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9月30日(火) 空海の 歩き遍路の 世界から 空路成田へ ひとっ飛びだぜ

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 夜の7時40分に松山空港を出発するジェットスター機で、成田空港に飛ぶ。このジェットスターは、 LCC(格安航空会社)と呼ばれる会社で、成田まで、片道7,000円程度で移動できるため、上京時に、時々使っている。
 ただ、料金が安いだけに、例えば朝早い時刻か夜遅い時刻といった、少し不便な時間帯に出発する便が多い。そこで、その出発前に、知人や気になっている場所を訪ねることにしている。今回は、東温市の青野さんや松山市の高校の芳野校長をお訪ねした。そして、愛媛県立美術館で開催されていた「空海の足跡~へんろ展」を見に行った。
 その後、成田空港までひとっ飛び。成田といえば、成田山新勝寺がよく知られている。この寺は、真言宗智山派の大本山。弘法大師自らが敬刻開眼された不動明王が本尊である。昼間訪れた「へんろ展」との縁を感じたのであった。
 それにしても、弘法大師の時代には、霊場巡りには歩き遍路しかなく、四国を一周するだけでも、大変な時間とエネルギーを要したに違いない。それが今の時代、四国から関東まで、わずか1時間半の飛行時間である。時の流れと技術の進歩、そして、それにもかかわらず、少しも発達していないように見える心の問題など、様々なことを考えたのであった。

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9月29日(月) おたかさん やるっきゃないと 言葉を残し 85歳で 静かに逝きけり…

 元衆議院議員で、約20年前に細川政権が誕生した時、女性初の衆院議長に就任した土井たか子氏が、この20日、肺炎で死去していたことが明らかになった。 85歳であった。
 土井たか子さんとは、衆議院の憲法調査会でご一緒したことがあった。彼女は、憲法9条を守るということが信条であり、憲法が国家の基本法として有効であるためには、常にこのままでいいのかどうかということを活発に議論し、見直すべきところは見直していくべきだという私の考え方とは対立することも多かった。しかし、対立をしても、どこか憎みきれないものを持った方であった。衆議院を連続12期も務められた背景には、この彼女のお人柄が有権者に強く支持されたという一面があったのであろう。

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 彼女は、国民に向かってインパクトとの強い言葉を発する国会議員であった。「ダメなものはダメ」とか、「やるっきゃない」といった言葉が一世を風靡した。よく考えてみれば、これらの言葉は、むしろ議論を否定する感覚言葉なのであるが、その時代の国民の心には強く響く力を持っていた。社会党の議員としては、 稀有の存在であったと思う。
 政界引退後の動静はよく知らなかったが、憲法擁護の運動を続けていたらしい。その信念に心から敬意を表し、ご冥福をお祈り申し上げたい。

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9月28日(日) 日本の 地下に眠れる マグマとは かつての戦争 時に噴火す

 今日の「四国マグマ・アカデミー」では、第二次世界大戦問題について論じ語り合った。それは、戦後日本について考える上で、この戦争の実態とその背景となった国内事情や国際情勢に十分な理解を持つことが必要だと考えたからであった。

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 私は、かつてのこの戦争は、日本にとってマグマのような存在だと思うことがある。普段は、地中深いところに潜んでいるために、特に意識することもないのであるが、何かの機会に、突然に地表面に噴き上がってくるからである。昨日も、御嶽山で突然の噴火があり、多くの人が被災したようであるが、これと同様に、この戦争のマグマは、中国や韓国などで、突然に噴火を引き起こす。そして様々な分野に影響をもたらすのである。
 この噴火を予知し、被害を小さくするためには、マグマのことをよく知らねばならない。研究しておかねばならない。しかし戦後日本では、臭い物には蓋という意識もあってか、この戦争にあえて目を閉ざす傾向が強かった。そして反日的な夫婦運動が起こるたびに、慌てふためくということが繰り返されてきたのである。
 今回戦争について学び合う中で、新しい事実を知り、考えを新たにすることも多かった。やはり、「学ぶに如くはなし」である。今後も、いろいろな視点からこの問題は考え続けていきたいと思う。

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9月27日(土) 民謡に 名高き木曽の 御嶽山 突然噴火す 7年ぶりに

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 この日の午前11時53分、長野県と岐阜県にまたがる標高3,067メートルの霊峰、御嶽山が噴火。紅葉が美しい季節の上に、晴天の土曜日ともあって、この昼時に数多くの登山者がいたようである。多くの方々の遭難が心配される。救助活動が早期に展開され、数多くの人たちが救われることを期待したいと思う。
 報道によれば、今回の噴火は、想定外のものであったようだ。このしばらく微動地震は観測されていたが、山の地殻変動や傾斜データに変動が見られないため、噴火警戒レベルは1 (平常時レベル)のままであったという。だから、この噴火の後に、初めて警戒レベルを入山を規制する3に引き上げたのだそうだ。
 確かに、自然を相手にしての災害予測は困難なことだと思う。科学技術が大きく進歩発展する中で、人間は、自然界に対する理解を大きく広め深めてきた。しかしそれでも、わからないことの方が多いと思う。今回の噴火だって、ほとんどその前兆はなく、専門家たちも、一様に驚きを隠せない様子であった。
 御嶽山と言えば、民謡木曽節でよく知られている。「夏でも寒い」というフレーズが印象的である。この寒いというのは、ただ単に気温が低いというのではなくて、かつても急に噴火活動が起こって、肝を冷やして心が寒くなるという意味も含んでいたのかもしれないななどと考えたのであった。

