7月31日(金) 永田町 イラ短日記も サヨウナラ すぐに赤ちゃん 産まれるけどね…!
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夜、東京OAK・TREEフォレストの会員交流会を、屋形船を使って行った。これが実質的なお別れ会ということで、40名余りの人たちが来て下さった。有難いことである。
船の窓から外の景色を眺めていると、当然のことだが、次々に夜景が変わってゆく。それが私には時の流れを象徴しているように思えた。考えてみれば、私は、東京での16年余の間、時の流れの中に身を委ねながら働いてきた。色々な人と出会い、共に何かを行い、そして別れていった。その集積が、これまでの政治人生であった気がする。
船の中では、色々なことを語った。そして、希望者には、その場でイラ短を描いてプレゼントをした。その時、各々の人生の中で、私との出会いは何を残したののだろうかと思い続けていたのである。
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法制審議会の民法成年年齢部会が、成人の年齢を18歳からとするのが妥当という最終報告書を提出した。各種選挙の投票権や契約を巡る権利等について、大人として認定する年齢を20歳から18歳に引き下げようというものである。
しかし、違和感があったのが、テレビで18歳の若者たちにインタビューをしている返答。自分はまだ子どものままでいたいと答えていることであった。そして、テレビ画面に映った姿が、何とも子どもっぽいのである。
立場が人を作るという言葉もあるから、実際に18歳という年齢で大人の権利を与えられ、また世間も大人としての振る舞いを期待するようになれば、段々とこのギャップが狭くなってくるのかもしれない。それにしても、日本の若者の自覚がまず必要だということだ。
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各党が、次々に総選挙に向けてのマニフェストの概要を発表している。まだ正式なものでなくても、選挙区で活動する候補予定者が演説に使えるものが必要だということなのだろう。
それらをテレビや新聞の報道で見ると、有権者に過剰に迎合的なものになっている気がしてならない。財源が限られているにも関わらず、サービス合戦の大盤ふるまい。また、官僚等の悪代官を作り上げて、よってたかってのたたき合い。こんなことをしていて、本当に国は大丈夫かという気がしてならない。
しかし、良いこともある。道州制や地方分権、公務員改革等、長い時間をかけても動かなかった案件が、一気に動き始めている。やっぱり選挙は、善きにつけ悪しきにつけ全てを一度に動かすマグマのような力を持っている。
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解散後、初の土曜日。これまでは、東京都内の挨拶回りを中心に置いて動いてきたが、この週末は、事務所と宿舎の書類整理に力を注ごうと思う。
この16年余の政治生活は、数多くの書類に埋もれながらの仕事であった。毎日、膨大な量の書類が、中央省庁や様々な団体から私の部屋に届けられる。それらに一応目を通した上で捨てるというのが、私の仕事の原則であった。だから、随分多くの書類を読み、そして捨ててきた。しかし、その上で残った書類というのも、また膨大な量である。
これらを出来るだけ整理して、愛媛に持ち帰る荷物を少なくしよう。そう決意すると、目の前の書類の山が、あまりに高く峻えるエベレストの峰のように見えてきたのであった。
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昼過ぎから、都道府県会館の会議室で、全国学校給食振興期成会の定期総会が開催され、参加。行ってみると、参議院から2人の国会議員が参加していたが、衆議院議員は私1人。みんな選挙準備で、それどころではないのだろう。
御挨拶の中で、私は、給食関係の皆さんに、子どもを健やかに育てることこそが大目標なのだから、体の養分だけじゃなく、心の養分も、給食と共に与えて欲しいとお願いをした。
少し前に世に出した「本物に学ぶ生き方」の本が、結構良い調子で売れているようだ。この暫くの日本では、人々の心の養分が足りなくなっていて、人々がそれを強く求め始めているということではないかと思う。体に栄養分が足りなくなると、それを含む食物が欲しくなるのと同じことじゃないかとお話をした。
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引き続き、挨拶回り。加えて身辺の整理も始める。
テレビのニュースを見ると、麻生総理も、様々な団体に対する支援依頼で歩いているという。総理が直々に私たちの団体に挨拶に来られたのは初めてだ、と団体側がコメントする姿が、映像で流されている。総選挙は、8月30日だと言う。そうすると、まだ1ヶ月以上もある。
真夏の厳しい暑さの中で、1ヶ月余り、マラソンのようなレースが続けられるとなると、これは大変だ。倒れる人が続出じゃないかと懸念する。その一方で、この混迷する日本をこれからどうするかということを巡って長い時間にわたって議論が行われるというのは有意義なことだと思う。アメリカの大統領選挙だと、予備選を含むと1年以上の戦い。これも、民主主義のコストだろうか。
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前日の解散を受けて、早速、東京での挨拶回りを始める。
私の総選挙不出馬表明からすると、もう10ヶ月も経っているので、お会いする方々の中に戸惑いや葛藤は全くなく、挨拶の後は談笑となる。私も、これまでの職責から無事解き放たれた解放感があり、胸がはずんでいる。そして同時に、今後の取り組みに向けての使命感に胸がときめいている。
