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5月31日(金) 福島の 原発事故は 健康に 影響なしと 国連報告

 東京電力福島第一原子力発電所の事故によって放出された放射性物質の影響について調査をしてきた国連の科学委員会は、その結論として、「放出された放射性物質は、周辺住民の健康の悪影響をもたらしてはいないし、今後も健康への悪影響が出るとは予想されない」と発表。事故直後の住民避難の対応や被爆した食品の流通規制などにより、住民の被曝量を低く抑えることができたということである。今年の2月には、あまり関心を持たれなかったが、世界保健機関(WHO)も、がんの増加の可能性は低いという報告を出している。

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 それに対して、日本のマスメディアは、その報告事実を伝える通りいっぺんの報道にとどまった。もしも逆に健康被害が懸念されるという報告であったならば、おそらくは大変なセンセーショナルな扱いとなったに違いない。
 おかしな話である。健康の心配をあまりしなくていいよという報告は、多くの人々にとって胸を撫で下ろす吉報であったに違いない。それを、被災地域の住民たちとともに喜び合うような報道がなぜなされないのか。やはりマスメディアというのは、人々の不幸を自らの飯の種とする仕事ということなのだろうか。その基本スタンスに大きな疑問を抱き、残念に思ったのであった。

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5月30日(木) 減量の 目標達成 ずいぶんと 長い時間が かかったけどね

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 今日は朝からルンルン気分である。なぜか。朝体重計に乗ってみると、私の体重が、ちょうど85.0 kg 。
 実は、この85 kgという数字は、もう15年も前に掲げた減量目標であったのであるが、遅々として進まず、少し前までは半ばその達成を諦めかけていた数字であったのである。だから、長い旅路の果てにようやくたどり着いた目的地という思いであった。その長い年月を振り返ってみても、言葉にならない。
 mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm
 今日はちょうど、ゴミゼロの日なのだそうだ。5・30を語呂合わせで読むと、「ゴミゼロ」となるというのがその由来だそうであるが、人生も、懸命に取り組んだ時間は、決して無駄にならない。人生にゴミなどないのだ、そしてついでに、わずかにスリムになった私の体にも、無駄な部分はほとんどなくなったような気がしている。ルンルン…。

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5月29日(木) エベレスト 初登頂から 60年 還暦迎え 登頂ラッシュ

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 世界の最高峰エベレストに、初登頂を成し遂げたのは、ニュージーランドの登山家・エドモント・ヒラリー卿であった。その登頂成功の日時は、1953年5月29日午前11時30分のことであった。つまり、その日から数えて今日がちょうど 60年。人生でいうなら還暦ということになる。
 その初登頂以後もしばらくは、ネパール政府も入山を規制していたし、命がけの困難な山ということで、登頂者の数は極めて少なかったけれども、この頃は商業登山ツアーが充実していて、登山開始から下山まで専属ガイドやポーターがずっとついて、必ずしも経験を積んだ登山家でなくても、エベレスト山頂に登頂できるようである。ネパールにとってみれば、外貨収入の2割をヒマラヤ登山で獲得しているそうで、これはもう冒険というよりも、観光産業というべき実体であるようだ。その結果、これまでの登頂者はすでに4,000人を超え、最近では1年間に500人か600人がエベレストの頂上に立っているということである。
 それにしても、世の中では、1番と2番は天と地の違いである。エベレストの名は知っていても、世界第二位の高峰K2のことを知っている人は少ない。ヒラリー卿のことを知っていても、それ以降の登頂者の名前は知らない。やっぱりトップでなくてはならないという教訓をはらんだ話である。

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5月28日(火) なんかいな… 南海トラフの 大地震 今回見解 やっぱり難解

 国の中央防災会議の作業部会「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」は、具体的な地震・津波対策などをまとめた最終報告を公表。
 その基調は、このエリアに起こる地震の発生パターンが多様であることから、何らかの前兆現象をとらえて巨大地震の発生を予測することは困難であるとして、少しでも災害被害を減少させるために事前防災の重要性を強調したものとなっている。具体的には、防潮堤対策や建物の耐震化の一層の推進などのハード面の対応と同時に、防災教育の充実や情報伝達手段の多重化、ハザードマップの作成周知等を推進するとしている。また、これまでの国の防災基本計画では「3日分」が目安であった水や食料の家庭備蓄を「1週間分以上」にすることを促している。その他避難方法や医療対応などについての提言も取り上げられている。

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 しかし、いつ襲いかかってくるかわからない大災害に対して、他の予算を削り、様々な対策を推進するということが可能だろうか。結局は、見解としてはいろいろな策が提示されたが、実現は困難、という難解な結果になってしまわざるをえないのではなかろうか。俗に言う「 絵に描いた餅」報告ということである。

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5月27日(月) 例年に 較べて早き 梅雨入りと 見上げし空に ツバメらが飛ぶ

