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2月28日(土) ロシアでは 反プーチン派の 指導者が 首都中心部で 暗殺されけり

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 ロシアの野党指導者の一人で、反プーチン政権の急先ぽうとされるボリス・ネムツォフ元第一副首相が、モスクワ中心部で銃で撃たれ死亡。ネムツォフ氏は、この翌日3月1日に、プーチン政権のウクライナ介入に反対する大規模デモを予定していたことから、この暗殺には政治的な背景があるとみられている。
 ロシアでは、これまでも、政権を批判したり、国家の重要機密を握っていると考えられた人たちが、数多く暗殺されてきたという歴史がある。それだけに、反政府側は、今回も、政府の手による暗殺であると批判を強めている。
 一方、政権側はそれを否定。逆に、反政府側が、自らの運動を盛り上げるための自作自演の殺人事件だ、と批判しているようである。
 まさに謀略の渦中の暗殺事件という様相である。
 これは、今ロシアが置かれている立場の難しさを示すものでもあると思う。プーチン政権は、このしばらく反米的姿勢を強めている。しかも、経済状況はかなり悪化しているようである。そして、ウクライナではかなり強硬な軍事的な動きを行い、世界中から強い批判を浴びている。
 こうなると、ロシアを巡って、内外の様々な策謀が渦巻いていると考えざるを得ない。今回の暗殺は、その混乱への幕を開く事件であったということにはなるまいか?

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2月27日(金) 川崎の 中一殺害 逮捕者は 遊び仲間の 先輩たちなり

 ちょうど1週間前の2月20日、川崎市の多摩川河川敷で、中学1年生、上村遼太君(13歳)が、首を切られた全裸遺体で発見された異常な事件は、連日テレビで取り上げられ、大きな話題となってきた。当初から、少年が関係する事件とみられていたことから、警察は慎重な捜査を続けてきたようであるが、今日、その容疑者を逮捕したと報じられた。
 逮捕されたのは、18歳と、17歳2人の、少年3人であった。これら3人は、遊び仲間だったということである。そして、上村君は、今年になってから、これらの人たちと一緒に遊んでいたらしい。ところが、このグループから抜け出そうとして、暴力を受けるようになったようである。まだ現段階では、その殺人の動機などが必ずしも明らかになっているわけではないが、周辺の取材によれば、「あいつが気に入らないから」といった理由で、暴力が加えられ、挙げ句の果てに、殺人にまで至ってしまったということのように見える。

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 最近、世界中で、同様の理由で数多くの人々の命が失われているように思う。クラッパー・米国国家情報長官は、上院軍事委員会公聴会で証言し、昨年1月から9月までにテロ攻撃による死者数が約3万1,000人に上るとの見通しを明らかにしている。今や世界中が、「気にいらんから殺すウイルス」に汚染されたスモッグで覆われている印象である。

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2月26日(木) ハラノナカ ハラスメントヤ ハラルナド ハラハラドッキリ ハランバンジョー

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 大阪市の水族館「海遊館」の男性管理職2人が、女性派遣社員に、セクハラ発言を繰り返したことに対して、会社側が下した処分が重すぎるとして争われていた裁判の最高裁判決が出された。それによれば、男女雇用機会均等法では、職場でのセクハラ防止対策を企業に義務付けているが、企業がその対応を十分に行っていた場合には、事前の警告などがなくとも、懲戒処分は妥当と判断した。
 発言がセクハラに当たるか否かというのは、法律にその要件が明確に書き込まれているものではない。その発言を受け止めた人が、それを不快に感ずるか否かという曖昧な判断基準に立脚するものである。だから、裁判においても、判断が分かれ、2審の大阪高裁判決ではこの処分を無効とする判決が出されていた。そこで、この判決に対しては、男性2人の側から「納得できない」とのコメントが発表されたそうである。
 同様の問題に、イスラム教徒が、豚肉やアルコールを口にしてはならないとする「ハラル食」の問題がある。これらは、製造過程で極く少量使われているだけでも問題になるというものであり、その使用を明示していなかったというだけで裁判になった事例もある。
 今は、色々な価値観や考え方の人たちと共存しなくてはならない時代であり、これまでの考え方では通用しないことが次々に起きている。「ハラハラどっきり波瀾万丈の時代」と言うべきであろう。

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2月25日(水) 新居浜の オール・ジャパンの 代表は 十河信二と 伊庭貞剛なり

 この日の夜、新居浜市内で講演。「新創研」という名称の、若手経営者の自主的勉強会の総会後に、お話をさせていただいた。
 ここで取り上げたのは、十河信二と伊庭貞剛という新居浜にゆかりのある人物に関する話であった。十河信二は、「新幹線の父」とも呼ばれ、第4代国鉄総裁を務めた人である。新居浜市で生まれ育っている。一方、伊庭貞剛は、生まれは近江八幡であるが、明治の中期に、別子銅山の問題解決のために新居浜で5年間を過ごしている。その間に、公害対策などで様々な先駆的取り組みを行った。

