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7月31日(月) 籠池氏 ついに逮捕だ! これまでの バブル騒ぎの 成れの果てなり…

 学校法人「森友学園」の前理事長・籠池泰典とその妻・諄子が、詐欺容疑で逮捕された。これまで長い間話題となってきた小学校の建設において、虚偽の工事請負契約書などを提出し、国や大阪府の補助金を不正受給したという容疑である。

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 今になって振り返ってみると、この事件とは一体何だったのだろうかと考えざるを得ない。私自身は、バブル経済が急速にしぼんでしまった後に感ずる寂寥感に似た思いを禁じ得ないのだ。何が事実だったのかは今もはっきりとしないが、広く「忖度」という言葉が語られ、憶測が憶測を呼んで、どんどんとイメージばかりが膨らんでいったけれども、それは風船のようなものであって、実はほとんど実態がなかったということではなかっただろうか。
 だから、とても大きな問題に見えてはいたが、人々の関心が薄らいでくると、問題そのものも急速に萎み、気がついてみれば、「森友学園」側が、単に詐欺師に過ぎなかった、というなんとも訳の分からない決着となってしまったようだ。
 いやはやなんとも、という印象である。

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7月30日(日) 人生は 今が本番! 今以外 過去も未来も 今の意味付け

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 「人間哲理研究会」の日。今回取り上げたのは、岸見一郎著『幸福の哲学』という本。
 岸見一郎氏といえば、アドラー心理学の研究者として知られている。今回の本では、このアドラー心理学に、プラトンやアリストテレスの思想や仏教思想など、著者の幅広い知識を存分に織り込んで、「幸福」について多面的に論じていた。
 著者は語る。「人からよく思われなくても、また、低い評価しかされなくても、そのことは自分の本質には関係がない。自分の課題は価値ある自分になるように努めることだけである。他者の評価を気にしたり、他者の期待に沿おうとすることでは、ない」と。ただしこれは、他者を意識しないということではない。「他者を自分と結びついた仲間」と考え、対人関係に入っていく勇気こそが大切だと語る。
 それからもう一点、「今、ここ」に強い光を当てる生き方の大切さを語っている。過去も未来も、その意味は、「今、ここ」の自分が決めるものだからだ。
 この本は、新書版の比較的読みやすい本であったが、様々なことを考えさせられたのであった。

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7月29日(土) 生きものにゃ 毒で身守る ものあるが 北朝鮮も 同じ論理だ…

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 北朝鮮が、前日の夜、午後11時42分ごろに、またもミサイルを発射。ほぼ垂直方向に打ち上げるロフテッド軌道を飛翔し、約45分後に日本の排他的経済水域内の日本海に落下したという。今回の飛翔高度は、3,500kmを超えていた模様で、これをICBMとして使えば、アメリカ本土を攻撃できる性能なのだそうだ。このミサイルに核弾頭を搭載することができるならば、世界のかなり広範囲に北朝鮮の脅威が及ぶことになり、これまでに増して、北朝鮮を警戒する声が広がることになるであろう。
 北朝鮮は、今もなお朝鮮戦争を戦い続けているという認識であろう。だから、いつ何時、米韓連合軍が攻め込んでくるかわからない、と考えているに違いない。そこで、その時には、報復として核兵器を使うぞと脅迫しているのである。
 このしばらく、日本国内で有毒生物の話題が多い。蟻の一種ヒアリや毒蛇のヤマカガシなどである。これら生物は、外敵から襲われそうになると、その体内の毒で身を守るのだという。北朝鮮も、基本的には、同じ論理だということではあろうが…。

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7月28日(金) 新平を 実務家として 支えける 愛媛の英傑 松木幹一郎!

 この日、西条市の「東予郷土館」で、「松木幹一郎氏の特別展」が開催されているというので、その様子を見ようと、出かけてみた。

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 松木幹一郎氏(1872~1939)は、愛媛県西条市の河原津出身の官僚である。後藤新平と深い関係があり、あまりにも現実離れした計画を打ち上げては「大風呂敷」とも呼ばれていた後藤新平の仕事を、実務面で支え、数々の偉業を成し遂げた。特にその人生の中で、大きく取り上げたいのは、1929年(昭和4年)に、台湾電力の社長に就任して、当時アジア最大級の水力発電所を日月潭に建設。この安価で豊富な電力を用いて、台湾の産業、とくに工業を育成したことである。それは、大事業であった。今の台湾では、必ずしも広くその偉業が知られているというわけではないが、今も日月潭の畔に彼の胸像が置かれていて、顕彰されているのだそうだ。
 実務家であるだけに、堅実に仕事をこなしてきたということであろう。派手な人だけでなく、このような地道に歩んだ大人物を、もっと高く称える社会になってほしいものだと思ったのであった。

