« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

4月30日(木) 日本は アメリカと共に 歩むがいいと そんな気がした 総理の演説!

Mx4500fn_20150502_110821_004

 アメリカ訪問中の安倍総理が、この日の未明(米国時間では29日午前)に、米国議会上下両院会議で演説。その演説は、全て英語で行われたのだが、40分に及ぶ長いものであった。
 私は、テレビを通して、その実況中継を観た。安倍総理は、自らの体験を交えたり、また時にジョークも交えたり、また、アメリカ議会を称えるエピソード等を紹介したりして、アメリカの人々に親しみを感じさせる見事なスピーチを行ったと思う。
 それにしても、印象的であったのは、アメリカ議会の議員皆さんの歓迎ぶりであった。総理を温かな拍手で議場に迎え入れ、演説中も、その内容に対して、数多くのスタンディングオベーションで応えていた。
 その温かい雰囲気を見ていて、アメリカはやはり、日本にとって最も重要な友好国なのだという印象を持った。自国の代表が、相手国の代表が集まっている議会で温かく迎えられるというのは、とても嬉しいものである。国民は、冷淡な反応を示す国の人たちよりも、そんな温かい応対をしてくれる国の人たちと長く付き合っていきたいと考えるだろう。私も、日本が外交的に大きな困難に遭遇した時には、アメリカと歩むのがいいと思った。
 その意味では、今回の安倍総理の演説は、両国国民間に友好親睦の雰囲気を広める見事な演説であったと思う。

|

4月29日(水) 昭和の日 “中空構造” 日本を 学び合いたり 天皇偲びつ

Mx4500fn_20150502_110821_003

 今日は、「四国マグマ・アカデミー」を開催。日曜日ではなかったのだが、この4月の初旬、東京に出かけていて、日曜日に開催できなかったので、「昭和の日」で祝日であるこの日に開催した。テーマは、「日本・日本人論」シリーズの第3弾として、河合隼雄著『中空構造日本の深層』。
 この本の中で、河合氏は、日本は、西洋諸国が「父性」の強い国であるのに対して、「母性」の国と言えそうだが、それでも、他のアジア諸国に比べれば、中間的な国と呼ぶべきだろうと問題提起している。そしてその中間的な部分が、強い力を持っておらず、柔軟にバランスを保つ役割を果たすからこそ、日本の中では一方が一方を排除するという争いが少ないのだと論じているのである。そしてその象徴として、天皇制の問題を取り上げている。
 つまり、天皇は、日本の中心に存在するものではあるが、決して権力者ではない。「君臨すれども統治せず」という存在である。その「不思議なありようが、日本全体の平和の維持にうまく作用してきているのだ」と論じるのである。
 この主張は、よくわかる気がする。無色透明の存在であってこそ、様々なものをそこに包み込むことができる。それが日本の和の特質だというのである。そういえば今日は、昭和天皇の誕生日。可能な限り無色であろうと努めた昭和天皇の生き様にも思いを巡らせたのである。

|

4月28日(火) 60歳だ これは歴史だ 戦争は 体験として なかったけれど

 4月28日。個人的なことで恐縮だが、実は、今日が、私の60歳の誕生日。これまでに、暦の上で、干支を一周してきたということになる。
 振り返ってみるならば、この60年間、結構いろいろなことをやってきたように思う。その中には、楽しいこともあったが、思い返すと辛くなるような苦い思い出もたくさんあった。不思議なことであるが、意識して振り返るときには、自分がやろうとしてやりきれなかったこと、人の心を傷つけるような言動があったこと、悲しかったことなど、胸の中で忘れようと思いながら忘れきれなかったことの方が、大きなウェイトで思い出されてくるようである。

Mx4500fn_20150502_110821_002

 まあそうは言いながらも、不完全なのが人間。失敗したことや嫌だったことなどが胸の中で忘れられないで残っていてこそ、奢り高ぶることなく謙虚に生きていけるのだと、自分で自分を慰めた次第。
 それから、自分の身近なことだけでなく、社会のことも振り返ってみた。日本の国で起きた様々な事件、世界で起きた様々なこと、それらと自分の人生を重ね合わせて見る時に、人生というものはまさに歴史なのだということを感じた。この60年間、社会も大きく動いてきた。そして私の人生と何らかの重なり合いのあった部分が、心と頭の中に深く刻まれて残っている。
 私の身近なところで戦争はなかったけれど、心の中にはそんな戦争を巡る思い出も深く残っている。

|

4月27日(月) 日米が ガイドラインを 改定す 防衛協力 切れ目なくすと

 日米両政府が、ニューヨーク市内のホテルで外務・防衛担当閣僚会議(2プラス2)を開き、防衛協力のための指針(ガイドライン)の改定を決定。この改定によって、日米が地球規模で連携し合い、平時から有事まで切れ目のない対応ができるようになる。これによって、日米は軍事同盟関係を結んでいると言いながら、自衛隊の活動に大きな制限が課せられてきたこれまでの協力関係が、大きく変化することになりそうである。

