テロ。日本人男性一人を含む約200名が死亡と伝えられる。一方、タイでは、バンコクの国際空港を反政府市民団体が占拠して、飛行機の運航が出来なくなったとのニュース。何とも物騒な時代である。

この2ヶ所とも、元々の火種はあったのであろうが、多くの人たちがこんな極端な形で事態が動いてゆくとは思わなかった地域である。そして、こんなことが日常化するのならば、もう国内も含め、世界中に安心して訪れられる場所など無くなってしまう。先日の元厚労次官殺害事件等も考えると、自分の家や住んでいる地域も安全とは言えない。

これからの世界では、安心・安全ということが、最高の価値になるのかも知れないなと思う。

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11月25日(火) 世揺るがす 殺人動機 調べれば 随分昔の ペットの恨み

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先日の元厚労省事務次官宅襲撃事件の犯人像が、段々と明らかになってくる。小泉毅、46才。警察は、犯罪現場に残されたDNAとの一致により、犯人と断定。しかも単独犯。動機も、「子どもの頃にペットを殺されたのが憎かった」と、逮捕当日の供述に全く変化がないのだという。
 
とんでもない世の中になったきたものだと思う。ペットが殺されたのが昔と言っても、もう30年以上も前のこと。保健所で殺されたとのことだが、これは厚生労働省とは関係がない。ただ、本人がそう思い込んでいたというだけのことである。こんなことが殺人の動機となるのなら、この世に生きるどんな人でも、殺人対象となってしまう。一体どういうことなのか。この奥にあるものを、深く検討し、社会心理的問題を孕むのなら、その対策を打たなければならないと思う。

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11月24日(月) 新幹線 惜しまれつつの ラストラン 十河信二の 姿を見たよ

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日本が世界に誇る新幹線。その出発点であった0系新幹線が、JR西日本において最後の走行と報じられる。

新幹線開通が1964年の10月のこと。すると、この0系新幹線は、44年余にわたって多くの客を乗せ、無事故で走り続けてきたのかと思うと、感慨深いものがあった。この功労者は、何と言っても我が故郷の十河信二先生。もうお亡くなりになられて30年になろうとしているが、しかし、その偉大な人生は、私の胸の中に宿り続けている。輝き続けている。そして、この新幹線のように、私の心の中を走り続けている。

人生もかくありたいものだと、改めて新幹線が多くの人に惜しまれつつラストランをする姿を見つつ感じた次第であった。

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11月23日(日) 大山が ネズミ一匹に 鳴動す 現代社会の 1つの病理?

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先日来、ニュースのトップを占めてきた元厚生次官殺人事件の犯人が、警察署に自首。逮捕される。

まだ、事実関係はよく分からないが、漏れ聞こえる話では、単独犯らしく、しかも、その動機も、随分昔に自分が飼っていた犬が保健所によって殺された恨みだという。

これが本当ならば、厚生労働省を狙った組織テロではないかとの憶測もあったのに対し、“大山鳴動してねずみ一匹”という話である。丁度今年はネズミ年であったが、ネズミが世を騒がせた1年とも総括される事件になるのだろうかと思う。今年、世の中に起きた様々な事件を振り返ると、確かに後になってみれば、何だこんな事で大騒ぎしていたかということが数多く思い出されてくる。あぁ…何という世の中だ。

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11月22日(土) 金もうけ 法犯さずば 何事も 許されるとの 風潮悲し

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世界の景気後退と共に、原油価格が急落し、ガソリン価格が110円台になりそうだとの事。少し前まで、もうすぐ200円突破と騒いでいたのが、どこの国の話だったのだろうかと思うほどである。これは、ガソリン代だけの話ではない。日本経済全体の問題でもある。少し前まで史上最高利益などと言う威勢のいい活字が新聞紙面を踊っていたが、今はすっかり鳴りを潜めてしまっている。無常は世の常であるが、少しひどすぎるのでは、と思う。