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7月27日(木) 与野党の ハチキン女性が 同じ日に 辞意を表明! 何たる因果よ…

 南スーダンにおける国連平和維持活動に派遣されていた陸上自衛隊部隊の日報の存否をめぐって、国会において虚偽答弁をしたのではないかと野党から攻撃されていた稲田朋実防衛大臣が、この問題の監督責任を取って辞任する意向を固めた。
 一方、野党側でも、民進党の蓮舫代表が記者会見し、東京都議選惨敗で党内が混乱している責任を取って、「代表を引く決断をした」と述べた。新しい幹事長を選任するための調整に尽力したが、この調整がつかなかったということのようである。

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 片や与党側のハチキン女性、もう一方では野党側のハチキン女性の辞意表明である。これは、偶然同じ日になったのだろうとは思うが、浅からぬ因果が裏に宿っている気もしないではない。
 暴走族の間で「チキンゲーム」というのが行われることがあるそうだ。壁に向かってオートバイを全力で走らせて、早くブレーキをかけた方が負けというゲームなのだそうだ。今回の二人を見ていると、「ハッ、チキンゲーム」だったのだろうか、などと、ちょっとダジャレが過ぎたかも?

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7月26日(水) 山百合は ユリの王様 華麗だが その球根には 食えないものも…?

 神奈川県相模原市にある障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19名が殺害され、27名が重軽傷を負った事件から、今日で丸1年。遺族や関係者がテレビに登場し、様々な思いを語っていた。

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 この事件は、今思い返しても、異常な事件であった。この事件を引き起こした植松聖被告は、もともとこの施設の職員であったが、「意思疎通のできない障害者は幸せになれない」などと障害者を誹謗するようなことを語っていたため、辞めさせられたのだという。そして、犯行後に逮捕された後も、「不幸を作る障害者は、周りを不幸にするので、いない方がいい」と語り、今回の犯行は「日本のためにやった」と主張しているそうだ。
 この施設につけられた名前は「やまゆり園」。「やまゆり」といえば、「ユリの王様」と呼ばれることもある。とても大きな華麗な花を咲かせる。しかしユリの花の球根には、食べられないものもあるのだそうだ。障害者福祉という友愛と奉仕の美しい花の根っこの部分に、実は、「食えない猛毒球根」が混じってしまっていたということか。

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7月25日(火) 10年後 IMFの 中心が 北京かも…とは ラガルト専務

 国際通貨基金(IMF)の専務理事が、「10年後には、ワシントンではなくて、北京の本部でこの議論をしているかもしれない」と発言したことが話題を呼んでいる。今の中国の経済成長が続くとすれば、おおよそ10年後には、中国のGDPがアメリカのGDPを凌駕することになりそうであるが、そうなると、IMFには「その本部は世界最大の経済を持つ国に置く」という条項があるそうであり、それに従えば、本部が中国に置かれることになると語ったのであった。

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 もっとも、そうなるかどうかには、問題がある。
 一つには、アメリカがすんなりとそれを認めるかどうかの問題。世界金融の中軸機関を、アメリカが簡単に手放すとは思えない。二つ目は、中国経済がこのままの成長を続けるとはとても思えない。中国は、無理な経済成長の結果、国内に大きな歪みが生まれているようである。最後には、金融や経済がボーダーレスになる中で、これらの機能や役割を国家が担い続けるのかどうかという疑問がある。
 まあ言ってみれば、先のことは、実際のところよくわからないということである。

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7月24日(月) 情報を 直接この目で 見れるなら よく分かるのにと 2つの話題!

