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12月31日(月) アメリカじゃ 今日も議会が 審議だと ラジオ聞きつつ 我が家の整理

 大晦日。今年はオリンピックの年で、うるう年であったから、元日以来366日目の日となる。
 朝起きて、働いて、夜になると寝る、これを今年も、 366回も繰り返してきたかと思うと、何か不思議な気持ちがしてくる。客観的事実としての時間は、すべての人が共有しているものであるはずだが、主観的に感ずる時間というものは、人によって随分と異なるものなのかもしれない。この1年間何をしていたのだろうと振り返ってみると、甚だ頼りない気持ちがしているのは、おそらく私だけではあるまい。その後悔が、1年の幕を下ろすこの大晦日の日には、特に、惜別の念とともに強く胸に迫ってくるものがある。

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 それはともかくとして、明日から新年、お正月である。少しはお正月を迎える準備をしておかねばと、家の中の整理に取り組む。しかし、片付けるべき相手は、膨大なものであり、とてもではないが、一日意を決して取り組んだからといって、なんとなるものでもない。あーもうなんとでもなれ、と少し投げやりな気持ちにもなってきたが、聴くともなく聞いているラジオからは、アメリカの議会では、「財政の崖」問題を回避するために、今日も交渉が続けられていて、翌元日にも、議会が開催されると報じられていた。他の国でも、ネバー・ギブ・アップの精神で、最後まで諦めずに取り組んでいる人たちがいるのだと知って、また元気を取り戻して、整理に取り組んだ次第。
 この1年も、最後の最後まで慌ただしく駆け続けたものである。

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12月30日(日) 一年の 若葉書院の 幕を引き 思い宿せし 場を清めけり

 四国マグマアカデミーの日。テーマは、「本物の人生とは何かⅣ」。今回は、今年これまで述べてきたものの総集編として、そのまとめとなるようなお話をした。
 参加者は、こんなに押し迫ってのことだから、おそらく少ないだろうと思っていたところ、間際になって希望者が増えて、おかげで思いの満ち溢れる勉強会となった。
 これが、平成24年の若葉書院における勉強会の最終回。この一年間も、この若葉書院で、約50回の勉強会を開催した。色々な方々が参加してくださった。その結果、今回で、通算260回目の勉強会ということになった。我ながら、ずいぶん多くの人物を講じ、時代社会の問題を語り合ってきたものだと思う。この1年間も、この教室の中に、数多くの願いや祈りを宿してきたと考える。

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 今回の勉強会の後、参加者と一緒に、教室の掃除を行った。教室の窓ガラス、床や机をみんなで拭いた。おかげで、これまでに増して光り輝く教室になった。
 もう明後日には、新年を迎える。来年の初勉強会は、 1月6日のトレンド勉強会である。来年もおそらくは、約50回の勉強会を開催することになるだろう。年とともに、この若葉書院の教室自身が歴史を刻みこんでくる姿がとても頼もしく、心嬉しいことである。

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12月29日(土) テレビでは この一年を 回顧する 番組ばかり あぁ後ろ向き

 いよいよ今年も、残りが、今日を含めても3日間。今日が土曜日であることから、今日から年末年始の長期休暇に入ったという人たちも数多くいるだろうと思う。
 そのせいか、テレビを見ていると、この1年を回顧する番組が目についてならない。この1年間の政治の動き、経済の動き、さまざまな事件、さらには、ロンドンオリンピックの年だということもあるのであろうが、特にスポーツ界の話題も多く報じられている。
 おそらくは、年末を迎えて、この1年間の頭と心の整理をしてみたいと考える視聴者を対象に制作された番組なのであろう。または、回顧番組であれば、これまでに撮り溜めていた映像を事前に編集しておいて放映すれば良いだけだから、放送局職員の年末年始の休みが取りやすくなるという事情もあるのかもしれない。

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 とにかく、どこの局でも、この1年を振り返ってという番組が数多く流されている。それを見るともなく見ていると、この1年間のことが、もう何年も前のことだったような気がしてくるから不思議である。年をとってくると時間が経つのが速くなるとよくいわれるが、私自身にも、その現象が起きてきているということか。
 この一年をひたすら前を向いて生きてきたつもりでいるが、年末くらいは少し後ろ向きになってもいいのかな…、そんな気もしてきたのであった。

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12月28日(金) 安全を 語りすぎては 化石だよ 生けるこの世に 完全は無い

 原子力規制委員会は、今現在国内で唯一稼働している原発、関西電力大飯原子力発電所敷地内を走っている断層「F6破砕帯」に関する再調査を行った。この敷地内にある地層のずれについて、関西電力は、地滑りによって生じたものであり活断層ではないと主張しているが、調査団5名のうち4名が、「その説明には納得できない」と疑問を呈したそうである。この「F6破砕帯」と呼ばれる断層の上には、冷却用海水を送る重要施設「非常用取水路」が走っているということで、もしこれが活断層であると判断されれば、大飯原発は運転停止ないしは大規模改造を求められることになる。

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 調査団は、さらに広く情報を集め、問題整理を行う必要があるとして、最終的な判断は保留としたそうである。
 私はこの報道を聴きながら、原理主義者が陥りがちな完璧主義に翻弄されている印象を受けた。安全というものは、 1つの要素だけで決定されるものではなくて、様々な要因が複雑に絡まりあって実現されているものである。その1つの要素だけで完璧を求めても、それはほとんど意味をなさない。
 生きているものは、日々変化の中にある。その変化の中に置かれているものに、 100%の完全を求めても、無意味である。生きている現実社会を、化石の論理で判断してはいけないのではないだろうか。根本的な疑問を感じざるをえなかったのである。