その原因は、と考えると、1つは情報社会の進展、世界の一ヶ所の問題がすぐに世界中の問題となる。もう1つは、人間の金銭欲の絶対的肯定。金儲けとなれば、何をやっても法さえ犯さなければOKという風潮が、こんな常識はずれの世を作ってしまっているように思えてならない。

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11月21日(金) この国は 理や法律じゃなく 空気こそ 社会動かす 不思議な国よ

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国内景気は益々悪化。その象徴として、非正規雇用労働者の契約更改が行われず、今後失業する人が増加しそうだという報道が、センセーショナルに行われ始める。

元々、企業にしてみれば、景気の波に対して、正規従業員の雇用に手をつけないために、短期契約社員の雇用をしているわけであり、契約に従って、その継続を打ち切ることに何の問題があるのかということだろう。また、正規雇用者を中心とする労働組合によって構成されている連合までも、この非正規労働者を守れと叫んでいる不思議。しかし、政府の経済対策を批判する材料として、この問題が使われているということだろう。

日本は空気で動くと、故・山本七平氏は論じていたが、その通りだなと思う。空気が動くと、法律も契約も越えて動き始める。大丈夫かなという気がすると同時に、これこそが社会改革の力?…とも思う。

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11月20日(木) 報道を いくら聞いても 分からない 知識伝える 言葉の限界

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ガソリン価格が、11月中にも120円台まで下落しそうだと報じられる。景気後退による需要減退がその理由だと評論家は語っているが、需要の増減というのはせいぜい10%程度のこと。これでは、倍半分の値動きが起こることの説明にはなっていない気がする。

そんなことを考えていた時、国連安全保障理事会が、ソマリア沖での海賊問題を議論し、そこで国際海事機構のミトロプロス事務局長が、今年、ここまでに35隻が乗っ取られ、600人以上の乗り組み員が人質になったと語ったと報道。しかも、その海賊は、ソマリア国内では英雄になっているとも付け加えられていた。何だい?これは…。

ソマリアの海賊とは、一体何なのか…報道だけでは、よく分からないことだろう。

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11月19日(水) 常識とは 一体何かと 交通整理 やってみたいな 今の日本

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・駒澤大学が、デリバティブ取り引きで154億円の損失。
・損害保険の大手6社中5社が、大幅な減益。
・麻生総理が、“お医者さんには社会常識欠如する人多い”と発言。

常識ってなんだろうと考えさせられることが多い。大学は、教育と研究活動のために授業料をとり、国から補助金を出しているのに、投資によって多額の損失を出した時、その穴埋めは何で行うのだろうか。常識的には、運用者が自己資金で埋めるしかないと考えるが、違うだろうか。損保は、他の人の損失を保険でカバーすることをセールストークにしているが、自社には損害保険をかけていないのだろうか。麻生総理の発言、折角だから、ここで世の常識とは何かと議論を深めてもらいたいもの!

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11月18日(火) 人々が 社会作るは 安心のため 何かおかしい 今の日本

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悲惨な事件が起こる。さいたま市で、元厚生事務次官の山口剛彦氏夫妻が、玄関で刃物で殺されているのが見つかった。そして、この日の夜には、同元次官の吉原健二氏の妻が、やはり刃物で刺され、重傷。元厚生次官の連続テロの可能性が高いと、警察では厳重な警備と重点的な捜査体制に入る。

今、国では、安心・安全な国づくりといったことを掲げて、警察力の強化などを進めている。しかし、全ての国民を警護対象にすることは不可能である。また警察官だって、中には問題を引き起こす人も出てくるだろうから、警察官をただ増やせばいいという単純な話ではない。

そうなると、1人ひとりが自分の身を守る工夫をするしかない。報道の論点もそんな点を取り上げるものが多かった。しかし、人が社会を作るのは、相互に安心して生きるためではなかったか…。

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11月17日(月) 酔払い 撲滅指導の 警察官 逮捕と聞きて ただただ唖然

