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12月31日(土) プーチンは オバマを無視し トランプに エール送るか? 年越え前に…

 大晦日。今年は、娘が新居浜に戻ってきているので、一緒に「紅白歌合戦」を観る。そして、この一年間を頭の中で振り返ってみるのだが、なかなかうまく焦点を結べない。様々なものが混沌とした状態のままで、頭の中でうごめいている印象である。

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 今日も、ニュースを見ていると、アメリカのオバマ政権が、ロシアがサイバー攻撃でアメリカの大統領選挙の妨害をしたとして、ロシアの外交官35人を国外退去処分にするという制裁措置を実施したのだが、それに対して、ロシアのプーチン大統領は、「その制裁に対する報復は留保する」と発表。もうすぐ政権を去り行くオバマ大統領を無視して、次期大統領となるトランプ氏を相手にする姿勢を示した。それに対して、トランプ氏は、「プーチン氏が報復を見送ったことは賢明だ。私はずっと彼が非常に賢いということを知っていた」と、ツイッターでプーチン氏を称えたそうだ。
 ここまでくると、もう何が何やら訳がわからない…というのが正直な気持ち。もうすぐ年が明けるのであるが、これからとんでもない年が始まることになりそうだ、という厳しい予感を胸に抱いたのであった。

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12月30日(金) これでまた 韓国嫌いが 増えそうだ… 慰安婦像の 騒ぎ通して…

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 約1年前に日韓両国の間で結ばれた「慰安婦問題をめぐる合意」に反対する釜山市の市民団体が、日本総領事館前の公道に、慰安婦を象徴する少女像を設置。一度はそれが強制撤去されたが、市民団体は再び設置。今回は、この公道を管理する釜山市東区の区長が、先の撤去を謝罪し、さらに今後、強制撤去を行わない方針を示した。
 その様子が、テレビで放映されていたが、それは日本人の感性ではとても理解しがたいものであった。韓国においては、「権力に抵抗する美学」「権力を屈服させる快感」のようなものが国民性の中に強く宿っているのではあるまいか。そしてそれは、長い間、大国中国に陸続きの隣国として生きてきた中で培われてきたものだと思う。おそらくは、そのような振る舞いをしなければ簡単に大国に飲み込まれてしまうという危機感から生まれてきた自己保存本能ともいうべきものではないかと思う。
 しかし、これで、昨年の合意以降、雪解けムードが生まれ始めていた日韓関係が、これから再び厳しい冬の時代を迎えることにもなりそうだ。サテ…。

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12月29日(木) 靖国に 年末参拝 防衛相 王手飛車取り 狙う戦略?

 この日の午前、稲田防衛大臣が、靖国神社に参拝。「防衛大臣 稲田朋美」と記帳し、私費で玉ぐし料を納めたという。そしてこの後、記者団に対して、「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝した」と説明。

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 稲田防衛大臣は、もともと、弁護士であった。その仕事の中で、「南京事件」をめぐって、虚偽のことが本当のこととして流布されていることは放置できないと、毎日新聞や朝日新聞を相手に名誉棄損の裁判を起こしたことが、政界入りのきっかけになったという。それだけに、第二次世界大戦に対しては、特に強い思いを持って政治活動を行ってきた国会議員である。恐らくは、靖国神社に対する中国や韓国の人たちの誤解に対して、それを是正したいという思いがあったのであろう。
 加えて、安倍総理の真珠湾訪問に対して、旧軍人の一部に批判の声があることから、自分が靖国参拝をすることによって、その批判を打ち消そうという思惑もあったのかもしれないと思う。
 いわば、国の内外に向けての「王手飛車取り」か。
 ただ、中韓両国が神経質になっている問題だけに、リスクの大きい行為であったことも事実。今後この問題がどのような展開を見せるのか、注目していきたい。

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12月28日(水) 寛容の 心が生んだ 「和解」だと 語る総理は 何をや見るらむ

 昨日、ハワイ入りをした安倍総理は、アメリカ兵を祀る国立墓地や日本人墓地、「えひめ丸事故犠牲者慰霊碑」などを次々に訪れて献花をしたり、日系人との夕食会を開催した。そして今日は、オバマ大統領と会談をした後、日本軍による真珠湾攻撃で海に沈んだ戦艦「アリゾナ」の上に立つ追悼施設「アリゾナ記念館」を訪れて献花。その後、慰霊式典で、オバマ大統領とともに演説。先の大戦で命を落とした人々に哀悼の誠を捧げると同時に、「不戦の誓い」を貫く決意を示した。その中では、かつて激しく戦い合った日米両国を強固な同盟国として結び付けたのは、「寛容の心がもたらした『和解の力』だ」と述べた。