 今日、九州・中国・四国地方が梅雨入り。平年だと、四国が梅雨入りするのは6月5日頃とされているから、 1週間以上早い梅雨入りということである。そして、梅雨明けは、これまた例年だと 7月18日頃ということであり、これから約1ヶ月半、はっきりとしないジメジメとした日が続くということになりそうである。
 年をとると時間が経つのが速くなるとよく言われるが、確かに私の意識もそうである。少し前まで、寒い寒いと震えていた記憶がある。そして、気温がゆるみ、桜の花が咲き誇っていたのが、ほんの少し前だった気がしてならない。しかし、暦を見れば、もう新年を迎えてから半年が経とうとしているのである。改めて、こいつはうかうかと時を過ごしていてはいけないなと心を引き締める。

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 ふと、どんよりとした空を見上げると、ツバメたちが宙を舞っていた。音もなく目にも止まらぬ速さで。あたかもこのツバメこそが、時を司る神ではないか、そんな気持ちにさえなったのであった。
 夏の間、日本にやってくるツバメは、フィリピンやマレーシア、場合によればオーストラリアの北部で越冬しているそうである。このツバメたちは、いったい何を思い考えその生を生きているのだろう、そんなことまで考えさせられた梅雨入りの日であった。

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5月26日(日) この時代 トレンド見抜く ドグマあり マグマ動かす 三原則なり

 四国マグマアカデミーの日。今回もテーマは、「本物の人生」。表面だけを取り繕い、その場合だけをうまく乗り切ればいいという人生ではなく、自分自身が強い信念のもとに一貫した人生を生き抜いていくためには、どんな基本的な人生姿勢を心がけねばならないかということを追い求め続けて、もう10回目となった。

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 今回取り上げたのは、「安岡正篤の思考の三原則」。昭和の陽明学者としてよく知られている安岡正篤氏が晩年によく語っていたと聞く3つの基本原則である。このイラ短日記でも、何度もご紹介しているので、すでによくご存知の方もおられるだろう。次の3つの原則である。①目の前のことにとらわれるのではなく、できるだけ長い目で見る。②一面だけで観察するのではなく、多面的・全面的に観察する。③枝葉末節にとらわれるのではなく、根本をしっかりと見つめる。
 安岡氏は、変化が激しく見える時ほど、そして大きな混乱に遭遇した時ほど、この三原則でしっかりと対応することが必要だと主張している。よく「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿が取り上げられるが、この「思考の三原則」に基づく三猿といえば、「長目猿・多目猿・深堀り猿」とでも表現するのかなぁ…。

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5月25日(土) 警報が 鳴ってもリセット 換気して これでよしとて 実験再開?

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 原子力規制庁は、この日の未明、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の加速実験施設「JーPARC」で、 23日の正午ごろに放射性物質が管理区域外に漏洩したと発表。報道でその実情を聞くと、あまりに放射性物質に対する安易な対応ぶりに、耳を疑わざるを得なかった。
 放射性物質が発生した原因は、強い陽子ビームをターゲットである金に照射するにあたって、実験で想定していた400倍にも及ぶビームが発生したことから、ターゲットの一部が放射性物質となり蒸発したことだと報告されている。実験であるから、こんなトラブルも時にはあるだろう。問題はむしろ、その後の対応である。空間中の放射線量が増加したことにより、安全装置が作動し、警報が鳴ったにもかかわらず、理由が分からないとしてリセットし、さらにその室内の空気を排気して放射線量を下げて、そのまま実験再開したというのである。その結果、職員の 6人以上が内部被曝したとされている。また、排気の結果、放射性物質を外部に放出したことにもなる。
 放射性物質量が少なかったことから、おそらく職員にも外部にも、これから先に健康被害が生まれる恐れは少ないと思うが、福島の原発事故以来、放射線問題に非常にナーバスになっている状況で、いくらなんでもこんな対応はないだろうと思わされるものであった。皆さんの印象はいかがであろうか。

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5月24日(金) 人生が 1つの数に 置き替わり 人は数字の 存在となる

 国民一人ひとりの社会保障給付と納税をひとつの個人番号で管理する「マイナンバー(共通番号)法」が参議院で可決されて、成立。 4年後には、この共通番号を使って、行政機関間で個人情報をやり取りするシステムが稼働する予定。これにより、様々な行政サービスを受ける場合に、添付書類がだんだんと不必要になるとされている。これまで煩雑だった手続きが、ずいぶん簡略化される見通しである。
 しかし、個人情報の悪用などを恐れて、現段階では、この利用用途は、社会保障や税などの行政分野だけに限定されている。医療分野やその他民間での利用については、施行後3年をめどにその利用を範囲拡大を検討すると附則に定めるに留め、とりあえず棚上げ。今後、個人情報保護の方策を検討し、それが確実と評価されたところから、様々な分野の活用を図っていくことになるだろう。

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 しかし、このマイナンバー法には、その利便性とは裏腹に、一抹の寂しさを禁じ得ないものがある。自分の人生が、たった12桁の数字の下にシンボル化されていくイメージがあるからである。 12桁の数字といえば、手書きで表現しても、それに要する時間は、せいぜい2秒か3秒。そんな単純な存在じゃないぞと叫びたくなる気持ちがある。

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5月23日(木) 三浦さん エベレストへの 登頂日 株価は急落 アベレストかも?