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9月26日(金) 空海は 四国巡りの 道すがら この船木にも 寄ってたはずだが…

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 恒例の船木公民館での講演会。今日は、今年がちょうど空海が四国お遍路のきっかけを作った年から、1200年になるということで、「空海の人生と思想」をテーマとして取り上げた。
 調べてみると、今から1200年前の西暦815年は、空海が42の厄年にあたるようである。つまり、空海は、この厄払いのために、四国の中にあった様々な遥拝所を回って、お参りをしたということが起源なのではないかと思われる。その伝承が、その後だんだんと整えられてきて、現在の四国88カ所霊場巡りになったのではないか。
 このような話を参加者に語りかけた時に、参加者から質問があった。ならば、なぜこの新居浜には、霊場巡りの寺がないのだと。私からは、ずいぶん昔に文化協会の会長しておられた方からお聞きした話だとして、古い時代に新居浜は、人口の少ない漁村農村であったから、空海はここにあまり注目しなかったのだろうと答えておいたが、後で考えてみると、人口の少ない地域にも、結構霊場がある。
 ならばむしろ、空海は、西条から船に乗って、西条から川之江まで移動したと考える方が妥当かもしれない。いかがだろうか。

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9月25日(木) 大学生 経済的に 困窮し 2割の人が 中途で退学?

 文部科学省の調査によって、2012年度に大学などを中途退学した人は、前学生の2.7%にあたる約7万9,000人であり、その最大の原因が、「経済的理由」であることが判明。経済的困窮によって学業を続けられなくなった人の割合は、20.4%に及んだのだそうである。それに続く理由は、転学が15.4% 、学業不振が14.5% 、就職が13.4% 、病気やけが・死亡が、5.8%、学校生活不適応が4.4% 、海外留学が0.7%と続いている。

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 37人に1人が中途退学をしていて、その人たちの中の5人に1人が経済的理由によって学業を続けることができないというこの現実をいかに見るべきか。多いと見るべきか、それとも思ったよりも少ないと見るべきか。もちろん、この中途退学者も、経済的理由だけで止めているのではなくて、おそらくは他の理由も重複する中で、退学を決断しているのだろうと思う。だから、経済面の支援だけでこの状況が改善されるということではないだろう。
 しかし、国民の貧困化、そして格差拡大という問題は、年々深刻化する問題であるように思われる。だから、大学生などに対する無利子奨学金や授業料減免の拡大といった目の前の対策だけでなく、日本社会のあり方として、これからどのような社会を築いていくべきなのかという大きな議論にも結びつけて頂きたいテーマだと思ったのであった。

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9月24日(水) 米国が シリア空爆 開始せり イスラム国の 壊滅目指して

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 アメリカ政府は、シリア領内で、「イスラム国」を標的とした空爆を開始したと発表。アメリカだけの単独軍事行動ではなくて、サウジアラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタールの中東5カ国が、この軍事作戦に参加したということである。シリアの北部にある司令部施設や訓練施設、武器弾薬・燃料の集積施設、武装車両や補給トラックなどが、その攻撃対象となった様子である。
 興味深かったのは、主権を侵犯する形で爆撃を受けたはずのシリアの外務省が、この米軍の攻撃を支持する姿勢を示したことである。その背景には、シリア国内における内戦があり、これまでアメリカなどの援助を受けて反政府活動を展開してきたグループが、「イスラム国」建国に関わっていたという事情があるようである。中東諸国は、そこに豊富な石油資源が埋蔵されていたがゆえに、これまでアメリカを始めとする西欧諸国の思惑に振り回されてきた。その複雑な事情が、今回も、顕わになったという印象だ。
 しかし、米軍の攻撃は、あくまで空爆を中心としたものにとどまるようである。地上軍を派遣せずに、ゲリラ的性格をもつ軍事組織を壊滅させることができるのかどうか、大きな疑問が残る今回の軍事行動である。

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9月23日(火) 秋分の イラ短日記が 3000作目だ 夏の暑さと 冬の寒さと その境目に立つ

 今日は、秋分の日で国民の祝日。今年は雨の日が多かったせいか、比較的過ごしやすい夏であったが、それでも、連日の30 ~37度という暑さを思い出すと、もうこれから先は、そんなに暑さに苦しめられることもないだろうと、ほっと一息する気分である。