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 私の想像であるが、この「寛容の心」について語った安倍総理の心中には、様々な問題がよぎっていたのではあるまいか。中国による武力示威行動、韓国の反日運動、世界各地に広まるテロ活動、日本の国会における野党各党の言動、そしてなんといっても、もうすぐ就任となるトランプ大統領への懸念などである…。
 今もなお高い支持率を誇る安倍総理も、その心中は穏やかならずということか…。

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12月27日(火) 東芝が 巨額赤字? 原因は 買収価値の 読み違いとや…

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 日本を代表する電機メーカーである東芝が、巨額の赤字を計上する可能性があると発表。その原因は、昨年12月に買収したアメリカの原子力企業「CB&Iストーン・アンド・ウェブスター」の企業価値を読み違えた「誤算」によるものだとのことである。東芝が、経営再建を進める上での主力事業の一つとして大きな力を注いできた原子力事業において、数千億円規模の損失を計上する可能性があるとされている。この発表により、東芝は、債務超過に陥る懸念も語られていて、東京株式市場では売り注文が殺到し、ストップ安の取引になったそうだ。
 私は、経営のことは必ずしもよく理解しているわけではないので、この買収問題についての的確な評価ができるわけではないが、それにしても、数千億円にも及ぶような企業価値の読み違いが起こるというのは、異常である。一体東芝はどうなっているのだろうか。
 もともと東芝は、官僚体質の強い企業とは言われてきたが、情報の調査力や分析力、また企業内における自由活発な議論の気風などが体質として損なわれてしまっているということだろうか…。

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12月26日(月) 中国の 空母がついに 太平洋に… アメリカ鬼の 居ぬ間の選択!

 中国海軍の空母「遼寧」が、昨日、沖縄本島と宮古島の間を通過し、「第一列島線」と中国が呼んでいる境界線を越えて、初めて西太平洋に入ったのが確認された。そして今日は、台湾とフィリピンの間のバシー海峡を抜けて、南シナ海に入る。そしてここで、演習を開始する模様。

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 この空母「遼寧」は、2012年9月に就役したものの、母港である大連近くの黄海など近海での訓練が中心であり、これまで太平洋に展開することはなかった。いよいよ中国は、かねてから主張してきた「海洋強国」への第一歩として、空母の西太平洋地域への展開を具体的に示したものと観測されている。
 これは、トランプ新大統領就任を1か月後に控えた権力移行期を狙って(アメリカという鬼の居ぬ間の「洗濯」ならぬ「選択」)、中国がアメリカの反応を見極めるために行ったものと考えられるが、同時に、台湾やフィリピン、さらには日本や韓国などに対して、軍事力展開の可能性を誇示したものとも言えるだろう。
 いよいよ中国とアメリカが、西太平洋で火花を散らす時代が始まったようである。

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12月25日(日) 一年の 幕引きとなる 勉強会 テーマは「アランの 幸福論」なり

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 若葉書院で、「人間哲理研究会」を開催。今回取り上げたテーマは、「アランの幸福論」であった。「世界三大幸福論」の一つとしてよく取り上げられるもので、その文章がとても文学的で読みやすいものであるので、広く愛読されているものである。その代表的な言葉といえば、「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属する」というものではなかろうか。アランは、幸福になりたいと思えば、それを強く決意して、そのように行動しなくてはならないと主張するのである。
 実は、この勉強会が、平成28年の幕引きとなるものであった。この一年間も、いろいろなテーマを次々に取り上げて、幅広く論じてきた。どうしても時間が取れなくなって、勉強会を中止せざるを得ないことも幾度かあったが、年間を通じて45回くらいの勉強会を開催することができたのではなかったかと思う。参加者も、必ずしも多くはなかったが、雑多なテーマ設定によくお付き合いいただいた。深く感謝したいと思う。
 この勉強会は、アラン流の言い方をすれば、「強い意思に基づいて行動する」勉強会である。来年もよろしくお願いしたい。

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12月24日(土) イスラエル 入植非難の 決議の裏で オバマ・トランプ 激しい火花!

 このしばらく、アメリカで来年1月に大統領が交代すると、アメリカの政治姿勢や政策がどう変わるのだろうかという話題が、マスコミを賑わせている。オバマ現大統領と、トランプ次期大統領との間の思惑の違いも、大きく報じられている。
 今日も、そんな問題があった。国連安全保障理事会で、イスラエルによるパレスチナ占領地での入植活動を非難する決議案が採択されたのである。これまでのアメリカであれば、イスラエルの立場を擁護するために、拒否権を行使して決議が成立しないようにしていたのが、今回は、棄権に回ったため、採択されたのである。オバマ大統領は、もうその残り任期が1か月を切っているのであるが、その中で、あえて自分の政治姿勢を明確に示したということであろう。それに対して、トランプ氏が早速反応して、「国連については、(自分が就任する)1月20日以降は変わるだろう」とツイッターに書き込み、オバマ政権の打ち出した方針を否定する構えを見せている。

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 アメリカという超大国の方針が揺れ動けば、それは色々な方面に大きな影響を及ぼす。これからの1か月、まだいろんな方面で火花が散ることになりそうである。

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12月23日(金) 続ければ 本物になるとは 東井さん 気にかかったは 生前退位!

