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9月30日(日) 台風の 大雨の中 書院にて 語りかけたは 「本物人生」

 台風17号が、日本列島に来襲。私が住む四国の瀬戸内側では、かなりの大雨が降ったが、心配した風はさほどでもなく、被害もほとんどなかったようだ。しかし、ほかの地域では、暴風雨や高波による被害があり、死者や負傷者、家屋倒壊や床上浸水、交通の混乱などが出ているようである。心からお見舞いを申し上げたい。

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 この日、私は、新宮の若葉書院で、「四国マグマアカデミー」を開催。台風が四国に最も近づく正午過ぎの開催であったので、参加者がやって来れないのではないかと心配したのであるが、結局は5名が参加。その人たちを相手に、「本物の人生」ということについて語りかけた。
 今の時代は、嵐の中。既成秩序や常識、これまでの実績や今後の展望など、社会のありとあらゆる部分にこの嵐が襲いかかっている。それに伴って、日本国民がこれまで身にまとっていた様々な衣服が強い風に煽られて吹き飛ばされてしまっている時代である。個人の思想や信条までも強く揺さぶられている。それだけに、もう表面だけを着飾ったようなものでは通用しない、そんな思いが広がってきている時代ではないだろうか。
 だから、この強い台風17号の真っただ中で「本物の人生」ということを語ったことには、一定の必然性があったに違いない、そんなに感じたマグマアカデミーであった。

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9月29日(土) 東シナ海は 太平洋より 広きかな 米中二国の 狭間にありては

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 日中両国が国交正常化して、40周年の日を迎えた。当初は、大々的に北京でレセプションを開催する予定であったが、それは中止。民間における様々な交流事業も、そのほとんどが中止のやむなきに立ち至ったようである。日本と中国の間の対立は、まだまだその傷口を広めていく気配である。
 中国は、尖閣諸島の国有化問題が、今回対立のすべての原因と主張しているが、私の見るところ、どうもそれだけではないようだ。むしろ、今回のこの対立の背景には、中国とアメリカの対立がある、そう見えてならない。中国は、一昨年、経済力において世界第2の地位を得た(中国発表に捏造の疑いあり?)。そしてその経済力を背景にしながら、世界各国に外交攻勢をかけていて、反米勢力を糾合する動きを強めている。さらに、このしばらくは海軍力の増強に力を注いでいて、少し前には中国初めての空母も配備された。それらの動きに対し、アメリカも、中国に対する警戒心を強め、軍事展開の中心を東アジア地域に置くと決定。着々とその動きを強めてきている。
 結局、日本の国は、このような中国とアメリカの対立の狭間にあって、アメリカ側の出城として、中国から様々な攻撃を受け始めているということではないか。そしてその第一歩が尖閣諸島問題。そう考えられないだろうか。しかし、日本は、その外交の軸を、今後もアメリカに置かざるを得ない。そうすると、これから先も、東シナ海は波高しということだ。

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9月28日(金) 日本に 秋風が立つ 季節かな… 冬来たりなば 春遠からじか?

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 日中国交正常化40周年記念日を翌日に控えて、中国の楊外相が、国連総会一般討論で演説。沖縄県・尖閣諸島は「中国固有の領土」と主張し、「日清戦争末期に日本が中国からこれら島々を盗んだ」と発言。それに対して、日本側も反論権を行使、激しい応酬を行ったということだ。中国の李国連大使は、「日本による尖閣諸島の国有化は、泥棒の論理」とまで言葉を尽くして批判したそうだ。中国軍は、海軍艦艇を尖閣諸島の近くに展開しているらしく、武力衝突の懸念も否定できない状況である。
 一方、日本国内の状況はと言えば、この日、「日本維新の会」が政党設立の届け出を提出、受理された。また、電源開発が、建設中断となっていた大間原発建設工事再開の方針を発表。その他、オスプレイの沖縄配備問題もあり、いろいろな問題で、国論がばらばらになってきている。南洋上には、巨大台風17号が日本列島を直撃するコースを進んできている。
 日本に、秋風が立つ。今は、そんな表現が似つかわしいなと辺りの風景を見廻してみる。秋来たりなば、冬遠からじ。そして、冬来たりなば、春遠からじ。冬の寒さに耐え、来るべき春のために何を為せるだろう、そんなことを感傷的に考えたのであった。

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9月27日(木) 安倍自民 鹿と猪 二頭立て あと蝶あれば 猪鹿蝶だね

 自民党の安倍晋三・新総裁は、総裁選挙を争った石破茂・元政調会長を幹事長に起用。総裁選において地方票の過半数を獲得した石破氏と2頭体制で、1年以内に行われる次期総選挙に臨み、政権を奪還する決意を示した。そのほかの人事としては、幹事長代行に菅義偉氏、国会対策委員長に浜田靖一氏、幹事長代理に鴨下一郎氏を起用。