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 実は、今日のこのイラ短日記は、インターネットのこのブログページにアップするようになってから、ちょうど3,000冊目ということである(ブログの登録データの数字)。そのすべての作品が、これまで一度も消去していないから、データとして残っているはずである。興味があれば、過去にさかのぼってご覧いただければと思う。
 私にとっては、これは、その時々に感じ考えたこと、または行動してきたことの記録集である。西暦2006年以来、約8年間の足跡がここに残されているということになろうか。自分では、小野版・ユネスコ「世界記憶遺産」だな、などと語ってみるが、妻は、「数を誇るなんて、はしたない」といった反応である。それもいいだろう。
 秋分の日といえば、昼と夜の時間が同じになる日である。夏の暑さと冬の寒さの境目である。これからは、少し寒さに備えなくてはならない期間になるかもしれないな、などと、あまり意味もない連想をしてみたのであった。

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9月22日(月) スーパーの 地域格差が 顕著なり 日本社会は 日食?月食?

 日本チェーンストア協会が、この日、食品スーパーの8月の販売統計を発表した。それによると、全体では、前年同月比0.1%減であるが、その縮小幅は、 7月における2.1%減からかなり大きく改善し、消費税増税の影響が、食品や日用品ではかなり薄らいできていることがうかがえる。
 しかし、同時に指摘されている問題もある。それが何かといえば、都市と地方で個人消費の格差が鮮明になってきていることである。具体的に言えば、 8月の売上高が、首都圏が含まれる関東では4.4%増になっている一方で、中四国では0.7%減、近畿では1.5%減であり、地方での消費が低迷している様子がうかがえる。この傾向は、百貨店の売り上げにおいても同様であるようだ。
 この格差が何によって生まれているかということについては、都市部では、大企業のボーナス増などが消費税につながっている反面、地方においては、中小企業における賃金の伸びは小さく、さらにこの春の消費増税に加え、輸入食品やガソリンが高くなっていて、消費が萎縮しているのではないかと分析されている。

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 世の中は無常である。「満つれば欠けるは世の習い」と言われる。これからの日本社会は、日食のように、欠けて世の中を真っ暗にしてしまうのか、月食のように、風情を楽しむものとなるのか、興味深く思う。

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9月21日(日) 戦後すぐ 安倍能成が レール敷く 教育思想は カント譲りか?

 「教師人間論ゼミ」の日。今回取り上げたのは、第二次世界大戦の直後に、幣原改造内閣で文部大臣に就任。その後も、教育刷新委員会委員長として、戦後日本の学制改革や教育基本法制定などに力を尽くした人物である。国語審議会会長として、当用漢字表や現代仮名遣いの制定を推進したことでも知られている。言うなれば、日本の戦後教育のレールを敷いた人物と評価してもいいのではないかと思う。

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 安倍氏は、カントの研究者としてもよく知られ、カントの哲学に関する数多くの研究書も出版している。それだけに、戦後教育の底流を流れる思想は、カントの思想ではなかったかと私は思う。
 例えば、カントは、「人間は教育されなければならない唯一の被造物である」と語り、自然状態を脱して自分を完成させるためには、教育を必要とする、と論じている。そしてそれは「野生の馴致」ということであった。つまり、子どもが持つ自然の本性を尊重しつつ、自発的に社会の規律に同化させていくという教育を主張した。
 これは、安倍能成の教育思想と見事に合致し、教育基本法の精神にその考え方が盛り込まれた事は明らかである。
 戦後日本教育の原点を探る興味深い教師人間論ゼミであったと思う。

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9月20日(土) 広島の 土砂災害から 1ヶ月 テレビを見れば 台風報道!

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 広島市北部の集中豪雨によって引き起こされた大規模土砂災害から、今日で1カ月となった。私は現地を訪れておらず、テレビ画面を通してその様子を見ただけではあるが、山肌の谷の部分が大きく崩れて、大量の土砂が住宅地域に流れ込んだことが容易に想像できた。多くの家々がその土砂に飲み込まれ、 74名が犠牲になったという。改めて心からご冥福をお祈り申し上げたい。
 災害というものは、自然災害、人災にかかわらず、思いがけない場所で思いがけない時に起きるものである。だからこそ、平素から、災害への警戒を怠らず、いざというときには緊急避難できる体制をとっておかねばならないということであろう。
 この日はテレビを見ていると、台風16号の報道がなされていた。まだ日本南方にあるが、それが通過したフィリピンでは、洪水被害が発生していて、少なくとも5人が死亡、約20万人が避難所での生活を余儀なくされていると報じられていた。人類の歴史とは、ある意味で、自然災害との戦いだったかもしれないなと思った。その災害に対抗するために、様々な知恵を生み、様々な工夫を行ってきたプロセスが、文明の進歩発展を導き出したのかもしれない。そんなことも思った。

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9月19日(金) 国家とは こんなに脆い ものなのか? スコットランドの 独立運動…その印象

 イギリス北部スコットランドの独立を問う住民投票の開票が行われた。その結果、独立反対が全体の過半数の55%を占めて、否決となり、スコットランドはこれからも、イギリスの一部として残留することとなった。この投票は、登録有権者数が約430万人であったそうだが、その投票率は84.6%となり、イギリスで行われた投票で過去最高を記録したそうだ。スコットランドの有権者が、強い関心を持っていたことを示している。

