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2月28日(土) 橿樹舎は 植えて四月の 芽吹きかな 大樹夢見て 動き出すなり

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地元のアカデミック・デー。
 
今回は、四国人間論ゼミもOAK・TREEフォレストも橿樹舎のフォレストルームを使って開催した。昨年11月に引っ越しをして、既に4ヶ月。地元に戻るたびに精力的に片付けを行ってきた。そして、ようやく迎えたこの会合開催であった。
 
とは言え、午後の会合開催直前まで、片付けを続けねばならなかった。しかも、直前でも片付けが間に合わず、少し早めに来てくれた人たちに、片付けと掃除を手伝って頂いた。そうして、ようやく開会。しかし、椅子が足らなくて、ダンボール箱の上に腰掛けて頂く人もいて、失礼なことになってしまった。
 
ともかくも、橿樹舎が動き始めることになった。3月中に更に整理を進めて、4月からは、まず本来の4分の1のパワーで稼働することにしたいと考える。

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2月27日(金) 捻れるは 単に戦術 だけのこと アッサリ本日 予算が通過

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午後3時から、衆議院本会議。平成21年度本予算が審議され、可決。衆議院を通過した。これで予算は、1ヶ月後までに参議院で審議未了ならば、衆議院の議決が優先されることになっているので、年度内成立が確実となった。これで、この通常国会の1つの山場を越えたことになる。
 
ホッと安堵すると同時に、ここまで捻れて、出口が見えにくかった国会審議とは、一体何だったのだろうと思う。国家や国民に対する強い責任感と祈りから行われてきた国会運営ではなく、姑息な戦術レベルの問題で振り回されてきたに過ぎないのではないか。そんなに思うと、空しくて仕方がなかった。
 
くだらない争いをしている、その奥では、この国が崩れつつある。そんな危機にもっと早く気が付かなくてはならないのではないだろうか。

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2月26日(木) 文化には 根ッ子を担う 力あり 国も最後は 文化が動かす

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朝、娘を受験会場へ送り出した後、東京へ戻る。幾つかの会合に出席。

特筆すべき1つは、「次世代ロボット共通プラットフォーム技術の確立」をテーマとしたシンポジウム。日本のロボット技術を総合化し、生活領域にロボットを展開するために、各省庁が連携して取り組んでいるプロジェクトの発表会であった。そこで、私からは、いよいよニーズ・プルの時代となったという認識を示し、日本人の生活文化の下で、生活ロボットの早期実現をと、進軍ラッパを吹いたのであった。

もう1つは、狂言師の野村萬氏の文化功労賞の祝賀会。野村さんの活躍振りをプロジェクターで観ながらのトークショーや、94歳のチェロ奏者の演奏などもあった。

文化は国家の根源的な力とよく言われるが、まさにその通りと感じた次第。

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2月25日(水) 京都には 覗けど見えぬ 淵がある 娘よここで 無限を学べ

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娘を受験会場に送り出してから、私は京都の寺社参り。吉田神社、三十三間堂、北野天満宮等、娘の合格祈願と観光を兼ね合わせた形。その間に、京都で活動する何人かの方々にもお会いをした。

京都は、奥深さのあるまちである。1200年余り、日本の中心を担ってきた地域だけに、一筋縄ではいかないものを持っているまちだ。人間関係もそうだし、文化や祭りなどもそうである。

娘には、若い時代に、こんな奥深さのあるところで、学んで欲しいという気持ちがある。それはすぐに役立つものではないだろう。直近の結果を求めると、逆にマイナスになることもあるかも知れない。しかし、それでいいのである。この軽薄な世相に合わせて、要領よく生きる必要などはない。もっと真実を求め、無限遠を求め続ける人間であって欲しいと願うからだ。

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2月24日(火) 頑張れよ 娘よ娘 父さんは 楽しい苦労を 願っているんだ

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私の一人娘が大学受験。私は、この娘が生まれる前から政治の仕事をしてきた関係で、普段は別居。地元に戻っている時も、様々な仕事があって、なかなか十分に相手になってやることが出来ず、娘には随分寂しい思いをさせてしまったのではないかと思っている。そこで、この人生の方向を決める大事な時に、出来るだけ近くにいてやろうと、受験地に行き、大学の事前見学、夕食等を共にした。父親としてのささやかな愛情表現である。親バカだと思う。

私は、娘には、「楽しく努力せよ」と語りかけている。受験勉強は苦しいところもあるだろう。しかし、苦しみの袋小路に入り込んでしまってはならない。自己成長や未来への希望といった楽しみを常に胸に抱く努力でなくてはならない。そんな思いが、娘に少しは伝わっただろうかと思う。

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2月23日(月) 日本の 映画賞より アカデミー 一体何が この落差なの?