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 この人事報道を聞きながら、私は、花札を思った。人事カードを組み合わせながら、どうより高得点を獲得できるかを考える姿が、花札ゲームによく似ていると思ったからである。さしずめ、安倍総裁はその風貌などから「紅葉に鹿」、石破茂幹事長は「萩に猪」といったところであろうか。ともに10点札である。しかし、猪と鹿と蝶の三枚の札が揃えば、「猪鹿蝶」という役になり、50点が加算される(いろいろな地方ルールがあるかもしれない)。光札5枚が集まった役の「五光」が240点加算であることを考えれば、必ずしも最上の組み合わせというわけではないが、ほどほどに良い役ということになる。
 ならば、安倍新体制で、蝶のカードは、いったい誰なのだろうか。花から花へとひらりひらりと軽やかに飛んでいく蝶、それが揃えば、結構面白い勝負をするかもしれないなどと、気楽な想像。

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9月26日(水) 登山せり 石鎚山頂 社務所にて 安倍総裁の 誕生知れり

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 妻とともに、石鎚山登山。今回は、国道494号の調査を兼ねていたので、この国道を自動車で走って、土小屋へ行き、その土小屋から石鎚山頂をめざした。このルート(4.6km)は、事前に色々な人から聞いていた通り、登りが緩やかで、比較的楽な登山道であった。しかし、山頂を間近にした、残り600mからが大変であった。特に、二の鎖を登り終えたところで、力が尽きて、そこから山頂までは息たえだえの行程。最初の4キロと、残りの600mに要した時間が、ともに1時間余りと、ほぼ同じであった。
 しかし、ふらふらしながらも何とか山頂に到着。山頂部は、空も晴れあがり、周囲に雲の上に姿を現した高峰を見渡していると、とても爽やかな気持ちとなったのである。
 この石鎚山は、霊山であり、山頂には、石鎚神社山頂社がある。そこに参拝し、社務所でお札と霊水を頂いた。
 その時に、ふと社務所内に置かれていたテレビを見ると、自民党総裁選挙で、安倍元総理が当選し、自民党総裁に就任すると報じられていた。世俗を離れてせっかく西日本一の高峰まで苦心惨憺して登って来たのに…といささか興醒めしたのであったが、この場所でこの報に接したのも、何かの縁であったかも知れない。国難の時に、安倍総裁を中心に、日本政治をしっかりと動かして行ってほしいものだと願ったのであった。

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9月25日(火) 台湾の 漁船団が 領海侵犯 これも裏では 中国の指示?

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 この日の午前7時過ぎ、台湾の漁船団が尖閣諸島にやってきて、漁船約40隻と巡視船12隻が日本の領海に侵入した。正午前には、すべて領海外に出て、台湾に戻ったという。日本側は、海上保安庁の巡視船から放水を実施し、領海外への退去を警告したというが、その様子を映し出したテレビ映像を見ていると、暴走族を相手に取り締まりを行おうとする警察と同じで、実力行使が許されない環境下で、多数の漁船を相手にして、イタチごっこを展開しているような印象であった。
 それにしても、テレビ報道でも伝えていたが、今回の台湾側の漁船団に対して、中国政府に近い関係にある台湾企業が資金提供をしていたということである。つまり、間接的に中国政府の意向を受けたデモンストレーションであった可能性が高く、中国側は、何が何でも日本を屈服させたいとして、ありとあらゆる手を繰り出してきているということであろうか。
 少し前には、日本の公的機関に対するサイバー攻撃、日本人の関係する書籍の発行停止、各種友好交流事業の中止、日本への観光ツアーの中止要請、通関手続き等における経済活動の妨害、これらの指示命令に係る実態は必ずしも明らかではないが、何にしても独裁的権力構造であればこそ為せること。これから先、中国は、世界を相手に文化的摩擦を拡大していくことになるのであろうか。

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9月24日(月) 本物の まち起こしとは 何ぞやと 語りかけたり 今治の夜

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 夕刻から、今治市で講演会。今回お招きいただいたのは、愛媛県の地方銀行である伊予銀行の今治地域における取引き先が集まって結成している「いよぎん今治クラブ」。テーマは、「四国力・発想の鍵・88」。私が四国各地をキャラバン活動しながら感じ考えたことを、イラ短で表現したものをご紹介するという講演であった。参加者は、約130名。
 とはいえ、ただ単に様々な発想を並列的に列挙してみても、あまり面白くはないので、まずは、地域起こしの基本理念から説き起こすことにした。それは、「本物を目指すまち起こし」ということであり、五つの基本的な考え方を語りかけた。それは、①強い心願、②地域が将来何によって憶えられたいか、③幸運を引き寄せる基本姿勢、④「成長動機」に基づく挑戦、⑤人生・時代・社会からの問いかけに答える、というものであった。これらの基本的考え方をもとに、地域の特性を生かして地域づくりを行えば、運動が本物になってくると信じている。
 参加者は、とても真剣に話を聞いていただいたと思う。愛媛県の中でも、今治市は、進取の気性に満ちあふれ、創意工夫の精神の強い地域である。今回の講演を参考にしながら、地域の中で新しい動きが始まることを心から期待したのであった。

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9月23日(日) 国守る 覚悟と良識 学ばんと 江田島教育 語り合いたり

 報道によると、中国の対日友好団体「中日友好協会」などが、日中国交正常化40周年を記念して、この9月24日に開催する予定だった式典を中止する方針を日本側に伝えてきたそうだ。尖閣諸島国有化以来の対日圧力が、いよいよ両国間の重要式典にまで影響を及ぼしてきたということだ。この自国の意向を通すためには「何でもあり」という中国の政治文化は、古来からのものであり、日本がかつて日中戦争のぬかるみに入っていった大きな原因の一つが、こんな点にもあったに違いない、そんなことを考えた次第であった。