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 私は、オールジャパンで、「人物」の偉大さを競い合うとするならば、新居浜代表としては、この2名を取り上げたいと考えている。この2人ならば、その業績のみならず、その人間像や思想の魅力において、全国に紹介して、恥じるところはないと考えているからである。まさに、「本物の人物」という名に値する人たちと考えている。
 「新創研」のメンバーには、とても熱心に話を聴いていただいたと思う。さすがは、自分から学ぶ場を求めてやってくる人たちである。このような人たちの中から、今後、全日本「人物」選手権大会(?)に出場するような人たちが現れてくることを、ひたすら期待したいものである。

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2月24日(火) 福島の 原発古傷 まだ痛む? もう4年もの 月日となるが…

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 東日本大震災の後に、原子炉建屋の爆発事故などを起こして、深刻な放射能汚染を引き起こした福島第一原発で、今度は、2号機の屋上に溜まっていた強い放射性物質を含む粉塵が、雨が降るたびに排水路を通じて流出して、流出防止フェンスなどの対策が施されていない港湾外に流れ出ていたという問題が発表された。
 今のところ、この放出口近くの海水に顕著な汚染は確認されていないということであるが、この発表がずいぶん遅れたこともあり、漁業者からの強い反発が生まれているという。テレビを見ていると、今回のことで、「東京電力との信頼関係が壊れた」とまで発言する人もいた。
 考えてみれば、あの大震災からもうすぐ4年となる。ずいぶん長い月日であった。しかし、放射性物質の何万年とも言われる長い寿命からすれば、4年間などというのは、ほんの一瞬のことに過ぎないということか。汚染地域内の汚染土の除去作業は着実に進んでいるようであるが、その保管施設を巡っては、未だ決着が見られていない。
 ああ、4年たってもまだ痛み続ける古傷よ。放射性物質という怪物を取り扱うには、政府も電力会社も、あまりに安易な考え方であったのかもしれないな…と、その古傷の痛みに苦しむ現代社会を見ていて、そんな思いを深くしたのであった。

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2月23日(月) iPhoneの ソフト・リロード 修理せし日に 安倍内閣も 閣僚リロード?

 このしばらく、私が使っているスマホの調子が悪く、声が途中で途切れてしまうことが多くなっていた。そこで、電話でアップル社の相談窓口にその問題を伝えて、その問題解決法を指導していただいたところ、一度、これまでにダウンロードしたアプリソフトやインプットしたデータをすべて外部に移して、それから基本ソフトをリロードし、iPhoneを初期状態にリセットすると直ることがあるかもしれないということで、教えられるままにその作業を行った。この作業にはずいぶん長い時間がかかったが、それをやり終えて、知り合いに電話をかけ直してみると、今回は問題が発生しなかった。完全に直ったのかどうかまだよくわからないが、とりあえずは一件落着である。

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 その後、テレビでニュースを見ると、安倍改造内閣で就任した西川公也農林水産大臣が、安倍総理に辞表を提出し、その後任には、前農相の林芳正参議院議員が就任と報じられていた。西川農相は、国からの補助金を受け取っていた企業から政治献金を受領していた問題が指摘され、野党からの攻撃の矢面に立たされていた。そしてその影響で、予算審議が進まないという問題が生じていた。
 なんだ、内閣の閣僚交代というのは、スマホの調子が悪くなって、アプリソフトやデータのリロード作業を行うのと一緒じゃないか! これで安倍内閣がうまく政権運営できるかどうかわからないが、こちらも一件落着ということか。

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2月22日(日) 方谷の 話にちっとも 居眠りできず 今日は疲れた… と語る人あり

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 岡山県高梁市で、「山田方谷のひとづくり」というテーマで講演。
 これは、岡山県西部のロータリークラブが集まって年に1回開催している「インターシティー・ミーティング」という会合に招かれて、行った講演であった。200名を超える参加者であり、熱気あふれる会であった。
 ここで私が行った講演は、山田方谷自身の紹介は、その地元のことでもあり簡略に済ませて、残った時間で、人間が生きていく上で必要とされる基本的なものを、方谷がいかに教育の中で教え伝えたかということを中心に論じた。その中では、「大きな人の歩いた道を」という歌も織り込み、参加者の心に響く話となるように工夫も行ってみた。
 率直な印象は、さすがにロータリアンの会合だなというものであった。社会に対する奉仕をスローガンに、人を育成する具体的な取り組みを行っている組織であるだけに、とても熱心に私の話を聴いていただけたと思う。
 この講演の後の懇親会で、挨拶に立った一人のロータリアンは、「普段は講演というと、つい居眠りをしてしまうのだが、今日の話では少しも眠らせてくれなかった。それで、今日はくたくたになったというのが、その感想だ!」と語っていたのが印象的だった。これも、ロータリアンの講師に対する気配りなのかもしれないと思った。

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2月21日(土) 近年の 価値相対化の 濁流に 生きる意味をも 水没せるか?

