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11月30日(水) 橿原が ポズナンならば 大阪が ヴロツワフかも? 山なき平原 バス駆け巡る

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 ポーランドでの初日は、トルンで宿泊。昨夕は、一人でトルンの街中を散策。それにしても、寒かった。
 今日は、朝8時にホテルを出発し、まずポズナンに向かう。このポズナンという街は、ポーランド王国建国の地である。西暦968年から1038年まで、ポーランド最初の首都として栄えた都である。日本で言うならば、年代は違うが、神武天皇が日本建国を宣言した橿原に相当する街ということだろう。ここでは、旧市場広場を観光し、その後自由時間があったので、個人的に、この地の博物館等を見学した。
 それからさらに次に向かったのが、ヴロツワフという街。ここは、オドラ川に臨む枢要の地。ポーランドの周辺には、ロシア、ドイツ、オーストリアなどの強国があったため、この街は、幾度もその支配者を変えている。経済活動も盛んで、現在の人口は63万人余り。人口規模で、ポーランド第4位の街である。日本で言えば、大阪に相当するだろうか。
 それにしても、ポーランドには、山がない。バスの車窓から見ていると、平原だけである。ポーランドの国名の由来が、「平野の国」という意味だというのがよくわかる気がした。

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11月29日(火) トルンでは コペルニクスに 出会ったよ 中世社会を ぶっ壊した人!

 ワルシャワの国際空港到着は、午前11時ごろ。
 それから最初に向かった都市が、トルンであった。このトルンという街は、かつては軍事拠点として、ドイツ騎士団が切り拓いた街である。その後、大河ヴィスワ川沿いに築かれた街であったことから、商業の町として発展。その残された街並みが、1997年に世界遺産に登録された。人口は、20万人余り。

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 この町で特筆すべきなのは、ポーランドの天文学者コペルニクスが生まれた街ということである。コペルニクスとは言うまでもなく、中世社会において常識とされた「天動説」を否定する「地動説」を理論的に完成させた人物である。そしてその説が、中世キリスト教社会を突き崩す風穴を開けることになる。いわば、人類文明史上の大変革を引き起こすきっかけを作った人である。そんな人物を輩出したことが、トルンの街の人々にとって誇りでもあるのだろう。旧市庁舎前に大きな銅像が立てられ、また、その生家が保存されていて、博物館になっていた。
 私にとって、かねてから強い関心を抱いていた人物が生まれた街を歩いて、その謦咳に接した気がしたのであった。

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11月28日(月) 殊の外 遠い国だね ポーランド… 片道時間が 29時間!

 ポーランドの旅に出発。今回の旅の主目的は、ナチスが開設した「アウシュビッツ強制収容所」への訪問であった。
 私はかねてから、フランクルの本『夜と霧』を取り上げて、人生の問題を論ずることが多かったが、これまで一度もこの強制収容所跡を訪れたことがなく、機会があるならば、是非一度行ってみたいものだと考えていたのであった。さらにこのツアーは、7泊8日で、ポーランド国内の主な街を周遊するというものであった。訪れる都市は、ワルシャワ、トルン、ポズナン、ヴロツワフ、クラクフなどであり、それぞれがポーランドの歴史上に大きな足跡を残している街であった。そこで、この機会に、ポーランドの国のことを広く学んでみたいとも考えたのであった。

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 しかし、ポーランドは、実に遠い国であった。新居浜市の我が家を出発して、ワルシャワの国際空港に到着するまでに要した時間がなんと29時間! 格安ツアーだけに、ずいぶん大回りをしてポーランドに向かったのが大きな理由であった。体はクタクタ、しかし心は好奇心で満たされていたのであった。

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11月27日(日)  『大学』は 修己治人の 教えなり 学びの道の 交差点かも?

 「人間哲理研究会」の日。今回のテーマは、儒学・四書の一つである『大学』を、現代にどう解釈していけばいいかというものであった。この書『大学』は、古来から、儒学を学び始めるときの入門書として、扱われてきた。二宮金治郎の銅像が手にしている本も、この『大学』であることが研究者によって明らかにされている。

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 『大学』が主張する最も重要な点は、指導的立場に立つ人が持つべき人生の基本姿勢が、「修己治人」にあるということである。まず自分自身をしっかりと陶冶して、その人間力でもって、人々を治めていかねばならないという考え方である。そしてその「修己」の学問が目指すべき目標というのが、「三綱領」である。詳述は避けるが、「明明徳」「新民」「止至善」の三つである。そして、その学問を展開する道筋が、「八条目」。「格物」「致知」「誠意」「正心」「修身」「斉家」「治国」「平天下」の8項目である。
 これらを整理して描いてみたのが、今日のイラ短。学びの道で、交差点をどう渡っていけばいいのかを教えてくれる学問だということである。

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11月26日(土) 半世紀 米のど元の 刃なり 反米リーダー カストロが逝く

