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1月31日(金) 予算委の 審議始まる 新年の 日本政治よ! イカリを上げよ!

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 1月24日に招集された第186回通常国会は、これまでに、本会議における国務大臣の演説とそれに対する各党の代表質問を終えて、いよいよ今日から予算委員会での一問一答式の質疑が始まった。今日は、自民党と公明党所属の与党議員からの質問であり、アベノミクスをめぐっての問題、財政再建問題、特定秘密保護法の問題、日中日韓の外交問題、消費税引き上げ問題などが論じられたようである。
 国会は、本会議における代表質問というのは、いささか形式的に議論が進んでいく傾向があるので、やはり予算委員会での丁々発止の議論が始まって、その活発な議論を通して、ようやく政治のダイナミズムを感じることができる。
 いよいよ平成26年の海原に向かって、日本政治が錨を上げて出航という印象である。安倍政権に対する国民の支持率は今もなお50%を超えているとのことであるが、これから先は、いつ何時大きな嵐に遭遇するかもわからない。安倍総理自身も、日本政治の現状を動かすために、あえて困難な状況を作り上げていこうとする姿勢も見られ始めている。だから、これから先は決して平穏な航海というわけにはいかないだろう。困難に遭遇しても、力強く波を乗り越えて、日本丸が進んでいくことを心から期待したいと思う。

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1月30日(木) “選択と 集中”とよく 言われるが 人口も集中 東京圏に!

 総務省が、「2013年の人口移動報告」を公表。それによれば、東京圏においては、転入者が転出者を9万6,524人上回り、1人勝ち状況になったようである。つまり、これまでは転入超過であった、名古屋圏と大阪圏では、今回は転出超過となり、東京圏だけに人口が集中する傾向が強まってきているというのである。

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 このニュースに触れて、頭に思い浮かんできたのは、かつてジェネラル・エレクトリックスでCEOを務めていたジャックウェルチ氏が唱えた「選択と集中」という言葉であった。ウェルチ氏は、GE社の傘下にあった数多くの事業の整理に大なたを振った。その時の基本的考え方は、世界でトップがないしは第二位になれる事業以外は切り捨てて、そこに投入してきた経営資源を選択的に優位に立てる事業に集中すべきだというものであった。この経営手法によって、GEは、高収益企業として世界中から高い評価を受けたのであった。そして、世界中の企業経営にも大きな影響を与えた。
 ウェルチ氏は、「事業は強みの上に立つべきだ」と主張した。日本の国土形成も、その強みを重視する「選択と集中」論に立つならば、東京一極集中に確かに理があるかもしれない。しかし、人々の生活のスパンは、 10年ないしは数十年の単位でなされるものであることを考えれば、目先だけの「選択と集中」論にゆだねるわけにはいかないと考えたのであった。

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1月29日(水) アラ、何と! こんなやり方 あったのか… 獣道行く 女性が発見!

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 理化学研究所発生・再生科学総合研究センターなど、日米の共同研究チームが、マウスの体細胞を酸性の溶液に浸して刺激を与えることで新たな万能細胞を作製することに成功したと発表。大きな話題となっている。
 この研究の中心人物は、小保方晴子・研究ユニットリーダー。 30歳と若い女性研究者である。研究者の白衣ではなくて、料理用の割烹着を身につけて研究に取り組んでいる映像が紹介されていたが、研究に真剣に打ち込むその姿が感動的であった。
 今回の発見は、これまでの常識を覆す大発見のようである。遺伝子操作のような手間と時間のかかるプロセスも必要なく、また、遺伝子操作をしないのでガン化の恐れも低いだろうと言われている。まだどこまでの応用が可能かという見極めはついていないようであるが、今後の研究の進展次第では、医療を大きく変化させる可能性を持ったものだと評価できそうに思う。
 小保方さんによれば、発見の当初は、そんなことがあるはずがないと認めてくれず、涙を流した夜もあったそうである。いわば、整った道ではなく草ぼうぼうの獣道を歩んできたような研究であったと言えよう。そうであればこそ、今回の大発見が生まれたとも言えそうである。今後のさらなる研究の進展を期待したいと思う。

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1月28日(火) 対立と 退廃ムードの タイ政治 体質とは言え 大概にせい!

 反政府デモが続くタイで、インラック首相は、選挙管理委員会と協議。 2月2日に予定されている総選挙延期について、選管は延期を求めたが、首相はそれを認めず、予定通りに総選挙が実施されることになった。
 この総選挙は、激しい反政府デモに対して、インラック首相が、それならば民意を問おうではないかと議会を解散し、行うことを決めたものである。それに対して、反政府デモ派は、強く反発し、反タクシン派の地盤である8県の28選挙区では、反対派の妨害によって立候補者が0となるという異常事態になっている。従って、このまま総選挙を強行しても、その後、国会が開会できるかどうかも定かではないという。
 タイと言えば、仏教徒が多い国であり、穏やかな気風の国、「微笑みの国」として知られてきた。それが、このように政治的な対立が先鋭化し、常態化している姿というのは、双方の異常なまでの不信感が募った結果と言わざるを得ないだろう。

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 今回は、国民の尊敬を集めているプミポン国王も、朝廷に動くことができず静観しているという。民主主義国家というのは、民主的制度だけでなく、民主的精神こそがその国の形を作るものであろう。タイでなぜこれほどまでの混乱状況が生まれたのか、これから研究をしてみたいテーマである。