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 今日のニュースで、二つの話題が気になった。
 その一つは、学校法人「加計学園」による獣医学部新設問題をめぐっての閉会中委員会の開催。安倍総理の意向によって、「行政がねじ曲げられた」とされる問題について、その真実がどうであったのかと、新たな参考人も交えて質疑が行われたのだが、ほとんど何も新たな事実が出てこなかった。何のための委員会開催であったのか。何の新たな情報もないままに、憶測だけに基づいて委員会開催を強く要求してきた野党の姿勢に、疑問が残った。
 もう一つの話題は、炉心溶融が起きたとされる「福島第一原発3号機」の原子炉格納容器内映像が公開されたこと。これまでよくわからなかった炉内の状況が、映像として示されると、こんなによく理解できるものかと感じた。「見える化」の重要性がよく語られるが、「論より証拠」という思いを強くした。
 憶測だけに基づいて判断をしようとすると、思い込みばかりがどんどんと膨らんでいってしまう。やはり直接観察するということが、何よりも重要なことなのだと、改めて感じたのであった。

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7月23日(日) 人間に 人ありてこそ 人となる その倫の理解く 和辻哲郎

 「人間哲理研究会」の日。今日のテーマは、「和辻哲郎著『人間の学としての倫理学』を読む」。
 和辻哲郎(1889~1960)は、『古寺巡礼』や『風土』といった著書で広く知られている哲学者。特に、日本における倫理学を代表する人であった。

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 和辻は、この本の中で、まず言葉を厳密に定義するところから議論を始めている。たとえば、「人間」という言葉を、私たちは日常生活の中で特に意識することもなく「人」の意味で使っているが、和辻は、この言葉は、元来「社会」の意味だけに使われるべきものであり、それを「人」の意味で使うのは誤用であると断じる。しかし、「人が人間関係においてのみ初めて人であり、従って人としてはすでにその全体性を、すなわち人間関係を現わしている、と見てよいならば、人間が人の意に解せられるのもまた正しいのである」とも主張するのである。
 何とも面倒くさい議論である。こんなややこしい議論を行っている本であるだけに、必ずしも十分に理解できたとは言い切れないが、考えさせられることの多い勉強会であったと思う。

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7月22日(土) アートとは 便利な言葉 何だって この上に立ちゃ 魅力高める?

 国際水泳連盟は、ブダペストでの総会において、これまで「シンクロナイズド・スイミング」という名称で行われてきた競技を、「アーティスティック・スイミング」と名称変更することを決定。その狙いは、この名称変更によって、より競技内容がイメージしやすくなり、種目の人気を高めることだそうだ。確かに、「シンクロナイズド」というと、機械的な動きを追求しているイメージが強いが、「アーティスティック」となると、より自由度が高くて、人間的な表現という印象となる。「アート」という表現には、人の心をくすぐる魅力が潜んでいるようである。

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 そういえば、この頃は、「アート」ばやりである。全国各地で、アート展や芸術祭が開催されている。引越業者まで、「アート」である。「名は体を表す」というが、体が何やらよくわからないままに、「アート」の名が語られることもあるようである。
 まぁあまり細かなことに目くじらを立てることもあるまい。「アート」というお立ち台の上に立って、踊ることによって、魅力的になるという世界もあっていいのではなかろうか。

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7月21日(金) 白鵬が 前人未踏の 新記録 これから先に 何を見ている…

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 大相撲名古屋場所13日目の今日、横綱・白鵬が、大関・高安を相手に勝負して、勝ち星をあげた。これで白鵬の通算勝利数が1,048となり、これまでの元大関・魁皇の記録1,047勝を超えて、前人未到の最多勝利数を達成した。これにより、白鵬は、38回の優勝や13回の全勝優勝、など数多くの歴代1位記録に、今回は最多勝利数を加えたことになる。
 それにしても、白鵬が素晴らしいのは、単に勝利数が最多になったというだけでなく、その勝率が頭抜けていることである。例えば、魁皇は、最多勝利数1,047を達成したときまでに、700敗している。それに対して、白鵬の場合は、わずか219敗である。休場数も少なく、魁皇の158に対して、58に過ぎない。つまり、故障も少ない上に、強いということだ。
 モンゴルからやってきて、風習や文化の異なる日本の角界で生きていこうとすれば、人知れない苦労が数多くあったものだと思う。それらを乗り越えて、立ち居振る舞いから見ても、最も横綱らしい横綱になった白鵬に対して、心からの敬意を捧げたいと思う。

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7月20日(木) アメリカの 新政権も 半年経つが 今なお続く トランプ・ギャンブル

 今日で、トランプ政権が発足して丁度半年。この政権は、半年を経ても、話題に溢れている。ということは、政権自身も、なかなかこれまでの慣例や慣行に合わせようとしないし、一方、マスメディアや国民の側も、政権に対して迎合していこうとしていないということであろうか。なんにしても、これまでになかった特異な政権であることは確かである。