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12月27日(木) 年の瀬に 気もそぞろなり 駆け巡り 記憶の糸の 繕いするなり

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 昨日から、私にとって年末恒例の地元挨拶まわり。
 とは言っても、国会議員現職時代ならば、一日に50軒から、多いときには100軒くらいを朝から晩遅くまでかけて駆け巡っていたが、今は無冠の身。特に深いご縁のあった方々や心の響き合う人たちのところを回って行くだけだから、 一日にせいぜいが20軒くらい。随分と気楽なものである。
 迎えていただく方々も、私が現職の政治家ならば、不平不満をいろいろと語りたいところであろうが、もうバッジを外した人間に語っても詮無いことと思うのであろう。「朋有り遠方より来たる」といった気持ちで歓待して下さるのがありがたい(これは、そういう方のところしかお訪ねしていないということでもある)。
 次々に思いつくままに回っていきながら、色々と世間話をして、「それではよきお年を。お元気で」と別れのご挨拶。笑顔で別れられるのが、とりわけ嬉しいことである。
 この年末挨拶まわりは、私にとっても、相手にとっても、人生の一時期を共有したもの同士の記憶の糸の繕い作業である。ばらけかけていた糸のよりを戻し、絡まりあっていた糸をほぐし、整え直すための訪問である。今年残された時間をにらみつつ、気もそぞろに自動車を走らせていく。また楽しいからずやという心境である。

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12月26日(水) フライング スタート先行く 安倍政権 もう転倒してる 政党もあり

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 第182特別国会が開幕。先日の総選挙を受けて、首班指名選挙が行われ、自民党総裁の安倍晋三氏が、衆参両院の指名を受けて、第96代内閣総理大臣に就任。早速、閣僚を選任し、第二次安倍内閣をスタートした。
 とはいっても、今日の正式スタートに先立って、安倍氏はすでに総理内定者としての活動を開始していたため、今日政権が始まったという印象は薄い。フライングスタートを切っていて、もうすでにスタート地点の遥か先を走っているような感じである。
 その一方では、もう転倒してしまっているランナーもいる。その最たるものは、「日本未来の党」。総選挙を前に、この11月28日に政党設立届を提出して活動を始めたばかりなのに、もう副代表人事をめぐって対立を起こし、分党騒ぎである。この溝は、かなり深いもののようで、嘉田代表自身が、これは「成田離婚」のようなものだと語っているそうである。(陰では、選挙のための偽装結婚であったとの声もあり。)
 第182特別国会は、総選挙の後の衆議院の構成を行い、内閣総理大臣を選出するための国会であり、会期はわずか三日間。本格的な議論は、年が明けてからの通常国会になる。国の難問題が山積している状況にあって、国会が、国権の最高機関として、この国の進路を雄々しく切り拓いていただくことを期待したい。そうは言っても、スタートからしてこの状況では…という危惧の念を払拭できないのも事実である。

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12月25日(火) 新代表 テレビ住まいの 海江田さん ますます政治が ヴァーチャルになる?

 民主党は東京都内のホテルで両院議員総会を開催し、野田代表の後任になる新代表に、海江田万里氏を選出。新代表には、先の衆議院選挙での大敗を受けて、これからの民主党再生をいかに行うかが厳しく問われることになりそうである。また、来年の夏には早速に参議院選挙が予定されていて、その選挙にいかに勝利を収めるかということも、新代表の大きな仕事となる。

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 気がかりなのは、海江田氏は、自分の権力の基盤を、テレビ画面を通して生み出されてくる国民からの人気に置いているように見えることである。もちろん、国民主権の日本政治においては、国民からの強い支持は政治家にとって不可欠の要素である。しかし政治というのは、国民の支持さえあればそれで運営できるというものではなくて、例えば、政策を執行する官僚たちの支持も必要であるし、国を支える経済を担っている経済界からの支持も必要である。日本社会の様々な分野を支えている諸団体からの支持も必要である。さらに、アメリカやアジア諸国などの諸外国からの理解も重要である。これら政治を構成する様々な組織との関係を、きちんと築き上げることができるのであろうか。
 この約3年半の民主党政権を通して、日本国民は、テレビ画面で表現されるだけのバーチャルな政治の限界を知り始めているように思う。「テレビ住まいの海江田さん」がいかにそれを乗り越えていけるか、そこに民主党の未来が託されたと私は思う。

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12月24日(月) クリスマス ひとりぼっちが クリボッチ 家でひとりは イエボッチかな?

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 クリスマスイブ。我が家では、妻がショートケーキを買ってきていて、それで少しばかりのクリスマス気分。
 テレビを見ていると、このクリスマスを1人で静かに過ごしている人がずいぶん多いらしく、そんな人のことを、「クリボッチ」と呼ぶのだと紹介していた。「クリボッチ」とは、「クリスマスひとりぼっち」の略称なのだそうだ。
 今は、年々、人が孤立化する傾向が強まってきている。地域社会における連帯感も薄まってきているし、家庭内でもその一体感が弱まってきているということである。この社会現象が、一体いかなる要因によってひき起こされてきているのか、一度きちんとした研究をしてみる必要があるなと思う。
 みずほ情報総研のレポートによれば、日本における単身世帯の増加傾向が1980年代頃から顕著になっていて、 2010年には、 1,678万世帯になっているそうだ。総人口に占める一人暮らしの割合は、 15.8%であり、 6人に1人が単身で生活をしているということである。そして、高齢者においては、その割合がさらに高く、その貧困と介護、社会的孤立の問題をいかに解決していくかという問題が今後さらに深刻になるだろうと指摘している。
 「家でひとりぼっち」、略して「イエボッチ」の問題に、どう政治的社会的に対処していけばいいのか、こんな課題も、来年深く広く考えてみたいものだと思ったのであった。

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12月23日(日) ノロウィルス 大流行中 日本も 脱水症状 天皇陛下~!

