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8月31日(日) 戦争は もう70年も 過去のこと しかし今なお “パペット列島”

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 四国マグマアカデミー開催。今回取り上げたテーマは、 「第二次世界大戦は、日本の国に一体何を残したのか」ということであった。
 かの大戦終結から数えて、来年でちょうど70年となる。ということは、終戦時に生まれたばかりの子供も、もう来年には70歳であり、日本国民のほとんどは、戦争に直接関係していない人たちということになる。私自身も、この世に生まれたのが昭和30年。つまり、戦争が終結し、約10年、「もはや戦後は終わった」が合言葉になったときに生まれたのであり、戦争は単に物語の世界の話でしかない。
 しかし、国際政治の世界では、今もなおこの戦争に日本は縛られている。そして、その戦争という亡霊によって操られているのである。
 今回の勉強会では、文芸春秋9月号に掲載されていた、読売新聞グループ本社会長・主筆の渡邉恒雄氏の文章を中心に取り上げて論じた。短い文章の中に、この大戦をいかに評価すべきか、そして日本はどう国際社会で振る舞うべきかということについて、取り纏められていた。皆様にもご一読をお勧めしたい。
 一国の歴史は、簡単に忘れ去られてしまうものではない、または簡単に変えられるものでもない、というのが勉強会後の思いであった。だからこそ、私たちは歴史に真摯に向かいあわねばならないのだと思う。

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8月30日(土) 福島は 汚染土施設 受け入れを 知事が表明 首差し出して

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 東京電力福島第一原発事故に伴って発生した汚染土壌などを、最長30年間にわたって補完する中間貯蔵施設について、福島県の佐藤雄平知事は、その受け入れを表明。これまで各地に山積みされ放置されてきた汚染土を、この施設に集め、福島県内の復興を加速させようという決断であった。そしてこれからは、9月1日には、政府にその決断を回答し、来年1月からの搬入を目標に様々な作業が急ピッチで進められていくことになるだろう。
 しかしこの決断を置き土産に、佐藤知事は、県知事職を去ることになりそうである。10月9日告示の福島県知事選挙には出馬しないとの意向が漏れ聞こえてきているからである。つまり、自分の首を県民に対して差し出すことで、この福島県にとっての重大な決断について、一定のけじめをつけようとしたということか。
 政治は、命をかけてやる仕事だとよく言われる。それは、賛否両論に大きく割れて対立を深めている問題の決着は、政治家自身が自らの政治生命をかけなければとてもやれないという意味合いでもあろう。今回の決断には、総額3,010億円に及ぶ交付金交付という置き土産もある。「持たざる者の悩みよりも、多く持ちすぎる人の悩みの方がより深く大きい」という言葉もある。佐藤知事が去った後の福島県は、これら置き土産の後始末をどうするかという新たな問題を抱えることにもなろう。これからも多事多難である。

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8月29日(金) 清談に 自ら開く 扉かな 鍵の山なり 掃除の人生

 この日は、総務省で、情報世界のバリアフリー化問題について、官僚と意見交換を行った後、「日本を美しくする会」の事務局を訪問。鍵山秀三郎先生と久しぶりにお会いをし、近況の報告や、これからの日本政治や社会の問題についての意見交換を行った。

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 鍵山先生にお会いして話し合っていると、不思議なことに、心の中が整理されてくる。いろいろと迷い悩んでいることを率直にお話するうちに、複雑に絡み合っていると思われていた糸が、いつの間にか、糸巻きにきちんと巻かれて整ってしまう印象なのである。外からの力で強制されて何かをするのではなくて、自分自身の心の在り方が変わって、そこから生まれてくる行動も変わってくる。つまり、話し合いの中で、いつの間にやら、自分自身で問題解決の答えを見出してしまっているという感じである。そして同時に、これでいいんだと勇気づけられるところもある。
 今、鍵山先生が提唱される掃除の運動は、日本全国のみならず、世界各地にも広がっているという。それは、やはり様々な問題を解決して扉を開く、鍵の山を持っておられる方がその運動の中心におられるからであろう。改めてその大きな意味を感じた意見交換であった。

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8月28日(木) 人生と 仕事を楽しむ 公務員 育みたいねと 語り合いたり

 東京に出掛けることとなり、急遽、面会のアポイントを入れたのが、この4月に女性初の人事院総裁に就任された一宮なほみ氏であった。
 これまでの人生を、司法の世界で活躍してこられた人である。東日本大震災の直前には、仙台高等裁判所の長官に就任し、震災後の混乱期を乗り切ってこられた方である。裁判所職員の研修施設で働いておられた時もあったという。そんな方が、これからの公務員人事行政をどう切り回していかれるのか、その人柄や考え方に強い関心を持って、面会をお願いしたのであった。

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 加えて、霞が関の官僚たちを対象として開催している「霞が関アカデミア」について、その活動の意味をご理解いただいておこうという思いもあった。私の願いは、国家公務員のみなさんが、国家と国民の為によりよき仕事をすると同時に、一人ひとりがより幸福な人生を生きて欲しい、ということである。その趣旨をお話しすると、一宮総裁も一定の理解をしていただけたと思う。その対話の中で、「公務員が楽しく働けるようにしたいですね」と語っておられた言葉が印象的であった。
 この後、千葉市の幕張メッセで行われていた「宇宙博2014」を見学し、さらに秋葉原を歩いて、ホテルに戻る。

