7月31日(水) ワイマール ナチスによって キワマ~ル 麻生センセは オイコマレ~ル
麻生太郎・副総理兼財務大臣が、 7月29日、東京都内で開催されたシンポジウムで、改憲について、「ある日気付いたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。あの手口に学んだらどうか」と発言したことが、大きく報じられている。この夏の参議院選挙の後、衆参両院で過半数を確保した安倍政権が、今後、憲法改正問題についてどう対応していくのかと、関心が高まる中で行われた発言であるだけに、注目を集めたということだろう。
この麻生発言には、明らかな事実誤認がある。民主的だと言われるワイマール憲法が非力化されたのは、ナチスが、強引に憲法以上の権限を持つ全権委任法を成立させたからである。そのプロセスは、決してだれも気づかないうちにいつの間にかそうなってしまったというようなものではなかった。むしろ、政治不信の思いを強めていたドイツ国民は、強権発動をちらつかせるヒットラーを、逆に熱狂的に支持したと言った方が正確かもしれない。
今回の発言は、麻生副総理のシンポジウム参加者に対するリップサービスとして行われたものなのであろうが、取り上げたテーマと表現が適切ではなかった。この発言によって、野党やメディアに追い込まれている副総理である。
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