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7月31日(水) ワイマール ナチスによって キワマ~ル 麻生センセは オイコマレ~ル

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 麻生太郎・副総理兼財務大臣が、 7月29日、東京都内で開催されたシンポジウムで、改憲について、「ある日気付いたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。あの手口に学んだらどうか」と発言したことが、大きく報じられている。この夏の参議院選挙の後、衆参両院で過半数を確保した安倍政権が、今後、憲法改正問題についてどう対応していくのかと、関心が高まる中で行われた発言であるだけに、注目を集めたということだろう。
 この麻生発言には、明らかな事実誤認がある。民主的だと言われるワイマール憲法が非力化されたのは、ナチスが、強引に憲法以上の権限を持つ全権委任法を成立させたからである。そのプロセスは、決してだれも気づかないうちにいつの間にかそうなってしまったというようなものではなかった。むしろ、政治不信の思いを強めていたドイツ国民は、強権発動をちらつかせるヒットラーを、逆に熱狂的に支持したと言った方が正確かもしれない。
 今回の発言は、麻生副総理のシンポジウム参加者に対するリップサービスとして行われたものなのであろうが、取り上げたテーマと表現が適切ではなかった。この発言によって、野党やメディアに追い込まれている副総理である。

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7月30日(火) 中国に 牽制球なり 決議案 どこまで本気か 分からないけど…

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 この日、米上院が、東シナ海や南シナ海での中国の威嚇行為を非難し、すべての当事国に平和的な解決を求める決議案を全会一致で可決。この決議案は、今年の6月10日に、民主党のメネンデス外交委員長ら超党派議員により提出されたもので、すでに、 6月25日に外交委員会で全会一致で可決されていたものである。
 この決議は、菅官房長官の会見発言によれば、 「海洋における力による現状変更を非難するとともに、日米安全保障条約に対する米国の力強いコミットメントを米上院として表明するものとなっている」ということで、尖閣諸島における中国の露骨な領海侵犯などの圧力に対して、米国議会の毅然とした姿勢を示すものとなっている。当然、中国国内のメディアなどでは、「米上院が公然と手のひら返しを行った」などといった反発表現がなされているようである。
 今の米中関係は、かなり複雑なものとなっている。中国は、米国債を大量に保有しているし、経済的な結びつきも相当に強い。民主党政権に対する中国系ロビーの活躍ぶりもよく耳にする。だから、この決議が全会一致で可決したからといって、それがどれだけのものかということについては十分な検証が必要である。しかし、中国の圧力にさらされる諸国が連携する上に、この決議が持つ意味はとても大きいと思う。

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7月29日(月) サッカーの 勝敗よりも 場外の 騒ぎを求む 韓国の人

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 28日、サッカーの東アジア・カップ決勝戦がソウルで行われ、日本は、韓国と対戦して2対1で勝ち、初優勝を果たした。しかし、ニュースを見ていると、この初優勝を報じるよりも、そのサッカースタジアム観客席に掲げられた巨大な横断幕の話題が中心であった。その横断幕には、「歴史を忘却した民族に未来は無い」とハングルで記載されていたそうである。伊藤博文を暗殺した安重根の肖像を描いた幕も掲示されたそうだ。なんにしても、多くの人たちが集まり、また、注目するサッカーの試合の場に、顕わな政治的主張を持ち込んだ行為であり、国際サッカー連盟規定に違反する行為であることを明らかである。
 本来、スポーツというのは、なかなか決着のつかない政治的な対立を超えて、厳格なルールの下で正々堂々と競い合い勝敗を決するという営みによって、相互融和を促進する意味合いを持っている。そんな場に、あまりにも低次元の政治的主張を持ち込む行為は、愚かであるとしか言いようがない。
 人は食うに忙しい時は、身近なところで出来るだけ無駄な対立を避けようとするが、少し余裕が出てくると、かえって争い事が増えるという話もある。日韓関係がそんな時代を迎えているのかもしれないが、その争いになんでもアリなどという愚かなことはやめた方がいい。

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7月28日(日) 萩・津和野 大雨被災 その時に マグマ塾では 二宮尊徳

 中国地方で猛烈な雨。特に、島根、山口両県では、「これまでに経験したことのないような大雨」が降った場所があり、大きな被害を生み出している。気象庁の発表によれば、萩市では、 1時間に138.5 mmという、信じられないような大雨が降ったそうである。川の氾濫によって、数多くの住宅が浸水し、土砂崩れによって孤立する集落も生まれているようである。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げると同時に、1日も早い復興を心からお祈り申し上げたい。

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 この日、私は、若葉書院で、「四国マグマ・アカデミー」を開いていた。四国では、弱い雨が降っている程度のことで、かえって気温が上がらず好都合であった。今回取り上げたテーマは、「二宮尊徳(金次郎)」であった。
 二宮尊徳は、江戸時代末期の思想家であり、村落再生請負人である。江戸末期の疲弊しきった村々約600を、独自の思想を基に、弟子たちとともに再生した。その人生の転機は、幼少時の水害にあった。酒匂川の洪水は、二宮家の田畑を流し、それを契機に、二宮家は転落の一途をたどり、一家離散の憂き目を見る。そこから力強く立ち上がったのが、二宮尊徳であった。自らの体験の中に、多くの知恵を生み出していったのである。
 今、日本列島では、各地で自然災害が発生している。ここからどんな知恵を生み出せるか、それも試練であると思う。