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 今日は、教師人間論ゼミ。今回取り上げたのは、テレビなどにも時折登場している心理学者、諸富祥彦氏の著書『こころの教育の進め方』であった。もう20年も前に出版された本であるが、今もそのままに通用する内容を持っていると思う。
 諸富氏は、この本の中で、「心の虚しさ」と「人間関係能力の低下」という二つの視点から、子どもや青年の心の問題を論じている。そしてこのような問題が生まれてきた背景として、社会が豊かになったことに伴って、物質的欲求が満たされ、がむしゃらに何かを求めねばならないという環境が失われてしまったことを取り上げ、それと同時に、価値相対主義の中で、自分が一体何を追い求めていけばいいのかが分からなくなり、自分の存在意味を肌に感じられなくなっているという現代社会の問題を指摘している。
 氏は、人間の心が本当に満たされるのは、「自分はこの世で必要とされている」という実感が持てたときであり、そのためには、ボランティア活動への参加や、より強い自己イメージの形成(自分がどんな人間になりたいか、どんな人生を生きたいか)が有効だと主張している。
 大きな視点で、現代教育の問題を考えることができた教師人間論ゼミであったと思う。

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2月20日(金) “つるすだけ 虫寄りつかぬ”は 問題と 消費者庁が 措置命令す

 消費者庁は、「つるすだけで虫を寄せ付けない」などとうたった空間用虫除け剤の表示は、その根拠が不十分で景品表示法違反に当たるとして、大手の4社に再発防止などを求める措置命令を出した。新聞記事によれば、この4社の対象品の売り上げは、年間190億円にも上るという。
 各社は、虫除けの効果があるのは事実であり、その表示の一部が誤解を招くものだという趣旨の措置命令であると受け止め、その表示を改めるというコメントを出した。

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 私は、少し不遜な連想となるかもしれないが、この報道を聴きながら、日本を守るために打ち出されている様々な政策や方針というものが、この空間用虫除け剤によく似ているように感じた。それは例えば、自衛隊を強化することであったり、国際法遵守を世界に呼びかけたり、国際連合重視を訴えてみたり、様々な経済援助で諸外国との連携を強化したりする、といったものである。
 国際社会に強い風が吹いておらず、環境が穏やかな時であれば、確かにこれら施策は有効かもしれない。しかし、日本の近隣に強い風が吹き荒れるような事態になったときに、果たしてこれらの施策だけで十分であろうか。「これら施策をつるすだけで虫が寄り付かない」というわけではないような気がしてならないのである。

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2月19日(木) この夏は 戦争終結 70年 首相談話の 助走始まる

 菅官房長官が、記者会見で、安倍総理がこの夏に打ち出す「戦後70年談話」について議論する有識者会議メンバー16人を発表。この有識者会議がまとめる報告書を参考にして、総理はこの談話文を決定することとしている。
 座長は、西室泰三・日本郵政社長、座長代理は、北岡伸一・国際大学長が就任予定であり、その他メンバーもかなり広範な分野から著名な人物を集めている。この2月25日に初会合を開催する予定である。

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 単なる総理の談話が、国内的にも、国際的にも、これほど注目を集めるというのは異例のことである。第二次世界大戦が終結して、もう70年という年月が過ぎて行こうとしているのに、未だこの問題が大きく取り上げられるというのは、戦争が、いかに多くの傷跡を残すものかということを示しているのだろう。
 願わくば、終戦の詔勅において、「耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び、もって万世に太平を開かんと欲す」とした、終戦の日の精神を尊重し、これから日本の国が、世界の永遠の平和を実現するために尽力する国たらんと力強く宣言する談話であってほしいと思う。
 歴史とは国家の履歴書である。総理の談話が、この履歴書にいかなる一文を書き記すことになるのか、そしてその過程で、いかに日本の歴史が論じられ、解き明かされるのか、注目して見守っていきたいと思う。

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2月18日(水) 夫婦別姓 大法廷での 判断へ! 家の中にも 開く地割れよ

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 最高裁判所は、夫婦別姓を認めない民法の規定は憲法違反として、事実婚の夫婦らが国に賠償を求めた訴訟、そして、女性だけに離婚後6か月間の再婚禁止期間を設けた民法の規定を違憲だと訴えた女性の訴訟について、この審理を、第3小法廷から大法廷に回付すると決定した。大法廷で審理が行われるということは、そこで新たな憲法判断や判例変更が必要だと考えられたことを意味している。したがって、これまでの判断が見直されて、民法の規定が違憲であると判断される可能性が出てきたわけである。
 そもそも裁判所は、意見対立や利害衝突などの問題を、法律に基づいて公平公正に裁く場である。そしてそれによって、対立や衝突を回避し、社会の一体性を保持する役割もある。しかし、最近の裁判結果を見ていると、社会内部に生まれている地割れを逆に拡大しているのではないかと感じられる判決も多くなっている印象である。
 それはおそらくは、裁判において、少数者の救済ということに力点が置かれたり、また、法文至上主義で、法文だけに基づいて判決を下す傾向が強まったりする中で、それまでの社会常識を覆す形の判決が多くなってきたということではなかろうか。
 そして、その地割れが、いよいよ夫婦別姓という形で、家庭にも入ってくることになる…論理になりにくい慣習や慣行、そして、国民一般の感情といったものを、裁判は、どうくみ取ることができるのだろうか…。

