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1月31日(木) 100項の 問題意識を カバンに詰めて 深夜の旅出ち 古代ギリシャへ

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 この日の昼前、私は、妻とともに、関西国際空港に向かった。午後11時20分発のイスタンブール空港行きトルコ航空機に搭乗するためであった。今回の旅の目的地は、ギリシャと南イタリア。つまり、飛行機をイスタンブール空港で乗り換えて、そこから最初の訪問地ギリシャのアテネ空港に向かう予定である。アテネ空港着は、翌2月1日の午前9時過ぎ。日本とギリシャでは時差が7時間あるから、移動に要する時間はおおよそ17時間ということになる。
 今回の旅の最大の目的は、混迷する現代日本社会を見るにつけて、同じく混迷していた古代ギリシャにおいて、ソクラテスやプラトンなどの活躍に思いを巡らせるということであった。 私は、約2,500年前、真理を求めて、力を尽くして生き抜いた先人の思いに少しでも近づいてみたいと考えたのである。加えて言うならば、ギリシャやイタリアなどの多神教の神話が残る地域で、人々がいかに生活をしているかということについても、深い関心があった。
 こんな壮大なテーマの下で行う旅である。そこで、この旅に先立って、私の胸の中に思い浮かんできた100項目の具体的な問題意識を紙に書き留めた。その問題意識を、旅行カバンに無理矢理に詰め込んで、旅立つのである。深夜に旅出つ晋也の旅である。ぜひ有意義な旅にしたいと心から願っている。
 なお、関空への道中、ちょうど選挙戦を戦っていた中田・南あわじ市長を激励訪問した。ご健闘を祈りたい。

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1月30日(水) 明日から ギリシャ・イタリア 出掛けんと 残務の処理と 旅仕度せり

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 明日1月31日から2月8日まで、 8泊9日の日程で、ギリシャと南イタリアを旅する予定である。そこで、今日は、旅に出る前に片付けておかねばならない色々な仕事と、旅支度に取り組んだ。今の私は、特定の職業に就いていないので、かなり時間の自由はあるが、 それでも1週間余り家を空けるとなると、やっておかねばならないことがあるものである。朝から、文章を入力したり、電話をかけたり、メールのやり取りをしたり、手紙を送ったり、送金したりと、気がかりなことを出来る限り片付けようと努力した。加えて、 1週間余りの旅となると、その旅自身の準備にも手がかかるものである。
 だから、今日の私は、タコである。 8本の足を使って、いろいろな仕事を処理した一日であった。
 今回の旅には、いろいろな目的があるが、最も大きな関心事は、古代ギリシャの哲学者、ソクラテスやプラトンに会いに行くことである。もちろん、これらの人たちは、今から2500年も前の人たちであるから、直接本人に会うという訳では無い。かつて彼らが活躍した舞台を訪れて、そこで心の中で彼らと出会って、対話をしてみたいと思っているのである。
 今の日本の混乱は、古代ギリシャの様相によく似ていると思うところがある。そんな中で思索を重ねた先人たちの生き様や思いを、少しでも我が物としてみたいと考えている。だから、今回の旅は、天命によるものだと思う。楽しみな旅である。

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1月29日(火) 予算案 92.6兆円 民主の否定と 景気の重視

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 政府は、この日夕方の臨時閣議で、新年度2013年度の予算案を決定。その一般会計の総額は、92兆6,115億円で、東日本大震災からの復興対策を含めた予算規模は、約97兆円となり、過去最大の大型予算案となった。安倍政権が最重要課題としているデフレからの脱却を、この大型予算によって実現していこうという強い意志が感じられる予算である。
 一方で、この積極予算によって経済成長が実現されるという見通しの下、税収の増加を想定して、税収の不足を補う新しい国債発行は、前年度よりも約1.4兆円少ない42兆8,510億円にとどめ、 4年ぶりに税収額を下回ることとした。その結果、歳入に占める借金の割合は、 46.3%となり、今年度の47.6 %から、形の上では依存度を低くしている。ただし、緊急経済対策として先に決定した大規模な補正予算案に事業費が先行して織り込まれていたり、不測の経済危機に対応するための予備費を計上しなかったり、また、借金返済に充てる国債の金利を低く見積もったりといった、技巧的な予算編成をしているため、実質的には、かなり綱渡り的な予算となりそうだ。
 全体の印象としては、景気回復に力点を置いた予算ということであり、もう一つは、民主党政権時代の目玉政策をあえて否定する予算になっているということである。これからの国会審議で、どういう展開が生まれるのか、注目していきたいと思う。

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1月28日(月) 将来が どうなるなんて 問うよりも 自身の手により 運命拓けよ

 今日、通常国会が召集され、安倍総理は、衆参両院本会議で所信表明演説を行った。
 今通常国会は、その会期末が6月26日であり、その直後の7月には参議院議員選挙が行われることになっているため、 この審議を通して、これまで長い間混迷を続けてきた政治を安定させることができるかどうかが問われる、きわめて重要な国会となりそうである。

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 安倍総理の所信表明演説は、日本が現在目前にしてしている4つの危機、つまり、①経済、②震災復興、③外交・安全保障、④教育についての基本的な考え方を語ったものであった。そしてその最後には、戦後の混乱期に総理大臣を務めた芦田均氏の言葉を引用して、その演説を締めくくった。“戦後の焼け野原の中で、「将来はどうなるだろうか」と思い悩む若者達を諭して、こう言いました。「『どうなるだろうか』と他人に問い掛けるのではなく、『我々自身の手によって運命を開拓する他に道はない』」と。”
 環境がいかに厳しくとも、自分自身の決意と覚悟によって、未来を切り拓いていこうではないかと、国会議員や国民に呼びかけた言葉である。確かに、国民自身が依存心を脱して、自らが力強く困難に立ち向かっていこうとする覚悟を持つことが、何より大事である、そんな政治が現代の日本で可能であるのか否か、安倍総理の力量が問われることになりそうである。