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1月27日(月) 日本に 帰国後戻る 四国路で なつかしき人 訪ね語りぬ

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 ベトナムのハノイから関西国際空港へは、夜間の飛行。機中で宿泊。朝の7時ごろに関空着。
 ここで一緒に旅をした仲間と別れて、私たちは、高速バスで淡路島へ。そして、淡路島内のバスターミナルに駐車しておいた自動車に乗り換えて、四国の橿樹舎に戻った。
 その道中、少し前に引退をしたばかりの俵徹太郎・三好市長のことを思い出し、電話を入れてみると、ちょうどご在宅とのこと。 ならばと、ご挨拶方々、ご自宅に寄せていただいた。
 俵さんは、徳島県議会議員として議長も務めた後、池田町長選に出馬。当選して町長を2期務めた後、合併により誕生した三好市の初代市長を務めた方である。以前より、私の活動に深い理解をいただいていたが、昨年の夏に突然に、健康の問題などを理由に引退をした。その後、なかなかお会いする機会がなかったので、今回ちょうど良い機会と、訪問させていただいて、いろいろなことについて意見交換をしたのであった。
 なお、ここでは、ちょうど、昼食時の訪問ということもあって、中華そばをご馳走になった。俵さんの調査によると、徳島ラーメン発祥の店の中華そばとのことであった。とても懐かしい昔風の味であった。俵さんの話共々に、とても懐かしい気持ちになったのであった。

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1月26日(日) 世界遺産 海の桂林 ハロン湾 ここも飛んだか B52が

 昨晩、カンボジアのシェムリアップからベトナムのハノイへ移動。
 今日は、朝ホテルを出発して、ハノイ市内を少し観光した後、ハロン湾に向かう。このハロン湾は、トンキン湾北西部にある湾で、大小3000にも及ぶ奇岩や島々がある。その景色の美しさ故に、 1994年に、ユネスコの世界自然遺産に登録されている。

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 私たちは、昼前にクルーズ船に乗り込み、この湾内を周遊した。昼食は、この船の中で出された。途中、鍾乳洞にも立ち寄って、その観光も行った。気温も、おそらく20度くらいあっただろうと思う。クルーズ船の屋上デッキに出て、潮風にあたっていると、とても心地よい気持ちになった。
 ハロン湾は、漢字表記では「下龍湾」と書くようだ。昔、中国がベトナムに攻めてきたときに、龍の親子が現れてこの敵を破ったという言い伝えがあるようだ。その時に出るが吐き出した宝石が、湾内の島々になったと伝えられている。
 私は連想した。このハロン湾が含まれるトンキン湾は、かつて米軍がベトナムに介入するきっかけとなった場所である。当時の戦略爆撃機B52が、このハロン湾上空を数多く飛翔したことであろう。その巨大な機体をベトナムの人たちはどんな気持ちで眺めていたのであろうか…。

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1月25日(土) カンボジア 国民生活 垣間見て 胸に響けり 子どもの笑顔

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 引き続いて今日は、旅行日程中の自由時間を活用して、カンボジアの国民生活を垣間見るために、シェムリアップの街の中に出向いた。これには、シェムリアップの街で日本語学校の運営している日本人、鬼一二三女史が、全面的に協力をしてくださった。
 まず訪れたのが、この日本語学校の学生である「チエネツ君」の家。よく洪水の被害に合うらしく、高床式の家で生活していた。その生の生活ぶりを見せていただいた。次には「ゲンキ君」の家と水田。農村の生活ぶりを垣間見ることができた。それから、地域の寺院の様子を見せていただいたり、日本人が地域の雇用を生み出すために開いている店を訪れたりした後、日本語学校へ。ここは、先に述べた鬼女史が、徒手空拳で育てている学校である。日本語が話せれば、日本語ガイドになったり、日本企業で働いたり、また日本への留学も可能になると、子どもや青年たちが熱心に学んでいた。ちょうど昼時で、この学校では生徒たちと交流するパーティーを準備して下さっていた。豚の丸焼きを食べながら、語り合い歌を歌った。
 このような形で、私たちは、カンボジアの人たちの生活に少しばかり触れることができた。強く印象に残ったのは、子どもたちの笑顔。底抜けに明るい笑顔を見ていると、カンボジアの将来が明るいものに感じられてきたのであった。

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1月24日(金) いにしえの クメール都の アンコール 今目にするは 蟬の脱け殻??

 今日は、まだ日が昇らないうちに起き出して、アンコールワット遺跡に向かう。アンコールワット遺跡の日の出というのも、観光地として売り物の1つにしているらしく、まだ暗いうちに到着したのだが、すでに数多くの観光客がやってきていた。到着して30分ぐらい後に、朝日が姿を現し、アンコールワット遺跡を照らし出した。とても神々しい風景であった。それから一同ホテルに戻り、朝食の後に再出発。次に訪れたのがアンコールトム。クメール王朝の宮殿である。ここには、バイヨン寺院やゾウのテラスなどがあった。さらにそこから、タ・プロム寺院へ。この遺跡は、できるだけ自然状態を保とうとしていて、遺跡を侵食するガジュマルの木などをそのままに残していた。崩れゆく遺跡の風情を感じた。

