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1月31日(火) キャラバンカーに バックカメラを 装備せり ふと思ったは 知事の教訓

 キャラバンカー「宝船ビタミン号」に、バックカメラを自分で取り付ける。ずいぶん時間がかかったが、取り付け終了後に運転席にあるモニターのスイッチを入れると、後方映像をうまく映し出すことができた。「昔とった杵づか」は、今も健在なりとちょっぴり満足。実は、今のキャラバンカーは、もちろんバックミラーは付いているが、その視野が狭くて後方確認が十分にできず、後ろに子供などがいた時に事故の危険があると感じていたのであった。今回の取り組みで問題解決である。

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 この作業をしながら、思い出したのは、私が県議会議員に初当選したころに、当時の白石春樹・愛媛県知事から教え諭された言葉であった。こんな言葉である。「人間は、前に向けてはちゃんと目が付いているが、後ろは見えないものだ。だから、進む時はいいが、退くときはよほどきちんと考えないといけない。とかく引き際の方が難しいものだ」と。
 もう25年も前の話である。あの当時の政治は、上下関係や規律といったことにうるさく、窮屈な側面もあったが、先輩は後輩たちを指導することに、責任感を強く持っていた。だから折にふれて、いろいろな話を聞かせていただき、ときには厳しい叱正をいただいた。最近のまったく締りのない政治を見ていると、あの頃がとてもなつかしく思い出されてくるのであった。 

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1月30日(月) 日本は どんどんスリムに なるようだ 総人口も 人づき合いも

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 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が、2060年までの日本の将来人口推計を発表した。それによれば、50年後の総人口は、現在の1億2,806万人から8,674万人に減少し、ほぼ2/3になるということである。なお、その時に、子供(14才以下)の数は791万人で、総人口の9.1%にまで減少するという推計で、少子化社会現象はこれから先も続き、その結果、大幅な人口減少も進んでいくということのようである。
 またこの日、厚生労働省のワーキンググループが、職場パワハラについて、その可能性のある行為を六つに類型化した報告書をまとめた。そこには、単に暴行や傷害などの身体的攻撃だけでなく、脅迫や名誉毀損、侮辱などの精神的攻撃、また、隔離や仲間外し、無視などの人間関係からの切り離し、プライバシーに立ち入ること、さらに、仕事の上での過大な要求と過少な要求などが、パワハラに該当する可能性があると指摘している。このハラスメント認定をめぐっては、その相手本人がどう受け止めるかという個別の問題であり、それだけに、職場での厳しい指導との境界判定に苦慮する場面が出てくることになりそうである。
 ともかくも、日本はこれから先、さらに萎縮していく印象である。これら問題をどう考えていくべきか、大きな課題をいただいた気持ちである。

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1月29日(日) 熱いマグマは この新年も 動かざりき 温泉に行って 心を暖める

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 四国マグマアカデミーの日。事前に参加予約を入れていた人はいなかったが、若葉書院での仕事もあったので、新宮に行く。しかし、参加者なし。残念ながら、今回も休講となる。
 少し前に四国に雪が降ったことも、参加を思いとどまらせる一因であったかもしれない。冬の季節は、寒さが厳しいこともあって、どうしても勉強会への参加者の足が鈍ってしまう傾向がある。
 しかし、それもまたよし、である。地底深くに宿るマグマは、そう簡単には地表面に出てこないものである。地中に籠もって冬眠する動物たちは、春にならないと地表面に出てこないのである。だから、当面は、私自身の心の中で、マグマに熱を加え続けていこう、そんなに思う。
 若葉書院での仕事を終えてから、妻と一緒に温泉に行く。香川県三豊市にある「環(たまき)の湯」という日帰り温泉である。そこで、冷えた体を温めると同時に、少し心寂しくなっていた心も暖めることにした。
 この「環の湯」の泉質は、アルカリ泉のようで、肌がヌルヌルとした。湯の温度も、少し高めで、よく体が温まった。そして同時に、心も、じわっと暖まってきた気がしたのであった。

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1月28日(土) 愛媛でも また愛知でも 大阪の 維新の会と 連動するとや

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 内藤先生の御葬儀に参列するため、この日の教師人間論ゼミは中止することにした。ただ今回論ずることにしていた「徳育問題」は、今の時代にとても大切な課題であるので、3月に改めて取り上げる予定である。
 さて、この日のニュースで特に心に残ったのは、橋下徹・大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」の主張や取り組みに共感して、全国各地で新たな動きが起きてきていることを伝えた報道であった。
 愛媛県では、松山市議会で最大会派になった「松山維新の会」が、次期衆院選挙に向けて、独自候補の擁立を模索しているらしい。また、愛知県では、大村秀章知事が、東海四県を対象に、独自候補を養成し、擁立するための政治塾を開設する意向を明らかにしたという。
 今、既成政治が行き詰まっているとよく言われる。確かに、解決が迫られているさまざまな問題に対して、その有効な解決方法が示されないままに、ただ永田町の「バケツの中の争い」ばかりが行われているという印象である。その閉塞感を打ち破る動きが、果たしてこの維新の会から生まれてくるものか否か、その第一歩として、人材育成に取り組む姿勢は高く評価すべきであるが、正直なところ、まだこの先はよく見えない気がしてならない。