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1月27日(日) “本物の 人生”語りて もう5回 磨き鍛えて 黒光りせり

 「四国マグマ・アカデミー」の日。テーマは、このしばらくずっと掲げ続けている「本物の人生」。
 日本の中に起きている様々な問題も、人類社会の中に生まれている種々の深刻な問題も、おそらくは目先の利害関係の調整やつじつま合わせの表面的な議論をいくら重ねてみても、決して解決されることはないだろう。抜本的な解決というものは、この世の中を全て自分の中に包蔵し、自らの内においてその解決を生み出そうとする「本物の人物」によってしか為されえないものではないかと私は考えているのである。
 そしてその「本物の人物」は、やはりその人間が「本物の人生」を生きているという足場の上に、初めて生まれ出てくるものであると考えるので、このテーマを執念深く追いかけ続けているということなのである。

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 今日は、これまでに語ってきたことの復習を行ってみた。すると、今日でこの議論ももう5回目を迎えていることに気がついた。つまり、この「本物の人生」ということについて、いろいろな題材を取り上げながら、磨き鍛え続けてきたということである。
 思い出したのは、かつて岡山県の長船で、日本刀をいかに煉り鍛えるかを説明した展示を見たことであった。良い日本刀は、鉄の素材を何度も折り重ね、それを鎚で叩いて鍛えあげていくということである。私が取り組むこの「本物」の議論も、幾度も折り重ね叩き上げていくことによって、黒光りをし始めている気がしたのであった。

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1月26日(土) “三宅坂” 政権ドラマの 舞台さえ 時流に合わず 淘汰されしか

 建物が立地していた地名から、「三宅坂」と呼ばれてきた社会民主党本部が、いよいよ取り壊しと言うことになり、その引っ越し作業が始まった。建物建設が1964年のことであり、約50年の間に老朽化が進んでいたことと、耐震性が不十分であると判断されたことが、その取り壊しの理由なのだそうだ。
 この建物では、数多くの政治ドラマが展開されてきた。 55年体制と言われる自民党対社会党の対決の中で、野党社会党の拠点が、この建物であった。地上7階、地下1階の大きな建物であった。土井たか子氏が社会党委員長を務めていたときには、約200名の国会議員が、この建物に集まり、気勢をあげていた。
 日本の政治史上に大きな足跡を残した建物が、この永田町の風景から消えてしまうというのは、心寂しい限りである。

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 しかしそれも、歴史の必然。今の家主である社民党は、衆議院議員2名、参議院議員4名、合わせて6名だけの小さな所帯である。その人数で、よくもこれだけの建物を維持管理してくることができたものだと思う。かなり無理をしてきたに違いない。社民党幹部皆さんは、むしろほっとしているというのが正直なところだろうか。
 ダーウィンは言った。「生存競争の中で残ったのは、強いものでも賢い者でもなく、変化に対応したものだ」と。かつての社会党も、時代の荒波に対応できず、自然淘汰されてきたということか。

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1月25日(金) アルジェリア 企業戦士の 亡骸が 日本に帰還す 課題と共に

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 多くの人たちが死亡したアルジェリアの人質事件で、犠牲となった日本人10名のうち 9人の遺体と、無事であった7人が、政府専用機で、羽田空港に帰国した。この遺体を、岸田外務大臣や日揮の川名社長が出迎えた。
 この事件の様子は、当初は情報が十分でなく、いったい何が起こったのかよく理解ができなかったが、事件以来10日が経つ間に、だんだんとその様子も垣間見えてきた。テロリストたちは、かなり前から準備して、計画的にガス関連施設を襲撃。現地時刻では、その襲撃が午前6時前のことであり、まだ居住区の部屋にいた外国人を次々に拘束、ないしは殺害。拘束した外国人には、首に爆弾を巻きつけるなど、かなり乱暴な扱いであったようだ。
 一方、アルジェリア軍は、このテロリストたちに対して、強硬な鎮圧作戦を展開。襲撃の翌日の17日には、人質を乗せて逃亡を図るテロリストの車両を、ヘリコプターからミサイルで攻撃。さらに施設に向けても、制圧作戦を展開し、その衝突の中で、多数の人質が死亡するに至ったということのようである。
 安倍総理は、この駐在員たちのことを「企業戦士」と表現していた。命をかけて海外で働く人たちという意味合いであろう。日本経済を支え発展させていくには、多少危険な土地であっても、そこへ行かざるを得ない。そんな人達を、国や企業は、どう守ればいいのか、課題は重い。

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1月24日(木) 金持ちに 少し厳しく 企業には ホッと一息 税制大綱

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 自民、公明両党は、平成25年度税制改正大綱を決定。今回の税制改革で打ち出したのは、安倍総理が強力に推進している「デフレからの脱却」を実現するために、民間企業の設備投資や研究開発に関して、減税を盛り込んだことである。また、家計においては、住宅ローン減税や住宅省エネ改修控除、また、孫への教育資金の贈与を1,500万円を上限に非課税にする措置も取り入れた。これらにより、日本国内でお金が回り、景気の浮揚につながることを狙っている。
 一方、これら減税の財源措置と格差是正の意味において、富裕層に対しては、増税を行う。具体的には、所得税について、課税所得4,000万円を超えた部分については、45%に最高税率を上げ、相続税についても、相続財産が6億円を超える部分について、最高税率を55%に高めるとしている。
 総じて言えば、金持ちには少し厳しくて、企業には少し負担軽減、という印象の税制改正である。
 いよいよ来年4月には、消費税率を5%から8%にアップさせることになっている。ただしこれには、景気条項が付けられているから、なんとしてもそれまでに経済を好転させておきたいという強い願いのこもった対応ということだろう。先日には、日銀に強い圧力をかけて、金融緩和の流れを作った。そして今回は税制において、投資と消費が拡大する対策を打った。次は予算。成長戦略がどういう形で出てくるのか、注目したいと思う。