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 このスコットランド独立問題は、全世界の注目を集めていたと言ってもいいだろう。ある国の一部が、その地域の住民投票によって分離独立を決める、というのは、少なくとも先進国においては、このしばらく聞いたことがない。このスコットランドの事例が、世界中に波及する可能性を秘めていたからこその、世界の強い関心を集めたのであろう。
 それにしても、現在の世界において、国家が最高の主権を持つ存在として位置づけられ、国際秩序の基本単位となっている。その国家というものが、ゆらぎのない絶対的なものだといつの間にか思い込まされてきたが、今回の事例でもわかるように、実は、力関係によって変化が起こりうる脆さを抱えたものだということがわかった。おそらくは、今回のスコットランドの事例は、世界各地に飛び火するだろう。そんな気がしてならない。

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9月18日(木) 調査もダメと IWCの 総会が 決議採択 海は一つと

 スロベニアで開催中の国際捕鯨委員会(IWC)総会は、この日最終日を迎え、日本の調査捕鯨を事実上先延ばしにすることを求めたニュージーランド決議案を賛成多数で可決。日本の代表は、この決議に対して、法的な拘束力がないことから、調査捕鯨の再開は可能だとコメントをしていたが、現実的には、国際的世論の反発を考えれば、一筋縄ではいかない状況に追い込まれたと判断すべきだろう。

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 この鯨の捕獲をめぐっては、これまでも様々な議論が行われてきた。その中で一考に値する論の1つに、欧米諸国では、牛や豚を屠殺し、大量の肉を食しているにもかかわらず、なぜクジラやイルカの肉食だけがこのように批判の対象となるのか、という点がある。これらは生物としては同じであり、より人間に身近な生物という意味では、むしろ牛や豚の方が批判の対象になっても不思議ではない。
 結局は、世界中の海がひとつに繋がっていて、特定の国だけがその海の生物を捕獲する権利を主張することの違和感があるということではなかろうか。加えて言えば、鯨の場合は、それを捕獲して命を奪うプロセスが映像化され、多くの人の目にさらされていることも、同情心をかき立てているのかもしれない。この問題は、条約の法文だけで判断できる問題ではないことを理解する必要があるのではなかろうか。

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9月17日(水) 酒作り 人を作りし 佐川町 今も漂う 先人文化

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 朝、「宝船ビタミン号」を走らせて、高知県佐川町に向かう。町長に初当選して、もうすぐ1年を迎える、堀見和道氏と話し合うためであった。
 堀見町長は、1968年生まれの45歳。東京大学工学部建築学科を卒業した後、新日本製鉄で働いていたが、その後独立して、「堀見和道まちづくり研究所」を立ち上げ、その代表取締役であった。幅広い見識の中に、新しい発想を入れて、町づくりを進めていこうとしている町長である。
 加えて、佐川町は、なかなか魅力的な土地である。土佐藩の筆頭家老・深尾氏が領主となっておさめていた土地であり、産業振興・文化・教育などの方面において、歴史と伝統を持つ土地である。特に、酒の名産地であり、街中を歩いていると、どこからともなく酒の香りがしてくる。また、郷校「名教館」で教鞭をとった幕末の儒学者・伊藤蘭林の門下に、田中光顕や牧野富太郎らがいて、数多くの人物を輩出している土地でもある。
 数多くの魅力的な素材のある土地に、意欲を持つ有能なリーダーが誕生したら、一体どのような町が作られて来るのだろうか、というのが私の関心であった。
 その後、佐川町内の有名な鰻屋で、昼食をとり、佐川町内をキャラバン。有意義な一日であった。

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9月16日(火) 消費税 再増税を 前にして 議論の尖兵 諮問会議じゃ

 この日、内閣改造後初めてとなる経済財政諮問会議が開かれ、来年秋に予定している消費税再増税に向けた議論に着手した。今回、新しい民間議員として、経団連新会長の榊原定征氏と、この10月にサントリーの社長に就任予定の新浪剛史氏が加わった。
 留任した2人の民間議員と合わせた4人の民間議員が、連名で提言したのは、今後消費税増税を決定するに当たって、 5つの項目を注視すべきだとするものであった。その一つは、個人消費。 2つ目は設備投資。 3つ目は輸出入の動向。 4つ目は物価動向。そして5つ目には、株価・為替・金利など、マーケットの動きである。

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 この日の議論では、この春の消費増税の後、日本の景気が低迷しているような印象があるが、日本経済の基調は強く、回復シナリオは崩れていないとするものであったそうだ。ただ、経済を下支えする対策の必要性を主張する声も多かったようで、今後の予算編成において、そんな声が反映されることとなるだろう。
 経済財政諮問会議は、政府判断の先駆け的役割を担っているところがあり、これから、尖兵として、国会議員や中央省庁、関連業界団体などに対して、観測気球をあげたり、場合によれば、試射をしてみたりするのだろうか。様々なドラマが展開されることとなりそうである。