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 この日は、教師人間論ゼミの日。テーマは「江田島・海軍兵学校の教育」。海軍将校を育成するために、明治21年、東京築地からこの地に移転されたものである。世界の三大海軍兵学校の一つとされ、78期、1万2433名の卒業生を出したとされている。
 この海軍兵学校の気風は、戦時中でも、一人ひとりの生徒を大事にするリベラルなものであったという。その教育方針が特に強く打ち出されたのが、井上成美校長の時代であったらしい。そして、この豊かな人間教育こそが、厳しい教育にもかかわらず、「同期の桜」意識を育んだのであろうと思う。
 日本を取り巻く環境が厳しさを増す中、国を守る覚悟と良識について学び合ったゼミであった。

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9月22日(土) あれ今日は 秋分の日かい? 夜と昼 陰陽・正邪が 相半ばする日!

 今日は、9月22日。それなのに、カレンダーを見ると、祝日マークが付いていて、そこに秋分の日と書いてある。おかしいな、秋分の日は、確か9月23日のはず。子供のころから、いつも9月23日が国民の祝日であり、その日を心待ちにしていた記憶がある。

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 そもそも、秋分の日というのは、天文学上、「昼と夜の長さが同じになる」日のことである。実際には、完全に等しくなることはほとんどな、少しだけ昼間の方が長いのだそうだ。資料によると、9月22日が秋分の日になったのは、116年ぶりのことなのだそうだ。だから、私はまだ57年しか人生を生きていないから、当然のこととして、人生で初めての経験ということになる。
 ならば、なぜこの秋分の日が国民の祝日になっているかと言えば、この時期がちょうど秋の彼岸にあたり、宮中行事「秋季皇霊祭」において、祖先を祭る日とされたことから、広い意味で「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」として国民の祝日に制定されたとのことである。
 ともあれ、今日は、夜と昼が相半ばする日。私たちは、東洋思想に示される陰と陽、または、正と邪のバランスについて、思いを巡らせる日にしても有意義ではないかと思う。

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9月21日(金) 民主党 代表選挙は 野田総理 絶対多数で 再選されり

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 民主党は、臨時党大会を開いて、野田佳彦首相を代表に再選した。
 その得票ポイントを列挙すれば、野田佳彦・818ポイント、原口一博・154ポイント、赤松広隆・123ポイント、鹿野道彦・113ポイント、無効など・23ポイントという結果であった。つまり、第1回投票で、野田総理が67.7パーセントのポイントを獲得したわけであり、圧勝という選挙結果であった。これは、国会議席て言えば、憲法改正を発議することもできれば、参議院で否決された法案を再議決することもできる絶対多数を意味するものである。
 しかし、民主党内部でも、何らの高揚感もなければ、国民的にも、これによって何かが動いていくという期待感が生まれてきているわけではない。日本の国の厳しい現状を頭で理解し、野田総理の堅実な政治手法に対して、一定の支持を与えながらも、決して国政に対して、強い期待感を表明するものではない、という国民心理なのであろう。
 野田政権は、この選挙を乗り切ったことによって、引き続いて政権維持をすることになるが、荒波の中での再出航となりそうである。26日には、自民党総裁選挙。そして年末に向けて、国債発行法案と選挙制度改正法案は、何としても成立させなくてはならない。そんなことを考えると、波乱万丈という印象である。

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9月20日(木) 暴力を 権力基盤と なせる国 国の内にも 国の外にも

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 9月18日の中国全域における暴力を伴う大規模デモの後も、中国政府による日本への圧力が加えられ続けている。
 様々な交流事業が、中国側からの申し出により中止や延期になったり、また、尖閣諸島周辺領域に中国側の漁業監視船や漁船が現れて、領海を侵犯する事件も起きている。さらに、経済的な面でも、日本製品の通関手続きに時間をかけて、その経済活動を妨害するといったことも行われているらしい。とてもまともな対応とは思えない。
 その一方で、国内におけるデモは、鎮静化を図っているらしい。それは、中国国内の事情で、指導者人事を含む共産党大会を前に、国内の混乱が続くことは好ましくない、との判断によるものだとのことだ。
 これらの状況を総合的に見て判断すると、中国という国は、いかに近代的な国家の装いを身にまとっていたとしても、究極のところでは、「暴力を権力基盤としている国」と言わざるを得ない。国内的にも、人民主権の国と言いつつ、支配体制側の都合で、暴力的にコントロールしようとするし、外国に対しても、様々な手を駆使して、暴力的な圧力を加えてくる。
 おそらくは、中国で暴君と呼ばれる「殷の最後の王・紂」も、こんな政治だったのではなかっただろうか。そこで、いささか失礼な表現ではあるが、このしばらくの中国に、私の胸に生まれてきた思いをもとに贈りたいのは、「紂化沈民驚倭国」という言葉である。(中国の覚醒を期待しつつ)。

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9月19日(水) 世の中を 改むるには 論より証拠 食を予知して 天地明察!