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1月23日(水) 日本で 一番チッチャな 大川村で デッカイ夢をと 話をしたよ

 日本で一番小さな自治体(島を除く)である高知県の大川村に向かう。人口約400人。四国山地の真っ只中にある山村である。
 この村は、昔は、非鉄金属を産出する「白滝鉱山」があって、とても賑わっていたそうだ。その当時は、人口も4,000人を超えていたらしい。しかし、その鉱山が閉山。さらに追い打ちをかけたのが、今、「四国の水がめ」とよく言われる「早明浦ダム」の建設。村内の平地部がほとんど水没することとなり、人口の流出に拍車をかけた。
 村では、白滝鉱山の跡地に、「自然王国・白滝の里」という観光レクリエーション施設を建設したり、「大川黒牛」や「はちきん地鶏」の育成に取り組み、人口減少に歯止めをかけようとしたが、残念ながら、この程度の対応では十分でなく、今も人口減少と高齢化が続いている。和田知士・村長は、まだ就任して間もないのであるが、人口400人を必ず守ってみせると力こぶ。

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 実は、その大川村で、村会議員と村役場職員との合同研修会を開催することとなり、そこに講師として私が招かれたのであった。参加者20名弱。村長の危機感が理解されているのか、参加者はとても熱心に話を聞いていただいた。
 村が小さいからって、萎縮することは無い。映画ジュラシックパークだって、琥珀の中に残された僅かのDNAから、巨大な恐竜を復元したではないか。問題は、良いDNAを仕込むことである。夢出せ!知恵出せ!元気出せである。

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1月22日(火) 日銀は カチカチ山の 狸さん 安倍ウサギさんに 火をつけられて…

 政府と日銀は、デフレ脱却と経済成長に向けての連携を強めるため、共同声明を発表。その要点は、①デフレ脱却に向けて、政府と日銀の連携を強化、②日銀は物価上昇率目標2%の早期実現を目指し、金融緩和を継続、③政府は、財政健全化、日本経済の競争・成長力強化に向けて取り組み強化、④経済財政諮問会議で、金融政策と物価情勢を定期的に検証、というものである。なお、日銀は、この共同声明発表に先立ち、金融政策決定会合を開催し、①物価上昇率目標として2%を明記、②期限を定めず資産を買い取る(open end)方式を導入、③ゼロ金利と資産買い入れ措置を、必要と判断する間継続、④ 2014年度から、当分は毎月長期国債2兆円を含む13兆円を買い入れ、などを決定した。
 安倍総理は、自らが主張してきた方針に沿っての今回の共同声明発表を、「画期的」と高く評価。また、この措置を歓迎する声が、経済界諸団体から出された。

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  ただ、今回の共同宣言に盛り込まれた内容は、極めてハードルの高いもので、実現が困難であると同時に、財政規律の弛緩など、副作用も懸念されるところである。今までに増して、これから先の安倍総理のかじ取りが問われることになるだろう。ふと思い出したのは、カチカチ山の狸の物語。うさぎに火をつけられて火傷を負った狸は、その後、泥船に乗って水の中に沈み死んでしまう。さて、これからどうなることやら…

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1月21日(月) 崖っぷち アメリカ社会 どうするの? 再選オバマの 正念場だね

 オバマ・アメリカ大統領が、 20日(日本時間では21日未明)、ホワイトハウスで就任を宣誓し、バイデン副大統領とともに、正式に2期目をスタートした。この元日には、アメリカの「財政の崖問題」に関して、共和党優勢の連邦議会で、ギリギリまで審議が長引き、オバマ政権の困難を予感させられたが、これから先を展望しても、様々な難問が山積している。
 先日発生したアルジェリアの人質事件が象徴する不安定な中東・北アフリカや核ミサイル開発で揺れる北朝鮮などとの外交問題、少し前に起きた学校内発砲殺人事件によって再び喚起された銃規制問題、さらに、年々世界経済における地位を下げている経済問題、さらに、不法移民問題や同性婚問題など、国の内外に強い反対論を持っていて実現が困難と考えられる諸課題に立ち向かっていかねばならないだろう。

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 まさに内憂外患のアメリカを、これからどう導いていくのか、再選されたオバマ大統領の正念場であると思う。
 アメリカでは、大統領の任期は2期までと定められている。だから、再選された大統領は、もう次の任期は無いわけであり、再選人気の4年間の間に、自らの仕事の総仕上げを行わなくてはならない。そしてそれによって、大統領としての名を後世に残すことになるのである。だから、オバマ大統領は、積極果敢な取り組みを行うことになるだろうと思う。いったいそれが、どのようなアメリカを築くことになるのか、そして世界を生み出すことになるのか、強い関心を持って見守っていきたいと思う。

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1月20日(日) 積雪に 若葉書院が 閉ざされて 学びの道は プチ八甲田山

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 教師人間論ゼミの日。この日のテーマは、「密教から見た教育」。日本人の心に深く宿る仏教的情操、特に、空海が平安時代初期に日本に持ち込んだとされる密教の教えというものを、いかに教育の中に展開することができるだろうかという問題を取り上げた。
 気がかりだったのは、雪。 2日くらい前に、四国の山中でも大雪が降っていた。そのあとが、晴天であったので、もう大丈夫だろうと思って、新宮の若葉書院に行ったところ、地域住民の生活道から分岐して、若葉書院に至るまでの約300メートルの林道が、除雪されないで残されていた。積雪量は約15 cm 。この雪の道に、自動車で突っ込めば、スリップして動きが取れなくなることが予想されたので、その分岐点近くに自動車を止めて、歩いて若葉書院に向かうことにした。また、参加者が困惑することが予想されたので、分岐点で待って、駐車場などの指示をした。この日は、雪を心配してか、参加者は2名。
 まぁ積雪量が15 cmくらいだから、歩くと決めれば、それはそれなりになんとかなるものである。昔映画にあった「八甲田山・死の彷徨」のシーンを思い浮かべながらも、鼻歌まじりで、若葉書院まで歩いてたどり着いた。
 雪の中の勉強会、密教を語るのには、冬の高野山を連想するところもあり、それはそれで趣深いものであった。