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 「教育思想研究会」の日。今回のテーマは、東井義雄先生の著書『村を育てる学力』であった。
 東井先生については、随分前にも勉強会のテーマに取り上げたことがあったので、記憶に残っている方もおられるかと思うが、兵庫県内で、教育一筋に生き抜いた方である。今回取り上げた『村を育てる学力』という本は、昭和32年に発刊されたものである。そのあとがきに、著者は、こんなことを書いてある。
 「(日本の国は)戦いに敗れ、いまもなお、さ迷っている。浮草のような生き方が、私たちのほんとうに生きる姿であってはならない。私たちは、私たちの生命のふるさとを、私たちの日ぐらしの中に、よびもどさねばならぬ。そして、子どもたちの日ぐらしの中にも、ふるさとを、育てねばならぬ」と。
 そして、著者は、「子どもたちを、もっともっと、かしこくしてやりたい」と強く念じて教育活動に力を注ぐのである。「かしこさをもった子ども」であってこそ、生きがいある人生を築くことができ、子どもたちが幸せになると同時に、村も幸せになると主張しているのである。(この日は天皇誕生日。天皇の生前退位の行方やいかに。)

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12月22日(木) 救難の 信号指南 予算かも 国の借金 1000兆超えて…

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 政府が、2017年度予算案を閣議決定。
 これによれば、一般会計総額は、97兆4,547億円に上り、その歳入における国債発行額は、約34兆3,700億円に及ぶ一方、歳出において国債を償還する費用が約23兆5,000億円であり、差し引き約11兆円が新たな借金として積み増しされる計算である。今や国の抱える借金は1,000兆円を超えていて、できるだけ早期に、この借金返済のメドをつけることが大切なのであるが、来年度予算においても、それは先送りということになったようである。
 このように予算が膨らんできているのは、少子高齢化が進行する中で、高齢者に対する年金・医療・福祉などの負担が急激に拡大しているからだ。しかし、消費税増税によって歳入を増やそうとする取り組みは先延ばし、歳出カットもまだまだ不徹底…、今の日本丸は、国債という荷物を過積載にして、沈没寸前の姿…。
 そこで、今回予算の語呂合わせは、救難(97兆)の信号指南(4,547億円)としてみた。これからは、安倍総理を中心に、国民に向けて、「国家財政SOS」の信号を強く発していかねばならないようである。

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12月21日(水) 古い服 試着程度で もう駄目と 新たな服を 仕立てるのかい…

 先日のイラ短日記でも取り上げたが、高速増殖炉「もんじゅ」が運転を再開せず、廃炉になることが、官邸で開かれた原子力関係閣僚会議で正式に決定。

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 もんじゅが初臨界を達成して、発電に成功したのが、1994年の4月のこと。しかし、その翌年の12月に、冷却材として使われているナトリウムが漏れ出して燃焼。その時の事後対応がまずくて、当時の動燃に強い批判が寄せられた。その後、原子炉の改修を行うと同時に、運営主体である動燃の抜本改革なども行った末に、ようやく2010年の5月に、約14年ぶりに運転を再開したものの、その直後に燃料交換装置の落下事故を起こし、また様々な検査漏れなどが発覚したことなどにより、なかなか運転再開にこぎつけることが叶わなかった。そのような中で、修理費用や維持費用が高額に上ることが指摘され、また、これまでに集積されたデータをもとにして、実証炉の建設に踏み出す方が妥当との判断もあり、結局は廃炉。これまでに投じた資金は1兆円余り。何とも後味の悪い幕切れとなった。
 今日のイラ短では、これまでの歩みについて、試着だけで棄てられる服だと、少し皮肉も込めて描いてみた。

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12月20日(火) ベルリンじゃ トラックのテロ トルコでは ロシア大使の 暗殺事件!