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8月27日(水) 人類の 英知集める 公園と 聞きて訪ねし 哲学の園

 叔父の葬儀や初七日など、一連の仏事を終えた後、一度ホテルに戻り、喪服を着替えた後、中野区にある「哲学堂公園」に向かった。この「哲学堂公園」というのは、東洋大学創立者の井上円了氏が、“精神収容の場”として、哲学世界を視覚的に表現し、哲学や社会教育の場としたことに始まり、いまは、中野区が管理する公園になっています。この公園内には、 77カ所の“哲学を具現化した場”があり、それらに触れることで、哲学に対する理解が深まるという、世界にも例を見ない公園だという。かねてよりいちど訪れてみたいと考えていた場所であった。

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 この日は、時折小雨が降る天候であったが、園内全域を早足で歩いて回った。あちらこちらに、哲学世界を象徴する言葉を含んだ施設や景観の説明看板が立てられていた。また、平成21年に作られたという「哲学の庭」には、ハンガリー出身の彫刻家、ワグナー・ナンドールによる古今東西の思想家の像が数多く屋外展示されていた。実に興味深い場であった。
 権力や金は、人に奪われれば消滅してしまう。しかし思想は、人の心にそれが宿り続ける限り、永遠の命を持つものだ。そんなことを、この公園は私に語りかけている気がしたのであった。

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8月26日(火) 狭山市に 政治の同志を 訪ねけり 大野と小野とで 心響くと

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 この日上京する。今回の上京の目的は、私の父の弟(叔父)が亡くなり、その通夜と葬儀に参列するためであった。だから、この上京が決まったのは突然のことであった。
 しかし、せっかくの機会でもあるので、思いつく人に連絡を取り、お会いすることした。その1人が、大野松茂先生であった。先生は、元衆議院議員。私と同じ時に、衆議院議員選挙出馬を取りやめて、野に降った方である。議員在職中は、同じ派閥に属してもいたし、名前が小野と大野と似た関係であり、これにさらに中野議員を加えて、「大中小の会」などと称して、何かをしようと語り合ったこともあった。
 大野先生のご自宅は、通夜が行われた斎場の隣町、狭山市にあった。そこで、通夜が終了した後で、タクシーでご自宅まで訪れたのであった。先生は、高野山の参拝から戻られたばかりだったが、暖かくお迎え下さり、奥様とともになごやかに語り合うことができた。
 大野先生とは、昔から心の響き合いを強く感じてきた。人間を大切に思い考えながら、政治を行い、人々が幸福を覚える社会を作らねばならないという基本姿勢で共感しあっていたからである。それだけに、この夜の話し合いは、とても有意義であった。大きく勇気づけられた気がしたのであった。

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8月25日(月) 石破さん 安全保障の 大臣は 引き受けられんと 手には松明

 安倍首相は、すでに9月3日に内閣改造すると明言しているが、そこで最も注目されているのが、石破茂幹事長の対応である。
 石破幹事長は、自民党が政権に復帰をして以来の1年8ヶ月あまり、安倍首相と「政権の二枚看板」と言っても良い活躍ぶりであった。その石破幹事長に対して、安倍総理は、今回の内閣改造で安全保障法制担当大臣の就任を打診しているとされ、それに対して、石破幹事長側は、それを受けるつもりはないと漏れ伝えられてきたが、この日、本人自身の口からその固辞を明言したのであった。
 その理由は、安全保障問題に対しては、石破幹事長自身が防衛大臣を務めた経験もあり、自身の強固な信念を持っていて、それが安倍首相と異なる部分があるということである。そこで、その担当大臣に就任したとすれば、その自分自身の信念と異なる対応をせねばならなくなるというのである。

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 その石破幹事長、手には燃え盛る松明を持っているようである。その松明が、安倍政権のこれからの進路を照らすものとなるのか、もしくは政権の足元に置かれた木材に火をつけて、政権を火攻めするものとなるのか、目が離せない展開である。

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8月24日(日) 高き地位に 就きしわけでも なき人が 築きし礎 明治の教育

 教師人間論ゼミの日。今日取り上げたテーマは、明治期の日本近代教育の礎を築いたとされる、伊沢修二氏。
 伊沢氏は、今の長野県伊那市の生まれ。貧乏な家庭ではあったが、小さい頃から向学心に富み、高遠藩の奨学生に選ばれ、江戸で学ぶ。そこから、第一番中学(後の一高)に進学し、明治5年に文部省に出仕。教育の仕事に携わることになった。そして、近代日本教育に様々な足跡を残すこととなるのである。
 彼が残した教育における足跡は、多分野にわたる。師範教育の推進、音楽教育の導入、体育教育の振興、台湾における教育の推進、吃音矯正教育などである。教育勅語の普及にも大きな役割を果たしたとされる。