Mx4500fn_20150502_110821_001

 ただこのガイドライン改定を実質的なものとするには、その裏付けとなる法律の整備が必要である。具体的には、自衛隊法、周辺事態法、武力攻撃事態法、国際平和支援法、PKO協力法など広範な法律改正に取り組まねばならず、これらは当然のことながら国会での審議を経て決定せねばならない問題である。だから、日米両政府間で合意されたからといって、それで作業終了というわけではなくて、むしろこれから先の国会審議がうまく進められるかどうか、これから先がむしろ本番といった印象である。
 そんなことを、今日はイラ短で表現してみた。安倍総理は、これまでの日米協力の中で問題となってきた溝を埋めるためにせっせと土を運んでいるのだが、それを横で眺めているのがオバマ・米大統領。「サテ、ミスターアベのお手並み拝見!」と。
 おそらくそんな状況なのだろうと私は思う。

|

4月26日(日) 人生で 頼れるものが 外になければ 己の内に 立てよ心柱

 「教師人間論ゼミ」の日。今回のテーマは、「諸富祥彦著『こころの教育の進め方』を読む(後)」であった。「後」となっているのは、前々回の「教師人間論ゼミ」で、この本を取り上げたのであるが、そこで話が終わらなかったので、残り部分を今回取り上げたということである。
 前回には、「心のむなしさ」をいかに克服すればいいかということについて論じ合ったが、今回はそれに続いて、「人間関係能力」をいかに育んでいけばいいかということを語り合った。

Mx4500fn_20150501_100321_004

 今、日本社会は、国際化や情報化時代と言われ、様々な価値観がほとんど何の障壁もなく心の中に入ってくる時代を迎えている。つまり、自分の身近なところに確固たる価値観を見出し、それを信頼して生きるということが極めて困難な時代だと言えると思うのである。そうなると、人は、自分の内部に、しっかりとした柱を打ち立てなければならない。しかも、変化激しい時代であるから、外から激しく揺さぶられても壊れてしまわない柔軟性も持っておかねばならない。
 それは、地震国日本において、長い年月にわたって「五重塔」が崩壊しなかった大きな理由として、その建物の中に「心柱(しんばしら)」が宙づりにされているという設計思想がよく語られるが、そのようなものを、人の心の中にも設けるということなのではないかと連想したのであった。

|

4月25日(土) ネパールで 巨大地震だ! エベレスト 登山者たちにも 雪崩の被害

 ネパール中部で、マグニチュード7.8の巨大地震が発生。このマグニチュード7.8という地震のエネルギーは、阪神淡路大震災の約30倍にも及ぶのだそうである。その震源は、首都カトマンズの北西約80kmの場所だそうで、カトマンズ市内でも数多くの建物が倒壊し、多くの人たちがその下敷きとなっている模様。世界遺産に登録された歴史的建造物なども崩落したようである。
 また、今回の地震では、世界の最高峰エベレストでもかなりの揺れだったようで、大規模な雪崩が発生し、それに呑み込まれた人たちがかなりの数いるという報道もある。さらに、その被害は、ネパール内だけにとどまらず、隣接する中国やインドでも多くの死傷者が出ているようである。
 この地震による被害を受けた数多くの方々の早期の救出と地域の復興を祈りたい。

Mx4500fn_20150501_100321_003

 それにしても驚いたのは、この地震の時に、標高5,000メートル付近のエベレスト登山ベースキャンプに、登山者やガイドらを合わせて、約1,000人もの人がいたという報道である。そして、ここでもかなりの死者や行方不明者が出ているようである。この4月がちょうど登山に適した時期だったのだそうであるが、かつては登山家にとってなかなか手が届かない憧れの山だとされたエベレストが、今ではこんなに一般化した山になっているのか…何かしら、やるせなさのようなものも感じたのであった。

|

4月24日(金) ドローンの 事件容疑者 ドロンせず 自ら出頭 原発抗議と

 このしばらく、大きな話題となっていた「首相官邸屋上でのドローン発見事件」。この22日にドローン機体が発見されて以来、テレビ画面上では、様々な人がその犯人像や動機などについて語ってきたが、今日、容疑者が、自ら福井県警小浜署に出頭した。事件の容疑者が明らかになったことにより、今後その動機などが解明されてくることになるであろうが、本人は、「原発政策への抗議だ」と語っているようであり、背景に政治的意図を持った事件のようである。

Mx4500fn_20150501_100321_002

 それにしても、報道によれば、今回使われたドローンは、せいぜい10万円余りのものなのだそうだ。この程度の費用で、日本の国家中枢に大きな衝撃を与えたということであり、このコストパフォーマンスからすれば、今後様々な反対運動や、テロなどにも使われる可能性が高い。そこで、政府では、この日、首相官邸で関係省庁連絡会議の初会合を開き、法規制問題などの検討を始めたということである。
 国家の中枢警備の問題は、常に進歩発展する技術との「いたちごっこ」である。いくら既成の技術や常識を前提として水も漏らさぬ警備態勢を敷いたとしても、新しい技術は、簡単にそこに穴を開いてゆく。そして、その「アリの一穴は、堤防をも壊す」のである。
 その意味で、今回の事件は、大きな問題提起を含んだものであったと思う。

|

4月23日(木) 日本に ホンダ・ジェットが 初飛来! 技術日本の シンボルとして??