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 そこで「半年」にちなんで、大統領の名前、ドナルド・トランプの半分だけ、つまり、ファーストネームだけを逆側から読んでみると、「ドルなどトランプ」となる。大統領が興じているトランプをよくよく見ると、ドル札である、という図。トランプ大統領は、国家財政という巨大なドル札を使って、綱渡りギャンブルをやり続けているという絵である。
 それにとてもついていけないと考えている人たちの反発は、今も止まない。この調子で、政権はどこまで持ちこたえることができるのであろうか。または逆に、アメリカという国家がどこまで持ちこたえることができるのであろうか…。

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7月19日(水) 四国では 雨が不足と 言われつつ いつの間にやら 梅雨は明けけり

 今日は、四国・中国地方から、近畿、東海、関東甲信地方にかけて、一気に梅雨明けとなった。このしばらく豪雨に見舞われてきた九州北部については、少し梅雨明けが遅れる模様である。

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 しかし、梅雨明けと聞いて、心の中は複雑である。この一週間、ニュースでは、日田市や朝倉市など、九州北部の豪雨被害の様子を伝え続けてきた。1時間に100ミリを超える豪雨により、川の水が堤防を越えて集落に流れ込み、多くの家屋に浸水被害をもたらした。さらに、山中で山崩れが起き、そこから大量の木が流れ出し、それが被害を拡大したようである。心からのお見舞いを申し上げたいと思う。
 その一方、私が生活する四国では、梅雨の間の雨量が少なくて、ダムの貯水率が例年に比べてかなり低いままのようである。関東地方の利根川水系でも、かなり厳しい状況だと聞いている。
 近年の気象が異常であるとは、もう聴き飽きるくらい聞かされていることだが、今年の降雨量の濃淡を見て、改めてその感を強くしたのであった。

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7月18日(火) 105歳 日野原さんが 逝った日に 学生相手に 人生語った…

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 神戸市西区にある「神戸学院大学」での講演。今回は、大学に入学したばかりの1年生を対象にして、「大学で勉強するとはどういうことなのか」について話をしてほしい、との依頼であった。対象は、経済学部1年生全員ということのようで、約400名。
 まず、「人間とは、幸せを求めて生きている生物である」ということから話を始めた。そして、多くの人が、幸せを願いながらも幸せになれないで苦しんでいるのは、その幸福実現を邪魔する意識や日常の生活姿勢があるからだと語りかけ、それを打ち破るには、「夢出せ!知恵出せ!元気出せ!」という呪文を、いつも自分に向かって唱えることが大事だ、とお話しした。そして具体的にこんなことを考えてほしいと、いくつかの提案を行ったのであった。
 この日の朝、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんがお亡くなりになった。100歳を過ぎて以降も、自分から進んで子供たちの中に飛び込んでいき、「いのちの授業」をしておられた。その日野原さんを心の中で偲びながら、学生たちに対して、語りかけたのであった。

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7月17日(月) 江戸の初期 日本儒学を 打ち立てし 藤原惺窩の 残り香訪ねし

 朝、「宝船ビタミン号」で、橿樹舎を発ち、神戸市に向かう。明日の午前中に、「神戸学院大学」の1年生を相手にしての講演を依頼されていたのである。道中でトラブルがあってはいけないので、今日のうちに神戸市まで移動することにしたのであった。

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 しかしせっかくのことであり、その道中で何人かの方々にお会いして意見交換なども行った。その一人が、姫路市の竹中さん。この夏の中国旅行に力を貸してくださっている方で、その旅行に関しての打ち合わせを行った。それから次に向かったのが、三木市。ここは、江戸時代初期に、日本儒学の礎を築いたといわれる藤原惺窩の生誕地である。勉強会仲間の藤原孝弘さんがその生誕地までご案内くださった。その生誕地には、銅像が立てられ、史蹟を表す石碑や説明の看板などがあった。
 それから夕刻には、神戸市内で、森信三先生のご子息夫妻と、この夏の全国研修会をめぐって、夕食を摂りながらの意見交換。
 様々な方々にお会いし、意見交換し、楽しく刺激に満ちた一日であった。

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7月16日(日) 大久保の 年に一度の 夏祭り 老若男女 集い楽しむ

 今日は、私が生活をしている新居浜市船木・大久保地区の夏祭り。新居浜市では、般若経を入れた箱を若者たちが担いで一軒一軒回っていき、町内の無病息災を祈るという行事が古くから行われているが、それを終えた後、地域住民が、老若男女を問わず、大久保自治会館前に集まって、ゲームを楽しみ飲食を楽しむという祭りが始まる。