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1月19日(土) 日本人 巨人 大鵬 玉子焼き 昭和の輝き また1つ消ゆ

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 第48代横綱・大鵬(本名・納谷幸喜)が亡くなった。 72歳であった。
 大鵬は、 大相撲史上最多の32回優勝を果たした。昭和36年、柏戸と同時に横綱に昇進をし、「柏鵬時代」と呼ばれる大相撲の黄金時代を築いた。圧倒的な強さを誇り、 6連覇2回、全勝優勝8回などの記録も残している。その強さは、国民的な人気にもつながり、大人だけではなく子供たちまでも、大鵬の相撲に夢中になった。
 その人気ぶりを示すのが、「巨人・大鵬・玉子焼き」という流行語で、これらは、子供が共通して好きなものという意味で、その時代を象徴する言葉となった。この言葉は、作家の堺屋太一氏が作ったものだそうだ。
 この言葉を聞くと、私の子供時代を思い出す。私は、昭和30年生まれだから、大鵬が活躍した時代は、ちょうど小学生であった。確かに、当時、巨人と大鵬は、とても強かった。そして、圧倒的な人気を誇っていた。食べ物で言えば、卵が1個10円くらいしていて、当時としては決して安いものではなかったが、玉子焼きが子供たちの好物であった。日本の国が、隆々と発展をしていた時代で、私たちの周りの生活ぶりも、家庭の中にテレビが入ってきたり、洗濯機が使われるようになったりして、希望にあふれていた気がする。その一面で、人情があふれていた。
 とても懐かしい気がする昭和30年代、大鵬の死とともに、さらに、遠いところに行ってしまった気がするのは、私だけではないだろう。

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1月18日(金) 国の富 4年連続 マイナスに 政府部門は 債務超過だ!

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 内閣府が、 2011年度の国民経済計算(確報)を発表。それによると、資産から負債を差し引いた国全体の正味資産(国富)は、 2011年末に、前年に比べて0.8 %減の2,999兆円であった。ちなみに、この国富が前年割れとなったのは、 4年連続ということである。これには、東日本大震災で資産を失った影響と、地価と株価の下落が響いているようだ。
 また、政府部門だけで見ると、 18兆円の赤字。これは、初めての債務超過ということである。政府が保有する資産額は、ほぼ横ばいで推移しているのであるが、国債や地方債の残高が膨らんだことにより、負債額が増加し、債務超過という結果になってしまったようである。
 このしばらくの日本は、かつての勢いを失い、だんだんと衰退する傾向が強く感じられ始めているわけであるが、国全体としての富としても、確かにその傾向が示されたということである。他の調査においても、例えば、貿易統計などでも、ここに来て貿易赤字額が急激に拡大してきている。貿易立国日本の足場が揺らいできているといっても過言ではないだろう。
 安倍政権は、この状況を受けて、金融緩和、財政出動、成長戦略の3本の矢で、日本の復興を成し遂げようとしているのであるが、下り坂を転がり落ち始めた国に、その歯止めをかけることが可能なのか否か、厳しい状況ではあるが、成功を祈る気持ちである。

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1月17日(木) 愛大で サンデル教授 やってみた 何が正義だ 君、どう思う

 愛媛大学医学部で、講義。毎年呼ばれていて、今回でもう4回目になるのではないかと思う。
 この講義は、将来医者になろうとする学生たちが、ただ単に医学知識や医療技術を身につけるというだけではなく、社会常識や人間としての生き方も広く学んでおく必要があるという考えで、開催されている連続講座である。シラバスを見せていただくと、1年間に20コマぐらいこの授業が行われていて、その一コマを私が受け持たせていただいているものである。

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 実は、今回の講義では、レジメを準備しなかった。これは、人間がいかに生きるべきかという話をするのに、あまり最初にきちんとしたレールを敷いていて、ただその上を走るだけのような講義をするのがいかがなものだろうかという気がしたからであった。だから、話の内容はある程度準備していたが、それにあまり縛られず、学生側からの質問や意見がでてくるならば、むしろそれを取り上げての議論をしてみたいと考えたのである。
 そのイメージはといえば、日本でも有名になったサンデル教授の「ハーバード白熱教室」であった。何が正義であり、何が幸福であるのか、このようなテーマは、ただひとつの答えしかない訳ではない。本人の考え方や環境条件によって、その答えは様々であるはずだ。そんなことを、学生とともに考える授業を行ったのである。聴講する学生の顔を見ていると、とても高い集中力を示してくれた。こんな授業もいいものだと思った。

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1月16日(水) この世には 絶対安全 なんてない! 砂漠の中にも 空の上にも

 この日は、 2つの大きな事件があった。 1つは、アルジェリアの東部イナメナスで、イギリスBPのガス関連施設が武装勢力に襲撃されて、その施設で働いていた日本人も、数多く拘束されたり、殺害された恐れがあるという事件。この襲撃事件に関しては、アルカイダ系の武装勢力が、犯行声明を出したということだ。
 もう一つの事件は、アメリカボーイング社の最新鋭旅客機B787が飛行中、その電気室で煙が発生し、緊急着陸をした事件であった。このB787は、これまでもトラブルが相次いでいて、機体の安全性に疑問符がつけられていた中での、今回の墜落にも至りかねない深刻な機体トラブル発生であった。