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映画界の最高の賞とされるアカデミー賞が発表される。最も優れた映画に与えられる作品賞は、「スラムドック & ミリオネア」。そして今回は、日本の作品から、外国語作品賞に「おくりびと」。短編アニメーション賞には「つみきのいえ」が選ばれた。日本人作品が2つ同時に選ばれたのは初めてと、テレビではトップニュースである。

しかし、と考える。日本にも色々な賞があるが、ならば国際的に高い評価があり、このアカデミー賞のように大きな話題になるものがあるかと言えば、残念ながら聞いたことがない。一体何が問題なのだろう。日本という国の情報発信力の弱さだろうか。こんなことも、一度きちんと考えなくてはならないのではないだろうかと思う。

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2月22日(日) 映画とは 未知の世界の 教育者 凝縮時間の 擬似体験だ

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この日も、ほぼ終日、OAK・TREE誌の執筆・修正と書類整理。

夕刻より、映画を見に行く。この日に観たのは「チェンジリング」。子供を誘拐された母親が、その子供を探し続ける。その中で、違う子供を押しつけて事件解決とする警察に対して、その女性が精神病院に入れられたりしながらも屈することなく闘い続けてゆくというドラマであった。権力を持つ官の世界との闘いだけに、私自身の問題としても考えさせられることが多くあった。

映画とは、基本的に非日常的世界を描き出すものである。それだけに、自分自身で体験出来ないことを、約2時間という短い時間の間に疑似体験することが出来る。良い映画に出会った時は、知的好奇心も満足させられる、とても有意義な時間だ。時間を見つけては、今後も、映画に触れる時間を大切にしたいと思う。

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2月21日(土) 良い仕事 スキ間時間の 活用と ゴール間際の 全力疾走!

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OAK・TREE誌3月号の作業がピーク。この日1日で、イラ短マラソンの文章やイラストを一気に書き上げる。また、本文も、原稿なしの音声入力で作り上げる。その他、文章修正や小さなコラム風の文章なども書き上げる。

OAK・TREE誌を初めてお会いする方にお渡しすると、大体反応はよく似ていて、最初は、「ほ~、こんな大部のものを作っているのですか」と驚きを示し、それから暫くすると、「しかし、政治家の仕事が忙しい中で、よくもこれだけのものを作りますね」と、私がどんなして作っているのか、訝しげに問いかけてくるのである。

その答えは、まずスキ間時間のフル活用。自由な時間があると、そこで少しずつ書き溜めておくのである。そして、もう一点は、出稿前の全力疾走。ここが勝負と、一気にゴールまで駆け抜けるということである。

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2月20日(金) 新世紀 久しく続く 地球たれ 世界の平和 願う大使なり

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駐日・イラン大使のセイエド・アッバス・アラグチ氏が、私の議員会館の部屋を訪ねて下さる。私が少し前まで、日本・パレスチナ友好議員連盟の会長を務めていて、アラブ問題に深い理解と強い関心を抱いていると聞いて訪ねたのだとのことであった。

話をする内に、話題が私の提唱する「人間の森文明」に。イランの指導部が提唱する「文明間の対話」にも、この議論が一つの材料になるのではないかと、私の著書をプレゼントしたところ、アラビア語に翻訳して本国政府にそれを届けて頂けるとのこと。私が長く提唱してきた文明論が、この出会いから新しい展開を生み出すことになるかも知れないと感じた次第。

今日のイラ短は、この時に大使にプレゼントしたものである。

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2月19日(木) 異常だけ 大きく報じる マスコミが 平凡な目を 狂わせている!

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流氷が網走に初漂着。暖冬のせいか、観測史上2番目に遅い着氷とのことである。また、マンション販売も低調であり、16年ぶりの低水準らしい。更に、日産が中途採用を一気にゼロにすると発表があったとの報道も。

ふと思う…テレビでは、いつも極端な事例ばかりが紹介されるのであるが、これらは社会全体からすると、果たしてどれくらい意味のあることなのだろうかと。恐らく、その答えは、限りなくゼロに近いものだろう。しかし、大きく報じられることで、あたかも多くの人が共有すべき社会現象ででもあるかのように誤解をしてしまいがちである。多くの人たちにとって、大きな割合を占めている日常の平凡な生活よりも、極小の異常なことが強く意識されるこの頃の世相。少し気になって仕方がない。

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2月18日(水) ヒルティに 初めて触れて 40年 波紋は大きく 広がりにけり

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永田町人間学講座。テーマは、「カール・ヒルティの幸福論」。

私が最初にカール・ヒルティの名前に触れたのは、中学生の時である。当時在学していた愛光学園の田中忠夫校長が、よく講話の中で、ヒルティの本を読むようにと語っておられたのがきっかけであった。その後、『幸福論』や『眠られぬ夜のために』など、ヒルティの本を読んだ。そして、10年くらい前にスイスを訪れた時も、ヒルティに関係する史跡が無いかと探してみたが、残念ながら、スイスの人自身がヒルティを知らないのに驚いたことがあった。

そんな思い出もあったので、万感を込めてお話した。その思いが参加者にも伝わったようである。“幸福”という問題をこれから更に掘り下げてゆきたいと思う。

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2月17日(火) 与党とか 野党を越える 共感を 作り上げたし 日本政治に

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「週刊朝日」で、花粉症問題を取り上げたいとのことで、記者が私の部屋に来られる。これまでのハクション議員連盟の取り組みや、今後の活動の考え方などをご説明申し上げる。しかし、この話の中で、この記者が、単に花粉症問題だけに関心を持っておられるというのではないようなので、人間学講座についても、ご紹介をした。つまり、これからの日本政治は、与党・野党に関わらず、この激動の時代を乗り越え、新しい時代を切り拓くためには、人間の生き方に強い関心を抱き、広い共感を作り上げてゆくことが大切だということだ。関心を示されたので、参加してはと、案内状を渡す。

これからの日本政治には、根深いところの共感が必要。中川財務大臣が辞任をしたが、こんなことで空騒ぎする永田町を見る度に痛感することである。

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2月16日(月) 酔払い 会見批判の 財務相 弱り目崇り目 麻生政権

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テレビの話題は、中川財務金融大臣が、国際的な財務大臣会合後の記者会見で、ろれつの回らない喋り方をした問題一色である。余程深酒をしてしまったのか。…本人は薬を大量に飲んでいたせいだと語っているが、その説明には少し無理がある気がする。

私は、中川大臣の様子を見ながら、それだけ酒を飲んでも、自分が記者会見対応をしなくてはならないという責任感のなせることだという気がしたが、報道の論調には、全くそんな視点はなく、いつものことであるが、ワンパターンの報道。それが、この国のメディアの特色ということか。

麻生内閣の支持率調査は、1桁台の結果もあったようだ。弱り目に祟り目とはこんなことをいうのだろうか。それにしても、テレビというのは恐いメディアだと思った。

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2月15日(日) 人生で 25才が 節目なり OAKの運動 今年が節目

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終日、橿樹舎の整理。この日特筆すべきは、いよいよOAK・TREE誌バックナンバーの整理に手をつけたことである。

このOAK・TREE誌は、昭和59年4月に創刊であり、この春で満25年を迎えることになる。号数も、300号に近くなった。

私の人生で25歳の春と言えば、松下政経塾に入塾した年である。それまでエンジニアとして、学問・研究の世界で生きてきた人生から、政治分野に大きく舵を切った年齢であった。ならば、OAK・TREE運動にとっても、この春は大きな節目の時となるはずである。