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 80歳でエベレスト山頂を目指していた冒険家・三浦雄一郎氏が、世界最高峰エベレストの登頂に成功。これまでの記録を4歳更新し、史上最高齢登頂記録を打ちたてた。
 最近は、このエベレストも、登山ツアーが日常的に組まれるなど、ずいぶん多くの人が登頂する山になってきているが、それでも、かなりの体力が必要である。三浦さんの場合、エベレストの山というよりも、歳と共に弱ってくる自らの体力に対する挑戦であったという方が正確かもしれない。ともかくも、前人未到の80歳登頂に成功された三浦さんの気力と日常の鍛錬に心からの敬意を表したい。
 ところでこの日、もう一つ大きな話題になったのが、東京株式市場の株価が大きく暴落したことであった。終値で前日に比べ1,143円も下落し、この下げ幅は、西暦2000年のITバブル崩壊時以来の大きさだということである。安倍政権誕生前から、ほぼ一本調子に伸び続けてきた株価も、そろそろ踊り場にやってきた印象である。安倍総理の経済政策も、この辺で一息ということか。ダジャレになるが、安倍さんが一休みだから、「アベレスト」…なんていうのはいかがであろうか。

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5月22日(水) “活断層” 確かに“活”と あるけれど 生きているやら 死んでいるやら

 原子力規制委員会が、敦賀原子力発電所2号機直下の破砕帯について、「耐震設計上考慮すべき活断層である」とした調査団の報告書を了承。現在の国の原子力発電所設置基準では、原子炉建屋などの重要施設の直下に活断層があった場合、原子炉の設置を認めないということであり、現状では、運転再開が極めて困難となり、このまま廃炉となる可能性が高まった。設置者の日本原子力発電は、この認定を批判。この断層が活断層ではないとする調査を継続する方針である。

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 それにしても、活断層の判断は、今から13万年から12万年前以降に、何らかの活動があったか否かということで判断されるそうであるが、この基準が妥当なのかどうかよくわからない。また、私の乏しい知識では、断層がいつ動いたかなどということが、正確に判定できるのかどうかも疑問である。
 だから、「活断層」と名は付けられてはいるが、実際には、生きているやら死んでいるやらとてもわからないと私は思う。死んでいると証明されない以上、生きている可能性があるから「活断層」ということか。少し無理のある推論であるが、安全側に立つとすれば、こんな結論にならざるを得ないのだろうか。

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5月21日(火) アメリカの 巨大竜巻 大被害 自然のテロには 打つ手が無いか!

 アメリカ南部オクラホマ州の州都オクラホマシティ近郊の町ムーアを、超巨大竜巻が襲いかかり、多数の死傷者を出したようである。この日の夜、オバマ大統領は、同州に大規模災害宣言を出し、事後対応に力を尽くすことを宣言した。
 アメリカでは、今回大きな被害を受けたオクラホマ州を含む中南西部に竜巻の発生が集中しているそうだ。それだけに、この地域でも、常日頃から竜巻襲来に対する備えがなされていたということであるが、 今回の竜巻があまりに巨大なものであったため、被害を防ぎきれなかったということのようである。研究者によれば、今回の竜巻は、いくつかの竜巻が複合した形で巨大化したものであり、最大風速は秒速90メートルに及んだのではないかということである。秒速90メートルということは、時速にすれば、約300 km 。新幹線の最高速度に匹敵する風が吹きつけるのであるから、大きな被害が出たというのも頷ける話である。

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 被害地域の映像がテレビで紹介されていたが、無残に破壊された家や自動車を見ていると、爆弾テロ現場を連想してしまった。予見不可能な形で自然界が引き起こすテロリズム。これはなかなか対応の難しい問題だなと思い考えたのであった。

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5月20日(月) 工夫すりゃ 手はいくらでも あるのよと 横浜市長は 千手観音

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 林文子・横浜市長が記者会見を開き、「2010年から3年間で、待機児童ゼロ」とする目標を達成したと発表。この日のニュース番組では、横浜市役所がいかにこの目標達成のために取り組んできたかということを紹介していた。
 実は、この目標を掲げた2010年段階で、横浜市には1552人の待機児童がいて、これは全国の市町村で最悪の数字であったそうだ。そこで、林市長は、この問題を市政の最優先課題として取り組んだということである。林市長は、市長就任の前には、民間企業で辣腕を振っていた人である。それだけに、目標実現のために、ありとあらゆる方法を検討しつつ、積極果敢に問題解決に立ち向かっていったということである。
 例えば、福祉事業には民間企業参入に大きな抵抗感があるが、あえて民間企業の参入を推進したり、横浜市独自で基準を作った認可外施設「横浜保育室」を積極展開したり、区役所内に専門相談員「保育コンシェルジュ」を配置するなどした。その他にも、駅に児童受入れ施設を作り、そこからマイクロバスなどで郊外の施設まで子供を輸送するといった奇抜なアイデアも取り入れたようである。
 安倍政権では、 2017年までの5年間に、保育所定員は40万に増やし、「待機児童ゼロ」を実現すると表明しているが、この林市長のような自在な手を次々に繰り出せるか否か、注目していきたいと思う。