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 ふと思い出したのが、ずいぶん昔にベストセラーになった本「日本人とユダヤ人」。この本には、確か冒頭部分に、「日本人は、水と安全をタダだと考えている」という一文があったと記憶しているが、その日本人も、近年の東日本大震災を始めとする様々な自然災害や、国内でも多発するようになってきている異常な殺人事件などを経験する中で、安全に関しても、楽観的な見方ができなくなってきつつある印象である。
 今回の場合も、まさか軍隊によって守られている砂漠のど真ん中にある施設で、こんなテロ事件が起こるとは想像もできなかっただろう。また、世界最先端の技術を集めて作り上げているハイテク機において、こんなトラブルが生ずるとも思えなかっただろう。
 改めて、この世の中には、絶対安全などはないのだ、そう考えなくてはならないようである。

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1月15日(火) “人やらぬ ことをやらねば 意味がない” 監督!あの世も そうされますか?

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 映画監督の大島渚氏が、肺炎のため死去。 80歳であったそうだ。
 大島監督は、「人がやらないことをやらなければ意味がない」というのが信条だったと言う。常に、社会の常識を否定し、時代の最先端部分を映像を用いて表現しようとしてきた。その姿勢は当然のこととして、周囲との摩擦を生み、物議を醸すことも多かった。私自身は残念ながら、大島監督の映画を見たことがないのだが、「愛のコリーダ(1976年)では性の描写があまりにも過激であると問題となり、ミュージシャンの坂本龍一氏やデイビットボーイ氏を主演に起用した「戦場のメリークリスマス(1983年)も大きな話題となった。すでにタブーに挑戦しつづけた孤高の監督であった。
 また、よくテレビにも登場して、辛口の批評を語っていた。当時の監督の鋭い目つきが強く印象に残っている。
 それにしても、人のやらないことをひたすら追い求め続けた大島監督であったが、死去されたと聞いて、死だけは、監督といえども、他の人と同じく、避けることのできないどうしようもないことだったのだな、という思いであった。しかし、こんなことを言うと、また鋭い目つきで、「僕も死ぬときは死ぬ。しかし、あの世に行ったら、またあの世でも他の人のやらないことをやり続けてやるんだ」と、語りかけてくるような気がした。
 タブーに挑戦、などと言うと、かっこいいが、それを貫き通す意志力は、大変なものだったと思う。ご冥福をお祈りしたい。

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1月14日(月) 方谷の 思いを形に するために 檄飛ばすなり 成人の日に

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 人間論「駅伝ゼミ」の最終走者は、「岡山人間論ゼミ」。テーマは、「方谷先生の思いを形に」。
 実は今、岡山県の人たちが中心になって、郷土の偉人「山田方谷先生」を取り上げた大河ドラマを実現しようと署名運動が活発に展開されている。その人たちに勢いを与えてほしいと、このテーマでの講演を依頼されたのであった。
 驚いたのは、その参加者の数。去年までも同様の会合開催してきたが、今年は勢いが全然違っていた。会場入り口に参加者の行列ができた。当初準備していた席では足らず、受付机や荷物を置いていた机まで動員して、そこにイスを運び込んできて座席を作った。例年だと50名くらいの参加者の会合が、今回は80名を超えていたのではなかろうかと思う。また、熱気もあった。予熱を持って集まった参加者であるから、出会えば、おのずから火がついていくような印象であった。そこで、私からは、方谷先生の歌「でっかい夢だぜ」を披露し、なぜ今、方谷先生の顕彰運動やらねばならないかということについて、思うところを率直にお話させていただいた。
 方谷先生がお亡くなりになられたのは、明治10年のこと。西暦1877年である。つまり、没後すでに136年である。それだけの年月を経ても、方谷先生の思いは、今を生きる私たちの胸に光を届けてきている。それをこれからどう形あるものにしていけるのか、私たちに厳しく問い掛けられていることだと思うのである。
 今日は「成人の日」。運動にとっても、今日から自立して歩むきっかけになってほしいと願ったのであった。

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1月13日(日) 環境が 全てを決める わけじゃない 人生こいつは 化合物やで

 続いては、「宇和人間論ゼミ」。この西予市宇和という地域は、古い時代から教学の精神に溢れる土地で、歴史上、数々の偉人を輩出している。明治15年に建設された小学校「開明学校」は、その校舎がそのまま保存されていて、国の重要文化財に指定されている。地域全体が、人間教育に深い関心と理解を持っている土地柄である。
 この宇和出身の山本敏夫さんが、新宮で開催している人間論ゼミの熱心な参加者で、そこで学んだことなどを 、2か月に1度、定期的に実家で教えておられる。それが、「宇和人間論ゼミ」である。そして、この宇和人間論ゼミの年初の第一回目だけは、私に講義依頼があり、そこに赴くことにしているのである。

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 今回は、通算第27回目の人間論ゼミ。テーマは、「松下幸之助の人生と思想」。
 松下幸之助氏は、青年期に、それまで勤めていた大阪電灯を退職して「松下電器器具製作所」をスタートさせる。そのスタート時点は、何もない、無い無いづくしであった。とても後の松下電器グループを想像することなどできる状況ではなかった。しかしそんな中を立ち上がって、幾多の困難を乗り越えて、経営の神様と呼ばれるような人物になった。それがいったいなぜなのかということを、参加者に語りかけたのであった。
 結論は、事業の成否を決めるのは、環境だけではないということである。むしろ本人が持っている志や生き様といったものがより大切だということではないかと、私は思う。

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1月12日(土) 中世の 風見鶏かも 瀬戸内の 海賊集団 村上水軍

