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10月31日(月) 午前中 本の構想 論じ合い 午後には北京の 市内観光

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 北京での一日目。午前9時から、中国社会科学院日本研究所日本文化研究室長の崔世広氏とホテルロビーで会い、懇談。実は、今年8月に中国を訪問したとき、日本研究所研究員の皆さんと懇談する中で、文化の視点を足場に置いた、日中の友好交流に関して、一緒に本を書いて、日中両国で出版しないかと提案され、合意をしていたのである。その約束を果たすための今回の訪中であった。
 この日は午前中いっぱいかけて、本の基本理念や全体構成について、意見交換をし、さらにその内容についても、日中両国の考え方を披瀝しあったのである。それが午前中に一段落をしたので、近所の上海料理店で昼食をともにし、それから私たちは、崔さんと別れて、二人だけの北京の市内観光である。
 まず最初に訪れたのが、映画ラストエンペラーのロケ地ともなった、故宮博物院。明・清時代の皇宮である。今回は、じっくりと時間をかけていろいろな建物や展示を見て回ることができた。それから、その北側にある景山公園の丘に登り、高台からの見物。そして夜は、京劇観賞。よく知られた李園劇場で、代表的な京劇を四本見た。
 考えてみれば、これまでの北京訪問は、仕事としての訪問であり、慌ただしい日程に追われてばかりいた。今回は、自由時間が多く、気持ちに任せていろいろなところを歩き回れるのがありがたい。

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10月30日(日) 行く秋に 首都の北京は 霧の中 飛行機動かず 足止め食ったよ

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 私たち夫婦は、朝早く自宅を発って、関西国際空港へ。中国の北京に四泊五日の日程で旅立つためであった。
 当初、北京に向かう飛行機は、午後1時50分に関空を飛び立つ予定であった。だから、自宅出発は、午前6時半。午前11時前に空港に着いて、急ぎ飛行機の搭乗手続きを行ったのであった。しかし、そこで、私たちが乗る予定の飛行機が、まだ北京空港を出発できないでいると聞かされた。その理由は霧。北京を濃い霧が覆っていて、視界が開けないために、飛行機が出発できないでいるとのことであった。
 それならば仕方がないと、私たちは、りんくうタウンに出かけて、時を過ごすことにした。それでも時間をつぶしきれず、空港に戻って、待合室でひたすら読書。結局、私たちの乗る飛行機が関空を飛び立ったのが、午後7時半であった。約6時間の遅れである。そのせいで、北京で夕刻から予定していた夕食会はキャンセル。ホテル到着は、現地時刻で午後11時となってしまった。
 今回は、天候の問題で、足止めされたのであるが、これも何か象徴的である。中国は、特に、首都北京の政治的動きがよく見えない傾向がある。そのせいで、他国の政治が足止めされてしまうことがよくある。もう少し北京の見晴らしが良くなればいいのにと、そんなことを考えた次第である。

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10月29日(土) 努力して 輸出するほど 赤字とは… 製造業者は 赤色吐息

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 このしばらくの新聞紙面に踊っている見出しは、これまで日本経済を牽引してきた大企業にとって、極めて厳しいものが多い。例えば、「パナソニックが約3,000億円の赤字見通し」「ソニーも四期連続赤字」「任天堂、初の赤字決算に」「トヨタも黒字見通しを赤字に修正」といった調子である。
 この背景には、もちろんさまざまな要因があるが、最も大きな要因は、異常なまでの円高である。多くの輸出企業が、円レートを80円程度に想定しているのに対し、現在の円相場は、76円台から77円台である。円レートが1円上昇すれば、数十億円から数百億円の損失が生まれるとされているから、円高が進み、しかもそれが継続すれば、経営に与える影響は甚大なものとならざるを得ない。もう製造現場における効率化合理化などで吸収できるレベルをはるかに超えてしまったといえるだろう。
 製造現場では、可能な限りのコスト削減をしようと、日々涙ぐましいまでの努力が展開されていると聞く。しかしそうして努力して作り上げた製品を、輸出すればするほど赤字が積み増してくるという、このどうしようもない状況。口を開くたびに赤字、赤字と語っているうちに、その吐息まで赤く染まってくるような気がしたのである。

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10月28日(金) 100億余 個人借用 報じられ 4億円が 霞んで見えたよ

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 大王製紙は、井川意高・元会長の巨額借り入れ問題に関して設置された特別調査委員会の調査結果と社内処分を発表。元会長が子会社などから借り入れていた金額は、106億 8,000万円に及び、そのうち59億3,000万円 はいまだ返済されていないということが判明。元会長が、調査委員会の調査に協力しない姿勢でいることから、「強制力のない調査には限界がある」として、元会長を特別背任の疑いで刑事告訴する方針を明らかにした。
 まだきちんとした調査結果が出る前であるから、推測に基づく批判は控えるべきだと思うが、それにしても驚いたのは、100億円に余る巨額の資金が、正規の手続きを経ずに引き出されていたという事実であった。
 実は、この日は、政治資金規正法違反で強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告の公判も、東京地裁で開かれ、石川知裕被告の証人尋問が行われたのだが、こちらは、陸山会が小沢一郎被告から、4億円を借用して、不動産を購入したという事件である。当初、4億円の個人資金と聞いて、ずいぶん大きな金額だと感じた記憶があったが、今回の大王製紙の金額と比べれば、月とスッポン。マスコミが大王製紙問題を大きく報道する中で、小沢問題がなんだか霧の中にかすんでしまったような印象を抱いたのは、私だけではなかっただろう…。

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10月27日(木) 本来は 道具に過ぎぬ 金融が 世界を揺さぶる 異常事態だ!