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5月19日(日) 教育は 本質論こそ その生命 専門家だけに まかせておけぬ

 教師人間論ゼミ。今日のテーマは、「ソニー創業者・井深大の教育論」であった。
 井深氏は、戦後日本の経済界に、ソニー神話といわれる成長物語を作り上げた立役者の1人であり、日本初のテープレコーダーを作り、また世界初のトランジスタラジオを世に出した。その技術面のリーダーであった。
 しかし同時に、人の心の問題に対しても深い思いを抱いていて、「立派な人間をつくる」ことこそが教育の目的であるはずだと、教育問題に対して自らが財団を設立するなど、大きな力を注いだ。

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 井深氏は、学校教育はこの目的に照らすならば、知識教育という本来なすべき教育の半分だけしかやってきていないのではないかとして、「残り半分の教育」、つまり、体育と徳育に力を尽くすべきである、と強く主張した。そして、その大きな教育会の意識改革を行うためには、教育専門家といわれる人たちの常識に頼っていてはダメで、むしろ、教育問題には素人であるかもしれないが、母親を中心に教育のあり方を考えるべきだと論じたのである。
 技術者として、本質部分から商品を作り出そうとした井深氏ならではの考え方であると思う。

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5月18日(土) 消費税 アップの前の 巣作りと 駆け込み需要の 住宅ブーム

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 このしばらく、住宅関係のテレビコマーシャルが多くなり、新聞チラシにも、住宅宣伝のチラシが増えてきている印象である。これは、来年4月に予定されている消費増税を前にして、住宅各社が需要喚起に力を入れているからであろう。確かに、住宅は高額商品であり、例えば3,000万円の住宅を購入するとすれば、消費税が3%アップすれば、 90万円の値上がりに相当するわけであり、買い急ぐ気持ちは理解できないものではない。今年の9月末までに請負契約を交わしていさえすれば、完成後の引き渡しが来年3月末以降であったとしても、 5%の税率のままでOKであるということだから、その期限が迫れば、ますますこの住宅に対する駆け込み需要は、熱を帯びてくるということになるのであろうか。
 しかし、このような期限を限っての優遇措置は、その後に大きな反動を生む恐れがある。自動車やエアコン、テレビなどのエコポイント制度は、確かに大きな需要を生み出したが、その後にひどい反動減を引き起こした。住宅各社はその点をどのように考慮しながら、その対応を行っているのであろうか。台風通過後の後始末が大変なことにならなければいいが…と案ずるこの頃である。

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5月17日(金) 守りから 攻めへ転ずと 安倍総理 行動重視の 成長戦略

 この日、安倍総理は、日本アカデメイアで講演し、自らが看板とするアベノミクス3本目の矢である「成長戦略」について、その内容を明らかにした。
 その基本は、 1つには、民間投資を喚起する成長戦略であるということ、 2つには、人材育成を重視して、世界に勝てる大学改革を推進すること、 3つには、これまで守り中心であった農林水産業分野において、攻めの政策展開を推進すること、4つには、日本の文化を世界に展開するクールジャパンをさらに積極的に推進することなどである。これらはそれぞれに、これからの日本の取り組みとして、重要な視点であり、私も大いに賛同するものである。

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 ただ問題は、これら取り組みは、それぞれ国民意識の改革が求められるものであり、政府が旗を振ったからといって国民側がそれについてこなければ、空振りに終わってしまいかねない。その意識改革をこれからいかに推進していくのか、その点が必ずしも明確になっていない点が気がかりである。それだけに、安倍総理も、「行動なくして成長なし」のスローガンを掲げているのであろう。
 今日のイラ短では、閉塞的な日本の安倍を打ち破ろうと、安倍総理が、ノミを振るうイラストを描いたが、「安倍のみ苦労す」にならないよう、祈りたい気持ちである。

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5月16日(木) リンカーン 奴隷解放 映画見ゆ 静かに行く者 遠くへ行くか!

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 昨日夕刻、 OAK・TREE 7月号の出稿を果たしたので、少し気が楽になって、妻とともに映画を見に行く。
 その映画は、スティーブン・スピルバーグ監督の作品「リンカーン」であった。この作品は、第85回アカデミー賞において、数多くの部門でノミネートされたもので、第16代アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンが大統領に再選されてからの、苦悩の人生を描いている。つまり、 “すべての人間は自由であるべき”だという彼の信念と.その理想が引き起こした国を二分する南北戦争の狭間に立ちながら、それでも奴隷解放を実現するための合衆国憲法修正第13条を議会で通過させるために、静かに、しかし着実にその作業を進めていく孤独な指導者の姿を、美しい映像と観客の気持ちを逸らさない心地よいテンポで描き出した作品である。
 主役リンカーンを演じたのは、今回で3回目のアカデミー主演男優賞を獲得したダニエル・デイ=ルイス。心の中の様々な葛藤を胸の中に秘めながら、決してそれを感情的に露にすることなく、物静かに貫いていこうとする大統領の姿を好演していた。心の奥深いところからの感動を覚える映画であった。
 “静かに行くものは健やかに行く。健やかに行くものは遠くまで行く”、これは、本イタリアの経済学者パレートの言葉だそうだ。この映画を見ながら、私は、この言葉を思い出していたのであった。

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5月15日(水) 沖縄が 復帰してより 41年 「本土並み」には まだ遠き道!

