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8月28日(日) ギリシャ人 徳育こそが 教育と イソクラテスと プラトンの弁

 「教育思想研究会」の日。今回取り上げたのは、廣川洋一著『ギリシア人の教育』という本。1990年に岩波書店から発行された新書であった。
 著者は、この本の中で、一般教養とは何かという問題を取り上げ、古代ギリシャの思想家であり教育者でもあった、プラトンとイソクラテスの教育思想を論じていた。

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 著者は、プラトンの本の中から、「無教育」と呼ばれる人とはどのような人かと問題提起して、仕事の才覚では相当の教育を受けている人でも「無教育」と呼ばれるのだと指摘し、「特殊な専門的職業上の才覚から区別された一般教養・教育こそ、人間教育というに相応しい」と結論づけている。そしてそれは、「徳を目指しての教育」であると主張するのである。プラトンは、そのプロセスにおいて、幾何学など、数学の重要性を強調している。
 一方、イソクラテスは、人間に固有の「言論」の能力を磨きあげることが重要とし、弁論・修辞術を重視した。しかしそれは、単に技術としての弁論・修辞術ではなくて、人間の品性を高め徳を涵養することこそを真の目的とすべきだと主張している。
 つまり両者の具体的な教育法は異なるが、ともに「人間としての完成」を目指すという考え方には共通するものがあるということだ。古代ギリシアにおける教育観を学び合って、教養教育について考えた勉強会であった。

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