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1月27日(金) 夕刻に 元会長の 訃報聞く 人を育てた 一生でした

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 朝から雑務処理と翌日開催予定の教師人間論ゼミ準備。夕刻になって、母から電話があり、以前に私の後援会長をお務めいただいた内藤雅行先生がお亡くなりになられたと連絡を受ける。
 内藤先生は、生涯を教育活動に捧げた方であった。自分が家を構えた中萩地区にある小学校の校長として、教師人生を終えられて以降も、地区の様々な活動に力を注いでこられた。特に、地域の先人顕彰に熱心に取り組まれ、このしばらくは、十河信二・元国鉄総裁の顕彰運動に力を注いでおられた。地域の歴史や人物に関して、様々な著書も残された。一生を人を育てることに捧げられた方であったと思う。心から、その人生を称え、御冥福をお祈り申し上げたいと思う。
 私も、ずいぶんお世話になった。平成2年に県議会議員を辞して衆議院議員選挙に挑戦して落選。その後の浪人生活の間、精いっぱい私の活動を支えてくださった。そして、平成5年に初当選した後も、人を育てて、新しい時代の政治を作っていかねばならないと力を尽くして下さった。なつかしい思い出は尽きない。心から感謝したいと思う。

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1月26日(木) 美濃焼の ふるさと訪ね 時(土岐)を超え 生命伝えし 陶磁器を見る

 昨晩は、夜、懇親会もあったので、そのまま名古屋市で宿泊。そしてこの日は、午前中に岐阜県にある大正村を訪れ、まちおこしグループの人たちと意見交換をする予定であったが、朝一番に電話がかかってきて、お世話をしてくれるはずの方が、高熱でどうしても動けなくなったとのこと。しかし、鉄道の乗車券も既に買っていたので、ならばせっかくの機会だからと、陶磁器産地として知られている土岐市を訪れることにした。

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 JR土岐市駅に着いて、その建物にある観光案内所を訪ね、観光パンフレットを頂く。それを見ると、駅の近くに、「織部の里」というエリアがあり、そこには江戸時代の巨大な窯跡や展示施設があるということであったので、そのエリアを訪問した。そこでは、この地域における陶磁器生産の歴史を学ぶことができた。そして、古い時代からこの地に残されているさまざまな焼き物を鑑賞することもできた。それらを見ながら、長い年月を経てもその形を保ち、輝きを失わない陶磁器に宿された生命を強く感じることができた。多くの人が、焼き物に魅了されるのも、この時に流されずその存在を主張し続ける生命力に一つの理由がある気がした次第である。
 午後2時過ぎ、土岐市を発って、新居浜に戻る。こんな旅も良いものであると思った。

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1月25日(水) 名古屋では 金鯱(しゃこ)城と 科学館 夜は知人の 研修会なり

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 天気予報によると、積雪の恐れがあるということであったので、予定を繰り上げて昨晩のうちに京都までやってきて宿泊。朝一番に、京都にあるPHP本社に行き、これから執筆予定の本出版について打ち合わせ。それから名古屋へ向かう。
 実は、今回の旅は、三菱重工の知り合いから名古屋での講演依頼を受けてのものであった。航空宇宙部門の社員や子会社社員を対象に、技術者としての視野を広めるような話をしてほしいということで、夕刻からその講演会が予定されていた。それが、先に述べた事情で早く名古屋に着くことができたから、その時間を使って、名古屋城と名古屋市科学館も見学することにした次第である。
 名古屋城は、流石徳川御三家の居城だけあって、美しく立派な構えの城郭であった。今、戦争中に焼けてしまった本丸御殿の再建をしているところで、その工事の様子なども見ることができた。一方、科学館は、昨年3月にリニューアルオープンしたもので、世界最大のプラネタリウムや高さ8mの「竜巻ラボ」、120万ボルトの放電ができる「放電ラボ、-30度Cを体感できる「極寒ラボ」などがあり、多くの入館者を集めているようである。
 そして、夕刻からは講演会。人間として、そして組織として、基本的に重視すべきことをお話しした次第。色々なことがあった一日であった。

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1月24日(火) 選挙への 思惑ばかりが 渦巻けり 嵐を前に 国会召集

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 第180回通常国会が召集された。会期は、6月21日までの150日間。早速、この初日に、野田総理の施政方針演説も行われ、いよいよこれから国会論戦が始まることとなる。
 この国会の主要課題は、多岐にわたっている。2011年度の第四次補正予算案、そして本予算である2012年度予算案、一票の格差是正を求める衆院定数削減法案、国家公務員給与引き下げ法案、郵政民営化法改正案、赤字国債発行法案、年金交付国債発行法案、そして消費増税関連法案などである。よくもこれだけの大法案が集中的に取り上げられて議論される国会であることよと、いささか当惑を覚えながらこの開会を見守った次第である。加えて、沖縄普天間基地移転問題やイラン制裁問題、TPP問題、日中国交回復40周年問題、韓国大統領選挙をめぐって提起される日韓問題、国際的な金融問題など、話題も山積である。しかも、野党側は、現政権に対して、解散を強く迫っていく構えである。
 いわば、どこで何が火種になって、一気に永田町が猛火に包まれるか分からない状況である。野田政権が、一つどこかでつまずけば、それがほかの問題に連鎖していく「環状ドミノ」の国会であるという認識が必要ではないかと思う。

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1月23日(月) 楽天が 1兆超えて 売る時代 ピンと来ないね 労使交渉!