 この日、ドイツの首都ベルリン中心部で、クリスマス・マーケットに大型トラックが突入する事件が発生。12人が死亡、48人が負傷と発表されているが、ドイツの警察は、テロの可能性が強いと発表。ドイツ国民に大きな衝撃を与えている。
 また、トルコの州都アンカラでは、中心部で開催されていた写真展で、スピーチを行っていたアンドレイ・カルロフ・駐トルコロシア大使が、アンカラの警察官によって銃撃され死亡。ニュースによれば、この警察官は、「アレッポを忘れるな」と叫んだと報じられており、アサド政権と共に、反体制派の拠点となっていたアレッポ制圧を行ったロシアへの憎しみが、この事件の背景にあるとみられている。ロシアとトルコの関係悪化を狙った事件とも言われている。

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 私たちが若い頃は、ベトナム戦争が盛んだった頃で、その頃のテロといえば、「ベトコン」が引き起こしていたものが多かった。今回の二つのテロは、ベルリンとトルコを困惑させている「ベ(ルリン)ト(ルコ)困(惑)」である。
 もっとも、こんなシャレなど言っているような場面ではないとは思ったのだが…。

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12月19日(月) 科学とか 技術だとかは 客観的に 評価できると 思っていたが…

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 今日のニュースでは、二つのことが大きく取り上げられていた。その一つは、垂直離発着機・オスプレイが、沖縄で飛行を再開したというニュース。オスプレイは、少し前に不時着事故を起こし、その後の運用が停止されていたものである。その飛行再開に対して、まだ十分に事故原因が調査されていない状態での飛行再開は言語道断と、沖縄の政治家たちは批判している。
 もう一つは、高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉内定のニュースである。エネルギー資源の乏しい日本が、ウラン燃料を有効に活用する「核燃料サイクル」を実現するための原子炉として研究開発を進めてきたものであるが、もうすでに完成から20年余を経ていて旧式化している上に、事故が相次いで、運転再開のメドも立たないことから、十分な研究成果を達成できないままに廃炉を決定したものである。
 この二つのニュースを聞きながら、気がかりだったのは、あまりにも感覚的な議論が横行していることであった。安全性の議論とは、基本的には、もっと客観的なものに基づいて、論理的に積み上げてなされるべきものだと私は思うのであるが…。

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12月18日(日) 年の瀬の 慌しさに 切羽詰まって 勉強会を 中止にしたよ

 今日は、「人間論ゼミ」の日。とは言いながら、あまりにいろいろな仕事が山積みになっていて、時間が取れなくなったので、勉強会を中止にした。やはり、11月末から12月初旬にかけて、ポーランドの旅に出かけたため、前後合わせて10日間くらい、全く仕事ができなかったことが、大きく響いている。

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 まずなんといっても、月刊「OAK・TREE」1月号の執筆・編集作業が喫緊の課題である。12月末には印刷所や配送会社も長期休暇に入るので、今回は、締め切りを厳守しなければならない。ところがその作業が、まだかなり残っていたのであった。それから、月刊『武道』の連載文章も、締め切りが迫っている。さらにこれらに加えて、年末までの仕事があれやこれやと滞っているので、それらの片付けにも取り掛からねばならない…。
 そんなことで、残念ながら、勉強会を中止。
 年の瀬は、とかく慌しいものであるが、今年は特にそれがひどい。それでも、少しでもこぼれ落ちるものを少なくして、なんとかこの難局を乗り切らねばと、決意を新たに、目の前に山積する仕事の山に立ち向かったのであった。

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12月17日(土) 公海で 米中両国 火花散る 何とも不思議な 中国挑発…

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 南シナ海のフィリピン沖で、奇異な事件が発生。アメリカ軍が海洋調査に使っていた無人潜水探査機を、中国海軍の艦船が奪ったというのである。その場所は、フィリピンのスービック湾から北西約100kmの公海上であったという。中国の領海近くの場所でもなく、中国が軍事基地として整備を進めている南沙諸島の近隣海域でもないのに、なぜこんな場所で、あえて米国を挑発するようなことをしたのかという点が謎である。
 中国側は、公海上で漂っていた所有者不明物を「拾得物」として回収したのだと語っているが、すぐ目の前にはアメリカの海洋観測船がいたのだから、この説明には無理がある。
 結局は、太平洋への本格進出を狙っている中国が、このような挑発行為に対して、権力移行期のアメリカがどう動くかを見極めるための「観測行為」であったのだろう。とすれば、これは偶発事件ではなくて、用意周到に準備されたものとみるべきである。
 いよいよこれから本格的に、太平洋上で米中がせめぎ合う時代が始まる、そして、日本が、その狭間に置かれると、そう考えるべきだろう。

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12月16日(金) 多次元の 方程式を 解くために まずキーファクター 経済協力

