4月30日(日) 若い頃 ハンセン病と 見合いして 終生契りし 神谷美恵子さん
「人間哲理研究会」。今回取り上げたのは、精神科医・神谷美恵子女史の著書『生きがいについて』。
神谷女史は、戦後すぐに文部大臣となる前田多門氏の長女として、1914年、岡山市で生を受けた。しかし、大学時代、ハンセン病療養所・多磨全生園を訪問したときに大きな衝撃を受け、その後、周りの強い反対を受けながらも、精神科医となり、ハンセン病患者の心の問題に向き合う人生を生きた。そしてそれと同時に、そこで自らが思索したことを何冊かの本に書き著して発表。世の中にハンセン病患者の存在を広く知らしめる役割も果たした。
今回取り上げた『生きがいについて』という本は、彼女の代表作ともいわれる本であるが、ハンセン病患者の存在は、普通の生活を送る人たちにとっても、この世の中でか何が本当に大切なものであるかということを教えてくれているとして、人間一般の「生きがい」という問題について、彼女が人生を通して感じ考えてきたことを、広い見識と強い信念に基づいて書き綴った本である。
皆様に、ご一読をお勧めしたい本である。
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