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 午後には再びアンコールワット遺跡へ。今回は建物内部に入り、壁一面に彫られたレリーフや尖塔を間近に見ることができた。かつてこの地で隆昌を極めた文明の栄華を思った。そしてその後は、少し離れたところにある遺跡から、沈みゆく夕陽を鑑賞。私は、ここでハーモニカの演奏。
 数多くの遺跡を一日歩き回ったが、言ってみればこれらは蟬の抜け殻。ここにこの巨大な都を築いたクメール人たちはその後どうしたのだろう、そしてその魂はどうなったのだろう。そんなことにも思いを巡らせたのであった。

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1月23日(木) ベトコンの 拠点であった クチ村を のどかに観光 極度の違和感

 朝ホテルを出発し、ホーチミン市中心部から北西に約40km入ったところにあるクチ県(村)を訪れた。
ここにはかつて、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)の大きな拠点があり、米軍からの激しい攻撃を避けるために、この地域の地下には全長200 kmに及ぶ地下トンネルネットワークが建設されていた。
 それが今、観光施設となっていて、数多くの観光客を集めているとのことである。
 訪れてみると、驚かされることの連続であった。地下トンネルというのは、思ったよりも狭隘なもので、これならば確かに、大柄なアメリカ兵は、その移動もままならなかったに違いない。しかも、そのトンネルの途中には落とし穴などもあったらしく、犠牲になった兵も多かったのではないだろうか。さらに構造的には3層構造になっていて、ベトコンは、攻撃を受けてもかなり自由自在に対応できたのではないかと想像された。

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 ベトコンは、ゲリラ戦を巧みに展開し、物量においては圧倒的であったはずの米軍を苦しめ、結局は米軍をベトナムの地から追い出した。仲間同士の強い精神に支えられ、その土地にあった戦術を展開するならば、近代兵器が必ずしも強力なものではないということを痛感したのであった。加えて言えば、多くの兵士たちが血を流したはずの戦場を、楽しく語らやりながらのどかに観光する自分自身に、強い違和感を感じたのであった。

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1月22日(水) サイゴンと かつて呼ばれし 街に来て 戦の傷跡 探してみたが…

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 朝の8時半に、関空の出発階に、旅の参加者が集合。飛行機の搭乗手続きや出国手続きを終えて、午前10時30分、ベトナム航空で、ホーチミン市に向かう。約6時間の飛行時間であった。
 今回の旅には、私の仲間が8名同行した。これまでの海外旅行に一緒に行った仲間たちである。気心が知れている人たちであるので、気兼ねし合うことも少なく、楽しい旅を行うことができそうである。
 実は、私は、ベトナムもカンボジアも、初訪問地である。かねてから関心は持っていたが、なかなか旅する機会に恵まれず、それだけにいつか機会があれば是非行ってみたいと考えていた土地であった。今回の旅は、パックツアーへ参加であり、私の関心事に基づく旅ではないが、思い切りあらゆることを吸収してきたいと考えている。
 最初の訪問地は、ベトナムのホーチミン市であった。ベトナム戦争が終了するまでは、サイゴンと呼ばれていた街である。ベトナム戦争は、通常、 1960年末に始まり、 1975年4月30日のサイゴン陥落によって終結したとされる。私の人生で言えば、小学校に入る頃に始まり、 20歳の時に終わったということである。だから青少年期の大きな関心事であった。それだけに、移動するバスの中から、このホーチミンの街にその戦争の傷跡を探してみた。しかし、それは叶わなかった。もう戦争が終わり40年。ベトナムにとっても、あの戦争は過去のものになってきているのであろうか。

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1月21日(火) ベトナムに 旅出の道中 徳島の 小坂奇石に 会いに行ったよ

 翌朝、関西国際空港から、 5泊6日の「ベトナム・アンコールワットの旅」に出発する。ただ、四国の我が家から関西国際空港までは、自動車で約4時間かかることから、今日のうちに関空敷地内のホテルにまで移動し、そこに宿泊することにした。
 そこで、昼過ぎに自宅を出発。せっかくの機会だから、その道中に徳島市内にある「徳島県立文学書道館」に立ち寄り、 2月の四国人間論ゼミで取り上げる予定の徳島出身の書道家「小坂奇石」氏の展示作品を鑑賞したり、この中に再現されている小坂氏の制作部屋「奇石窟」を見学したり、また小坂氏に関する様々な出版物を購入したりした。小坂奇石氏は、「奇石体」と呼ばれる独自の書風を確立した書家として知られ、書家としては初めて日本芸術院恩賜賞を受賞した人でもある。

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 私はこれまで、書道の世界にあまり強い関心を抱いてはいなかったが、小坂氏の人生や書の作風に触れることを通して、まずこの書の世界の入り口に立ってみたいと考えたのであった。この日の作品鑑賞や入手した資料の検討などを通して、 2月の四国人間論ゼミの準備を進めてみたいと考えている。
 その後、淡路島内の高速バス停留所から、関空行きのバスに乗り換えて、夜7時半ごろ関西国際空港に到着。明日からの旅に備える。

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1月20日(月) “大寒”の 日に世の中を 見渡せば 寒い話が 多い気がした!

