« 5月13日(土) 身代金 目当てのサイバー 攻撃は 情報世界の エイズなのかな・・・? | トップページ | 5月15日(月) 沖縄が 本土に復帰し 45年! 異次元世界に 今も漂う… »

5月14日(日) 片足に下駄 片足に靴の 孫三郎 大正・昭和を 駆け抜けにけり・・・

 「人間論ゼミ」を開く。今回取り上げたのは、現在の倉敷市を中心に、明治時代後期から昭和時代初期にかけて活躍した実業家、大原孫三郎であった。


Mx4500fn_20170516_003349_003

 大原孫三郎は、明治13年、倉敷の大地主の家に、三男として生まれている。東京専門学校で学んでいた頃、富豪の跡継ぎとして放蕩生活を送り、今の貨幣価値で1億円に及ぶ借金を抱える。しかし、その借金整理に取り組んでいた義理の兄を死に追いやったことから、自らの生活を反省し、また、社会福祉事業に取り組んでいた石井十次との出会いの中で、自らの人生を見つめ直したそうである。その頃に、二宮金次郎の人生を描いた『報徳記』にも大きな影響を受けたそうである。それ以降の孫三郎は、自らの信念を貫く経営者として、単に利益を求めるばかりではなく、労働環境を改善し、若い有能な人たちに奨学金を供与し、さらには地域医療にも貢献する企業家となっていったのだそうだ。この奨学金を供与した児島虎次郎との出会いの中で、「大原美術館」を開設したりもした。
 孫三郎は、晩年に「片足に下駄を、片足に靴を履いて駆け抜けた人生だった」と自分の人生を振り返っている。時代の先を見て生きた人間のすさまじい人生を学んだ人間論ゼミであった。 

|

« 5月13日(土) 身代金 目当てのサイバー 攻撃は 情報世界の エイズなのかな・・・? | トップページ | 5月15日(月) 沖縄が 本土に復帰し 45年! 異次元世界に 今も漂う… »