 宮崎県日南市の病院で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染が発生。入院患者や職員合わせて44名が下痢や嘔吐の症状を訴え、そのうち入院中の高齢患者6名が死亡と発表。
 国立感染症研究所によれば、このしばらく、感染性胃腸炎の患者数が急増していて、過去最多であった2006年に迫る勢いになっているそうである。このノロウィルスによる感染性胃腸炎に対しては、有効なワクチンもなく、その治療も対症療法に限られているため、抵抗力の弱い患者は重症化するケースも多いという。また嘔吐物を気管に詰まらせて、死に至るケースも少なくないそうだ。予防法は、ノロウィルスを体内に入れないようにすることしかなく、衛生管理に注意しなくてはならない。早期に、この流行が収束することを願いたいと思う。

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 ところで、今日は、天皇誕生日。明仁天皇は、日本の第125代天皇であり、今日で満79歳。即位が1989年1月7日であるから、もうすぐ在位14年である。
 この14年間を振り返ってみると、日本においては、様々な大災害が起こり、また政治的にも不安定な時代が続いた。日本の大黒柱であった経済も、衰退の傾向がみられ、国力の低下は否定できない。ちょうど、感染性胃腸炎による脱水症状によく似た社会現象が生まれている気がしてならない。ならば、この困難に対して、いかなる点滴を施していけばいいのか…と、色々な思いを巡らせた一日であった。

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12月22日(土) 日大で 「政治家を問う」 シンポなり 「在野の政治」が 認知されしか?

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 この日午後、日本大学法学部10号館講堂で、シンポジウム。そのテーマは、「今、政治家を問う」。日本大学法学部政経研究所がこれまで3年間かけて行ってきた、政治家に関する共同研究の総括として開催したシンポジウムであった。
 基調講演は、元衆議院議長の河野洋平氏。そしてその後、社民党党首・福島みずほ氏、民主党参議院議員の白眞勲氏と大島九州男氏、そして私が政治家パネラーとなり、日本大学の法学部教授3名がそれに加わって、政治家のあり方や政治論について、熱く語り合った。 とは言え、政治家同士の議論というのは、熱弁を振るう議論の割に、なかなか建設的なものになってこない。要するに、自分の主張を熱弁をふるって行うだけで、他の人の発言の上に新しい視点や意見を加えて、何らかの結論を導くという議論ではないのである。その点が、少し残念な印象であった。
 それにしても、この政治家論をめぐるシンポに私がパネラーとして呼ばれたのは、少し意外であった。あるいは、永田町で行われている政治全体に対する国民からの不満に対して、「在野の政治」に研究者たちのの目が向き始めているのかもしれない、そんな気もしたのであった。
 明治時代には、「在野の政治家」が大きな役割を果たした。そんな時代に、現代が似てきているのかもしれないとも思う。

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12月21日(金) 年末の 挨拶回り 東京も 地方と同じく 暗いと思った

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 朝、JRで東京へ。明日、日本大学法学部での「今、政治家を問う」をテーマとしたシンポジウムに、パネラーとして参加することになったため、この機会に東京の年末の挨拶回りをしておこうと、早めに上京をしたのであった。
 東京で最初に訪れたのが、「日本を美しくする会」事務局。鍵山秀三郎先生に、この1年間のご報告と年末のご挨拶を申し上げるためであった。それから、「致知出版」。この致知出版から、これまでに2冊の本を発行していただいていて、私の在野の活動に興味関心を抱いていただいている様子なので、近況のご報告。併せて、新幹線車中で作った「致知応援歌」もご披露した。そして最後に、かねてから私の勉強会に熱心に参加してくださっていた青山IGC学院の工藤美知尋学院長。前回上京時にお会いできなかったので、この機会に立ち寄らせていただいた。
 こんな形で、到着後の半日間、年末の挨拶回りを行ったのであるが、実は移動しながら、東京各地の年末の様子も観察した。この日は、クリスマスイブの3日前であるから、町の全体がクリスマス一色に染まっているかと思ったら、何かしら重苦しい。確かに、街中にはクリスマスソングが流れ、いろいろな装飾が施されてはいるのだが、人々の心の中にウキウキとした気分が生まれていないせいであろうか。底抜けの明るさというものを感じなかったのである。
 今年は、地方も少し暗いクリスマスだなと思っていたが、東京もそうであった。日本社会の病気は、想像以上に深刻なのかもしれないと思った次第。

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12月20日(木) 日銀の 独立尊重 ルールさえ 政治パワーに 屈服したるか?

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 この日、日銀は金融政策決定会合において、「 2%の物価上昇率目標」導入に向けての検討に入ることにした。
 これは、直前の総選挙において大勝した自由民主党が、 2%の物価上昇率目標を公約に掲げていたからである。そして、特別国会において総理大臣に指名されることがほぼ確実である安倍・自民党総裁が、総選挙の2日後の18日に、早速に、日銀の白川総裁に対して、日銀法改正をちらつかせながら、直接の要請。それに対して、日銀側がその圧力に屈服する形になったものである。
 しかし、現実的には、「 2%の物価上昇率目標」というのは、極めて達成困難な目標であるようだ。この2%物価上昇というのは、 1990年代初期のバブル経済時の物価上昇率であり、それ以降は低迷。このしばらくはずっとマイナス成長率であった。それを一気に2 %台にまで上げようとすれば、かなり極端な政策を展開せざるを得ず、後に深刻な副作用をもたらす恐れもある。識者の中には、この目標設定に強い危惧を抱いている人も多いようである。さらに言えば、国際的なルールとして、各国の中央銀行の政治からの独立性尊重が謳われていることに対して、それを自己否定する動きへの懸念もあるようだ。
 いろいろな副作用があったとしても、今は強力なカンフル剤が必要だ、という主張も分かるが、私自身は、これは少しやりすぎではないかと思われてならない。