 今日は、「大寒」。 二十四節季の最後(第24)。そして約2週間後の2月4日には、「立春」を迎え、春の入り口に立つことから、今日のこの頃が寒さが最も厳しくなる頃だとされている。

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 そんな意識があるせいか、新聞やテレビのニュースを見ていても、世の中全体に心寒い話が多い気がした。
 例えば、今日は、日経平均株価も続落。日本経済の先行きに不安材料が生まれている印象である。また、シリアでは、内戦の被害者として、餓死者が約50人に達しているとの報道もあった。ウクライナでは、デモで70人がケガ。タイでも、反政府デモ隊に爆発物が投げ込まれ死傷者が出ている模様。世界各地で政治的な対立と衝突が増加していて、世界秩序を揺さぶっている印象である。さらに言えば、この日には、中国のハルビン駅に安重根記念館がオープンしたとのニュースもあった。日本と韓国の間の歴史問題をめぐる感情面の対立がさらにエスカレートしかねない状況である。名護市長選結果をめぐる新たな火種も生まれてきているようだ。
 寒い季節には、どうしても心も萎縮しがちである。先に述べたとおり、もう2週間もすれば、「立春」。春の入り口にやってくる。願わくば、そろそろ小さく縮こまった意識をもっと伸びやかなものにして、希望あふれる季節を迎えたいものだと思う。

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1月19日(日) 橿樹舎で 「海辺のカフカ」 論ず日に 名護じゃ「海辺の 米軍キャンプ」…。

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 「四国人間論ゼミ」の日。今日の会場は、新宮の若葉書院から新居浜の橿樹舎に変更。この週末に四国山地では降雪が見られ、若葉書院での勉強会開催が困難と判断されたからであった。
 テーマは、「村上春樹著『海辺のカフカ』を読む」。この『海辺のカフカ』は、村上春樹の名を国際的にした作品である。村上は、この作品で「フランツ・カフカ賞」を受賞したのだが、この受賞者が引き続いてノーベル文学賞にも選ばれる例が多く見られたことから、この数年間は、村上氏のノーベル文学賞受賞が取り沙汰され続けている。
 そういうことはともかくとして、そんな作品がなぜ「四国人間論ゼミ」のテーマになったかということである。この理由は単純明快であり、この作品の中心舞台が香川県の高松市に設定されていたからであった。そして、この高松市にある甲村図書館で、まったく縁もゆかりもないと考えられる人たちが、必然的に出会い、神秘的ともいうべき因縁によって結ばれ、不可思議なドラマを展開していくのである。この小説をテーマに取り上げたはいいが、何をどう語ればいいのか困惑してしまう勉強会であった。
 時ちょうどこの日は、沖縄県名護市の市長選挙投票日であった。辺野古沖米軍飛行場建設を巡って争われた市長選挙であった。結果は、基地建設反対派の現職が再選。「海辺の米軍キャンプ」も、先の展望が少しも見えなくなってしまった…。

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1月18日(土) 世界中 物騒なこと 多かりし 人心迷わす マグマは何ぞ?

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 かねてから、強引な総選挙を決定した政府に対する批判デモが行われていたタイで、 17日午後、市街地の中心部を行進していたデモ隊に対して、何者かが手榴弾を投げつけ、その爆発によって30人以上が怪我をしたということである。昨年11月以降では、すでに8人が死亡、 500人以上がけがをする事態となっているようである。
 この種の混乱は、タイだけではない。エジプトでも、混乱が続いているし、シリアやスーダンでは、武力衝突が続いている。テロのような活動は、中国やロシア、その他、広範な国々で起きているようである。
 いわば、世界中で政治路線をめぐる、ないしはもっと具体的な利害関係をめぐる暴力的な争いが起きているわけで、その背景には、現状をとても肯定できないという人心の迷いがあるように思われる。そして同時に、議論では答えを出すことができず、武力行使を正当化する考え方の広がりも認めなくてはならないだろうと思う。
 人々がここまでの迷いを持つのは、地球社会全体がその進路をめぐって思想的混乱をきたしてしまっているということではないかと思う。だから、世界各国の混乱の奥にあるマグマとは、これからの地球社会のあり方を指し示すビジョンや基本認識がうまく作り上げられていないせいだと思う。だからこそ、ここに力を入れねばならないと改めて思う。

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1月17日(金) 安倍総理 東京五輪の 年めざし 外人倍増 アイデア出せと!

 観光立国推進閣僚会議が、総理官邸で開かれた。そこで安倍総理は、「2020年の東京五輪という大きなチャンスを得た。これを追い風として、2020年の訪日外国人旅行者数2,000万人の目標を目指していきたい」と語ったという。

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 2,000万人といえば、昨年1年間の訪日外国人旅行者数が初めて1,000万人を超えたばかりだから、 7年間で倍増というかなり意欲的な目標である。それだけに、安倍総理は、この目標に向けてありとあらゆるアイデアを出すように指示をしたということのようである。いろいろな官庁が、新しい目標に向けて、夢を語り、知恵を絞り、気力を振るうということはとても大事なことで、民間の動きとともに、この目標達成に向けて力強く動き始めることを期待するものである。
 ふと思う。安倍総理は、日本経済再生のための政策体系を、「アベノミクス」と命名して、様々な政策を打ち出すと同時に、企業や国民の間に強い待望論を生み出して、その推進を図ってきた。その流儀を今回も使うとすれば、オリンピックやパラリンピックを象徴化するものとして、「アベノピック」または「アベリンピック」などと命名することもできそうだ。もっとも、柳の下に2匹目のドジョウはいないそうだから、そんなことをすまいとは思うが…。

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1月16日(木) 下痢嘔吐 900人余が 休校す ノロのテロゆえ ノロリストだね!