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2月17日(火) ウクライナ 停戦合意 その後も デバリツェボの 争奪続けり

 ウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力との対立が激化していたウクライナで、この15日午前0時に停戦協定が発効したが、その後も、武力衝突は続いていると報じられている。特に、ウクライナ東部の拠点都市・デバリツェボに、親ロシア派が本格的な攻撃を開始し、激しい市街戦が展開されているとのことである。
 ニュース番組の解説を聞いていると、このデバリツェボは、ウクライナ東部の交通の要であり、双方にとって戦略的にとても重要な都市なのだそうである。

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 そもそも今回のこの停戦合意は、ベラルーシの首都ミンスクに、ウクライナのポロシェンコ大統領、ロシアのプーチン大統領、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領が集まって、長時間の議論の後にようやく合意されたものである。しかし、停戦協定発効後も、各地で引き続いて衝突が起こり、特にこの日のデバリツェボでの戦闘は激しいものであったということである。ロシアの絶対的な権力者と目されてきたプーチン大統領も、必ずしも自国の軍部を抑えきれていないということか。
 ウクライナでは、この争いの中で、すでに多くの人々の命が失われているという。また、このような争いは、経済の上にも様々な障壁を生み出して、世界経済を狂わせてしまう可能性もある。この衝突の背景には、様々な事情や人々の感情があるのだろうが、早期の停戦実現と和平実現を期待したいと思う。

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2月16日(月) 日本の 株価が更に 高騰し 2年半で 2倍になった!

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 週明けの東京株式市場は、買いが優勢となって、この日の終値が、1万8,004円77銭となった。1万8,000円台を回復したのは、約7年7か月ぶりだという。
 振り返って、第二次安倍政権が誕生するまでは、株式相場は概ね安値で推移していた。2008年のリーマンショック直後には、最安値が6,994円であった。2009年の鳩山・民主党政権誕生後は、最安値が7,021円である。そしてその後もずっと一進一退を続け、おおよそ8,000円台から1万円台の間を動いていた。
 それが、アベノミクスを看板とする政権誕生前後から、大きく伸びるようになり、今や1万8,000円台。約2年半前の月平均株価が、約8,800円だったことから考えれば、その間に、約2倍の株価となっているわけである。
 成長著しいことを、「雨後の筍」とよく表現するが、本当にあれよあれよという間に高騰したものである。こうなると、多くの株式を保有する大企業の決算が好転するのは当然のことである。おそらくは、大企業の経営状況好転を伝える背景には、実需の増加よりも、この株価上昇の影響が大きく反映しているのではないだろうか。
 しかし、株価というのは、国際環境の変化や、経済政策の転換などによって、あっという間に下落することもある。そんな不安定な基盤の上に立った経済状況であるということも、十分に理解することが必要だと思う。

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2月15日(日) LED 21世紀の 夜を照らす そんな世界を 生み出した人

 「四国人間論ゼミ」。今回のテーマは、2日前に開催した高津人間論ゼミと同じで、「中村修二氏の生き方・考え方」。
 中村修二さんは、昨年暮れにノーベル物理学賞を受賞した人。愛媛県伊方町で生まれ育ち、大洲市で中学高校時代を過ごしている。このしばらく、愛媛県に帰郷し、各地で講演などを行っていることが話題になっている。そんなホットな人を取り上げた。

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 ノーベル物理学賞受賞者を発表したときに、スウェーデン王立科学アカデミーは、「彼らの発明は革新的で、20世紀は白熱電球が世界を照らしたが、21世紀はLEDが世界を照らした」と、受賞者3名の功績を称えたということである。白熱電球はご存知のとおり、アメリカの発明王・エジソンが改良を加えて、実用化し普及させた。1879年のことである。それから約100年後、中村修二さんが、青色発光ダイオードの高輝度化に成功し、様々な照明機器にLEDが使われるようになり、今や世界中に広く普及している。その開発成功は、1992年のことであった。
 エジソンは、「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」と、最初のひらめきの重要性とともに、その実用化までには大変な努力が求められることを語ったが、中村さんの人生を見ていると、その言葉通りだと感じた。いろんなことを感じ考えた人間論ゼミであった。

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2月14日(土) 十河さん その故郷での 講演会 夢をはるかに 生き抜いた人

 新居浜市内にある中萩公民館で、「十河信二翁講演会」が開催され、その講師を務める。
 昨年がちょうど東海道新幹線開通半世紀という節目の年で、「新幹線の父」と呼ばれた第4代国鉄総裁・十河信二氏を取り上げたテレビ番組も放映されたりした。実は、この十河さんの出身地が、新居浜市の中萩という地域であり、地域の有志が世話をして、「十河信二を知る会」を立ち上げて、学び合っているのである。そして、年に一度、講演会を開催しているとのことであるが、今回は、その講師に私が招かれたというわけである。