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12月19日(水) 韓国じゃ 激戦制すは 女性なり ボクはワタシで ワタシはボクなの…

 注目されていた韓国大統領選挙は、セヌリ党の朴候補と、民主統合党の文候補という、有力二候補による一騎打ちとなったが、結局、朴候補がその接戦を制して、当選を決定した。投票率は、 75.8%と極めて高く、韓国国内でも、強い関心を呼ぶ選挙であったようだ。両候補の得票率の差は、ごく僅かであったようである。
 ともあれ、韓国において、初の女性大統領が誕生したわけであり、これによって、これまでの韓国の政治が大きく変化することになるのかどうか、注目していきたいと思う。

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 ふと思い出したなぞなぞがあった。私が大学時代の頃だから、もう40年も前のことだが、私の後輩が、 「自分で自分のことを大統領だと言っている人がいます。それはいったい誰でしょう」という問題を出した。その答えは、「ボク大統領」。当時、朴正煕氏が韓国大統領を務めていた。今では、人の名前は韓国語の発音で呼ばれるが、当時はまだ漢字の音読みであったので、「ボク大統領」、つまり、「僕、大統領」ということであった。
 今回は、その朴大統領の娘さんが新大統領になるわけであり、女の人が自分のことを「ボク」と呼ぶのはおかしいから、「ワタシ」となるのだろうか、そうすると、ボクはワタシで、ワタシはボクなの…ということ?…。
 こんな訳の分からないことを、私はつぶやいていたのであった。

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12月18日(火) 新政権 産まれる前から 始動せり 国難前に 時間が無いと

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 ほぼ間違いなく次期総理となる、自民党の安倍総裁が、永田町で激しく動き回っている。新政権樹立に向けて、連立を予定している公明党の代表との連立協議、選挙中最重要課題として取り上げた経済再生に向けての白川・日銀総裁との会談、また、アメリカのオバマ大統領とは電話による会談も行ったらしい。国会での首班指名選挙は26日予定ということだから、まだ総理就任までには1週間余りの時間があるが、選挙での大勝を受けて、ここで一気呵成に新政権への強い流れを作ってしまおうという考えなのだろう。
 確かに、政治には、勢いが必要である。いくら正しい主張をしても、それに勢いが伴わなければ、世の中はなかなか動かない。おそらくは、安倍総裁は、今の段階から準備を始め、総理就任とともに一気にいくつものアドバルーンをぶち上げて、積み上がった政治課題に対して、積極果敢に問題解決の動きを始める覚悟なのだろう。そしておそらくは、民主党政権時代になかなか物事が決まらない政治に苛立ちを覚えていた国民は、新政権に強い支持を与え、追い風になることだろう。ひょっとすれば、この勢いに乗って、憲法改正の道筋までつけてしまおうという腹までも持っているのかもしれない。
 安倍総裁は、初当選が私と同期である。今回は、健康にも十分に気を配って、後世に名を残すような立派な仕事を仕遂げてもらいたいものだと願っている。

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12月17日(月) 自民党 地滑り(?)大勝 総選挙 流土が飲み込む 装飾政治

 昨日の夜8時から、総選挙の選挙結果を伝える特別番組が放映されていたが、それを見ていると、自民党の圧勝、公明党、維新の会、みんなの党の勝利、そして、民主党と日本未来の党が、惨敗という結果であった。
 今日の朝、最終議席が確定したところで、改めて議席数を確認してみると、改選前に118議席であった自民党が、294議席を獲得。圧倒的多数を占めた。これに公明党の31議席を加えると、合計で325議席を獲得し、 全議席の3分の2を超える結果となった。一方、惨敗の民主党は、 230議席からほぼ4分の1の57議席へ。日本未来の党は、61議席から9議席へ。また注目を集めた日本維新の会が、 11議席から54議席へ躍進し、 みんなの党が、 8議席から18議席と大きく議席を伸ばした。

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 その結果、永田町の風景はすっかりと変わってしまい、民主党を中心とした政権は、 3年3カ月余りで、再び自民党を中心とした政権にその席を譲ることになった。
 この結果は、予想されたものとはいえ、いざ現実のものになってみると、驚きを禁じえないものであった。これまでの民主党政権が全否定されたといってもいいような結果である。いろいろな評論家や解説者が、その理由を分析していたが、要するに、表面だけを飾った「装飾政治」が、国民の反発という大土石流に飲み込まれたということだと私は思った。

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12月16日(日) ラッセルの 一世紀前の 教育論 今に通じる 教育原理

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 総選挙投票日。私たち夫婦は、投票を終えた後、新宮の若葉書院へ。今日は、教師人間論ゼミの日であり、今回取り上げたのは、イギリスの思想家、バートランド・ラッセルが書き表した「教育論」であった。
 バートランド・ラッセルは、 1872年に、イギリス名門貴族の家に生まれている。若い時から、つとに秀才ぶりを認められ、大学卒業後には、トリニティーカレッジの特別研究員になる程であった。しかし、反戦運動に携わったことから、教壇を追われ、さらに徴兵制に反対したことにより、投獄もされている。
 そんな彼が、 1920年代に、自分の子供の教育問題に深い関心を持ち、書き著したのが、この「教育論」であった。この本が発表されてから、もうすでに87年になる。その約1世紀の間に、世の中はずいぶん大きく変わり、人々の意識も変貌してきているはずであるが、いま私たちが、この本を読んでいると、とてもそんな古い時代の本とは思えない。最近発表された本だと言われて読めば、その気で読んでしまいそうな本である。それほどに、教育に関する彼の見識は、深くまた普遍性に富んだものであったと言えるだろう。
 彼は、 1950年、 78歳の時に、ノーベル文学賞を受賞している。その理由は、「人道と思想の自由を擁護し、つねに毅然として遂行した多面にわたる重要な業績が認められた」ためであるとされている。彼の深い思索に、目眩を覚えた今回のゼミであった。