 浜松市の教育委員会が、市内の13の小学校で、900人余りの子供が下痢や嘔吐などの症状を訴えて学校欠席と発表。 11校が学校閉鎖し、2校が学級閉鎖措置をとったということである。症状から見て、ノロウイルスによる食中毒と考えられ、その原因を調べているとのことである。冬の時期は、ノロウイルスによる食中毒の危険性がかねてから指摘されていて、各地で注意がよびかけられていたところであった。
 私も、もう5年以上前の事をになろうかと思うが、福山市で講演中に、激しい嘔吐に襲われて、講演を中断せざるを得なかったことがあった。嘔吐と下痢が2日間ぐらい続き、その症状の厳しさを体験している。ノロウイルスが体内から排出されてしまえば、もうあとに後遺症が残ることはなく、すぐに回復した。

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 ふと思ったのは、テロリストたちが、このノロウイルスを使う可能性ということであった。食品中に極く微量含まれるだけで、これだけの感染を引き起こす。しかも多くの人には、一時的な症状を起こすだけだから、死者を生み出す懸念も少ない。何らかの一時的騒動を引き起こすために、テロリストが用いる懸念はないだろうか。そうであれば、テロリストが「ノロリスト」と呼ばれることになるかもしれない…。

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1月15日(水) 衝突は 相互の近接 より生ず けんかや口論 戦争なども

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 午前8時ごろ、広島県沖の瀬戸内海で、海上自衛隊呉基地所属の輸送艦「おおすみ」と釣り船「とびうお」が衝突し、釣り船が転覆。船長とお釣り客3人が海に投げ出され、 2人が意識不明の重体(その後死亡)。釣り船の4人は救命胴衣を付けていなかったという。
 マスコミ報道でも取り上げられていたのは、衝突した2隻の船の大きさの違いであった。自衛艦が、全長178メートルあるのに対し、釣り船のほうはわずか7.6メートル。これらが衝突すれば、釣り船側が転覆するのは当然のように思われる。
 問題は、どちらの船に衝突防止のルール違反があったかということである。これは、内海での事故でもあるし、レーダー記録を始めとする様々なデータがあるはずだから、早晩解明されることになるだろうと思う。
 それにしても、社会を見渡せば、物体と物体の衝突だけでなく、人間同士の衝突、組織や企業同士の衝突、国家同士の衝突など、様々な衝突が起きている。それらは、当たり前のことではあるが、衝突回避のルールに従わず、相互に近接しすぎて起きていることである。衝突しないルール、衝突してもそれをプラスに転換するルールと意識などをいかに形成していくいけばいいものだろうと考えたのであった。

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1月14日(火) 細川さん アッと驚く 出馬劇 確かに選挙は 面白くなったが…

 2月初旬に行われる東京都知事選挙に、細川護煕・元首相も、出馬を決断。記者団にその決意を語った。
 細川さんといえば、総理大臣を辞職して、その後に政界を引退してもうすでに15年余りになろうかと思う。時に陶芸家として、または文化人として、テレビ画面上に登場することはあったが、もう完全に政治の世界からは足を洗った人間だと考えていた。それだけに、今回の東京都知事選挙の候補として突然に名前があがってきたときには、強い違和感があった。そして、出馬する理由を問われて、今回の都知事選挙が国の存亡にかかわる問題であり、特に原子力発電所の問題に強い関心を持っていると語る言葉を聞きながら、その言葉が、ふわふわと宙を飛んでいるような頼りなさを感じたのであった。

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 しかも、その隣には、小泉元総理の姿もあった。なんでも、原子力発電所を止めることで、考え方が一致したので、支援を約束したということのようである。
 ハテハテ…何がなんだかよくわからないというのが実感である。しかし、人気というのは恐ろしい。東京都知事選は2月9日が投開票日である。この4週間足らずの時間の間に、いったい何が起きるのか。ドラマとしては、面白くなってきたが…というのが正直なところ。

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1月13日(月) 方谷の 精神(こころ)の血脈 引き継げる 人等集いて 岡山の夜

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 引き続いて、今日は、岡山市で「岡山人間論ゼミ」。この会も、 毎年、1月の成人式の日に開くことになっている。
 この「岡山人間論ゼミ」は、活動を始めてからすでに20年を超えると思う。最初の頃に大学を卒業したばかりであった若者たちが、もうすでに40歳になり、社会の中堅的な仕事を担うようになってきている。この場に集う人たちが、ほとんどが顔見知りである。それだけに、訪れることが楽しみな勉強会の1つである。
 今日のテーマは、昨年来岡山県で山田方谷の顕彰運動が盛んに行われていることを踏まえて、「山田方谷が今に教えていること」とした。過去に立派な人がいたというだけでなく、その人の人生や業績から、今を生きる私たちが何を学ぶことができるかということを問い掛ける話としたのであった。
 参加者は約50名。とても強く心が響き合う会となった。考えてみれば、ここに集まっている人たちは、少なからず山田方谷の教学の精神を引き継いでいる人たちである。その精神のDNAを自らの心の中に宿しているのであるから、方谷の話に強い共鳴が生まれるのは、むしろ当然のことであるかもしれない。肉体や物は、時の流れの中で崩れ落ち消滅していく。しかし精神は、それを引き継ぐ人が居る限り、生き続けていく。その意味をかみしめた一夜であった。