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7月27日(土) 困らせて 主張を通す 文化かな 日本と違うわ 朝鮮半島

 今日は、朝鮮戦争が休戦となって、ちょうど60年の節目の日。北朝鮮では、首都平壌の金日成広場で、大規模な軍事パレードが行われたそうである。ここには当然のこととして、日本の政府関係者は一切呼ばれていない。一方、韓国では、ソウルにある戦争記念館で、式典を開催。この式典には、朝鮮戦争で韓国を支援した26カ国の代表を招待したそうである。そしてその中に、日本は加わっていなかったということである。

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 今回のこの式典の問題だけではなく、これまで南北朝鮮の振る舞いを見てきて感じるのは、相手を困らせて自らの主張を通そうとする姿勢である。北朝鮮の核とミサイルによる威嚇というのは、自分たちの言い分を聞かなければお前たちの国が火の海になるのだぞ、ということである。そうなると困るだろうから、自分たちの言うことを聞けという脅しである。一方、韓国が休戦記念式典に日本政府関係者を呼ばなかったというのは、当時の日本が国連軍に加わっていた訳ではないから一応の理屈は立っているが、こういう形で日本政府の面子を潰して、日本政府に圧力をかけようという思いが裏で働いていたと考えるのは、無理な推論ではなかろう。
 朝鮮半島の人たちは、日本人と顔かたちはよく似ているが、どうもその文化は全く異なるものである…そんな頭の整理が必要であるようである。

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7月26日(金) 山間の 孤立部落に 孤立せる 60男の 闇の深さよ

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 この4月21日、山口県周南市の小さな部落内で、次々と5人の住民が殺害され、放火されるという、謎に満ちた事件が発生した。その事件から6日後の今日、山中に潜んでいた保見光成容疑者が発見され、逮捕された。その時は、下着姿で凶器も持っていなかったという。自殺しようとしたが、死にきれなかったと供述しているらしい。
 この容疑者は、都会で左官職人として働いていた頃の同僚からは、気さくで良い人だと言われていたようだ。また、両親の介護のために地元のこの部落に戻ってきたときには、孝行息子としてたたえられていたとも言う。
 そんな男が、なぜこのような凶行に及んだのか。現状で判断する限り、山あいの小さな部落でのどうしようもないまでの孤立感がその理由と言えそうである。
 この男は、都会から戻ってきて、その部落のためにずいぶん力を尽くしたようである。しかし、おそらくは都会で生活していた時代の意識と、この小さな部落の人たちの意識との間には大きなギャップがあり、そこでいろいろなトラブルも起きていたらしい。そしてその中で、この孤立した小さな山村世界では出口を見いだせないままに、その孤立する心の闇を深めて行き、自分の存在そのものを否定する意識にまで行き着いてしまったのではないかという気がする…。あぁ…。

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7月25日(木) 日米の 絆を結ぶ 大使には 政治任用? キャロラインさん

 アメリカの駐日大使に、米政財界に要人を輩出してきたケネディー家からの起用が決定した。故ケネディ大統領の長女であるキャロライン女史である。
 この人事には、オバマ大統領の日本重視姿勢が見て取れる。急速に台頭してきている中国に対して、日本がアメリカの同盟国として果たすべき役割が増大する一方で、 TPP交渉などの日米間に横たわる困難な課題がある。そこで、日本国民が強い親近感を持つ、故ケネディー大統領の長女の人気によって、アメリカとの関係がうまく保たれるように配慮を行ったのであろう。併せて、キャロライン女史は、オバマ大統領と電話で自由に話ができる間柄とのことであり、日米関係について、オバマ大統領自身が政治判断を下す体制を整えたと見ることもできそうである。

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 キャロライン女史は、弁護士であり、非営利団体の役員も務めているそうだ。外交についてはその手腕は未知数であり、日本の外務省は、期待半分不安半分といった気持ちであろう。ともあれ、ケネディーは、「毛ネジ」。しなやかであるが、引っ張り力にはめっぽう強い。政治任用との声もあるが、タフ・ネゴシエターであることは確かであり、これからの日米関係の絆を強めるために、大きな活躍を期待したいと思う。

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7月24日(水) 芸術祭 開幕直後の 伊吹島 炎暑の中の 人イリコ島

 キャラバン活動の日。今日は、少し前に始まったばかりの「瀬戸内国際芸術祭」に初参加の、観音寺市沖約10 kmにある「伊吹島」を訪れた。
 この伊吹島には、観音寺港から船で約25分で着くことができた。島の周囲が5.4 km 、人口は約700人。煮干しいりこの産地としてよく知られている。