 昨晩は、OAK・TREE10月号の目途が大体立ったので、久しぶりに、妻と映画を見に行く。その映画は、「天地明察」。江戸時代前期の囲碁棋士・渋川春海が、暦に関心を持ち、その改暦に取り組む姿が描かれた映画であった。
 原作は、冲方丁の同名小説。これは、第31回吉川英治文学新人賞や第7回本屋大賞を受賞し、大きな話題にもなった。

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 私がこの映画を通して強く感じたのは、世の中の多くの人たちに理解を得るためには、「論より証拠」が大切だということであった。この渋川春海の暦改正への取り組みにしても、結局は、太陽や月が欠ける食という現象を予言し、それを的中させることによって、はじめて理解され賛同されたのであった。
 人には、特に自分の利害やメンツに関係することについては、とても保守的な部分がある。いろいろな言い逃れをして、何とか自分に不利益が及ばないように、これまでの権威が守られるようにしたいと考えるものである。それだけに、明確にその誤りが証明され、その言い逃れの道が閉ざされない限り、その改革は実現できないということであろう。
 このしばらく、軽薄な政治が続いているが、それは権力を得た人が、軽薄な論によって政治を行なおうとしたからである。それが日本を混乱させている。「論より証拠」、そんな考え方を、日本政治の中にもっと重視していくべきではないかと考えたのであった。

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9月18日(火) 柳条湖 事件の日には 中国で 百ヶ所越える 反日デモとや

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 日本政府が、沖縄県・尖閣諸島の国有化をして以降、だんだん激しさを増し超えてきていた中国における反日デモが、この18日、100都市以上で行なわれたという。そのデモというのは、日系企業の工場に放火したり、日本食レストランを破壊したり、日系スーパーから商品を略奪したり、というとても文明国のデモとは思えないようなひどいふるまいであった。しかも、その取締りにあたらねばならないはずの警察官が、こんな非合法な振る舞いをただ静観するだけという、法治国家にあるまじき対応をしていたのにも、強い違和感を持たざるを得なかった。
 この9月18日というのは、81年前の柳条湖事件の日であり、これを契機に、日本軍は満州全域に軍事行動を展開することになる満州事変が始まった。中国にしてみれば、国が非合法に踏みにじられたきっかけの日、つまり国辱の日としている日で、今回のことも、日本が昔やったことの仕返しをしているのだという論理なのであろうか。
 今から約2年前、私は、仲間たちとともに、この瀋陽郊外の柳条湖事件の現場に立っていた。こんな場所でと思うような、静かな場所だった。その静かな場所が、何かの企みや国民感情の爆発が加われば、たちまち歴史を動かす場所になってしまうのだなと、そんなことを考えていた。それを思い出して、複雑な気持ちになった。

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9月17日(月) 台風が 雨と風とを もたらせど 拉致被害者の 音沙汰はなし

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 大型台風16号が、日本の西側を通りすぎ、朝鮮半島に上陸、北朝鮮を通り、日本海へ。そのせいで、九州や山口県では強風被害や潮位上昇による冠水被害。西日本から東海にかけては、激しい雨による被害があった。私が住む四国でも、風は大したことがなかったが、、終日激しい雨が降り注いだ。
 またこの日は、当時の小泉総理と金正日総書記の間で、日朝首脳会談が開かれ、北朝鮮が日本人拉致を認めた日からちょうど10年でもあった。その後、拉致被害者5名が日本への帰国を果たしたが、ほかの被害者の消息については、その後、まったくと言っていいほど何も伝わってこない。その後の交渉の中で、北朝鮮側から幾度かその調査の約束もなされたが、実際にはほとんど進展なし。
 この日、拉致被害者家族会では、集会を開催し、拉致被害者の返還に向けて、政府に強く訴えかけると同時に、世論にもそのアピール行ったが、将来に希望を感じさせる情報は全く何もなし。北朝鮮側からは、この問題はすでに解決済みとする、冷たい反応があっただけである。
 この事件は、明らかに人災。それなのに、天災に対すると同様の思いで立ち向かわざるを得ない被害者家族の心境を慮る。

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9月16日(日) 人間の 業の深さと 救いとを 田宮描ける 「足摺岬」

 「四国人間論ゼミ」の日。テーマは、「田宮虎彦著『足摺岬』を読む」。
 田宮は、1911年生まれ。昭和期の小説家。父も母も高知県の出身であったから、幼少・少年時代、その両親のそれぞれの里で暮らした時期があった。また、青年時代を戦争の中で過ごしたことから、激動の時代の中で運命に翻弄される人々の絶望感とそれに苦悩する魂を描いた作家であると評されることが多い。

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 今回取り上げた「足摺岬」は、彼の少し長めの短編小説。映画にもなったそうである。主人公である青年が、自殺をするために足摺岬を訪れるのであるが、そこで出会う、お遍路さん、薬売り、宿屋の女将と娘、などとの交流の中で、自分が生きる道を見出し始める。そして、その宿屋の娘と結ばれて、東京で生活を始めるが、戦後の貧困の中で妻を亡くす。その妻の墓参りに足摺岬に戻ってみると、その妻の弟が、特攻隊帰りなのであるが、すっかり身を持ち崩していて、酒浸りになってしまっているといったあらすじ。
 人生というものは、どこまで行っても、悪い因果が巡り続けていて、そこからとても抜け出すことができないものだという、人間の業の深さを描き出した小説といえそうである。しかし同時に、その足摺岬を舞台に、救いを求め、それを見出して行く人の姿も描かれている。その舞台がなぜ足摺岬であったのか、これからも考え続けてみたいテーマである。