 ユーロ17か国が、緊急首脳会議を開催。国家財政が破たん状況にあるギリシャの救済問題をめぐって、激論が戦わされたという。一方、日銀もこの日、5兆円の基金積み増しを決定し、発表した。市場に流通する円を増やし、景気後退を防ぐと同時に、行き過ぎた円高を是正する狙いのようである。

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 このしばらく、世界中で金融問題が大きく取り上げられる傾向がある。今や世界は、経済活動の心臓の役割を果たしている国際金融を通して一体化していて、一国の金融破たんが世界中に連鎖するということを考えれば、その重要性が議論されるのは当然のことと言えよう。特に、ようやくアメリカ発のリーマンショックから世界経済が回復していこうとしている矢先に、今度は、ユーロ圏における国家財政危機と連動する形で金融危機の再燃が懸念されているのである。金融は、信用という実態のわかりにくいものを足場に構築されているだけに、不安の連鎖がとんでもない恐慌を生み出しかねない性質を持っている。だから、早期の問題解決を図っているということだろうと思う。
 それにしても、何かおかしい。金融というのは、あくまで人が幸福を追及するための道具であったはずである。それが、まるで人の上に存在する主人のような扱いになっている。いったいどこでこんな勘違いをしてしまったのだろうかと思わざるを得ない。

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10月26日(水) 日本じゃ 人口減少 現実に 政治も急ぎ 取舵いっぱい!

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 この日、総務省が2010年10月に実施した国勢調査の確定値を発表。それによれば、日本人の人口は、1億2,535万 8,854人であり、前回の2005年の調査に比べ、0.3%減少をした。国勢調査において、日本人人口が減少をしたのは、日本人と外国人を分けて集計を始めた1970年調査以来初めてのことだそうだ。いよいよ日本の国は、人口減少社会への歩みを始めたといえそうである。
 国家にとって、人口というのは、国力を示す基本的な指標の一つである。国家経済にとっての生産活動も消費活動も、基本的にはこの総人口がキーファクターとなる。それが減少するということは、社会の在り方が大きく変質していくということも意味している。これから先の人口予測を見ても、日本においては、人口減少の流れはますます強まってくると考えられ、政府も、経済界も、これまでの延長線上に国の姿を考えていては、見当違いの対応を進めることになりかねない。
 いよいよニッポン丸も、舵を大きく切らねばならない段階に来たようだ。だから、イラ短の船長は、気象図ならぬ人口減少社会図を手にして、取舵いっぱいと、船の進路を変更するように、大声で叫んでいるのである。

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10月25日(火) T…遠き世に P…ピントが合わず P…パニックが 起こりはせぬか 開国巡って

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 永田町では、TPP(環太平洋経済協定)交渉に日本が参加するか否かを巡って、議論沸騰の様子である。民主党内では、賛成派と反対派がそれぞれに会合を開催して、その是非を論じあっているし、野党の自民党や公明党も、その意見集約を巡って、活発な議論が行われているようである。外野席では、経済界や農業団体がそれぞれに会合を開催し、推進と反対の論陣を張ると同時に、国民的な運動を展開しようとしているようである。
 このTPPを黒船来航という人たちもいる。江戸時代末期に、ペリー率いる黒船艦隊が日本に来航し、開国を迫った状況によく似ているということであろう。今回のTPPも、アメリカが主導して、環太平洋地域において、自由貿易圏を作り上げていこうとしているわけである。従って、その意図や思惑を的確に汲み取らなければならないというわけである。
 しかし、議論を聞いていると、あまりに近いところばかりで論じられている印象である。このTPPは、国家にとって長期的な構想の中に位置付けられねばならない問題であると思うが、それぞれが手にしている望遠鏡は、どうも遠いところにピントの合わないもののようで、遠い先の国家像に焦点が合っているとは思えない。ぼやけた像をもとに、それぞれが勝手に判断していると、結局は、パニックになってしまうのではないか、そんな気がした次第である。

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10月24日(月) 新宮の 中学生と 歩きたり 秋色深まる 人生の道

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 朝8時半から、新宮中学校一年生と一緒に、「志の道」を歩く。詳しいことはよく知らないが、この授業は、新宮中学校の地域学習の一環として組まれたものではないかと思う。先生方も、3名が同伴。
 実は、10時が終了予定時刻であったが、中学生たちの反応を見ながら次々に碑の説明をしていると、私自身が時間が経っているのも忘れてしまい、結局、最終碑に到着したのが、10時半になってしまっていた。それくらい、中学生も、話を熱心に聞いてくれたということである。
 中学校一年生といえば、12歳か13歳ということになるのではないかと思うが、この時期に、人生の生き方・考え方について、しっかりと考える機会があるということが、それぞれの人生の大きな財産になるのではないかと思う。これからの子供たちの健やかな成長を心から祈りたいと思う。
 ところで、「志の道」のまわりの風景は、この一週間くらいで、一気に秋の風情になっていた。山々には、紅葉が進み、今までとまったく異なる風景になっていた。それを見ながら、私自身の人生も、56歳といえば、もう秋。これまでの勢いだけで何かをするというのではなく、じっくりと何らかの実りを見据えながら歩んで行かねばならない年齢になったんだなと改めて感じた次第であった。

