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4月30日(日) 若い頃 ハンセン病と 見合いして 終生契りし 神谷美恵子さん

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 「人間哲理研究会」。今回取り上げたのは、精神科医・神谷美恵子女史の著書『生きがいについて』。
 神谷女史は、戦後すぐに文部大臣となる前田多門氏の長女として、1914年、岡山市で生を受けた。しかし、大学時代、ハンセン病療養所・多磨全生園を訪問したときに大きな衝撃を受け、その後、周りの強い反対を受けながらも、精神科医となり、ハンセン病患者の心の問題に向き合う人生を生きた。そしてそれと同時に、そこで自らが思索したことを何冊かの本に書き著して発表。世の中にハンセン病患者の存在を広く知らしめる役割も果たした。
 今回取り上げた『生きがいについて』という本は、彼女の代表作ともいわれる本であるが、ハンセン病患者の存在は、普通の生活を送る人たちにとっても、この世の中でか何が本当に大切なものであるかということを教えてくれているとして、人間一般の「生きがい」という問題について、彼女が人生を通して感じ考えてきたことを、広い見識と強い信念に基づいて書き綴った本である。
 皆様に、ご一読をお勧めしたい本である。

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4月29日(土) 100日を 政治ニュースに 出ずっぱり 名役者かも? ドナルド・トランプ

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 アメリカにトランプ政権が誕生して、今日がちょうど100日目。
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 語り尽くせないくらい色々なことがあった。
 それにしても、すごいことだと思うのは、この100日間、テレビのニュース番組で、トランプ大統領が登場しない日がほとんどなかったということ。そして今に至るも、飽きられることなく、新しい刺激的な情報を提供し続けているということ。
 ハリウッドのトップスターだって、こんなに毎日テレビ画面に登場していては、もうとっくに飽きられてしまっているだろう。そう考えると、現実の権力に関わる世界のトップリーダーとは言え、トランプ大統領の名俳優ぶりには、ただただ敬服するばかりである。
 トランプ政権が誕生して、何と、今日が100日目である。もう随分時間が経った気がするが…。

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4月28日(金) 日本が 独立回復 65年 我は誕生 62年

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 4月28日といえば、今から65年前に、サンフランシスコ講和条約が発効して、日本が占領状態から独立を回復した日。もっとも、この時に、奄美群島と小笠原諸島、沖縄県が同時に主権回復がかなわず、この後に復帰問題が残された。それゆえに、沖縄県では、この日を「屈辱の日」と呼んでいるのだそうだ。
 実はこの日は、私にとっては、誕生日である。日本が主権回復をした3年後、この世に生まれた。したがって、満62歳ということになる。まだまだ高齢期に入るには時間があるが、確かに体力は衰えてきつつある。少しハードに動くと疲れが残ったり、目がかすんだりすることがある。また高血圧気味であり、その治療のために医者にも通っている。人間、還暦を過ぎると、少なからず肉体的な問題を抱え始めるようである。
 一方の日本の国は、独立回復65歳。一般に前期高齢期と呼ばれる年齢である。新生日本国も、これだけの月日を経てくれば、いろいろなところにガタが出てくるのも当然。改めてこれから健康診断を行う必要があるのでは、などと考えたのであった。

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4月27日(木) 70年 微動だにせぬ 国境線 それでもたゆまず 交渉継続!

 ロシアのモスクワを訪問した安倍総理は、クレムリンでプーチン大統領と会談。その後、両首脳が記者会見に臨み、両国関係の着実な前進を強調した。日本側の最大の関心事である北方領土問題に関しては、今後共同経済活動を行うための日ロ共同での現地調査実施に合意したという。また、元島民の墓参に、航空機での訪問や船による訪問地点の拡大なども合意したようである。この後、経済担当大臣間で「8項目の経済協力プラン」に関する協議を行い、共同宣言も発表するという。北朝鮮をめぐっても意見交換が行われた模様である。

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 ソビエトが、日本がポツダム宣言受諾を宣言した後に北方領土を不法に占拠した時から、もうすでに70年あまり。この70年間、その実効支配をめぐる国境線は微動もしていない。領土問題の解決はそれくらい困難なことであるが、それでも、交渉を続けることが必要である。そのうちに、何らかの国際情勢や国民意識の変化が生まれたりして、一気に解決に向かうこともあるかもしれない。
 両首脳にとっては、難儀なことだとは思うが…。

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4月26日(水) 今の世は メッキが大事 地金より 表面だけの 傷が問題?