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9月15日(土) 幸福は 人の心に 宿るもの 心自身を 問いかけるもの

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 フォレスト・トレンド勉強会。テーマは、「高齢者の幸福論」。
 日本社会が超高齢社会に向かって、年々高齢化比率を高めてきている状況は、皆さんが御存じのことと思う。問題は、高齢社会というものが、異常なまでに悲観的に捉えられ過ぎているてきているということである。
 確かに、高齢社会なれば、現役労働人口が減少し、その現役世代によって支えられる人口が増加してくることになる。それは必然的に、税率や社会保障負担費用を高めるということにもなるだろう。また、社会の中におけるニーズも変化してくることから、社会インフラを作り直したり、人々の意識を切り替えたりする取り組みも求められてくるだろう。それらは国民の中に一定の負担感を生み出しているに違いない。
 しかし同時に考えなくてはならないのは、高齢者になっていくということを、その当事者自身が必要以上に悲観する傾向が強過ぎるのではないかという点である。年を重ねていくということが、悲劇的なことであり、その残された人生を過度に悲観視する考え方が、社会全体に重苦しい雰囲気を与えてはいないだろうか。
 こんな問題意識を参加者に語りかけ、高齢者の意識の在り方をまず変えることが、日本が超高齢社会を迎える前提として、強く求められているのではないかと語りかけたのであった。

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9月14日(金) 自民党 総裁選挙も 告示…なの? ピンボケ写真を 見てるようだね

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 10日の民主党代表選挙告示に続いて、今日は、自民党の総裁選挙の告示。当初有力候補と見られていた谷垣・現総裁が不出馬となったことによって、不確定要素が高まり、予測の立てにくい選挙になったようであるが、それでも国民の関心は高いようには思えない。おそらくは、あれっ、今やっている選挙は、何の選挙だっけといった反応を返す人が、けっこう多くいるのではないかと思う。
 つまり、日本の政治をめぐる風景は、ピンボケ写真のように、焦点が定まらず、ぼんやりとした姿でしか、国民の目に映っていないということだと思う。おそらくは、民主党と自民党の境界線もはっきりとしないで、あいまいになってしまっているのではあるまいか。
 そんな状況だから、民主党の代表選にしても、自民党の総裁選にしても、何の争点も、何の盛り上がりもないままに、ただ時間を消費するだけの選挙戦になってしまうのではあるまいか。そして、国民の無関心の中に行われる選挙の結果として、新しい政治体制が動き始めても、ほとんど何らの新鮮味も伴わない旧態依然の退屈な政治が続いていくということになってしまうのであろうか。これを一体どのように受け止めていけばいいのか、考えるべき点がある気がする。

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9月13日(木) 米映画 ムハンマドへの 冒涜と イスラム諸国に 反米地震

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 インターネットの動画投稿サイトに、アメリカ人が、イスラム教の預言者・ムハンマドを冒涜する映像を投稿したのがきっかけとなり、世界各地のイスラム国で、反米運動が燃えあがっている。特に、リビアでは、東部のベンガジで、アメリカ領事館の襲撃事件が発生し、スティーブンズ・駐リビア米大使が死亡。エジプトやイラン、イエメン、インドネシアなどでも、デモが暴徒化し、大混乱になっている様子である。
 私たちの感覚では、インターネットへの投稿というのは、個人が行うものであり、その内容に対して国家が責任を負うという話ではないが、イスラム教国では、絶対者ムハンマドに対する一切の冒涜を許さないとする考え方があり、それを取り締まらない国家に対する反発が生まれたものだといえよう。さらにいえば、イスラム教国におけるアメリカに対する不信感は、近年とても根深いものになっていて、その不信感のマグマ・エネルギーがこの問題を契機として一気に噴出したともいえるだろう。
 このしばらく、日本では、東海・東南海・南海連動型地震がよく話題に上がっている。一つひとつの地震でも大被害であるが、それが連動すると、とてつもないエネルギーとなり、被害は想像を絶するものになりかねないという。今、イスラム国で起きていることも、そんな連想でとらえることはできないだろうか。

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9月12日(水) 国民の 政治不信の 声受けて こけら落としの 橋下劇場

 大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長は、この日大阪市で開いた政治資金パーティーにおいて、新党「日本維新の会」結成を正式に宣言。そして次期総選挙に向けて、「今日から全国でものすごい大戦(おおいくさ)が始まる」と、これからの国政に向けての挑戦を宣言した。
 マスコミは、これをトップで報道。次期総選挙に大きな台風の目になる可能性が高まった。国民からの期待感も、随分大きなものが生まれてきつつあるようである。

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 今回の宣言は、「橋下劇場のこけら落とし」の意味をもつものであると私は思う。「こけら落とし」というのは、「新築された劇場などでおこなわれる初めての興業」を意味する言葉であり、「こけら」というのは、木のかけらであり、木造の芝居小屋で、それが落成した時に、屋根の上に残っていた木くずを払い落したことから、先に述べた意味を持つ言葉となったようである。
 ならばさしずめ、今回の橋下劇場開演において、屋根から払い落される「こけら」とは、国民から飽きられ、見捨てられつつある様々な既成政党なのかも知れないなと、こんなイラ短を描いてみたのであった。

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9月11日(火) アメリカの 多発テロより 11年 日本じゃこの日に 尖閣購入!