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10月23日(日) 東井先生 静に生きて 名を残し 衛星落下は 前騒ぎだけ

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 引き続いて、今日は、教師人間論ゼミ。「東井義雄の人生と教育思想」をテーマとする勉強会であった。
 東井先生は、兵庫県豊岡市(現在)の極貧の寺「東光寺」の長男として、明治45年に誕生。その貧しさの中で、苦学するのだが、お金がかからずに勉強できるということで、師範学校に進学。そしてそのまま、教職に就くことになる。30歳を過ぎたころに、日本は敗戦。価値観が一変し、教育制度が変わり、反省と模索の中に、彼は、自分の教育思想を打ち出していくことになる。それを一言で言えば、子供は、自分の内なる力によって成長していくものだと考え、その命を育む教育をせねばならないというものであった。また、自分の故郷を育てるための教育をしなければならないという主張も行った。教師として、自分の故郷を一度も離れたことのない東井先生であったが、その教育者としての思想と信念は、今も、多くの教育者に支持され、慕われている。1991年に79歳でお亡くなりになっているが、その後も、高く評価されているという教育者である。
 一方、この日、宇宙からドイツの衛星が、地球上に落下した。前日のニュースなどでは、大騒ぎであったが、落下した先に一切の被害もなかったせいか、落下後は、まったく何も報道はされなかった。東井先生と逆だなと、面白く思った次第。

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10月22日(土) モラエスは 妻の故郷で 筆を取り 最期の著作ぞ 「日本精神」

 四国人間論ゼミの日。今日のテーマは、「モラエス著『日本精神』を読む」。
 モラエスというのは、ヴェンセスラウ・デ・モラエスという名のポルトガル人である。生誕が、江戸時代末期の1854年。リスボン生れである。その後、ポルトガルの海軍士官となるが、1899年に日本に初めてポルトガル領事館が開設されたときに、神戸の副領事として赴任、のち総領事となる。しかし1912年に、ともに暮らしていた芸者おヨネが死没すると、翌年に職を辞して、おヨネの故郷徳島市に移住。以来、1929年に亡くなるまで、この徳島市で生活をした。その徳島在住時代には、『日本歴史』や『日本精神』など、日本を文化面や生活面も含めて幅広く紹介する著作を書き表わし、故国ポルトガルにおいて出版。大きな話題になったようである。

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 今回の人間論ゼミでは、その人生最期の著作となった『日本精神』を取り上げて、彼の目で見た日本とはいったいどのような国だったのか、ということを語り、論じあった。その分析は、今の私たちが読んでも、十分に読みごたえのあるものであり、おそらくは、この時代に日本を紹介する本としては、秀逸なる作品ではなかったかと思う。
 混迷の中にある今、私たち日本人自身が、この本から学び取るべきものがある気がしてならないのである。

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10月21日(金) 円高で 75円と なりし日に 静かにスタート 戦略会議…

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 円高が続き、この日、ロンドン外国為替市場で、一時、一ドルが75円78銭と、戦後の最高値を更新した。産業界からは、一ドルが80円程度までのレートを前提として経営計画を立てているので、75円まで来れば、とても国内生産は続けていけない、という悲鳴に似た声が聞こえてきている。
 一方で、税財政の骨格や経済運営の基本方針、エネルギー政策、グローバル人材育成など、国の未来展望を提示するための「国家戦略会議」の開催について、この日、閣議決定が行われ、10月28日の第一回会合に向けての準備が行われた。しかし、マスコミ上でのこの国家戦略会議についての扱いは、とても小さなもので、多くの人が見落としてしまったのではないかと思う。
 日本の国の進路をめぐって重大な問題が山積をし、その舵取りをめぐって、国家の命運が左右される状況にあるにもかかわらず、この扱いの軽さには、強い違和感を覚えた次第であった。もちろん、この日は単なる閣議決定であり、映像となる初回会合は月末だから、その時に華々しく報じられることになるのであろうか。
 今、この国の政治が最も必要としているのが、ビジョンであると私は思う。それがあって初めて、国論を分断する問題に英断を出すことができるはず。国家戦略会議のご活躍をお祈りしたい。

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10月20日(木) カダフィ死す 臨時国会 開会す 私はOAKの 出稿果たす

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 この日、リビアのカダフィ大佐が死亡と報じられる。大佐は、出身地の中部シルト付近で拘束されたが、その際に受けた頭部の負傷により死亡したとのことである。リビア国内では、8月の末に首都トリポリが反カダフィ派によって制圧されており、政権は既に崩壊状態であった。国内において独裁的な政権運営を行うと同時に、国際社会では暴れん坊ぶりを発揮した、異色のリーダーが、いよいよその幕を降ろしたということである。
 一方、日本では、第179臨時国会が召集された。会期は、12月9日までの51日間。東日本大震災からの本格的な復旧を目指す第三次補正予算案を審議すると同時に、来年度予算編成に向けて、この国の進むべき方向が審議される国会である。建設的な議論を期待したい。
 それともう一つ、この日のエポックは、OAK・TREE11月号の出稿を予定通りに果たしたことである。これから先、印刷会社で最終的な編集作業を行う中で、加筆や修正を行うわけであるが、とりあえずは肩の荷を降ろした気分。
 これらの三つは、それぞれが別々のものであり、何らかの結びつきがあるというものではない。しかしひょっとすれば、後世の歴史において、これらは無関係ではなかったということになるかもしれない…。ちょうど4年前の映画『バベル』がそうであったように…。