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1月12日(日) 先人の 生き様尊ぶ 文化の里で 今年語るは 山田方谷

 この数年来、新年恒例となっている「宇和人間学講座」。今年は、「山田方谷が教える7つの人生原理」をテーマに掲げて、お話をさせていただいた。
 参加者は、約30名。宇和盆地は、一昨日にかなりの雪が降ったようで、道路の除雪はなされていたが、まだ至る所に雪が残っていた。そんな性な風景の中だけに、凛とした緊張感がみなぎる人間学講座となった。
 山田方谷の人生を語り、業績を語り、その上で、大業を成し遂げた方谷の人生を貫いた原理について、参加者に語りかけた。とても真剣に耳を傾けていただいたと思う。
 この宇和という土地は、昔から先人の顕彰にとても力を入れてきた。シーボルトの弟子である二宮敬作が医療活動を行っていた土地であり、そこで高野長英がしばらく隔まわれたこともあった。様々な政治家や経済人、文化人が生まれた土地でもある。そしてそれらの人たちを顕彰するための「先人記念館」が作られている。

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 人間学を学ぶには、先人の目に見えない力が必要である。また先人を顕彰しようという風土が必要である。宇和には、そんな力が宿っていると思う。あたりの風景を見ていると、雪をかぶった「わらぐろ」が数多くあった。それがちょうど、この土地に生まれ育った先人の姿に重なって見えてきたのであった。

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1月11日(土) 新年の 日本と世界を 脈流す 10のトレンド 語り合ったよ

 新年を迎えて初めての勉強会となる「フォレスト・トレンド勉強会」。今回のテーマは、「平成26年の日本と世界」。始まったばかりのこの年が、いったい日本と世界にとってどのような年になるのだろうかと、参加者と語り合ったのである。
 その冒頭、「干支の解釈」から、私は話を始めた。今年の干支は「甲午(きのえうま)」である。「甲」は、硬い殻を意味していて、これまでの社会の枠組みをぶち壊す意味を持つのだそうだ。「午」は、方位でいうと南。太陽が最も盛んになる時であり、事態が激しく動くことを意味するということである。だから、この「甲午の年」というのは、社会が根底から大きく動く年になるということで、 60年前は、昭和29年。戦争の時代に一線を引いて経済成長を始める時代の幕開けであった。 120年前は、明治27年。朝鮮半島で起きた甲午農民戦争きっかけに日清戦争が始まった年である。軍事力を背景に海外的に拡張政策をとりはじめる年であった。

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 こんなふうに見てみると、「甲午の年」は、確かに社会の根底が動き始める年のようである。ならば今年はどんな年になるのだろうか。私は日本社会の根底に流れる10のトレンドを取り上げて、その大きな徴候を語ってみた。さて、当たるも八卦、当たらぬも八卦…。

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1月10日(金) 列島が 凍え震える… 天候も 人の心も お金や命も…

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 日本列島全体が、大陸から張り出してきた強い寒気団によって、厳しく冷え込んだ。日本各地で大量の雪が降り、記録的な積雪を観測したところもあったようだ。私が生活している四国でも、雪が舞い、山間部にはかなりの積雪が見られたようである。
 しかし、 日本列島が冷え込んだのは、天候だけでは無い。新聞を見ていると、心が寒くなるような事件や現象が数多く見られる。例えば、日経平均株価の値下がり。アベノミクスのかけ声の下に、好調を続けてきた日本経済の先行きに、陰りが見えているのであろうか。沖縄県議会による仲井真知事の辞職を求める決議。普天間基地移設問題が暗礁に乗り上げることになるかもしれない。少し前から大きな問題になっている冷凍食品への農薬混入問題。全国で健康被害を訴える人が2,000人を超えているようである。さらに昨日には、三菱マテリアル四日市工場で爆発事故があり、死傷者も出ている。
 厳しい寒さの中で、心象風景までもが寒いものになってきている。新年が始まって10日、この日本の国は、本当に大丈夫だろうか、と案じられてならないのである。

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1月9日(木) 永遠の 0の祈りが 人々を 見えない糸で 結び紡ぐか…

 この日夕刻から、話題の映画「永遠の0」を、妻とともに観に行った。ベストセラー作家・百田尚樹氏の小説を映画化したものである。とても映像が美しく、また展開も面白く、感動を覚える場面の多い映画であった。久しぶりに、映画らしい映画を鑑賞した気持ちで心が満たされた。
 この映画は、今はまだ封切り上映中であるので、あえて、そのストーリーについては触れないことにしたい。

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 ここで論じてみたいと思うのは、タイトルになっている「永遠の0」についてである。「0」という概念は、古代インドで見出されたものだといわれるが、限りなく小さなものを求め続け、究極の「無」に立ち至ったものを意味している。しかしこれは同時に、この世の中に存在するありとあらゆるものをその中に包み込む「無限」を意味する概念でもある。無限小と無限大が「0」を介して結び合わされていると考えるのである。
 人間が、真に無欲になれば、無限大の仕事ができる、という意味で、百田氏は、こんなタイトルを付けたのだろうか…。それとも、この世の中から忘れ去られ、実の孫も、知らなかった「無」の存在であった、特攻隊員・宮部久蔵が、実はとてつもなく大きな存在であったという意味であったのであろうか…。