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 しかし、彼は、直情径行の性格と群を抜く行動力が災いし、上司と厳しく対立することも多く、実に3度にわたって免職される。そしてその結果、大人や次官に就任することもなく、高い地位には恵まれない人生となるのである。
 この点を、私はとても興味深く思う。人臣位を極める事はなかったが、人々の心の中には、むしろ大きな足跡を刻み残すのである。そして、同じ時期の文部大臣や次官の名は忘れられても、伊沢の名は、人々の間で伝えられ、今もさまざまな顕彰事業が行われていると聞く。大事な事は、「本物の仕事」を成し遂げることであると、伊沢の人生を振り返りながら考えたのであった。

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8月23日(土) 若者の 数激減すりゃ 容れ物も 小さくなるが 理の当然だが…

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 大手予備校として知られる「代々木ゼミナール」が、全国で27カ所ある校舎を、今後、 7カ所に減らすことを決定したと報じられた。閉鎖する20カ所では、来年度以降の生徒募集を止めるということである。
 その背景は、なんといっても子供の急速な減少である。大学を受験する子供達の数が減少するのに伴って、「大学全入時代」と呼ばれる時代となり、大学受験に失敗して浪人する受験生の数も減少し、主に浪人生を対象とする授業を行ってきた予備校の経営を圧迫しているようだ。加えて、代々木ゼミナールの得意分野が私立大学の文系であったことも、経営悪化に拍車をかけ、さらに、ネット配信による事業などへの取り組みに乗り遅れたことも、問題を深刻化させたようである。
 私たちの社会の特質は、その構成員として、どのような人がどのくらいの数存在しているかということが最も基本的な決定要因となる。その構成員が大きく変化するならば、その社会が変質するのは当然のことであり、その社会の中で展開される事業も、変わって行かざるを得ない。
 今回の代々木ゼミナールの事業縮小は、その氷山の一角ということであろう。これから様々な分野に、少子化の影響が生まれてくるに違いない。他山の石として、参考にしていきたいと思う。

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8月22日(金) ロボットと 歌のお時間 大久保の 小学生らの お泊まり会だよ

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 今日は、私が住んでいる船木・大久保自治会内の子供たちが集まって、自治会館でお泊まり会を開くということで、私に1時間いただいた。当初は、天体望遠鏡を使って、子供たちに星空を見せるという取り組みを依頼されたのだが、残念ながら、このしばらく雨が続いていて、とても天体観測ができるような空模様ではなかった。 そこで何をしようかと考えたのであるが、まずは郷土の偉人、東海道新幹線を作った十河信二氏の歌を紹介し、その人生から子供たちが何を学ぶべきかというお話をした。そして、私が持っているロボットの実演。加えて、子供たち自身にロボットを操縦させて、ゴールまでのタイムレースを行った。さらに、最後には、子供たちがこれからもこの故郷を大事に思うようにと願いを込めて、「故郷」の歌をみんなで一緒に歌った。これで私にいただいた1時間が終了。
 子供たちの表情を見ていると、普段体験できないことを体験した喜びの表情であったので、一応責任は果たすことができたと思う。このお泊まり会の準備に当たられた愛護班の方々のご努力に敬意を表したい。
 子供というものは、常に成長を求めていると思う。そしてその成長のための出会いも求めていると思う。だから、子供たちが生活する地域で、その成長のための出会いを大人達が与えていくことは、とても大切なことだと改めて思ったのであった。

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8月21日(木) 重箱の 隅をつつくが 仕事だと 思い違える 人ら哀しき

 広島市の土砂災害から、一日以上が経ち、マスコミの報道も、単なる事故状況の報道から、その背景などを探る論調に変わってきている。大きな被害を生み出した原因には、 1つには常識を超えた集中豪雨、 2つには夜間の被災であったこと、 3つには崩れた山の表土特質を、その原因に取り上げているものが多いようだ。
 加えて論じられ始めたのが、地方自治体や政府の対応が妥当だったのかどうかという点である。今回の豪雨に対しては、気象庁は「特別警報」を出さなかった。これは、広域に被害が及ぶことが想定される場合に出される警報であり、今回の場合は、限定的な地域での大雨であったため、出されなかったということである。そして、地方自治体は、この特別警報が出なかったことにより、住民の早期避難の対応が遅れたということのようである。この問題については、今後どう改善すべきか検討を行うということのようだ。

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 加えて、大きく取り上げられたのが、安倍総理が山梨県でゴルフをしていて、首相官邸に戻るのが遅れたのではないかという問題指摘である。安倍総理は、災害の重大さが伝えられて、急遽ゴルフを切り上げ、東京に戻ったとのことであるが、それを問題視する人たちのコメントが紹介されていた。
 私は、安倍総理は適切な対応をされたと思うが、人間のなすこと、重箱の隅をつつけば、多少の問題がなくはないだろう。それを取り上げて、鬼の首を取ったような発言をされる方々の姿が哀しく見えたのである。

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8月20日(水) 広島も 豪雨災害 土砂崩れ 被害に遭ったは 山際住宅