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 9月11日と言えば、西暦2001年に、アメリカで同時多発テロがあった日である。もうそれから11年。当時、ブッシュ大統領が、即座にテロとの戦いを宣言し、これにより世界の秩序を守る、と力強く語っていたが、それから11年を経ても、世界テロ問題は解決せず、ますます混迷の度を深めてきている印象である。
 振り返って、この日、日本政府は、尖閣諸島の三つの島を20億5000万円で購入する売買契約を地権者と締結し、国有化した。これに対して、中国政府は、領土問題に関しては一歩も譲るものではないとして、報復措置をちらつかせている。国家としての威信をかけて、日本側が何らかのアクションをとるのならば、中国としては、それ以上の報復を加えてみせるという構えである。そのキャッチボールの中で、問題がどんどんと深刻化する可能性をはらんでいる。
 これは、この11年間、テロとの戦いにおいて私たちが経験してきたことと同じである。力に対しては力をもってより大きく報復するという暴力の連鎖は、これから先、果てしなくエスカレートしていくことになりかねない。
 それにしても、この尖閣諸島の国有化が、なぜこの日であったのか。同時多発テロに何かを重ね合わせる意識が働いたのか。それとも、民主党代表選挙への何らかの思惑が働いたのか。内情は分からないが、あまり良い判断ではなかったのではないか。

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9月10日(月) 民主党 代表選が 告示さる 霧中の国家に 言葉のカオス

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 この9月10日に何があったか、新聞紙上で確認すると、①谷垣氏が自民党総裁選挙に出馬断念、②松下忠洋金融・郵政担当大臣が自殺か、③この11日に東日本大震災から1年半、といった記事に並んで、④民主党代表選挙に4名出馬という記事が小さく掲載されていた。民主党代表選挙と言えば、その結果が、おそらくはそのまま日本国の総理大臣を選出することにもなるという意味合いをもつ選挙である。その選挙の扱いが、こんなに軽いものなのかと驚いたのであった。
 もちろん、この選挙に関しては、すでに多くの報道がなされてきていて、告示日を迎えたからといって、特別に新しい情報を報じなくてはならないということもなかったのかもしれない。また、野田首相の再選がほとんど確実といわれる中で、国民が関心を抱く話題でもなかったのかもしれない。しかしそれにしても…という印象である。
 やはり日本国民は、今の日本政治に、モーニングショー的な話題以上のものを求めてはいないということだろうか。その証拠に、誰が選出されたとしても、少しも期待をもつことはできない、そんな国民の声が、街頭インタビューで語られている。
 今の日本は、霧の中にあるように見通しが悪い。そこに、政治家たちが、その霧を晴らすこともしないで、ただ多くの言葉を垂れ流しているだけ…そんなカオス状態に、国民はいよいよ見切りをつけ始めているということではないか。

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9月9日(日) トレンドを 体感するには 秋葉原 共感するには 我が仲間たち

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 さらに今日は、仙台市から東京へ移動。昼前に東京駅に到着し、その後秋葉原へ行く。なぜ秋葉原であるかと言えば、この街には、時代のトレンドを感じさせられる不思議な魅力があるからである。
 かつて秋葉原は、世界最大の電気街だと言われた。多くの店舗が軒を連ねて、数多くの電化製品を安い値段で販売していた。さらに既成の商品だけではなくて、様々な電気部品やジャンク品なども販売していた。だから、電化製品を買うにも、自分でラジオや無線機などを製作するにも、この街を訪れることがとても意味深いことであった。この街を歩くだけで、最新の技術情報が手に入れられたからである。
 加えて近年は、「AKB48」に代表される秋葉原文化とも呼ぶべきものが生まれてきている。アニメショップやホビーショップも数多く軒を連ねていて、私たちの理解を超えるメイド喫茶などもある。感覚的な部分で日本の最先端を走ろうとしている意気込みを感じるのである。
 そしてこの日の夜は、霞が関ビルで、東京の仲間たちとの懇談会。私から約1時間、現代という時代に人々はいかに考えるべきかといった基本的なテーマを語りかけ、その後酒食を交えての交流会。今回は、約40名参加して下さった。この場は、共感を確かめ合う場といえるかもしれない。

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9月8日(土) 「本物の 人生」こいつを 把まねば 魂入らぬと 語りかけたり

 盛岡駅を正午過ぎに東北新幹線で出発。次に向かったのが、仙台市であった。「宮城掃除に学ぶ会」年次大会での記念講演を依頼されていたのであった。
 実は今回、岩手県を訪問したのも、この講演で東北地方に出向く機会に合わせて、田野畑村での旧交を温め、三陸海岸の被災地を視察し、さらに岩手県の人物研究を行いたいと考えたからであった。だから、あくまでこの記念講演がメインということであった。