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 今村雅弘・復興大臣が、前日の二階派パーティーでの「東日本大震災の被害が、まだ東北の方で良かった」という失言の責任を取るとして、辞任。
 確かに、この大臣の発言が不適切であったのは事実であろう。しかし、今村代議士の人柄などを知る人間として言うならば、彼は人柄の良い人であり、被災地の人たちを馬鹿にしたり、傷つけたりしようと思ってこんなことを語る人ではありえない。ある新聞では、「暴言」という表現を使っていたが、この言葉の意味は、「継続的に相手を傷つける意図で投げつけられる言葉の暴力」と辞書では紹介されており、このような新聞の言葉遣いも、不適切なものだと言わざるを得ない。
 結局は、言葉遣いの不注意をことさら大げさに取り上げて、悪意に基づいて問題を大きく膨らませ、今村大臣を徹底的に叩いたということではないか。例えて言えば、メッキの一部が剥げたことで、その地金全体までも否定しているようなことである。とはいっても、これが今の時代の世相であるには違いない。何とも情けないことだ…。

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4月25日(火) 真宗の 僧侶に残業 手当てだと… これじゃ勝てぬわ 物質界に…

 真宗大谷派(東本願寺派)が、研修施設の世話係として非正規雇用で勤務していた男性僧侶2人から、残業代の支払いを求められ、それに対して計約660万円を支払ったという。この僧侶たちの訴えに対しては、「きょうとユニオン」が支援して、団体交渉を行っていたということであり、その交渉の中では、寺側が労働実態をきちんと把握していないなどの使用者側の問題点も指摘されたという。

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 私は正直なところ、この報道に違和感を抱かざるを得なかった。誤解もあるかもしれないが、僧侶が労働時間を切り売りする労働者であるという考え方がどうしても腑に落ちなかったのである。
 僧侶が人々から尊敬を受けるのは、人々に物質的な利益を与えるからではない。物質界を超越したその生き様や考え方に対して、人々は敬意を覚えているということではないか。僧侶が一般的な労働者と同じであるということならば、人々は寺院に対しても、物質界の基準での取引を求めることになってしまう。それならば、もう多くの寺は生き残っていくことはできなくなるのではなかろうか。

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4月24日(月) フランスの 大統領選 両手に持つは マクロン(真黒な)インクの したたルペン(滴るペン)だ!

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 フランス大統領選挙の第一回投票が行われた結果、過半数の得票を得た候補者がおらず、2週間後に決選投票が行われることになった。この決選投票に残ったのは、中道系のエマニュエル・マクロン候補(39歳)と極右のマリーヌ・ルペン候補(48歳)の2人。その結果、第五共和制のもとで、交互に政権を担ってきた中道・右派政党と、左派・社会党の二大政党が、ともに決選投票に残らないという結果となった。フランス国民の現状に対する大きな不満が現されたものだと考えることができるだろう。
 さて決選投票に残ったこの2人であるが、マクロン候補は、もともと大手投資銀行の幹部であり、オランド政権下で大統領府副事務総長を務め、その後入閣。経済分野を担ってきた人である。中道というが、その主張は必ずしも明快なものではないようだ。一方、ルペン候補は、極右政党「国民戦線」の党首。過激な発言で注目されてきた。現状に不満を持つ人たちの支持を集めてきたが、フランス国家の許容範囲を逸脱した主張が気掛かりだ…。

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4月23日(日) 教育者 森信三の マグマなる 思想・哲学 語ってみたが…

 「教育思想研究会」を開催。今日取り上げたテーマは、森信三著『恩の形而上学』という本。この本は、森先生が43歳の時(昭和13年)に発刊された本であり、ご自身で、「わたくしの生涯の学問的基礎は、実にこの一書によって成ったといってよいであろう」と語られた本である。つまり、その後の森先生の教育思想や教育実践の奥に宿るマグマ的な本である、ということで取り上げてみたものであった。

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 しかし読み始めてみて、なかなか咀嚼できない。哲学書としての厳密な表現に努めているせいでもあろうが、一文を読みこなすのに、ずいぶん時間とエネルギーを要する。結局、その準備が整わないままに、この勉強会の日を迎えてしまった。
 だから、この日集まってくださった参加者には申し訳のないような内容の勉強会となってしまった。
 ただ、私の勉強会というのは、常に現在進行形で自分自身が探究心を持って取り組んでいることを皆さんにご紹介するものであるから、こういうことも時々ある。これだけでは申し訳なく、最後に、『アランの幸福論』をご紹介して、少しお茶を濁した…。

