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4月3日(日) 大疑問 “資本主義は 何処へ行く”! 試案示すは 佐和隆光氏

 「フォレスト・トレンド勉強会」。今日のテーマは、「佐和隆光著『資本主義は何処へ行く』を読む」。この『資本主義は何処へ行く』という本は、21世紀初年の9月11日にアメリカで同時多発テロが発生し、全世界に大きな衝撃を与えた翌年に出版されたものである。

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 この約10年前にソ連が崩壊し、資本主義が社会主義に勝利し、世界が最終的に一つの平和な理想的社会像に糾合されていく期待感を多くの人が抱いた。しかし、同時多発テロは、現実には、資本主義自身が様々な問題を孕み続けていることを顕わにした事件であった。それだけに、著者は、この機会に、資本主義が抱える問題を整理して示したいと、この本を著したのであろう。こんなことを書いている。
 “東西冷戦下においては、飢えと貧困に起因する紛争が、東西のイデオロギー的対立の装束をまとっていた。ところが、冷戦が終結してのちは、イデオロギー的対立に代わって、民族や宗教の対立が、飢えと貧困を覆い隠す衣となったのである”と。
 なかなかの卓見であり、対立の裏にある本質的問題にきちんと解決を与えない限り、問題は、モグラ叩きを続けるばかりでいつまでも終わらないと指摘しているのである。
 様々な提案を含んだ本であった。有意義な勉強会であったと思う。

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