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 記念講演会は、仙台駅近くの「パレスへいあん」という会場で行われた。参加者約300名。テーマは、「本物の人生」。聴衆は、これまで掃除運動を実践してきた人たちだけに、自分自身の人生の在り方に深い関心を抱いている人たちであった。それだけに、なぜ皆さんが掃除を行うかと言えば、自分自身が「本物の人生」を生きていくためではないかと問題提起を行って、ならばその「本物の人生」とはいかなるものかといったことを語りかけたのであった。聴衆はとても熱心に話を聞いて下さった。遠いところを駆け付けただけの価値はあったと思った。
 その後、懇親会。いろいろな人と言葉を交しあった。いろいろなことを感じ考えさせられた1日であったと思う。

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9月7日(金) 岩手には 近代日本に 足跡を 残せし人の キラ星のごと

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 終日、岩手県内で、人物観光。具体的には、花巻市で、まず「高村光太郎記念館」を訪れ、それから宮沢賢治に関して、「羅須地人協会」、「宮沢賢治童話村」、「宮沢賢治記念館」を回った後、新渡戸稲造を顕彰する「花巻新渡戸記念館」を見学、さらに、奥州市に移動して、「後藤新平記念館」と「高野長英記念館」。そしてその後、盛岡市に戻り、盛岡城址公園(岩手公園) や市街地を散策した。
 実は、この翌日の8日も、盛岡市内で人物観光を続け、初めての平民宰相と言われた原敬を顕彰する「原敬記念館」や盛岡市にゆかりのある先人たちを顕彰する「先人記念館」などを訪ねて、見聞を広めたのであった。
 普通、岩手県の観光と言えば、近年世界遺産に指定された中尊寺金色堂や毛越寺を訪れる人が多いと聞いているが、私の場合は、そのような場所には全く目をくれず、ただひたすらに人物を尋ね歩くキャラバンを展開したということである。
 それにしても、岩手県には、魅力的な人物がとても多い気がする。朝敵であったこの地域から、なぜこれほどまでに時代を切り拓く力を備えた人たちが、キラ星のごとくに生まれてきたのか。こんなことも、私の人物研究の大きなテーマになりそうな気がしたのであった。

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9月6日(木) 大津波 押し寄せしより 1年半 三陸海岸 草の海原

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 田野畑村到着の翌日は、朝から自動車で村内を回って被災状況の視察。その後、村役場を訪れて、工藤・副村長と中島・総務課長にご挨拶と懇談。早野・元村長には、体調不良で休んでおられるとのことで、お電話でご挨拶を申し上げた。
 それから、当時お世話になった伊達さんが、今、隣町の岩泉町の町長をしておられるので、岩泉町役場をお訪ねした。その後、三陸海岸を南下。宮古市の田老地区、山田町、大槌町、釜石市の沿岸を南北に貫く国道45号線を走りながら、津波の被災地状況を見て回った。がれきなどは、もうすでに別の場所に移していたが、それでもかつては数多くの建物があったはずの地域に、ほとんど建物が残っておらず、また、残った建物も、被災したままで放置されているものが多く、その光景に、津波被害の甚大さを思わざるを得なかった。
 「国破れて山河在り」とは、唐代の詩人・杜甫の五言律詩「春望」の最初の一句であるが、私も同じ感慨を胸に抱いた。人間が営々と築き上げてきたものが、自然の猛威の前に儚くも崩れ落ちた後に広がっていたのは、雑草の海原であった。人為的なものが失われても、自然は、まるで何もなかったかのように、その営みを続けている。人間の営みとは一体何なのだろうと考えさせられた一日であった。

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9月5日(水) 30年前 日本のチベット 田野畑で 行政実習…したな あぁなつかしや!

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 朝、新居浜駅を8時26分発の特急列車で発ち、岩手県の盛岡駅へ。そしてそこからはレンタカーを使って、三陸海岸にある田野畑村へ向かった。村への到着が、午後6時45分ころ。合わせて10時間余りの旅であった。
 今回、田野畑村を訪れたのには理由があった。実は、今から30年前、私は、この村で行政実習をさせていただいた。季節は冬。寒さに震えながら、地方自治体の行政について、広く勉強させていただいた。当時の田野畑村は、村人自身が「日本のチベット」と自称していた。交通がとても不便で、病人が出ると、村内の漁港から、近隣の町の病院まで、その患者を船で運ぶような地域であった。だから、村から県庁所在地である盛岡市まで出かけるのも、一仕事であった。そんな村を何とかしたいと、早野仙平村長を始め、村の職員たちは力を振り絞って頑張っていた。私の政治への思いは、この地で形成されたものであったかも知れないと思う。
 昨年3月の東日本大震災とその後の大津波では、この村も被害を受けた。すぐに駆け付けたいとも思ったが、バッジの無い身でお邪魔しても迷惑になるばかりと思い、こんなに遅くなってしまった。この日の夜は、当時お世話になった方々をお招きして、夕食会を開催した。話していると、とても懐かしかった。村人の温かい笑顔があった。

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9月4日(火) 日本が 優勝国だと 言ったって 胴元さんには かなわないよな!