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 広島市で、昨晩から今日にかけて激しい雨が降り続き、市内北部で土砂崩れや土石流などが発生。山際にあった住宅が数多く押し流され、多くの人たちが、生き埋めとなっている模様である。設置された雨量計によれば、午前1時半から4時半までの3時間に降った雨量が、204ミリに達したところもあるようである。一般に、1時間雨量が50ミリを越えると、土砂災害が起こる可能性が高まるとされているが、それを超える雨量が3時間以上も続いたということであるから、 常識を超えるひどい雨の降り方であったものと思われる。なんでも、この3時間だけで、8月の平年月間雨量を上回ったらしい。
 テレビの映像を見ていると、大量の土砂が流れ出した様子がよくわかる。これだけの土砂が一気に山際に建てられた住宅に襲いかかったとすれば、住民たちは、夜間ということもあり、逃げ出すこともできなかっただろう。心からお悔やみ申し上げ、お見舞い申し上げたいと思う。
 それにしても、広島市ではよほど土地がなかったのであろうが、こんな山際まで開発され、数多くの住宅が建てられていたのかと思うと、これはあるいは人災ともいうべきものかもしれない。私の今住んでいるところも山際であり、これは人事ではないなと思いながら、被害にあった人たちのことを案じたのであった。

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8月19日(火) 国債の 長期金利が 低下せり アベノミクスの 先行き如何?

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 日本国内の長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが、 18日の終値で0.495%となり、 1年4カ月ぶりに0.5%を割り込んだという。それに合わせて住宅ローンの金利や、当期プライムレート、銀行の貸出平均金利なども低下していて、金融緩和政策の影響が数字で示された形となっている。
 これが経済にいかなる影響を及ぼしてくるかということである。住宅ローンでは、 10年固定型で1.188%、変動金利では、 0.839%と過去最低水準、また、銀行の新規貸出金利の平均では、 0.905%となり、お金を借りやすい状況が生まれてきている。これが、住宅建設や企業の設備投資に結びつけば、景気を押し上げる効果を生み出すはずであるが、それだけの実需があるかどうかが問題である。さらに、膨大な累積赤字を抱える財政の面から見ても、この低金利は、利子負担の軽減につながるものであり、プラス評価すべきものであろう。
 しかし一方では、貯蓄を持つ人や企業にとっては、その金利収入が低くなるわけであり、これから消費を伸ばす力が生まれるかどうか、疑問符を付けざるを得ない。
 消費税増税後、景気が減速しているという報告も出されている。アベノミクス、いよいよこれからが正念場という印象である。

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8月18日(月) 米国は 二重基準の 国かもね? 外と内とで 対応違う!

 アメリカ中西部のミズーリ州で、白人警察官が無抵抗の黒人青年を射殺する事件が起き、これは黒人に対する人種差別問題であるとして、激しい抗議活動が起きている。
 それに対して、オバマ大統領は記者会見で、「射殺事件への悲しみと怒りは理解できる」と述べ、抗議デモを頭ごなしに否定せず、暴力的行為に対する自制のみを求めた。

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 その記者会見の映像を見ながら、私の胸に浮かんできたのが、 8月8日、オバマ大統領が、イラクのイスラム過激派「イスラム国」に対する空爆を認めたことであった。このときのオバマ大統領は、「イスラム国」の残虐行為に対して、とても許すことができないとして、限定的な空爆を認めたのであった。確かに、 2011年末に米軍が撤退して以降、イラク国内でイスラム過激派が勢力を伸ばしていて、それに危機意識を持ったことは理解出来る。そしてオバマ大統領は、このままでは、イラク国内の少数宗派に対するジェノサイドが起きかねないと、その予防的意味を込めた軍事行動であると国民に説明したのである。ここに至るには、それなりの経緯もあったことであろう。
 しかし、外目で見る限り、やはりオバマ大統領は外と内との二重基準で対応している気がしてならない。それが論理の破綻につながらなければ良いが…と、案じられたのであった。

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8月17日(日) 大雨が 福知山を 襲った日 海や山でも 遭難相次ぐ

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 京都府や兵庫県の北部に大雨。各地で浸水などの被害が相次いだ。
 特に、京都府福知山市では、24時間雨量が観測史上最多の303.5ミリを記録し、市内全域の約3万5,000世帯に避難勧告が出された。これは、8月の平均月間雨量の2倍を超える数字なのだそうだ。
 合わせてこの日は、お盆休み最後の日曜日でもあり、海や山に遊びに出かけていた人たちの遭難が相次いだ。天候の急変などが、その大きな理由であったのであろう。
 さらに、お盆をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュのニュースも、テレビで流されていた。疲れたと声を上げる人たちの姿がテレビに映されていた。
 今の日本では、長期休暇と言えば、正月休み、ゴールデンウィーク、そしてこのお盆休みということになるだろう。それだけに、この時期にいろいろなことを期待していた人たちが多かったのであろうと思うが、今年は、何かしら暗いニュースが多かったような印象である。
 しかし、明日からは平成26年の後半戦。これからも、健康に気をつけながら力を尽くしていただきたいと思う。

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8月16日(土) 故郷の 魅力花咲く ミュージカル 根ッコの力は 前知事夫妻?