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9月15日(月) 人生を 真摯に生きんと する人たちが 語らい歩けり 新宮の道

 引き続いて、今日は敬老の日であったけれども、松山市を中心とした若者たちが、新宮にやってきた。「志の道」を歩いてみたいということでの訪問であった。
 そして私には、志の道を作った思いを参加者に語りかけてほしいとの依頼があったので、胸の中の率直な思いをお話させていただいた。そして、第1碑から第4碑までをご案内させていただいた。さらに、若葉書院において、「思考の三原則」を中心に約1時間のお話をさせていただいた。

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 この「志の道を歩く会」に参加された方々は、これまで人間の生き方について学び続けてきた方々とのことであり、とても真摯に話を聞いていただいたと思う。強い心の響き合いを感ずる人たちであった。
 この「志の道」も、その除幕式を行ったのが、21世紀を迎えた西暦2001年の11月の文化の日であったから、もうすぐ13年ということになる。決して多くの人たちに広く知られるものとなっているわけではないが、知る人ぞ知る場所になってきつつあるのではなかろうか。わざわざこの道を歩いてみたいと言って下さる方が、それほど数多い訳ではないが、確かにおられるし、本気でお訪ねくださる方が増えてきている気がしている。ありがたい話である。

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9月14日(日) 東京の 大学生らが やってきた 若葉書院の 勉強会に

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 「四国人間論ゼミ」。今回のテーマは、「松木幹一郎と十河信二」。
 実はこの二人は、ともに後藤新平の部下として、後藤の仕事を支えた者同士である。そして、松木幹一郎の出身地は、西条市河原津。十河信二の出身地は、新居浜市中村。生まれ育った土地は、 30 kmくらいしか離れていない。しかも十河は、できたばかりの西条中学に学び、戦争が終わる頃には、西条市長も務めている。同郷の二人といっても、差し支えないだろうと思う。この二人が、どんな人生を生き、どんな足跡を残したかということについて、参加者に語りかけたのであった。
 この四国人間論ゼミに、珍しい客がやってきた。それは、東京の大学生二人であった。この大学生たちは、「全国学生連携機構」という、大学生による組織を立ち上げていて、さまざまな講演会や勉強会を開催しているそうである。さらに、いろいろな方面への提言活動も行っているということで、これから愛媛県における組織を立ち上げるために、その調査を兼ねて私のところにやってきたということであった。
 東京からは飛行機でやってきて、若葉書院まではタクシーで来たと語っていた。なかなかの行動力と、感心した。先人に学ぶ活動もやっているそうであり、今後のご活躍をお祈りしたいと思う。

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9月13日(土) ビジネスの ジェット対応 窓口が 羽田に開設! そんな時代かい?

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 報道によれば、 この30日から、羽田空港の国際線旅客ターミナルに、ビジネス・ジェットの客専用窓口ができるのだそうだ。この窓口を使えば、これまで入国手続きに最大30分かかっていた時間が、わずか3分間で済むようになるそうだ。この窓口開設の背景は、少人数搭乗のビジネス・ジェット機を利用する海外の経営者や富裕層を日本に呼び込む狙いだという。
 そしてそれに合わせて、国際線ターミナル前の駐機場スペース1機分を、ビジネス・ジェット優先にすると同時に、来年3月には、大型ビジネスジェットの駐機場を、今の3機分から9機分にも増やすということである。
 こんなことができるのも、羽田空港の拡張工事が行われ、航空機の離発着枠が大幅に拡大したからであるが、それと同時に、政府が日本の経済成長戦略を推進するうえに、ビジネス・ジェットを使うような企業家や金持ちを積極的に日本に呼び込もうとする政策をとっているからでもあろう。
 経済成長は、数字で評価される傾向の強い政策課題である。それだけに、それだけに、お金の問題が何よりも最優先という風潮が広がってしまうことに一抹の不安を覚えざるを得ない。今回のこの問題が、その兆候でなければいいのだが…。

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9月12日(金) iPS 初の移植 手術の日 我は心の 移植に挑む?

 理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーが記者会見。この日行った、世界初のiPS細胞を使った移植手術について、この手術が無事に終わったことを報告した。
 理化学研究所といえば、先日来のSTAP細胞問題で、大きな疑惑を呼んでいる研究機関である。長い間、先人たちが営々と築き上げてきた歴史と業績が一気に否定されてしまいかねないほどの問題であった。その研究機関から、今回は、きわめて慎重にして地道なプロセスを経て、 1つの研究成果が生み出されようとしているのである。願わくば、この手術成功を通して、研究の本来のあり方を再認識する機会にしてほしいと願わざるを得ない。

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 この日私は、「高津人間論ゼミ」で、「空海の思想」を語った。今年がちょうど「四国88箇所霊場」の開創1200年の年にあたることから、空海、つまり弘法大師への関心が高まっている機会に、その本質部分を語りかけようとしたのであった。しかし、これは容易なことではない。 1つの大きな思想を語るということは、おそらく研究者にしても容易なことではないだろう。しかもそれを人の心に響かせていかねばならない。心とは、自分自身が積極的に受け入れようとはしない限り、本人のものにはなっていかない。 拒絶反応もあるだろう。無関心もあるだろう。そんな心の移植の困難を感じつつ、それでも懸命に語りかけたのであった。

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9月11日(木) 楽をして  大きな成果を 狙うものは やっぱりごまかし やってんだろうな!