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4月22日(土) 外交や 防衛というは 水かけ合って エスカレートす 歯止めなければ…

 核とミサイル開発を続ける北朝鮮に対して、トランプ政権が派遣している原子力空母「カール・ビンソン」などの空母打撃群に、海上自衛隊の護衛艦「あしがら」と「さみだれ」が合流して、明日から西太平洋での共同訓練を行うことが明らかになった。その訓練期間は、3~5日間を想定しているそうだが、日本海においても行われる可能性があるらしい。

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 これまでは、「日米同盟」といっても、机上の議論という印象であったが、いよいよ具体的な対象(北朝鮮)を見据えての共同軍事訓練の次元に入る。
 そもそも軍事の問題というのは、基本的に秘密のベールに包まれている。だから相手に対して過剰な脅威を抱かせるような挙動を行いながら、口先では脅威など無いのだなどと語る。そういう何が何だか訳の分からない水掛け論をやり続けるわけだから、どちらか一方が途中で降りない限り、どんどんと警戒心がエスカレートしていく傾向を持つ。
 だからこそ歯止めが必要である。北朝鮮に対してどのような歯止めを設けて対処していこうというのか、大きな疑問点である。

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4月21日(金) 政権に 激震与えた 森友学園 策に溺れて 結局破綻す…

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 かねてから資金繰りの行き詰まりが噂されていた学校法人「森友学園」が、今日、民事再生法の適用を大阪地裁に申請し、保全管理命令を受けた。現時点での負債総額は約17億円であるが、これからさらに膨らむ可能性があるらしい。学園側は、この25日に債権者の説明会を開き、大阪地裁は、約1週間後に、民事再生手続きの開始を決定すると同時に、管理命令を出し、疋田弁護士をこの管財人に選任する見通しだということである。
 この1か月間、安倍政権を激しく揺さぶってきた「森友学園問題」であるが、なんともあっけない結末である。もっとも、籠池・前理事長にしてみれば、この4月の小学校開校がうまく進まなければ、資金繰りが行き詰まることが予想されたので、藁にもすがる気持ちで、あらゆる手段を繰り出して、生きる道を模索していたということなのであろう。
 それにしても、やはり「策に溺れて」、「籠池・前理事長も、学園も、共に水中に没しよう」としているということだろう。「策士策に溺れる」という言葉がふと頭に浮かんだのであった。

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4月20日(木) 福岡で 巨額現金 強奪事件! まるで推理 小説みたいだ…

 福岡市の繁華街、天神駅前にある「みずほ銀行福岡支店」の駐車場で、現金3億8,000万円が強奪される事件が発生した。この支店でお金を引き出したばかりの男性に対して、待ち伏せをしていた2人の男性が、スプレー等を顔に吹きつけた上で、そのお金を強奪して、その駐車場に止めてあった白いワゴン車で逃走したのだという。その自動車は、繁華街の中を縫うように走行して走り去ったそうだ。

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 まるで推理小説を読んでいるかのような事件だ。なぜこれほどの巨額の現金を運んでいた人がたった一人だったのか? 犯人たちは、そのお金を引き出す情報をどう手に入れたのか? 白昼の繁華街での事件であり、その後すぐに警察にこの事件の通報が寄せられたにもかかわらず、なぜ犯人たちはうまく逃げのびることができたのか? その犯人たちは何処へ行ったのか? など、疑問は数多くある。
 鶏(事件)が先か、卵(推理小説)が先か、この両方がこんがらがって、うまく焦点が結べない「白昼夢」を見ているかのような事件だなというのが、このニュースを見ての印象であった。

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4月19日(水) アメリカの 副大統領 レーガンの 上で演説 「自由守る」と

 日本訪問中のペンス・米副大統領が、アメリカ軍横須賀基地に配備されている原子力空母「ロナルド・レーガン」の艦上で、米兵たちを前に演説を行った。その中では、「アメリカの持てる全精力で日本を防衛する。日本は友人であり、同盟国だ。我々は同じ未来に向かっている」と語り、日米同盟の重要性を強調すると同時に、北朝鮮に対しては、「アメリカの軍事力を試すべきではない」「すべての選択肢がテーブルの上にある」と述べて、強くけん制した。