バックナンバーの量たるや、半端なものではない。これらバックナンバー誌を、今後、運動の語り部として活用してゆくことにしよう。ただ、整理を終えるには、まだまだ膨大な時間が必要だ。

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2月14日(土) 学問は 自分のために 為せるもの そこで…1人に対して 全力講義

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地元活動日。午前11時から元・地元市議の叙勲祝賀会。そして、午後1時から、ヤング・リーフ・ハウスで四国人間論ゼミ。テーマは、「後藤新平の人生と壮大なビジョン」。実は、一月末に開催を予定していたテーマであったが、当日が雪であったため、この日に延期をしたものであった。そのせいか、参加者は一人だけ。その一人に対して、心を尽くして話をする。

考えてみれば、この人間論ゼミは誰のために開いているのかと言えば、私自身のためである。「学問は自分のためにせよ」という言葉があるが、何よりも自分が成長するためにこそ、学ぶのである。だとすれば、参加者が何人であるかということは問題ではなく、真剣に話を聞いて頂ける人ならば、そして、有意義な意見交換が出来るのであれば、参加者が一人だからと手を抜くわけではない。

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2月13日(金) 列島に 春一番が 吹ける日は 永田町にも 小泉台風

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日本列島全体で、春一番が吹く。それに合わせて、スギ花粉も飛散し始めたようであり、これから花粉症患者にとっては辛い季節の始まりである。

一方、永田町では、小泉元総理の「麻生総理による郵政民営化問題見直し発言は、怒るというよりも笑っちゃう」と昨日語った言葉が、大きな風を起こしている。この発言が、麻生政権の支持率低下に伴い、自分の選挙情勢の厳しさを肌に感じる議員たちの不平不満に火をつけて、大きく燃え広がらせる火となるや否や。

それにしても、最近、政治が感覚的になり過ぎている。この頃は、日本政治も、天気予報と変わらないレベルのものとなってしまったかと少し寂しく思う。

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2月12日(木) 危機こそが 人を育む その人が 歴史を作る あぁそうなんだ…!

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この日の永田町人間学講座のテーマは、「橋本左内の人生と思想」。橋本左内とは、幕末期の、越前藩の志士である。僅か26歳という年齢で、安政の大獄の時に刑死。しかし、その短い人生の中で、藤田東湖、佐久間象山など、当時一流の人たちと交流し、名を天下に轟かせていたという。松平春嶽公を補佐して、国家の基本指針を示し、運動を画策した男である。

その左内が15歳の時に書き著したのが、『啓発録』。今、私自身が読んでも感じるところの多い本を、こんな年齢で書くとは、勿論本人の天性もあるだろうが、同時に、時代がこんな天才を生み出すということでもあろう。

ふと、「危機は人を作る。そして人は歴史を作る」という京都霊山歴史館の入り口の言葉を思い出したのである。

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2月11日(水) 宮参り 揮毫に戈と 書きにけり 武士の心に 啓示下れり

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朝から茨城県の鹿嶋市へ行く。この地は、鹿島アントラーズの本拠地として知られているが、歴史的には、武の神を祀る鹿島神宮のあるまちである。

実は、この地に武士道協会の活動に熱心なグループがあり、建国記念の日にあたり、「鹿島に武士道を広める会」を開催したいので、講師として来て欲しいと依頼を受けて訪問をしたものであった。

まず鹿島神宮参拝。歴史と伝統ある神宮だけに、荘厳なものであった。その時、揮毫を求められ、「武士道協会」の武の字を書いた時、つい勢いで「戈」と一本、余計な線を入れてしまった。これは漢字試験では誤りである。しかし、元々は、「武」とは「戈を掲げて進む」という意味の字であり、このミスも天の啓示と思った次第。

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2月10日(火) 政治家は 言葉が武器だ その奥に 信ありてこそ 政は立つなり

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麻生内閣の支持率が、1桁台に迫るところまで落下と報じられる。この暫くの首相による郵政民営化見直しを巡る発言のブレが大きく影響しているものと思われる。自らが総務大臣を務め、小泉内閣の閣僚の一人として、この郵政民営化を推進する立場にあったにも関わらず、その時の判断に対して、きちんとした説明がなされないまま、否定するかのような発言になっていることが、不信感を強めているようだ。
 