 安倍総理とプーチン・ロシア大統領は、昨日の山口県での会談に続いて、舞台を東京に移し、首相官邸で会談。そしてその後、共同記者会見を行い、北方領土における共同経済活動に関する交渉を進めることで合意したと発表。それによれば、医療やエネルギーなど8項目の経済協力プランについて、政府間では12件、民間では68件の合わせて80件の協力で合意。民間の投融資規模は総額3,000億円に上るという。
 第二次世界大戦以後、膠着状態が続いて、ほとんど何の進展もなかった北方領土問題の交渉が、その主権問題を横に置いた形で、動き始めることとなった。ただ、ロシアは領土主権問題について譲る考えを示していないことから、思惑に相当のギャップがあり、今後の交渉にも難航が予想される。

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 日露の交渉は、難解な多次元方程式を解くようなものである。まずは共通の関心事をキーファクターとして、他の要素は無視したり、丸めたりしながら、少し強引に解を求めていかねばならないということか。なんせ、政治や外交というものは、旧式コンピューターのようなものなのだから…。

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12月15日(木) 山口で 日露会談 プーチンは 巌流島の 武蔵と言うが…

 ロシアのプーチン大統領が来日。安倍総理の地元である山口県長門市で日ロ首脳会談が開催された。その中では、通訳だけを伴う一対一の率直な意見交換も行われたという。
 日本側の関心事は、北方領土返還問題であったが、これに関しては、両国の主張に大きな隔たりがあって、今回の会談で一気に決着をつけるに至らなかったというだけでなく、何らかの歩み寄りを生み出すこともできなかった模様。領土問題解決の困難さを改めて痛感した次第。安倍首相にすれば、自分の総理任期中に、領土問題に一定の解決を生み出し、平和条約締結に至りたいとの強い思いがあったが、今の段階では、その思いは空振りに終わったと言わざるを得ない。

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 それにしても、今回のマスコミの話題は、もっぱらプーチン大統領の「遅刻」問題であった。テレビ特番に登場する評論家なども、この遅刻問題が一体何を意味しているのか、といった点に集中していた印象。佐々木小次郎と宮本武蔵の巌流島での決闘に擬して語る人も多かったように思う。さて、この「21世紀の巌流島の戦い」の決着やいかに…。

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12月14日(水) オスプレイ 不時着大破が 生み出すは 微妙な時期の 微妙な問題

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 前日の夜9時半頃、米軍普天間飛行場所属の垂直離発着機・オスプレイが、不時着して大破した。今日のニュースでは、大きくこの問題が取り上げられている。
 在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は、さっそく記者会見して、このオスプレイの不時着は、空中給油の訓練中に、空中給油機から伸びた給油ホースにオスプレイのプロペラが接触、そのプロペラが破損したことに伴うものであり、「機体の問題ではない」ことを強調。さらに、パイロットは、「住宅や住民に被害を与えない」ために、陸上部を避けて、米軍キャンプ・シュワブに向けて海上を飛行していたが、そこまで辿り着けないと判断して、海上に不時着したもので、むしろこの対応は、感謝されるべきものではないかと語ったのだそうだ。確かにこの発言には、一理あると私は思う。
 しかし、それに対して沖縄県や沖縄県民からは、植民地意識丸出しの発言と反発が強まっているという。
 今の沖縄は、米軍普天間基地移転問題に関して、様々な問題が複雑に絡み合う微妙な時期であり、それだけに、今回の不時着事故が、大きな波紋を広げているということなのであろうか。

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12月13日(火) アレルギーなど 育児疲れの 母親が 致死量ミルクを 飲ませ逮捕と…

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 千葉県流山市で、食品アレルギーを持つ長女に対して、アナフィラキシーショックを引き起こすに足る大量のミルクを飲ませたとして、その35歳の母親が逮捕された。この長女は、医師の指導のもとで、少量ずつのミルクを飲んで、ミルクに対してアレルギー反応を起こさないようにする治療を受けていたという。母親は、一度に100mlのミルクを飲ませた後、子供がぐったりしたのに驚き、119番通報をするとともに、アレルギーショックを緩和する薬剤注射も行っていたという。長女は、その対応がとられたことによって、命には別状がないまでの回復ぶりなのだそうだ。
 しかし、この母親は、以前から、「育児に疲れた」と語っていて、警察は、母親には殺意があったとみて、逮捕に踏み切ったということである。
 報道によれば、この母親は、たった一人で子供を育てていたという。その育児のストレスが高じて、つい発作的に、大量のミルクを飲ませてしまったということなのであろうか。現代社会の育児をめぐる根深い問題を感じざるを得なかった。

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12月12日(月) 辺野古での 国側勝訴 確定に まだ手があると 沖縄県知事