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 「楽天」が運営するインターネット上の仮想商店街「楽天市場」の平成23年における流通総額が、1兆円を突破した。三木谷浩史社長は、「平成27年には、海外を含めて3兆円に拡大させる」と新たな目標を掲げた。開設当初(平成9年)には、年間32万円 と小規模であったものが、現在は、38,000店余りが出店し、商品数は8,750万点以上、会員は7,300万人を超えているそうである。急成長するベンチャービジネスの雄の姿が、ここにあると感じた次第である。
 一方、この日、経団連と連合の間での労使交渉がスタートした。春闘を前に、労働者側を代表する連合と、使用者側を代表する経団連の間で、今年の給与改善や労働条件をめぐって、ここから議論が始まるというわけである。労働側は、定期昇給実施を前提に、諸手当を含む給与総額1%引き上げを要求しているが、一方、経団連側は、事業環境は極めて厳しいとして、定期昇給凍結を示唆し、これからの交渉は難航が予想されている。
 それにしても、このニュースを見ていて、何か別の世界の話のような印象であった。時代が激しく動き、変化している中で、旧態依然たるこの労使交渉が、すでに過去のものになってしまった感がしたからである。かつて全盛期を迎えた恐竜たちが、小惑星の地球衝突によって全滅したといわれている。そんなことにならねばいいが…と思った次第。

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1月22日(日) 兼山の 遠大すぎる 取り組みは 剣山上に 家族置くなり

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 四国人間論ゼミ。今回のテーマは、「野中兼山の人生と思想」。
 野中兼山というのは、江戸時代初期の土佐藩家老。初代藩主・山内一豊の縁戚であるが、わずか17才にして奉行職に任ぜられ、以来、それを解任されるまで、32年間、土佐藩の中心人物として、さまざまな社会インフラ整備や社会・風教改革、各種産業奨励など、多岐にわたる活動を精力的に展開し、土佐藩の基礎を築いた人物として知られている。
 しかし、その最期は、とても悲惨なものであった。突然、奉行職を解任され、本人は、城下を離れた土地で隠居。それまでの政治を全否定されたうえ、その直後に死去。これには、暗殺説や自殺説さえ語られている。しかも、残された妻や子供たちは、兼山に謀反の企てがあったとして、野中家取り潰しに加え、全員が宿毛に幽閉され、男系子孫が尽きるまで、外に出されることはなかった。
 確かに、野中兼山の施政には、厳しいものであったようである。しかし、今は厳しくとも、将来のためにそれを乗り越えなくてはならないと果断に事業を推進すると同時に、さまざまな改革を行った。その結果が、本人の解任にとどまらず、家族にまでその累を及ぼしたということである。
 遠くを見つめ、大を為す改革者とは、一体なんぞと考えさせられた人間論ゼミであった。

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1月21日(土) 衆議院 解散巡る 場所なれど 民主も自民も 土俵際なり

 1月13日の民主党党大会に続いて、この日は、自由民主党の全国幹事長会議。そして翌日が、自民党大会。1月24日召集予定の通常国会を前に、各党の党員大会などが開催され、基本方針が次々に打ち出されてきている。
 しかし、各政党とも、以前のような旗幟鮮明な形で党内が一致結束しているわけではない。民主党の内部も、消費税増税問題をはじめとする主要政策において、党内での混乱・分裂が顕になっているし、自民党の内部でも、民主党政権への国民の不信や不満がこれだけ高まっているのに、自民党支持に結びつかないことへのいら立ちが相当に高まっているようである。

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 これから「第180回通常国会」場所が、永田町国技館で開催されるわけであるが、民主党・自民党の両横綱ともに、土俵際に立たされているという印象である。よく見ていると、世界中に激しい嵐の吹き荒れる中で、議会制民主主義という土俵自身が、その問題解決のためには、あまりにも窮屈な舞台となっているのではなかろうか。行司役の国会が、「両者ともに、ノコッタ、ノコッタ、いや残らない??」ということにならなければいいが、とは、傍目八目かもしれないと思う。

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1月20日(金) ダルビッシュ 6000万ドル 良いけれど やっぱり変だよ 今の世の中

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 昨日来、ダルビッシュ投手の話題でもちきりである。入札制度のポスティングシステムを使って大リーグへの移籍を目指していた日本ハムのダルビッシュ投手が、レンジャーズと6年の契約。その契約金額が、6,100万ドル(日本円にして約46億円 )と言われている。さらに加えて、日本ハムにも支払われるお金もあり、それを合わせると、1億1,200万ドル(およそ86億円 )とされる。46億円というと、今、日本人の平均生涯賃金が大卒男子で2億7,590万円 、中卒女子で1億1,040万円という数字があり、すべてを平均して2億円余りと考えると、その20倍余りの金額を、彼は、わずか6年間で稼ぐということである。
 それに対するテレビで伝えられる国民の声は、「日本人投手として活躍を期待したい」とか「被災地に勇気を与えるためにがんばれ」といった肯定的なものがほとんどであったが、私は、やはりこの金額は異常なものだと思った。
 今は、世界の多くの国々が財政危機に苦しんでいる。アフリカ諸国などでは、国民が食べるものにすら事欠く状態がある。そんな中で、入札制度に基づいて自由競争原理で獲得するお金だから、といって、一部の人たちが使い切れないような莫大な収入を手にしている状態というのは、やはり変である。そろそろこんな問題にも、メスを入れるべき時代ではなかろうか。