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 そんな日常から十河さんのことを研究し学び合っている人たちの会での話であるから、今更改めて十河さんの人生や業績を語ってみたところで仕方がない。だから私は、十河さんを顕彰する活動が、どういう意味を持つものであるべきか、そして私たちは、十河さんから一体どのようなことを学ぶことができるのだろうか、といった点に力を置いて話をさせていただいた。
 その話の中では、私が作詞した「十河信二の歌」も披露させていただいた。その冒頭の歌詞は、「夢をはるかに我が道歩む」というものである。遠い未来を展望しながら、自分自身の夢を一生涯貫いて、大業を成し遂げた人、それが十河さんだと思う。日本の国のみならず、世界中に大きな足跡を残した人生であったと思う。

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2月13日(金) 驚きの 青色発光 ダイオード 開発者って 普通じゃないね

 「高津人間論ゼミ」開催。今回のテーマは、「中村修二氏の生き方・考え方」。
 中村修二さんは、愛媛県伊方町の出身。その後、父親の転勤により、大洲市で中学高校時代を過ごした後、徳島大学に進学し、そのまま徳島県阿南市にある中小企業「日亜化学工業」に就職した。当時の日亜化学は、蛍光灯の蛍光体を生産する企業であり、電子工学出身の社員は、中村さんが初めてだったという。そして、たった4人だけの開発課で研究開発に取り組むが、大企業に負けない製品開発を行っても、四国の片田舎にある中小企業の製品では、大企業にとても太刀打ちできないという苦い経験を重ねる。

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 そんな中で開発テーマとして出会ったのが、「青色発光ダイオード」。中村さんは、これまでの苦い経験の中から、大企業と競合するような研究開発を進めても、とても勝てないと、大企業が実現不可能と見向きもしなかった窒化ガリウムを材料に選択して研究を進めた。その過程では、会社からは「そんなわけのわからん研究はやめよ」と毎日のように命令書が届くが、すぐにゴミ箱に放り投げ、たった一人でその研究を続けたのだという。そして様々な改良を加えて、ついに世界初の高輝度青色発光ダイオードの開発に成功するのである。
 正直なところ、私は、これまで自己主張の強い中村さんが好きではなかった。しかし、今回何冊かの本を読み、中村さんの信念の強さに触れたとき、これは尋常ならざる人だと、これまでの考えを改めたのであった。

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2月12日(木) 安倍首相 施政方針 演説は そら行けドンドン 進軍ラッパ

 安倍首相は、この日の午後開催された衆参両院本会議で、第3次安倍内閣発足後初めてとなる施政方針演説を行った。昨年暮れの総選挙で大勝利を収めた後だっただけに、どのような政権運営方針を示すか、注目されたのであるが、それに対しては、「安定した政治の下で、この道をさらに力強く前進せよというのが総選挙で示された国民の意志である」として、これから様々な改革に対して、力強くそれを推進していく決意を示した。
 今回の施政方針演説で、首相が示した主なポイントは、1.日本を取り戻す「戦後以来の大改革」を推進する、2.経済再生と社会保障改革に力を尽くす、3.誰にでもチャンスに満ちあふれた日本をつくる、4.地方創生に努める、5.外交・安全保障の立て直しを行うといった点であった。

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 そして最後の締めくくりでは、「日本国民よ、自信を持て」という戦後復興の礎を築いた吉田茂元総理の言葉を紹介し、数多くの困難に対して積極果敢に取り組んでいこうではないかと呼びかけた。
 私は、安倍首相のこの演説全文を一読して、これは進軍ラッパだなと思った。総選挙の大勝利、つまり国民からの支持表明を足場にしながら、今の時代に求められている様々な改革に、恐れずにひるまずに立ち向かっていこう、しゃにむに突き進んでいこう、という強い覚悟を感じとったのである。

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2月11日(水) 橿原に 建国せし日 カオスなる 泥沼中に 生ぜし結晶

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 平成27年の建国記念の日。それが2月11日となったのは、日本の建国神話の中で、神武天皇が、橿原の地において、初めて天皇に即位した日とされているからである。神話上の話であるから、客観的な意味での真実性はもちろん定かではないが、多くの国民の心にこの建国神話が宿っていることを尊重して決められたものであろう。
 安倍総理は、この日メッセージを発表し、「建国記念の日は、建国をしのび、国を愛する心を養うという趣旨のもとに、国民一人一人が、今日の我が国に至るまでの古からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う国民の祝日であります」と述べている。確かに、国家のみならず、一人一人の人生においても、または様々な組織においても、時折その創生の時の思いに立ち返る姿勢を持つということは大事なことだと思う。
 今、この日本の国が存在している原点には、様々なものがただ入り乱れたカオス状態から、一定の秩序を生み出していこうとする思いとビジョンがあったはずである。それはちょうど、泥沼の中に生まれた小さな一つの結晶のようなものであったのだろうと思う。それが元になって、結晶が成長して、日本の国家が生まれ育まれてきたということではなかっただろうか。だから、その最初の小さな結晶に思いを巡らせること、それこそが、建国記念の日に私たちが心すべきことなのだと思う。

