6月30日(木) 片手に論語 片手にソロバン 孔健さん 世を動かせるか 儒学の力で
朝、新居浜を出発し、大阪に向かう。これは、孔子の75代目子孫として、儒学の啓蒙活動や日中関係に関する評論活動、さらにさまざまな経済活動を行っている、孔健さんが、日中韓三国の経済人を集め、その交流と協力を促進する「日中韓経済貿易促進協会」の関西支部発足の会合に参加を求めてきたからであった。
会場に行ってみると、孔健さんが、汗をふきふき会場設営に駆け回っていた。私の顔を見るなり、今日は、好きなだけ話をしてもらっていいから…と言う。一体どうしたのだろうと話を聞いてみると、メインスピーカーにお願いしていた人が、突然、急用が入って来場できなくなったのだという。それで、あなたがメインスピーカーになるから、喋りたいだけ喋ってくれということだ。
そうは言っても、当初は挨拶程度の話と聞いていたから、特別の準備をしていたわけではない。困ったなという顔をすると、「テーマは、『論語と日本人』で話してね」と、テーマまで決めてしまっている。孔健さんとの付き合いはいつも大体こんなものだ。もう今さらお断りしても、それでは孔健さんが困るだろうと、お引き受けすることにして、約1時間の話をした次第である。
孔健さんは、片手に論語、そしてもう一方の手にソロバンという人である。少し若くて性急なところがあるが、現代の渋沢栄一というべき人かと思う。
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