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1月19日(木) 原発の 内部映像 初公開 組織内部は 映せぬものかな

 東京電力は、福島第一原子力発電所二号機の原子炉格納容器内部を初めて撮影し、その写真を公開した。小さな穴から工業用内視鏡を入れて、撮影したということである。これにより、これまでは格納容器内部で何が起きているのか、容器外で得られるさまざまな情報をもとに推測をするしかなかったが、直に観察できるようになり、より的確な判断ができるようになる。やはり、百聞は一見にしかずである。視覚から得られる情報の威力を痛感した次第である。

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 それからの連想。この日は、かねてから経営危機が語られてきたイーストマン・コダック社がいよいよ破産法の適用をニューヨーク連邦地裁に申請した。また、政府は、17の特別会計を11に統廃合したり、102の独立行政法人を65法人に削減する改革案を決定した。これらは、これまでずっと、その運営や会計内容が外部の目から不明朗であるといわれていた組織である。それが、いよいよ炉心溶融を起こし、機能不全に陥ってきているということであろう。
 このような不明朗な組織に、高性能内視鏡を入れて、その実態を観察するということはできないのだろうか。そういえば、内視鏡の世界一のメーカーであるオリンパスも、不正経理問題で揺れている。それを見れば、組織内部を観察するというのは、至難の技だということかも知れないと思う。

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1月18日(水) 若者を 前に人生 語りたり 迷わば迷え 怒らば怒れ!

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 昨年に続いて、今年も、愛媛県松山市にある聖カタリナ大学で、講義。今回も、人間健康福祉学部一年生全員、約180名を相手にしての講義であった。テーマは、「本物の人生、本物の仕事」。人生の基本的な見方考え方や大学での学び方、仕事のとらえ方などについての基本的なお話をさせていただいた次第である。
 最近の大学生には、何のために学ぶのか、という点についての大きな迷いがあるとよく聞く。かつてならば、高等教育を受けるということは、そのまま立身出世や高い所得に結び付くという意味が社会的合意として形成されていた。が、今は、高等教育を受ける人たちが半数を超え、また実力主義といわれる世相もあって、大学で学んだからといって、それで将来が約束されるわけではない。その迷いが、授業に参加する姿勢にも反映していて、授業に集中できない学生が増えていると聞く。それだけに、学ぶことの意味を、人間力をもって教え伝えていかねばならないと私は考えているのである。
 人生というものは、自分自身の人間力を足場として切り拓いていかねばならないものである。だから、学生たちも、迷う時は迷いばいい、怒りたい時には怒ればいい。それを通して、自分自身を知り、人間力を育んでいくことだ。

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1月17日(火) もう17年 かの震災を 乗り越えし 人ら思えば 道は必ず…

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 1月17日といえば、阪神淡路大震災が起きた日。平成7年のことであったから、もうそれから17年の年月が過ぎたということである。あの大震災の直後、私は、雨の降る中を、痛々しいまでに破壊された神戸の街を一人で歩いた。案内を依頼しては、対応に追われる役所職員にご迷惑がかかるだろうと、地図を手にしながら、一人で歩き回り、被災状況や避難所での生活ぶりなどを見て回った。そして、こんなにひどい状況になってしまった街は、簡単には復興できないかもしれないという印象を胸に抱いた。
 しかし、多くの人たちの奮闘の結果、見事に神戸の街は、そしてその他の地域も、復興を成し遂げることができた。今、神戸の街を訪れて、震災の傷跡を見つけることの方が困難であるともいえる状況である。これには国としての被災地復興対策の後押しもあったであろうが、基本的には、被災地の住民や企業、行政が力を合わせて立ち上がった結果であろう。人間の持つ偉大な力を痛感した次第であった。
 そんなことを思うと、昨年3月の東日本大震災被災地も、必ずやさまざまな困難を乗り越えて、道を切り拓いていくはずである。心から、被災地の復興を願った次第であった。

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1月16日(月) 民主党 政権担いて 2年半 明暗半ばす 党大会かも

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 民主党党大会が開催される。そこに出席した野田総理は、「一体改革という人気のない政策を訴えているが、これをやりきることなくして日本と国民の未来はないと確信している」と述べ、改めて、社会保障と税の一体改革に向けての決意を表明した。そして、解散を求める声に対しては、「やるべきことをやり抜いて民意を問うことをはっきり宣言したい」として、この一体改革の道筋をつけることなく解散には応じることはないとの決意も表明した。
 この総理の姿勢に対して、民主党内は必ずしも一枚岩ではない。さまざまな意見があり、離党していく議員も数多くいる中で、これから先も、難題山積である。しかし、政権を担うということは、国家としての一つの意志をまとめ上げ、それを実施していく責任を担うということと同義である。民主党が政権を担って、もうすぐ二年半、政権党であることの喜びとつらさ、民主党議員は、その両面をひしひしと肌に感じているものと思う。
 そういえば、野田総理の眼帯。報道によれば、夜中の電話に出ようとして、暗やみで柱にぶつかったせいだということだが、何となく、現在の民主党の影の部分をこの眼帯で覆い隠しているような印象でもあった。皆さんの印象は、いかがであっただろうか。