 アメリカの内海とも呼ばれるカリブ海で最も大きな国キューバの革命を指導し、政権を奪取して以降半世紀近くにわたってこの国の最高指導者として社会主義の国づくりを進めてきた、フィデル・カストロ氏が逝去。90歳であった。
 カストロ氏の名前が、広く知れ渡ったのは、 ソ連ミサイルのキューバ配備をめぐって、米ソが核戦争の一歩手前まで至った「キューバ危機」の時であったかと思う。当時圧倒的な力を誇ったアメリカに対して、その胸元で反米路線を貫くカストロ氏に、世界中が注目したのであった。

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 私は必ずしもカストロ氏のことをよく知っているわけではない。だから適切な評価ができるわけではないが、アメリカからの様々な圧力や工作をはじき返して、半世紀もの間、政権を維持してきたその政治的力量というものは、人並み外れたものであったに違いないと思う。良きにつけ悪しきにつけ、政治家フィデル・カストロについて、自分なりに一度きちんと学んでみたいものだと思う。
 ご冥福をお祈り申し上げたい。

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11月25日(金) 年金は 老壮青の 調和が肝要! 違和感あるは 国会審議…

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 政府が、今国会で成立を目指している重要法案の一つである「年金制度改革法案」が、この日、衆議院厚生労働委員会で可決された。民進党と共産党は、まだ審議が尽くされていないと抗議し、委員長席に駆け寄って採決に反対したが、委員長はそれを押し切って、採決に踏み切った。国会終盤になるといつも見られる光景である。
 しかし、民進党の前身である民主党が政権を担っていた頃は、この年金法案のように、政権が交代しても継続的に制度を守っていかねばならない法案については、与野党が対決すべきではないと主張していたはずである。それはその通りで、政権が交代するたびに年金の制度が大きく変わったのでは、年金受給者は、安心して生活することができなくなる。そのような制度の議論が、国会内で与野党の対決を象徴する法案となってしまっては、国民の間に大きな亀裂を生んでしまうのではないか。
 私は、この国会の審議状況を見ながら、強い違和感を感じざるを得なかった。得点合戦ではなくて、良識に基づく議論が行われる国会であってほしいと願ったのであった。

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11月24日(木) 東京に 初積雪が 報じられし日 都庁内部の 除雪も決定!

 関東甲信越地域を中心に、降雪。東京都心にも、わずかの積雪があって、雪景色になったようである。これは、11月の積雪としては、明治8年の観測開始以来初めてのことだそうである。また、11月に雪が舞った初雪というのも、54年ぶりとなるのだそうだ。このしばらく続いている気象異常は、こんなところにもその姿を現しているということだろうか。

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 この日、東京都庁の内部でも、長い間に降り積もった積雪を連想させられる決定があった。それは、豊洲市場の盛り土が行われなかった問題に関連して、歴代幹部20人近くを懲戒処分するという決定であった。そして、この実施設計時の市場長であった、中西充・副知事の辞任も明らかになった。
 鳴り物入りで小池都知事が就任して以来、この豊洲市場問題が大きな話題であったが、この根本原因が、都庁内部で永い間に積もり積もってきた無責任で風通しの悪い都庁体質にあるとして、その体質改善のための処分ということなのであろう。長い間の根雪を、この際思い切って除雪してしまおうとする小池知事の判断と考えていいのだろうと思う。

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11月23日(水) 日韓の 軍事情報 共有の 協定発効 嵐の中で…

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 この日、日韓両政府は、防衛機密を共有するための「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」に署名し、この協定は即日発効した。この協定発効により、日韓両国の間で、北朝鮮に関する機密情報などの円滑な交換が可能になる。これにより、日米韓の3国による軍事協力がより円滑になると期待される。
 しかし、野党は、この協定について、「日本の軍事大国化を促す売国協定」だとして、朴政権に対する反発を強めているという。朴大統領は、知人女性による国政介入事件でその足元が揺らぐ中で、さらに困難な課題を抱え込むことになったようである。
 今の朴大統領は、四面楚歌の状況といってもいいような状況である。国内的に支持率が大きく低下してきていることに加えて、アメリカでトランプ政権が誕生することから、これまでの米韓同盟関係に揺らぎが生まれかねない状況もある。北朝鮮からの軍事的な脅威も増大してきている。
 まさに嵐の中で、それだからこそ、日韓関係の強化を図ったということなのであろうか。前途多難な道がこれから先に続く印象である。

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11月22日(火) 福島じゃ 地震津波 アメリカからは トランプ津波が 押し寄せるなり

 午前6時ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生。福島県を中心とする3県で、震度5弱を記録した。加えて、この地震に伴って、最大140センチの津波が発生し、東北や関東の太平洋岸では、津波警報ならびに津波注意報が発令された。5年半前に津波の大被害が出た地域と重なり合ったこともあり、多くの人々が高台に避難したという。負傷者は17名ということであった。

