1月31日(土) 切に願う 早く自由の 身となるを 夢は一面 百花繚乱
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この日の夜は、「外交懇話会」での講演。この「外交懇話会」というのは、在京の各国大使館の職員を中心に、共に様々な分野の官僚や政治関係者が集って、勉強をしている会である。元々は外務大臣を務められた中山太郎先生が提唱されて始められた会とのことであった。
テーマは、「在野の政治家として、四国から日本の国を救う」。日本の政治が混迷状況にある中で、あえて現実現場の草の根の力に、この国を救う道を見出したいという私の主張に、少し首をかしげつつも、最終的に質問して下さる方々が多かった。
恐らく、今の日本政治は、既成の考え方の中で、その出口を見出せないのではないか。そんな意識が様々な人に広がってゆきつつあることを感じたのであった。
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日本・パレスチナ友好議員連盟総会。この冒頭、この会長職を小池百合子代議士に移譲し、その責任を終える。夕刻は、「永田町人間学講座」。この日のテーマは、「佐藤一斎」。言志四録の言葉を取り上げて講じる。夜は、ブルガリアの大統領をお迎えしてのレセプションに参加、知り合いの方々と言葉を交わす。その他、いくつかの部会や本会議も開かれる。
政治家をしていると、一日中、あれやこれやと仕事が入ってきて、忙しい。しかし、振り返って、これが一番大事だっただろうということを考え始めると、実は、そんなに大事なことがあるわけじゃんい。少なくとも、自分の発意し、自ら情熱を注いで取り組むこと以外は、大した意味がない。そんな気がする。
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今日も、日本経済の不振を伝える報道が多い。例えば、野村證券の最終赤字が、約3500億円に及びそうだ。日本航空が案じの12路線を廃止。減便する方針だ…etc。
この暫く、ずっとこの種の報道に接しているから、もう驚きもしないが、それでも、一体何なんだと思う。経済とは生きものであり、変化を常とする。経営とは、その変化にうまく対応し、自らの恒常性を保ち、生命を維持すると共に、その生を輝かしめるにある。今、経営者は、この変化は想定外だと語り、それで済ませようとしているが、何故、その想定への誤りを論じようとしないのか、不思議である。要するに、十分考えていなかったということではないか。
日本社会も、「背に腹は替えられぬ」などといった簡単に理解する。本当にそうだろうか。
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麻生内閣のこの週末調査に基づく支持率が発表される。ついに、20%を割り込み、19%であった。また、不支持率は76%に達していると言う。私自身が、回りの人たちからの声を聞いていても、内閣のみならず、日本政治への不信や不満の声が多い。
一体何が起きているのだろうかと思う。国民との共感を失った政治は、もう既に魂を失った形だけの営みに過ぎない。私は、この基本的問題は3つだと思う。1つは、大きな時代潮流の変化に対して、日本政治が毅然と挑戦をしていないこと。2つは、国民へ現実問題に誠心誠意向き合っていないこと、3つは、政治の世界で本気で人を育てる営みが行われていないことである。これら全て、とんでもなく大きな仕事である。しかし、私は、この解答を求めて、これから在野での活動に入ってゆこうとしているのである。
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昨日に続き、今日も雪。山際にある私の自宅あたりは、3㎝くらいの積雪。あたり一面が真っ白である。地球の半径6370㎞の表面部分、僅か3㎝だけが変わると、地球全体の印象がこんなに変わるものかと思う、不思議な気持ちである。世の中のこと、大体こんなことかも知れないと妙に納得。
この日は、娘の大学進学を巡って、高校での面接。私の娘は、父親に似たところがあって、あえて困難に挑戦することを好む傾向がある。人生は、結果が全てではない。そのプロセスでいかに自分の信じるところで力を尽くし、その生を輝かせるかということが大切であると信じている。表面だけ着飾ってみても仕方がない。
目の前の雪景色を見ながら、地球は何をその奥に秘めているのかと考えた次第。
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アメリカのオバマ大統領が、キューバのグアンタナモ米海軍基地のテロ容疑者収容施設を1年以来に閉鎖する大統領令を出したと報じられる。3日前に就任した雄花大統領が、いよいよ本格的に仕事に取りかかったようである。これからが正念場である。
選挙とは、ある意味で表面の真実やイメージを競い合う傾向が強い。お祭りに例えられるのも、そのせいだろう。しかし、政治は違う。国会意志を決めて、反対者がいてもそれを遂行する仕事である。オバマ大統領の場合、八方に気配りをするタイプであり、また、そんな主張をこれまで繰り広げてきた。そんな政治家が、一つの決定を下し、他の主張をする人を切り捨てる時、そこに、どんな反応が生まれてくるのだろう。興味深いと共に前途の厳しさを推察する次第である。