 朝日新聞社の木村伊量社長が、記者会見を行い、朝日新聞が掲載した記事について、その誤りを認めて取り消すことを発表した。その具体的な内容は、福島第一原発事故の際に、「所員が吉田所長の命令に反して、第一原発から撤退した」とする記事内容が、この日公開された「吉田調書」の文面に照らし合わせしたときに、その誤りが明確になったというものであった。

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 しかし、表向きはそうであっても、実際には、 「従軍慰安婦問題に関する事実誤認記事」の取り消しについて、社長が公式に記者会見で詫びるということが、本来の目的であったことは明らかである。この従軍慰安婦問題について、軍が直接に関与して女性を強制連行したということを朝日新聞は主張し続け、近隣諸国との間に大きな政治問題を作り出した。それに対して、莫大な慰謝料を求める訴訟が提起されようとする動きが生まれている。また政治の舞台においても、この問題を取り上げて、朝日新聞の責任を追及しようとする動きも生まれている。それらの動きに対して、このお詫び会見によって、その風圧を弱めようとする意図であったに違いない。
 日本の代表的メディアにしてこの体たらくである。現地の裏付け取材もせずに、安易に報道したということか。むしろ、大きな意図を背景に持ちながら報じたのか。なんにしても、小さな努力で大きな効果を狙った結果と言わざるを得ない。そういうものには、裏がある。ごまかしがある。そう考える方がいいような気がする。

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9月10日(水) 50年 前の聖火 ランナーが この世を去れり 跳ね火残して

 1人のランナーが、静かにこの世を去っていった。 1964年に開かれた東京オリンピックの開会式で、聖火の最終ランナーを務めた、坂井義則氏である。 69歳であったという。
 その聖火点灯の場面は、今も記憶の中で鮮やかである。開会式の晴れ渡った青空の下で、坂井さんが長い階段を上り、最上部にあった聖火台にトーチを近づけた瞬間、聖火台に大きな炎が燃え上がった。それと同時に確かファンファーレが鳴り響いたことを思い出す。その聖火の炎は、日本が大戦に敗れて約20年、ようやく国際舞台に向かって、日本の国から発する光が世界に広がっていくような印象であった。

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 その日から約50年、長い間休止していた鹿児島県の川内原発に再点火するための原子力規制委員会による安全審査が合格とする決定が行われた。これによって、技術的問題はクリアされ、後は、地方自治体が再稼働に同意するかどうかというプロセスに移る。原発には、事故時の甚大な被害への対応や廃炉後の取り組みの不明朗さ、さらには使用後の核燃料廃棄物の処理問題など、解決すべき多くの深刻な問題があるが、同時に、その巨大なエネルギーは、国民生活と経済を支えるために、不可避のものであるとする考え方も強い。その原発の火が、聖火となるのか、逝火(せいか)となるのか、注視していきたいと思う。

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9月9日(火) もう誰にも 負ける気しないと 語ってた 錦織選手 ついに敗れり

 この日のニュースは、男子テニスの錦織選手の話題一色という印象であった。錦織選手は、日本男子テニス界で前人未到の4大大会初の決勝戦出場を果たしたが、残念ながら、決勝戦でクロアチアのマリン・チリッチ選手にストレートで敗れ、準優勝。しかし、メディアの論調も、町の中の声も、錦織選手の健闘をたたえる声に満ちていた。
 錦織選手は、試合後のインタビューで、自分のテニスができなかった悔しさを語ると同時に、応援した様々な人達への感謝の言葉を述べ、自分にとってとても楽しい2週間であったと、この試合期間を振り返った。

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 錦織選手は、日本テニス協会の盛田正明名誉会長が私財を投じて設立した「盛田ファンド」の奨学金をもらって、フロリダ州のアカデミーでの英才教育を受けてきたという。その海外での修行の結果、国際試合で通用する有力プレーヤーになったわけであり、日本では2020年の東京オリンピックを控えていることもあり、これから先、少年期からのスポーツ選手の英才教育の重要性が再認識されることにもなりそうだ。
 このしばらく、スポーツ界でも、音楽やバレエなどの文化面でも、若き日本人の活躍がよく報じられている。その多くが、小さな頃から海外で学んだ人たちである。そんな人たちによって新時代が開かれてきている、その意味を考えるべきときのようである。

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9月8日(月) 経団連 政治献金 再開を 公式表明 それは義務だと