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 この日は、もう一つの大きな津波が、太平洋を越えて、アメリカから押し寄せてきた。それは「トランプ津波」とも呼ぶべきものであり、アメリカの次期大統領に決まっているトランプ氏が、ビデオで、来年1月に行われる大統領就任初日に、環太平洋連携協定(TPP)脱退を通告すると表明したのであった。
 時ちょうど、日本の国会では、このTPPに関して審議が行われている最中であり、安倍総理をはじめとする政府関係者は、TPP法案を継続して審議する必要性について、その説明に追われた。望むらくは、こちらの津波についても、軽微な被害ですむことを祈りたい気持ちである。

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11月21日(月) 検察が 大統領も 共謀と 認めて益々 混迷韓国!

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 かねてから大きな話題となっていた、韓国の朴大統領の友人女性による国政介入疑惑について、その捜査を行っている検察の特別捜査本部は、その友人女性や大統領の側近2人を職権乱用や強要などの罪で起訴。その起訴状の中に、朴大統領がその「共謀者」であると明記され、今後「容疑者」として捜査することを明らかにしたという。
 これに対して、次期大統領選挙の候補者と目される野党国会議員8人が会合を開催し、朴大統領の弾劾を行うという方針を決定したという。いろいろな方面から、朴大統領への批判が強まっている。
 この問題が露見して以降、韓国の政治は混迷を深め、また国民の間でも朴大統領の辞任を求める運動が起こっていたが、今回、検察によって「共謀者」と公式に認定されたことから、ますます批判の声は強まり、朴政権は追い詰められていくことになるだろう。しかし、このような政治的な混迷が国内にあっても、それが必ずしも国の大きな行き詰まりに結びつかないのが韓国の特徴。私たちは、冷静に今後の推移を見ていかねばならないと思う。

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11月20日(日) 「エミール」と 名付けた子どもを 教育し 理想を語る ジャン・ジャック・ルソー

 「教育思想研究会」。今回取り上げたのは、ルソー著『エミール』という本。この本は、フランスの思想家、ジャン=ジャック・ルソーが50歳の時(1762年)に発刊したものであり、その中に、一部分キリスト教会に対する批判が含まれていたことから、ルソーは、パリ高等法院に摘発され、スイスで逃亡生活を送ることとなった。また本も、発禁処分となった。
 この本の中で、ルソーは、自分自身に擬した「エミール」という少年を登場させる。そしてその少年を教育し育てていくプロセスを小説風に表現する中で、彼の教育論を展開するのである。そしてそれは、文明論や社会論を含むルソーの思想のすべてを表現するものとなっている。

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 ただ、この本はかなり大部であり、とても一度の勉強会では語り切ることができなかった。今回、第一編の幼年時代を論じた部分だけで時間切れとなってしまったことから、これから改めて機会を作って、その先も論じてみたいと考えている。
 現代教育を考える上に、大きな示唆を持つ本であったと思う。

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11月19日(土) 医療費の 1000億円 抑制は 高齢者にも 新たな負担!

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 財務省と厚生労働省は、来年度予算案で、医療費の伸びを1,000億円程度抑制するという政府原案をまとめた。
 その内訳は、高額医療費では、一定以上の所得を持つ人の上限引き上げや、75歳以上保険料の特例軽減による収入増、入院患者の光熱水費について、療養病床の高齢者を対象にその値上げを図ることによる収入増、さらに、高額医薬品の薬価引き下げや協会健保への補助金の削減による支出減などからなっている。
 政府は、今年度から3年間の社会保障費の自然増を、1.5兆円に抑える目標を立てている。そして、来年度6,400億円程度の自然増になると見込まれるのを5,000億円程度に抑えるとしている。そこで、医療費では1,000億円、介護費では400億円程度を抑制するとしたものである。
 高齢者にとっては新たな負担増となる部分があるが、国家財政の破綻を避けるには、こんな荒療治も必要だということである。国民側の理解も必要だと思う。

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11月18日(金) 手探りで トランプ氏との 初会談 安倍総理には “未知との遭遇”

 安倍総理が、トランプ・次期米大統領とニューヨーク市内で初会談。その会談時間は、当初予定の45分間の2倍にあたる1時間半にも及んだそうだ。これからの人間関係を築くために、まず初顔合わせを行ったという会談(怪談?)であったようだ。その会談内容は、公表されなかった。
 しかし、トランプ氏が外国首脳と会談を行ったのは、これが最初ということであり、国際社会に向けて一定のアピールを行うことができたのではなかったかと思う。とりわけ、国際的に、政治的にも、経済的にも、影響力を強めてきている中国に対して、強く牽制する効果があったと評価できると思う。