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拓殖大学の甲斐ゼミ学生20名が永田町にやってくる。そして、防衛省、国会議事堂の視察の後に、私との懇談会。
最近の若い人は、恐い物知らずとよく言われるが、そうは言っても、まだ20歳前後の大学生。採取、肩の力を抜いて頂く意味も込めて、各々から自己紹介を兼ねた発言をして頂いてから、私の話。そもそも政治とは何であるかという話に始まり、今回、次期選挙に出馬せず、在野の政治家を目指す思いを語りかけた。マスコミを通して政治を眺めてきた学生にとっては、あまりにストレートであり過ぎて、私の言葉を少し劇薬となったかも知れない。しかし、時代は混迷の時。時代・社ヵいの見方が厳しく問われている時であり、ここで一つのショックを与えておくことも良いだろう…などと少し気楽なことを思う。
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イスラエルがガザ地区から地上部隊の撤退を完了したと報じられる。ここに至るまで、パレスチナ人には、1000名を超える大きな犠牲が出た。一体、何の意味を持つ戦いだったのかと思う。
一方、この日の夕刻は、恒例の「永田町人間学講座」。この日のテーマは、藤田東湖。幕末期、水戸学の中心的学者である。全国各地の志士たちを勇気づけ、彼らの理論武装に大きな力となった人物である。彼が主唱した水戸学は、尊皇攘夷を足場とするものであり、あの戊辰戦争の中で、日本の国を分断する激烈な争いを避け、新政府への円滑な流れを作ったのは、まさにこの教えであったと思う。1人の人物の存在の大きさを思うと同時に、中東には、こんな人がいないのかと考えた次第。
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オバマ・アメリカ大統領の就任式。世界的に注目されている式典であり、私もテレビでその実況中継を見る。特に、就任演説。こんな言葉が耳に残った。
「私たちが危機のただ中にあることはご存知の通りです。私たちの国は今、世界拾で暴力と憎しみを駆り立てている勢力と戦争をしています。経済はひどく弱っています。それは、一部の人々の強欲と無責任の結果であると共に、私たちみんなが厳しい決断を避け、新しい時代への備えを怠ってきたからでもあります」
「今日が始まりです。私たちは立ち上がって元気を取り戻し、体からホコリを払い落として、アメリカ再建という仕事に再び取りかからなければなりません」
「私たちに今必要とされているのは、新しい責任の時代です」
オバマ大統領の理想が、実現ほ向けて動くことを期待する次第である。
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自民党・民衆党両党が、各々の党大会を開催。
私も、高輪プリンスホテルで例年の陽に開かれた大会に参加。
その後、少し時間があったので、散歩がてら泉岳寺の四十七士の墓参り。そして、田町駅前の「西郷・勝会見の地」訪問等を行う。
考えてみれば、東京は、かつて江戸であった。もう江戸時代は歴史の遙か彼方のことと思いがちであるが、「東京」になったのは、ほんの140年余前のことである。訪ねようとすれば、いくらでもその史跡である。加えて、日本古来の心を取り戻す議論も盛んである。ならば、その直近の時代はやはり江戸時代。
私も、これから時間を見つけて、この江戸時代の史跡を訪ねつつ、日本人の心に迫ってみたいと考えた次第。
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終日、デスクワーク。OAK・TREE2月号の本文、その他の執筆や、翌週の会合の準備。書類整理。夕刻より、映画「禅」を見に行く。曹洞宗の開祖・道元禅師の生涯を描き出した映画である。
実は、私は、若い頃から、禅に関心を抱いていた。この世の真理を理論ではなく、悟りという体感によって把握してゆこうとする姿勢に、何らかの可能性を感じ取っていたということだろう。道元の「正法眼蔵」も、少しは読んだ。理論で構成された本ではないので、すぐには分からない。しかし、時を経て、様々な体験をする中で、少しずつ分かってき始めたことがある。これは理屈ではないから、軽薄な理屈で否定されることがない。それがいい。目の前の風に振り回されることなく、心静かに生きる足場となるものである。有難いことだと思う。
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ニューヨークのハドソン川に旅客機が不時着したが、使者・重傷者が一人もいなかったことを奇跡とテレビが報じている。その状況を聞いていると、旅客機が離陸の直後に、2つのエンジンに鳥を吸い込み、推力を失ってしまったとのことである。そこで、他の空港への不時着を考えたが、とてもそこに辿り着ける高度ではなかったので、機長は、即時、ハドソン川への不時着を決断したとのことであった。寒さ厳しい時のことでもあり、少しでも問題があれば、こんな全員救助とはならなかっただろうと思う。
この映像を見ながら、私は、現在の世界を思った。旅客機「地球号」は、まさにトラブル続きである。経済というエンジンも不調である。一体誰がこの事態の中で無事不時着をさせることが出来るのだろう…。