Mx4500fn_20150501_100321_001

 午後2時30分過ぎ、自動車メーカーホンダが開発したビジネスジェット機「ホンダ・ジェット」が、羽田空港に着陸。これが、日本への初飛来であり、ニュース番組でも大きく取り上げられていた。
 この機体の開発は、ホンダの創業者本田宗一郎氏の夢を実現する取り組みとして、約30年前の1986年に着手されたものである。そして、「他社の真似はしない」という創業者の哲学に基づいて独自の開発作業を進めたため、失敗の連続であったそうだ。とりわけ、通常機体メーカーは、そのエンジンは他社から調達するものであるが、このホンダ・ジェットでは、エンジンも自社開発したという。また、機体の形状も、そのエンジンが主翼上に取り付けられるという独特の設計思想に基づくものとなっている。同種の機体と比べると、飛行速度が速く、また、燃費も、競合機より1割優れているという。もうすでに、100機以上の受注を獲得しているらしい。
 この報道を聴きながら、少し違和感を覚えたのは、「日本のジェット機」と紹介されていたことであった。実際には、製造工場もアメリカのノースカロライナ州にあるのだそうだし、試験飛行もアメリカで行われている。
 ホンダのような国際企業にしてみれば、もう国境の存在などあまり気にしていないということではなかろうか。国家というものをこれからどう考えていくべきなのか、そんなことも考えた、今回のホンダ・ジェット初飛来であった。

|

4月22日(水) ジャカルタで バンドン会議 60年 第三世界 今はいずこぞ

 アジア・アフリカ会議が、インドネシアの首都ジャカルタで開催される。今回は、第二次世界大戦終結後、アメリカとソ連の二大強国の間にありながら、独自の政治路線を打ち立てようと、当時のスカルノ・インドネシア大統領が主宰し、中国の周恩来首相、インドのネルー首相、エジプトのナセル大統領など、29か国・地域の指導者らが参加して開催した「バンドン会議」から、ちょうど60年という節目の会合である。

Mx4500fn_20150426_085342_004

 これら参加国は、あの当時、世界に第3勢力を作り上げようと、独自の政治路線を打ち出し、世界平和と協力の推進に関する宣言を発表した。それが、「バンドン平和10原則」である。
 その第一項は、「基本的人権と国連憲章の趣旨と原則を尊重」であり、以下、「全ての国の主権と領土保全を尊重」「全ての人類の平等と大小全ての国の平等を承認する」「他国の内政に干渉しない」「集団的防衛を大国の特定の利益のために利用しない。また他国に圧力を加えない」「侵略または侵略の脅威・武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を犯さない」などの項目が列挙されている。
 これら項目は、今の時代にもそのままに通用する宣言であり、特に、日本の隣国である中国の近年の振る舞いを見ていると、この当時の原点に戻ってもらいたいものだと願わざるを得ない。
 この時期、これら国々は「第三世界」と言われていた。その国々は、今一体何処へ行ったのであろうか。

|

4月21日(火) 衆院の 町村議長が 辞任せり 病気で激務に 耐えられぬとて…

Mx4500fn_20150426_085342_003

 町村信孝衆院議長は、自らの体調不良を理由にして、議長の職を辞任。自民党は、その後任議長として、大島理森・予算委員長を内定し、翌21日の衆議院本会議で選出する見通しである。
 町村議長の在任期間は、昨年の12月に就任したばかりであるから、わずか4か月。本人は、衆議院議長の職は重く、「その責務の重さを考えたとき、いささかなりとも議長の仕事に悪影響が出る恐れがあることは避けなければならない」と語ったという。公の職にある者として、その責務を最優先に行った今回の判断を、高くたたえたいと思う。
 私は、町村代議士とは、同じグループで仕事をさせていただいた。もともと福田派とも言われた「清和会」である。私が議員になったときには、「三塚派」であり、その後「森派」となった。そしてその後を継いだのが、町村代議士であった。閣僚経験では、文部大臣や外務大臣、官房長官などを務めた。そして、自民党総裁選挙にも出馬したが、その戦いの最中に病気を発症し、戦線から離脱。そして先に書いた通り、昨年暮れの総選挙の後、「三権の長」である衆議院議長に就任。日本政治の大道を歩まれた、理論派代議士である。
 今どんな心境に居られるかは、私は永田町を離れた身であるからよくわからないが、私の知る町村代議士の生き様や考え方からすると、結構淡々とこの事態を受け入れているような気がする。残念なことではあったが…。

|

4月20日(月) 上海の モーターショーが 世界一…と? 地殻変動 嵐の予感

 中国の上海で、「上海国際自動車ショー」が開幕。全世界の自動車に関係する企業がこぞって出展をしていて、今や、世界一のモーターショーとなっているのだそうだ。
 その背景は、なんといっても、中国が世界一の自動車消費市場になっているということである。中国における昨年1年間の自動車販売数は、2,350万台と、圧倒的である。ちなみに、第2位のアメリカでは、1,684万台である。日本の場合は、556万台で、かろうじて第3位となっている。

Mx4500fn_20150426_085342_002

 そして留意しなくてはならないのは、中国の場合、この自動車分野のみならず、様々な分野で世界のトップとなるものが多く生まれていることである。経済が大きく発展するときに、それはただ単に、ある特定分野だけが成長するというだけではなく、株式市場や金融市場なども同時に大きく伸びていく。そして、政治力や軍事力なども拡大するのである。
 ポール・ケネディ氏は、1987年に世に出した大著『大国の興亡』において、この500年来の世界の動きを分析する中で、大国になった国々は、必ずその前提として経済の発展を経ているという結論を出している。
 この論に立つならば、経済的な力を伸張している中国は、今後、政治的にも軍事的にも、世界の覇権を求めるのは当然の動きと言えるだろう。これから国際社会に、大きな地殻変動が起きてきそうである。

|

4月19日(日) 人間は 自分のことを 覚えてくれる 人がいてこそ 心鎮まる

 「四国人間論ゼミ」。今回取り上げたのは、愛媛県松山市出身の作家、天童荒太氏の小説『悼む人』であった。少し前には映画化もされて、新居浜にある映画館でも上映されていたが、残念ながらそれを観に行くことはかなわなかった。