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 私が、この会談で連想したのは、昔のアメリカ映画「未知との遭遇」であった。会談場所は、「デビルズ・タワー」ならぬ「トランプ・タワー」であったが、相手は予測不可能な言動を行う「未知の人」。今回は友好的な雰囲気の中での会談であったというが、まだまだ先のことは未知数である。安倍総理には、困難な課題が幾重にもあるが、新しい日米関係の構築に、力を尽くしていただきたいと願う。

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11月17日(木) 流行語 大賞候補を 眺めれば 今年も小粒な 言葉ばかりだ

 毎年大きな話題になる「新語・流行語大賞」の候補35が発表された。そのいくつかを紹介しよう。
 「アスリートファースト」「歩きスマホ」「EU離脱」「AI」「神ってる」「君の名は」「ゲス不倫」「シン・ゴジラ」「SMAP解散」「聖地巡礼」「センテンススプリング」「トランプ現象」「パナマ文書」「びっくりぽん」「文春砲」「PPAP」「保育園落ちた日本死ね」「ポケモンGO」「マイナス金利」「民泊」「レガシー」など。
 いかがであろうか。私の感じたことを率直に語れば、なんともちまちました小粒な言葉ばかりが並んでいる印象。時代が大きくうねり動いているダイナミックさを備えた言葉は、残念ながら一つもない。

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 それはつまり、現代の日本人が、小さな世界に籠って内向きに生きているということを意味しているのであろうか。
 ちなみに、オックスフォード大学出版局が選んだ「今年の言葉」は、「Post-Truth」だそうだ。「客観的な事実や真実が重視されない時代」を意味するということである。事実よりも、個人の感情や信念が重視されている時代とも言い換えられるだろう。
 こんな言葉の方が、私の感性には合っている。

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11月16日(水) 国会で 憲法審議が 再開す まずは各党 寸止め練習

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 参議院の憲法審査会が、この夏の参議院議員選挙で、衆参両院で憲法改正に必要な議席数を確保して以来、初の審議を行った。この日は、まず各党の憲法改正に向けての基本的な考え方を披瀝し合った。野党からは、憲法改正の議論そのものを否定する発言や、この議論の前に安全保障関連法の違憲性についての決着をつけるべきだとの発言などもなされたようで、これから先の展開は、なかなか容易ではないという印象である。
 しかし、日本が法治国家であるというのならば、その根本である憲法の議論を忌避するような考え方(放置国家?)は好ましいものではないと私は思う。また主権国家であるというのならば、それだけの責任を担った逃げない議論(守権国家)をやるべきであると私は思う。その姿勢があってこその法治国家であり、主権国家である。
 今日は、「憲法」ならぬ「拳法」で言えば、寸止め練習のような議論であったかと思うが、国会議員が、日本の未来を見据えた良識ある議論を行うよう、期待したい。

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11月15日(火) 自衛隊 駆けつけ警護を 閣議で決定 そう言や今日は 龍馬の命日!

 政府は、この日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣する陸上自衛隊に対して、安全保障関連法に基づく新しい任務「駆けつけ警護」や「宿営地の共同防護」を可能とする実施計画を閣議決定。「新任務付与に関する基本的な考え方」も策定。

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 自衛隊の基本的な役割とは、日本の国家と国民に対して、直接・間接に脅威を与えようとする相手に対して、武力でその脅威を軽減させることにある。それには当然リスクが伴うものだが、外交その他の手段によって、できうる限り、武力行使に至らないように十分な配慮を行い、そのリスクを下げることが大切だと思う。
 世界を見渡せば、かつてほどではないにせよ、各地で武力紛争が起きている。人間社会で解決困難な問題は、最終的には武力で勝敗を決着させるしかない、ということであろうか。そういえば今日は、坂本龍馬が近江屋で暗殺された日(旧暦)でもある。何が正義かは、武力で決着がついた後に明らかになることもある。これから政治的に、困難な判断を迫られる場面が起きてくるに違いないと思う。

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11月14日(月) 東ロボ君 東大合格 断念す! カンニングでも しなきゃ無理だと…

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 東京大学入学試験の合格を目指して開発が進められてきた人工知能「東ロボ君」が、今年挑戦した大学入試センター模擬試験(進研模試)の結果、合格レベルに到達できなかったと、国立情報学研究所が発表。東大入学試験への挑戦は、今回までとしてきたことから、これで研究は終了となるそうだ。
 今回の模試結果は、世界史Bや物理、数学が比較的好成績であったのに対して、英語(リスニング)や国語(現代文+古文)では、偏差値が50点以下。全体の偏差値では、57.1点と伸び悩んだようである。
 しかし、この成績ならば、東大は無理でも、ある程度名が知られた大学の中で合格できる大学もある。一定の評価を与えることができるであろう。
 研究関係者のインタビューを聞くと、出題問題の文章の意味を十分に人工知能が理解しきれていなかったのが一番の問題と分析をしていた。それならば、その文章解釈の誤りだけを人間が手伝って是正することができれば、相当高いパフォーマンスを発揮できるということでもあろう。いよいよ人工知能時代の到来という印象であった。