あぁ、この感覚なのだと思う。日本社会を見つめる私の思いと永田町の政治感覚の間には、大きなギャップがあった。しかし、そのギャップに対して、職業政治家としての責任感・義務感から、自らを殺して生きてきた長い年月であった。そこから自由になるということはこんなに爽快なことであったのだ。この喜びを、これからの人生で大切にしたいと思う。
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いよいよ衆議院の解散日。
午前中、形式だけの両院議員懇談会。私もここで発言を求めて挙手するが、指名を頂けず、長年の思いを胸に閉じ込める。
そして、午後1時から本会議。議長席の後ろから議場に入った官房長官が、紫の錦紗に包まれた解散詔書を議長席に届け、それを議長が朗読して、それで終わり。議場にバンザイ三唱の声が響きわたるが、私はバンザイという気にもならず、それを静観。
これだけのこと。ここに至るまでに色々なことがあったが、終わってみれば、あっけないものである。考えてみれば、人間が死を迎える時も同じこと。痛いの、苦しいの、死にたくないのと言っていた人が、死の時は、意外なほどに静かに旅立つものだ。一枚の紙により、国会が死んだということだ。
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朝、新居浜駅をJRで発ち、大阪へ。衆議院の解散前日は、たった1人の娘と一緒に過ごそうと、新大阪で待ち合わせ。そしてそこから、国立文楽劇場へ。娘がまだ人形浄瑠璃を見たことがないということであったし、この日には、特別企画で「生写朝顔話」という演目を全幕通してやるということも聞いていたので、これを鑑賞。
やはり人形浄瑠璃は、長い年月にわたり、風雪に耐えて残ってきたものだけに、奥が深い。何故、人形がこんなに血が通ったような動きになるのか不思議である。加えて、この世のどうしようもない誤解と悲哀と因果を情感たっぷりに描き出しているところに、心の中の乾きが、いやされる気がする。
観劇後、夕食を摂り、最終便ののぞみで上京。
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リニア新幹線建設問題で、そのルートを巡る議論が起きている。建設主体であるJR東海は、出来る限り路線距離を短くして、建設費を安くする上に、所要時間も短縮したいと考えているのに対して、通過県である長野県側が、県中心部に向けて迂回するルートを要望している為である。各々の言い分はよく分かる。
しかし…である。日本の国土に本当にリニア新幹線が必要なのかという疑問がある。今進みつつある情報社会は、明らかに人々の意識を変えている。今後更に高度の情報機器が生まれ、それを当たり前に使う時代となった時に、高速大量輸送機関は必要か。そう考えると、リニア新幹線そのものが、0秒で自由に情報収集や交換ができる時代においては、迂回路ということではないのか。
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自民党内が大混乱だ。麻生内閣に対する不信任案を衆議院本会議で一致して否決したものの、麻生総裁ではとても総選挙を戦えないと、両院議員総会での、総裁選前倒し実施を求める動きが激しさを増してきているからである。
私は、問題を隠し続けるよりも、それを早期に公然と示し、問題点を共有した上で、的確な緊急対策をとることが政治においても大事だと考えているから、両院議員総会開催に賛成した。
しかし、残念ながら、もう自民党には再生のエネルギーもなく、良識もなく、ただ延命治療をするしか手がない状況のようにも思える。私たちは、今の状況が総裁だけの問題ではなく、党全体が弱ってしまっていることに起因していることにもっと早く気がつくべきだったと思う。
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午後一番、新居浜市の陳情に同行。国土交通省内を一緒に回る。そして、午後4時から、永田町人間学講座。
今回は“レーニン”を論じる。ソビエト連邦建国の父と呼ばれる人で、共産主義の是非は別として、国民の窮乏に対して身を投じて革命に立ち向かった姿には心動かされるものがある。全世界に共産主義革命への動きが燎原の火の如く広がった理由が理解できた気がした。
実は、今回が最後の永田町人間学講座であった。昨年暮れにスタートして、ほぼ毎週開催をしてきた。合計で27講に及んだ。永田町政治にどれだけの足跡を残せたかは分からないが、私自身にとってはとても意義深い活動であったと思う。
代議士生活の最期に、また1つの火が消えた。
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衆議院本会議が開かれ、野党から提出されていた内閣不信任案を否決、一方参議院本会議も開かれ、麻生総理に対する問責決議案は可決される。
私は衆議院議席で、各党代表による討論を聞いていたが、要するに、理屈なんていうものはどうでもつけられるという内容であった。これでは国民の共感も、国家としての基本方針も、何もあったものではない。賛成の側は、賛成の為の材料を集めて大声で早く解散しろと叫んでいるだけだし、反対の側は、ただ自分たちは麻生内閣の与党だから、何が何でも守ると言っているだけ。これは、国会の議論じゃない。言論の府に、もう魂は失われたのかと情けない気持ちである。
ニーチェは、神は死んだと叫んだ。私は、国会は既に死んだ!と叫びたい気持ちである。
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昨日は、注目の東京都議会選挙と奈良市長選挙。