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内閣府がこの日、7月―9月期のGDP速報値を発表。物価変動を除く実質成長率が、前期比マイナス0.4%となり、2期連続マイナスが続いたことで、与謝野経済財政担当大臣は、景気後退を認めた。また、この日は、麻生・小沢両氏による代表会談が行われた。

しかし、ニュースの中心は、警視庁施設課管理官の警視が、酔っ払い運転で逮捕された事件である。聞いていると、この警視は、飲酒運転撲滅キャンペーンの責任者も以前にしていたとのこと。これでは、ブラックジョークである。

考えてみれば、経済を大きく動かす権限を十分に持たないのに、経済財政担当大臣と呼び、党内をコントロールする力のない人たちが、代表として与野党会談を行う。こんな実質と外見の異なることが、世の中に多すぎるのだと思う。

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11月16日(日) めぐみさん 拉致され既に 30余年 異質な国の 異常な現実

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横田めぐみさんが北朝鮮によって拉致されて、丁度31年を迎えると、テレビで報じられていた。当時、高校生だっためぐみさんが、強引・不当に親や故郷から引き離され、見も知らぬ土地で不自由な身として生きねばならなかったことを思うと、本当に胸が痛む。

それにしても、北朝鮮は、異質の国である。どんな乱暴な理屈でも、一部の権力者がそれを是とすれば、反論は許されない。全うな議論が成立しない。そんな国でも、利害を巡る取り引きならば、成り立つはずだと、6カ国協議が行われているが、この場でも、駄々っ子に振り回されているのと同じ状況である。

こんな国を相手にして、私たちに何が出来るのだろうか。この悲劇を前にして、いかに理不尽でも、現実を現実として考え抜いてゆかねばならないことが確かにあると思う。

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11月15日(土) 韓国は 一泊二日の 旅でした 世界は一つと 実感しました

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午前中、韓国の大学とその回りの街の様子を見ようと、延世大学を訪れ、その周辺を歩く。そこから、東大門市場へ行き、衣料品の市場を見て回る。韓国は経済面に問題を抱え始めていると聞いていたが、確かに通過ウォンは昨年の半分の価値である。市場の活気ももう一つかも知れないと感じる。
 
そこから、金浦空港へ、やはり地下鉄で向かう。そして、日本へ帰国。
 
この日は、アメリカで開かれた金融サミットが閉幕し、首脳宣言が発表された。地球社会の問題を議論する会議が、この頃は頻繁に開かれているが、考えてみれば、私も、隣国とは言え、韓国に1泊2日で、気軽に旅する時代。みんなの視野が広がり、人・物・カネが自在に動く時代には、もう一国だけでは問題解決が出来ないというのも当たり前と、妙に納得した次第。

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11月14日(金) 15年 姜代表の 頑張りで 日韓交流 その花が咲く

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朝、福岡空港から、韓国の仁川国際空港へ。そこから、鉄道と地下鉄を使って、ソウル市内へ移動。公共交通機関を使うと、人々の表情や服装を通し、国の様子がよく分かる。また、その話を韓国の人にすると、一様に驚いて、敬意を示して下さる。

午後2時頃、宿泊先のソウル・ガーデン・ホテル着。

それから、夜の会合の打ち合わせ。実は、私が昨年出版した“夢出せ!知恵出せ!元気出せ!”の本が韓国語に翻訳された。その出版記念会を、日韓文化交流センター15周年記念式典の中で行って頂けるということで、訪韓したものであった。合わせて、この場で韓国文化大賞の功労賞も授与された。

この式典は、歌あり、踊りあり、シャボン玉ショーありと、とても楽しいものであった。ここまで15年、文化交流センター代表の姜星財氏のふんばりで育ててきた活動である。心から敬意を表したい。

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11月13日(木) 朝東京 昼島原で 講演し 夜は福岡 あぁ龍馬の気分