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11月13日(日) 秋深し 「ピアノの詩人」を 語りけり 若葉書院の 人間論ゼミ

 「人間論ゼミ」の日。今回取り上げたのは、ポーランド出身の作曲家であり、ピアノ演奏家であった「ショパンの人生と情熱」であった。
 ショパンが生まれたのは、ポーランドのワルシャワ近郊の小さな村。1810年の生まれということだから、日本で言えば、江戸時代の末期である。ショパンは、小さい頃から神童と称えられたが、この当時のポーランドは、近隣三国によって分割統治されていて、その中で独立運動が展開されるような不穏な状況であった。そんな中、ショパンは、20歳でポーランドを去り、最初はウィーンへ、そしてすぐ後にはパリに移って、本格的な音楽活動を展開。その時代にはパリが世界の文化の中心であったが、そこで花形作曲家・ピアノ演奏家として大活躍をするのであるが、38歳で結核のために死去。ショパンは、どんなに体調が不調でも、ピアノを前にして演奏を始めると、そんな病気のことを忘れさせるくらい集中してピアノ演奏を行ったという。そしてパリで活動していた間も、母国ポーランドのことを忘れることなく、独立運動に対して、様々な援助を行っていたという。

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 今回の人間論ゼミでは、音楽家を取り上げるということで、ラジカセでショパンの音楽(特に英雄ポロネーズ)を紹介しながら、話を進めた。時ちょうど、若葉書院の周りは深まりゆく秋の風情に満ちていた。ショパンの音楽は、深まりゆく秋によく似合う…そんな気持ちがしたのであった。

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11月12日(土) ソウルでは 100万人(?)デモ 大統領の 逮捕求める 国民感情…

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 テレビでニュースを見ていると、韓国ソウルで行われた大規模デモの様子が放映されていた。韓国の朴大統領の辞任を求め、さらには逮捕まで求める人々のデモであった。主催者側の発表では100万人が集まったという。警察側の発表では26万人ということだから、おそらくはその両者の中間程度の人数が集まったということだろうと思う。それにしても、映像を見ていると、ものすごい人数であった。
 今回のこのデモは、朴大統領の40年来の友人女性が逮捕され、また大統領府で大統領を支えてきた人たちが取り調べを受けていることに対して、朴大統領の政治家としての清廉潔白さをこれまで信じてきた国民が強く反発して起こされたもののようである。そしてそれに、野党各党が相乗りしたことから、大きな動員力を持つデモになったのではなかろうか。
 朴大統領といえば、これまでは、ずっと50%を超える非常に高い支持率を誇ってきた。それが今や、5%の支持率である。その急激に変化した国民感情の背景にあるものは、被害者意識と怒りであることは確かであろう。韓国経済は、異常なまでに財閥中心の経済である。そしてその財閥から、政権中枢にいる人たちやその取り巻きが、表では綺麗事を語りながら、裏で大きな恩恵を受けてきたに違いない、という思いが、ここまでの爆発的な国民感情を生み出してきているのであろう。目が離せない展開である。

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11月11日(金) 「韓国で 出会ったすごい 日本人」 田内千鶴子を 船木で講演!

 私が住む新居浜市の船木地区の公民館で、講演。テーマは、「韓国の旅で出会った、素晴らしい日本人」。全羅南道・木浦市の「共生園」という孤児院を運営し、3,000人以上の韓国人孤児を育てた、田内千鶴子さんのことをご紹介した。ここには、もうこれまでに三度も訪れた。この夏の仲間たちとともに韓国を訪れた旅でも、訪問して、交流を深めた。その旅の様子と共に、この女性を紹介する話を行った。

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 実は、この10月31日、高知県の尾﨑知事が、全羅南道を訪れて、両地域の姉妹提携を締結した。それがなぜ10月31日であったかといえば、この日が、田内さんの命日であったから。つまり、一人の献身的な女性の存在が、日韓両国の地方自治体間交流の大きな礎になったということである。
 利害関係だけを足場にする交流というものは、利益が一致する間はいいが、逆にそれが損なわれれば、たちまち解消されてしまう、それどころか、さらに憎しみや恨みのようなものさえ生み出してしまうだろう。それに対して、利害や名誉などを離れた、純粋な思いに基づく献身的な生き様が足場になったものは、そう簡単には壊れまい。だから、外交というものは、国家間の利害だけではなく、人々の心の共感にも足場を置くものでなくてはならないと思うのだ。
 内村鑑三の著書『後世への最大遺物』に書かれていた、最大遺物とは、お金や事業ではなくて、尊い人間の生き様そのものであるという言葉を思い出したのであった。

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11月10日(木) 選挙終え ますます深まる 不信感 反トランプの デモが拡大!

