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12月6日(月) 有明の 月眺むるは 風雅なり 有明の 堰眺むるは 風刺なり

 福岡高等裁判所は、有明海における漁業不振は、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防閉め切りが原因として、先の佐賀地裁判決に続いて、国に、排水門を5年間、常時開放するように命じた。堰を閉じ続けることから生まれる農業者の利益は、漁業者が被っている不利益に対して相対的に小さいと判断したということである。

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 それにしても、このプロジェクトは、半世紀をかけて実現した巨大事業である。相当の巨費も投じられてきた。それだけに、国も、簡単に方向転換することはできないのであろう。控訴するかどうか、これから検討していくということである。
 有明と言えば、有明の月を連想する。満月を過ぎて、段々と欠けていく月が、夜明け前の空に残って見えることから、この月を有明の月と呼ぶらしい。その月の風雅を詠った短歌も、いろいろとあるようだ。ならば、さしずめ、この有明海に臨む堰堤を眺める私の目には、国家がその将来への希望と威信を賭けて作った大構築物が、いまや単なるお荷物という風刺が見えてしまうのである。皆さんは、いかがであろうか。

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