 今日、 5月15日は、沖縄の本土復帰記念日である。 1972年5月15日の午前0時をもって、沖縄は、ようやく本土復帰を果たした。それから今年は、 41年目ということになる。
 不思議だったのは、あまりにこのことに対して日本中が無関心であることである。少し前、 4月28日に開催された国家主権回復記念式典は、大きな話題となり、マスコミ上でも、賛否両論の激論が闘わされた。しかし、 41年前の今日、沖縄が本土に復帰したことによって、 一部の領土問題は残っているにしても、戦後の主権回復問題は終結したはずだから、第二の国家主権回復記念式典を開催するにも値することだと私は思うのであるが、そんな話も聞かない。

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 当時、よく語られた言葉に、「沖縄の本土並み復帰」という言葉があった。沖縄に駐留する米軍基地などを本土と同レベルにするというのが最大の眼目であっただろう。しかしそれは、今も果たされてはいない。今に至るも、はるか彼方にかすんで見える目標である。それに対する複雑な思いが沖縄に宿り続けているということであろうか。
 満41歳といえば、数え年42歳。男の本厄である。この厄年をいかに乗り越えていくか、大事なことだと思う。

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5月14日(火) 慰安婦の 問題巡り 自爆かな そろそろ政治に 飽きてきたかも?

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 大阪の橋下首相が記者会見で行った従軍慰安婦問題に関する発言が、物議を醸している。第二次世界大戦当時、軍隊においては、軍を維持し、規律を保つためには、慰安婦制度が必要だったというものである。だから世界中の軍隊で、同様のものがあったのではないかとし、日本の慰安婦問題だけが問題視されていることに異議を唱えたのである。 さらに少し前に沖縄に行った時、米軍の司令官に会って、「もっと風俗業を活用して欲しい」と語ったと自らが紹介したことが、火に油を注ぐ形で、この問題を炎上させている。
 この発言は、率直に言って、政治家としてタブーであったところに乱暴に足を踏みいれた発言である。橋下氏のこれまでのやり方から見れば、これは、この種のタブーに挑戦する姿勢の中で、自らの注目度を高める特効薬的手法であろう。おそらくは、十分に計算し尽くした発言であろうと思う。
 しかし、自爆発言と見えなくもない。これまで国や公務員など、少数の権力者に対して戦いを挑んだときには、多くの国民が拍手喝采を送った。だが今回の問題は、数多くの女性を敵に回しかねない発言である。はたして、本当に勝算はあるのか。あるいは、橋下氏自身が、政治ゲームを終わりにしたい、という気持ちになっているのではないかとも思えたのであった。

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5月13日(月) 憲法の 96条 改正を 目指すと集う 議員連盟

 平成25年度当初予算が衆院を通過して以降、参議院における国会の審議には、憲法問題に関するものが多くなってきている。
 そんな中で、今日開催されたのが、「憲法96条改正を目指す議員連盟」。昨年12月の衆議院選挙後初めての総会になるということである。安倍総理の憲法改正を目指す熱意に呼応してか、この議員連盟に馳せ参じる議員数も、いろいろな党から約350名と、大きく膨らんだようだ。総会に本人が参加したのも、約100人という。この規模は、今の国会を代表する1つの議員連盟と言っていいのではないだろうか。

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 問題は、日本国憲法が制定されて以来、約65年になるが、その間一度も改正されたことのない不磨の大典を変更することについての、国会議員や国民の保守的意識を乗り越えることができるかどうかということである。理屈としては、民主主義国家として、国家の未来は国民自身が決めるべきものなのだから、その方向を示す憲法の改正を国民に問う国民投票の前段階で、国会がそれを阻むのは不合理だ、という論がおそらく正論だろう。しかし、人の最終判断は、理屈よりも感情にゆだねられる傾向がある。さて…。

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5月12日(日) ハマチの時にゃ 村田蔵六 ブリとなっては 益次郎 こりゃ出世魚だね

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 四国人間論ゼミの日。今日のテーマは、「大村益次郎の人生と思想」。
 大村益次郎は、周防(山口県)の生まれ。ある時期まで、村田蔵六と称していたが、幕府から命を狙われる立場となり、大村益次郎と改名。戊辰戦争では、見事に官軍を指揮して勝利を収め、 、軍神とも呼ばれた。明治2年、兵部大輔となり、大胆な軍政改革を推し進めたが、不平氏族に襲われ、その時の傷がもとで享年46で死去。
 今回、四国人間論ゼミで取り上げたのは、 30歳の頃に、伊予宇和島藩に仕官し、その時に藩主の命令によって、軍艦を建造したり、砲台を築いたことから、初めて軍事面の仕事に取り組むようになり、大村益次郎の人生がここから大きく転換したからであった。
 大村益次郎の人生を見ていると、生まれた時は、小さな村医者の息子。それが蘭学を学ぶ中で、近代西洋の文明に通じるようになり、そこから軍事に取り組み、明治維新を代表する人物にまでなった。その過程を見ていると、まさに出世魚の如し。自らの名を変えながら、どんどん大きく成長していったその姿に、私たちが学ぶべきものが多くあるという気がした。

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5月11日(土) 商売の 道具はベストに しとこうと 刷新したのは 音声ワープロ!