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朝、羽田空港を発ち、長崎空港へ。この日夕刻より、島原市で学校栄養士の皆さんに対する講演を依頼されたのであった。折角の機会でもあり、また、この日は特段の公務も入っていなかったので、時間まで、長崎市内の県立歴史文化博物館と坂本龍馬が活躍した亀山社中を訪れたいと、まず長崎市へ。そして、島原市では、島原城と雲仙岳災害記念館を訪問。それから、講演会場へ。

講演は、学校栄養士の各地域の代表皆さんを相手にしたもので、聴衆約100名。子どもたちを健やかに育成する上に、心の健康も大切と、その面の取り組みをお願いするお話をする。

それから雲仙で夕食後、福岡へ随分の長旅。この日は、諸国を周遊した龍馬の気持ちになった一日であった。

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11月12日(水) 国民に 覚悟求める 政治には 中途半端が 最もよくない

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東京大学の安田講堂を会場にして、「平成20年度全国普及活動研究大会」が開催され、参加。東京大学農学部長の生源寺眞一教授の「日本の農業の再建と普及の役割」と題する講演を聞く。農業の現状の厳しさを痛感。私も、もっと知恵を出し努力をしてゆきたいと思う。
 
また、この日、かねてより話題になっていた定額給付金について、高額所得者がこの給付金を受け取るべきか否かの問題を、政府は、自治体判断にゆだねる方針を示した。それに対して、自治体側からは厳しい批判の声。国の政策として決めておいて、困難な部分は自治体任せというのは、確かに無理な話である。
 
これら2つの問題は、共に、政府の方針が揺らいでいるところに生まれている問題である。国民に覚悟を持って生きよと言うなら、政府は人気取りに中途半端にちょっかいを出してはならないと思う。

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11月11日(火) 震災が チャンスだと言う 知事発言 興味深いは 回りのコメント

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兵庫県の井戸俊三知事が、「関東大震災は、(関西には)チャンス」と語った言葉が大きな話題になっている。放言癖で有名な橋下・大阪府知事までが、「僕でもこの発言はヤバイと思った」と語っているのには、苦笑い。石原・東京都知事が「他人の不幸をチャンスと言うのは日本人の感性に合わない」と語っている辺りが、日本人全体の平均的な見方か。
 
この日、参議院の外交防衛委員会で、田母神俊雄・前自衛隊空幕長の参考人招致も行われた。この場で田母神氏は、論文コンテストで賞を受けた自らの主張について、「いささかも間違っていない」と語ったそうだ。
 
共に、言葉・文章表現を巡る問題であったが、何とも軽い。こんな言葉は、一瞬問題になった後には、たちまち消えてゆくのだろう。言葉が質量を失ってきている。だから、簡単に動く。もっと言葉に質量を与えられないものだろうかと思う。

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11月10日(月) アメリカは なりふり構わぬ 賭けに出た 今大事なのは 長期戦略???

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地元で、住民票の現住所変更等、諸手続を終えてから、JRで上京。
 
この日のニュースで関心を引いたのが、アメリカ政府とFRBが、大手保険会社のAIGに対して、日本円で約4兆円に及ぶ資本注入を行うと発表したこと。このような措置をとるのは初めてのことである。いよいよアメリカは、なりふり構わずに、金融危機拡大を防止する手を打ってき始めたということである。
 
しかし、今後、アメリカの実体経済が更に悪化すると、金融機関の抱える不良債権はまた増大をしてくる。また、失業者が増加して、その対応に政府資金を投入しなくてはならなくなる。これら財政負担に、アメリカ政府はどう対処してゆくのだろう。ドル札の増刷に走ると、ドルの価値が低下する上に、国際社会での信頼を失うことになる。ひょっとすると、円を基軸通貨にと言っていた10年余り前の話がこれから現実になるのかも知れないと思う。

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11月9日(日) 総額で 60兆もの 対策を 打ち出す中国 我が荷を連想!