結果は、東京都議選では、民主党が54議席で第1党となり、自民・公明両党で過半数を獲得することはかなわなかった。また奈良市長選では、民主党推薦の33歳の青年が当選を果たした。自民劣勢のドミノ倒しが始まった印象である。
それを受けて、麻生総理は、都議会選敗北を陳謝すると同時に、7月21日の衆議院解散、8月30日の投票という日程を固めたと報じられている。いよいよ決戦の夏。しかし、自民党にとっては厳しい夏となりそうだ。
国民の不満は強い。そして根深い。これは、政治が、たとえ批判があっても時間がかかっても為すべきことを為すという強い意志を失ったことのツケだと思う。
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昼過ぎ、東京駅から、上越新幹線で越後湯沢へ。この土地は、川端康成が雪国を執筆した土地だそうである。湯沢温泉や多くのスキー場がある。
実は、同郷の林田大蔵さんが若い頃、この土地でスキー場開発に携わっていたことがあり、その縁で今も、この地の青年達と勉強会をしているので一度来て話をして欲しいと招かれたのであった。
勉強会参加者は約40名。雪国の人は、その厳しい自然環境の中で生きてゆかねばならないため真面目な人が多いとよく聞くが、正に真剣に生きんとする人たちであった。その人たちに、“夢出せ、知恵出せ、元気出せ”の基本理念の下、地方に活力を生み出すために大切な考え方をあれこれとお話をした。
新潟の地に小さな火種が生まれた気がした。
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新疆ウイグルでの争乱が、この数日間大きな問題になっている。イタリアにいた中国の胡錦涛国家主席も、サミットへの参加を取りやめて帰国したそうだ。
次々と警官や軍が省都ウルムチ等に送り込まれ、武力での押さえ込みにかかっているようである。それにしても、何故、世の中には、こんなに力と力とがぶつかり合うことが多いのだろう。
人と人が、利害や思想の対立の故にお互いを傷つけ合うようなことを避けようと、社会全体で共存し合うルールが作られている。そして、それが損なわれた場合は、国家権力がその対立の調整に入って、殺傷事件を避けようと、長い年月の経験を積んできたはずだ。なのに、何故?この問題は、私のライフワークの1つである。
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四国中央市の井原巧市長をはじめとする市関係者が上京され、国土交通省への陳情を行うのに同行。内容は、港湾整備と国道11号バイパスの建設促進であった。私は、折角の機会であり、陳情の後に、国土交通省の方々への議員辞職の挨拶も行った。
考えてみれば、政治人生の中で、随分多くの回数、こんな陳情に参加してきたと思う。その間、大臣も、事務次官も、もうすっかり顔ぶれが変わってしまっている。しかし、行政は、人が変わろうと、年月が過ぎてゆこうと、余り変わりなく、脈々と、そして坦々と続けられている。
そんなことを思うと、1人ひとりの官僚が枝葉であり、花であり、その奥に、その生命の源たる幹や根が宿っているというイメージで、国土交通省が見えてきた。
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政界のお金を巡る話題2題。
1つは、民主党・鳩山代表の資金管理団体に個人献金をしたとされる寄付金の中に、もう既に死去している人が含まれているという話。死者が自らの意志で献金するということはあり得ず、一体どんな背景があったのか、気にかかる。
もう1つは、韓国の李明博大統領が、選挙中の公約を果たし、自宅以外の全財産を寄付したと伝えられたことである。政治家は、金銭欲を切り捨てて仕事に取り組まなければ、様々な誘惑の中で、時に誤った対応をしてしまいがちである。また、回りの人たちに対しても、毅然とした姿勢を示さなければ、周国が金銭を巡る問題を起こしがちである。自ら、その姿勢を示したということか。
政治とカネ…古くして新しい問題である。それにしても…と思う。
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新型インフルエンザウィルスの中に、インフルエンザ特効薬のタミフルに耐性をもつものが国内で発見されたと報じられる。どんなメカニズムで新しいウィルスが生み出されてくるのかよく知らないが、人間側が色々と対策を打っても、その網の目をすり抜けるものが生まれてくるということでは、正にイタチゴッコ。対症療法と呼ばれるものには、とかく、この傾向がある。
考えてみれば、日本政治も同じこと。策を弄して、その場をうまく切り抜ければいいと考える議員も多いが、そんなものは簡単に見破られるだけ。それに抜本的対策が打たれなければ、それが逆に、弱点ともなりかねないことになる。
やはり、本質からの答を求めるのが王道だと思う。そんなことを考えた。
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5月に「本物に学ぶ生き方」を出版して下さった致知出版社の藤尾秀昭社長が私と田丸秘書を夕食会にお招き下さった。そして、今の日本のこと、政治のこと、教育のこと等、幅広い話題を語り合った。楽しい時間であった。
論語中に、“友あり、遠方より来たる。 また楽しからずや”とあるが、この友とは心の響き合う人のことに違いない。人の心は不思議である。響き合わない人と共に過ごす時間は、ただ心を重くするだけだが、響き合う相手ならば、時と共に心が大きく膨らんで、自分自身も、より大きな人間になったような気持ちになる。それが快くて、人はそんな仲間を求め合うのであろう。これから、私もそんな心の響き合う場を広く作り上げてゆきたいものだと思う。
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