 米国大統領選挙の結果、トランプ候補が当選を果たしたが、それに反発する人たちが、全米各地で、その当選を認めないとするデモ活動を展開している。その中には、レンガを投げたり、「くたばれトランプ」などと落書きをしたり、車両を叩き壊したり、ガラスを割るなど暴徒化している人たちもいるそうだ。それに対して、警察が取り締まりを強化し、逮捕者も出ているという。
 トランプ氏は、これまでも散々悪口を言われてきた中を強気で選挙戦を戦ってきた男であり、この程度のデモで何らかの妥協をするようなことはないだろうと思うが、民主主義国家の旗手として世界に君臨してきた米国の威信は、今後大きく損なわれていくことになりそうな印象もある。

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 選挙中のトランプ候補の主張は、それまでの米国において常識や良識とされてきたものを、あえて過激な表現で否定するものであった。その主張は、それまでアメリカ社会が保ってきた「1つのアメリカ」という理想も、ズタズタに切り裂くものであった。アメリカという国家は、そしてアメリカを中心とする世界は、今後、時とともにバラバラに解体されていくことになるのではないだろうか。
 トランプ候補は、選挙運動中、「アメリカ・ファースト」と語った。トランプ氏の頭の中で、「アメリカ」とは一体何なのだろうか。その定義を確かめるところから、今後のアメリカ政治を考えていかねばならないようだ。

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11月9日(水) ババ抜きで 抜き取ったのは ジョーカーだった? 変幻自在の “爆風トランプ”

 長い間世界の耳目を集めてきたアメリカの大統領選挙が行われ、即日開票の結果、共和党候補のドナルド・トランプ氏が大接戦を制して当選。来年1月には、トランプ氏が新しい大統領に就任することになった。

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 この結果を、アメリカの人たちも、世界各国も、驚きをもって受け止めた。なぜかといえば、事前に行われていた数々の調査では、民主党候補であるヒラリー・クリントン氏がずっと優勢を保った形で投票日を迎えていたからであった。加えて、トランプ氏の選挙運動中の数々の発言が、世界の超大国のリーダーとしてふさわしくないと、様々な人々が烙印を押していたこともあって、こんな候補者が当選するはずがないと思い込んでいたこともあった。
 しかし現実は、トランプ氏の勝利。選挙をババ抜きに例えてはとも思うが、どうもアメリカ国民は、今回ババ抜きでジョーカーを引いたような気がしてならない。これは面倒なことになったと思っている人も多いのではないだろうか。
 しかし一方で、ジョーカーというのは、トランプゲームによっては、変幻自在の便利な札でもある。トランプ氏が選挙中に語ってきたことは、どう考えても実現が不可能だということも多い。現実の大統領となれば、その方針を変更せざるを得なくなるだろう。その度に、政治が揺れる、荒れる、新たな議論が起きる。そんな中で、新しい時代を創造する契機が生まれてくるかもしれない…、そんな気もした。

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11月8日(火) この社会 あっちもこっちも 陥没す そして今度は 博多の道路で…

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 この日の午前5時15分ごろ、JR博多駅前の幹線道路が陥没。その様子がテレビで放映されていたが、長さが約30メートル、幅が約27メートル、そして深さが約15メートルの巨大な穴が出現した。TV画面上で穴がどんどんと拡大していき、その穴に信号機などを飲み込んでいく様子を見ていると、何か映画の画面でも見ているような気がしてきて、とても現実とは思えなかった。
 この陥没が起きた原因は、この道路の地下で行われていた地下鉄工事にあるようだ。地下鉄を通す地層の上を覆っていた水を通さないはずの粘土層が、何らかの理由で破れ、地下水とともに土砂が工事中のトンネルに流入したことによって、この大きな空洞が生まれたということのようである。このような大規模事故が起きると、いつも想定外の事態といわれるが、今回も恐らくそういうことだろう。早朝のことであり、しかもこの陥没の予兆が発見されたときにすぐにこの道路を通行止めにしていたことにより、死傷者が1人もいなかったことがせめてもの幸いであった。
 私は、この陥没が進行する様子をテレビで見ながら、今の日本社会や人類社会のことを思っていた。今、予期しないときに、予期しない場所で、思いがけない問題が次々に発生している。そして社会は、その大きな穴を埋め合わせるために、大変なエネルギーを注ぎ込んでいる。どうすれば、このような問題発生を食い止めることができるのか。

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11月7日(月) 京のまち かつてはみんな 歩くなり 我等も歩く 歴史偲びつ