Mx4500fn_20150426_085342_001

 さて、この『悼む人』の主人公である坂築静人は、亡くなった人の死に場所を次々に訪ねて、全国各地を巡っている風変わりな青年である。そして彼は、その死の場所で、右手を宙に挙げ、左手を地面すれすれに降ろし、それからその両手を自分の胸に運ぶという独特の祈りを捧げ、さらに、その人が生きた人生の証を唱えるのである。そしてその一連のことを通して、亡くなった人を「悼む」のである。
 著者は、この主人公を通して、人が人生を生きた証というのは、その人が「誰に愛されていたか」、「誰を愛していたか」、そして、「どんなことをして人に感謝されたか」、という三つの問いに示されているのではないかとし、誰かが、その人が確かにこの世の中で生きたことをいつまでも覚えていこうとすることこそが、「悼む」ということではないかと主張しているのである。そしてその主人公の生き様は、周りの人たちを徐々に感化し、人々の心を穏やかなものに変えていくのである。
 この作品は、「四国八十八ヶ所霊場巡り」に、深い祈りを加える作品かもしれないと感じた。心の時代ということを考える上に、興味深い小説であったと思う。

|

4月18日(土) 第一回 “木陰の議会”を 開催す マグナカルタは まだないけれど…

 「ネットワーク上の会議室・木陰の議会」を開催。これまでも、技術的な実験会議は開いてきたが、実質的な議論を伴う会議としては、これが初回である。各地の人たちが、このネットワーク上の会議室に集まって、まだ試行錯誤が多いのではあるが、議論の真似事を行うことができた。
 私は、この取り組みを「木陰の議会」と命名した。「木陰」というのは、OAK・TREE運動の中で育ってきている木立が生み出す憩いの場である。その場所に、インターネットの回線を通じて、様々な人たちが集まって、議論を行うのである。だから、この「議会」の英語訳は、「Congress」がふさわしいと考えている。“con”は、「一緒に」という意味であり、“gress”は、「行く」とか「進む」という意味である。つまり、「Congress」というのは、そこに様々な人たちが集まって、共に論じ合い、共に進んでいくという意味になる。そこで、「木陰の議会」の英語訳は、“The Congress under the Shade of OAK-TREE”である。

Mx4500fn_20150421_102818_004

 この「木陰の議会」は、色々と試行錯誤しながら、これから週に一度程度開催していきたいと考えている。情報社会における話し合いの実験的取り組みとして、その可能性を探っていくつもりである。
 興味を感じている方には、ぜひ参加していただきたいと思う。ご連絡いただければ幸いである。

|

4月17日(金) マスコミが 議論の土俵と なりしかな? 民主主義と 制度の葛藤

Mx4500fn_20150421_102818_003

 安倍・総理と翁長・沖縄県知事が、首相官邸で会談。これは、昨年12月に翁長氏が県知事に就任して以来、初めてである。この場で、安倍総理は、米軍普天間基地を名護市辺野古沿岸に移設することが「唯一の解決策」と強調。しかし、翁長知事は、それに真っ向から反対。「普天間基地の一日も早い危険性の除去は、我々も思いは同じだ」としつつも、その回答が辺野古への移設だけという話は絶対に受け入れられないとしたのである。
 その会談は、テレビカメラの入った場で行われていたので、全て公開の形を取ったようである。疑心暗鬼の思いがつのる課題だけに、このような形を取ったことは、適切な判断だったと思う。
 しかし、同時に気になって仕方なかったのは、お互いが妥協の余地がない議論を公開の場で行った以上、双方共に譲ることができない状況となってしまい、政治的にどう収拾すれば良いのか、こう着状況に入ってしまったことである。マスコミは簡単に「民主主義」という言葉を使うが、この「民」というのは、沖縄県民なのか、それとも日本国民なのか、また、「地方分権」が好ましいと語るが、国と地方自治体で考え方が異なる場合、それをどう決着させればいいかということまで、きちんと考え抜かれた議論となっているのかどうか。
 今回の国と沖縄県の対立を見ながら、曖昧であったからこそ初めて機能したものが、白日のもとにさらされることの矛盾を思わざるを得なかったのである。

|

4月16日(木) 『大学』の “視れども見えず”を 連想す ひまわり8号 マックの決算

 「ものを見る」ということに関して、二つの報道がなされた。
 その一つは、昨年10月に打ち上げた新型気象観測衛星「ひまわり8号」が撮影した動画を初めて公開したというニュースである。今回のひまわり8号は、高精細度センサーを備えていて、より細かなはっきりとした画像が送れるようになっている。しかも、カラー画像であり、撮影間隔も、30分から2分30秒に短くなっている。つまり、地球上の雲の動きなどがより的確に把握できるようになったということである。

Mx4500fn_20150421_102818_002

 もう一つのニュースは、外食世界最大手のマクドナルドが、売り上げ不振で苦しんでいるという報道である。この日、日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長兼最高経営責任者が記者会見したのであるが、そこで、今年度12月期の最終損益が、380億円の赤字になる見通しだと発表したのである。使用期限切れ鶏肉問題や異物混入問題などによって、この1月~3月の客数が、2~3割減少したという。マクドナルドでは、当然のことながら、消費者の不信を買うような問題が起きないように監視の目を強めているようである。しかし、製造から末端に至るまで全ての段階で完全に問題を除去することが困難で、苦慮している様子である。
 中国の古典『大学』の中に、「視れども見えず」という有名な言葉がある。いくら目を凝らしても、その本質部分は決して見えるものではないという意味。考えさせられる言葉であった。