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 引き続いて、「四国人間論ゼミ」。今回のテーマには、中世の瀬戸内海で大きな勢力を持ち、日本の歴史を動かすことも多かった「村上水軍」であった。このテーマは実は、昨年12月に講じる予定であったものだが、ちょうどこの時に四国の山間地に積雪があって、若葉書院が使用不能であったため、 1月に延期をしたのであった。
 伊予の歴史において、村上氏の名前が登場するのは、平安時代。瀬戸内海で藤原純友の乱が起きた時に、新居浜市の沖合にある大島に住んでいた村上氏がその討伐に加わったという記述である。この村上氏が、一度、京都に戻った後に、その子孫が、しばらく時をおいて、再び伊予に赴任してくる。そして、だんだんと勢力を拡大し、瀬戸内海における支配権を確立するようになったということである。その勢力拡大のプロセスにおいては、政治との結びつきや、戦国諸大名との様々な戦いがあったようである。
 興味深かったのは、その協力関係が、常に一時的なものであるということである。昨日の味方と今日は争い、今日の敵と明日は手を結び合うという調子である。これは、水軍といっても、元々は通行する船舶を襲ってはそこから獲物を得る海賊であったという来歴にもよるのだろう。陸上の武士たちが身につけてきた考え方とは、おのずから異なるものがあったのかもしれない。海の部族は、より独立心が強いということもあるかもしれない。
 ともかくも、村上水軍とは、一言で言えば、「中世の風見鶏」。それだけに、興味深いテーマであった。

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1月11日(金) 新年の 人間論ゼミ 今日よりは 4日連続 駅伝ゼミなり

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 今日から、各地の人間論ゼミを4日連続して開催する。まず今日が、私の地元・新居浜市の高津校区でのゼミ。テーマは、新年の決意を新たにする意味で、 「本物の人生」 。そして、この話の後は、参加者で新年会を開催した。出席者数は、約20名。地域の青年団の若手と、地域の長老級が、席を同じくしてにぎやかに語らい合うというのが特徴である。
 ちなみに翌12日は、四国人間論ゼミ。新宮の若葉書院で開催する人間論ゼミである。テーマは、「村上水軍の歴史と人物」。 13日は、宇和人間論ゼミ。これは、四国人間論ゼミに参加している山本さんが、自分の実家で2か月に1回開催し続けてきている人間論ゼミである。今回で第27回目ということである。今回のテーマは、「松下幸之助の人生と思想」。そして14日は、岡山人間論ゼミ。岡山市内で、もう20年以上前から開催してきている人間論ゼミである。テーマは、「山田方谷先生の思いを形に」。
 つまり、これからの4日間、次々に新しい場所、新しいテーマで、人間の生き様と考え方を論じるのである。走り続けねばならず、休むこはできない。これは駅伝の姿によく似ていると思う。ならば、襷をつなぎながら4日間走り続ければ、どんな結果が生まれてくるだろうか。新年の新しい方針が生まれるか、今まで気がつかなかった人間観を見出すことができるか、参加者との共感が生まれるか…。ともかく駆け続けるだけである。

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1月10日(木) 中国に とってはこれが ノロウィルス? どこまでダメージ… 「南方週末」

 夕刻、体調を崩す。食事中に突然に気分が悪くなり、食欲が失われる。夜分に嘔吐。このしばらく、ウイルス性の胃腸炎が流行していると聞いていたので、まずはその病気を疑ったが、嘔吐の後は、すぐにほぼ回復。症状が軽微だったことから、おそらくは、ノロウィルスによるものではないだろうと、勝手に素人判断。特に病院には行かなかった。

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 養生がてら、居間に転がって、テレビのニュースを見ていると、少し前から大きな話題になっている中国・広東省の週刊誌「南方週末」の記事改ざん問題が報じられていた。この本社ビル前では、連日のように、報道の自由をめぐっての市民の抗議活動が続いているということである。そしてこの日には、記事改ざんに対するいささかの皮肉を込めた記事を含んで、この週刊誌が予定通りに発刊されたそうだ。
 それにしても、巨大な中国にしてみれば、広東省の1つの週刊誌がどんな報道をするかということは、とても小さな問題である。おそらくは、記事改ざんを命じた共産党幹部にしても、このことがさほど大問題になると考えることもなく、安易に命じたことだろう。しかしその小さなウィルスのような問題が、インターネットを通して驚くほどに拡大して、大問題となってしまった。
 ノロウイルスは、体力の弱い人に感染すると、命を奪うこともあるのだそうだ。今回のこの問題が、これからの中国にどんなダメージを与えていくことになるのだろうか。そんなことをテレビを見ながら、思ったのであった。

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1月9日(水) 3年半… 長い冬眠 だったよね アベノミクスの 声に目覚まし

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 昨日の日本経済再生本部立ち上げに続いて、今日は、経済財政諮問会議を開催。この経済財政諮問会議は、小泉政権時代には、日本政府の経済財政政策決定の大黒柱として、八面六臂の大活躍をした。しかし、特に民主党政権になって以降は、開店休業状態が続いていて、ほとんど何も機能していなかった。いわば、 3年半という長い間、冬眠に入っていたようなものである。
 安倍政権となって、経済政策に強い光が照りつけるようになり、アベノミクスが高らかに叫ばれるようになって、ようやく冬眠中の熊が目を覚ましたようである。政府の中に、国家の経済と財政を統括する戦略本部が存在し、それが有効に機能するということは極めて重要なことであり、これからの活躍に期待したいと思う。
 この経済財政諮問会議では、安倍総理はまずは「デフレ脱却に向けての2%の物価上昇率目標」を設定することを目指しているようである。この点は、経済も生き物であり、あまり急激に変化を生み出そうとすると、バランスがおかしくなって、かえって副作用に苦しむことにもなりかねない。こんな点に、十分な留意が必要だと思う。
 これから先、中長期的な経済財政運営の基本方針となる「骨太の方針」を今年6月をめどに策定する作業に入っていくようである。1,000兆円を超える公的部門の累積赤字をどう処理していくのか、注目したいと思う。