 松山市に妻と一緒に出かける。今回松山に出向いたのは、先日松山を訪れた時に、加戸・前愛媛県知事夫妻にお会いしたのだが、その時に、ミュージカルをやるという話題になり、その後、この開演舞台のチケットをお送りいただいたのであった。

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 このミュージカルは、愛媛県でずっと長い間活動を続けてきた「みかん座」というグループの30周年記念の舞台であった。それだけに、かなり力の入った舞台が作り上げられていて、中村時広・愛媛県知事や野志克仁・松山市長も友情出演していた。しかしなんといっても、群を抜いて大きな存在感を示していたのは、加戸・前愛媛県知事夫妻であった。このミュージカルの中で取り上げられていた、村上水軍のことや、さまざまな歌を始めとする文化的な風土、スポーツ活動などは、加戸知事時代に愛媛に種が蒔かれ育てられてきたものだと私は思う。加戸知事が、県民の心と響き合う愛媛県づくりに大きな足跡を残してきたことが改めて痛感されたのであった。
加戸夫妻は、2人の年齢を合わせると153歳になるのだそうである。そこで、「七五三」をもじって、「一五三夫婦」と語っていた。知事の公務を離れても、これからの愛媛作りに、さらに力強いご活躍をお願いしたいと思ったのであった。

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8月15日(金) 戦争に 全てを捧げ 敗れることの 傷の痛みよ 終戦記念日

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 69 回目の終戦記念日。マスコミの報道などを見ていると、相も変わらず、何名の国会議員が靖国神社に参拝し、そのうちで閣僚は何名といった報道に終始している。不思議なことに、それだけの報道をしながら、靖国参拝が是であるか非であるかということについて、それぞれのマスコミは必ずしも明確な姿勢を示してはいない。中国や韓国が強い反発を示している中で、日本の政治家があえてそれに対して反するような参拝をすることがどうなのかといった程度の論調に終始しているに過ぎないという印象である。
 その一方で、戦争の中で受けた悲哀や苦しみを語る方々が、テレビに数多く登場していた。戦争を終えてすでに70年近いということは、自ら戦争を経験してきた人たちがずいぶん減少してきていると言ってもいいだろう。その人たちが、自分が生きている間に語るべきことを語っておかねばならないとマスコミに登場している印象である。その人たちの話を聞いていると、確かに胸が痛んでくる。
 なんにしても、戦争というものは、その後の国の歴史に、そして国民の生き方に大きな傷を与えてきたものだと言えるだろう。その古傷が今も傷んでいるのだ。そんな印象を強くした終戦記念日であった。

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8月14日(木) ユーロ圏 ゼロ成長への 失速に 懸念されるは 空中分解?

 欧州連合統計局は、ユーロ圏18カ国の今年4月から6月期の域内総生産が、物価の影響を除いた実質成長率でゼロ成長になったことを発表。各国の様子はどうかと言えば、ユーロ圏全体のGDPの約3割を占めるドイツでは5四半期ぶりのマイナス成長に転落。フランスは、2期連続の横ばい。イタリアも、2期連続のマイナスで、再び景気後退期に入ったとされている。これら主要経済国が、すべてゼロ成長ないしはマイナス成長になったことによって、ユーロ圏全体の経済にが暗雲が漂うことになった。
 これには、ウクライナ問題でロシアとの関係が悪化したことに伴い、経済に冷え込みが生まれていること、デフレ懸念が出ていること、銀行融資が低調であることなど、いくつもの課題が関係しているようである。

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 ユーロ圏は、ヨーロッパは1つという夢に向かって、これまで拡大に継ぐ拡大を続けてきたが、この経済状況に対して、ユーロ圏からの離脱を考え始めた国も生まれているようである。ふと連想したのが、世界最大の航空機であるエアバスA380。世界一巨大なあの機体が失速したときに、操縦を誤れば、空中分解を引き起こしかねない。ユーロ圏がそんなことになれば、世界経済は大混乱である。そんなことにならねばいいがと思ったのであった。

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8月13日(水) 新盆に 雷オヤジの 魂を 求め訪ねし 記念館かな

 この1年間に亡くなった新しい仏さまのお参りをする「新盆」。私も、何人かの気がかりな方々のお参りを行う。そして、その道中に、普段ご無礼をしている方々の所にも顔を出して、ご挨拶。
 特筆すべきことは、その中で、「十河信二記念館」を訪れたことであった。
 十河信二氏は、第4代国鉄総裁として、新幹線計画を推進し、「新幹線生みの親」と呼ばれている人物である。新居浜市で生まれ、西条市で市長を務めていた時期もあった。そこで、西条市は、名誉市民でもある十河信二氏を顕彰する記念館を建設すると同時に、「四国鉄道文化館」を作り、初代新幹線である0系車両や蒸気機関車などの展示も行っている。

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 今年は、新幹線の開通からちょうど50年という年である。厳しい批判の中を、自らの信念を貫いて新幹線計画を推進し実現した十河氏の生き様や考え方に触れてみたいと考え、この機会に訪れたのであった。
 十河信二氏の信条は、「有法子(ユーファーズ)」という言葉に凝縮されている。本気で取り組んでいればなんとかなる、必ず方法はある、という言葉である。記念館を訪れて、この言葉を、私も、胸に刻んだのであった。

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8月12日(火) まんだらけ ロボットフィギュアの 万引き犯の 写真巡りて 議論沸騰!