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12月15日(土) また発生! 学校内での 銃撃事件 やっぱり規制も 必要だよね

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 アメリカの東部、コネチカット州の小学校で、 5歳から10歳の子供10人を含む26人が死亡するという、銃乱射事件が発生した。この小学校は、人口が3万人にも満たない閑静な町にあり、地域住民のみならず、全世界を震撼させた。
 容疑者は、母親がこの小学校に代用教員として勤務していた20歳の青年。母親を殺害後、ライフル銃を含む少なくとも3丁の銃を持って、小学校に侵入。教職員らを殺害した後、 2つの教室用紙で乱射したという。
 どういう事情によってこの乱射事件が発生したのかは、未だよくわからないが、アメリカ社会では、銃を使った事件が頻発をしている。そして、今回のような事件が起こるたびに、銃の所持を禁止する議論が行われるが、それが必ずしも成果に結び付いてはいないようだ。その背景には、合衆国憲法修正第2条に「人民の武器保有の権利を侵してはならない」という条文があり、しかも、強硬な反対を唱える「全米ライフル協会」の存在もある。
 確かに、この種事件を引き起こさないには、まず「心の教育」が重要だと思うが、それでも、今回のような無差別の殺傷事件が頻発する現状を考えれば、やはり一定の所持規制を導入することが必要だろう。
 オバマ大統領も、この日の記者会見で、「このような悲劇を防ぐための意味ある行動を取らねばならない」として、銃規制に取り組む姿勢を示した。今後の議論を注目したいと思う。

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12月14日(金) 久々に 寒空見上ぐ 流星群 はかなく消ゆる 人生の闇

 12月14日の未明が、 三大流星群の1つである「ふたご座流星群」のピークになると聞いて、夜、妻とともに、外に出て、 天空を見上げてみた。このしばらく冷え込みが厳しいので、屋外の気温は、 2度か3度くらいであったろうか。この日がちょうど新月で、月の光がなかった上に、天頂付近には雲もなかったので、寒さの中で小刻みに震えている星々がよく見えた。そして、 2分か3分おきに、流れ星が観察された。確かに、流星群と言われるだけあって、こんなふうに数多くの流星が観察できるのだなと、満足をした。

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 よく、流れ星に出会ったときには、その瞬間に願い事をすればそれが叶う、と言われている。ならばお前は何を願い事したのかと問われそうであるが、実は、 OAK・TREE誌1月号の最終出稿直前であったので、もうそのことだけで頭がいっぱい。後になって、あんなにたくさん流れ星に出会えるのならば、身近なことから世界の平和まで、願い事リストを作っておいて、一つひとつ祈りを捧げればよかったな、などとよからぬ事を考えた次第。
 それにしても、寒空に震える星々の間を、流れ星が一瞬の輝きと共にはかなく消えてゆく姿は、私たちの人生を連想させるものであった。いろいろな問題に悩み苦しみ悲しみ、そして短い時間を生きては、すぐに消え去ってしまう。夜空は、人を哲学者にするという言葉も、誰かが語っていた気がするが、私もそれを追体験した時間であった。

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12月13日(木) 日本の 周辺海域 波高し 挑発、脅迫 実力行使……

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 テレビを見ていると、前日に打ち上げられた北朝鮮のミサイル問題がいちばん大きな関心事。さらに、今日は中国の国家海洋局に所属する航空機が日本の領空侵犯をしたとも報じられている。なんともきな臭いにおいが日本列島周辺に漂い始めている印象である。
 問題は、その当事国の反応。北朝鮮は、今回の発射を大成功として、大々的に報じ、国民もそれを歓呼の声をもって迎えているようである。中国は、日本からの批判に対して、外交部の報道官が、尖閣諸島は自国の領土であるのだから、当然の権利を行使しただけである、とのいつも通りの強気発言。この様子だと、中国世論もほとんどこの論調になってしまっていると考えられる。
 何処の国でも、国民の政府に対する求心力を高めるため、 自国の権威を高め愛国心を鼓舞する手法がよく使われるが、これが行き過ぎると、自国さえよければという独善主義に陥ってしまいがちである。そして、悪を滅ぼすためという大義名分によって、戦争が始まることもある。まだ現状では、武力衝突という事態は想像しがたいが、そんなことも想定しながら対応していかねばならないだろう。
 冬の寒波が、このしばらく大陸から日本列島に張り出してきているが、政治・軍事の寒冷前線も、ずいぶん日本に迫ってきつつあるようである。心して備えておかねばならないだろう。

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12月12日(水) 北朝鮮 ミサイル発射に 成功し 世界の秩序は 複雑骨折

