3月11日(金) パリの朝 外国ニュースで 日本…が 地震と津波に 襲われしと知る
パリのホテルで、朝になって目を覚まし、何の気なくテレビをつけて見ていると、突然、日本で起きた大地震のことを、BBCワールドが報じ始めた。日本とフランスでは、時差が8時間。日本でこの地震が起きたのが午後3時前。つまり、フランス時間でいえば、午前7時前ということになる。私がテレビをつけたのが、ちょうどその頃であったから、日本国内の人たちとほぼ同時刻に、この報道に接したことになる。
最初は、マグニチュードのずいぶん大きな地震のようだから、これは少しは被害が出るなといった程度の認識であったが、時が経つ内に、テレビでは津波の被害を報じる衝撃的な画面となり、その津波がどんどんと家や田畑を飲み込んでいく映像を見ている内に、背筋が寒くなるような思いとなった。これはとんでもない被害が出ているに違いないと思ったが、外国にいては、何らなすすべもない。せめて、在仏日本大使館を訪れて、被害情報だけでも頂くことにしようと、この日、大使館を訪れた次第である。
それにしても、BBCが、この大地震に接して、急きょ番組編成を切り替えて、ぶっ続けでこの地震ニュースを報じ続けていたのには驚いた。報道の感覚がこんなに違うのかと感じた次第であった。
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