 米軍普天間飛行場を名護市の辺野古に移設するため、辺野古海岸部の埋め立てを前知事が承認したことに対して、それを取り消したのは違法だと、現在の翁長雄志知事を国が訴えていた違法確認訴訟において、最高裁第2小法廷は、結論の見直しに必要な口頭弁論を開かずに判決日を指定した。これは、翁長知事の対応を違法とした福岡高裁那覇支部の判決が維持されることを意味していて、国の勝訴が確実になった。

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 これに対して、翁長知事は、徹底抗戦の構えを崩してはいない。この裁判で敗れたとしても、県知事として持っている様々な権限を縦横無尽に駆使して、工事を妨害する構えである。確かに、県知事には様々な権限が付与されている。それらを次々に繰り出してくれば、多少の時間稼ぎは可能かもしれない。しかし、時間を延ばせば延ばすほど、普天間飛行場の危険は除去されないまま残されてしまう。さらに、工事費も大きく膨らんでいくことだろう。
 それが妥当な判断なのか否か、今後、政治家としての県知事の見識が問われることになるだろう。

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12月11日(日) 人生は 百年時代と グラットンさん 人生変われば 社会も変わると

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 「フォレスト・トレンド勉強会」の日。今回取り上げたのは、リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットの共著『LIFE SHIFT~100年時代の人生戦略』という本であった。このしばらく日本でも大きな話題になっている本であり、硬派の本としては、かなり販売部数を伸ばしているようである。
 この本の問題提起は、私たちは、これから先、これまで想像できなかったような長寿時代を生きることになるという点にある。19世紀中頃以降の先進国における平均寿命のグラフを描くと、おおよそ10年ごとに平均2~3年のペースで寿命が延びているのだという。そして、今から約10年前に生まれた子供の場合、その半数が生き残っている年齢が、日本では107歳にもなるというのである。他の先進国でも、それが軒並み100歳を超えている。
 寿命が伸びれば、人々の生活スタイルが変わらざるを得ない。そして多くの人々の生活が変われば、それに対して社会も変わらざるを得なくなる。それは、産業革命に匹敵するほどにインパクトの強い変化ではないかというのである。
 とても面白い視点を提示している本だと思った。

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12月10日(土) 小池知事 新党準備か… 都議選に 候補者立てると 観測気球!

 小池東京都知事は、この日、来年夏に行われる東京都議会議員選挙に、自らが主宰する「希望の塾」の塾生から候補者を擁立することに意欲を示した。この政治塾は、10月30日にスタートしたばかりであるが、約3,000名の塾生が集まったという。

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 その塾生たちは、かなりのばらつきを持つ人たちであろう。そんな人たちに強い求心力を働かせるためには、ここで学べば政治家になれる、という魅力が必要であろう。つまり、優秀な塾生には、小池都知事が支援して、塾生たちにそのチャンスを与える、ということである。一方、小池都知事にすれば、都政の刷新をスローガンに掲げて選挙戦を戦ったが、都議会に自分の支持者が多くいる訳ではない。公約を実現するためには、どうしても仲間を育成せねばならず、その人材供給をこの塾からと考えているのであろう。そして可能なことならば、新党の立ち上げまで考えているのかもしれない。
 おそらくは今回の発言は、その新党立ち上げへの観測気球であろう。なかなかやるなと思う反面、人材育成の厳しさをこれから味わうことにもなるのだろうと思う。

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12月9日(金) 今回の 弾劾騒ぎを 見ていたら こういうことかと 納得したよ…

 韓国の国会が、野党3党が提出していた朴大統領の弾劾訴追案を可決。これにより、朴大統領は職務停止となり、それに代わり、黄教安・首相が大統領代行に就任した。
 意外だったのが、その弾劾訴追案に賛成した議員の数である。蓋を開いてみれば、セヌリ党所属議員の半数に近い62人が党の方針に造反して賛成した模様であり、賛成議員数は必要数200議席をはるかに超える234名にも及んでいた。この数字には、朴大統領自身も驚いたのではなかっただろうか。

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 私は、今回のこの投票結果のみならず、これまでずっと続けられてきた朴大統領に対する批判デモの激しさなども見ながら、これが韓国という国の特質なのだと思った。
 かつての日本統治時代も、当初、日本は、台湾とそんなに異なった統治を行ったわけではなかったのだろうと思う。しかし、台湾ではうまく治まり、朝鮮ではうまくいかなかった。その違いは、権力に対する国民の姿勢の違いにあったに違いない…そんな風に、私は納得したのであった。

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12月8日(木) 日米が 開戦せし日… なぜかしら 襲撃事件が 多い気がした…