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 この演説の中で、この空母の生の由来となるレーガン大統領の言葉も取り上げて、「自由な人々の意思や道徳的な勇気ほど手強い武器は世界中の武器庫のどこにもありません」と語り、「自由を守る」ことの重要性を特に強調したようである。
 レーガン大統領と言えば、米ソ冷戦時代、ソ連に対して強硬姿勢を取り、軍備拡張に努め、東西冷戦の幕を引いた大統領として知られている。この大統領を念頭において演説を行ったとすれば、トランプ政権は、再び軍事力をもって、アメリカ絶対優位の時代を築こうとしているということであろうか…。

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4月18日(火) イギリスも 国分断に 苦しむか? あちこちほころぶ ボロ布切るか?

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 イギリスのメイ首相が、この日の閣議後に緊急演説を行い、イギリス議会下院を解散する意向を表明。その背景には、少し前にEU本部に通告した「イギリスのEU離脱」をめぐって、最大野党である労働党が議会運営を妨害するなどして、政権運営が不安定化していた事情があるようだ。イギリス議会の下院議席数650のうち、メイ首相を支える保守党の現有議席が330議席であり、過半数はあるものの、必ずしも安定的に運営ができるだけの優位を保っているわけではないので、ここで国民の信を問うて、政権基盤を安定させ、これからの困難なEU離脱交渉に臨みたいという思惑があったものと思われる。
 イギリスの場合、議会解散には下院議席の3分の2の賛成がなければ解散権を行使できないということになっているが、労働党のコービン党首は、翌19日の議会の採決で賛成する意向を示していることから、解散はほぼ確実とみられている。そうなると6月の選挙ということになりそうである。
 ここでメイ首相、ほころぶ布を、一気に切断して、リフレッシュを図れるかどうか、大勝負である。

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4月17日(月) 熱帯びる 鉄板上で 競うのは ムンジェ焼き対 アンチョビ焼きなり

 韓国の大統領選挙が、今日公式にスタートした。5月9日の投票日までこれから3週間の選挙戦ということになる。

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 現状では、左派「共に民主党」の文在寅氏が、支持率でトップを走っていて、それを中道左派「国民の党」の安哲秀氏が追う展開である。少し前には、安氏が文氏を支持率で追い越したという調査もあった。現状で見ると、保守派の候補者は、この2人に大きく水をあけられている状況であり、この選挙戦中での挽回はほぼ困難と考えられることから、この選挙戦では、文氏と安氏の2者が、大統領の椅子をめぐって、陣取り合戦を繰り広げていくという図式になりそうである。
 そこで今日のイラ短。対北朝鮮政策や経済問題、また日韓で交わされた慰安婦問題をめぐる合意などによって熱せられている鉄板の上で、焼かれているのは、「ムンジェ(もんじゃ)焼き」と「アンチョル(アンチョビ)焼き」。この3週間の間にどんな味付けをして、5月9日にどちらが美味しいと韓国民に受け入れられることになるのか、という図である。

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4月16日(日) 孔明を 奇策の軍師と 思いしが 実は至誠の 人間だったよ…

 今日の「人間論ゼミ」では、『三国志』に登場する名軍師「諸葛孔明」を取り上げて論じた。
 諸葛孔明は、主君・劉備玄徳を支えて、「天下三分の計」を足場として、「蜀」の発展に尽くしたことで知られている。また、劉備没後も、その息子である劉禅を支え、五丈原の戦いで病没するも、相手の曹操軍の将・司馬仲達を警戒させたという逸話「死せる孔明、生ける仲達を走らす」などでも知られている。一般的には、天才的な策士であり、その策によって敵軍さえも思いのままに操った人物というイメージで、私たちの印象が形作られている。

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 しかし、実際に伝記本を読んでみると、実像はかなり異なっていたようである。天下に覇を唱えようとする曹操の軍に対して、奇想天外な策を講じることも時にはあったようであるが、通常は、最も安全な策を採用し、堅実な戦いを行ったようである。誠心誠意、自らの務めに力を尽くし、その結果、過重労働となり、身体を壊して死に至ったということである。だから、諸葛孔明という人は、実際には「至誠の人」であったと考えていいだろうと思う。

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4月15日(土) 積み上がる 北東アジアの 混迷は 新時代への 文明衝突!