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 北朝鮮は、この日午前9時49分頃、かねてから多くの国々が懸念を表明していた長距離弾道ミサイルを発射。このミサイルに搭載されていたものが、低高度の地球周回軌道に投入された模様である。
 このミサイル搭載物について、北朝鮮は、「地球観測に必要な測定機材と通信機材を備えた衛星」と語っていて、あくまでも平和利用のための打ち上げであったとしているが、アメリカをはじめとする国々は、それはあくまでカモフラージュに過ぎず、本来の目的は、核弾頭運搬のためのミサイルであると断じている。そして、その性能は、弾頭を1万km以上も先まで運搬する能力があるとしていて、そうなると、アメリカ西海岸もその射程の中に入ることになるため、北朝鮮に対する警戒感を強めている。
 さらに、北朝鮮は近いうちに核実験を行う可能性もあるとの情報もあり、この国際社会の暴れん坊に懸念を強めている。
 言うならば、世界秩序は、たった1本のミサイル発射によって、大きく揺れ動いているわけであり、その秩序を支えてきた骨は、あえなく複雑骨折してしまった印象である。これから先の、核弾頭技術やミサイル技術の反米諸国の拡散問題も含め、目を離せない状況になってきたと思う。

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12月11日(火) 邪魔ナカと 呼ばれるほどの 愚直者 ノーベル賞さえ もう過去のこと…?

 京都大学iPS細胞研究所所長・教授の山中伸弥氏は、スウェーデンストックホルムで開催されたノーベル賞授賞式に臨み、グスタフ国王からメダルと賞状を授与された。

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 その後、国王らとの晩餐会を終えて、ホテルに戻った教授は、「授賞式は終わりました。これからの研究が大切。一生懸命に励みたい」と述べ、ノーベル賞受賞は目的ではなく、単なるひとつの通過地点とし、しかも、 「もうそれも過去のこと」と語ったそうだ。また、ノーベル賞のメダルは、大切にしまい、「もう二度と見ることもないのではないか」とも語ったそうである。
 山中教授の目は、授賞式を終えた段階で、もうノーベル賞にとらわれるのではなく、次なる目標 「iPS細胞を使った新薬開発」にしっかりと向けられているようである。この切り替えの早さ、そして名誉に対する執着心の無さは、尋常なものではないと思う。この私心を持たないハイテンポでの対応力こそが、彼に人類史上に足跡を残す立派な研究成果を上げさせる力になったのであろうか。
 しかし同時に思ったのは、この賞を作ったノーベルは、草葉の陰で、あっという間にこの賞を過去のものとしてしまう山中教授に、いくばくかの寂しさを覚えているのではないかということであった。
 それはともかく、山中教授のこれからの挑戦に、私も心からエールを送りたいと思う。

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12月10日(月) 世の中に 動かぬものの あるべきか 断層だらけの 日本にいて

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 原子力規制委員会が開催した評価会合において、福井県敦賀市にある敦賀原発2号機の建屋の下を走る断層が「活断層である可能性が高い」との判断で一致。国の指針によれば、原子炉の建屋など、原子力発電所にとって重要な施設を、活断層の真上に立てる事を許していないことから、 この敦賀原発再稼働の可能性は極めて低くなった。新聞などによれば、もうこのまま廃炉になる公算が大きくなったと報じている。
 これから先、日本各地の他の原発についても、敷地内を走る断層の調査を改めて行うことにしていて、他の原発についても、再稼働できなくなる原発が出てくる可能性がある。
 しかし、日本列島とは、いくつもの大陸プレートがぶつかりあったところに形成されている国土であり、日本国中、断層だらけと言わざるを得ない。しかも、その断層が、活断層かどうかという判断基準も、必ずしも明快なものではないようだ。そうなると、最悪の事態を想定して判断していくとすれば、日本の国の中に、原発を建設できる場所というのは、どれほどあるのだろうか。
 今の日本、活断層の上で揺れ動いているものばかりである。永田町の政治もそうだし、企業経営もそうだ。岩手・花巻東高の大谷翔平投手も、心が揺れ動き、結局、日本ハムに入団を表明した。何もかもが揺れ動く日本である。

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12月9日(日) 初雪や 四国の山も 薄化粧 心の暖炉に 火をともしましょ

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 大陸からの寒波が大きく張り出してきて、日本列島全体が雪。テレビを見ていると、特に東北や北海道でかなりの積雪量を記録しているようである。
 私が住む四国でも、山間地を中心に積雪と報じられる。若葉書院がある地域の隣町、徳島県三好市でもかなりの積雪があるとのニュースに接して、この日予定していた四国人間論ゼミは中止することにした。若葉書院がある谷間は、積雪量が多く、これまでも、雪中に自動車を突っ込んで動きが取れなくなったことがあったからである。
 また、新居浜にある橿樹舎の窓からも、わずかだが雪が舞い落ちてくるのが観察された。おそらくこれが橿樹舎での初雪ではなかっただろうか。雪花が舞うようになれば、いよいよ本格的な冬。暖房器具を引き出して、使い始めた家も多いだろうと思う。
 そんな時は、心の中も暖かくしていきたいものである。「雪の降る夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ むかしむかしよ 燃えろよ ペチカ」という唱歌がある。北原白秋作詞、山田耕作作曲の「ペチカ」という歌である。暖炉の周りに人が集まり、体を温めると同時に、心も暖かくなってきて、楽しい時間が始まるという歌である。この冬、多くの日本人の心も暖かくなって、楽しい時間が生まれてくることを念じたのであった。

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12月8日(土) 名古屋では 方谷論を 語りたり オンブズマンには この精神(こころ)だと

 さらにキャラバン継続。朝は少し松本市で時間があったので、アルプス公園へ。ここは、日本アルプスの山々が一望できる場として知られるが、残念ながらこの日は雪まじりの天候で視界が開けず。
 その後、 JRで尾張一宮まで移動。そこで、 OAK・TREE読者である森さんと合流し、国宝犬山城にご案内していただく。江戸時代の城郭で国宝指定を受けているのは、この犬山城と、昨日訪れた松本城、そして、彦根城と姫路城である。奇しくも、昨日と今日でその残り2つの城を訪れ、国宝指定の城はすべて訪問したこととなった。