|

4月15日(水) 欧州委 検索巨人 グーグルに 警告せしとや 独禁違反と

Mx4500fn_20150421_102818_001

 欧州連合(EU)の欧州委員会が、検索最大手のグーグル社に対して、EU競争法に違反した疑いがあると警告した。その警告の理由は、ヨーロッパの検索市場において、92.3%と、ほぼ独占状態にあるグーグル社が、買い物のために検索を行った人に対して、「グーグルショッピング」という自社の比較買い物サイトを優先的に表示して、競合する他社サイトを不利にしていたというものである。つまり、これは市場での支配的な立場の乱用であり、競争を阻害し、消費者の利益を損ねているおそれがあるとして、独禁法違反の疑いで警告したというのである。
 また欧州委員会は、これに加えて、スマートフォンの基本ソフトである「アンドロイド」でも、優先的地位の乱用に当たる事例があるのではないかと調査しているそうである。
 情報社会は、基本的に自由を尊ぶ社会であると言われてきた。そして、この情報社会で行われる競争については、できる限り政治が介入しないというのが基本ルールとされてきた。その部分に対する、今回の政治介入。同様の事例では、マイクロソフト社が、既に圧倒的なシェアを獲得していたウィンドウズに、ネット閲覧ソフトを抱き合わせ販売していたという事案で、巨額の制裁金を課されたことがある。それ以来、マイクロソフト社の成長が鈍ったと言われる。経済活動のあり方に関して、大きな基本問題をはらんだものであるだけに、注目していきたい問題である。

|

4月14日(火) アシアナ機 着陸直前 空港の 無線設備に 接触…だって?

 また航空機の事故である。今回の場合は、広島空港で、午後8時過ぎに、ソウルから飛来したアシアナ航空機が滑走路から外れて停止したという事故であり、死者はなく、乗客23人が負傷と伝えられている。航空機事故としては、比較的軽微な被害で済んでよかったと思う。

Mx4500fn_20150415_232835_004

 しかし、この事故の原因が、気にかかる。今報道されている内容から判断すれば、アシアナ機が、空港滑走路の手前にある無線設備にその車輪を接触させたのが、この事故の第一原因であるようだ。着陸時といえば、パイロットたちが最も細心の注意を払って操縦している時であり、なぜそんな時に、こんなトラブルを発生させてしまったのか。機体側に何らかのトラブルがあったのか。空港周辺で、異常なダウンバーストが起きていて、機体が予期しない高度低下をきたしてしまったのか。それとも、パイロットの判断ミスや操縦ミスがあったのか。現状では、十分な判断材料がなくて、その原因を特定することはかなわないが、根本的な部分の問題が潜んでいたような気がしてならない。
 しかし、先にも述べたように、このしばらく、異常な航空機事故が多すぎる気がする。それらの事故が、航空業界のあまりにも激しい競争の中で引き起こされているものではないかという指摘も出されている。一度、基本部分から検討すべき課題があるのではないだろうか。

|

4月13日(月) 本命と 言われ続けた ヒラリーさん 当選すれば 69歳!

Mx4500fn_20150415_232835_003

 この日、来年暮れに予定されているアメリカ大統領選挙に向けて、ヒラリー・クリントン前国務長官が出馬表明を行った。ヒラリー氏は、前々回の大統領選挙でも、民主党内の予備選挙に立候補して健闘し、事前の下馬評では優位に立っていたが、最終的には、オバマ旋風の前に敗れた。今回は、自分の年齢からいっても、最後の戦いと位置付けての立候補となるだろう。
 ヒラリー氏が、アメリカ政界に最初に登場したのは、ビル・クリントン大統領の有能な妻としてであった。それは、1992年のことであり、もう23年も前のことである。その年月を考えれば、あの若くて利発で行動的な印象を人々に与えたヒラリー氏も、もうすでに高齢者。選挙に勝利を収めたとして大統領に就任するときには、なんと69歳という年齢であり、レーガン大統領が就任した時と同じ年齢になるのである。
 この年齢で、これからまだ1年半も続く大統領選挙に肉体が耐えられるであろうか。また、4年間にわたって国務長官を務めるなど、華々しい政治経歴を重ねているが、それがかえって、激しく変化する時代の中で、マイナス評価を受けることにもなるのではなかろうか。
 そんな不安材料がないわけではないが、うまくいけば、アメリカの歴史始まって初の女性大統領の誕生である。それが、アメリカをどう動かしていくのか、興味の尽きないこれからの展開である。

|

4月12日(日) 安倍政権 地方選でも 順風満帆 日本丸よ これからどこへ…

 統一地方選挙前半戦の投票日。10の道県知事選挙と41の道府県議会議員選挙が行われた。
 その選挙結果は、与党側が、全道県知事選挙で勝利を収め、また、道府県議会議員選挙でも、ほぼ順調に議席を獲得しており、この選挙も、安倍政権にとっては、順風満帆といってよい結果であった。
 安倍総理は、第二次安倍政権発足以来、「この統一地方選に勝ってようやく政権交代が完成する」と語っており、この4月26日に、統一地方選後半戦の選挙結果が出るが、現状で見る限り、野党側の主張に国民が大きく響き合っている印象がないので、おそらくは、これも与党側の勝利ということになるであろう。