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 この日話題になっていたことの1つに、万引き被害に苦しんでいる「まんだらけ」という店が、一体25万円もする「鉄人28号」のブリキ人形を万引きしたとされる人物の顔写真をインターネット上で公開すべきか否かという問題があった。この店では、監視カメラに映された万引き犯の映像を、これまでモザイク入りで顔がわからないようにして発表していたが、もしも商品が1週間以内に返却されない場合は、モザイクを抜いた写真を公開すると警告していたのである。そして、この日がその猶予期限の日であるということで、議論が沸騰したのである。
 店側の言い分としては、映像情報も含めて、警察にその情報を渡しているにもかかわらず、犯人が逮捕されず、商品も戻ってこないのだから、自衛手段として、万引き犯に警告するのは当たり前のことだという立場である。それに対し、公開反対派の人は、こんな形で不特定多数の人たちに万引き犯人が周知され、しかも一度ネット上にデジタル情報としてそれが流されれば、将来にわたってその情報が残ってしまう、これは人権侵害に当たるという主張である。インターネット時代ならではの議論だと思う。
 しかし、「まんだらけ」にしたら、今回の問題で、すごい宣伝効果があっただろうと思う。新奇で極端なことをすれば大きな話題になるという社会の問題についても考えざるを得なかった。

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8月11日(月) 医療費を 抑制するには 入院費 軽減すべしと 議論始まる

 この日、政府は、都道府県別の医療費支出目標の設定に向けて、有識者による専門調査会の初会合を開催。この専門調査会は、安倍総理が本部長を務める「社会保障制度改革推進本部」の下に設置されたもので、国民総生産を上回る勢いで伸びる医療費を、今後いかに上昇抑制を図っていくべきか、検討していくこととなる。

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 そこで示されたのが、都道府県ごとの医療費の実態データである。都道府県民一人当たりにして、全国で一番多額の医療費が使われているのが高知県であり、一人当たり61万2,000円に上っている。その一方、最低であったのが千葉県。一人当たり医療費は39万円である。約1.6倍という差があり、その差がどこから生まれているかといえば、入院費の違いである。それが、高知県では一人当たり33万3,000円であるのに対し、千葉県では15万9,000円と、約半分ですんでいる。これが、ただ単に高齢化率だけの問題ではなくて、病気治療の考え方や入院に対する意識の違いから生まれているのではないかとして、その入院費の低減をいかに図っていけるかを検討していく方針のようである。
 医療の問題は、よく権利問題として論じられるが、同時に経営問題であり財政問題でもある。一律に答えの出る問題ではないが、この調査会から妥当な指針が打ち出されることを期待したいと思う。

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8月10日(日) 11号 台風各地に 足跡と 爪跡残し 駆け抜けにけり

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 大型台風11号はこの日早朝に、高知県安芸市付近に上陸。その後、徳島、兵庫、京都を縦断して日本海側に駆け抜けた。被害は、死者が7名、負傷者が69名、床上浸水が238棟、床下浸水が628棟と報じられている。
 この台風の特徴は、降水量の多さであった。高知県馬路村では、年間降水量の4分の一にあたる1,078.5ミリの雨が降ったそうである。神戸市でも72時間降水量として観測史上最大の268 mmであったらしい。さらに、台風の進路から遠く離れた栃木県の栃木市、鹿沼市などでも、台風の影響ではないかとされる竜巻が発生し、住宅やビニールハウスなどに大きな被害を生み出しているそうだ。
 先週日本列島に被害をもたらした台風12号と合わせて、すでに膨大な降水量となっていて、この2週間で降った雨の量が、年間平均降水量を超えてしまったところもあるようである。異常気象が叫ばれてすでに久しいが、今回の2つの台風を見ていても、これまでになかったことが起きている気がしてならなかった。
 本格的な台風シーズンは、むしろこれからであり、さらに警戒を続けると同時に、このような気象が生み出されてきている背景についても、さらに研究を進めていくことが必要であると思った。

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8月9日(土) 広島じゃ 久方ぶりの 雨が降り 今日長崎じゃ 台風の余波

 今日は、長崎の原爆の日。被爆した日から69年である。
 平和公園では、長崎市主催の「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開催された。平和宣言を行った田上・長崎市長は、「集団的自衛権の議論を機に、安全保障のあり方が議論されている。『戦争をしない』という平和の原点が揺らいでいるのではないかとの不安と懸念が生まれている」と語り、政府に対して疑問を投げかけた。

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 この日の長崎は、四国に向かって進んできている台風11号の影響で、強い風が吹いていたようである。そういえば、 3日前の広島における平和記念式典では、 1975年以来43年ぶりという、雨の中での式典開催であった。
 今の日本の国が、何か風雲急を告げるような状況に立ち至りつつあるのではないかと心中に不安を覚えるような一連の天候であった。
 この日、安倍総理は、被爆者団体の代表者らと面談し、集団的自衛権行使容認の閣議決定について、「平和国家としての歩みは寸分も変わらない。今後とも国民のご理解を得ることができるよう努力を重ねたい」と述べたそうである。はたして被爆者たちの心の中にかかるどんよりとした雲を吹き飛ばすことができたのであろうか。