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 それにしても驚いたのは、この島を訪れる人たちの多さである。定員が300名の定期船のデッキまで、人でいっぱいであった。そして島内を歩き回ってみても、あちこちに観光客があふれていた。この島の人に声をかけてみると、こんなに多くの人が島にやってくるなんてことは、これまでに1度もなかったと語っていた。
 やはり多くの人が、普段から目にする「島」には、強い関心を抱いているということだろうと思う。しかし、船に乗ってまで行こうとするには、何らかの理由が必要だ。そこで、「瀬戸内国際芸術祭」が、その理由付けに大いに役立ったということなのだろうと思う。 
 この日はむちゃくちゃに暑い日だった。島の中のアスファルトの道を歩いていると、その熱気の中で、体の中の水分がどんどん蒸発していく気がした。それだけに、初めて訪れた島であったが、とても値打ちのある伊吹島キャラバンであったと思う。

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7月23日(火) 夏の陣過ぎ… 日本政治が 動き出す 終戦処理と 国家作りに

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 参議院通常選挙投票日から2日目。選挙後の永田町が動き始めた。
 1つは、選挙に敗れた政党が、その敗戦処理をめぐって動き始めた。特に、獲得議席が17に留まり大きな痛手を受けた民主党においては、細野豪志幹事長が、「この惨敗の結果に対して誰も責任を取らないことはありえない」として、辞意を表明。その他、日本維新の会やみんなの党など、議席を伸ばしたものの当初の期待に至らなかった第3極勢力では、党内混乱が生まれているようだ。戦後処理をいかに行うか、そして党をどう再建するか、そんな動きである。
 もう一つの動きは、選挙のためにしばらく停滞していた様々な仕事が動き始めた。各省庁ともに、選挙後の新しい政治体制を横目でにらみながら、懸案処理への取り組みが始まった。その象徴が、 TPPへの交渉参加であろう。明日、明後日の日本参加についての集中討議に対応するために、約100名の交渉団が派遣され、早速作業に取りかかった。日本政治には、この問題以外にも、消費税率アップの問題、原子力発電所再起動の問題、さらには憲法改正の問題など、重大な課題が山積みである。
 安倍政権は、勝利の美酒に酔う暇もなく、これら懸案に立ち向かっていかねばならない。これから先も、今まで以上の茨の道であろうが、一層のご活躍をお祈りしたいと思う。

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7月22日(月) 参院選 結果は自民が 大勝し どこへ行ったか 二大政党

 7月21日が参議院選挙投票日。昨晩午後8時から、様々なテレビ局で開票速報が報じられていたが、その最終的な当選者が決定したのが、今日の未明。その結果を簡単に表現すると、自由民主党の圧倒的大勝、与党公明党の勝利、民主党の惨敗ということか。これら3党だけで、参議院全議席242中、 194議席、つまり約8割を占めることとなった。その他の政党は、日本維新の会とみんなの党は、議席は伸ばしたものの、期待はずれ。共産党は、選挙区でも議席を獲得しほぼ倍増したものの、11議席にとどまり政局を動かすには力不足。その他の政党は、ほぼ壊滅状態。その結果、衆参のねじれ状態は解消され、政界地図は大きく書き換えられた。

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 こうなると、自・公を連立与党とする安倍政権は、野党の反対を理由として、国政が停滞しているとの言い訳は語ることができなくなり、いよいよ安倍政権の真価が問われるということになるだろう。これからの活躍に、心から期待したいと思う。
 それにしても、かつて小選挙区制が導入された時の「二大政党制」待望論は、すっかりどこかへ消えてしまったようである。巨大な自公連立政権に対して、それに対峙するのは、弱小バラバラ野党勢力というのでは、どうしようもない。これからの日本政治はどうなっていくのであろうか。

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7月21日(日) 達磨さん 大恐慌後の 金融を 立て直せしは 人間力かな

 教師人間論ゼミ。今日のテーマは、「高橋是清の人生と教育思想」。
 高橋是清は、 1854年(嘉永7年)の生まれ。 1867年、アメリカに留学をしたものの、仲介者に学費や渡航費を着服され、さらに寄宿先の人に騙され、奴隷として売られてしまう。そこから救われて帰国後は、英語教師などとして教壇に立つが、長続きがしない。そうこうするうちに、農商務省で特許関係の責任者となり、一定の仕事を成し遂げるが、今度は海外の鉱山を購入したところ、それが廃鉱だと分かり、その後始末に一苦労。その後は、日本銀行に職を得て、そこで下積みの後、総裁就任。それが縁となって、大蔵大臣に就任したり、総理大臣にも就任するが、昭和11年、岡田啓介内閣の大蔵大臣在任中に、 二・二六事件に遭遇。彼は、軍事予算の縮減に取り組んでいたため、軍部の恨みを買い、この事件で暗殺される。享年82 。
 こうみると、なんとも浮沈の激しい人生である。しかし、それだけの苦労人であるだけに、人間味が豊かで国民からの信頼も厚かった。大蔵大臣には6回就任しているが、「ダルマ蔵相」と親しまれるとともに、その果断な取り組みは見事に問題を解決し、その手腕は今も語り草となっている。とても人間力豊かな人物であったようだ。

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7月20日(土) 国家とは その主権とは 何ぞいな 世界は一つに なっていくのに