 さらに今日は、「大阪と京都のキャラバン」。
 昨日の15周年記念の会には、関東地方から私たちの仲間である佐藤さんと曾田さんも参加しておられたので、この機会に、この京阪地域を一緒に歩くことにしたのであった。
 朝ホテルを出発してまず向かったのが、「伝王仁博士の墓」。王仁博士といえば、日本に初めて論語と漢字を伝えた人として知られている。全羅南道の出身とされ、昨年、今年の旅でも、全羅南道にある「王仁公園」を訪れていたので、関心を持っていただける場所だと考えたのであった。
 それから次に向かったのが、京都府の大山崎町。「山崎の合戦」が行われた場所である。ここでは、明智光秀が陣を敷いたとされる場所を訪れたり、その娘である細川ガラシャが嫁いだ城を訪ねたりした。

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 さらにそれから京都市に向かう。まず京都市役所に、門川大作・京都市長を訪ね、しばしの懇談。それから、NPO法人「遊悠舎京すずめ」の理事長である土居好江さんに、京都市役所周辺地域を、歩いてご案内いただいた。佐久間象山や坂本龍馬、大村益次郎などが暗殺された場所、桂小五郎が亡くなった場所など、歴史上に登場する様々な場所が、徒歩で歩いて回れる程度の狭い範囲に数多くあることを知った。昔の人たちが歩いて生活をしていた場所を偲ぶには、私たちも歩いて回るということが大切なのだと、改めて感じたのであった。

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11月6日(日) 「人間の 森」を育み 15年 伸びゆく樹々と 確かな大地

 引き続いて今日は、大阪駅近くの「阪急インターナショナルホテル」を会場に、「人間の森グループ・15周年記念特別講演会」での講演。参加者は200名を超えていたと思う。
 この「人間の森グループ」というのは、私が21世紀初年に提唱した「人間の森文明」の理念に共鳴した川人正臣氏が創業した企業グループである。まず最初は、電子機器の設計や試作を行う企業「ヒューマンフォレスト」を立ち上げて経営基盤を作り上げ、その後、女性向けフィットネスクラブを展開する「かがやき」や、農産物直営販売を手掛ける「フォレストファーム」などに、事業を拡大してきている。その間に、従業員数も増え、また様々な業態が加わってくる中で、その社員や家族、そして来賓皆様に、グループの原点である「人間の森文明」の基本的な考え方について話してほしいと、依頼を受けたのであった。

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 そこで、私からは、「人間の森文明」の考え方の下で、どのような企業経営の考え方を持つべきかということについて、お話をした。そして川人社長は、自らの経営の考え方を参加者に力強く語りかけた。
 私は、企業の経営環境が著しく変化するこれからの時代に、揺るがない経営理念を持っておくということが極めて大切だと考えている。その確かな大地の上に、様々な企業(樹業)がすくすくと伸びていくことになるであろう。そんな心象風景を胸に抱いたのであった。

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11月5日(土) 大阪で 「人間の森」を 講演す 学びの人生 願う人らに…

 大阪府・東大阪市で、午後2時から私の講演会が行われるということで、朝、新居浜駅から、JRで大阪に向かう。
 今回の講演会は、東大阪市でリサイクル事業を行っておられる土岐功明さんが呼びかけて開催してくださったもので、「大阪鴻池倫理法人会」や「半学半教実践塾」のメンバーを中心に、約30名の方々が集まってくださった。
 講演テーマは、「混迷の時代を切り開く人間の森文明の展開」。今私がライフワークとして取り組んでいる「人間の森文明」の問題意識や、今後の展望などについて、約1時間半にわたってお話しさせていただいた。

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 私は、いま世界各地で生まれている混迷の原点には、人々の心の迷いがあると考えている。何が正しくて何が誤っているのかということについて、その的確な判断を導き出すモノサシが曖昧になっているがゆえに、人々は立ち竦まざるを得なくなっているのである。その中で人々の不平や不満が膨らんできている。そしてその迷いの中からあえて行動を起こすと、周りとの衝突が起きることが増えている。そこで、人々はますますその迷いを深めているのである。だから、この混迷の時代に新しい文明像を描き出すことこそが、抜本塞源的な解答になると考えているのである。
 集まってくださった方々は、とても熱心に話を聴いてくださった。流石は、平素から「学びの人生」を心がけている方々だと思った。

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11月4日(金) TPP 国会論議は 大臣の 辞めろ!辞めぬで 訳が分からん

 国会では、衆議院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会が、TPP承認案と関連法案を、賛成多数で可決。民進党と共産党は、この採決自身が問題だと反対をして、退席。審議の先行きに不確定な要素が広がった。
 ただこの採決反対の理由は、「山本有二・農林水産大臣の国会外発言に対して、審議の前提となる信頼関係が崩れた」というものであって、「山本大臣が辞任しない限り、TPP関連法案の審議に応じない」というのである。TPP法案自身が持つ問題で審議拒否するというのならばまだしも、ある閣僚の辞める辞めないで揉めて審議しないというのは、国民から見ていてよく分からないというのが正直な感想。