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 このしばらく、北東アジアが騒がしい。その一番の震源地は、北朝鮮である。
 今日は、北朝鮮の金日成主席生誕105周年の記念日。大規模な軍事パレードが開催され、「わが軍は、アメリカがピクリとでも動けば、無慈悲な報復攻撃で、敵対勢力の頭上に核の雷を落とす」と警告する談話を発表。アメリカを挑発し続けている。
 それに対して、米軍は、空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海に派遣。軍事的な圧力を加えている。
 またアメリカのトランプ政権は、中国の海洋進出に対して、警戒する姿勢を崩しておらず、台湾問題に関しても、一応の決着をつけた形にはしているが火種は残っているとみていいだろうと思う。また、経済面では、中国、韓国、台湾、日本を為替操作の「監視リスト」に残しており、経済問題をめぐっても、問題がいつ火を噴くか分からない。
 かつてハンチントン教授が、『文明の衝突』論を発表し、話題となったが、今まさにその議論が現実のものとして、この北東アジアを舞台として展開しつつあるようである。

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4月14日(金) まだ一年か… 熊本県の 震災も はるか彼方の ことと思えり

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 昨年、熊本県を中心に甚大な被害をもたらした「熊本地震」発生から、今日で丸一年。この地震は、震度7の強い地震を二度記録し、さらに長期にわたって余震が続き、約19万戸に及ぶ家屋損壊を生み出した。今もまだ、数多くの避難住民が、仮設住宅などで暮らしているという。
 地震がいかに多くの人たちを苦しめるものであるか、先の「阪神淡路大震災」や「東日本大震災」などと合わせて、考えさせられるものがある。
 しかし、熊本地震では、不思議と暗さをあまり感じない。その理由の一つには、「くまモン」の存在があるだろう。復興への理解と支援を呼びかけるくまモンに、多くの人が笑顔でその協力をしてきたのではなかったか。または熊本市出身の歌手・水前寺清子の「365歩のマーチ」の歌声も、大きな力になったと思う。さらには、蒲島知事の存在も大きい。熊本県のお父さんといった風貌で、常に動じないで、前向きに、そして着実に対応を進めてこられた。
 災害は忘れてはならないが、同時に辛いことを忘れて前に向けて進むことも大事だと私は思う…。

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4月13日(木) 注目の 米ロ外相 会談は 歩み寄りなく 違い際立つ

 イタリアで開催されていたG7外相会合を終えたティラーソン・米国務長官は、その足でロシアに飛び、ラブロフ・ロシア外相との会談を行った。また、プーチン大統領にも会って、会談したという。
 ティラーソン・米国務長官は、かねてからロシアとの太いパイプを持つことで知られていた人であるが、今回の会談では、両国間の懸案について、ほとんど歩み寄りが見られなかったということである。特に、これから先のシリア内戦解決問題について、両国は自国の主張を繰り返すばかりで、溝はほとんど埋まらなかったようである。ティラーソン・米国務長官は、会談後の共同記者会見で、「今の米ロ関係の状態は低い位置にあり、両国間の信頼は低水準にある」と述べ、厳しい認識を示した。

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 米ロ間には、このほかにも、ウクライナ問題や北朝鮮核問題、NATO問題、経済問題など懸案山積である。ただ、今後の米ロ両国関係改善に向けた作業部会設置については合意が得られたということであり、この点だけが、今回の協議の成果であったと評価できそうである。

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4月12日(水) 浅田真央 引退会見! 26での 第二の人生? やっぱり変だよ…

 日本のフィギュアスケート界をリードしてきた浅田真央選手が、都内のホテルで引退記者会見。
 昨年12月の全日本選手権で、自己最低の12位に終わり、「もういいんじゃないかなと思った」ということである。ただ本人は、これまで、来年開催される韓国・ピョンチャン(平昌)の冬季オリンピックを目指す決意を示していただけに、心の中ではずっと葛藤を持ち続けていたのだそうだ。
 この記者会見では、涙ぐむ場面もあったが、基本的には笑顔で対応し、「スケート人生で経験したことを忘れずに、これから新たな目標を見つけて、笑顔で前に進んでいきたい」と明るく語っていた。

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 浅田選手は、今26歳なのだそうだ。通常の感覚で言えば、26歳といえば、まだ社会人としてはひよっこの時期。そんな時期に、「気持ちも体も気力も全部出しきった」と語り、これからは次の人生だと語る姿に、私は大きな違和感を感じざるをえなかった。
 これはスポーツ界全体の問題だとは思うが、もう少し人生全体を展望するようなスポーツや社会のあり方を考えるべきではないかと私は思った。

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4月11日(火) 東芝が 監査法人 承認得ずに 決算発表! トウシバもんだか…?