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8月8日(金) オバマさん 選挙の時の 看板を 取り下げ決断 イラク空爆

 オバマ米国大統領は、イラク北部で勢力を拡大するイスラム過激派組織「イスラム国」の拠点に対し、限定的な空爆を承認すると緊急声明で発表。早速、米軍は空爆に踏み切ったという。
 この空爆承認の目的は、 1つには、「イスラム国」の攻撃により、イラク北部の都市アルビルの米総領事館が危険にさらされていることに対応する必要があったからであり、もう一つは、イラク北部に居住する親米的なクルド人の大虐殺から守るためだとされる。地上部隊を派遣せずに、早期に集結したいという願いが込められているようであるが、果たして思い通りに展開するものであろうか。

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 それにしても、前ブッシュ政権が引き起こしたイラクでの戦争を強く批判し、米軍を全面徹兵させるというのが、オバマ大統領の象徴的公約であったはずである。そんなことが可能なのかという声に対して、“Yes,We Can!”と、集会参加者とともに唱和していたシーンが、まぶたに焼き付いている。その大看板を、オバマ大統領は自ら取り下げざるを得なかったということであろうか。
 現実政治というのは、机上の理念だけで行えるものでないというのは当然のことであるが、これでまた、アメリカ政治に対する国内外の信頼が損なわれるということになってくるのだろうか。

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8月7日(木) 極端な イデオロギーへの 傾倒は 人間社会を 壊すようだね

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 カンボジアの「旧ポル・ポト政権による大虐殺を裁く特別法廷」は、この日、このポル・ポト元首相に次ぐ立場にいた、ヌオン・チア元人民代表議会議長とキュー・サムファン元国家幹部会議長に対して、求刑通り最高刑となる終身刑を言い渡した。
 ポル・ポト政権というのは、 1975年4月に、親米路線をとるロン・ノル政権を倒し、毛沢東主義の影響を受けた極端な共産主義政策を展開した政権である。この政権は、政治犯とされる人たちを虐殺したほかに、都市住民を地方に強制移住させ、過酷な強制労働の中で、多くの人々を餓死させた。ベトナム軍の侵攻によって1979年1月に崩壊したが、このわずか4年間に、200万人近い人々を死に追いやったとされている。もう40年近く前のこととなるが、あの当時、雑誌のグラビアページに、おびただしい数の頭蓋骨の写真が掲載されていたことを思い出す。
 1つの政権を崩壊させ、新しい政権を生み出すには、ある意味では、これまでを全否定する極端なイデオロギーが必要とされるのかもしれない。しかし、極端なイデオロギーは、極端な政治を生み出す。そしてそれは、決して人々を幸福にするものではないということを、カンボジアの歴史は私たちに教えてくれているのではなかろうか。

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8月6日(水) 久々に 松山に行き 知り合いを 訪ね歩けり 思いのままに…

 今日は、朝から松山市に出かける。 一番の目的は、今日から、愛媛大学ミュージアムで開催される「四国お遍路1200年、空海と弘法大師の時代」展の様子を見に行くことであった。しかし、久しぶりに出かける松山市であったので、この機会に色々な方にもお会いした。

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 まずは、愛媛大学の役員の方。最近の愛媛大学の様子をお聞きした。そして次には、加戸守行・前愛媛県知事。加戸夫妻と、積もる話をした。さらに昼食は、愛光学園時代に同級生であった足立岳彦君と一緒に摂りながら、情報交換。そして午後は、南海放送とテレビ愛媛を訪問して、役員の方々との懇談。愛媛県観光物産協会にもお邪魔して、愛媛県の観光を巡って、意見交換を行った。
 特段何かの目的があっての訪問ではないから、気持ちは楽であった。思いのままに意見交換をして、談笑する。これも、地位も立場も持たない身であればこそのことである。もちろん、そうは言っても、第一線の仕事をしている人との意見交換であるから、そこには多くの刺激があり、今後の思索や活動において、多くの示唆をいただいたと思う。有意義な一日であった。

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8月5日(火) 科学者も 先の見えない 霧に包まれ 自分の足場を 見失いけるか?

 心を痛めるニュースが飛び込んできた。理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹・副センター長が、自らの職場で自殺したというのである。
 笹井氏は、このしばらく大きな話題になっているSTAP細胞論文の共著者の1人であり、その論文の取りまとめに大きな働きをした人物である。小保方晴子研究ユニットリーダーが、STAP細胞発見の記者会見を行ったときには、その進行役を務めていた。臓器や組織の治療をする再生医療研究分野では、第一人者とされていた人物である。

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 そんな理性的で有能な人が、なぜ自殺などを、というのが私の率直な印象であった。しかし、マスコミの瞬間湯沸かし機的な強引な取材と報道、様々な政治的圧力、国民の物珍しさに基づく好奇心など、研究の世界とほとんど関わり合いのないところから押し寄せてくる深い霧に包まれてしまい、加えて自分のプライドがズタズタに切り刻まれて、自分自身の足元もよく見えなくなってしまっていたということであろうかと思う。
 理化学研究所といえば、かつては「研究者の楽園」とも呼ばれた研究機関である。そんなところにも、世知辛い娑婆の風が吹きこんできているということであろう。

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8月4日(月) 4日間に 1メートル超す 大雨の 割に少なし 四国の災害!