Mx4500fn_20150415_232835_002

 安倍政権としては、この安定した政治状況の中で、今後、日本政治において長い間懸案とされてきた様々な課題に精力的に取り組んでいくことになるであろう。安倍政権は、まずは経済の立て直しに取り組んだが、これからは引き続いて、財政や外交の再建、ないしは安全保障体制の確立などに取り組むことになるだろう。政治がどこまで介入してよいかの議論はあるが、国民精神を巡る問題というのも、これからの大きな課題となるのではあるまいか。
 それにしても、野党の存在感が著しく低下している。安倍政権は、野島(やとう)という島がちっとも見えない大海原の中を、単独航海している印象である。それはそれでまた心配事である。

|

4月11日(土) 長年の 断絶越えて 握手せし 米とキューバの 算盤勘定

 アメリカのオバマ大統領と、キューバのカストロ国家評議会議長が、訪問先のパナマ市で、約1時間の会談。通常ならば、隣り合う国の首脳同士が会談を行うのは特別の話ではないが、アメリカとキューバの間で首脳会談が開催されたのは、実に59年ぶりとのことである。オバマ大統領にとってみれば、この国交断絶の年に生まれているから、つまりは、オバマ大統領は生まれてからこのかた、米国とキューバの首脳が会談するシーンを見たことがないということである。
 これだけ長い間対立し断絶してきた両国関係であるから、首脳同士が会談を開催したからといって、すぐに自由で活発な交流が展開されるというわけではないだろう。両国内には、これまでの確執を引きずっている人たちがまだ数多くいるわけであり、2歩進んでは1歩後退ということを、今後繰り返さざるを得ないのだろうと思う。

Mx4500fn_20150415_232835_001

 それにしても、こんな閉ざされた両国関係を雪解けに導いたのは、経済の力だろうと思う。キューバにしてみれば、経済活動がグローバルな規模でダイナミックに展開される時代に、テロ支援国家の指定を受けて、経済活動に大きな制約を受けることの不利益を考えざるを得なかったのだろう。アメリカにしても、同様である。中国がカリブ海にまで手を伸ばしてくる中で、このまま放置しておくわけにいかなかったということだと思う。
 恐るべし、お金の力よ、という印象である。

|

4月10日(金) 株相場 2万円超え 熱狂の 中に広がる 格差を思う

 日経平均株価が、この日、一つの壁とみられていた2万円を突破。これは、今から15年前のITバブル時代に、最高値2万833円を付けて以来の高値である。今年の春闘においても、数多くの大企業において大幅な賃金アップが実現したということもあり、日本経済は、一定の回復軌道を辿っているように見える。
 しかし、これは手放しで喜んでいい話であるとは思えない。中小企業の人たちと話をしていると、その業績は決して好調というわけではないようだ。つまり、日本全体の実体経済は、まだ景気が好調という段階には至っていないということではないか。

Mx4500fn_20150414_115532_004

 実は、この週末のフォレスト・トレンド勉強会では、気鋭の経済学者、トマ・ピケティ氏の経済思想を語ることとしていて、このしばらく、氏の著書を読んでいるところであるが、氏によれば、一定の安定的な経済環境の下では、資産を多く持つ人がそこから得ることのできるリターンの方が、一般の給与所得者が得る所得の増加よりも大であると論じている。つまり、資産を多く持つ大金持ちは、ますますその富を増やすのに対して、低所得者はそれほどには所得が伸びない、ということであり、社会の中の格差は確実に拡大していくと主張しているのである。
 今回の株価上昇も、資産を多く持つ人の富は増やしたかもしれないが、社会の中にさらに格差が広がっているのではあるまいか。少し気がかりな株価2万円突破の話である。

|

4月9日(木) 激戦地 ペリリュー島への 慰霊旅 70年も 背負った宿題?

 東京キャラバンの最終日。この日のアポイントは、中川秀直・元自民党幹事長から、昼食にお誘いをいただいたことだけだった。数日間、精力的に歩き回ったことから、少し疲れも残っていたので、この日は、ホテルを遅くチェックアウトし、上野公園、アメ横、秋葉原などを散策した後、昼食会場に向かう。
 中川先生とは、ずいぶん久しぶりの面会であった。そこで、近況の報告に始まり、このしばらくの日本社会や政治の問題を語り合い、充実した時間を過ごすことができた。こんな場を設けていただいたことに、心より感謝したい。
 これを終えてから、空港に向かい、四国にひとっ飛び。そして自宅に戻った。今回は、4泊5日のキャラバンだったが、実り多い活動を行うことができた気がする。

Mx4500fn_20150414_115532_003

 自宅に戻ってテレビニュースを見ていると、天皇・皇后両陛下が、太平洋戦争の激戦地、パラオ共和国のペリリュー島を訪ねられ、慰霊碑に花を供えて平和を祈る姿が紹介されていた。今回の訪問は、天皇陛下の強いご希望によって、やっと実現したものだという。今年は戦争終結から70年。天皇陛下は、長い間、ずっと心の中にこの慰霊活動を、宿題として胸に抱き続けていたということだろう。戦場で命を落とされた方々に、静かに祈りを捧げているそのお姿に、深く感じるものがあった。とても有り難いお取り組みであると思った。

|

4月8日(水) 氷雨降る 東京のまち 花吹雪 浴びつ各地を 歩き回れり

Mx4500fn_20150414_115532_002

 東京キャラバンの4日目。この日は、普段ご無沙汰している方々のところを次々にお訪ねして、意見交換や打ち合わせを行うことにしていた。
 まず訪れたのが、電気関係書籍の出版社として知られている「オーム社」。ここで昔、私は、ロボットに関する本を出版したことがあった。少し前に社長に就任したばかりの村上社長と大久保常務にお会いして、ロボット関係の出版に関して意見交換。それから次に訪れたのが、「全国離島振興協議会」。私の旧知の方が、少し前にこの事務局長に就任したので、挨拶がてらの訪問であった。様々なことについて懇談。この次は、出版企画関係の方との昼食会。ここでは、私が新たに出版してみたいと考えている企画について、その提案を聞いていただいた。
 そこからさらに向かったのが、荒川区役所。新しい時代の地方自治を目指して、全国の地方自治体に呼びかけて「幸せリーグ」という取り組みを進めているのが、西川太一郎区長。以前、国会議員時代に、同じ委員会で一緒に理事を務めていたことがあった人である。様々な問題について、率直な意見交換を行った。
 それにしても、この日は、4月にもかかわらず、最高気温がわずかに4度。しかも冷たい雨が降っていた。そんな中を精力的に歩き回ったので、途中で寒気がしてきた。そこで、もう今日はこのくらいでいいかと、ホテルに戻って、温泉に入り、ひたすら休養。