政治家にとって、戦いの武器は言葉である。そして、その言葉の奥には、強い政治的信念がなくては、国民が、政治に信ずべきものを見失ってしまうことになりかねない。これは、麻生内閣というのみならず、政治全体の信頼をゆるがすことになりかねないことが気懸かりなことである。

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2月9日(月) 人形に 生命宿せる 舞台かな 生きて残れる 文化輝く

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夜、国会のすぐ近くにある国立劇場に、事務所員と共に、人形浄瑠璃を見に行く。演目は、「女殺油地獄」。実は、人形浄瑠璃を観劇するのは、今回が初めてであった。日本の伝統文化であるこの人形浄瑠璃を一度、一流の人たちが演ずる舞台で見ておきたいと考えたのであった。
 
観劇後の感想は、実にすごいものだと思った。最初は、少しぎこちなく見えていた人形が、幕が進むにつれて、段々とその人形に生命が宿ってくる気がしてきて、最後の油の中で人殺しが行われる場面に至っては、こんなに躍動感と生命力に溢れる人形使いが出来るのかと、ただただ感動。日本古来の伝統文化の力を直に感じた次第であった。

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2月8日(日) 我が心 天命に湧く 泉かな 汲めども汲めども 尽きぬ心地す

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この日も終日フリー。もっぱら執筆に時間を費やす。
 
この頃、とても不思議な感じだが、時間さえあれば、いくらでも執筆すべきテーマが生まれてくるのである。机に向かい、ペンを持って、一体何を書けば良いだろうと悩んで筆が進まないということはほとんどない。もちろん、体調や気力が優れず、頭が朦朧として考えが整理出来なかったり、執筆する気力が生まれない日もあるが、そうでなければ、一日に原稿用紙30枚か40枚分くらいは書けるという気がする。私の体から、どんどんと文章が溢れ出してくるという感じなのである。
 
それだけに、時間が欲しい。今は、いくら時間があっても足りないという気分である。天命を感じて動く時とは、こんなものなのであろうかと思う。

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2月7日(土) 道元が 日本に伝えし 曹洞禅 映画貫く 和敬静寂

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終日東京で、執筆と書類整理。夜になり、映画「禅」を見に行く。鎌倉時代、中国から曹洞禅を日本に伝えた道元の生涯を描き出した映画であった。
 
私は、大学時代から、そして、松下政経塾時代に、道元禅師の書かれた「正法眼蔵」を愛読書としていた人間である。西洋合理主義だけでは、どうも世の中の問題を説明しきれない気がして、東洋思想に真実の答えを求めていたあの頃が懐かしい。もちろん、この禅の世界は難解であり、未だその本質に迫れないもどかしさがある。
 
映画では、道元という一人の人間の人生と、その中で禅に目を開いてゆく経過が描き出されていた。とは言っても、一人の人生を2時間の映画で表現出来るはずはなく、さしづめ、入門編ということだろう。

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2月6日(金) 目の前の 風船見せられ 猛ダッシュ?? 日本の国が 心配ですね

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昨日、L&Gの波会長が逮捕され、今日は、15億円を集めて姿を消していた主婦が逮捕された。
 
何かおかしい。この2人とも、必ずしも株式投資や金融の専門家ではない。実態を聞いてみれば、単なる詐欺師にしか過ぎないように思われる。しかし、そんな人に、大金を託して運用を依頼する人が随分数多くいたというのである。恐らく、目の前においしいエサがぶら下がっていたのであろう。それは、播き餌であったに違いない。しかし、1度か2度おいしいものを食べさせてもらったというだけで、その先を見ず、こんなに多くの人が騙されてしまうものなのか。これはバブルである。大きく見えても中が空っぽの風船である。そんなものに簡単に騙されてしまう日本人…。あぁ、これからの日本、心配でならない。

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2月5日(木) 苦節越え 大きく翔く 舞台人 根の強さあり 呉汝俊さん