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1月15日(日) 一週間 各地巡りて 戻るなり 仕事山積 問題山積

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 1月9日に橿樹舎を出発して、岡山人間論ゼミ、霞が関アカデミア、仙台での講演会、宮城県知事との対談、娘の引っ越し先探しなどを終えて、今日、橿樹舎に帰還。丸一週間のキャラバン活動であった。
 いつものことではあるが、長期キャラバンを終えて戻ってくると、そこには山がある。一つは、仕事の山である。一週間分の手紙に目を通し、メールに返事を書き、新聞や書類の整理に取り組む。加えて今回は、OAK・TREE2月号の執筆と編集にも取り組まねばならない。これからしばらくは、「目の前の仕事の山崩し」に精力的に取り掛かっていかねばならない。
 さらにもう一つの山。それは問題の山である。この一週間にも、数多くの問題が起きている。新聞を見ても、ユーロ圏九カ国の国債格付けが引き下げられたこと、昨日の選挙で、台湾総統に馬英九氏が再選されたこと、野田改造内閣が始動したこと、野田改造内閣の発足を受けて実施した緊急世論調査で、民主党支持率が野田政権下で初めて自民党を下回ったこと、などが報じられている。これら問題について、それをどう解釈し、自分なりの見解を打ち立てていくか、その作業にも取り組まねばならない。
 なかなかのことである。

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1月14日(土) 吹く風や 昭和は遠く なりにけり そんな感慨 昭和の園で

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 朝一番、娘の新居の賃貸契約を行う。その後、岡山に向かう予定であったが、新幹線の出発までには3時間くらいの時間があったので、家族三人で、立川駅のすぐ近くにある「国営・昭和記念公園」に行くことにした。
 この「国営・昭和記念公園」というのは、昭和天皇の御在位50年記念事業の一つとして、立川基地跡地のうち、180ヘクタールを、国民が自然に親しめる場として整備したものである。その広大な敷地の中には、「昭和天皇記念館」も整備されていて、その展示を見て、昭和天皇を偲ぶと同時に、公園内をレンタサイクルで駆け巡ってみた。天気はよかったが、それでも風は冷たくて、公園内は閑散としていた。そんな中で、ふと口を突いて出たのが、「吹く風や 昭和は遠く なりにけり」という句であった。「降る雪や 明治は遠く なりにけり」という中村草田男の有名な俳句を焼き直したものである。なぜか、昭和という時代には、吹く風がその時代を象徴しているような気がしたのであった。
 娘にそのことを話してみると、「昭和」という時代には何の実感も伴わないとの返答。それもそうかもしれない。娘が生まれたのは、平成2年のことである。娘にとっての人生の歴史は、平成から始まっているのである。
 私にとっては大きな意味を持つ昭和という時代が、すでに吹く風の中で、風化してきているのだ…そんなに思うと、すこし寂しい気持がした次第である。

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1月13日(金) 娘のために 新居探しの その当日に 野田政権では 内閣改造

 朝、仙台を発ち、昼すぎに東京の立川駅に到着。娘と合流。
 実は、娘がこの春、大学三年生になって、学ぶキャンパスが変わるのに伴い、住む場所も新しいキャンパスの近くにしたいと言うので、一緒に不動産屋に行くことにしたのであった。事前に、娘が不動産屋と話をしていたので、希望物件の絞り込みは思ったよりも簡単で、すぐに現地を見に行くことができた。その部屋を確かめると同時に、そこからの通学路や周辺環境などを確かめ、さらに、新しいキャンパスの中も歩いて見て回った。その結果、特別の問題もなさそうなので、ここに決定。一件落着である。

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 この日は、野田内閣が、内閣改造を行った日でもあった。各省庁が、新しい大臣を迎え入れる日である。退任する大臣、新任の大臣においては、その引っ越しで慌しくしていることだろう。
 ふと思う。昨年秋に出た「朝日ジャーナル特別号」では、野田総理とその他政経塾一期生を比べて、「松下政経塾の光と影」というタイトルを付けた記事を掲載していた。ああ、同じ引っ越しでも、確かに光の当たる引っ越しと光の当たらない引っ越しがあるのだなと、面白がった次第であった。

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1月12日(木) 村井知事と 対談す 被災地を 訪れる レスキューロボットを 視察する