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 そこから次に向かったのが、名古屋市内の会場で開催されていた「オンブズマン愛知」の会合。ここで私は、「山田方谷論」を語りかけた。山田方谷とは、江戸時代末期、備中松山藩の財政を短期間のうちに再建をした人物である。その方谷の思想が、現代のオンブズマンの思想とよく似ている気がして、何らかの参考にしていただければと、ご紹介申し上げたものであった。
 特に、山田方谷は、財政再建を進めるために、あらゆる情報を公開、藩政を陽のあたる場所に引き出し、悪事をたくらむ人たちが湿り気のある暗闇の中で生息できないように取り計らった。そんな彼の思想と人生姿勢をご紹介し、これからの活動の何らかの参考にして欲しいと願ったのであった。

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12月7日(金) 松本じゃ 心が響く 集いあり 人輝ける オーケストラなり

 朝東京を発って、長野県の松本市へ向かう。午前11時前にJR松本駅に到着し、そこでレンタカーを借りて、松本市内の観光。まず向かったのが、明治6年に開校された「開智学校」。その建物は、 一部が移築保存されていて、国の重要文化財に指定されている。愛媛県にある開明学校と姉妹関係にあることから、かねてより一度訪れてみたいと考えていた施設である。現在は明治時代の教育資料を展示した博物館となっていた。
 それから向かったのが、国宝「松本城」。日本で最も古い天守が残されている城だそうだ。
 そしてさらに、鈴木鎮一記念館。鈴木は、日本のバイオリニストで、鈴木スズキ・メソッドと言われる音楽教育法を開発指導したことでよく知られている。彼の指導を受けた人たちが、世界中で活躍している。

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 その後、「フジゲン」創業者である横内祐一郎会長にご案内いただき、「フジゲン」の工場を視察させていただいた。この会社は、かつてはギター製造において、世界一の企業であった。いまは、自動車向けの部品製造に取り組んでおられた。とても整理整頓の行き届いた工場であった。
 この日の夜は、この横内祐一郎会長の人間的な指導を受けている方々が集う会合であった。そこで講演、そして、意見交換も行った。とても心の響き合う会合であった。人を育て輝かせていく活動というのは、まさにスズキ・メソッドそのものであり、ここに集う人たちはオーケストラ、そんな気がしたのであった。

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12月6日(木) 東京の かつて御縁の 人たちを 挨拶回り 冬の日だまり

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 この日は、終日、東京の挨拶まわり。回った先を列挙すると、幼稚園から大学まで私立学校の諸団体が入居している私学会館(5つの団体を次々に回る)、自由民主党の出版物を企画編集している自由企画社、武士道協会で御縁のあった武道館、私の出版物を企画して下さったライト・スタッフ社、知的財産権問題でともに力を尽くした小池国際特許事務所などであり、これらはすべて、私が議員在職時に、いろいろとお世話になった人や組織であった。
 また、昼食は、憲政記念館で、永田町人間学講座に参加していた梶原さんが、知り合いの政治評論家などを交えて語り合う場を準備してくださっていた。ここでは、今の総選挙や混迷する政治などの問題について、本当に語り合った次第である。
 今は、政治家や政党に対して、そして政治全体に対して、厳しい国民からの北風が吹きつけている時代である。それは、これまで利害を中心に据えた政治を行ってきた関係で、財政もままならず、国民に広く利益をばらまくことができなくなっている状況において、やむなく起きている現象といえるだろう。そんな中で、多くの政治家は、分厚いコートを身にまとって、その寒さから自らの身を守ろうとしている。
 しかし、今日訪れた各地で、私を待っていてくれた人たちはとても暖かだった。利害ではなく、心の共感と知恵の共有を重視した政治活動は、それはそれなりに有意義なものだったと改めて振り返った。それはちょうど、北風吹きすさぶ中での日だまりのようなものであった。

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12月5日(水) 日大の 政治家志望 学生に 語りかけしは 政治の本質

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 朝早く、和歌山駅を出発し、昼前に東京に到着。まず、東京でお世話になっていた企業を2つ訪問。それから、日本大学法学部へ。日本大学法学部政経研究所の秋山和宏所長が、広く政治家志望の学生たちに呼びかけて開催している「政経塾」で、講義を行うためであった。
 この日の参加者は、約20名。テーマは、事前に決めていた訳ではなく、事前に参加者たちの意向を聞いて、私がなぜ在野の政治家を選んだか、そしてその在野の政治活動の中で、どのようなことに挑戦をしているのか、そのようなことをお話し申し上げた。参加していたのは、所属学科も学年も様々な学生たちであったが、私の話に真剣に耳を傾けていた。そして、私の話の後には、参加者全員から意見表明や質問がなされた。そのせいで、当初の予定時間は1時間半であったが、 2時間を超える議論となった。
 おそらくは、今回の議論を通して、参加した学生たちに一定の問題意識を植え付けることができたのではないかと思う。それは、私が話の中でも、質疑応答の中でも、一貫して、枝葉末節ではなく、本質を語りかけたからである。だから、学生たちが、自分で物事を考えるためのその足場を提供できたのではないかと思う。
 夜は、「霞ヶ関アカデミア」。フランクルの「夜と霧」をテーマに、官僚たちと痛快に論じ合った。

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12月4日(火) 総選挙 告示当日 のどかにも 我 和歌山で 講義と講演