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 引き続いて今日も、台風12号の話題。台風12号は、熱帯低気圧に変わったが、四国には暖かく湿った空気が流れ込みつづけ、今日も雨が降り続いた。結局、 8月1日の降り始めから今日までの降水量が 1,000ミリを超える地点もあり、これは、平年の8月1ヶ月の降水量の2倍から4倍となるようである。
 これだけ大量の雨が降れば、心配するのが、洪水と土砂崩れ。私は、かなり広範な地域で、これら災害が発生することも覚悟していたが、実際には、一部地域で浸水被害があったのと、数カ所での土砂崩れが報じられただけだった。被災された方々にお見舞い申し上げると同時に、思ったよりも被害が軽微だったことに胸を撫で下ろしたのであった。
 これは、約10年前に起きた大雨被害の後に、様々な対策が行われてきたことにもよるだろうが、やはり、台風の中心が遠く離れたところにあって、確かに大量の雨が降ったが、風がほとんど吹かなかったことにもよるだろう。強い風によって樹木が揺さぶられ、その倒壊によって土砂崩れを引き起こしたり、また流出した樹木が川の流れをふさいだりすることにより、より大きな被害が生まれたのではなかったかと思う。これも1つの教訓だった。

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8月3日(日) 大雨で 高速道路が 閉鎖され 若葉書院も 扉閉ざせり

 韓国の西側にある黄海を北上する台風12号の影響で、四国には、太平洋からの湿った空気が流れ込んで、記録的な大雨となった。高知県の佐川町では3日昼前までの24時間雨量が、平年の8月1ヶ月分を超える600ミリに達し、観測史上最大を記録したそうである。

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 この大雨の影響によって、四国内の高速道路は各地で通行止めとなった。この日は、四国中央市新宮町にある若葉書院で、フォレスト・トレンド勉強会を開催する予定だったが、新宮インターチェンジに至る高速道路も通行止めとなってしまい、やむなくこの勉強会を中止とした。
 これまで、積雪で勉強会を中止するということはあったが、大雨のために取りやめたという記憶はほとんどない。やはり、異常気象の影響が、日常生活にも大きな影響を及ぼし始めてきているということなのだろうか。
 しかし、おかげで、橿樹舎に閉じこもり、 これまでに溜まった仕事の処理や書類整理に精力的に取り組むことができた。また、執筆にも取り組むことができた。「台風あり、遠方より来たる。また楽しからずや」という心境であった。

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8月2日(土) 台風は 日本を外れた はずなのに 四国南部にゃ 大雨警報!

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 ニュースでは、台風12号の話題がトップである。しかし、その台風の進路は、日本列島のずっと西側。予想進路を見ると、韓国のさらに西側を進むと報じられている。
 それなのになぜ、と言えば、台風の東側では、南から北へ風が吹く。 すると、8月初旬のこの時期は、太平洋の海水温度が高いため、水蒸気を多く含んだ風が日本列島に吹き込んでくることになる。それが、北上と共に温度が下がり、さらに高い山々に突き当たったところで、巨大な雨雲となり、大量の雨を降らせるのである。だから、ニュースの報道も、強風に対する警戒ではなく、ただひたすら、大雨に対する警戒を怠るなというトーンで行われている。
 実際に、私がその四国では、太平洋に面した高知県や徳島県の南部で、大雨が降り始めているようで、警報が出され、浸水の恐れのある所ではすでに避難も始まっているようである。
 日本の気象は、このしばらく変調である。やはり地球温暖化の影響が、さまざまな思いもよらない現象を引き起こしているということであろうかと考える。

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8月1日(金) 遍路には ミックスジュースの 味がする 1200年もの 歴史を経れば…

 「高津人間論ゼミ」で、「お遍路さん」について語り合う。
 今年は、四国88カ所霊場巡りでよく知られている「遍路」が始められて1200年という節目の年とされていて、 NHKの四国の4放送局では、遍路に関する特集番組がよく放映されている。また、各地で、特別展や美術展、寺社巡りなどの遍路に関連するイベントが開催されている。
 そこで、地域の青年たちに、この「遍路」がどのようなものなのかということについて、その歴史や考え方を語りかけたのであった。

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 調べてみると、この「遍路」のルーツは、神道の「根の国」、また、仏教の「補陀落浄土」を求めて、四国の「辺地」をめぐる行であったようである。それに、「弘法大師信仰」が加わって、現在も行われている札所巡りになったとされている。だから起源はあくまで修行であり、これに一般庶民が参加するようになったのは、江戸時代以降のことのようである。様々な思いや慣行がミックスされて出来上がった風習というべきものであろう。
 この日は、年配の方々の参加されて、共に語り合った。有意義な勉強会だったと思う。

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