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 「HOT MAN」社長、伊藤信幸氏は、事業家というだけでなく、村井嘉浩・宮城県知事の後援会長も務めておられた。その縁で、この日の午前、宮城県庁を訪れて、知事と対談することになった。村井知事は、私にとっては、松下政経塾の後輩でもあり、災害対策で大変な苦労をしている知事に対して、激励のエールを送る気持ちで引き受けたものであった。災害の中での苦労話、松下政経塾時代の思い出話、これからの夢など、いろいろなことを語り合った。人は、苦難を経てこそ、大きくなるという趣旨の言葉があるが、村井知事は確かに、人間としてより大きく成長している印象であった。
 続いて、伊藤社長にご案内頂いて、津波の被災地を訪れた。具体的には、仙台市の隣町・名取市の臨海部であった。行ってみて驚いたのは、多くの家々が軒を連ねていた地域一面が、すっかり津波に押し流され、更地になってしまっていたことであった。この地の中学校も訪れたが、三階までの教室がすべて津波に浸かって、屋上で救助を待たねばならなかったということである。たくさんの方々がお亡くなりになられたと聞いた。
 もう一つ、ご紹介したいのは、東北大学の田所研究室を訪れて、レスキュー・ロボットを視察したことである。人の命を救うために、いろいろな創意工夫を凝らしたロボットが開発されていた。
 いろいろな場所を訪れて、さまざまなことを感じ考えた一日であったと思う。

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1月11日(水) 雪の舞う 仙台に行き HOT MAN 前に語りし 「偉大な人生」

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 さらに今日は、東京から仙台に新幹線で移動。昼前に仙台について、「HOT MAN」という会社の店長会議が開催されているホテルまで、ご案内をいただいた。その道中、わずかではあるが、雪が舞っていた。あたり一面は、雪景色になっていた。仙台では、最低気温がマイナス5度ぐらいだと聞いて、やはり宮城県は北国なのだと、改めて思った次第である。
 今回、仙台を訪れたのは、先に述べた「HOT MAN」という会社の店長会議において、講演を依頼されたからであった。東北各県に、ほぼ100店舗に及ぶ多くの店舗を抱え、それを発展させていくためには、店長級の人材をきちんと育成していかねばならないというのが、社長の基本的な考え方であった。そこで、私は、「偉大な人生」を生きるということを参加者に語りかけた。その基本は、デッカイ夢である。そして、夢を実現する原動力としての情熱と、くじけずにやり遂げる責任感が必要だと訴えた。参加者は、とても真剣にそんな私の話を聞いて下さったと思う。外の雪を溶かしてしまうくらいの熱気があったと思う。
 この訪問に際しては、伊藤社長にとても温かいをお遣いを頂いた。心から感謝したいと思う。

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1月10日(火) アカデミア 其はリーダーが 哲学を 学ぶ学校 論ず学校

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 昨日夜、岡山人間論ゼミの後、新幹線で上京。朝から、東京都内で、いろいろな方々にお会いし、新年の挨拶や意見交換を行う。そして夜は、第二回「霞が関アカデミア」であった。中央省庁の官僚たちが中心の会であるが、目の前の問題を論ずるのではなく、より長期的・根本的に、この日本の国の問題を議論し合ってみようという勉強会である。昨年の11月に第一回目会合を開催して、今回が二回目ということになる。
 今回会合には、前回参加してくださった方々が、ほとんど欠けることなく参加して下さった。さらに、新しい参加者も加わって、とてもいい雰囲気の会になってきていると思う。最初に私の方から、「儒学」というものをいかにとらえていけばいいかということを語った。日本人の心の根底には、確かにこの儒学の精神が宿っていると考えたからであった。そして、その思想を体現した人物として、山田方谷を取り上げて、その思想と人生をお話しした次第である。そしてそれから後は、参加者それぞれの問題意識に基づいて、真剣な意見交換がなされたと思う。
 私は、リーダーには、思想・哲学が必要だと信じている。普段の仕事の中でほとんど触れることのないこの分野の議論を展開しようというのが、「霞が関アカデミア」の狙いなのである。

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1月9日(月) 危機管理 話題は多く なりしかど 心の視点が 弱くはないかい?

 政府は、強い毒性と感染力を持つ新型インフルエンザの流行に備えた特別措置法制定の方針を固めたと報じられる。この病気流行に対して、政府が緊急事態を宣言した場合、国民に対して、外出自粛要請や集会中止を指示するなど、強制力を行使できるようにするというのは、その眼目である。また、企業が医薬品や食料品の売り渡し要請を正当な理由なく拒んだ場合に、その強制収容を行える規定も盛り込まれるようだ。さらに、医療面においても、診療体制を確保するために、医療従事者に治療続行を指示できるようにもするようである。ワクチンの集中投与や地域の出入り制限なども検討するとされている。実際には、緊急事態宣言の判断は、容易ではないが、備えておくことは意味のあることだと思う。
 また、東京メトロは、地震などの広域災害時に、帰宅困難者に対して飲料水や毛布を供給できるように、その配備を行ったと報じられている。これは、昨年の東日本大震災時の教訓に基づく対応であろう。いいことだと思う。

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 ただ、私が気になったのは、危機管理というのは、環境面整備だけでなく、当事者の心の問題もともに考えねばならない課題だということである。とすると、少し心の面の議論が不足しているのではないだろうか。率直な思いである。この日は、夜、「岡山人間論ゼミ」の新年交流会。

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1月8日(日) 急速に 国力下降の 現実に 選びしテーマは 「山田方谷」