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 日本プロ野球選手会の新井貴浩会長が、甲子園球場で記者会見し、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への不参加決議を撤回し、大会への参加を決定したと発表した。その理由は、①日本代表のスポンサー権譲渡などの要望がおおむね実現できたことと、②この権利を生かすための体制づくりを日本野球機構が確約した、という2点であったらしい。
 私は、今回選手会が7月20日にWBC不参加を決議した段階から、どれほどの譲歩を勝ち取ったのかはよくわからないが、日本の野球界が、鎖国的状態から脱することができたのは、とにかくよかったという気がしている。加えて、WBCにとっても、過去2回の大会で連続優勝を果たしているチームが不参加となれば、そのダメージは決して小さくなかったと思うので、国際的な野球振興の意味でも、この判断を歓迎したいと思う。
 それにしても、今回の一連の動きで感じたのは、やっぱり胴元は強いということであった。いくら花形プレーヤーが権利主張をしても、その運営権限を持っているのは、あくまでWBCの本部であり、力の優劣は明らかであった。そんな中で、不十分ながら一定の成果を勝ち取ったことには、評価を惜しむまいと思う。第3回大会でも、日本選手たちの活躍を期待したいと思う。

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9月3日(月) 人はみな 花や実りに 興味あり? やっぱり根っこは 見えねえからな

 自民党の総裁選挙告示まで10日あまり、再選を目指す谷垣総裁は、出身派閥の古賀派会長である古賀誠・元幹事長に会って協力を要請したが、古賀氏からは逆に出馬辞退を促された。古賀氏は、谷垣氏に対して「今回は思い切って若い人を支持したい。若い人を育てる総裁選にしてはどうか」と述べたのだそうだ。
 これで、永田町では、谷垣総裁の再選を悲観視する声が広がり、谷垣氏は、今後大きな判断を迫られることになりそうである。
 振り返って、谷垣氏は、3年前に自民党が総選挙で大敗をした後に、政権奪還を看板に掲げて総裁となった。それ以来、300議席を超える民主党に対して、100議席余りの野党・自民党を指導して、公明党と連携しながらもう一歩で政権奪還というところまでやってきた。それだけに、本人の胸の内には複雑な思いが渦巻いているのではあるまいか。

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 選挙には、祭りの要素がある。地道で堅実というよりも、華々しさが求められるところがある。いくらしっかりと根を張って、太い幹を作りあげてきたといっても、人々の目を引くのは、枝の先に咲く花であり、枝の先に結ぶ果実である。その花や実の魅力をアピールできないトップでは、選挙は戦えないということか…。少し寂しい気持ちで聞いた、今日のニュースであった。

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9月2日(日) 橿樹舎で マグマ会合 開催す 船木の里に 秋風の立つ

 引き続いて、今日は、「四国マグマ・アカデミー」。
 昨日新宮にやってきた2人も、これに参加。テーマは当初「本物の政治家を目指す人たちに」としていたが、この日の参加者の希望もあったので、少し前まで訪れた「韓国」について論じながら、本物の政治ということを考え合う形となった。
 会場は、急きょ「若葉書院」から「橿樹舎」に変更。橿樹舎は、山中にある若葉書院に比べ、おおよそ3度ぐらい気温が高いし、会議エリアにはエアコンも装備していないので、真夏にはとても会合を開ける場所ではない。この日も少し暑さに懸念は残ったが、それでも最高気温が30 ℃ぐらいになってきているので、それならばまあ大丈夫だろうとこの場所にしたのであった。結果的には、涼しいというわけではなかったが、まあ問題なく開くことができた。

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 考えてみれば、もう9月。立秋からもう1か月が経とうとしている。肌に寒さを覚える秋風が吹いてもおかしくない頃である。まだ昼間は暑い日が続いているが、朝夕は確かに涼しくなってきた。こうなると、山際にある船木の里は、一気に秋の訪れとなるであろう。秋と言えば、勉学の秋であり、読書の秋であり、また実りの秋である。心して、私自身の勉学の実りを得ることのできる季節にしていきたいものだと思う。

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9月1日(土) 新宮に 同志2人が 来訪し 日本の課題を 語り合ったよ!

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 愛媛県に二人の同志が来訪。私が自由民主党中央政治大学院の学院長を務めていたころに、その学院生であった松依さんと渡辺さんであった。実はずいぶん以前から、その学院生達の中で、私が活動している場所を一度訪ねてみたいという声が上がっていたのであるが、少し前に突然、松依さんから、この日に四国に行きたいとの連絡があり、ならばせっかくのことでもあるし、ほかの学院生も希望する人があればどうぞご一緒に、とお話ししていたところ、渡辺さんもやってくることになったのであった。
 昼に新宮に到着。霧の森で昼食をとり、日本茶の喫茶店「茶フェ」でお茶を飲んだ後、「志の道」ミニコースを歩き、それから「若葉書院」での懇談。人間論ゼミの真似事のようなお話もさせていただいた。
 その後、来訪者にはまことに失礼ではあったが、近々行われる講演会の準備をしておかねばならず、この二人にも手伝ってもらい、その資料準備作業にもあたった。
 私は今、在野の政治家として、首都東京を遠く離れた四国で活動を行っているが、遠いところをものともせず訪れて下さる方々がおられることは、とてもうれしいことである。孔子が語ったように、「友あり遠方より来る、また楽しからずや」という心境である。

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