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1月8日(水) 都知事選 候補芽を出す 雪を割り たった1つの 花を目指して

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 新年を迎えて最大の政治決戦とされている東京都知事選挙をめぐって、立候補の動きが一気に生まれてきた。この都知事選挙は、 1月23日が告示、そして2月9日が投票日になることが決まっているから、もう告示日までも15日しかない。だから、いくら後出しジャンケンの方が有利だという俗説があっても、選挙を戦うための体制作りには、もうそろそろ手をあげておかねば間に合わないという判断が生まれてきているのであろう。
 これまでのところ、日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、発明家のドクター中松氏、そして、元厚生労働大臣の舛添要一氏が立候補を表明。さらには、元総理大臣の細川護煕氏も立候補に向けての動きを見せているようである。おそらくは、東京都知事選挙は大きな政治ショーでもあるので、これから先、様々な政治的主張を持つ人たちが手を上げてくることになるのだろうと思う。
 それにしても、国民の政治に対する目は厳しい。幾度も信じては裏切られてきたという思いが累積してきているのだろうか。嫌悪感に近いものさえ感ずることがある。そしてもう関わり合いたくないという無関心も広がってきている。
 そんな雪に閉ざされた中から、さまざまな芽が頭を出してきている。それらの中からたった1つだけが、選挙日に花を咲かせる。願わくば、その花が、選挙の後も、もっと大きくって、人々に喜びを与え続けるものであってほしいと思う。

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1月7日(火) 注目は 身に付け使う 端末だ! 人類これから ガンダムになる?

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 アメリカで、世界最大の家電見本市が始まった。「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」と呼ばれるもので、世界の3,200以上の企業が消費者向けに開発した最新の製品を出品している見本市である。それだけに、世界中の家電企業が、いったいどのような商品を開発し、市場に投入していこうとしているかがうかがえる場として、大きな注目を集めている。
 今年の注目は、ウェアラブル機器であると報道は伝えていた。コンピューターの端末を、腕時計のように身につけたり、眼鏡にディスプレイ機能をつけたり、または、ネックレス状のもので様々な家電を制御したりといった新製品が、紹介されていた。
 その様子を見ながら私が感じたのは、人間そのものの概念が、これから大きく変わってくるかもしれないということであった。つまり、ウェアラブル機器というのは、人間と機械を一体のものとしていく傾向を加速し、それら機器を身につけた総体として人間が認識される時代になってくるということではないかと思うのである。
 そうすると、これは、人とロボットが一体となって戦う「ガンダム」の世界である。人類はこれからガンダム社会を作っていくと考えて良いのかもしれない。

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1月6日(月) 年初め 日本列島 始動せり 夢と不安の 入り混じる中…

 官公庁や多くの企業で仕事始め。テレビを見ていると、様々な人の新年の挨拶が紹介されていたが、全体的印象としては、経済が少しは好調になってきているせいもあるのであろう。昨年よりは明るいトーンのものが多かったように思う。しかし、同時に、これから先の展望については、何が起こってくるか分からないと不安をにじませたものも多かったように思う。やはり、時代の大きな踊り場に立っているという認識を持っている人が多いということであろう。

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 これは、日本の国としても、同様であろうと思う。民主党政権時代に比べれば、日本政治にも安定感が戻ってきていて、明るさを感じ始めている人が多くなっている印象であるが、先行きがどうなるかということについては、不安感を否定しきれないというのが正直なところであろう。
 日本の東を見れば、これまで長い間唯一のスーパーパワーといわれてきたアメリカに、力の衰えが垣間見えて来ている。一方、西を見れば、中国が、高度成長を続ける経済に支えられて、政治面でも軍事面でも、その影響力を拡大してきている。しかし、この両者ともに、国内的にかなり複雑な事情を抱え込んでいて、先行きがどうなるかは霧の中である。
 こんな夢と不安が入り混じった中で、さて、この日本はどう走っていけばよいのだろう。年初からいろいろと考えることが多いのである。

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1月5日(日) 恒例の マグロ初セリ 昨年の 20分の1とは… どういうこっちゃ…

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 東京の築地市場で、新春恒例の初セリが開かれた。この初セリでいつも話題になるのは、初セリのご祝儀を兼ねて高値で競り落とされるクロマグロの値段がいくらになるかということである。昨年は、それが、 1億5,540万円という異常な高値となり、大きな話題となった。この値段だと、 1キログラム当たりにすると70万円もになり、にぎり寿司に使った場合、その一貫が、何万円もになってしまう。
  今年の場合は、昨年最後まで競り合った香港資本の寿司店が無理なセリに加わらなかったため、 736万円(230 kgのクロマグロ)という値段に落ち着いた。これだと、 1キロ当たり3万2,000円。昨年に比べると、 20分の1以下の値段ということになる。
 まぁこの初セリの値というのは、これが持つ話題性と宣伝効果から言えば、多少高くてもそれなりに引き合うというものなのであろうが、それにしても…という感じである。
 この現象が、現代社会を象徴しているものなのかもしれないと思う。過熱と、その反動としての過冷却。その繰り返しが、既成秩序を徐々に破壊していっている。その行き着く先にいったい何があるのだろうか。
 平成26年の幕開けに、そんなことを考えたのであった。