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10月19日(水) 日韓の 首脳会談 その意味は 米中谷間の ユリの花なり

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 ソウルの青瓦台で、野田総理が、李明博大統領と会談を行った。この野田総理の韓国訪問は、ニューヨークでの国連総会出席を除くと、初の外国訪問となる。それだけに、総理の近隣諸国重視の外交方針が示されたものと考えてよいと思う。
 この首脳会議では、経済問題に特に力点が置かれていたようである。一つには、韓国との間の経済連携協定(EPA)の交渉再開で一致した。二つには、緊急時にドルなどの外貨を融通し合う通貨スワップ協定の枠を現行の5倍にすることでも合意した。初の外遊として、一定の成果を納めたと評価してよいだろう。
 野田総理は、年末までに、次は中国訪問を考えているようだ。今の世界は、超大国アメリカの政治力・経済力が弱まる一方、中国が大国としての力をつけてきている。これから先、中国はさらに経済力を増し加えてくることを考えれば、このしばらくの世界は、米中二国の緊張関係の中で動いていくことになるのではないか。
 そうすると、今回の韓国訪問というのは、この二大国の谷間に、日本と韓国が協力し合いながら、花を咲かせていこうという意図のものであったと推察される。バルザックの「谷間のユリ」を思い出した次第である。

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10月18日(火) 混迷の 世に新秩序 築けるか 政府と党の 予算会議で

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 来年度予算に設ける特別枠「日本再生重点化措置」、7,000億円の分配をめぐって、政府と与党の調整がこの日始まった。この予算枠には、すでに各省庁から126事業、1兆 9,788億円 の要望が出されていて、それをこの12月までに、半額以下の7,000億円規模に絞り込まねばならないということである。政治主導の旗の下で、政治家同士の議論によって、この予算調整が果たして可能なのかどうか、野田総理のリーダーシップが問われることになりそうである。
 予算というのは、日本政治が描き出すビジョンを具体化する手段である。だから、予算を組む前に、本来は、国家としての未来ビジョンが提示されていなければならない。しかし、残念ながら、現在の政権の下で、そのビジョンが明確に示されているとは考え難い。そうなると、予算調整というのは、政治家や省庁の力関係で決められるということにならざるを得ないだろう。国民世論にも振り回されることになりかねない。大震災の復興を謳う予算を果たして削ることは可能なのだろうかという疑問もある。
 これまでの民主党政権は、予算編成時に選挙時のマニフェストを安易に変更することが多かったが、野田政権がどうかじ取りを行うのか、これから1ヶ月あまり、強い関心を持って見守っていきたいと思う。

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10月17日(月) いつの間に タイがこんなに 日本の 首ねっこつかむ 国になったの?

タイの洪水が大問題になっている。チャオプラヤ川上流部で降り続いた豪雨が、だんだんと下流部に流れてきて、流域に大規模な浸水被害を引き起こしてきているのである。日本の川と違って、このチャオプラヤ川の勾配がとても小さいので、緩やかに水が流れるため、この洪水が引くのには、一ヶ月余り要するのではないかと言われている。

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  その影響で、日本の企業が数多く進出しているアユタヤ県の7つの工業団地では、企業活動が停止状態になってしまっているという。その結果、この地で生産される部品が入手できなくなって、日本国内にある工場も、休業状態になってしまっているところも生まれているらしい。また、年末商戦に向けて、準備してきた商品が生産できなくなって、販売時期をずらす商品も生まれてきているようである。
 それにしても、いつの間に、日本企業の工場としてのタイの重要度がこんなに高まっていたのだろうか。日本企業の進出先としては、なんといっても中国だとばかり思っていたのだが、今回の洪水報道を聞いていると、タイもかなりの生産規模になっているようだ。
 在野の生活の中で、少し情報に対する感度が鈍ってしまっているのかもしれないと反省した次第。

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10月16日(日) 新居浜じゃ 秋祭りなり 世界では 格差批判の デモ多発せり

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 今日は、新居浜の秋祭り。新居浜の秋祭りというのは、重量が2トンくらいある巨大な太鼓台を、150人から200人くらいのかき夫がかき上げる勇壮な祭りとして広く知られている。この太鼓台は、新しく作ると約5,000万円くらいかかると言われている。それが、新居浜市内で、約50台あって、各地区の太鼓台対抗で、どれだけ長い時間、美しくかくことができるかが競われるのである。
 私がいま住む船木地区では、前日にこの太鼓台同士が「鉢合わせ」という喧嘩をして、けが人が7人も出たため、警察から地区の全太鼓台に運行停止が命じられ、地区の皆さんは、一様に落胆している様子であった。
 世界を見れば、各地で失業者達が格差批判のデモが行われている。当初は、ニューヨークで、反ウォール街、反資本主義を訴えるデモが、約一ヶ月前に始まったのだが、あっという間に、それが世界中に広まったものである。それらの国々の若年層(15~24歳)失業率は非常に高い。例えば、アメリカでは18.4%、スペインでは41.6%、ギリシャが32.9%、イタリアが27.9%、イギリスが19.1%などである。それらの国々では、高額所得者と失業者がぶつかり合っている。それが、新居浜祭りの太鼓台同士の鉢合わせと重なりあったのであった。