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 総選挙の告示日。全国各地に1,500人余りの候補者が立候補して、この16日の投票日に向けて激しい選挙運動が展開されることになる。
 実はこの日、私は、和歌山県で大学の教壇に立っていた。和歌山県立医科大学の1年生を対象にした特別講義を行っていたのである。この日程は、当然のことながら、もうすでに2ヶ月以上も前に決まっていたものであり、総選挙の日程に合わせて引き受けたというものではない。そしてこの日の夜も、この大学の附属病院で、職員を相手にしての講演会であった。
 なんとも不思議な気持ちである。私が27歳で初めて愛媛県議会議員になって以来、総選挙といえば、その間中、地元選挙区に張り付いて、タイトなスケジュールで走り回り、声を尽くし喉をからして演説をしていたからである。県議会議員時代には、支持する国会議員の選挙のお手伝いをし、自分が衆院議員になってからは、当然のことながら自分の選挙に懸命に取り組んでいたものである。
 それが、告示日に地元を離れて、選挙と全然関係ない話をしている自分自身というのは、何か突然に異次元空間にでも迷い込んでしまったかのような違和感であった。戦場を遠く離れてのどかな日々を過ごしている軍人のような気持ちとでもいえばいいだろうか。

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12月3日(月) 日本の上に トンネル内の 天井板が 連続崩落 せねばよいがの

 昨日朝、中央自動車道の笹子トンネルで、天井板として設置されていたコンクリートのパネルが110メートル以上にわたって崩落をし、ちょうどその時にトンネル内を通行中であった自動車3台がその下敷きになり、 9人が死亡するという大事故となった。原因は、まだ調査中であるが、トンネル上部からコンクリートをパネルを吊り下げる形のアンカーの固定法に問題があったのではないかと推測されている。テレビでは、今日も一日、この話題をめぐっての報道がなされていたが、これから先、高度成長期に建設された数多くの様々なインフラのメインテナンスの問題として、議論されることとなるだろう。一刻も早く原因を明らかにすると同時に、その対策を的確に打ち出してほしいものだと思う。

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 この事故からの連想。それを今日のイラ短日記に書いてみた。逃げ道のないトンネルの中に置かれている日本の国。その上部から、さまざまなパネルが連鎖落下してきているのである。そこには膨大な金額に上る財政赤字問題もあれば、日本企業が競争力を失いつつある経済低迷問題もある。政治混乱が引き起こしてきている外交力低下の問題もあれば、それが引き起こす領土問題などの近隣諸国問題もある。これらはそれぞれ別々の問題の様に見えるところがあるが、実はすべてが連結されていて、その一枚が崩落すれば、他のパネルも連鎖して落下してくる可能性がある。そして、日本は、それらに押しつぶされてしまうのではないかという図である。さて…。

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12月2日(日) 今もなお 毛沢東の 亡霊が 闊歩するなり 世界各地で

 12月の「フォレスト・トレンド勉強会」 。今日のテーマは、「毛沢東思想とは、何だったのか」。
 毛沢東が死去して、今年で36年。死去当時、私は大学生であったが、新聞やテレビでは、「巨星落つ」との大見出しが打たれ、中国の1つの時代が終焉したというトーンの報道がなされていた。それから中国は自由化に向けて大きく舵を切り、今では以前の中国とはすっかり違う国になった。それとともに、毛沢東自身も、歴史の彼方に消え去ってしまった印象もあった。
 しかし今も、中国を旅すると、北京の天安門広場には毛沢東の肖像が今も掛けられているし、お土産物にも毛沢東に関するものが数多く売られている。さらに言うならば、この夏の反日デモにおいても、毛沢東の肖像画が数多く掲げられている様子がテレビに映し出されていた。

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 そんな様子を見ながら、今もなお中国の国民の心の中に生き続けている毛沢東という人物はいかなる人物であったのか。そして彼が唱えた「毛沢東思想」とは一体何だったのか。そんな問題意識を胸に抱いたのであった。
 この答えは、とても一言で語り尽くせるものではない。しかし、毛沢東の人生や思想を学んでみると、確かに彼が生きた足跡が、現在の中国にも、世界の各地にも根強く残っていることが、心情的によくわかる気がする。毛沢東は、今もなお、時空間を超えて、「長征」の旅を続けているのかもしれないと思う。

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12月1日(土) 北朝鮮 ミサイル発射を 予告せり 政治の季節に 来た挑戦状+ク

 北朝鮮は、今月の10日から20日の間に、北西部・東倉里のロケット発射場から、地球観測衛星「光明星」をロケット「銀河」で打ち上げると発表。前回は、 4月13日に発射して、その直後に空中爆発をしたとされている。この時期に打ち上げを計画したのは、おそらくは、昨年亡くなった金正日総書記の1周忌(12月17日)に合わせて打ち上げ、金正恩新体制の権威を高め、国威を発揚するのが目的であろう。
 しかし同時にこの時期は、日本の総選挙が12月16日、そして韓国大統領選挙が12月19日、という北朝鮮が敵対する2つの国の政治の季節でもある。そんな時期に、わざわざこの打ち上げを行うのは、政治的デモンストレーション効果を高める意図もそこに含まれていると考えざるを得ない。

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 テレビを見ていると、金正恩第一書記のことを、中国の人民日報デジタル版が、「 2012年の世界で最もセクシーな男性」と、報じたのだそうだ。もっともこれは、アメリカの風刺サイトに冗談半分に掲載されたものを基に、安直に報じたものだそうで、すぐに取り消されたのだそうだ。
 なんにしても、北朝鮮が他の国を挑発する姿を見ていると、「北朝鮮ジョーク(来た挑戦状+ク)」と皮肉ってみたい気がしてくる。このズレを、これから北朝鮮はどうを是正していくのだろうか。

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