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 地区の青年団や婦人会が料理などを準備し、自治会役員が、ビンゴゲームなどの進行を行った。普段はあまり顔を見ることもない人たちまでもが集う、年に一度の祭りであり、あちこちに談笑の輪が広がっていた。
 この頃は、この山際の小集落でも、人間関係が希薄になってきている。旧住民と新住民の間の交流となると、ますます少なくなっているようである。だから、この夏祭りのような意識的に壁を外す集まりというのが、地域全体に調和の気風を育む上に、とても大切なことだと思う。私も、新住民ということになるのであろうが、参加者の一人として、楽しい時間を過ごさせていただいたのであった。

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7月15日(土) 様々な モノサシ背負う 国々が 話し合っても まとまらないわね

 7月13日から札幌市で開催されていた、「北太平洋漁業委員会(NPFC)」が閉会。
 今回の会合では、近年不漁が続くサンマなどについて、参加国の間で漁獲上限を設ける規制を決めることができるかどうかという点に、注目が集まった。しかし、漁船数を増やすことを禁止する措置は合意が成立したものの、漁獲枠を新設することはできなかった。日本が主張した、過去の実績に基づいて漁獲枠を設定する提案について、中国などが強く反対したためであった。

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 しかし、この結果は、会合前から予想されていたものであって、漁業資源保護という総論では各国が賛成できたとしても、それぞれの国の漁獲割り当てという各論においては、それぞれの国の国益が激しくぶつかり合って、簡単に合意が成立するはずがなかったのである。
 最近の政治家は、すぐに「国益」を語るが、自らの「国益」を他国の犠牲において確保するなどということができるはずがない。今後の国際交渉において考えるべき問題点がありそうだ。

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7月14日(金) 中国の 民主化シンボル 劉暁波! 死して死するは 淋しき笑顔!

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 中国で、長い間民主化運動のシンボルとされてきた、劉暁波氏が死去。末期の肝臓がんで、少し前から、非常に危険な状態だと報じられていた。
 劉暁波氏は、1955年の生まれとのことだから、私と同じである。中国における非暴力主義に基づく民主化運動の指導者として、2010年には、中国で暮らしている中国人として、初めてのノーベル賞(平和賞)を受賞した。しかし、中国政府は、本人はもちろん、その親族までも含めて授賞式に出席することを禁止した。ノーベル賞受賞式での空席の椅子が、彼を取り巻く情勢の厳しさを示していた。
 彼は、命の最後の日まで、自らの信念に生き抜いたようである。そして、ともに民主化運動を戦った仲間たちに、その不屈の精神を示し続けた。おそらくは、肉体は滅びても、彼の精神は、これからも長く生き続けていくことになるだろう。
 それにしても、彼の写真は、どこか寂しさを湛えた、物静かな笑顔である。私にとっては、いかなる苦難にあっても絶やすことのなかった笑顔が、この世から消えていったことが、何よりも悲しい。

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7月13日(木) 新時代 切り拓かんと 龍馬が書きし 「船中八策」 …150年前

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 今日7月13日は、維新の志士として、日本人に最も人気が高い坂本龍馬が、江戸幕府後の日本の姿を描き出したものとしてよく知られる「船中八策」を取りまとめたとされる日から、ちょうど150年になる日なのだそうだ。
 龍馬はこの「船中八策」の中で、大政奉還、上下両院の設置による議会政治、不平等条約の改定、憲法制定、御親兵の設置など、明治日本の基本的な枠組みを提示しており、これらは、近代日本において大きな羅針盤となるものであったと思われる。
 かねてから申し上げてきたように、現代の日本は、大きな混迷状況に入りつつあるように思われる。そしてそれは、目の前に現れている個々の問題が解決困難な問題であるということだけではなく、これから先の日本をめぐり、国民的な共感を生み出す大きな絵が準備されていないという点に、より大きな問題がある気がしてならないのである。
 だから、150年前の日本が龍馬を必要としたように、今現在の日本も龍馬を求めている。
 「出でよ!龍馬!」と叫びたい気持ちである。

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7月12日(水) 九州の 大水害から 一週間… パンダ赤ちゃん 誕生一月…とや