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10月15日(土) 新宮に PHPの 信奉者 広く集えり この国憂いて

 四国中央市新宮町の「霧の森交湯~館」で、「四国PHP友の会交流会」が開催され、その場で講演。そのテーマは、「PHPの理念のもとで、私たちは何をどう学ぶのか」。それぞれの人にとっての人生の基本であり、またPHP運動にとっての根本となる考え方をお話しさせていただいた。この会には、四国各地で友の会活動を展開している方々、17人が集っておられた。

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 そもそも松下幸之助氏がPHP運動を始めた原点の思いというのは、戦後日本の混乱の中にあった。敗戦に終わった第二次世界大戦の後、日本国内は大変な窮乏状態に置かれていた。その中で、国民は、飢え苦しみ、餓死者まで生れていた。その時に、松下氏は考えたのである。「野山に出て行って、鳥や獣をつかまえてその胃袋を開いてみると、これら鳥獣は、飢えることなくちゃんと食べるものを食べている。それに対して、鳥獣よりも優れているはずの人間が、なぜゆえに飢え苦しまねばならないのか。それは、人間が、天地自然の理法と異なる生き方考え方をしているせいではないか」と。
 その原点の思いを感得するには、自然の中で論じ合うのがよい。その意味で、新宮でこの種の会合が開催されるのは、とても意義深いことであると思った次第。

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10月14日(金) 民主党 党内論議を 聞いてると 自民政治と 何が違うの?

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 民主党は、この14日、環太平洋経済連携協定(TPP)のプロジェクトチーム総会を開催し、交渉参加問題の調整を本格的に始めた。11月に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)までに結論を出すため、これから毎日協議を行う予定のようである。しかし、この問題に対しては、農業関係者からの強い異論があり、本格的議論の前に、その役員構成をめぐって紛糾が起きるなど、なかなか前途多難という印象である。
 私はこの会議の様子をテレビで見ただけだが、かつて私が在籍していたころに、郵政民営化問題をめぐって、自民党内が大混乱を起こした時のことが思い出された。あの時は、小泉純一郎総理の強いリーダーシップのもとで、強引に民営化路線が推進されたのであるが、党内には全面対決の機運が生まれ、総務会までも紛糾。最後は、衆院では可決されたけれども、参議院で否決され、総理は衆議院を解散して国民にその是非を問いかけるという異常な事態にまで立ち至った。当時私は、総務を務めていたが、私の政治生活の中で、最も印象的な場面であった。
 これからの民主党が、この問題をどう処理していくのか、おそらくはかなりの混乱を引き起こしてくることになるに違いないが、その姿は、かつての自民党とよく似ている。政権を担うということは、結局は党の体質まで変えてしまうということだろうか。

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10月13日(木) 松山の 異業種サロンで 講演す 日本政治の 今とこれから

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 「S.C.M.21」という異業種交流グループから依頼を受けて、夕刻から講演。「S.C.M.」とは、サプライ・チェーン・マネージメントかと思ったら、「Summit of Creative Manager 21]であり、創造的経営者代表が集まる会合という意味らしい。愛媛県民の県民性は、どちらかというと、おだやかで協調性を重んじるというものだと思うが、こんなとんがった名前をつけた会合というのは、一体どんな会だろうという興味関心もあって、出掛けたものであった。清酒の世界で全国ブランドとなっている「梅錦」の山川浩一郎社長が、その会長を務めておられる。
 頂いた講演テーマは、「現代日本政治の問題とこれからの展望」というものであった。要するに、日本政治に関することであれば、何をしゃべってもいいというタイトルであったので、私がなぜ在野の政治家として四国で活動しているのか、ということに始まり、野田政権の誕生と展望、本来の政治とはいかなるものか、といったことをお話しさせていただいた。ふと、ゴーギャンの代表作「我々は、どこから来たのか、我々は、何者か、我々は、どこへ行くのか」という絵のことが、頭をよぎった。
 この「S.C.M.21」という会は、もう20年余り続いている会なのだそうだ。その歴史と伝統のなせることか、いろいろな職種の個性的な方々が集まっておられるのだが、とても落ち着いた雰囲気を持つ魅力的な会であった。

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10月12日(水) タイ国も これまで未曽有の 洪水と 聞きて案ずは 天地の乱調

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 タイでは、これまでに経験したことのないような豪雨が3ヶ月間も降り続き、各地に洪水を引き起こしているようである。上流部からの大量の水は、川に沿って徐々に南下をしていて、だんだんと南部の工業地帯や都市部にまで、浸水被害が拡大をしてきているようである。
 このしばらく、円高対策もあって、多くの日本企業がタイに工場を建設してきたが、これら工場もその浸水被害に見舞われ、操業停止に追い込まれるところが増加しているようである。東日本大震災でダメージを受けた日本企業が、このタイでもさらなる大規模被害を受ける事態となれば、景気回復にも暗雲が垂れこめることになりかねない。
 それにしても、世界の気候異常は尋常なものではない。一方に豪雨地域があれば、もう一方には旱魃地域がある。一方に熱暑地域があれば、もう一方には寒冷地域がある。竜巻の発生件数が急増している地域もある。これまでの気候バランスが崩れてしまい、その地域一帯の民衆を苦しめている。
 古代中国では、気候異常は、天と地の調和が崩れるところから生まれるのだと語られてきた。天をも恐れぬ人間の営みが、この乱調を生み出してしまっているのではないだろうか。

