9月4日(火) 日本が 優勝国だと 言ったって 胴元さんには かなわないよな!
日本プロ野球選手会の新井貴浩会長が、甲子園球場で記者会見し、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への不参加決議を撤回し、大会への参加を決定したと発表した。その理由は、①日本代表のスポンサー権譲渡などの要望がおおむね実現できたことと、②この権利を生かすための体制づくりを日本野球機構が確約した、という2点であったらしい。
私は、今回選手会が7月20日にWBC不参加を決議した段階から、どれほどの譲歩を勝ち取ったのかはよくわからないが、日本の野球界が、鎖国的状態から脱することができたのは、とにかくよかったという気がしている。加えて、WBCにとっても、過去2回の大会で連続優勝を果たしているチームが不参加となれば、そのダメージは決して小さくなかったと思うので、国際的な野球振興の意味でも、この判断を歓迎したいと思う。
それにしても、今回の一連の動きで感じたのは、やっぱり胴元は強いということであった。いくら花形プレーヤーが権利主張をしても、その運営権限を持っているのは、あくまでWBCの本部であり、力の優劣は明らかであった。そんな中で、不十分ながら一定の成果を勝ち取ったことには、評価を惜しむまいと思う。第3回大会でも、日本選手たちの活躍を期待したいと思う。
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