 ゲーテの言葉に、「正しく働こうとする者は、最も良い道具を選ばなければならない」というのがあるそうだ。
 「在野の政治家」を自認する私にとって、この選ぶべき道具が何かといえば、自分の考え方を表現するためのワープロ、色々な情報を収集するためのインターネット、現地現場を訪問し色々な人と出会うための自動車、そして、人を育てる研修会を開催している若葉書院と橿樹舎といったものであろうか。

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 とりわけ、ワープロは、 OAK・TREE誌を発行する上に極めて重要で、音声で文字入力ができる音声ワープロを重宝している。これからは、 OAK・TREE誌の執筆だけではなく、本の執筆にも取り組んでみたいとを考えてはじめていて、現状で考えられるベストの音声ワープロを準備することにした。とはいっても、今はコンピューターも、音声ワープロのソフトもずいぶん安くなっていて、コンピューターは高速化のためにメモリー増設をして約4万円。音声ワープロは、一太郎の最新バージョンを準備して、約2万円。合わせて約6万円と言う程度の投資である。
 この日は、その音声ワープロの実験。話し言葉のスピードで、どんどんと文字に変換されていく。しかも、その変換は、カタログには98%以上だったが、驚くべき正確さである。正しく快く働けそうな気がしてきたのであった。

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5月10日(金) 国債は 1000兆円なり 円安は ますます進行 100円超! こんな時 大切なのは 原則だよね

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 5月10日は、週末の金曜日ということもあったかもしれないが、いくつかの注目すべき経済面の報道があった。
 1つは、財務省が、平成24年度末の国の借金総額が、991兆6,011億円になったと発表したことである。この借金は、毎日毎日増加しているわけであり、おそらく今現在、1,000兆円を突破しているに違いない。
 2つ目は、円安の進行である。この日1ドル100円を突破し、 101円台にまでなった。
 3つ目は、株価の上昇。東証の終値が、 1万4,607円にまで伸びた。 5年4カ月ぶりのことだと言う。
 その他、 3月期決算の発表が多くの企業で行われ、悲喜こもごもの状況が露になった。
 半年前までは想像できなかったような激しい動きである。そして、単に一方通行と言うのではなく、水を得た魚のごとく、毎日、慌ただしい動きを見せている。
 こんな時代には、「思考の三原則」が大事だと語ったのは、安岡正篤氏。長い目で、多面的・総合的に、そして、根本的に物事を観察し対処していかねばならないと力説した。今日は、高津人間論ゼミで、このテーマを取り上げて参加者に話をした。この世相の中で、共感を覚える人が多くいたのではないかと思う。

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5月9日(木) 変革期 大出世もありゃ 腹切りもあり 国会横目に 語りし松陰

 参議院は、 9日午前の本会議で、自民党の川口順子環境委員長の解任決議案を、野党の賛成多数で可決。常任委員長が、決議によって解任されるというのは、衆参両院で初めてのことだということである。
 この解任決議案が提出された理由は、マスコミ報道でも伝えられているが、中国を訪問中の川口委員長が、中国要人との会談日程が変更されたことから、国会の許可を得ることもなく出張日程を1日延期したというものである。そしてその結果として、あらかじめ準備されていた委員会が開催できなかったというものである。
 確かに、国会にはその運用のためのルールがあり、それを尊重することは重要である。しかし同時に、ルールというものは、その時々の状況に応じて柔軟に運用されなければ、窮屈さばかりが募ってしまう。
 今回の解任劇は、国民からの支持率が高い安倍政権に一矢を報いるためには、野党が強い参議院において、しかも、ルールという後ろ盾を持つ戦いをせねばならなかったということだろう。

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 こういうことは、変革期の権力闘争においては、よくあることだ。ちょうどこの日は、地元の船木公民館での人間学講座。吉田松陰をテーマに語った。松陰も、国内の対立の中で、その命を果てた。考えさせられ一日であった。

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5月8日(水) 中国も ヤンチャ坊主に お仕置きか 中華復興 その第一歩だと…

 中国の国有銀行大手、中国銀行は、北朝鮮の貿易決済銀行である「朝鮮貿易銀行」に対して、取引の停止と口座の閉鎖を通知したということである。これは、これまで陰に陽に北朝鮮を支持してきた中国政府が、いよいよ業を煮やして経済制裁に踏み切ったという意味合いを持つものであり、北朝鮮にとっては、大きな痛手になるものではないだろうか。習近平体制が、もうこれ以上はわがまま勝手を許さないぞという、強いメッセージを.北朝鮮に対して発したということだ。

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 中国の他国に対する強硬姿勢が、北朝鮮にも及んできたということは、いったい何を意味しているのであろうか。私は、 1つには、習近平体制が、権力基盤を固めていこうとしている中で、強い姿勢を示し、国内が揺らがないように導いていこうとする意図があると思う。特に、人民解放軍の支持を固めるために、外国に対して強硬にならざるを得ない事情があるのではないだろうか。それからもう一つは、習近平氏が、主席就任時の演説で語った「中華民族の偉大な復興」と言うスローガンを具体化するための、第一歩として、友好国北朝鮮に対して、その威厳を示したと見ることもできるだろう。この姿勢が、これから先、日本にどんな影響を及ぼすことになるだろう。中国から目を離すことができない。

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5月7日(火) 北朝鮮 ミサイル撤去と 報じらる 田植えを前に 遊びは終わりと!