 モスクワで開かれていた「G20財務相・中央銀行総裁会議」は、共同声明を採択して閉幕。
 今回の中心的な話題は、アメリカの金融政策であった。つまり、アメリカを始めとする先進諸国が、リーマンショック後に、景気悪化を避けるために大幅な金融緩和を進めた結果、そのマネーが新興国に流れ込み、新興国の経済を加熱させてきたが、アメリカが金融緩和の縮小に移行する意向を示したことにより、一気に新興国経済が冷え込んできていることにどう対応するかということであった。そこで、このG20会合の共同声明では、先進諸国の金融政策に釘を刺す表現や金融政策の透明性を向上させるといった表現が盛り込まれた。また、中国のシャドーバンキングに対しても懸念が表明されたようである。

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 非常に微妙な問題をはらんだ国際金融状況の中で、これまで以上に国際的な協調を重視した対応が、参加国の間で合意されたとみていいだろう。
 この種の国際会合での議論を見聞きしていると、これまで国際社会の中で金科玉条とされてきた国家とか、国家主権とか言われているものに、少なからぬ違和感を禁じえない。すでにさまざまなものが、国の小さな枠組みをはるかに超えたところでダイナミックに動いている気がしてならないからである。

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7月19日(金) ニュートリノ その変身の 謎とけば この現し世に 無常の風吹く

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 高エネルギー加速器研究機構など、 11カ国でつくる国際共同研究チームは、ビッグバンで宇宙が誕生した直後に、この宇宙に物質だけが残った理由の説明につながる、素粒子ニュートリノ変化現象の新たなパターンを実験によって突き止めたと発表。私は、この素粒子物理学について、きちんと学んだことがないので細かな事はよく分からないが、ともかくも、物質を構成する最小の単位である素粒子の1つニュートリノが、その型を変化させる現象が、大規模な実験で突き止められたということだ。
 つまり、物質の最小単位であるニュートリノという素粒子でさえ、諸行無常の原理から逃れることができず、時々刻々その姿を変えているということである。ならば、そんな素粒子によって作り上げられている人間社会が、転変極まりなく常に変化し続けているということも、むべなるかなである。
 今日も、アメリカでは「自動車産業の街」としてよく知られているデトロイト市が、米連邦破産法第9条の適用を申請して破綻したと報じられていた。東北地方に豪雨災害が起きているという報道もあった。この世にあるありとあらゆるものが、無常の風から逃れることができないということであろう。

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7月18日(木) 山形の 豪雨災害 すごい雨… 窓の外には 真夏の太陽…

 山形県では、このしばらく大雨が続き、県内各地の河川水位が上昇し、その一部では堤防を越えて河川氾濫が起きた。また、土砂崩れも各地で相次いでいるようである。たった1日で、この季節の1か月分の雨が降った地域もあったようである。道路が通行止めになってしまい、 孤立している集落もあるようだ。被害に合われた方々に、心からお見舞いを申し上げたい。

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 そんなニュースを見ながら、ふと窓の外に目をやると、私が住む愛媛県では、今日もかんかん照りの真夏日。気温も、35度には及ばなかったようだが、かなり上昇したようである。少し前に台風7号に関係してしばらく雨が降り続いた時期があったが、その後はずっとこんな青空が続いている。
 南北に細長い日本列島とよく言われるが、確かに北と南では気候や天候がかなり違う。人間というのは、どうしても自分が今いるところを中心に考えるものなので、真夏の太陽が照りつける中にいて、テレビ画面上だけで豪雨が続く様子を見せられても、それにはどうもリアリティーが伴わない。この違和感の中で、私の心は戸惑いを禁じえなかったのである。

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7月17日(水) 朝6時 別子の倫理 法人会で 卓話をしたよ 本物たれと!

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 今日は、朝の6時から、「新居浜別子倫理法人会」のモーニングセミナーで卓話。そのテーマは、「本物になろう!」。約60名の会員が参加して、話を聞いていただいた。
 今は、社会環境が次々に激しく変化する時代であり、慣例や慣行といったもので表面を飾っているだけでは、あっという間に表面のメッキが剥ぎ取られてしまう時代である。それだけに、一人ひとりが本物になって、力強くこの時代の嵐の中を歩んでいかねばならないということだと思う。そんな自分の胸の中にある思いを、参加者に率直にお話しした。
 参加者は、とても熱心である。まじめである。正直こんな早い時刻からの会合といえば、つい眠さに負けてしまい、足が遠のいてしまうのではないかと思うが、ちゃんと集まってきて、脇目もふらずに話を聞いてくださる。
 日本の国を支えているのは、実際にはこのような人たちなのではないだろうか。自分を高めるためによく学び、会社を発展させるためによく働き、社会のためにその責任は出そうとする人たち。そんな人たちの真摯な生き様考え方こそが、日本の国にとっての大切な宝物である、そんなことを考えたのであった。

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7月16日(火) 株取引が オンラインになり 年毎に システム高度化 情報に 格差なくなり 投資額 巨額となって 大阪の 株取引所 維持できず 東証大証 本日統合