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CD「敦煌・心の旅路」を歌って下さった呉汝俊さんから、自らの作った京劇の舞台に立つから来て欲しいとのお電話を頂いたので、この日の夜、観劇に出掛ける。演目は、「武則天」。唐の時代、絶大な実権を握った女帝・則天武后の人生を描いたものであった。権力者の悲哀がうまく描き出されていた。
 
それにしても、この京劇を作り、主演した呉汝俊さんの気力はすごい。最初から最後までほとんどの場面に登場し、全身から出る大きな声で歌い抜き、演じ抜かれた。聞いてみると、初めて来日された時には、相当のご苦労をされたという。自分自身でコツコツとファンを育てられ、今日の地位と評価を築き上げられた方である。それなりに、強い根の上で活躍しておられる。心からの敬意を表したい。

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2月4日(水) 鉄舟が この日本に いればこそ 今の国あり 精神(こころ)尊し

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水曜日恒例の永田町人間学講座。この日のテーマは、「山岡鉄舟の人生と思想」。
 
山岡鉄舟は、幕末期、そして明治初期に活躍した武士である。人によっては、日本の最後の武士という呼び方をする人もいる。その生き様は見事である。
 
鉄舟の人生最大の舞台は、やはり、官軍の江戸攻撃を前に、単身、官軍の本拠地である駿府に乗り込んで、西郷隆盛と交渉を行ったことであろう。それにより、江戸のまちは救われ、また日本の国も、西洋列強の介入を防ぐことが出来た。この武士道精神あればこそ、そして、それを体現していた山岡鉄舟がいたからこそ、今の日本があるとも言えるだろう。改めて精神の重要さを思った次第。

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2月3日(火) こりゃ熱い! 思いあふれる 声聞きて 心がやけどを してしまったよ

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夕刻から武士道協会の新年交流会。まず、私から、約1時間の講演を行い、その後、参加者が酒食を交えての懇親会。その中で参加された一人ひとりが、武士道協会に寄せる思いや自分自身の活動状況を次々に報告してゆく。

それにしても、熱い。日本各地から遠路はるばるとやって来た会員たちが参加していたが、この協会への思いは、尋常なものではない。この国を救うために力を尽くしてゆこうという思いが、会場全体に満ちあふれていた。この人たちの思いこそが、武士道協会の財産だと思う。
 
ただ私は、途中で体調がおかしくなってしまった。この熱気のせいだろうか。心が火傷を負ったようだ。暫くソファで休むが、快方に向かわないので、失礼ながら途中で退席させて頂いた次第。

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2月2日(月) 夢うつつ 思いは無限に 駆け巡る 日本も世界も 我より動くか

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午前中、故障したコピー機の修理をしてもらい、午後には、前の自宅から持って来たクーラーの設置工事をして頂く。いよいよ橿樹舎も、活動のための基礎条件が整ってきつつある。

自宅での仕事を終えてから、JR最終便で上京。列車車内では、読書や様々な企画作り。とは言っても、この暫くの疲れが貯まっているらしく、睡魔に襲われて、半分くらいの時間は、眠りの中…。

夢うつつの頭の中では、今後のことが駆け巡る。これからの活動は、自分を拠点としての孤独な戦いである。しかし、ここから日本の国や世界を動かす種火を生み出してゆくことになるのかも知れない。夢の中では、そんな頼りない空想的な思いが、現実の縛りを解かれてどんどんと膨らんでゆくのである。

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2月1日(日) 流される 心生み出す この世かな 溺れる者は 久しからずや

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新居浜市内で何人か訪ねる人がいたが、それ以外ほとんど終日、自宅の整理に時間を費やす。2月末には、この橿樹舎を使って、勉強会を試行的に開催することとしていて、それまでに教室エリアの整理を行わなくてはならないと考えているからだ。

夜には、辺見庸氏が登場され、現代を語るテレビ番組があった。辺見氏は、この暫く、異常な事件が続発しているけれども、これは、1つひとつのミクロな問題として捉えるだけでなく、この現代という時が大きな時代の変化の中にあることから起こっていることとマクロに捉える目も必要だという主張をしていた。この考え方は私も同感である。巨大な潮流の中で、人は自らの生き方が分からなくなり、溺死しつつある…溺れる者は久しからず?

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