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1月8日(火) 6重苦 背負い苦しむ 経済に 東風(こち)吹かせるか 再生本部

 日本経済再生本部の初会合が開催された。これから先、長い間、不振に苦しんできた日本経済を再生するために、成長戦略を中心に議論をしていく予定ということである。ご活躍を期待したい。

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 この経済再生本部始動を報じる日本経済新聞記事によると、日本経済を苦しめている要因として、 6つの項目を取り上げていた。第一は、円高。 一時は1ドルが75円台まで円高となったが、この点は安倍政権発足が確実となった段階からかなり是正が進み、今では90円近いところまで円安になってきている。第二には、高い法人税。日本における地方税をを合わせた実効税率が約35% 。他の先進諸国に比べて高い税率をなっている。第三には電力供給不安。東日本大震災の後に原発が停止したことにより、電力不足が懸念されている。さらにコストの高い火力発電を中心にした運用を行っていることにより、電気料金も上昇してきている。第四には、環境規制。鳩山政権時代に、温暖化ガスを1990年比で25%削減すると国際公約したが、それは今も撤回されていない。 第五には、労働規制。これまでも問題指摘されることが多かったが、民主党政権時代にさらにそれが強化された。第六には、 FTAなど自由貿易実現に向けた取り組みの遅れである。これが放置されれば、日本経済が国際経済から孤立化しかねない。
 これら重い荷物を背負いながら、日本経済再生を考えていかねばならない。経済再生本部が、暖かい東風を起こして、日本の国に梅の花を咲かせることになるのかどうか、注目していきたいと思う。

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1月7日(月) 経済界 新年会の 参加者が 手に持つ風船 やや頼りなし

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 平成25年になって初めての月曜日。この日、いろいろな団体が本格始動となった。
 経済3団体は、恒例の合同賀詞交換会。日本を代表する企業のトップたちが集まって、新年の抱負を語り合った。今年は、昨年までと比べて出席者数が激増したということで、華やかさのある盛大な新年会となったようである。この会合に来賓として出席した安倍総理は、民主党からの政権交代によって、産業界を敵視する考え方を払拭し、「デフレから脱却し、円高を是正し、経済を成長させ、雇用の創出、企業の投資を促進する」と力強く宣言した。
 各経済団体からは、新政権に対する様々な期待の声が出され、安倍政権とは協調的に連携していく姿勢を明確にした。
 ただそうは言いつつも、決して楽観的というわけではなかったようである。例えば、経団連は、財政状況が厳しい中で経済を振興するためには、規制緩和による新事業などの創出などが必要であるとして、規制緩和を強く求め、経済同友会は、議論よりも、優先順位に基づく素早い実行が要請された。さらに、日本商工会議所は、中小事業者に対する配慮を求める声があったようである。
 新年の華やいだ気分の中にも、不安感や危機感が漂った賀詞交換会であったようである。しかし、出発点では、やや頼りなげに見えるくらいがちょうどいい。各団体の今年1年のご活躍を心からお祈りする次第である。

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1月6日(日) 松の内 明日で終わりと 気がついて 賀状の返事と 身辺整理

 今日は、平成25年初の「フォレスト・トレンド勉強会」の日であったが、前日までに参加希望者が1人もいなかったので、中止。やはり、いろいろな方々が、新年早々には、こなさなくてはならない仕事も多く、時間的余裕がないのだなと思う。
 かくいう私も、実は、いろいろな仕事に追い立てられていた。明日で松の内も終わりということであれば、頂いた年賀状に対する返事も急がねばならない。朝からせっせと、その返事書きに取り組んだ。加えて、これから新年の仕事を始めるにあたっての下準備も行っていかねばならず、身辺の諸整理などにも時間を使った。もう正月気分など、ほとんど何も残っていないという一日であった。

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 明日からは、通常の仕事である。いや通常以上の仕事と言った方が正確かもしれない。年末には、挨拶回りなどで、通常の仕事を横に置いて走り回っていたし、正月には、せっかくの正月と少しのんびりし過ぎた。その間の仕事が山積みになってしまっているのである。
 いよいよ出陣!出陣太鼓を打ち鳴らし、兜の緒をしっかりと締めて、変化の嵐吹き荒れる中、人心がすさみ社会が大きく崩れかかっている中で、在野の「戦う政治」、「裸足の政治」、「耕す政治」の実現に向けて、全力投球をしていきたいと思う。

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1月5日(土) クロマグロ 初セリ価格が 1.5億 デフレ克服 シンボルかもね

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 今日驚いたのは、クロマグロの初セリ価格。東京築地市場で行われた初セリにおいて、青森県大間産のクロマグロにつけられた価格が、 1匹、なんと1億5,540万円。 1キロ当たり70万円という金額になるのだそうである。すると、すしに使った場合、すし一貫のクロマグロが2万円から3万円にもなるということだ。このクロマグロを落札したすし業者は、そのすしを、通常価格で提供したということである。
 もちろんこれは、通常の取引価格というわけではなくて、初セリならではの話題性を含んだ価格だということで、すしに提供したクロマグロそのものは大赤字であるが、それが広告宣伝だと考えるならば、十分に元が取れる計算になるのだそうである。
 そのニュースを聞いて喜んでいたのは、安倍総理かもしれない。安倍総理は、政権の最重要課題にデフレ脱却を上げていて、あらゆる手段を使ってそれを実現すると公言しているのであるが、通常であれば、一匹が200万円か300万円くらいの値段にしかならないクロマグロが、その50倍以上の値がつけられたとあれば、新年早々のグッドニュースということではなかろうか。しかし、たった1匹のクロマグロの値段が、派遣契約社員やアルバイト社員の生涯賃金よりもずっと高いというのには、やはり違和感がある。
 平成25年が、百花狂い咲きの年とならねばいいがと案じた次第である。