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 今日は、えらく長い短歌となった。いやこれは連歌といった方がいいかもしれない。
 東京証券取引所と大阪証券取引所が統合されたニュースを取り上げて、詠んでみた。
 そもそも大阪株式取引所の発足は、 1879年のことと言うから、あの西南戦争の少し後ということである。それ以来134年の歴史となる。第二次世界大戦直後には、大証1部の売買高は、東証1部の約半分に及んでいたそうであるが、その後、株価情報がオンライン化されて、取引所間での利ザヤ稼ぎができなくなったり、コンピューター上だけで売買できる仕組みが整ったことにより、大阪での業務を行うという地の利がなくなり、最近では大証の売買高は、東証の100分の1にまでなっていたそうである。その一方で、証券取引所の情報投資はその高度化に伴い、莫大な金額となってきていて、とても大証規模ではその対応ができないという結論に至り、今回の統合がなされることになったようである。大証は、今後、デリバティブ市場の業務を行うことになるそうである。
 変化は時の流れの中で避けられないもの。歴史や伝統のある組織がその姿を次々に変えていくのは必然と言いながら、何か心寂しい気がしているのは、私だけではないだろうと思う。

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7月15日(月) 台湾の 旅まで一月 意を決し 中国語への チャレンジ始める

 新しい週が始まる。私は、もう10年以上前から、「週間計画」というものを作成している。この1週間の間に、どれだけの仕事を成し遂げるか、箇条書きにして、可能なものについては達成目標日を書き入れるというものである。その項目数は、基本的に21項目。その週内に手をつける事は出来そうにないが、頭の中に懸案として残っているものも含めれば、全部で60項目書き出すことにしている。

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 今週の「週間計画」にもいくつか新たな項目が加わった。その一つが、中国語会話の学習である。 8月の16日から、 4泊5日で台湾の旅に出かけることにしている。 OAK・TREE誌の読者を中心に呼びかけを行ったところ、今のところ33名の参加者が集まった。これらの人達と一緒に、単なる物見遊山ではなくて、深く広く台湾を理解し、また台湾を通して日本のことを考える旅を行ってみようと考えている。
 そうすると、少しでも現地の人と会話ができることが必要である。出発までわずか1ヶ月、おそらくは、挨拶プラスアルファ程度のことしか語れないと思うが、それでも中国語会話に挑戦して、台湾の人たちにその気概を示すことにしたいと思う。

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7月14日(日) 明治期の 青年群像 モデルには 秋山好古 真之兄弟

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 「四国人間論ゼミ」。今回のテーマは、「秋山好古と秋山真之」。日露戦争における陸軍、海軍の勝利の立役者である。
 この2人のことを、司馬遼太郎氏は、「坂の上の雲」で紹介した。松山市の小さなエリアで、同時期に生まれた、この秋山兄弟と正岡子規の3人を主人公に取り上げて、明治時代の青年群像を描き出そうとした大作である。司馬氏、江戸から明治に時代が変わった多くの困難を抱えた時に、その苦難にもかかわらず、明治の青年たちが底抜けに明るく生きていこうとする生きざまに強い興味を感じ、それが一体何であったのかと、この小説の中で追い求めるのである。
 秋山兄弟の兄・好古は、日本陸軍の騎兵隊を育て、日露戦争における世界最強とされたコサック騎兵隊との激戦を勝利に導く。弟・真之は、東郷平八郎率いる日本帝国海軍の作戦参謀として、世界有数のバルチック艦隊を殲滅させた。この2人がいなければ、日露戦争の帰趨はどうなったかわからないと言っても過言ではなかろう。
 そんな青年が、明治の時代にどんな人生を生きたのか、そしてその心の内はいかなるものであったのか、そんなことを語り合ったのである。
 なおこのゼミには、甲岡町長を始めとして、愛媛県鬼北町から11名も参加してくれた。心から感謝したい。

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7月13日(土) 参院選 残り僅かの この時期に 自公両党 戦後の協議

 この日の夜、自民・公明両党の幹事長と選挙対策委員長が会合を持ち、両党で参議院の過半数を獲得するため、「最後まで気を引き締めて全力で取り組む」ことを確認。問題選挙区に対する一層の協力関係を再確認したようである。

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 そして同時に、参議院選挙後の政権運営についても、その大枠についての協議が行われたに違いない。選挙中は、公明党も、憲法や自衛隊、消費税の軽減税率、原発政策などについては、自民党と一線を画す主張をしなければ、自党の独自性を訴えることができない。また、政党としての存在意義を国民の前に示すことができない。だから、自民党を牽制するような発言も、随所で行ってきた。それだけに、選挙で勝利を収めた後の対応を事前に協議しておかなければ、選挙後の政権運営に混乱をきたしかねない。だから、この段階で、その協議が行われたと考えて、間違いないと思うのである。
 ふと思い起こしたのが、第二次世界大戦終結直前に、クリミア半島のヤルタで行われた、米・英・ソの首脳によって行われたヤルタ会談である。ここで、ソ連の対日参戦が決定するとともに、戦後処理問題が論じられ、合意された。それと同じ様な議論が、この与党幹部会談で行われたのであろうと思う。

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7月12日(金) 稲盛さんの 大事を決する モノサシは 動機の善悪 私心の有無なり