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 今日、東芝が、これまで二度にわたって延期してきた2016年4月から12月期の連結決算を発表。これが異例であったのは、監査法人による「適正意見」を得られないままの発表になったということである。
 報道によれば、東芝の監査法人が、この決算が適正であるとの責任ある意見を表明できないと「意見不表明」を選択したにもかかわらず、東芝が決算発表に踏み切ったのは、この日が、国への提出期限であったからとのこと。いよいよ東芝が事業継続できるか否か、崖っぷちとの印象である。
 今、東芝は四面楚歌状態。先に述べた監査法人からは「この決算じゃとてもトウシバ(通しま)せん」と言われ、株主からは「これまで経営陣を信頼して投資してきたが、これから先トウシバ(どうしま)しょうか」と泣きつかれ、アメリカの子会社ウェスチングハウスが請け負った原子力発電所建設を巡って、その電力会社からは「原発完成まで道義的責任がある。そこまで東芝をトウシバ(どう縛)る」と圧力をかけられている。さてさて、東芝はこれから「トウシバ(どうした)もんだか」…?

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4月10日(月) 米空母 カールビンソン 北朝鮮に 圧力かけんと 進路を北に!

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 アメリカの原子力空母・カールビンソンに、ミサイル駆逐艦やミサイル巡洋艦を加えた「第一空母打撃群」が、シンガポールの港を出港して、朝鮮半島沖に向かった。この軍船団は、当初は、オーストラリアに向けて出港する予定であったものだが、国際的な批判をよそに核やミサイルの開発を強引に進める北朝鮮に対して、「米軍のプレゼンスを示す」として、その目的地を変更したものだ。ティラーソン・米国務長官は、先日のシリア攻撃も絡めて、「いかなる国も国際規範に違反し、他国の脅威となるならば、対抗措置が取られる」と述べたという。
 このしばらくのアメリカの軍事行動は、国際社会全体に向けて、トランプ政権の存在感を強烈に示すことを意図したものに見える。トランプ政権は、これまでの常識にとらわれず、必要だと考えれば、軍事力さえも単独で行使するという姿勢を示すことにより、アメリカの意向を無視しては事は進まないぞと、その力を見せつけているのだと思う。
 このやり方は、もろ刃の剣である。果たして吉と出るか凶と出るか、関心を持って見守りたい。

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4月9日(日) 人類が 進化したのは 「虚構」の産物… 信じる力が 生むケミストリー

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 「フォレスト・トレンド勉強会」の日。今回取り上げたのは、最近話題になっている本、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書『サピエンス全史』であった。この本は、原始時代には、猛獣たちの中で存在感が薄かった人類(サピエンス)が、なぜ、どのように大きな進化を遂げ、地球上に支配的な文明を築き上げることができたのか、という壮大な人類進化の足跡を辿る本であった。さらに現代の人類が置かれている状況を論じ、先を展望する試みも行っていた。
 その人類進化の大きな原動力は、一言で言えば、「虚構」を信じ、さらに、それを周りの人たちと共有し合うことができた、という点にあったのではないかと著者は語る。この特質があればこそ、人々は大きな社会をつくり、自然界の他の動物たちが持ち得ない協力関係を築くことができ、それが他を凌駕する大きな力になり得たのだと言うのである。
 これはとても興味深い視点であった。ただ、今回の勉強会だけでは十分に語り尽くせなかった部分が残ったので、5月に改めてこの本を取り上げての勉強会を開催したいと考えた。

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4月8日(土) 橿樹舎の 前の桜が 満開となり 地域の人らと 春を楽しむ

 4月を迎えて、もう一週間余りとなる。今年は桜の花が咲くのが少し遅れていたようであるが、我が家(橿樹舎)の真ん前にある桜の巨木は、約一週間前に開花した。そして、今日が満開である。
 私が住んでいる船木大久保地区では、自治会が声をかけて、「花見会」を、毎年この時期に開催している。今年はちょうど今日がその日であった。とは言え、天気が雨交じりであったので、大久保自治会館の屋内での花見会となった。