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この日も引っ越し荷物の整理。山積みになっていたダンボールを片付けながら、ようやく通路だけ確保する。これだけの荷物があると、整理にはまだ相当の時間とエネルギーが必要。更に、これから衆議院解散となると、東京の荷物がこの上に加わることになる。急いで処置してゆかなくてはならない。
 
ニュースを見ていると、中国が、景気対策として、総額約60兆円規模の政策方針を発表したと報じていた。中国のことだから、少し割り引いて考えなくてはならないと思うが、それにしても、大した金額である。
 
ふと、私の家に積み上がるダンボール箱を思った。中国にはこの20年間、経済成長を旗印にひたすら進んできた。その結果、多くの問題が積み上がってしまっているのだろう。そして、この際に、その整理を一気にと考えているのだろうか。

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11月8日(土) シベリアの 永久凍土に 隠された マンモス想い 荷ほどきする

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前日やり終えられなかった引っ越し荷物の移動を行い、夕刻より、荷ほどきを始める。

私は、これまで約四半世紀、政治の道で生きてきたが、その間ほとんど自分の生活を顧みることが無かった。だから、正直なところ、どこに何がどう納められているかも知らなかったし、関心も無かった。

シベリアのツンドラ地域の永久凍土の中に、私の生活があったと言っていい。それだけに、今回の荷ほどきは、私だけでやると心に決めていた。そうであればこそ、何を所有しているかが把握でき、同時に不要品の整理が出来るからである。
 
そんな気持ちで、山積みのダンボール箱に立ち向かう。時々懐かしい品物や文章に出会い、昔を思い起こすと同時に、思いが新たになるのが楽しい。

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11月7日(金) 日常に 見ているものは ごく一部 引っ越しすると 全てが見える

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自宅と事務所の引っ越し。本や書類、生活用品等、普段は、納まるべきところに納まっているので、大した量ではないように思っていたが、いざそれらを引っ越しのために動かそうとすると、とんでもない量であることに驚く。特に、本や書類の量が半端なものではなくて、結局、この日一日で荷物の移動を終える予定であったのだが、翌日に繰り越すことになる。

そこで教訓。何でも同様であるが、私たちが普段眺めているものは、物事のほんの一部、特に表面だけに過ぎず、全体を移動させようとして初めて、その全体像が現れてくる。物事全体を捉えて、新しい発想を得ようとすれば、時に、大移動が大切。これは物だけでなく、私たちの頭の中や心の中においても同様である。

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11月6日(木) この国の 課題克服 その道は 自律の意志と 調和の回復

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朝、羽田空港を発ち、松山空港へ。午前10時半から、東温市にある愛媛大学医学部における教養授業での講義であった。

テーマは「上医は社会を医す」。体の病気だけ治す医者はまだ駆け出しで、患者の心まで話せるようになって中レベル。上位になると、社会までも治すことが出来るという言葉である。

これから自分の人生を医者として切り拓いてゆく若者たちに対して、夢・知恵・元気を抱くことの大切さを語った。そして、現代社会の抱える諸問題とは、社会がバランスと調和を失った中で生じている病気であり、その病を直すためには、社会全体のバランスと調和を回復することの重要さを語りかけたのである。

ここには真剣に話を聞く青年たちの姿があった。この国の良識はまだ崩れてはいないのだと思った。

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11月5日(水) アメリカの 八方塞がり 打開する リーダーたるか オバマ氏当選

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アメリカ大統領選挙の日(アメリカでは4日)。民主党のバラク・オバマ上院議員(47)が、3分の2に及ぶ圧倒的多数の選挙人を獲得して、当選。

その勝利宣言。「この選挙で私たちが起こした行動により、米国に変革の時が来た」と語ると同時に、今後の道のりの厳しさに触れた上で、「しかし、それが出来ないという人たちに出会ったら、『Yes, We Can!』と答えてやろう」と呼びかけた。