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 「高津人間論ゼミ」開催。今回のテーマは、「稲盛和夫氏の思想」。
 稲盛氏は、昭和7年鹿児島市生まれ。大学卒業後にガイシメーカーの松風工業に就職するが、 4年後の昭和34年、仲間8人と京都セラミックを設立。その京セラを、大きく成長させると同時に、いろいろな企業の設立や再建にも取り組み、このしばらくは、日本航空の代表取締役会長を無給で務め、見事に建て直したことでよく知られる。
 稲盛氏は、起業家の育成にも力を注ぎ、「盛和塾」活動を通して、その運動を全国各地に広めている。著書も数多く、自分の思想を本の形でも普及させる取り組みを行っている。
 私も、稲森氏の著書については随分多く読んできたが、その中で一番強く印象に残っている言葉は、「動機善なりや、私心なかりしか」というものである。稲盛氏が重大な決断を下そうとするときに、その自分の動機の中に不純な思いは混じっていないだろうか、私にとらわれる気持ちは入っていないだろうか、と自問自答するのだそうである。そして、動機が全き善であり、自らの名利にとらわれる気持ちが少しもないことを確認して、その大業に取り組む決断を下すということである。なんとも大きなモノサシである。我が教訓にしたい言葉である。

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7月11日(木) 循環が 前向きだよと 語るけど 微妙な表現 日本の現実

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 この日、注目すべき2つの記者会見があった。
 その一つが、日銀の金融政策決定会合後に行われた、黒田総裁の記者会見である。ここで、黒田総裁は、「前向きの循環メカニズムが働きはじめている」と強調。アベノミクス効果で企業心理が改善したことによって、これから先に設備投資が増加すると考える「前向きの循環論」を展開した。ただ、現実には、国民の中に景気が好転してきているという実感は薄く、少し言葉が空回りしている印象もあった。
 もう一つは、日韓外務次官会談後に行われた斎木外務次官の記者団へのコメントである。「日韓関係について非常に友好的な雰囲気の中で建設的な意見交換をした」と語った。しかし、韓国側は、日韓関係の関係改善の必要性を認めつつも、領土問題や歴史認識をめぐる問題について譲歩する姿勢はない。
 参議院議員選挙の最中に、こんな前向きに循環が起きているといった趣旨の発表が為されたことは、あるいは政権からの意図を反映してのことかもしれない。それだけに、微妙な表現がなされている印象である。日本が置かれている現状は決して楽観できるものではない、そんな厳しい現実を改めて見つめねばならない気がした。

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7月10日(水) 中国と 戦略対話の アメリカは 笑顔の奥に 警戒アリアリ

 アメリカと中国の両政府は、経済や外交などの懸案を話し合う戦略・経済対話をワシントンで二日間開催。アメリカ側は、ケリー国務長官とルー財務長官、中国側は、楊国務委員と汪副首相がそれぞれ代表を務めて、政治と経済の両分野に分かれて集中討議することになっている。
 テレビを見ていると、両国の代表がにこやかに握手しあっている様子が報じられていたが、今の両国の関係を見ていると、友好を演出するということで、事足れりという状況ではない。太平洋における安全保障問題においても、両国の力関係が微妙に変化しつつある状況であるし、経済問題をめぐっても、アメリカにとって中国は第二の貿易相手国。金融市場開放問題や知的財産保護問題、輸出入許可や貿易ルール、また投資促進問題なども、大きな課題である。北朝鮮の核問題をめぐる応酬もあるだろう。唯一の大国アメリカを脅かす立場になった中国に対して、アメリカはかなり踏み込んだ交渉を行うに違いない。

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 おそらくは、交渉のテーブル上ではにこやかな笑顔を見せても、テーブルの下では、足を蹴り合うような激しい交渉が行われることであろう。強い関心を持って見守りたいと思う。

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7月9日(火) 幸福を 語る船木の 講演会 “十河信二”を まず歌ったよ

 私が生活している船木地区の公民館で、社会福祉協議会船木支部主催の福祉講演会が開催された。その講師に招かれて、「幸福って何? 世界の幸福論から」をテーマに、約1時間半お話しさせていただいた。

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 その冒頭、私が作詞をした歌「十河信二」を歌った。十河信二とは、郷土新居浜市出身の国鉄総裁。新しい鉄道建設に強い批判の声があった昭和30年に、東海道新幹線の建設方針を決定し、「新幹線の父」と呼ばれている人物である。この歌の歌詞には、その強い信念の裏にある自己肯定の心、多くの人たちの幸福を願う人情家としての姿、そして、社会のために一身を投げ打つ覚悟などを、織り込ませていただいた。そして、この3つの基本姿勢を持てばこそ、人は幸せな人生を生きていけるのではないかと、講演の導入部とさせていただいたのであった。
 人々は、自分とその周りにいる人たちの幸せを願いつつ、日々の営みを行っているものだと思う。しかし、その思いと裏腹に、目先のことに振り回されてしまい、逆に不幸を招来している人たちがいかに多いことだろう。その考え方をいかに改めていけばいいか、世界の幸福論を引用しながら、お話させていただいたのであった。

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7月8日(月) 熱暑なり エアコンつけなきゃ 熱中症 原発事故は 心配だけど…