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午前10時、日本・パレスチナ友好議員連盟。シアム駐日代表部大使より、年末来のパレスチナ情勢についてお話をお聞かせ頂く。イスラエル占領下のパレスチナの悲惨さを改めて感じた。
その後、原宿にある日本看護協会本部を訪ねて、ロボットにかんする看護・介護問題への取り組みを提案する。役員皆さんが集まって下さっていて、一定の理解を得たと思う。
更にその後、来客応対、本会議等があり、夜は、外務省において、官僚皆さんとの勉強会。私が考えるところの外交の基本思想と、人間の森文明の考え方を語る。
今、人類社会は、大きな潮流の中に置かれていると思う。その巨大さに対して、私自身のあまりに小さな存在。その葛藤はあるが、それでも、現実に妥協するのではなく、力を尽くして挑戦してゆきたい。私の中で全宇宙が宿っている実感と共に。
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正午から、東京北の丸公園内にある武道館にて、稽古始めの式典。全国から各種武道団体の方々が集まり、武道精神の確認とこの1年間の精進を誓う合うものである。日本精神をいかに現代に展開すべきか考える。
その後、国会事務所の整理を行ったり、執筆を行い、それから向かったのが、映画。キューバ革命をリードした、チェ・ゲバラのキューバ革命実現までの人生を描いた「チェ 28歳の革命」であった。とてもリアルにその歩みを描き出した映画であった。帰りに購入したパンフレットの中には、こんな言葉があった。
「硬直したイデオロギーら捕らわれることなく、収奪されるものへの愛と、収奪するものへの怒りを武器に、どこまでも革命への理想を追求した真の革命家」と。
考えさせられることの多い映画であった。
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橿樹舎に、1つアイデア作品を製作…とは言っても、移動式のキャスター付ラックに、照明装置を取りつけたというだけのものである。
橿樹舎の“フォレストルーム”は27畳もあり、とても広い。そこで、この部屋での日常活動に必要とされるものを、移動式のラックに集約したというものである。そしてついでに、大型のシーリングライトを取りつけて、夜間の作業やの読書時に手元を明るく照らせるようにもした。つまり、この移動式ラックを私の近くに置いておけば、大体の仕事がそれで出来るというものである。デザインもなかなかと自己満足。
大したアイデアではないが、それでも色々と創意工夫していると面白くなり、3時間くらいの時間を製作に要したと思う。技術者魂が思い起こされた時間であった。
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新年になって初の「永田町人間学講座」。テーマは、今年は行動の年という私自身の思いも込めて「西郷隆盛」。「南洲翁遺訓」を中心として、西郷の人生と思想を語る。恐らく今年は、日本政治にとっても、日本社会にとっても、激動の1年になると思われる。「人を相手とせず天を相手とせよ」との西郷の信念を胸に抱く。
この日には、ソマリアで拉致されていた赤羽桂子さんが無事解放されたという報道もなされていた。本当に良かったと思う。この中東地域の混乱振りを思う時、もし、140余年前、日本に西郷いなくば日本もこんなふうになっていたかも知れないと思う。西郷の偉大さを改めて思い、この西郷の思想を中東地域に伝えたいものと考えた次第であった。
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朝の飛行機で上京。第171通常国会の一連の開会行事が行われる。また、この日は、石油連盟、日本レコード協会の新年会も開かれ、参加する。新年が本格始動である。
この平成21年という年は、必ず衆議院議員選挙が行われる年である。そして、高い確率で、自民党が政権の座を離れることになる年でもある。恐らく、日本政治は今まで以上に大きな混乱に陥るだろう。
今日この日の開会行事は、別段の混乱もなく粛々と進行していた。嵐の前の静けさと言うべきものだろう。平成の名に込められた祈りが、その成人の年齢になったわけであるが、名と逆の動きになることが予想される。せめて、この混乱が、次の新しい秩序を作り上げるための母胎となることを切に願わざるを得ない。
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昨年一年間、国内で死亡した日本人は推計で114万3000人となり、資料が残っている1947年以降では最多であったそうだ。(厚生労働省「人口動態統計」)。一方、出生数は前年と余り変化なし。その結果、人口は5万人減少となった。いまいる日本の国は、これから本格的な人口減少社会となりそうだ。
その一方でテレビがメインで報道するのは、年越し派遣村の話題。300人が集まったということである。
日本社会は、人口減少に加え、高齢化が急速に進展し、これから先は、労働力不足社会となる懸念が強まっている。その中で、過剰労働者の首切りが大きな問題とは、何かがおかしい。これは、経営者の意識の問題か、社会の仕組みの問題か、それとも経済理論の問題か、早速に考えるべきテーマである。
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