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1月4日(土) 正月も 3ケ日終え 東京へ 戻る娘を 見送りにけり

 正月3が日も終了。世間ではまだ今日が土曜日だから、明日までを正月休みとしているところがほとんどのようであるが、私の場合は、今日から本格始動。
 とはいっても、まずはいろいろな整理から始めなくてはならないと、今日はほぼ終日、年末から今日までの新聞の処理や資料整理。
 その合間に、昔秘書を務めていただいていた田丸さんが、東京から松山に里帰りしているからと、橿樹舎に立ち寄ってくださった。思い出話や世間話、そしてこれからの政治をめぐる意見交換も行った。

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 それから今日は、年末の30日に新居浜に戻っていた大学4年生の娘が、深夜特急バスで上京。なんでも、来週の6日から、卒業論文の中間発表会が開かれるのだそうで、急いで戻って準備しないといけないとのことである。わずか1週間足らずの帰郷。もう娘も、大人になったのだから、だんだんと親離れしていくのは仕方のないことと思いつつも、別れの場面は、心寂しいものである。
 ともあれ、いつまでも正月気分でいるわけにはいかない。娘の乗っているバスを見送りつつ、パパもこれからバリバリとやっていくぞと、心の中で叫ぶ。

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1月3日(金) 本年の 初春詣りは 讃州の 七福之寺 妻と巡れり

 元日と2日は、もっぱら家の中でゆったりと過ごしてきたが、今日は、午前中から外出。
 まず向かったのが、若葉書院。昨年暮れに最後の勉強会を開催するとともに、その清掃をしようと考えていたのが、積雪のため果たせず。その書院内の整理をしたいというのが1つの目的であった。また、若葉書院の導水パイプが不調で、水が流れていなかったのを、本格的な寒さの前にきちんと修理しておきたいとも考えたのであった。これら仕事を、午後1時くらいまでに順調に終了。

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 そしてそこから次に向かったのが、香川県西部地域。実は、この地域にある真言宗の7カ寺が、お正月に、開運招福の七福神参りを行っているので、一度その様子を見聞する意味を込めて、お参りしてみようと考えたのであった。
 その移動には、「七福神といえばやはり宝船」と、キャラバンカー「宝船ビタミン号」を使った。夕刻5時過ぎまで、次々と寺を巡り、回り終えることができた。各お寺では、お接待の心で対応して頂き、心豊かな新春詣でになった。
 今年は、この七福神巡りを遂げた「宝船ビタミン号」で、四国各地に幸せを送り届けたいと思ったのであった。

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1月2日(木) 皇居には 八万余人が 参賀とや 心に柱を 求む時代か?

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 新年恒例の一般参賀が行われ、 天候にも恵まれ、8万1,540人が皇居を訪れたという。この数は、平成になって2番目に多いものであったそうだ。天皇陛下は、この一日で5回、皇后陛下を始めとする皇族方と宮殿のベランダに立たれ、「年の初めにあたり、わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」と述べ、新年の挨拶をされたということである。
 古来から、日本の国では、目の前で社会環境が大きく動き、国民が不安を心に抱く時代には、皇室に対する求心力が強まるということが言われてきた。明治維新の時もそうであった。
 現代は、確かに、転変著しい時代である。昨日までの常識が、明日も通用するかどうかわからない。そんな不安な時代だけに、世界的に類例のない形で、長期にわたって国民の象徴となってきた皇室に対する尊崇の念が強まってきているのであろうか。
 願わくば、皇室が、国民の心の芯柱として、この激動の時代の日本の安寧を生み出す礎になっていただきたいと心から願ったのであった。

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1月1日(水) 新年の “そこよ”は安岡 正篤と 松原泰道 森信三なり

 平成26年元旦。皆様が、健やかにご越年され、希望あふれる新春をお迎えになられたことを心からお慶び申し上げたい。
  元旦といえば、年初めの抱負を語ることが慣例となっている。私がこの元日に胸に抱いた思いは、「全世界人類の生命の樹」をしっかりと育む1年にしたいという願いであった。大地に逞しい根を広く張って、その上に太い幹を育てる、そしていつの日にか、その根幹の力で、全世界に大きな枝葉を張り巡らせていきたいものだと夢見ている。そして、その夢に向かって、少しでも歩みを進めたいというのが、新年の抱負である。

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 そうは言っても、現実は容易ではない。一気に空に舞い上がって頂上を目指すような生き方などはできるものではなくて、足元を確かめながら一歩ずつ上がっていくしかないのも事実である。そこで考えたのが、毎朝、3人の思いを貫いて生きた方々の語録を読むことを習慣化しようということであった。具体的には、私が目標としているソクラテス(思想哲学、ビジョン)・弘法大師(一切衆生の救済)・吉田松陰(新時代に向けての教育と啓蒙)の3氏に対して、安岡正篤、松原泰道、森信三の3氏の語録を読みながら、比較をしつつ考えを深めていく取り組みをしてみたいと思う。これが、年始にあたっての私のささやかな決意である。

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