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 この日、経団連の榊原定征・会長が記者会見し、会員の約1,300社に対して、政治献金をするよう「呼びかけ」を再開する方針を表明。これは、この日に開いた会長・副会長会議で、榊原会長から献金呼びかけ方針を説明し、了承されたものである。経団連は、安倍政権への支援を表明してきたことから、金の面での協力を強めることになるだろう。
 この会見で、榊原会長が「民主政治にかかる費用の負担は、企業にとって社会貢献の1つ」と表明した点が印象深かった。企業が社会貢献を行うことは一般には義務だと考えられているから、今回、経団連は、民主主義社会を守るための義務として、政治献金を行うという方針を示したと言い換えることもできよう。
 今の自民党は、莫大な借金に苦しんでいるのであるが、これで一息がつけるということにもなりそうである。
 この日のニュースでは、東京都で、見知らぬ男から渡された飴を口にした小学校3年の女子が倒れた事件も報じられていた。「知らない人から物を貰っちゃダメ」という教えが、これから強まることになるだろう。「政治家は、意図のわからないお金を貰っちゃダメ」と、いったい誰が教えることになるのだろうか…。

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9月7日(日) 顕示欲 強い二人が 共同で 代表務めて うま~くやれるの?

 大阪での叔父の葬儀。この日は、若葉書院で、フォレスト・トレンド勉強会を予定していたが、やむなく中止。この8月と9月は、やむを得ない事情ではあったが、勉強会を取りやめざるを得ないことが多く、残念な思いが心の中に残る。葬儀と初七日の法事を終えて、自宅に帰り着いたのは、もう夜も遅い時刻であった。

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 帰宅して、テレビでニュースを見ていると、かねてから話題になっていた「日本維新の会」と「結いの党」の合流話が両代表によって合意されたことが報じられていた。注目されたのは、合流後の代表が誰になるかという点であったが、この点は、今後1年間は双方から代表を出す共同代表制を採用することで合意したということである。つまり、橋下徹・「日本維新の会」代表と江田憲司・「結いの党」代表の2人が共同代表となるのである。
 いやはやなんとも、という印象である。政権を狙う政党である以上、その主張には責任が伴うはずである。その最終責任を担うべき人が必ずしも考え方が一致しているとは思えない2人の共同代表であるなどということが、世間に通用するのであろうか。継続的に政治活動が行えるのであろうか。これはやはり、テレビゲームの世界であると思う。いつまでも国民の目を欺くことなどできないと私は思うのであるが、いかがであろうか。

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9月6日(土) 母方の 叔父が亡くなり 大阪へ OAK・TREEの 理解者だったよ

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 突然、叔父の訃報が飛び込んできて、通夜と葬儀への参列のために、大阪へ向かう。
 少し前には、父親の弟の葬儀が東京で行われたところであり、相次ぐ訃報に、気持ちが重くなってしまう。
 この叔父というのは、私の母の妹の夫であった。私が小さな頃から、叔母は、一家揃って里帰りをしては、我が家で談笑をしていた。また私も、小さな頃は、大阪にある叔母の家を訪ねて、従兄弟とともによく遊んでいた。叔父はどうかといえば、口数はそれほど多くなく、「男は黙って」というコマーシャルが昔あったが、どちらかといえば古武士風のダンディズムを漂わせている人であった。
 通夜の席で叔母から聞かされたのは、亡くなった叔父は、いつもOAK・TREEを丹念に読んでいたという話であった。そして、その内容について、高い評価をしてくれていたということであった。
 それを聞きながら、 OAK・TREEのファンがまた1人この世を去っていったのだなと心寂しく思った。このOAK・TREEの読者は、年配の人たちが結構多い。そういう人は、隅々まで読んでくださっているようだ。そんな人たちが、無常の風の中、だんだんと姿を消していく…。なんともいえない寂しさである。

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9月5日(金) まちづくり ひとをつくりて しごともつくる 創生本部が 本日スタート?

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 安倍総理は、石破総務大臣や菅官房長官とともに、「まち・ひと・しごと創生本部事務局」の看板掛けを行い、その事務局職員への訓示を行った。その中で、総理は、この取り組みの重要性を訴えると同時に、現場主義を職員に求めた。つまり、地域ごとの良さを活かしていくために、職員が各地域を自ら歩くと共にして、どんどんとアイデアを出す。またはアイデアを持ってる人をどんどん探し出して、そのアイデアを活用していくということを求めた。このような基本姿勢は総論としてはその通りだと思うが、現実に具体的な取り組みを進めようとすれば、様々な困難な課題に直面することになるだろう。この問題を担当する石破総務大臣は、強いリーダーシップを持つ人としてよく知られているが、これまでの霞が関の常識や慣行を打ち破り、新しい地方創生の取り組みを進めていくことを期待したいと思う。
 ただ気になっているのが、この組織に与えられた3つの役割の順番である。まず「まち」を作り、「ひと」を作り、そして「しごと」も作る、という順番になっているが、実際には、まずは「ひと」を作ることから始まり、それが「しごと」を作り、そしてその結果として「まち」が作られる、というのが、一般的な考え方だと思うのだが…。

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9月4日(木) 日本人が 男子テニスの ベスト4! 100年ぶりの 快挙だそうだ!