|

4月7日(火) 東京の 仲間ら多く 相集い 語り合ったは 吉田松陰

 東京キャラバンの3日目。この日は、午後4時から、国会議員会館の会議室を使って「永田町アカデミア」を開催予定。それまでは、特に予定を入れていなかったので、じっくりと、東京国立博物館の展示を見て回ることとした。
 東京国立博物館といっても、敷地内に数多くある建物の総称である。これまでも、何度も国立博物館には行っているが、いつも企画展を見るだけですぐに戻ってきていた。今日は、時間的余裕があるので、腰を据えての見学である。特別展は、「インドの仏~仏教美術の源流」。表慶館で開かれていた。昨年インドを訪れていたので、その展示を興味深く観た。それから、東洋館でのアジアに関する展示、本館での古代から現代に至るまでの日本美術の展示、さらに黒田記念館も訪れて、黒田清輝の作品も鑑賞した。

Mx4500fn_20150414_115532_001

 そこから一度ホテルに戻って一休みした後、永田町へ。今回の永田町アカデミアでは、NHK大河ドラマで「花燃ゆ」が放映中でもあり、吉田松陰を取り上げた。特に、あの混迷の時代に、新しい時代を切り拓く人々を育成した教育思想について、10の視点を取り上げて論じた。参加者は約40名。吉田松陰に対する関心が強まっている時だけに、強い興味を持って話を聴いていただけたのではないかと思う。
 それから夜は、私が中学高校を過ごした愛光学園の同期生たちが定期的に開催している勉強会に参加。同期の医師が、認知症問題について話すのを聴いた。それから勉強会後の懇親会にも参加。

|

4月6日(月) 新年度 松下塾の 研修会 塾主のお面で 語りかけたよ

 松下政経塾の後輩からの依頼を受けて、神奈川県茅ヶ崎市の松下政経塾に出向き、在塾生を相手に講義。
 ここで掲げたテーマは、「PHPの理念と松下塾主の思想」というものであった。そして、午前の1時間半には、主に、松下塾主が塾生に願った基本的な生活・活動姿勢とはいかなるものかということをお話しし、午後の2時間には、「PHPの理念」や「新しい人間観の提唱」などにこめた、松下塾主の基本的な思想をお話しした。
 今回の参加塾生は18名であったが、この4月の新入塾生はそのうち7名。全塾生が揃っての年度始めの研修会ということであり、私も、基本的な考え方を共有する話になるように努めた。

Mx4500fn_20150413_122827_003

 振り返って、私たち第1期生が入塾した頃は、松下幸之助塾主(当時は塾長)は、もうすでに85歳という年齢ではあったが、ほとんど毎週塾に来られ、私たちに語りかけてくださった。そして塾生からの声も真剣に聴いていただいた。その塾主も、平成元年にこの世を去られ、もうすでに四半世紀である。だから、塾草創期に私たちが話を聴き、またそれを基に自らが考え形成してきたものを、後輩たちに伝えていくということが、きわめて大切なことだと考えているのである。だから、今回の講義は、小野個人の思想を語ったということではなく、あくまで、松下塾主になり代わっての話を行ったつもりである。塾生たちが、そんな話に関心を示してくれたことが、とてもありがたかった。

|

4月5日(日) 翁長知事 菅長官と 段違い 平行棒で 演技せるかな…?

Mx4500fn_20150413_122827_002

 沖縄訪問中の菅義偉・官房長官が、沖縄県の翁長雄志知事と初めて会談。長い間の懸案である米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を巡って、意見交換を行ったが、話の内容は全く平行線を辿り、打開のきっかけは全くつかめなかったと言っていいだろう。もっとも、この結果は当初から予想されたことであり、そのような厳しい状況にもかかわらず、政府と沖縄県の間で対話の機会が持たれたことを高く評価すべきだろう。この会談の後、両氏とも、対話の継続を明言し、今後双方が率直な話し合いを重ねることを通して、何らかの歩み寄りの道を探っていくということのようだ。
 今年は、第二次世界大戦が終結して70年という年になるが、これだけの長い年月を経ても、沖縄県の人たちの心の中に残った傷跡は、今もなお癒えていないということに胸が重くなる。そしてそれだけではなく、戦争の終結後も、異常なまでの米軍基地を沖縄県がずっと抱え続けてきた歴史が、日本政府への厳しい姿勢となって現れているのであろう。
 しかし、悲観的なことばかりを語っていても仕方がない。米軍配備を巡る状況の変化もこれから起きてくるかもしれないし、問題に真剣に向き合う中から、新たな知恵が生み出されてくることもあるだろう。問題解決が困難だからといって、解決の情熱を失わないことが大切だと思う。

|

4月4日(土) 声よりも 命が大事と つんくさん これからどんな 生き様示すの?