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 アメリカのメディアによると、北朝鮮が発射準備を完了したと伝えられていた、射程距離が約2,500キロから4,000キロと言われる「ムスダン」ミサイルが撤去されたそうである。政府の公式発表以外にはほとんど情報がない北朝鮮のことだから、その真の撤去理由はわからないが、アメリカが米朝対話を始めるための前提条件としてその撤去を要請したという説や、北朝鮮もこれから農繁期に入るので、いつまでも農村労働者を軍隊に引きとどめておくわけにはいかないという国内事情によるものではないかという説などが語られている。
 特に、北朝鮮の食糧事情は決してゆとりのあるものではないようだから、後者の理由というのは、当たらずといえども遠からずということではなかろうか。
 自国の都合で、国際社会を暴力的に振りまわそうとする強権的な独裁国が、すぐ隣にあるというのは、気持ちの良いものではない。一方で、国内統治もままならない統制力のない無秩序な国というのも迷惑なものだ。夏目漱石流の言い方をすれば、とかくこの世は難しい、となるのだろうか。国際政治というのはそんなものなのだ、そんな気持ちも必要なのかもしれないと思う。

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5月6日(月) 連休の 最後の一日 痛風が 我が身さいなむ もっと休めと

 昨日から、痛風の発作。このしばらく発作が出ていなかったので、結婚後、食生活も変わってきているから、おそらくは尿酸値も下がっているのではないかと、勝手な判断をしていたのであるが、これは思い込みに過ぎなかったようである。
 今日になって、右足の腫れがひどくなってきた。歩こうにも、右足が床に触れるだけで、体中に痛みが走る。仕方がないので、左足だけでケンケンする要領で移動する。体温を測ってみると、38℃。これだけ熱が出ていれば、何かをしようという意欲も湧いてこない。結局、少し書類整理をしたり、本を読んだりしながら、休養に努めた。

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 振り返ってみれば、このゴールデンウィーク、結構忙しかった。東京でのいくつかの会合と講演。地元でのいくつかの勉強会。東京では確かに、いくつかの美術展などを見たり、古くからの知り合いと出会って話をしたり、少しは休日らしいこともしてみたが、全体として見れば、やはり仕事に追い立てられた気がするゴールデンウィークであった。
 結局、この痛風の発作も、直接的な原因といえば、疲れとビールの飲み過ぎなのかもしれないが、あるいは、もう少し休みはちゃんと取れとの神様からのお告げなのかもしれないと、勝手な休養の言い訳。

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5月5日(日) 日本は 東アジアと いうよりも アメリカなんだね これが常識?

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 こどもの日には、「フォレスト・トレンド勉強会」を開催。テーマは、「これからの東アジアの動向」であった。
 今の子どもたちが青年となり、成人となるまでの約15年から20年という期間を考えると、その間にこの日本の国が考慮しなければならない最大の課題は、強大なパワーとなってきた中国と、世界最強国アメリカの間で、いかに生き抜いていくかという問題であろう。そしてそれは、外交問題であるというだけではなくて、おそらくは、この対立は、国の内部にも深刻な問題を引き起こすであろうし、さらに言えば、一人の人間の心の内部においても、大きな葛藤を引き起こすことになるのではないだろうか。つまり、外交上、よく親中派と親米派の対立といったことが語られるが、その図式がいろいろなレベルでの混乱を生み出し、様々な問題を引き起こしかねないのである。
 少し前に麻生副総理が、「日本人は中国人とは一緒にやっていけない」という趣旨の発言をして物議をかもしたが、私も同感である。やはり、日本人は、アメリカと共に歩むほうがいい。それを基本にし、東アジア諸国との友好を協調関係を可能な限り大切に守っていく、それが日本の基本姿勢ではないだろうか。
 今日は、国民栄誉賞の授与式もあった。 2人の野球選手である。野球というのは、アメリカ的文化を上手く日本文化に育てた実例ではないか、そんな気がしたのであった。

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5月4日(土) 憲法と 子ども繋ぐは 自然かな 谷間の橋は “みどりの日”なり