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 全国各地の電力会社が、 5原発10基の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請。一昨年の東日本大震災以降順次停止してきた原子力発電所が、これから再稼働できるかどうか、日本のエネルギー政策にとっても大きなヤマ場を迎えることになった。
 この原発再稼働に向けて、新規制基準が設けられた。その代表的なものは、津波対策、火災対策、原子炉格納容器のフィルター付きベント設備設置、電源の多重化、緊急時対策所対策などである。各電力会社では、それらへの対策を明示し、この安全審査資料を提出したわけであるが、嫌原発感情が高まる立地地域対策や、少し前から大問題になっている活断層問題などをいかにクリアするか、必ずしもこれからの先行きは楽観視できるものではない。
 しかしそれにしても、このしばらくの暑さは尋常ではない。 7月初旬にして、 38度、 39度といった熱暑日が続いている。エアコンを常時作動させたいが、原発が動かず値上がりしている電気料金が心配。さらに、技術面で先端旅客機とされるボーイング777がサンフランシスコで着陸に失敗し炎上などと聞くと、いくら技術面が進み原発に対策が施されたといっても、これも心配。暑い夏がますます暑くなってしまうのである。

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7月7日(日) これからは シンボルとなる 文明が 基軸となって ぶつかる時代だ!

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 フォレスト・トレンド勉強会の日。今回のテーマは、「ハンチントン教授の文明衝突論」であった。
 ハンチントン氏は、アメリカの国際政治学者。東西冷戦の後、「文明の衝突」という本を世に出し、世界的な大ベストセラーとなった。この中で彼が論じたのは、東西冷戦が終結して、自由と民主主義を基調とする調和ある世界が誕生するはずであったのが、現実には、地域紛争や民族紛争、難民やテロの蔓延に苦しむ世界になったのは、東=共産主義、西=自由主義といった大きな対立の構図に変わって、人々が自らの心のシンボルとする民族や宗教、文化などの「文明」の対立が起きてきているからであるという議論であった。そして特に、その文明の断層線において、その紛争が起こりがちであり、それを文明の中心国が支援すれば、大戦争を引き起こしかねないと警鐘を打ち鳴らしているのである。
 このハンチントン教授の論では、日本は日本だけで1つの文明圏を形成しているという。つまり、日本の周辺はすべて断層線ということになるわけであり、日本には新たな紛争に対する注意深い対応が求められるということだと思う。近年の周辺諸国との軋轢を見るにつけ、洞察すべき大切な論点が込められていると思った。

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7月6日(土) エジプトじゃ 軍が乗り出し 大混乱! アラブの春に 伸びるは雑草?

 エジプトでは、 5日、イスラム教の金曜礼拝行事の後、 3日夕刻(現地時刻)に起きた軍の武力を背景にしたクーデターに抗議する大規模デモが行われた。正確なところがよくわからないが、かなりの死傷者が出ている様子である。この混乱状況に対して、日本の外務省は、エジプト全土への渡航の延期を勧告する「危険情報」を出した。

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 振り返れば、ムバラク独裁政権が崩壊してから2年余である。大統領選挙を経てモルシ政権が誕生してから約1年である。これらの動きに対して、メディアは、「アラブの春」という大きな見出しをつけて報じてきた。しかし、その後のエジプトは、国民の中に大きな不満と対立を生み出し、社会の混乱が拡大する方向に動いてきたと言わざるを得ない。マスコミが描き出した夢と、その後の現実の動きには、大きな乖離があったと言わざるを得ない。
 「春」には、さまざまな新しい命が動き始める。そして、美しく心地よい季節が始まるという響きがある。しかし、この季節には、人にとって好ましいものだけが伸びるのではなく、人に害を与える雑草も同時に伸びるのである。だから、二宮尊徳は、「天道と人道」を語り、人には人としての道があると論じた。人類の普遍的な道と同時に、アラブにはアラブの道があるのかもしれないと思う。

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7月5日(金) 安全と 金もうけとを 相並べ 二者択一とは 何かおかしい…

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 東京電力の広瀬直己社長は、柏崎刈羽原発6・7号機再稼働に向けて、安全審査を申請する方針の説明のため、新潟県庁を訪れ、泉田裕彦知事と会談。その様子が、テレビ画面で紹介されていた。
 私はそのテレビ報道を見ながら、違和感を禁じ得ないところがあった。それが何であったかといえば、知事が、東電の姿勢について、安全優先なのかお金儲け優先なのかと問い詰めていた部分である。安全追求の姿勢と、お金儲けの姿勢というのは、本来対立概念ではない。ある意味では、この両者をうまく両立させ融合させるというのが、経営の根幹でもある。しかし、知事は、この両者を、両極にあって対立関係にあるものだと決めつけて、東電はそのどちらをとるのかと問いかけて、その両立を訴える広瀬社長に対して、「お金より安全の方が重要だと答えていたが、それは嘘だった。東電は約束を破る会社だ。信用できない」と語ったそうである。
 泉田知事には、これまでの交渉の中で不信感を募らせる問題が山積していたのかもしれない。そしてそこから、少し極端で短絡的な論理回路が頭の中にすでに形成されてしまっていたのかもしれない。
 しかし、こんな論理が通用するのならば、話し合いは最初から成立しない。そしてその乱暴さを指摘しないマスコミの報道姿勢も、おかしいと言わざるを得ない。

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7月4日(木) 参院選 告示の日には 愛大で 医学生らに 講義をしたよ

