3月31日(木) 三月は 惨月なれり 散々に 簒奪されけり 山河残して
3月の最終日。そして、多くの組織や学校なども、年度の最終日である。そこで、一つの区切りとして、このしばらくのことを振り返ってみた。
この3月は、日本にとって、最悪の月であった。「惨月」であった。特に、3月11日の宮城県沖大地震とそれに続いた大津波、さらに福島第一原発の事故による被害は、目を覆いたくなるものであった。対象地域の人々は、多くの命を奪われ、それまでに築き上げてきた財産を失い、同時に、夢や希望も見えなくなってしまったかのようである。何もかも奪われてしまった、と語る人たちに、私たちはいったい何を語ることができるだろう。いったい何を為すことができるだろう。人間の無力さを痛感した、このしばらくの時間であった。
それにしても、山や河や海、自然は、そんな人間の世界をあざ笑い、何事もなかったかのように、春の日差しの中で花を咲かせ、新しい芽を出してきている。「国破れて山河あり」そんな気持ちになった。私たちは、よきにつけ、悪しきにつけて、この自然とともに生きていかねばならない。その意味をいろいろと考えさせられた時間でもあった気がするのである。
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