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10月11日(火) 避難所閉鎖 老齢年金 見直しと 行方に惑う 人多かりき

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 石巻の避難所がすべて閉鎖された。石巻では一時5万人を数える人たちを避難所に受け入れていたそうである。テレビで行われていた退去者へのインタビューでは、この避難所を出ても、これから先の生活設計ができていないので不安だ、と語っていた。
 また、厚生労働省は、社会保障審議会年金部会で、年金の支給開始年齢の引き上げについて検討に入った。少子高齢社会の中で、年金制度を破たんさせないためには、支給開始年齢を遅らせていくしかなく、現在65歳の支給開始年齢を、68~70歳に引き上げる考え方を提示した。街の声は、そうは言っても、高齢になってからの仕事の見通しが立たない状態で年金が支給されなくなったら、どうすればいいのかと戸惑いを隠せない様子であった。
 あぁ、これからの進路に迷い悩み立ち竦む人たちの何と多いことよ。確かに自由な世の中であり、自分自身の意思で、自在に道を選択できることはありがたいが、ならばどう歩めばいいのか、そこで確信を持てないで立ち止まってしまっている人たちが、周りに数多く散見される。この人たちに対して、日本政治は何をなすことができるのだろう。この点が、日本政治の根本課題だと思うのであるが、いかがであろうか。

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10月10日(月) 10・10は 目の愛護デー 世界中 揺れる世情の 底流見つめん

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 10月10日は、体育の日。東京オリンピック開会日を記念して設けられた国民の休日である。とはいえ、現在は、連続休暇を取りやすくするため、10月の第二月曜日とされている。今年は、久しぶりに、この10月10日が体育の日となった。
 ところで、この10月10日という日は、ほかの面白い記念日でもある。例えば、「目の愛護デー」である。なぜかといえば、数字の10を90°回転させて二つ並べると、ちょうど目の形になるからである。また、「銭湯の日」でもある。1010は、「千十」であるが、これは「せんとう」と読むことができるからである。なかなか機知に富んだ人がいるものだと思う。
 この日には、いろいろなこともあった。例えばヨーロッパの銀行・デクシアが破たんしたことに対し、巨額の政府保証をつけて、金融混乱を食い止めようとする動きがあった。また、尿管結石で入院していた小沢一郎氏が、退院。少し前には、東日本大震災に対する復興のための増税・9.2兆円を閣議決定して、これからその財源をいかに確保するかも、今の大問題である。世界経済の混乱も、ますます深刻化してきている。
 そんないろいろな思いを込めて、今日のイラ短を描いた。盛りだくさんになって、少しむつごいイラストになってしまったかもしれない。

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10月9日(日) 平坦な 畑地を突然 突き上げて 山生み出すは マグマの力よ

 前日が室蘭での宿泊。朝、そのホテルで、この室蘭でどこか寄っておくべき場所はあるかとフロントの職員に聞くと、「この町は工業都市だから、観光地といえるほどのものはないけれど、多くの人は、地球岬に行ってるみたいですよ」とのこと。そこで、朝一番、その地球岬に立ち寄り、そこから白鳥大橋を経て、洞爺湖畔に逆戻り。

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 ここでの私の関心は、現在も活火山として活動している有珠山と昭和新山であった。そこで、まず有珠山の西火口遊歩道を歩きながら、今も少し白煙を上げている火口を見て回り、それから、昭和新山に向かった。ここは以前に一度訪れたことがあったが、その時は、団体での視察旅行の途中、トイレ休憩を兼ねて立ち寄った形であったので、じっくりとその山容を眺めることがかなわなかった。今回は、私一人の旅。小一時間、青空の下にそびえたつ昭和新山を見上げて時を過ごした。胸に迫ってくるものがあった。この昭和新山は、かの大戦終結直前の昭和18年暮れに活動が始まり、翌年暮れには、噴火。十数回もの噴火ののちに、造山運動が始まり、あっという間に300m余りも大地を突き上げる形で山が出来上がったという。
 私は今、「四国マグマ・アカデミー」を主宰し、大地の奥の巨大なマグマのエネルギーを育成する活動を展開しているが、昭和新山を前に、このマグマが持つエネルギーについて、考えさせられることがあった。

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10月8日(土) 余市から 積丹半島 ニセコへと 終日キャラバン 我、異邦人

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 昨晩は、夕張市とその周辺地域をキャラバンし、夜は、余市町で宿泊。そこで、朝から、余市宇宙記念館、ニッカウヰスキー北海道工場、フゴッペ遺跡などを見学後、積丹半島へ。奇岩えびす・大黒岩やロウソク岩などを眺めながら北上。積丹半島の景勝地といわれる、島武意海岸や神威岬でしばらく時間を過ごしたのちに、このしばらく話題になっている泊村原発の啓発施設・とまりん村を訪問。さらにそこから、南下し、羊蹄山(エゾ富士)を見ながらニセコへ。ここでは、有島記念館を訪ねて、明治・大正時代の文豪の人生に思いを巡らせた。ここで残念ながら日没。洞爺湖周辺地域の予定は、翌日に持ち越し、宿泊予定地の室蘭まで、自動車を走らせる。
 終日、レンタカーを駆って、北海道西部地域を巡った一日であった。上に取り上げた訪問地は、あくまでも車を停車し、しばしの時間を過ごした場所を列挙したものであり、それらに増して、広大な大地を自動車で走った爽快さこそが、今回のキャラバンで得られた最大の収穫かもしれないと思う。
 北海道にとっては、私はあくまで異邦人。異邦人の目で、その土地の風土や歴史、文化などに思いを巡らせるのが、肝要であると改めて感じた次第。