 今日は、旧日本軍がハワイの真珠湾を奇襲攻撃してちょうど75年を迎える日である。日本にとってみれば、第二次世界大戦の泥沼に入っていった日ということになるし、アメリカにとっては、その国土に、建国以来初の攻撃を受けた日、つまり「屈辱の日」ということになる。そしてこの時から、アメリカは戦争に突入し、以来4年間にわたる戦いを、ヨーロッパと東アジアで展開することになるのである。
 そして、日米にとって、相互交流の大きなトゲになってきたのが、この真珠湾攻撃であった。

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 この日の朝、NHKのラジオを聞いていて、気になったのが、「この日の出来事」である。1963年には、プロレス界のヒーロー・力道山が刃物で刺され、少し後に死亡。1980年には、音楽界のヒーロー・ジョン・レノンが銃殺されている。そしてさらに加えれば、原子力発電のヒーロー・高速増殖炉「もんじゅ」がナトリウム漏れ事故を起こしたのもこの日。1995年のことであった。
 この日に何か特別な因縁があるというわけではないとは思うが、ヒーロー受難の日という印象?

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12月7日(水) 伊達直人 タイガーマスクを 脱ぎ捨てて 神通力まで 消えた印象…

 漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人の名を語って、全国各地の児童施設などにランドセルを届けてきた人物が、ついにその素顔を現した。
 この人は、普通の会社員だという。あるプロレスのイベントで、そのリング上に姿を現した。そして、「子どもは虐待されるためではなく、抱きしめられるため、涙を流すためではなく、周りの人を笑顔にするために生まれてきた」と語り、子どもを社会全体で大切に育てるような社会の実現を訴えかけた。

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 この伊達直人こと、河村正剛さんが、何を意図して公衆の面前に姿を現したのかは定かではないが、このしばらくの子どもをめぐる環境の厳しさを目の当たりにして、いてもたってもいられなくなったということなのだろうか。その真意までは、私にはわからない。ただ確かなのは、人間は、「謎」に対して強い好奇心を抱くものであり、その謎が失われれば、短時日のうちに、人々の心に求心力を働かせる神通力のようなものも消え去っていくということである。それがいいことであったかどうかは、一定の時を経て初めてわかることなのだろうと思う。

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12月6日(火) 真珠湾 日米激突 その傷跡に 日本の総理が 返礼訪問

 この12月8日には、旧日本軍による真珠湾攻撃から75年という節目を迎える。その日を前に、昨日、安倍総理は、今月下旬に、真珠湾を訪問して、この時に亡くなった米兵などを慰霊したいとの考えを発表した。そして、今日は、早速、この訪問時に示す所感の原案策定に着手したと報じられている。
 そして、この夕刻には、来日中のカーター米国防長官と面会し、自らの真珠湾訪問について語り、それに対して、国防長官は、総理の訪問を心から歓迎する意を表明したという。

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 実は、今年5月、オバマ大統領が広島を訪問した際に、アメリカの国務省からは、安倍総理の真珠湾訪問を打診してきていたらしい。しかし、総理自身は、何かの交換条件として真珠湾を訪れるべきではないという考えを示し、このときには断ったのだという。そして、オバマ大統領の任期切れを目前にしたこの年末が、ちょうど良いタイミングと判断して、訪問を決断したようである。
 戦争の傷跡は、容易に癒えるものではないと思うが、こんな真摯な取り組みを通し、時が解決するものなのだろう。総理の決断を心から歓迎したい。

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12月5日(月) 重き荷を 背負って帰国 身体も 頭・心も 鉛のごとし

 昨日昼過ぎ、ワルシャワ・ショパン国際空港を飛び立ち、ドバイを経由して、関西国際空港に到着したのが、この日の午後5時10分(日本時間)。それから来た時と逆に戻って、自宅に到着したのが、午後12時前であった。したがって、時差を考慮すれば、復路でも約30時間を要したということになる。
 この長い移動時間の間、私は、今回の旅を振り返っていた。出発前に、この旅の中で、約300の気づきと問題意識をノートに書き出すことを目標として掲げていた。結局それは、250項目程度にとどまった。残りの50項目は、これから時折、この旅を振り返りながら、または様々な書物等を読みながら、補って、最終的に300項目に仕上げたいと考えている。

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 この旅について一言で語るのは極めて難しいが、いろいろなものを見聞し、感じ考えることのとても多かった旅だったと思う。それは、ポーランドの問題もあれば、世界全体の問題もある。古い時代のこともあれば、現在、そしてこれから先の将来のこともある。私自身の人生に関係するものもある。
 それら全てを背負いこんで、日本に戻ってきたのである。それだけに、家に辿り着いたとき、身も心も、頭も、鉛のように重くなっていたのであった。

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12月4日(日) ワルシャワの ゲットーに建つ 記念碑に 重ね合わせし 荒ぶる今の世