 テニス全米オープンの男子シングルス準々決勝で、錦織圭選手が、スイスのスタニスラス・ワウリンカ選手を破り、準決勝に進出。これは、全米オープンの舞台では、1918年の熊谷一弥以来、日本勢としては実に96年ぶりのことなのだそうだ。
 この快挙を、テレビでは大きく取り上げて報じていた。神業とも思えるようなプレーも、その中にはあった。そして、この試合時間は4時間を超えたのだそうであるが、そんな長い時間にわたって、集中力を失うことなく、体力の限界に挑み続けるプレーは、とても感動的なものであった。

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 かつての日本のスポーツ界といえば、チームプレーで競技する団体競技では強くても、個人プレーでは、体格に優る外国人選手にはとても及ばないという論調が強かった時期がある。そんな時代からすれば、今回の錦織選手の活躍などは、隔世の感ありという印象である。
 それにしても、錦織選手の「誰にも負ける気がしない」という言葉のインパクトはとても大きかった。日本人が、世界に向かってここまで自信に満ちた言葉を語れるようになったのかと驚いたのであった。

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9月3日(水) 国民が 政治と共に 夢描く 時代の終焉… 内閣改造…

 この日、安倍首相は、内閣改造を断行。併せて、自民党の人事も行い、新体制をスタートさせた。
 内閣は、安倍総理を除く閣僚18名のうちで、主要閣僚の6名が留任、閣僚経験者4名が入閣し、今回新たに閣僚になったのが8名である。マスコミ報道でも注目されていたように、今回閣僚の5名が女性であり、安倍内閣の女性重視を閣僚人事でも示したと言えそうである。一方、自民党の幹部人事においては、注目された幹事長には谷垣禎一・前自民党総裁が就任した。そして、総務会長には、 二階俊博氏、そして、政調会長には、稲田朋実氏が選任された。

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 私の見るところ、総理が適材適所の人事と述べたように、かなり目的志向性の強い人事を断行した印象である。そして、先に女性閣僚が5名ということにも触れたが、この部分に話題性を求めた人事とも言えそうである。
 ただ気がかりなのは、国民が必ずしもこの内閣改造に強い関心を寄せたとは言えない点。テレビや新聞などが大きく報じているから、一定の関心を示しているようには見えるが、実際にはほとんど無関心ということではないか。国民が、政治とともに将来の夢を描くという時代はもう終わってしまったのか…そんな印象を胸に抱いたのであった。

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9月2日(火) 山間の 小規模自治体 活かす道 我も走りて 思索深めり

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 四国山間地域の現場視察と意見交換を目的としたキャラバン活動を行う。
 具体的には、愛媛県西条市から高知県高知市を結ぶ国道194号線沿いの地域、そして、高知県須崎市から愛媛県松山市を結ぶ国道494号線沿いの地域を自動車で走りながら、山村地域がどのような状況になっているか観察しながら、通過地点にある町村の役場を訪ねて、職員との意見交換を行った。
 結論から言えば、山村地域は年毎に疲弊の度を深めている印象である。若者の流出が続き、 65歳以上人口比が50%を超えるところもある。先に希望あふれる展望を持つことができず、諦め半分に惰性的に行政が行われている印象さえあった。
 ここまで事態が悪化すると、もう一つの町村レベルで問題解決に取り組む事は不可能かもしれない、そんな気持ちにもなってしまったのである。これからは、地域の動脈である幹線道路を媒介して、より広域的な交流を生み、経済活動を作り上げていくという発想が必要ではなかろうかと思う。
 これから、時間を見つけて、こういった地域を訪れ、また様々な提案も作り上げていきたいと考えたのであった。

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9月1日(月) 日印の 首脳会談 モディさんに 3.5兆の お土産渡す

 来日中のインドのモディ・新首相と、安倍晋三総理との対談が行われ、共同声明に署名、発表をした。
 その中心的な課題は、経済協力と防衛協力の2点であったようである。
 まず経済協力については、インドは、外国企業が経済活動しやすいように、そのビジネス環境を改善する決意を示し、それに対して日本側は、今後5年間で日本の対印直接投資・進出企業を倍増させ、官民合わせての3.5兆円の対印投融資を実施するとした。これだけの規模の投融資がおこなわれれば、モディノミクスの中心的プレーヤーは、おそらくは日本ということになるだろう。まずは、モディ首相の対日外交は、大成功をおさめだと評価されるに違いない。

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 それから、防衛協力の面では、今後外務・防衛閣僚級協議を創設し、両国間の対話強化を進めると同時に、海上における共同訓練も定期的に開催することとした。拡大する中国への脅威に対して、両国で共同して対処できる体制を作っていこうという趣旨のようである。
 その他にも、国連安保理改革の問題や原子力協定交渉の問題、さらにレアアースの共同生産問題な、様々な共通課題についての議論も行われたようである。今後の日印関係のさらなる発展を期待したいものである。

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