11月30日(水) 長門では 金子みすゞの 記念館 理想主義者に 酷な現実
さらに、キャラバン続行。午前中は、下関市内で、赤間神宮や日清戦争講和記念館(春帆楼)、藤原義江記念館、また日和山公園の高杉晋作像などを観光。そこから海岸ルートで長門市へ。その途中には、美しい橋として有名な角島大橋も訪れた。
長門市では、金子みすず記念館。金子みすずは、当時から童謡詩人として知られたが、結婚がうまくいかず離婚。その娘を奪われる前日に、自殺したという薄幸な人生であった。享年26歳。記念館には、みすずの人生と作品を紹介する展示が行われていたが、そんな苦しい人生の中で、よくもこれだけ理想主義の香りを漂わせる詩を数多く書き上げたものだと胸が熱くなる思いであった。いやむしろ、理想主義者であったがゆえに、現実との葛藤に身も心も焼き尽くしてしまった人生であったのかもしれない。
このしばらく、彼女は再評価されてきていて、各地で詩の朗読会や彼女の詩にメロディーを加えた音楽会などが幅広く行われてきている。現代人が彼女の詩に救いと癒しを求めている気持ちが、この記念館を見学しながらよくわかる気がした次第である。(第1970号イラ短)
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