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10月7日(金) 夕張で 財政破綻を 調査せり あぁこのまちは 時の流れに 飲み込まれたのだ

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 せっかく北海道までやってきたので、レンタカーを使って、札幌周辺地域をキャラバンすることとした。
 この日は、夕張市とその周辺地域のキャラバン。夕張といえば、皆さんもご存じの通り、かつては炭鉱の町として約11万 7,000人の人口を抱え大いににぎわった町である。それが、昭和30年代後半以降、エネルギー革命が進行し、次々に炭鉱が閉山。平成2年には、最後に残っていた三菱石炭鉱業南大夕張炭鉱が閉山し、石炭産業以外の産業基盤がほぼ皆無であったこの地では雇用の受け皿がなく、働き手が都市へ流出。人口が激減し、今は現在、1万人強と、最盛期からの人口減少率は全国自治体の中でトップクラス。市の規模としても、全国で三番目に人口の少ない市となってしまった。
 当然、関連産業も衰退するし、閉山後の産業として期待された観光業も、必ずしも順調に展開がされなかった。市の財政は、火の車となり、平成18年には、財政再建団体の申請を行った。今回のキャラバンでは、その夕張市役所を訪れ、財務課長からもお話をお聞きしたが、職員の大幅な給与カットなども行い、懸命に再建に努力をしているが、まだまだ見通しが立たないという状況であった。
 この日は、夕張市内の様々な施設も訪問したが、町全体が「つわものどもが夢のあと」の風情で、大きな時代の流れの中に、どんどんと飲み込まれていったこの町の歴史に、深く思いを巡らせざるを得なかったのである。

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10月6日(木) マイコンを 友に育てし ジョブズ逝く 吾より2ヶ月 年上の人

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 東北地方や北海道でホームセンターを展開しているサンワドーの取引業者などが作っている会「サンワ会」に招かれて、札幌市で講演。「本物の経営」をテーマに、現代社会が忘れてしまっている基本的な考え方について、約1時間半お話をさせていただいた。参加者は、300名弱であったが、厳しい時代環境のせいか、こんなベーシックな話にも、真剣に耳を傾けて頂けた気がする。
 ところで、この日のニュースで、印象深く胸に残ったのは、アメリカのコンピューター会社、アップルの創業者であり、前最高経営責任者であったスティーブ・ジョブズ氏が、この5日(アメリカ時間)に逝去したことであった。彼は、「iPOD」や多機能携帯電話「iPHONE」また多機能端末「iPAD」などを次々に世に出し、ヒットさせた。彼が世に出した電子機器は、世界を変えたとまで評価されることがある。加えて、彼の思想は、禅に原点を持っているともいわれ、現代社会に対して強い問題を提起していた。そんなこともあり、私自身、かねてより、強い関心をいだいて見ていた人物であった。
 今回の死去報道の中で、彼の年齢を聞いて驚いた。56歳といえば、私と同じである。インターネットで調べてみると、私よりもわずか2ヶ月だけ先に生まれた男であった。私と同年代の人が、病により、この世を去る年齢になっているのか、そんなことを考えると、私自身に残されている時間のことを思わざるを得なかった。

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10月5日(水) AKB 48の 躍動感 あぁこいつを皆が 求めてるんだ!

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 前日夕刻、関西国際空港から羽田へ飛行機で飛んで、東京で旧交を温める夕食会。そして、この日は、昼食時に「霞が関アカデミア」の初めての打ち合わせ会を行い、さらにそれから何人かの方々にご挨拶まわりをしてから、秋葉原へ。
 とはいっても、今回は、電気電子機器の買い物のためではなく、実は、少し前にオープンしたばかりの「AKB48カフェ&ショップ」で、食事をしながら、「AKB48」のコンサート映像を観賞するためであった。「そんなところに、パパ一人だけでは行けないだろう」と言って、大学生の娘を誘い出した。そして、娘も来るんだけどと、この夏の中国旅行に一緒に行った田口さんも誘ったところ、気持ちよく参加してくれた。この3名で、何ともわけのわからない場所に潜入したのであった。
 結論的に言えば、とても刺激的であった。大きな映像スクリーンを前に、50名くらいの人たちが、食事をしながら、「AKB48」の歌と踊りを見るのである。それはおそらく、コンサートの全場面を映し出したものなのだろう。スタートから2時間余り、その映像は連続して流された。その中には、私の知っている曲も少しはあったが、ほとんどは初めて聞くものばかり。しかし、それでも胸に強く響くものがあった。それが何かといえば、はじけるばかりの躍動感であった。人々は、この躍動感を求めて、AKB48の音楽を聴き、コンサートに押し寄せているのだ…そんなことを感じた次第であった。

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10月4日(火) 弱き者 相手に生きる 人々よ まずは自分が 逞しくなれ!