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1月4日(金) 動き出す 日本列島 象徴は 株価の上昇 娘の上京

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 正月の3が日が明けて、日本列島全体が動き出した印象である。テレビの報道を見ていても、官公庁を初めとして、色々な組織の新年仕事始め式が行われたと報じている。
 私自身も、朝から、 OAK・TREE誌原稿や依頼原稿の執筆をしたり、これからの活動計画を作ったり、また、これからの仕事を進めるにあたってのその下準備をしたりと、新年の活動が本格始動である。さらに、昨年末以来帰省中だった娘が、今日上京するとのことで、 JR新居浜駅まで娘を連れて行き、見送る。
 昨日まで、ローギアで低速運転していた自動車が、今日は、一気にトップにギアチェンジされたような印象である。
 永田町も、今日から本格的に動き始めたようである。テレビの政治報道では、安倍総理をはじめとして各党の代表の新年メッセージが報じられている。さらに、東京株式市場も今日から動き始めたようで、株価は、日経平均で292円の上昇という幸先の良いスタートを切ったようである。
 新年はやはり、明るくなくてはならない。活力に満ちていなくてはならない。年初のこの力強さが、この国を長い間覆ってきた重苦しい雲を、一気に吹き飛ばしてくれることを心から願いたい。 病床に長く伏せていた病める日本よ、勢い良く起き上がれ!そして力強く動き出せ!その叫びたい気がしたのであった。

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1月3日(木) 三ヶ日 最後の夜は 韓国を 昨夏旅せし DVD観る

 正月3が日の最後の日。私が議員在職中、秘書として支えてくださった田丸さんが、松山市の実家に帰省中とのことで、昼過ぎに、足を伸ばして橿樹舎まで訪ねてくださる。橿樹舎のフォレストルームで、これまでに積もった話、そして現状の政治を動かすためのこれからの取り組みなどを語り合う。

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 そして夜は、昨年夏に催行した韓国周遊の旅に同行してくださった、東京の會田さんから、旅の全体を見事に編集してくださった2時間弱のDVDが、ちょうど今日届けられたので、家族揃ってそのDVDを鑑賞。もうあの旅から4ヵ月半にもなるが、テレビ画面に映し出された映像を見ていると、いろいろなことを思い出して、とても楽しく有意義な時間となった。
 會田さん、ビデオ撮影からその編集、さらに旅の参加者への送付まで、何から何までお世話になって、ありがとうございました。
 これで、正月も終わり。明日から仕事始めという職場も多いと聞いているが、私も、正月気分を打ち捨てて、再びフル回転の仕事を始めたいと考えている。
 今年は、天候も穏やかで、良い正月だった。その良い気分を胸に持って、新しい時代の荒波に向かって、雄々しく立ち向かっていくことにしよう。

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1月2日(水) 出掛けしは スノーパーク 雲辺寺 スノボに挑戦 オッと危ない!

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 帰省中の娘が、もう明後日には東京に戻るというので、せっかくの正月休みでもあり、 2人で、スキー場に出かける。訪れたのは、観音寺市からロープウエーで海抜約1,000メートルまで登ったところにある「スノーパーク・雲辺寺」。ちびっこ用のコースと、初心者向けのなだらかなコースがあるだけの簡単なスキー場であった。
 そこで私たちは、スノーボードに初挑戦。スノボ用のシューズにどうスノーボードを取り付けるかだけを、レンタル窓口で教えていただいて、すぐにちびっこコースへ。ところが、最初は、ボードの上に立ち上がることをさえできない。苦心惨憺ようやく立ち上がったと思えば、すぐに転倒。スキーならば少しは滑れるのだが、と思ってみても、もう今更交換するわけにもいかない。そこで、 57歳にしてスノボに初挑戦というのも、自分のフロンティアスピリットが試されているのだと覚悟を決めて、七転八倒しているうちに、最後には、なんとか転ばないで滑り降りるだけのことは出来るようになった。
 そうなってみれば、危険や周りの目を顧みずに果敢に挑戦した自分自身が何となく誇らしげに思えてくるから不思議なものである。今年1年の自分の生き様を確かめた気がしたスノボ初挑戦であった。
 その後、せっかくの機会であり、四国霊場第66番・雲辺寺に参拝し、それから観音寺市内にある「萩の湯」という健康交流施設で冷えた体を温めた。のどかな気持ちで過ごした一日であった。

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1月1日(火) 分を知り とんでもないこと やる年だ 暮らしは低く 思いは高く

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 平成25年、西暦2013年の元日。あけましておめでとうございます。
 元旦といえば、 1年の目標を立てる日。私の今年の目標は、『分をわきまえつつ、とんでもないことに挑戦する』。自分の足はしっかりと大地を踏みしめながらも、体を思いっきり伸ばして、その指の先は天にまで届かせてやろうというような気概で、いろいろなことに挑戦する一年にしたいと考えている。つまり、自分が生きている重心は、丹田のあたりにしっかりと据えていながらも、自由自在にあらゆることに取り組んでいくような生き様を追い求めてみたいと考えているのである。
 この精神は、もっと簡略な言葉で言うならば、土光敏夫氏が座右の銘としておられたという「暮らしは低く、思いは高く」となるであろうか。
 振り返ってみれば、私が、自分の胸の中に宿る基本問題に対する解答を求めて、在野での活動を選択してから、もう4回目の正月となる。それだけの年月をかけながら、具体的な成果は何かと問われるならば、顕著な成果はこれですと応えられるようなものもない。ただ、より重心を低くした生き方と、あらゆることに対して理想精神を持って挑戦する姿勢だけは、この期間に培って来ることができたような気がしている。
 その基本姿勢で、今年も思いっきり生きてみたいと思う。人間として最も大きな生き方を追い求めてみたいと思う。

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