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 愛媛大学医学部での講義。毎年1回、「医療と社会」という連続講座のひとこまで、医学生を相手に講義させて頂いているが、それももう5回目になろうかと思う。今回は、「大学生の幸福論」をテーマにして、大学で学ぶ学生が、これから先にいかなる心構えと人生の考え方を持っておくと良いか、という話をさせていただいた。
 その話に対する学生たちの反応は、いつもよく似ているが、かなりの学生が、この種の人生論に触れたことがなかったので、とても有意義だったと評する一方、少数ではあるが、このような話は無意味で迷惑でもあるとの反応を返してくる。しかし、人生を生きるのは学生自身であり、私がここで話すことは、その人生において何らかの参考になる情報を提供しているというだけのことである。批判的な学生も、いつの日にかここで私は語ろうとした思いを理解してくれる日もあるだろう。この種の話では、目の前での評価などは、全く必要のないことである。
 時ちょうど、今日は参議院議員選挙の告示日。日本全国で政治的な動きがダイナミックに始まる日である。そんな時に、大学で講義している自分自身が興味深かった。上野戦争のさなかにも、教壇に立って指導にあたっていた福沢諭吉の心境に思いを巡らせたのであった。

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7月3日(水) 大雨が 降りしきる中 帰路につく 過去の自分を 洗い流しつ…

 昨晩は、長崎県波佐見町から山口県下関市まで移動して宿泊。朝一番に、旧交のある香井さんの下関市内のお宅にお邪魔して、本人手作りの朝食をいただく。そこで、懇談をしたり、作業場を見せていただいて、そこから次に向かったのが山口県庁。山本繁太郎・山口県知事とは国会議員時代の知り合いで、知事が、「平成の松下村塾」運動を推進したいと考えておられるので、いちどそのお考えをお聞きしようと訪れたのであった。残念ながら知事は東京に出張中でお会いできなかったが、その担当部署の職員との意見交換を行った。

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 それからは、一路橿樹舎へ。 。ところが、山口県庁を訪れたころから、梅雨前線の影響であろうか、激しい雨が降りしきっていた。その豪雨のせいで、高速道路も速度規制が行われていた。そんな中を自宅に戻る道中、私は、今回のキャラバンのことを振り返っていた。ずいぶんといろいろな場所を訪れた気がする。そして様々な方々にお会いした気がする。それを通して、一体自分は何を得ることが出来ただろう。そしてこれまでの自分から、いかに脱皮することができただろう。
 そんなことに思いを巡らせるうちに、この天から降り注ぐ激しい雨が、私自身の身にこれまでに纏わりついたいろいろなものを洗い流し去ってくれる慈雨だという気がしてきたのであった。

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7月2日(火) 結論は 人(自分)とハサミ(波佐見)は 使い様 モンネポルトの 人間講演

 この日は、朝一番まずホテルの近くにあった高橋公園の横井小楠像に面会。幕末維新期の活躍ぶりに思いを巡らせる。それから、熊本県庁へ。蒲島郁夫・熊本県知事が、松下政経塾とご縁のある方なので、面会できればと思ったが、ちょうどこの日が熊本県議会の閉会日で、連絡を入れたときにはすでにスケジュールがいっぱいで、それは叶わず。ご縁のある県庁職員との意見交換を行う。それから向かったのが、横井小楠記念館。そしてさらに、熊本市の北にある田原坂。西南戦争の激戦地である。

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 そしてそこから、長崎県の波佐見町に向かう。ここは、昨年の夏も講演を行った土地で、今回も同じモンネポルテという会場での講演が予定されていた。昔の陶器工場を文化的スペースに改装した会場である。今回は、昨年の話を聞いていただいた方のご意見により、山田方谷の人生など、人生論を中心にしてほしいということであったので、思いつくままに、今の時代に求められる人間の生き方考え方を論じた。それが結構好評であったようである。
 要するに、今の時代は、何かに依存するのではなく、自らが持てるものを活用して、道を切り拓いていかねばならないということであろう。つまり、「人(自分自身)とハサミ(波佐見町)は使い様」ということが発想の原点にならねばならないと考えたのであった。

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7月1日(月) 岡城祉 瀧廉太郎 阿蘇の山 心広々 九州キャラバン

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 臼杵市から熊本市までの移動日。この日は、特に何かのアポイントなどが入っているわけではなかったので、気ままなドライブ。まず訪れたのが、大分県竹田市。この町は、瀧廉太郎が少年期に暮らしたまちで、ここに残っている岡城祉のイメージが、のちに名曲「荒城の月」の作曲を行うときに大きな参考になったと言われている。
 この竹田市では、岡城祉以外に、瀧廉太郎記念館、広瀬神社、広瀬武夫記念館、武家屋敷通り、キリシタン洞窟礼拝堂等を訪ねた。
 そしてそこから次に向かったのが阿蘇山。ここは私が子供時代、家族旅行で通過したことはあったが、観光名所とされるような場所を訪れたことはなかった。今回は、少し時間があったので、阿蘇の雄大な景色が一望できる場所と教えていただいた大観峰展望台や草千里、米塚などを訪れた。
 この日は一日、先に述べた通り、何のスケジュールも入れていなかったので、心が伸びやかであったせいもあるのであろう。いろいろな場所を訪ねて、雄大な景色に触れながら、心が解き放たれて広々としてくる印象であった。良い思い出になった。

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