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 「みどりの日」。この祝日は、もともとはと言えば、 5月3日が憲法記念日で国民の祝日。そして、 5月5日がこどもの日でやはり国民の祝日。それならば、 その谷間となる日も国民の休日にして、国民が長期休暇を取れるようにしようとの配慮で作られた、極めて人為的な祝日である。さらに、最初は昭和天皇の誕生日であった4月29日の天皇誕生日を、「みどりの日」としていたのが、この日を「昭和の日」と名称を変えたために、その代わりに5月4日を「みどりの日」と称することにしたものである。きわめていわく因縁の多い国民の祝日だと言えるだろう。
 しかし、よくよく考えているうちに、この5月4日を「みどりの日」としたのは、なかなか意味深長だという気もしてきた。憲法というのは、国家の基本法であるが、その国家社会の形と国民生活の形を、法文によって規定し、人為的に枠組みを与えようとするものである。一方、子どもというのは、この世に生れ落ちた瞬間から、本来備えている生きる力によって、自らがどんどんと成長していこうとする存在である。つまり、様々な障害や枠組みを乗り越えて大きくなっていこうとする。その両者を繋ぐものがあるとすれば、それは天地自然の理であり、両祝日をブリッジする祝日が「みどりの日」というのは、とても興味深いことだと考えたのであった。

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5月3日(金) 日本の 政治マグマは 南洲と 思い深めし 憲法記念日

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 東京から戻ってきて、翌日にすぐに勉強会。今回は、「四国マグマ・アカデミー」。「本物の人生」をテーマに掲げて、すでに9回目となる勉強会である。今回は、「西郷南洲翁遺訓」を材料に使って、日本における政治家や官僚などのリーダーが持つべき考え方と行動について、語り合ったのであった。
 西郷隆盛といえば、明治維新の官軍側のリーダーとして、戊辰戦争を官軍の勝利に導き、新政府を樹立した立役者である。さらに、明治政府においても、軍政の整備や廃藩置県などの困難な課題に取り組み、明治の世の礎を作った功労者の一人とも言えるだろう。その西郷が、一体いかなる思想を胸の奥に抱いていたか、朝敵であったけれども西郷を深く尊敬していた庄内藩の人たちが、鹿児島にいる西郷を訪ねて教えを乞うた内容を、語録の形で世に出したのが、「南洲翁遺訓」である。そこには、西郷の深い哲学と祈りが短い一つ一つの文章に込められている。そしてそれは、日本人の体質に深く響き合うものであり、今に至るも、その精神は生き続けていると私は思う。
 この日はちょうど「憲法記念日」。憲法というものは、ただ文字列が並べられているというものではなく、その民族の深い精神性や祈りが込められなくてはならないと私は考えている。西郷を語りつつ、今もしも西郷が生きていたら、憲法改正問題について、何と言うだろう、そんなことも思ったのであった。

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5月2日(木) 上野にて 博物館や 美術館 ハシゴしてから 四国へ帰還

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 東京滞在の最終日(4日目)。午前中、新橋で面会する方があって、意見交換。それから東京駅にある大学のサテライト教室を視察したり、本を購入したりして、それから古くからの友人との昼食。
 それから向かったのが上野であった。ゴールデンウィーク中ということもあって、上野にある美術館や博物館が、意欲的な企画展を開催していた。それらの中で、まず向かったのが国立西洋美術館。「ラファエロ展」が開かれていた。時間がなかったので、展示そのものは見なかったが、ミュージアムショップで、私が求めているグッズがないか探してみた。その次に向かったのが、東京都美術館。「レオナルド・ダ・ヴィンチ展~天才の肖像」が開催されていて、それを鑑賞した。さらに、そこから東京国立博物館へ行く。「国宝・大神社展」。全国各地の神社から、国宝級の美術品が数多く集められていた。このそれぞれに触れることはとてもできないが、それぞれに力の入った企画展であったと思う。
 こうして最終日は、少し心を和ませ、夕刻の飛行機で四国に帰還。東京での予定を終了したのであった。

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5月1日(水) 学生が 熱き話を 聞きたいと 語る言葉に 油注げり

 東京滞在3日目。この日は、古くからの知り合いの方と神田で昼食を共にした後、 JR中央線・高尾駅に向かった。恒例の講義となっている「拓殖大学・甲斐信好ゼミ」のゼミ生相手の講義を行うためであった。高尾駅に着いてみると、ゼミ開始の時刻までに小一時間の余裕があったので、駅近くにあった「森の科学館」を訪れることにした。武蔵野の自然林を残している施設であった。その様子を短時間で垣間見て、それから拓殖大学へ。

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 甲斐ゼミの学生は、例年通り約20名であった。最近は、海外からの留学生が増えているなという印象であった。私は、毎年訪れているので、先輩からの情報がゼミ生に伝わっているらしく、自己紹介の中で、私に対して、心を燃え上がらせるような熱い話を聞かせてほしい、といった要望を語る人が多かった。私は、人間の本質について語り掛けてきたのであったが、そんな形で伝わっているのか、と少し嬉しい気持ちになった。ならば、思い切り心を燃やすような話をしてやろうと、学生たちに向かって約1時間半、思いの丈を語り抜いたのであった。胸の中に小さな炎を準備している学生達に向かって、油を注ぎかけるような話ではなかったかと思う。
 この日の夜は、娘と夕食。娘も随分たくましくなったものだと思う。

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