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 和歌山県立医科大学の有田幹雄副学長のお招きにより、医学部と保健看護学部の一年生、約180人を相手にして特別講義を行った。テーマは、「本物に学ぶ生き方~人間力養成の道」というものであり、医療、看護、福祉などの分野で、これから人生を切り開いていこうとする若者たちに対して、いかなる基本的な考え方を胸に持ちながら学んでいくべきか、といった基本的な生き方・考え方を語りかけた次第である。
 その基本的な論点は、自らが自立して、力強く生きていくべきだということであった。それは別の言い方をすれば、自分が本物になるということを強く心に念じながら、日々努力し、成長していこうではないかという訴えでもあった。
 学生たちは、真剣に話を聞いてくれたと思う。おそらく、これまでの人生で、この種の話を正面切って語りかけられる経験はなかっただろうから、聞く側には、戸惑いもあったに違いない。しかし、わずか1時間半の講義時間であったが、話が進むにつれて、学生たちは集中力を高めていった。私の主張に賛同する人だけではなく、批判的な人も、何かを感じ取ってもらえたのではないかと思う。そしてそれは、私自身にとっても、とても意義深い時間であったと思う。
 自らが強く生きてほしい。弱き人たちを相手にして生きる道を選び取った人たちに、特にそう願いたいと思う。

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10月3日(月) 公務員! 金魚もドジョウに なりなさい! ドウジョウないよ 宿舎問題

 野田総理は、この日、国家公務員宿舎朝霞住宅の建設現場を視察し、その後、安住財務大臣を官邸に呼んで、少なくとも東日本大震災の集中復興機関である5年間は、この事業を凍結するように指示を出した。
 この問題をめぐっては、かねてから建設凍結を野党が求め、また世論も、この事業には批判的な意見が強かったことから、建設再開を財務大臣として決断した野田総理自身が、東日本大震災への対応の必要性も含めて、その判断を改めたということである。これは、総理も、見栄えが良くて人々から称えられる金魚ではなく、泥臭く生きるドジョウになって、国の問題に立ち向かおうとしているのだから、国を動かす行政の場にある官僚も、同じようにドジョウになりなさい、と判断したように私には思えた。

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 ふと思い出した。昔、私の娘が、こんななぞなぞを私に問い掛けていたことを。「周りの人たちに嫌がられる魚って何?」と。その答えは、「金魚」である。その心は、「金魚(近所)迷惑」。ゴロ合わせの単純ななぞなぞである。しかし、今の政権にとっては、身近なところに、金魚がいては、まさに近所迷惑なのである。面白いと思った。

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10月2日(日) 四国路に 姿を見せた 前総理 何故か遍路に カメラが随行?

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 菅直人前総理が、四国霊場88箇所めぐりを再開。遍路衣装に身を包み、金剛杖を持って、四国路を歩き始めたようである。その心中やいかに…。
 ただ気になるのは、マスコミのカメラに身を晒しながらこの遍路行を行っていることである。本人や事務所がマスコミに積極的に声をかけたのかどうかは知らないが、テレビカメラの前で笑顔でふるまう菅氏の姿を見ていると、ああこれも所詮は軽薄なパフォーマンスか、と勘繰らざるを得ない。遍路行とは、弘法大師と同行二人の旅を行うのが本来の姿であり、マスコミのカメラや記者を同行させるというのは、やっぱりおかしいと、首をかしげざるを得ない。
 しかも、取材にやってきたマスコミ記者に対して、政治を論じているところを見ると、やっぱりそうかと思わざるをえない。
 四国88箇所遍路は、いかなる人をも受け入れて接待するというのが、その基本姿勢である。だから、どんな形でやってくる人であっても、それを温かく迎え入れるということになるのであるが、くれぐれも、この行を政治利用しようとする人に対して、必要以上の評価を与えないということが肝要だ。そうしないと、遍路行そのものが、軽薄なものと堕してしまいかねないと懸念する。皆さんの感想は、いかがであろうか。

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10月1日(土) 復興の シンボルとなる フラガール こぼれる笑顔が とっても眩しい

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 この日、東日本大震災で被災をして以来、長く休業していた福島県いわき市のレジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」が、約7ヵ月ぶりに営業再開。所属するダンシングチーム「フラガール」が、久しぶりにそのダンスを地元で披露したそうだ。
 この施設は、もう5年位前になるかと思うが、私が、いわき市で「自民党中央政治大学院地域版」を開催したときに、地域支部の方に市内案内をしていただき、その施設前を自動車で通りかかって説明を受けたことがある。大型温泉施設やプール、レストランなどがある、大きな総合レジャー施設であった。また、映画「フラガール」では、常磐炭鉱閉山後の地域再興ドラマとして、女性達の奮闘と葛藤を描き出していた。いわば、困難を乗り越えて道を切り開いていく象徴というべき施設でもあった。それだけに、マスコミでも、今回の震災からの復興をシンボル化するものとして、紹介されていた。おそらくは、この映像は、多くの視聴者に、震災復興を強く印象づけたのではなかろうか。
 とりわけ、テレビ画面に登場するダンサーたちの笑顔が素敵だった。こぼれんばかりの明るい笑顔、この表情あってこそ、地域は再生できる…そんな気がした次第であった。

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