今、アメリカは、多くの困難の中に置かれている。政治・経済・軍事、長い間世界をリードしてきた様々な分野で行き詰まりが見られ、それが、アメリカ国民のリーダー不信に繋がっているという。そして、それが既成の価値観や仕組みを越えた政治を提唱するオバマ氏の支持を生み出したと思う。今後の展開を注目してゆきたいと思う。

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11月4日(火) 音楽の 世界のバブル しぼみけり 小室逮捕と 聞きて感じる

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作曲家の小室哲哉氏が、詐欺容疑で逮捕され、ニュース番組は、この問題一色になる。何でも、自分の作品の著作権を譲り渡すと言って、5億円を騙し取ったということのようだ。

しかし、この大騒ぎを見ていて、何か空しい。この事件をこんなに大きく取り上げて、日本社会に何かの意味があるのだろうか。私は、元々、小室氏の歌には、魂をほとんど感じていなかった。表面的な心地良さだけの歌だと思っていた。そして、そんな歌が、長く人の心に残り続ける歌だとは思わなかったので、ほとんど何の興味も関心もなかった。ただ一陣の爽やかな風に過ぎないという印象であった。

だから、逮捕と聞いても、ああそうですかというだけのこと…。1つのバブルが、時の流れの中心でしぼんでいったんだなというのが率直な印象である。

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11月3日(月) 功為りて 名遂げし人の 授賞式 されどいささか 重い雰囲気

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愛媛県庁で、平成20年度愛媛県功労賞の授賞式。

今回の受賞者は、渦潮電気の会長の小田道人司さん、南海放送の元会長の土居俊夫さん、そして、元愛媛県副知事の矢野順意さんの3氏であった。各々、私のよく知っている方々であったので、参列し、お祝いを述べる。

これらの方々は、功成り、名を遂げた方々である。その山や谷の多い道のりを力強く生き抜き、社会に尽くしてこられた人生に、心から敬意を捧げ感謝申し上げたい。

しかし、気になったのは、受賞者の表情に、人生を生き抜いてきた満足感のようなものが余り感じられなかったことである。このような方々にも、この時代の風は冷たく厳しいところがあるのだろうかと、勝手な想像。

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11月2日(日) 人気とは 過ぎゆく風に よく似てる 確かにあるが 手につかめない

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フランク永井が死去と報じられる。私の子ども時代、「有楽町で会いましょう」など、“低音の魅力”で、一世を風靡した歌手である。随分長い間、テレビにも登場することがなくて、すっかり忘れていたが、改めてテレビから流れてくる歌を聞いていると、とても懐かしい気持ちになる。

もう一つ、プロゴルファーの石川遼が、今年プロとなって、初めてプロツアーで優勝。本人は涙ぐみつつ、インタビューに応じていた。これでまた人気沸騰となるのだろうか。

人気の中を生きる人生ということを思う。勿論、実力を備えての人気ではあろうが、それでも、こんな中で生きる人生は、他方に大きな空虚さを持ちつつ歩んでいるのだろうと思う。このような人たちは、どこに人生を生きる実感を抱いているのだろうかと思う。

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11月1日(土) サムライは 飯は食わねど 高楊子 不景気しのぐ 知恵や無からん

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11月になる。木々もその葉の色を変え、秋の訪れを知らせてくれている。

これから段々と寒さ厳しい冬に入っていくことになるのだなと、つい身構えてしまう。

テレビや新聞では、日本社会も厳しい季節に入ることを予感させられるニュースが流されている。景気が後退期に入り、大学生の就職内定者も、その内定が取り消されるケースが生まれているという。また、中小企業者への調査では、23%の企業が、派遣社員を切る意向であるとの報道もなされていた。

経済は、日本社会を支えている最も大きな礎石である。それが不振となると、日本全体が厳しい時代に入ってゆくことになる。金の代わりに知恵を出す時代が、いよいよこれから始まることになりそうだ。

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