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 特筆すべきなのは、地域の人たちの手料理での宴席だということである。料理が得意な人がいて、その人がリーダーとなり、何人かの人たちが手伝って、この地域でとれた食材を使って、いろいろな料理を作ってくださるのだが、それがとても美味しいのである。そして、そこに近所の方々が集まって、話の花を咲かせるのである。
 いよいよ春本番である。この会には子どもたちも参加していたが、この子どもたちも、週明けから新学年である。春、明るい雰囲気の中で、楽しい時間を過ごしたのであった。

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4月7日(金) シリアスナ シリアコウゲキ シリアガリ? シリアシフムカ? シリアッタナラ…

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 今日は、少し言葉遊びをやってみた。
 日本時間で昨日の午前、アメリカ軍が、巡航ミサイル「トマホーク」を59発、シリア国内の空軍基地を標的として発射。アメリカ軍がいよいよ、シリア政府軍に対する軍事行動に乗り出した。今後の展開は今の段階で不透明であるが、シリア政府を支援してきたロシアは、この行動に強く反発。シリアをめぐる情勢は、国際政治上の大きな問題となってきた。
 トランプ大統領は、この2日前にシリアで使われた毒ガス兵器によって、子供や赤ちゃんが殺されたことは容認できない、としていたが、わずか2日で、しかも中国の習近平国家主席と首脳会談を行っている最中に、この攻撃命令を出したことには、驚きが広がっている。あるいは、この首脳会談の最中だからこそ、一気に中国の同意を取り付けるために、ここで攻撃命令を出したのかもしれないとも思う。
 なんにしても、トランプ大統領の頭から「シリア」の文字がひとときもはなれないような状況だったのであろうか。そこで今日の短歌である。「シリアスな シリア攻撃 尻上がり? 後足(シリアシ)踏むか? 知り合ったなら…」。…お粗末でした。

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4月6日(木) 衆院で テロ法案が 審議入り… 国会内部の テロも気がかり…

 平成29年度当初予算成立の後、後半国会において最大の焦点となる法案、組織犯罪処罰法改正案(テロ準備罪法案)が、衆議院本会議で審議入り。この法案は、与野党間の対決法案であり、民進党などの野党は、内心の自由などを侵害しかねない危険な法案であるとして、その廃案を訴えている。
 それに対して、政府側は、「3年後に東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、テロ対策に万全を期することは開催国の責務だ」として、今国会で成立させる考えである。

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 確かに、世界を見渡せば、各地で異常なテロ事件が発生しており、事件発生後でなければ取締りが行えないということでは、テロを防止することは極めて困難だと言わざるを得ない。したがって、テロ等の準備行動が明らかになった時点で、その取締りを行いたいというのは、国としては当然の考え方であろう。
 しかし、野党側が最初から絶対反対として、妥協点を模索する動きを封じてしまうと、それは、「テ詰まりロンギ」なる「テロ」を読み出すことになるのではあるまいか? つまり、国会内部の「テロ」である。

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4月5日(水) 北朝鮮 またもミサイル 発射せり! 米中会談 標的にして…?

 北朝鮮が、またも弾道ミサイルを発射。今回の飛翔距離はわずか60kmとのことであるが、固体燃料を使った新型ミサイルだと考えられ、発射準備に要する時間が短縮され、さらにどこからでも発射できる可能性があるため、発射の兆候を把握するのがより困難になるとされている。
 安倍総理は、安全保障上の脅威がさらに拡大するとして、「断じて容認できない」と強く非難した。

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 今回注目すべきなのは、アメリカのトランプ大統領が中国の習近平国家主席と、翌日、翌々日とフロリダ州で会談を行う直前に、この発射が行われた点である。トランプ大統領は、これまで中国に対して、北朝鮮への厳しい対応を求め続けてきたが、中国は、骨抜きの対応であったように思われる。
 北朝鮮としては、この首脳会談で、北朝鮮の核軍事力を両大国にきちんと認知させることを通して、自国に有利な状況を作ろうと意図したのであろうが、さてどのような結論になるのだろうか。
 北朝鮮にとっても、きわどい綱渡りになりかねない、今回の発射実験であったように思う。

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4月4日(火) ロシアでは 地下鉄車内で 自爆テロ! サンクトペトル ブルクの憂鬱