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 前から時折述べてきたことであるが、理屈というものは、どうにでもつけることができるものだと思う。反対だと言ってきたものを、簡単に賛成に切り替えることができるのも、理屈である。その逆もあるだろう。つまり、理屈は、それを使う人の意図によって、どうにでもなるという、単なる道具に過ぎないのである。それを金科玉条のごとくに振り回して、我が方こそが絶対的な正義であるなどと大仰なことを言うから、話がおかしくなってしまう。
 言論に信を与えるのは、理屈ではなくて、その人の言行一致の姿勢である。信念である。それを政治家が勘違いしてしまうから、政治が滑稽なものに見えてしまう。そして国民の信を失ってしまうのである。

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11月3日(木) 憲法を 公布せし日が 文化の日 日本の行方に 思い巡らす

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 文化の日。この11月3日が「文化の日」として、国民の祝日となったのは、「平和と文化を尊重する日本国憲法が公布された日」に由来するものだという(憲法第25条・すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する)。そこで、この日は、皇居での文化勲章の授与式や、文化庁の主催する芸術祭など、数多くの文化にまつわる行事が開催される。
 考えてみれば、憲法は、国家の形を定める枠組みとして機能し、一方文化は、国民の心から湧き出てくる内発的な力として機能するものである。この両者がそろってこそ、国家は未来に向けてうまく機能していくと言えるのではあるまいか。車の両輪の関係である。言い換えれば、この両者を深く究めて、その的確な進路を指し示してこそ、国家は未来に向けて力強く歩みを進めていけるということになるのではないかと思う。
 それならば、この「文化の日」というのは、実は、「日本の未来に思いを巡らせる日」とも言い換えることができるように思う。「建国記念日」が、国を興し、守り発展させてきた、これまでの先人たちの労苦に思いを巡らせる日であるならば、「文化の日」は、未来を展望する日だと言えよう。
 年に二度くらいは、現在をいかに生きるかということから目を少し離して、過去と未来に思いを馳せる…、そんなことを考えてみてもいいのではないかと思った。

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11月2日(水) 瀬戸芸の フィナーレ前に 伊吹島… 訪れ見たるは イリコ三脚(入込客)よ

 瀬戸内海の島々を舞台とする現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2016」が、11月6日に閉幕するのを前にして、一度その様子を見ておこうと、香川県に向けて、愛車「インサイト四国号」を走らせた。実は当初は、一番人気の「直島」に行こうと考えていたのであるが、途中で問題が起こり、急遽目的地を「伊吹島」に変更した。
 この「伊吹島」は、よく「イリコの島」と呼ばれている。香川県は、全国有数のイリコ産地で、生産量は年間約2,700トン。全国第5位の生産量だそうである。その香川県の中でも最も中心的な産地が、この伊吹島。それだけに、島の東側臨海部には、多くのイリコ工場が並んでいる。若い人たちも、比較的多い島だと聞いている。しかしそれでも、過疎と高齢化に苦しんでいるという。

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 「瀬戸内国際芸術祭」は、そんな島が抱える基本的な課題に対して、一つの可能性を提起するものであったと思う。芸術という多くの人たちが関心を寄せるテーマを提示して、通常は島を訪れることのまったくない人々を招き入れるのである。島に住む人たち自身が、この取り組みを通して新しい地域資源を発見するということもあるだろうし、外部から島を訪れる人たちが、自分自身がその島で生活することも含め、島に新しい提案を生み出すこともあるだろう。
 これまではイリコの三脚で支えられていた伊吹島が、島への入込客を迎えることを通して、どう変化していくのか、そんなことに関心を持った今回の訪問であった。

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11月1日(火) ミャンマーの 未来拓くは スーチーさん 政権を得て 初の来日

 ミャンマーにおける実質的な最高指導者、アウン・サン・スーチー国家顧問兼外相が、今日から5日間の日程で来日。この間に、安倍首相や国会議員、経済界などと交流すると同時に、かつて客員研究員として在籍した京都大学の訪問も予定しているそうである。

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 少し前に、スー・チー氏は、中国も訪問し、大規模な援助の約束を取り付けたそうだが、今回の日本訪問でも、政府からの多額の援助とともに、日本企業の投資も呼び込んで、ミャンマーの経済発展に結びつけていきたいという思惑であろう。新政権にとっては、幅広い国民からの支持こそが最重要であり、その支持を得るためには、経済発展の実感を国民に与えることが最優先課題になっているということだと思う。
 安倍政権は、スー・チー政権を、積極的に支える構えであり、友好的な雰囲気の中に、一定の成果を生み出す訪問となるだろうと思う。
 それにしても、ミャンマーも、今後は、中国と西側諸国との狭間にある国として、外交的に苦しむ場面に数多く遭遇することになるのだろうと思う。
 これまでの長い軍政時代を耐えてきたスー・チー氏であるだけに、十分な忍耐心を備えていると思うが、それに加えて、並外れた外交的手腕も求められるだろう。今後のご活躍を期待したいと思う。

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