 シャ乱Qのボーカルとして活躍していたつんく♂さんが、母校の近畿大学入学式にゲスト出演。登場したのは、入学式のフィナーレ部分であったが、舞台上のつんく♂さんは、始終無言。
 実は、昨年2月に喉頭がんが見つかり、その後「完全寛解した」と発表していたが、昨年10月に再びがんが発見され、その際に、声帯の摘出手術を受けていたということである。声帯を摘出したわけであるから、これまでのように話すことはできない。そして、声を出す代わりに、モニターに言葉を映し出して、新入生に対して、自分のメッセージを伝えたのだそうである。

Mx4500fn_20150413_122827_001

 それは、こんなメッセージだったのだそうだ。「私も声を失って歩き始めたばかりの一回生。皆さんに負けないように、新しい人生を進んでいきます!」。つんく♂さんにとっては、この無言のパフォーマンスを通して、何よりも、命が大切であり、力強く生きる決意を持つことがとても重要なことであるというメッセージを、自分自身の病気と闘う姿を通して、大学の新入生たちに対して発したのである。
 今の時代は、数多くの言葉が飛び交う「言葉インフレ」時代である。そんな中で、無言のメッセージというのが、かえって強いメッセージ伝達力を持っていたことに、目から鱗が落ちるような気持ちであった。これからのつんく♂さんの生き様にも注目していきたいと思う。

|

4月3日(金) マレーシアに 留学していた 我が娘 帰国後すぐに 戻ってきたよ

 東京の大学で学んでいる娘が戻ってきた。東京を昨晩出発した高速バスで戻ってきたので、朝早い時刻に、バスターミナルまで迎えに行く。
 実は、この娘、3月末までマレーシアにあるマラヤ大学に半年間の留学をしていた。したがって、そこから日本に戻ってきたのが4月1日。そして少し荷物の整理をして、すぐに新居浜に戻ってきたということである。よっぽど、親元と故郷が懐かしかったのかと思ったら、そういう事情ではなくて、もう少しすると大学の授業も始まるし、就職活動を始めなくてはならないということで、この時期に帰らないとなかなか帰りづらくなるからということだったようだ。
 しかし皮肉なことに、私のほうは、講演の約束などがすでに入っていて、4月5日の朝には東京方面に出発する予定である。一連の約束仕事を終えて戻ってくると、その頃には逆に、娘は上京しなくてはならないということで、今回も、時間を娘と共に過ごすのはごくわずかのこととなりそうである。

Mx4500fn_20150405_003035_003

 ま、それもいいだろう。父親と娘というのは、そんなに色々と話さなくてはならないことがあるわけではない。元気な顔を確認して、基本的な考え方を確かめたら、もうそれで十分。娘もそう思っているらしく、そのわずかの共有時間の間にも、平気で他の友達などとの約束を入れているようだ。少し寂しい気もするが、これが現実だ。

|

4月2日(木) 憲法の 審議がやっと スタートなのだが… ピンボケ写真を 見ている気分…

 衆議院の憲法審査会が、今国会で、やっと再開された。
 この憲法審査会は、平成12年に設置された「憲法調査会」を引き継ぐ機関として、平成19年に設置された。「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、憲法改正原案、日本国憲法に係る改正の発議又は国民投票に関する法律案等を審査する機関」とされている。
 要するに、法治国家日本の背骨をなす「憲法」を、今後どうしていけばいいかを国会で議論する場である。

Mx4500fn_20150405_003035_002

 今回は、自民党から、優先的に議論すべきものとして、「緊急事態」「環境権」「財政」の3項目が提示されたが、この議論項目選定という入り口段階で、すでに迷走気味である。例えば、「環境権」であるが、これまでは積極的とみられてきた公明党と民主党も、慎重姿勢に転換し、その議論の糸口さえうまくつかめていない状況のようである。よく言われることであるが、この憲法は、もうすぐ制定から70年になろうとしている。その間、一度も改正を行ったことのないものである。時代が移り変わり、憲法に求められる内容が変化してきているにもかかわらず、その改正が行われないというのは、異常なことと言わざるを得ない。
 正直なところ、今の日本国憲法は、少しピンボケ写真のように見える。それは写真の写し方が悪いからなのかと思ったら、日本社会や地球社会の方がぼんやりとしているから、こんな写真にしか写せないというのが実態のようだ。

|

4月1日(水) 消費税 増税一年 負担感 買い物の度 感じる政治!

Mx4500fn_20150405_003035_001

 新年度が始まった。新入社員の入社式などの様子が、ニュースで報じられている。
 それと同時に報じられていたのが、昨年4月1日に消費増税が行われ、8%になってから今日でちょうど一年ということであった。テレビを見ていると、消費税の重い負担感について語っている人が多かった。
 私たちは、政治の影響を身近に受ける立場の人以外は、日常生活の中で、政治を直に感じることは、極めて少ない。おそらくは、一般の国民にとって、一番政治を肌に感じる場面というのが、税金を支払う時であろう。特に、消費税は、買い物の度に支払わねばならない税であるから、一日に何度もこの税金に関与するわけであり、とびきり身近な税ということではないかと思う。
 それだけに、政治においても、神経質と言っていいくらいに丁寧に扱われてきた税金であった。本当は、今年の10月に10%に上げる予定であったが、それは延期することになっている。次回は必ず上げるということになっているが、それも果たしてどうなることやら…。
 時ちょうど、この4月は統一地方選挙の1か月。消費税は国税であり、地方政治と直接の関係はないが、やはり選挙戦の中で、この税金の議論も活発に行われることになるのだろうと思う。

|

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »