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1月31日(月) 複雑な 仕組みを作れば 作るほど 分からなくなる 事の本質

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 民主党元代表・小沢一郎被告が、ついに強制起訴された。自身の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反容疑である。その具体的容疑は、政治資金収支報告書の虚偽記載とされるが、真の狙いは、その背後にちらつく公共工事をめぐる贈収賄事件の立件ということであろう。しかし、長い政治経歴を持つ小沢一郎氏が、簡単にその尻尾をつかまれるようなことをしているはずがない。結局、法廷においても、何が真実かあいまいなままに、裁判は推移していくことになるのではないだろうか。
 今回の起訴は、検察審査会の議決に基づく強制起訴である。検察が起訴に足る証拠を把握できず、起訴を見送ったことに対し、市民感覚はそれを許さないと、検察審査会において、強制起訴すべきと判断したものである。政治家をこの制度に基づいて起訴したのは、今回が初めてである。
 しかし、この制度による起訴においても、裁判所の判断基準が変わるわけではない。検察が裁判を維持できないと判断した案件が、指定弁護士たちによって、果たして有罪に持ち込めるのであろうか。制度には、必ず欠点があるが、それを補おうと新たな制度を作ると、複雑になって、かえって本質がよく分からなくなることがある。今度の裁判も、そうなる危惧があると思う。

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1月30日(日) サッカーは 必然要素と 偶然が 交じり織りなす 感動の布

 日本時間でこの日の早朝、ドーハでのサッカーアジアカップ優勝戦で、日本が延長戦の末に1対ゼロでオーストラリアを破り、二大会ぶりの優勝を果たした。なかなかレベルの高い試合で、前半後半通じて、ゼロ対ゼロの息詰まるような試合であった。そして、延長戦の後半になって、長友からセンタリングされたボールを、途中出場の李が、鮮やかな左ボレーでゴールを決めた。これが決勝点となり、日本の優勝が決まった。
 深夜のゲームであったが、テレビの視聴率もずいぶん高かったそうで、多くの日本人が、このゲームを見て、深く感動したという。
 私は、サッカーの試合をテレビで観戦している時に、これは必然と偶然が、縦糸と横糸になり、それらが織り成す一枚の布だなと思うことがある。必然とは、俗に言う実力であり、偶然とは、運だとか巡り合わせだとかいったものである。だから、実力が伯仲するチーム同士の勝負では、何が起こるかわからない。それがさらに、ゲームの面白さを増し加えているのであろう。
 これは、現実の政治もよく似ているところがある。実力だけでない要素が、状況を大きく動かすことがある。ただ、政治には感動を覚えることが少ない。何が違うのであろうか。

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1月29日(土) 寒波到来 今年はとりわけ 雪多し 勉強会の 中止決めけり

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 今日から明日にかけて、日本列島全体が寒波に襲われるという。テレビの天気予報を見ていると、日本全国で、降雪を示す雪だるまが並んでいる。四国でも、山間地を中心に、20センチから30センチくらいの雪が降るかもしれないとのこと。
 そこで、翌30日に予定していた、OAK・TREEフォレスト勉強会を急きょ中止することにした。この勉強会では、平成23年という年を、どんなトレンドの中に動く年であるかということを語り合ってみようと考えていたが、雪が降れば、新宮のヤング・リーフ・ハウスまでの道は、かなりの難路となる。とても人が集まれる状況にはならない。これも教訓。今年は、なかなか思い通りにはいかない年だということか。寒空を見上げながら、突発的な環境変化によって、思いがけない展開が生まれる年になりそうだなと考えた。
 それにしても、今年は雪が多い。冷え込む日が多い。昨年夏のやりきれない暑さの記憶が残る体には、とりわけ寒さがこたえる。冬来たりなば春遠からじと、春を待ち望む気持が胸に広がったのであった。

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1月28日(金) 日本には 債務削減 戦略が 欠けているとや 国債格下げ

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 国会での審議を聞いていると、昨日、スタンダード&プアーズという民間格付け会社が、日本の長期国債の格付けを従来の「AA」から「AAマイナス」に一段階引き下げた問題について、論じられていた。これは、国債の大量発行に依存して予算編成をしている菅政権の財政運営に対して、懸念を示したものであるらしい。そして、それにもかかわらず、日本政府に、この債務問題に対する一貫した戦略が欠けていることが、格下げの大きな理由になったようである。
 この日本国債の格下げは、2002年4月以来、8年9ヵ月ぶりのことであるらしい。また、これは、中国や台湾などと同じ格付けであり、財政難で信用不安がくすぶっているスペイン(AA)よりも下になったということである。
 今の日本の財政状況の厳しさについては、これまでもずいぶん述べてきたとおりで、大変厳しい状況にあると考えているが、それに加えて、菅政権への信頼度の低下が輪をかけていると考えるべきだろう。菅首相は、すぐに生命懸けで問題に取り組むというが、その取り組みを見ていると、いくら生命があってもたないぐらい、多方面に、その決意のバーゲンセールである。これは要するに、言葉が軽いというだけ?これが、率直な思いである。

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1月27日(木) 目の前の ことを離れて 宇宙の起源 考え初めて 心安らぐ

 OAK・TREEの仕事を終えると、しばらくの間は、一番自由に動ける時となる。昨日は、それまでにいろいろと貯まっていた仕事を片づけなくてはならなかったが、今日は、比較的ゆったりと自分の時間を使える日である。
 そこで、行ってみようと思ったのが、愛媛県立総合科学博物館。私が住む新居浜市にある、おそらく西日本で有数の科学博物館である。そこで、「ガリレオの天体観測から400年…宇宙の謎を解き明かす」と題した特別展示が行われており、さらに、昨年話題になったハヤブサのCG映像が、世界一のプラネタリウムで上映されているということであったので、一度これらを見ておきたいと出かけたのである。

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 両方合わせて、2時間かけて、ゆっくりと見ることができた。もともと、この宇宙分野の研究をしていた関係もあって、強い関心があったせいでもあるが、ずいぶん熱中することができた。宇宙的規模で何が起きてきたのか、人間は宇宙とどう向き合ってきたのか、そんなテーマを、じっくりと腰を据えて考え始めてみると、目の前の諸問題は、いつしかどこかへ雲散霧消してしまったようである。
 そんな心境にあって、私は、心の中に深い安らぎを覚えたのであった。

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1月26日(水) 地下深く 何かうごめく ものがある 既成秩序を 壊すマグマか

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 日本各地、また世界中で、様々な問題が噴出をしてきている。例えば、日本の国内では、国会議論の行方や経済の動きももちろん気にかかることであるが、加えて、鳥インフルエンザが、日本各地に拡大してきている。また、宮崎県と鹿児島県の境にある、新燃岳が激しい噴火活動を始めたというニュースも報じられている。
 世界に目を転じれば、先日のチュニジアにおける政変が、各地に津波となって影響を及ぼし始めているようである。この日も、イスラム圏諸国の中では最も安定性が高いと考えられてきた、エジプトのムバラク政権の足元においても、かなり大規模な反政府デモが起きたという。穀物などの国際市場における高騰も、その影響の広がりを思えば、心配である。
 これらの事件や問題は、それぞれがバラバラのもののように思えるが、底流では、何らかの一連の結びつきを持つものであるのかもしれない。つまり、これら全てが、既成秩序を突き崩すものとして作用する可能性を持つものである。ならば、今、論理的に明確な説明ができるわけではないが、私たちの理解を超えたところで、何らかの大変動に向かう巨大マグマが動き始めているということかもしれないとも思うのだが。

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1月25日(火) 今月も やっと出稿 我が雑誌 心にポッカリ 下弦の月かな

 OAK・TREE2月号、今日、最終校正を終えて、出稿。いつものことながら、最終仕上げ段階は、なかなか大変である。この数日間は、このOAK・TREEの仕事に没頭していた。

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 夜も更けて、窓から、東の空に昇ってきた月を見る。半月である。気になって、月齢表を見ると、明日が下弦の月とのこと。1月20日が満月であったから、そのころからは、ずっとこのOAK・TREE誌の執筆と編集、そして校正作業に専念していたということである。
 この段階の作業は、どうしても仕事が夜遅くまでかかってしまう。下弦の月が上ってくる頃になって、ようやく仕事を置くといった感じである。だから、この月は、達成感とともに、疲労感の象徴でもある。光り輝いている半分が達成感ならば、闇の中の半分が疲労感とも言えるだろうか。
 私の冬ざれた心象風景の中に、OAK・TREE2月号の下弦の月が光り輝いている。願わくば、この月の光が寒さに震えている、多くの人々の心を照らすものになってほしいと願わざるを得なかった。

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1月24日(月) ロシアでは 空港自爆 事件あり 日本じゃ国会 自爆するかも?

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 小沢一郎代議士の政治倫理審査会出席問題をめぐって、ずいぶんすったもんだがあったが、ようやく第177 通常国会が開会となる。そして、この日のうちに、菅首相は、衆参両院で所信表明演説を行った。
 それにしても、国会冒頭から、国政は大混乱。与党内部からは、菅首相に対する不協和音が聞こえてくるし、野党からは、もうすぐにも解散しろとの声が聞こえてくる。菅首相は、ねじれた国会においては、与党だけでなく、野党にも責任があるのだとして、熟議の国会を呼び掛けているが、これは本人が野党時代に語っていたことと正反対のことを言ってるわけであって、全く説得力はない。要するに、いろいろな言葉が飛び交っているが、まるで質量がないかのように、中空を漂っているだけなのである。
 ちょうどこの日には、ロシアのドモジェドボ国際空港で、自爆テロがあり、35名が死亡、180名が重軽傷を負うという大惨事となった。ロシアは大変だなと思いつつ、わが国の国会を見れば、その国会も、いつ自爆事件が起こるかもしれない。なかなか大変な事態であると思う。

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1月23日(日) 人生に 7つの習慣 織り込めば パラダイム変え 人生変える

 「教師人間論ゼミ」開催。このゼミは、昨年の2月にスタートして、毎月一回定期的に開催し続けてきたものであり、今日のゼミで、丸12回終了。今日で、第一巡目の満願成就である。

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 テーマは、「スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』を読む」。コヴィー氏が書いた「7つの習慣」という本、これは、世界の38カ国語に翻訳されて出版され、全部で、2000万部も売れた大ベストセラーだという。内容は、目先の問題をいかに要領よく解決するかというハゥ・ツー本ではなく、人間の礎にある人格の向上を目指すために、いかに、パラダイム(ものの見方など)を切り替え、自分の生き方を変えていくかということが主張されている本であった。そしてそれは、人間的な成長も生み出すもので、まず他の人に依存しなければ生きていけない依存状態から、自主独立の精神に基づく自立状態へ移行し、更にそこから、自立した人間同士が、より大きな相乗効果を生み出す相互依存関係に移行しつつ、自らを高めていくのだと語るのである。そのプロセスに、そして全体を包含して自分の力を強化するために、この7つの習慣が求められるのだという。
 考えさせられることの多い教師人間論ゼミであったと思う。

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1月22日(土) 我が胸の 燃ゆる炎を 世界中 伝え広めて 一燈遍照

 この日は、高松市で、香川県教職員連盟の教育講演会。今週はえらく教育付いていて、一昨日には新居浜市での教育講演、そして、明日は新宮のヤングリーフハウスでの教師人間論ゼミと、一週間に、3つの教育関係者に対する講演を行うことになる。
 これには、世の中全体に、教育問題に関する関心が深まってきているという事情があるのだろう。そして、教育者自身にも、根本から教育問題を考え直してみたいという思いが生まれてきているのだろう。更に加えていえば、私の在野の政治家としての活動に関心を持ち、地位も立場もないのならば、呼んで話を聞くのも、余り遠慮しなくてもいいという判断も生まれてきているのではないだろうか。

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 この高松市の講演会には、約50名の教師が参加していた。講演後に感想を聞いてみると、それぞれに、何かを感じ取って頂いた様子であった。ほんの小さな炎でもよいから、私の胸の炎を周りの人たちに伝え広めていきたいものである。この活動こそが、「一燈照隅萬燈遍照」である。私の胸の小さなたったひとつの灯火が、日本中に、そして世界中に広がっていくことを夢見た次第である。

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1月21日(金) 日本中 大騒ぎして 不起訴とは 正邪善悪 いや増すカオス

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 この日、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に関して、その衝突ビデオを流出させたとして、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検されていた元海上保安官について、東京地検は、不起訴処分にした。合わせて、既に中国に強制送還している中国人船長についても、不起訴とした。
 その理由がふるっている。中国漁船の衝突に関しては、故意にぶつけたとは証明できなかったこと、また、死傷者がいなかったことが、その判断理由との事。また、元海上保安官に関しては、職務上知り得た秘密にあたると認定したものの、その管理がずさんであったり、既に辞職をしていて、十分に社会的制裁を受けていることが、その理由に取り上げられていた。
 あれれ、日本の国は、法治国家ではなかったの? というのが、この結果を聞いての正直な気持ち。もちろん、法律も、情状酌量の余地を残してはいるが、今回のことは、あまりにひどい。中国の反発は、最初から予想されたことなのに、最初は、政治家たちは、大見得を切って、国民感情の中に反中国感情を思い切りかき立てておいて、それが時とともに、尻すぼみ。そして、最後は、何が法の正義か分からない形でお決着。このカオス状態に、果たして日本人は耐えられるのだろうか。

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1月20日(木) 教師には 教師たるべき 道がある 一線引きたし サラリーマンとは…

 夕刻から、新居浜教育会館で、公立小・中学校の先生たちを対象とした教育講演。テーマは、「本物の教師」。
 昨年の暮れには、文部科学省から、鬱病などの精神疾患で休職した公立小中高校教師が5458人と過去最多を記録したと発表されたが、これは、全病気休職者の3分の2を占める数であり、精神面の問題の深刻さがうかがえる。しかも、かつては、経験を積んで、ベテランとして、自信満々に教壇にも立てば後輩の指導にも当たってきたはずの40代、50代の教師が、実に、この精神疾患などによる休職者全体の4分の3を占めるとなると、看過できない問題だと思われてくる。

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 この解決には、もちろん学校などの環境面の改善という視点も必要であろうが、同時に、教師自身が、自分の心を見つめ、主体的に生きる視点を回復させていくということも必要であると考えるのである。そこで、私自身が胸に抱く「本物の教師」像を参加者に語りかけたのであった。教師は、単にサラリーのためだけに働く労働者であってはならないと思う。もっと尊く幸せな職業でなくてはならないと思う。

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1月19日(水) 中長期 財政試算じゃ 基礎収支 改善向かうが 増税不可避??

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 政府で検討されていた、経済財政に関する中長期試算の内容が、明らかになった。それによれば、日本の経済成長率を低め(平均名目成長率が1パーセント台半ばと想定)に評価して試算した場合、2020年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)は、23.2兆円の赤字。ちなみに、この基礎的財政収支は、2010年度には、30.9兆円の赤字であり、2011年度には、27.1兆円の赤字(補正予算を含まず)である。なお、名目成長率が3パーセントに達する「成長戦略シナリオ」の場合でも、2020年度に、16.2兆円の赤字だという。
 この試算値をどんな前提で算出したのかは知らないが、慎重シナリオの場合においても、どうしてこの10年間で、7兆7000億円も、この数字が改善するのか…これからの日本は、高齢社会が年々進展する中で、行政需要が必然的に増大していくわけであり、大きな疑問が残る。
 要するに、このデータが示そうとしているのは、成長率が3パーセントを超えるなどという、日本の現状ではほとんどあり得ない前提でも、日本の借金は減らないどころか、増え続ける。だから、消費税増税は避けられない…ということか。

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1月18日(火) 人工で 光合成をと 根岸さん 神の世界に また一歩かな

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 昨年のノーベル化学賞受賞者、根岸英一・パデュー大学特別教授が、文部科学省を訪問し、かねてから構想を温めていた「人工光合成」研究について、国や関係機関の協力を求めたという。
 この人工光合成というのは、二酸化炭素を使って、植物以上の効率で様々な有機物の合成を目指すものだという。これまで植物にしかできないと言われてきた反応を、人工的に進めていこうとしているのである。既に、この研究には、100名を超える研究者が参加を表明しているらしい。ノーベル賞受賞対象となった、「クロスカップリング反応」を超える化学反応を育てたいというのが、根岸教授の願い。
 それにしても、根岸教授は、昭和10(1935)年の生まれ。今、75歳という年齢である。その年で、新しい分野への挑戦をしていこうという気力、とてもかなわないなと思う。この人工光合成も、ある意味では、神の領域を侵す研究とも言えなくはない。神は、この種の挑戦もほどほどにしておけよと、人に、これくらいならと、寿命を与えたのかも知れないなと思う。

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1月17日(月) 新幹線 震災の日に 止まりけり 近代社会の 脆さを思う

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 1月17日は、阪神淡路大震災の日である。あの日から、既に16年。あの震災の直後、神戸市内で、新幹線も、在来線も、通行不能になっていたが、私は、その約1週間後に、あえて単身で、その被災状況を視察しに行ったことがあった。小雨の降る中、倒壊したり、傾いてしまったビル群や高速道路を見て回り、被災者が集まっている避難所の様子を覗きながら、あちらこちらをひたすらに歩き回った。脚が疲れてきても、道にタクシーは走っておらず、お腹を空かせても、開いている店もない。とぼとぼと歩いて、ようやく在来線の列車が運行している駅まで辿り着いた時の安堵感は、今も忘れない。こんな単独視察をしたからと言って、何がどうなるというわけではなかったが、多くの人たちが苦しんでいる時に、自分も一緒に苦しまなければ申し訳がないような気持ちであった。
 それにしても、近代都市は脆いものだ。こんなに簡単にビルが倒壊し、生活が壊れてしまうものかと思った。そんな記憶が今も残っている。それから16年が経ったと言われても、現実感がない。
 今日は、午前中、JR東日本の新幹線が、管制システムのトラブルで止まったそうだ。近代社会とは、何とも脆いものだと思う。

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1月16日(日) 冬の朝 見慣れた景色が 白衣なり ふと思いしは この国の医者

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 朝起きて、外を見ると、一面が銀世界。夜の間に、雪が3センチくらい積もっていた。そして、顔を洗おうと、洗面所の水道栓をひねっても、水が出ない。水道パイプが凍結してしまったようである。屋外では、零下に気温が下がったということだろう。幸い、一階の水道は、屋内配管のせいか、凍結を免れていて、特に不都合はなし。
 テレビを見ていると、日本全国で大雪が降ったようで、各地の交通混乱が伝えられている。大陸の寒気が日本上空で暴れ回ったということだ。南国四国に生活していることの幸せを思った。
 ところで、雪景色からの連想は、白衣である。日常の景色が、真っ白の白衣をまとうのである。すると、全く違う風景になる。人間でも、白衣を身につけると、普段と随分違う印象になる。さしずめ、医者か、研究者といった印象になる。りりしくて、高い知性を持つ人間という感じになる。
 ならば、国会議事堂も、白衣を身につければ、国民の印象も、随分変わってくるのかいなと、想像してみる。この国の政治が、国や国民の病気を見事に治す、医者としての強い信頼感を得られるならば、この国は確かに立ち直ることが出来るのだが…と、これは、雪景色の中での妄想であった。

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1月15日(土) 何でまた(N) 反対される(H) 会長を(K) 推薦せるか 切り捨てたるか??

 この暫く、この24日に任期満了を迎える福地茂雄NHK会長の後任問題で、揺れ動いたNHKであったが、この日、経営委員会を開催して、後任に、JR.東海の松木正之副会長をあてることを、全会一致で決定した。これまで随分長い時間、この問題を巡って、がたがたし続けたが、もう時間切れ間際という時点での危機感からか、わずか1日だけの審議で決定したという。

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 今回の会長選任問題では、随分早い段階から、会長候補者の名前が取りざたされ、それに対して、週刊雑誌などが、その有力候補者であった、安西・前慶應義塾塾長に対する批判記事を掲載したりしていた。そのせいか、経営委員会内部でも、安西氏就任への反対意見が出るなどして、混乱し、小丸委員長が、一度内諾を受けていた安西氏に逆に辞退を要請。その過程に強い不信感を抱いた安西氏側も、そこで就任拒否の記者会見。
 やはり、人事というのは、公開でやるものではないということか。国民世論に敏感なはずのNHKが、こんな形の迷走をしてしまったのも、やはり内部に派閥抗争の火種を持っているということかな…などと想像。

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1月14日(金) 実務型 内閣だよと 言うけれど 官僚好みの 「菅僚内閣」

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 菅再改造内閣が組閣された。この日の内に皇居での認証式や記者会見を終えて、夜には、初閣議。新しい内閣が早速始動した。その顔ぶれは、前内閣がスタートしてまだわずか4ヶ月を経たばかりであったことから、参議院での問責を受けた2人の閣僚を外し、その枠に新任大臣を入れたという他は、少しばかりの横滑り人事を行っただけの小規模改造であった。そこで、マスコミが注目したのは、新たに官房長官に就任した枝野・元民主党幹事長と、野党から一本釣りで、経済財政担当大臣として入閣した与謝野・前たちあがれ日本共同代表の2人だけという形であった。
 記者会見では、総理も、官房長官も、「実務型の内閣」を作ったと、語っていた。実務型という意味が、私にはよく分からなかったが、おそらくは、これまでのように、官僚をただ批判して対立ばかりするのではなくて、官僚と必要に応じて手を組みながら、実務を円滑に動かしていくようにという意味なのであろう。これでまた、民主党の旗印がひとつ消えたかと、寂しさがないわけではない。しかし、政治は生き物、柔軟な対応も必要だろう。
 そこで、私のネーミングは、菅総理と仲間たちの内閣だから、「菅僚内閣」。いかがだろうか。

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1月13日(木) 民主とは 肌合い違う 与謝野氏は 獅子身中の デストロイヤー??

 永田町が騒がしい。菅総理が、民主党大会を終えて、あす14日にも内閣改造を行い、また民主党内の人事も行おうとしているからである。
 そんな中で、唐突に、「たちあがれ日本」の共同代表であった与謝野馨氏が、離党届を提出し、離党。何でも、これまで批判し続けてきた菅内閣に、閣僚として入閣する予定だということである。与謝野氏といえば、自民党内で政調会長などの重要な役職を務めてきた人で、閣僚としても、財務大臣や文部大臣、官房長官など要職を歴任してきた人である。そんな人がなぜ、今、民主党政権にくみするのか、多くの人が首をかしげているのではなかろうか。

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 私も、与謝野氏とは一緒に仕事をしたこともある。確かに弁舌さわやかではあるが、自分の考えに強く固執する人でもある。決して協調性のある人ではない。そんな人が、菅内閣に入って、うまくやっていけるのだろうか。菅総理は、あえて現政権に混乱を巻き起こすために、この選択をしたということであろうか。
 ならば、与謝野氏は、日本政治という獅子の身中に巣食う破壊者、デストロイヤーということか。

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1月12日(水) 地方でも 景気は徐々に 回復と 言うのに何で こんなに寒いの?

 この日、内閣府が昨年12月の景気ウオッチャー調査結果を発表した。それによれば、景気の現状判断を示す指数と数ヶ月先の景況感を示す先行きの指数が、ともに2カ月連続で上昇したという。特に、これまで悪かった、北海道や東北地方、中国地方などで、かなり大幅な改善が見られている。

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 しかし、その実感は非常に薄い。この年末も、私は、この地元でいろいろな人と語りあったが、おおむね厳しい話が多かったように思う。どうしてこんなことにと、四国の景気判断数値をみると、たしかに四国の数値は悪い。現状も先行きも、日本全国の最低レベルである。どうしてそのような地域格差が生まれているのか、これからよく研究してみる必要がありそうである。
 それにしても、冬の季節に、パンツ一枚だけの夏の服装では、いくらこれまでよりも暖かくなっているといっても、やっぱり寒さに凍えてしまうだろう。この時代潮流に的確な対応ができているのかどうか、そんな点もしっかりと見ていきたいと思う。

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1月11日(火) ランドセル 贈りし人は 伊達直人 あぁマンガに夢を 求めてるんだ

 テレビを見ていると、タイガーマスクからの贈り物が話題となっている。発端は、昨年のクリスマス。群馬県中央児童相談書に箱入りランドセル10個が置かれていて、添えられたカードに、伊達直人と署名があったのだという。

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 伊達直人といえば、漫画のタイガーマスクの主人公。孤児であったこの主人公は、施設で育てられるが、成長してプロレスラーとなる。その時に、そのファイトマネーを施設に寄付をするのである。そして同時に、悪の組織によってプロレスラーとして育てられるが、その施設の子供たちのために、正義のヒーローになろうとして、この悪の組織と戦うのである。
 興味深いのは、この寄付が話題になった後、同様な寄付活動が日本全国に広がってきていることである。多くが、タイガーマスク、ないしは伊達直人を名乗るものであるが、それ以外にも、サンタクロースだとか、桃太郎などを自称する寄付者もいるらしい。
 私は、この寄付者は、夢を求めている人のような気がしてならない。現実の中で疲れ切った人たちが、せめて漫画の世界のヒーローに自分自身を重ね合わせて、そこに自分の夢を描き出そうとしているような気がするのである。

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1月10日(月) 恒例の 岡山ゼミの 新年会 各地の志士が 夢を語れり

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 この日は、夕刻から岡山市内で会合。「岡山人間論ゼミ」の新年講演会であった。成人式で新居浜に戻っていた娘も、この会に参加。そしてここから新幹線に乗って、東京に戻った。
 この新年会は、毎年開催しているものである。もともとの岡山人間論ゼミのメンバーに加えて、その前年にいろいろな活動の中で交流してきた人たちも参加してくださり、いつもにぎやかな会合となる。
 今回も、50名あまりの方々が参加してくださった。この人たちは、人生を真剣に考え、困難を自らの知恵才覚と努力で乗り越えてゆこうという基本姿勢を持つ人たちである。それだけに、会場全体に大きな心の響き合いがあって、とても和やかで明るい会となる。
 今年もそうだった。今年の場合は特に、昨年夏に中国東北部に一緒に旅した人たちがやってきていたので、その代表として、川上さんに思いを語っていただいた。そして私も、昨年一年の活動を振り返りながら、これからの一年間の決意を皆さんに語りかけた。参加者もそれぞれに夢を語った。心楽しむいい会であったと思う。

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1月9日(日) ウワッヤバイ 宇和での講話の 帰り途 タイヤがパンクし 立ち往生す

 娘が、地元での成人式に出席するために帰郷している。その娘を、朝早くから、美容院や写真館に連れて行ったりした後、成人式会場まで送り届け、それから私は、愛媛県南部の宇和町に向かう。四国人間論ゼミのメンバーである山本さんが、自分の地元で定期開催をしている人間学講座の年初の講師を依頼されたからであった。
 この講座の参加者は、約25名。定期的に勉強会を開いているだけあって、心整った人たちが集っていた。ここで、私は、平成23年を生きる基本姿勢として、大地に深く根を伸ばすような生き方を目指そうということを訴えた。参加者には、おおむねご賛同いただけたのではなかろうかと思う。
 そしてその後、この地域の古墳「樫木(かたぎ)駄馬遺跡」がなんとなく、OAK・TREE 運動とその名において関係がある気がして、山本さん、源さんとともに訪れ、その後さらに、大洲市内の様子を見て回ったのである。

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 問題はその後に起きた。細かい事情は省略するが、高速道路に乗った時にガソリン残量が少なくなっていることに気づき、途中のインターを降りたときに、道路の縁石にタイヤをぶつけてパンクしてしまったのである。日曜日の夜のことで全く何の手も打つことができず、やむなくその場で宿泊。翌朝、修理することにする。とほほ…。

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1月8日(土) 言論が 暴力により 閉ざされし 愚かな時代を フラッシュバック

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 米国西部アリゾナ州のトゥーソンにあるショッピングモールで対話集会を開いていた、同州選出ガブリエル・ギフォーズ下院議員(40歳)が、拳銃で撃たれた。同議員は、頭を撃たれていて重傷。さらにその周りで話を聞いていた約20名の人たちが死傷した。発砲したのは、ジャレット・ロフナーという名の、22歳の青年。まだ今のところ、詳しい動機はわからないが、報道によれば、この青年は、かねてよりこの議員の選挙区住民について「無知だ」と批判をしていたようで、政治的動機が取りざたされているようである。
 それにしても、国会議員を一人誕生させるには、膨大なエネルギーが必要とされる。また選出された国会議員も、民主的方法で自分の考え方を実現していこうとするならば、これまた大変なエネルギーを注ぎ込んでいかねばならない。それに対し、名も地位もない一人の人間が、ただ一発、けん銃の弾を発射するだけで、その努力を打ち砕くことができる。この不条理をどう考えればいいのだろうか。
 ふと、戦前日本の5・15事件を思い出した。犬養毅首相が官邸で海軍青年将校によって暗殺された事件である。この国にも、またあのころのような愚かな時代がやってくるのだろうかと、不安な気持ちである。

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1月7日(金) 昨年も 自殺者数が 3万人 ピ-クはいつも 休みの前だね??

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 この日、警察庁が自殺統計の速報値を発表した。それによると、昨年の自殺者は、31,560人。前年より1,285人減少したが、1998年以降続いてきている3万人の大台を割り込むことにはならなかった。男女では、男性が2万人強であるのに対して、女性が1万人弱であり、男性自殺者が圧倒的に多いという傾向である。
 政府では、内閣府に自殺防止に取り組むための「緊急戦略チーム」を設置して、心の健康や債務問題での相談窓口の拡充や、地域ごとの対策作りなどの取り組みを進めているが、その評価はまだ出せる状況にはない様だ。
 月別自殺者数のグラフを見ると、少ない月で2,400人、多い月で3,000人というデータが示されているが、そのピークとなっている月を見ると、3月、7月、11月である。毎年同じ傾向なのかどうかはよくわからないが、春、夏、冬の長期休暇の前にピークがあることが気になった。環境によるものなのか、何らかの心理的な意味を持つものなのか、今後の対策を考える上に一考すべきものがあるような気がした次第である。

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1月6日(木) 聖子さん 男児出産 おめでとう さて、これからどうなる 夫婦別姓

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 国会議員の野田聖子さんが、念願の子供を出産したと報じられている。男の子だったらしい。野田代議士は、初当選が私と同じであり、年齢も、すでに50歳。かなりの高齢出産である。しかも、これまで幾度も、人工授精などの取り組みをしてきたが、成功せず、今回は、アメリカで第三者の卵子提供を受け体外受精で妊娠をしたという。この執念には、頭が下がる思いである。心からお慶びを申し上げたい。
 なおこの日、夫婦別姓問題をめぐって、結婚に際して夫から妻のどちらかが姓を改め、一つの姓にしなければならないとする民法の規定は、個人の尊重を定めた憲法13条や、両性の平等を定めた24条などに反するとして、憲法判断を求める訴訟を行うことが明らかになった。死ぬときには、本名で死にたいという思いなのだそうだ。
 今、たしかに結婚観や家庭観が変貌してきていると思う。そんな実例が、奇しくもこの日に2件、象徴的な形で姿を現したことに注目したいと思う。

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1月5日(水) 世界一 エベレストへの 登頂を 80歳にて 為さんとする人 …スゴイネ!

 ニュースを見ていると、冒険家の三浦雄一郎さんが、80歳を迎える2年後、世界最高峰のエベレストに挑戦するのだという。その時の三浦さんの年齢は80歳。世界最高齢のエベレスト登頂者を目指すということである。

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 実は、三浦さんは約3年前、75歳の時にエベレスト登頂に成功。一度は最高齢登頂者としてギネス記録に認定されたらしいが、その後、それ以前に76歳のネパール人登山家が登頂していたことが分かり、その記録が取り消されたのだという。となると、この挑戦は、世界一の誇りをかけての挑戦ということになるのだろうか。それとも、自分を応援してくれた人たちへの責任を果たす思いに突き動かされたものなのだろうか。
 それにしても、この目標に向けて、三浦さんは毎日、かなりハードなトレーニングを行っているらしい。肉体の衰えを、三浦さんの強い意志が克服できるのかどうか、興味深いところである。それにしても、50代半ばで体力の衰えを痛感する私には、ただただすごいことだと感心している次第である。

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1月4日(火) 菅総理 年頭所感の 印象は 余りに多くの 時限爆弾……

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 菅総理が、平成23年を迎えて初めての記者会見。その冒頭に、年頭の所感を語っている様子が、テレビで紹介されていた。いささか疲れているような様子が気にかかったが、それも致し方のないことなのであろう。だって、菅総理の周りを見渡せば、数多くの時限爆弾の導火線にすでに火がつけられていて、時が至れば、本人が望もうが望むまいが、爆弾は爆発せざるを得ないのである。
 まずは、この一月中に開会される通常国会をいかに切り抜けるかということがある。参議院で問責決議を受けた閣僚をどうするのか、また小沢元代表の資金問題に対する政倫審出席問題をどう処理するのか、早速に問われることになる。続いては、4月に行われる統一地方選挙である。菅内閣の不人気のあおりを受けて、各地の地方選候補者たちは苦戦を強いられている。この風をどう変えようとするのか。さらには6月には、消費税を含む税改革問題、TPP参加問題に一定の方針を示すという。国内に深刻な対立を生み出しそうなこれら問題を、これからどう処理するのか。
 なんにしても大変な年となりそうである。総理が持つバケツに入った水程度では、とても消せない火だと思うが、まずはお手並み拝見という気持ちである。

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1月3日(月) 情報の 時代の政治に 向かわんと スマートフォンを 手に入れるなり

 正月も3日目となると、家に籠もっているばかりじゃなくて、少し、新春の商店も覗いてみようかという気持ちになってきて、電気店に行ってみた。そこで、以前から関心を持っていたスマートフォンの売り場に行き、その値段を見てみると、何と、通常小売価格では確か5万円くらいしていたはずの新商品が、約8000円。恐らく、新商品のキャンペーンでの特別価格なのだろうが、それにしてもという値段である。すぐに、購入を決定した次第。

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 実は、私は、各地のキャラバンを行っているが、その時に、必要な情報がなかなか得られずに、苦労することが多い。そこで、スマートフォンを使って、インターネット上の情報にアクセスできるようにしたいと考えていたのであった。加えて、このイラ短日記のアップロードも、このスマートフォンで出来るならば、出先の新鮮な情報なども、現地から皆さんにお届け出来ることになるなと、考えたのであった。
 実は、今、そのアップロードの実験中であるが、この段階では、うまくいっていない。そこで、今日のこのイラ短日記は、これまで通り、手持ちのコンピューターを使って行っているが、近いうちに、問題解決をして、対応できるようにしたいと考えている。こんな試行錯誤も、情報時代の政治へのチャレンジなのである。

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1月2日(日) 本を書く 夢語り合う 整理する これが私の 今年の正月

 この日も、橿樹舎での仕事。中心は、本の執筆。そして、仕事場の整理。そこに、岡山の佐藤さんがやってきたので、色々な夢も語り合った。何ということもなく、静かに時間が流れていくような日であった。

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 どうということもない、平成23年の正月。しかし、こんな形で新年のスタートを切ったことが、今の私には、とても時宜にかなったことのように感じられたのであった。それは、現代の社会が、基本的なところで行き詰まってしまっていて、表面的に国民受けを狙ったようなことをいくら華々しくして展開してみても、恐らくそこから問題解決の道筋は見えてはこないだろう。また、力づくで何かに立ち向かってみても、それによってせいぜいが局地戦における小さな勝利を勝ち得るという程度のことであろう。この時代に求められているのは、もっと根深いところから吹き上がってくる本源的な力である。その力は、深く静かに潜行した着実な取り組みから生み出されてくるものではあるまいかと私は思う。
 だから、何事もない静かな時間が大事だ。その時間の中に、出来る限りの心を織り込んでいくのである。知恵を忍ばせていくのである。そこから、時代を動かす何かが生み出されてくるに違いないという気がしているのである。

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1月1日(土) 根を伸ばせ ひたすらじっくり 根を伸ばせ 今年はマグマを 動かす年だ

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 平成23年の幕開け。しかし、私は、大学生の娘もまだ帰省せず、また、年始の行事も、欠席させていただいたので、ほぼ終日、自分の時間。そこで、本の執筆。それから、考え事。何とも静かな元旦であった。
 その中で考えていたこと。それは、今の時代が余りに枝葉末節の騒ぎに満ちあふれ、その頼りなさに多くの人が気づき始めている時代であるだけに、この時期に私は、逆にひたすらじっくりと根を伸ばすことに専念してやろうということであった。それも中途半端ではなくて、地底奥深いところに宿っているマグマに届くくらいまで、深く深くその根を伸ばしていってやろうということであった。そして、いつの日か、その私の根がマグマに届いた時には、このマグマを動かし、現代という時代が孕んでいるこの閉塞感を打ち破って、新しい時代を切り開いてみたいと夢見たのであった。
 その根とは、別の言い方をすれば、良知であると思う。人間は、生まれながらに持つとされるこの良知の力に目覚め、確信を抱くことが出来るならば、世の中を確かに動かすことができるということだと思う。そう信じて、この一年も、愼独の気持ちで、歩んでいきたいと思うのだ。本年も、よろしくお願い申し上げたい。

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