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 午前10時より、愛媛県西予市で、「宇和人間学講座」。新宮の若葉書院で開催している人間論ゼミによく参加してくださっている山本敏夫さんが、自分の実家で開催している勉強会である。一昨年から、年初の人間学講座で講話をさせていただくことになっていて、本年も招かれお話をさせていただいた次第である。
 今回は、西予市の三好幹二市長も参加してくださり、花を添えて下さった。
 テーマは、「山田方谷」であった。このしばらくの新聞を見ていて、財政赤字の文字が紙面に踊っていない日はないように思う。それだけではなく、この日の新聞には、日本が31年ぶりに貿易赤字にもなる見込みだと報じられていた。まさに、いろいろな面で、この日本の国は、国力を低下させてきている。そんな時だけに、幕末期、窮乏藩として知られた備中松山藩にあって、その財政を再建すると同時に、国力を大幅に強化した立役者、山田方谷について論じるのが適切であると判断したのであった。
 この日の参加者は、地域で諸行事が行われた事情もあって、多くはなかったが、その分、より強く心の響き合いを感じる勉強会になったのではないかと思っている。私自身も、山田方谷に学び、この国の在り方に新たな道を切り開いていきたいと念じた次第であった。

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1月7日(土) 年始より 1週間目の この日には 七草粥食べ 賀状に返事す

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 正月からちょうど一週間。ここまで何をするでもなく、以前から気になっていることを処理したり、整理したりする活動を行ってきたが、それにしても、もうこんなに時間が過ぎてしまったかと、少し情けなくなる思いもある。「光陰矢の如し」と古来から言われて来ているが、本当に時の流れゆく速さに驚いてしまうこのごろである。
 1月7日といえば、「七草粥」を食べることが慣行となっている。わが家でも、妻が作った七草粥を食した。それからもう一つ、この日に取り組んだのは、いろいろな方々から頂いた年賀状に返事を書くことであった。
 とはいえ、議員在職中に比べれば、頂く賀状の数もずいぶん少なくなった。また、私は文面もすべて自分で手書きで書くことにしているので、朝から夜までかけて、ようやく50枚書けるかどうかという枚数でもある。だから、気になっている方からいただいた賀状や手書きの文章を添えて頂いている賀状だけに返事を差し上げることとしている。その枚数は、事前に準備している100枚だけと決めさせていただいている。だから、人によっては、礼を失してしまっているかもしれないが、なにぶん、一人で取り組んでいる作業ゆえ、お許しを乞うしかないと考えている。
 これで、松の内も終りである。心を引き締め、さらに力を尽くしていきたいと思う。

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1月6日(金) 新年の 活動高津で 始動せり 論語素読が その皮切りなり

 政府・与党は、社会保障改革本部会合を開催し、消費増税を柱に置いた「税と社会保障の一体改革」の素案を決定した。その眼目となるのは、消費税現行5%の税率を、2014年4月に8%に、そして15年10月に10%に引き上げるというものである。そして、この改革は、野田内閣が政治生命をかけて取り組むと宣言しているものである。
 早速、この24日に召集予定の通常国会において、その中心的な課題として議論されることになるであろうが、かなりの混乱を覚悟せねばならないだろう。

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 私の方は、この日、私の地元・高津校区で開催してきた「高津人間論ゼミ」勉強会。新年の皮切りとなる活動である。それだけに、どんなことをしようかと考えたのであるが、結局は、「論語」の素読を行うこととした。関西師友協会が発行している「仮名論語」を使って、参加者全員で、「論語」冒頭にある「学而第一」を朗読した。「学びて時に之を習う、亦説ばしからずや」で始まる、よく知られた言葉が数多く含まれた章である。おそらく初めて読んだ人には、その意味が十分にわからないだろうと思う。しかしそれでも、「読書百遍、意おのずから通ず」である。難しいことであったとしても、あえて困難に積極的に挑戦する一年になって欲しい。そんな願いを込めた次第である。

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1月5日(木) アメリカの 軍事メインは アジアなり 軽視はまずいが 重視もつらい

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 オバマ・アメリカ大統領は、1月5日、国防総省において、国防費の削減に合わせた新しい軍事戦略の発表を行った。それによれば、アメリカは、これまでは大規模な紛争が同時に二箇所で起きても、それに対応できる体制を築くとする「二正面戦略」を採用していたが、巨額の財政赤字に対応するため、その戦略を是正し、これからは一箇所での大規模紛争への対処に力点を置き、他地域においては「抑止」に重点を置くとした。しかしその一方で、中国の軍事的脅威が増してきているアジア太平洋地域については、むしろ戦力を増強するということである。
 この戦略改定に対しては、アメリカ国内でも、さまざまな批判や議論が起きていると聞く。
 問題は、日本にいかなる影響を生み出してくるかということである。アメリカ政府が財政赤字を減少させるために、軍事費削減に乗り出すということは、アジア太平洋における軍事力増強は、該当する地域にある同盟国からの資金拠出を求めるということになるのではないか。また、沖縄の米軍基地移転問題について、膠着状態が続いているが、これから先さらに強い圧力が加えられてくるということにもなるだろう。アメリカの軍事力に依存する日本としては、軽視されるのはまずいことだが、かといって重視されるのもつらい、というのが本音であろうか。

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1月4日(水) 世間では 仕事始めの 雪の日に 我上京する 娘送れり