 日本時間で昨日の夜、ロシアのサンクトペトルブルクの地下鉄で、自爆テロが発生。今日の段階で、死者が14名、負傷者が49名になったと伝えられている。このサンクトペトルブルクは、ロシア帝政時代の1914年まで、ロシアの首都だった街である。ちなみに、ソ連時代には、レニングラードと呼ばれていた。この街出身のプーチン大統領が訪れていた時を狙って、プーチン政権に打撃を与えることを目的に、このテロ事件が引き起こされたのではないかとの観測がなされている。

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 今日のニュースでは、この自爆テロの犯人は、キルギス出身の20代前半の男性とされ、イスラム過激派組織と関係を持っていたのではないかと報じられている。プーチン大統領は、対外的にも対内的にも強力なリーダーシップで政治を行っているので、暗殺を狙う敵も少なからずいるものと思われる。
 この街は、先に述べたとおり、幾度もその名前を変えてきている。今の時点ならば、「惨苦とプーチノブルク」となるのかな?…と少し皮肉な思いを今日のイラ短に込めてみた。

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4月3日(月) 韓国の 大統領選 候補者が 揃ってきたね 青瓦台杯

 韓国の最大野党「共に民主党」がソウルで大会を開催し、世論調査において支持率のトップを走り続けている文在寅氏を党公認候補に選出した。
 この文候補に対抗する候補者は、今のところ、中道野党「国民の党」の安哲秀氏とされるが、この「国民の党」も、近々党大会を開催し、安氏を党公認候補として選出する予定である。一方、朴大統領の与党であった保守政党の方は、自由韓国党の洪・慶尚南道知事が公認候補に決定し、運動を行っているが、朴大統領の批判が強くて、支持率は伸び悩んでいるようである。
 大統領選挙は5月9日が投票日に決まっていることから、もう残りが1か月あまり。その期間に、この状況が大きく変化するとは考えにくいことから、実質的に、今回の選挙は、文候補と安候補の一騎打ちになるものとみられる。

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 いよいよ、これから青瓦台を目指す大レース・「青瓦台杯ダービー」が始まる。どんな結果となるのか、大統領選挙には魔物が住んでいるそうだから、何が起きるかわからず、今後の展開が楽しみだ。

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4月2日(日) ラッセルが 幸福の道と 示せしは 内なる統一 外なる調和

 「人間哲理研究会」の日。先週の日曜日、体調が今一つだったので、延期して、今日、その時のテーマで開催したのであった。そのテーマというのは、バートランド・ラッセルの『幸福論』であった。
 ラッセルは、よく「20世紀最高の知性」と呼ばれることがあるが、哲学・数学・科学・道徳・教育・歴史・宗教・政治などの幅広い分野にわたって、その研究を展開し、生涯に100冊近くの本を出したそうである。そのような知的哲人が「幸福」についてどのような考え方を示しているのかという点に強い関心を抱いて、語り合ったのであった。

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 ラッセルは、物質的な問題や環境的な問題はもちろん幸福の実現の上に大切なことではあるが、それ以上に自分の心の有り様が大切であり、自分の関心を自分自身に向けず、自分の外のことに強い関心を持って立ち向かっているときに、人は「幸せになる可能性」を持ちうるのだと論じ、そのための基本的な考え方を示していた。
 これは、幸福について考える上で、その頭の整理を進めるのに有意義な本ではないかと思った。

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4月1日(土) ドラマだね 時改まる 新年度 羽生結弦の 逆転優勝!

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平成29年度、新年度が始まった。日本列島各地で、新入社員の入社式が行われたり、新年度開始に伴う様々な取り組みが行われたりしたようである。
 この日大きな話題になったことに、スポーツの話題が二つあった。
 その一つは、選抜高校野球の決勝戦が甲子園球場で行われたこと。歴史上初めてとなる大阪府内の高校同士での勝負であったが、大阪桐蔭高校が、最終回に見事な攻撃を行って、履正社高校を下し、優勝旗を手にした。
 もう一つは、ヘルシンキで行われていたフィギュアスケートの世界選手権で、羽生結弦が、フリープログラム競技で完璧な滑りを行い、世界歴代最高得点で逆転優勝を決めたこと。テレビのニュースで見ただけであるが、本当に見事な演技であった。
 せっかく新しい年度を迎えたのだから、新年度にふさわしい生き方や考え方を胸に持ちたいものである。「日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」という『大学』の言葉が、私の胸で鳴り響いていたのであった。

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