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 日本に帰国する日。今回の旅は、当初は、7泊8日ということであり、ずいぶん長い旅という印象であったが、実際に旅してみると、あっという間に過ぎ去った時間であった。それだけ、充実した内容の旅だったということだろうか。
 この日の飛行機は、午後1時25分発であった。午前中に少し自由時間があったので、私は、一人でワルシャワ市内を歩いて回ることにした。特に関心を持っていたのは、かつて、ユダヤ人を閉じ込めていた「ゲットー」であった。ワルシャワ市内が一面雪景色の中を、地図を頼りにしながらその場所を訪れてみた。そこには、「ワルシャワ・ゲットー記念碑」が建てられていた。この周辺地域に、40万人以上のユダヤ人が収容されていたという。そして8万人以上が、このゲットー内で亡くなったのだそうだ。
 もう今は、そのゲットーの存在を物語るのは、この一帯だけなのだそうだ。私はここに佇んで、当時のユダヤ人たちが胸に抱いた想いを反芻してみた。今世界中で極右主義者たちが政治的な力を振るい始めているが、この問題を、この場で当時のユダヤ人たちと重ね合わせてみたのであった。

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12月3日(土) ワルシャワは 江戸と東京 交じる街 深き憂いの 銅像の顔

 今日は、首都ワルシャワへの移動。これには、列車が使われた。午前9時45分クラクフ駅を出発して、ワルシャワ駅に12時5分に到着。なかなか快適な列車であった。それから、王宮前広場に面したレストランでの昼食。その後、ワルシャワ市内の観光である。

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 1596年、ジグムント3世によって、クラクフからワルシャワに首都が移された。それ以来ずっとポーランドの中心であった街である。日本で言えば、江戸と東京を合わせたような町である。それだけに、数多くの古くて由緒のある美しい建物がたくさん残されていた。…と思ったところが、実は、第二次世界大戦の時に、ナチス・ドイツによって、徹底的に破壊されたのを、ワルシャワの市民が、残された写真を参考にして、「ひびの一本に至るまで」忠実に再現した街並みなのだそうだ。
 ポーランドは、その歴史において、周辺の強国によって、幾度も国土が分割され、支配された土地である。それだけに、街中にある数多くの銅像の表情が、なんとなく深い憂いを帯びているように感じられたのであった。

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12月2日(金) やっと来た… アウシュビッツと ビルケナウ 風雪の中に 囚人の声

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 クラクフ郊外にある二つの世界遺産を訪れる。
 その一つは、「ヴィエリチカ岩塩坑」。クラクフの南東約15kmにある町・ヴィエリチカでは、1250年頃から1950年代まで、長い間にわたって岩塩が掘り続けられていたという。その坑道が、1978年に世界遺産に登録された。その坑道には、長い間にわたってこの岩塩坑で働いていた人たちが作った岩塩像や礼拝場などもあり、とても魅力的であった。
 その後訪れたのが、クラクフの西方約54kmにあるオシフィエンチムという町の「アウシュビッツ博物館」。言うまでもなく、ナチス・ドイツの強制収容所を、当時のままの姿で、そこに展示物を加えた博物館として公開したものである。ここには三つの強制収容所があり、そのうちの二つが観光施設となっている。餓死牢や窒息牢、立ち牢などの監房もあり、何千人もの人たちが銃殺された壁も、当時のままに残されていた。少し離れた所には、大量殺人が行われたガス室やその遺体を焼いた焼却炉もあった。
 ここは、私が長い間訪れてみたいと考えていた場所である。やっとここに来ることができた…そんな思いになったのであった。

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12月1日(木) クラクフは 日本で言えば 古都・京都 街を歩いて ショパンを聴いたよ…

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 朝8時にヴロツワフのホテルを出発し、クラクフに向かう。このクラクフは、11世紀の中ごろから1572年まで、約550年間、ポーランド王国の首都であった。当時は、ボヘミアのプラハ、オーストリアのウィーンと並ぶ文化の中心地であった。1978年には、世界遺産に登録をされ、その歴史からも、文化の豊かさからも、日本の京都に擬せられることが多い。人口は約76万人で、ポーランド第3番目の都市である。
 私たちは、ここで昼食を摂った後、この古都・クラクフの街中を散策。まず訪れたのが、「ヴァヴェル城」。ポーランドの王宮であったところである。国王の戴冠式を行った大聖堂もここにあった。それから、次は聖マリア教会。国宝に指定されている見事な祭壇を備えた教会であった。それから、織物取引所の会館や昔の城壁や円形砦(バルバカン)など。街全体が文化財といった風情の街である。
 ピアノの詩人・ショパンも、この街を訪れたことがあり、それにちなんだコンサートも聴いた(このコンサート参加は、正確には、翌日)。とても美しく心が和む街であった。

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