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2月10日(火) 苦しいと 先祖返りが 起こるもの 取り戻せるか ホンダ精神

 一昨年の5月に、既にホンダがF1レースに復帰することが発表されていたが、この日、そのレースで使うF1カーが公開され、コンビを組むマクラーレンとともに記者会見を行った。
 マクラーレン・ホンダは、かつて1988年には、16戦で15勝を挙げるなど、通算44勝を果たし、世界最強を誇った。その時から数えれば33年ぶりのコンビ復活ということになる。また、金融危機に伴う経済状況の悪化の中で、ホンダがF1レースから撤退して7年ぶりの復帰ということにもなる。
 ホンダのF1参戦は、ホンダの創業者、故・本田宗一郎氏の夢であった。レースに出場することを通して技術が磨き上げられて、それが自社製品の品質向上につながるという強い信念を持っていて、せっかくやるのならば、世界最高峰のレースであるF1で優勝を目指そうと、F1参戦を決定した。そして、先に述べた通り、世界最強のF1レーサーを作り上げたのであった。

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 今のホンダは、主力車種におけるリコールが多発し、タカタのエアバッグ問題でも、苦戦している。営業利益も、純利益も、下方修正せざるを得ない状況である。また、中国での販売も不振である。そんな状況であるだけに、F1レース参戦によって、本田宗一郎の夢に向けて、社内の求心力を高め、ホンダ精神を取り戻そうとしているのであろうか。

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2月9日(月) 強すぎる 親が子どもを 駄目にする そんな主張の 農協改革

 政府・与党は、全国農業協同組合中央会(JA全中)の組織やあり方を抜本的に見直す農協改革案を決定した。
 これまでの議論で、政府・与党とJA全中の間で、最も厳しく対立していたのは、全中による地域農協の監査・指導権の問題であったように思う。JA全中にあまりにも強力な指導権が付与されていたために、それぞれの地域農協が独自性を発揮しにくい雰囲気があったというのである。そこで、地域農協を縛っているこの監査・指導権を廃止し、それに代わって、公認会計士による監査を義務付けることとした。そして組織そのものも、農協法に基づく組織から、一般社団法人への転換を、2019年3月末までに行うこととした。

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 その改革により、JA全中を頂点とする農協組織の強固なピラミッドが大きく崩れ、地域農業の自主性が高まるものと期待されている。いわば、あまり強い親のもとで、言いたいことも言えず、やりたいこともやれなかった子供たちが、この改革が進めば、もっと自由に自らの意思で行動できるようになり、日本の農業を振興発展させることができるというのである。
 確かにそういう一面はあるだろうと思う。しかし、日本の農業は、これまであまりにも長い間、国家と農協の保護の下で営まれてきたので、これからは自由だと言われても、何をしたらいいのかが分からなくて戸惑う地域農協や農業者が多く出てくるのではなかろうか。そこに、どのような対策を打ち出すか、今後の課題は大きいと思う。

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2月8日(日) 歴史とは 神の学問! 掌中に 地球を抱く トインビー博士

 「フォレスト・トレンド勉強会」。今回のテーマは、「アーノルド・トインビー著『試練に立つ文明』を読む」。
 トインビー博士は、「20世紀最大の歴史家」と呼ばれることがある。それはおそらく、有史以来の人類全体の歴史を大きく展望しながら、そこに普遍的で深遠な思想を与えてきたからではなかっただろうか。

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 確かに、トインビー博士は、ある時代だけをこまかく調べてもその歴史の意味は分からないと語る。そして「国家単位で論じてみても、それでは狭すぎる。ならば文明レベルで論じたらどうかというと、この地球上に様々な文明が併存している状況から考えて、それですべてが分かったとは言えないはずだ」と論ずる。それならば国境や文明を越える宗教に視点を据えて論じればいいかといえば、それでもまだ狭いというのである。結局は、それぞれの宗教がその根源に持っている創造主・エホバの視点で歴史を考えねばならないのではないかと主張するのである。そんな思いをトインビー博士は、「なんじらおのおのエホバにかえれ!」という言葉で表現しているのである。
 今回のこの勉強会では、そんなトインビー博士の歴史思想に、少しでも近づければという気持ちで学び合った。それにしても、大家の著作物というのは、簡単ではない。真の理解にはまだまだほど遠いという印象であった。

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2月7日(土) 小五生 刺殺事件の 容疑者は すぐ近くに住む 無職青年

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 2月5日に和歌山県紀の川市で起きた小学5年生刺殺事件に関して、和歌山県警は、この事件現場近くに住む無職、中村桜洲容疑者を殺人容疑で逮捕。この中村容疑者は、22歳。高校受験で志望校に合格せず、別の高校に進学。その後、その高校を中退し、定職にもつかないで自宅にこもるようになっていたらしい。この父親は、高野山大学の教授であり、高野山で有名な人だとの報道もなされている。
 中村容疑者宅は、事件現場から約50メートル離れたところにあり、殺された森田くんの家からも、約80メートルという近所である。警察が家宅捜索をしたところ、凶器に使われたと思われるナタなどが自宅から発見されたらしい。容疑者本人は、「男の子を殺していない。見たこともない」と語っているようだが、警察が実名を公表しているところから見ても、かなりの確証を持っての逮捕だと思われる。
 これら報道に接しながら、私の頭の中で整理のつかないことがあまりにも多い事件だと思った。第一、殺人の動機がはっきりしない。第二、生命を尊ぶ仏教的雰囲気の中で育った容疑者が、なぜ残虐な殺人を犯してしまったのか分からない。第三、こんな近所で事件を起こし、様々な証拠も残しておいて、自分は全く知らないと強弁する心理がよくわからない等々。なんにしても、この容疑者の心を抑えきれなかった原因が一体何なのか知りたいものだと思った。

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2月6日(金) あかつきの 金星軌道 再投入は 5年前の 丁度同じ日…だってね…

 5年前に打ち上げられ、その後、金星の軌道投入に失敗した探査機「あかつき」について、この12月7日に、再度、金星軌道投入にチャレンジすると、宇宙航空研究開発機構が発表。前回の投入失敗は、燃料供給用の弁に不具合が生じて、主力エンジンが止まったのが理由で、そのときに、その主力エンジンが壊れてしまったと考えられていることから、今回は、出力の小さい姿勢制御エンジン4基を使って、軌道投入を試みるということである。
 私は大学時代、軌道論を中心にして、ロケットのシステムを検討する研究を行っていた。もう40年も前のことであるから、現在の技術についてはよくわからないが、今回の取り組みについては、おおよそのことはわかる。衛星に残された限られた燃料を使って軌道投入するために、コンピューターを駆使して、最適な軌道を計算したのであろう。そしてその結果、先に述べた通り、12月7日の再投入ということになったのであろう。それが奇しくも、ちょうど5年前の失敗の日であったというのが、興味深い。12月7日というのは、昭和16年真珠湾攻撃が行われた日でもある。何かしら不吉な予感もしないではないが、ぜひ今回は成功してほしい。

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 かつて山中鹿助は、三日月に向かって「我に七難八苦を与え賜え!」と祈ったのだそうである。この三日月が、「暁の三日月(有明の月)」であったかどうかは知らない。これまでに数多くの苦難を乗り越えた衛星「あかつき」は、この先にまだ太陽接近という苦難を乗り越えねばならない。今こそ、「日本の宇宙技術の力試さん!」の気概である。

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2月5日(木) 後輩の 政経塾生 訪ね来たれり 新宮聖地も 案内したり

 松下政経塾の後輩である、岡田吉弘さんが、私を訪ねてやってきた。私は松下政経塾1期生であるが、岡田さんは、35期生だという。私が学んでいた頃から、もう34年もの年月が過ぎていったのかと思うと、古人が、「人生夢幻の如く過ぎにけり」と詠じた気持ちがよくわかる。
 今回、岡田さんが、私の所まで訪ねてきたのは、本人が技術系出身であり、松下政経塾での研究テーマとして、これからのロボット社会について取り組んでみたいので、アドバイスが欲しいという理由であった。私は、国会議員在職時には、日本におけるロボット産業の育成、またロボットとの共生社会ビジョンの描出などに取り組んでいたので、何らかの示唆を与えることができればと、思いのあるところをお話しさせていただいた。少しでも参考になるところがあったとすれば幸いである。

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 そしてせっかく四国まで来たのならばと、残りの時間で、新宮にある「志の道」と「若葉書院」もご案内した。社会に役立つ仕事をしようと考える中で、必ずしも職業政治家になることばかりがその答えではないということを伝えたかったからであった。真に価値ある仕事というのは、何らかのポストが生み出すのではなくて、あくまで本人の生き方や考え方が生み出すものである、ということも、ここで語りかけたのであった。

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2月4日(水) 立春は 春が立つ日と 書くけれど 未だ頭を 上げる能わず

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 今年は、この2月4日が「立春」になる。この「立春」というのは、暦で言うならば、一年で一番日が短くなる「冬至」と、昼と夜の長さが同じになる「春分」のちょうど中間の日という意味合いをもつ日であり、この辺からだんだんと春の気配が生まれてくるという生活実感から、「立春」と呼んでいるようである。
 しかし現実には、早春賦の「春は名のみの風の寒さよ」の歌詞のごとく、風は冷たい。ニュースなどを見ていると、この冬で一番強い寒気団が日本列島にやってきていると報じられたりしている。日本列島の北部では、大雪が降っているらしい。もう1か月もすれば3月だから、本格的な春の訪れということになるのであろうが、もうしばらくは寒さを辛抱しなくてはならないということだ。
 私の方はといえば、昨日に引き続いて、今日ももっぱら旅の後始末。とはいっても、少しは余裕も生まれてきたので、今回の旅を振り返りながら、各地で感じ考えたことなどの整理にも取り組んだ。それにしてもこの寒さ。一昨日まで、ワイシャツ一枚でも暑くて、汗を流しつつ歩いていたことが、まるで夢であったかのような気分である。
 我が体験として世界の広さを感じると同時に、これだけ気候が異なる土地で生活する人々の間で、考え方や文化が異なっているのも当然のことだと感じたのであった。

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2月3日(火) 帰国して 6時間かけ 帰宅して 早速着手は 滞貨一掃

 マレーシアを飛び立った飛行機は、順調に飛行を続け、朝の7時前に関西国際空港に予定通りに到着。私たちは、日本への入国手続きなどを終え、来た時と逆に、高速バスで淡路島の津名一宮インターに設置されたバス停に至り、そこでマイカーに乗り換えて、自宅に戻った。自宅到着が午後1時を過ぎていたから、飛行機が到着してから約6時間を要したということである。

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 家に戻ると早速に、旅の後始末にとりかかる。旅行中の荷物を整理し、その間に届けられた郵便等に目を通してそれを処理し、さらにその間にたまった新聞に目を通して、日本を離れていた間の空白の時間を埋める作業を行うのである。メールも数多く届いていたので、それらに目を通し、必要なものには返答する。
 このような作業が一段落すると、次には、これからの取り組みへの着手である。この週末には早速勉強会があるので、その勉強会の準備を行ったり、依頼された講演会の準備を行ったり、また、OAK・TREE誌3月号も、2月13日に出稿を予定しているので、これから大車輪で執筆と編集を行っていかねばならない。
 だから、長い旅を終えて家に帰り着いたからといって、ほっと一休みというわけにはいかない。むしろ、その間に溜まりに溜まった滞貨を一掃する気持ちで、バリバリと仕事の山に立ち向かっていったのであった。

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2月2日(月) 娘と行くは バトゥー洞窟 マラヤ大 マレーシアの 両端を見る

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 マレーシア滞在の最終日。この日の午前中は、ツアーの自由行動時間であった。そして、娘も、大学が休日だったので、一緒に動き回ることとした。
 具体的には、まず、クアラルンプールの北方にあるヒンズー教の聖地、バトゥー洞窟を訪れた。幸運だったのは、この日がちょうどヒンズー教のお祭りの日だったこと。私たちが電車で訪れると、その駅から洞窟まで、ずっと露天が並び、インド音楽が奏でられ、多くの人々で賑わっていた。私は全くヒンズー教のお祭りのことを知らないが、今回、その一端に触れることができ、今後、ヒンズー教について研究する足場を得ることができた気がした。
 そしてそこから次に向かったのが、娘が学んでいるマラヤ大学。これは、クアラルンプール市西南の広大な土地に造られていた。娘が生活する寮で昼食を摂ったが、その値段は日本円にして100円程度。物価の安さを痛感した。それから研究室も訪問。実は、この日は休みのため入室できなかったのだが、娘の先輩がわざわざ鍵を持ってきてくれて、中の様子を見せていただいた。ロボット関係の研究室と言いながら、ソフト開発が中心なのだそうで、こじんまりとした研究室であった。周りの人たちのあたたかい気持ちを感じることができ、一安心した次第である。
 一日の内に、伝統的なマレーシアと、時代の先端を走るマレーシアの両極を見ることができた。
 その後、他のメンバーと合流し、クアラルンプール市内観光。そして夜遅くにクアラルンプール空港を発って、日本に向かった。

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2月1日(日) マレーシアの 古都と呼ばれる マラッカを そぞろ歩けり 汗したたらせ…

 この日は、ホテルを出発した後、まず向かったのが、「プトラジャヤ」。マレーシアで現在建設を進めている新しい行政首都である。すでに、首相官邸やモスクなどが完成していて、中央の広場からこれらを観光した。バスの車窓から見ていると、様々な官庁や住居などもかなり出来上がっていて、すでに始動している印象であった。
 それからさらに南下して、マレーシアの古都と呼ばれる「マラッカ」を訪れた。ここは古い時代から、海上交通の要として重視された町であり、ポルトガル、オランダ、イギリスと統治者が次々に変わった。それだけに、様々な古い遺跡が数多く残されていて、ペナン島のジョージタウンとともに、世界遺産の指定を受けている。

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 私たちはここで、「ジョンカー・ストリート」「オランダ広場」「セントポール教会」「サンチャゴ砦」などを歩いて回った。この日も暑い日であり、汗が滴り落ちてきた。その道中には、この土地名物のかき氷店もあって、私たち夫婦も、店に飛び込んでそれを食したのであった。
 この日特に印象深かったのは、「セントポール教会」に建てられていた「フランシスコ・ザビエルの像」。ザビエルは、布教の情熱を胸に、故国からはるか彼方にやってきて、このマラッカで活動していた時期がある。ここで知り合った日本人の導きで、日本への布教に向かったという。
 この日は、それからクアラルンプールに戻り、夜のクアラルンプール観光。

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