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 娘が、冬休みを終えて、東京へ戻る日。何でも、1月6日から大学の授業が始まるのだそうだ。12月29日に戻ってきたから、ちょうど一週間、新居浜の自宅に滞在していたということになる。
 それにしても、娘は少しのんびりしたところがある。この日が、多くのサラリーマンが正月休みを終えて東京に戻る交通混雑の時期にあたっていたにもかかわらず、つい直前まで座席を予約していなかったのである。この二日前になって、慌ててインターネット上で調べたところ、阿波池田発の高速バスでまず大阪・梅田まで出て、そこでバスを乗り換えて、東京行きの高速バスに乗り換えるしか、もう東京行きの座席はないと言うのであった。そこで、娘を自動車に乗せて、阿波池田のバスターミナルに送って行ったのである。
 ちょうど前日から寒波が日本列島を襲っていて、四国の山間部では積雪があり、高速道路なども不通の区間があったので、娘が無事帰れるものか心配をしたが、何とかあまり時間も遅れずに到着できたようである。
 今年の正月は、元日から仕事に取り組んできたが、日本列島全体が仕事始めのこの日、私も、改めて新年の仕事始めの決意を胸に抱いたのであった。

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1月3日(火) 映画M.I. 家族揃って 観に行けり 手に汗握れど 残るものなし

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 この日も、前日とほぼ同様。朝から仕事であった。ただ、冬休みで帰省中の娘も、翌日には東京に戻るということであり、「どこか行きたいところはないか?」と聞いてみると、「映画に行きたい」との返事。さて、どんな映画に興味があるのだろうと思っているうちに、娘は、インターネットで地元映画館にかかっている映画を調べて、「ミッション・インポッシブルを見に行こう」と言い出した。私自身は正直なところ、「山本五十六」に関心があったが、ここは娘の意向を尊重して、その意見に従うこととした。
 「ミッション・インポッシブル」は、トムクルーズ主演のアクション映画であり、これまでの作品でも、意表をつくハラハラドキドキの場面が数多く織り込まれていた。今回も、その点は期待に反せず、冒頭のクレムリン爆破シーンに始まり、世界一の高さのビル、ブルシュ・ハリファの壁面を吸着式の手袋をつけて移動するシーンなど、手に汗を握るようなシーンが次々に登場した。しかし、話自身はとても単純なもので、娯楽映画の域を一歩も出ないものであった。
 こんな映画が世界中でヒットすることの意味を考えさせられた次第である。

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1月2日(月) ITの ウラシマタロウと なりにけり 初心者マークで パソコンいじれば

 正月とはいえ、朝から仕事。具体的には、昨年末までに処理できなかったイラ短のアップ、新設した駐車場の付帯施設の整備、頂いた年賀状の返事書きなどである。幸い、それぞれをほぼ順調に片づけることができたように思う。

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  もう一つ特筆しておきたいことは、この日、インターネット上の動画サイト「YouTube」上に、自分で撮影した動画を初めてアップしたことである。
 実は、四国に戻ってくるに当たって、これから先は仕事を手伝ってくれる秘書もいなくなるので、各種会合の案内などをその概要案内を含めて自分自身で語りかける動画で行いたいと考えていたのであった。しかし、なかなか余裕がなくて、今日まで、まったく手をつけずに放置していたのであった。それを、私よりもコンピューターを使い慣れている娘がいるうちに、手伝ってもらいながらやってみようと、急きょ思い立って始めたのであるが、思った以上の悪戦苦闘。どうもビデオカメラに付けられていたソフトウエアに問題があったようで、そのソフトを使わず、ほかのやり方をしてみて、何とか成功。まだすぐに活用というわけではないが、これから先、内容を検討して、動画も、存分に活用していきたいと思う。
 それにしても、情報技術は日進月歩。昔は、私もコンピューターを使っての研究を行っていたから、先端グループに属しているつもりでいたが、もう今は全然だめである。時代遅れの浦島太郎という気分になってしまった。

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1月1日(日) 正月だ 今日から新年 清しくも 心の隅には 黒雲兆せり

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 平成24年の幕開け。新しい年の始まりである。もうこの年になると、正月だからといって、特段何かがあるというわけではないが、それでも新しい一ページが今日から始まると思うだけで、清新な気持ちになってくる。
 午前中、コンビニに出かけて、全国紙各紙を買ってくる。これはこの数年来の慣行である。なぜ新聞を買い集めるかといえば、新年号には、これからの一年の展望を総合的に取り扱った記事が特集されているからである。それに目を通していると、年賀状が配達されてくる。それに目を通す。それから、妻・娘と一緒に、親元に新年の挨拶に出かけ、神社への初詣。ここまでは、例年通りである。
 今年はそれから、若葉書院に向かった。年末に山中には積雪もあり、行くことができなかったからである。そこで、新年早々から各地で行われる講演会の資料準備などに取り組んだのであった。それから、近隣のスーパー温泉で、初風呂。新年から仕事とは、今年はなかなか充実した一年になりそうである。
 しかし、心の中では、不安がある。昨年も政治・社会が混迷し、大変な一年であったが、今年はさらにその混乱に拍車がかかりそうな気がするからである。それだけに、心を引き締めて取り組んでいきたいと決意新たである。

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