 今日で、台風3号来襲の後に、九州で発生した大水害から、ちょうど一週間。毎日ニュースで報じられているので常に意識してきたが、もう一週間にもなるのかと驚いた。
 それからもう一題。東京の上野動物園で久々にパンダの赤ちゃんが産まれてから、今日でちょうど一か月になるのだそうだ。テレビでその姿が紹介されていたが、生まれたばかりのときにはピンク一色だった体に毛が生えてきて、白と黒とのパンダ模様がはっきりとしてきていた。もう一か月にもなるのだ。

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 私がこの頃痛感するのは、自分の意識の中にある時計やカレンダーが、現実の中で客観的事実として動いている時計やカレンダーと、段々と一致しなくなってきているということである。
 在野での仕事を行うようになってからもう8年になるが、これは、あまりスケジュールに拘束されず、自分の思うがままに時間を使うことができるという環境の中で、意識がより自由になってきているということでもあろうか。そう考えれば、これもありがたいことに違いないと思ったのであった。

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7月11日(火) ISの 拠点モスルを 奪還と 宣言あったが アッカンベーかも…?

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 イラクのアバーディ首相は、ISのイラク最大の拠点であったモスルで演説し、「虚構のテロ国家は崩壊した」と、モスル全域の奪還を正式に宣言した。
 このモスルは、イラク第二の都市であり、2014年にISが建国を宣言したのは、この街の中のモスクであった。それだけに、今回、イラク軍が米軍などとともに、この都市の奪還作戦を進め、その目標を達成したことの意義には極めて大きなものがある。
 しかし、今回奪還を果たすことができたのは、物理的空間としてのモスルの街であり、ISに賛同してこの街に集っていた人たちの心まで奪還したわけではない。ISの建国宣言以降、世界各地のイスラム過激派組織が、ISと連携して武力闘争を展開してきた。また、過激な思想を持つ人たちが、各地でテロ事件を引き起こしてきた。その人たちの意識は、今現在も生き続けていると考えるべきであろう。
 このしばらく日本の国では、ヒアリ問題が大きく取り上げられている。このヒアリの蟻塚を破壊しても、ヒアリが生き残っていれば、かえってより広い地域に、この蟻が拡散するというだけだと思う…。

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7月10日(月) 国会で 加計学園の 特別審査… 迫力もなく 噛み合わなかった…

 国会で、かねてから大きな話題になってきた「加計学園獣医学部新設問題」を取り上げての閉会中審査が行われた。衆参両院で開催されたが、欧州外遊中の安倍総理は、参加しなかった。

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 私は、ニュースでその概要を知った程度であるが、それで見る限り、これまでの主張が繰り返されただけという印象であり、何か新しい展開が生まれたということではなかったようである。質問に立つ議員は、確かに舌鋒鋭く追及する姿勢を見せてはいたが、委員会室全体の雰囲気としては、どうも熱気にも欠けるものがあった印象である。
 やはり、政治家という人種は、目の前に何らかの選挙が控えていてこそ、対決意識が強まり、激論を戦わすようである。注目の東京都議会議員選挙が終わった後では、もう泡の抜けたビールとなってしまったということではなかろうか。
 しかし、新しい材料もなく、ただ憶測だけに基づいて質問席に立つ議員たちの姿を見ていると、こんなことを続けては、かえって政治不信を増し加えるだけだろうなと考えざるを得なかったのである。

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7月9日(日) 神宿る島 世界遺産に 全て登録! 「世界は分けても わからない」よね

 トレンド勉強会。今回は、生物学者・福岡伸一氏の著書『世界は分けてもわからない』を取り上げた。
 福岡氏の著書は、科学本というよりも、むしろ推理小説とでも呼びたくなるような本である。様々な興味深い情報を紹介しながら、最終的には、生物の働きが、パーツ研究を深めることを通してその真理に迫っていくように見えるが、その一方、それらパーツを組み合わせれば全体像が生まれるかといえば、そうではないのだと主張しているのである。全体は確かに部分に分けることができるが、部分を集めても必ずしも全体にはならない、という生物に対する基本的な見方を示している本である。

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 この日は時ちょうど、ポーランドのクラクフで、ユネスコの世界遺産委員会が開催されていて、日本が推薦していた「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産に登録されることになった。しかも、このユネスコの諮問機関であるイコモスが除外を勧告していた神社や古墳群なども含めての登録決定であった。「世界遺産は分けてもわからない」ということか…。興味深く思ったのであった。

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7月8日(土) 「核兵器 禁止条約」 国連で 採択されたり 当事者抜きで…

 ドイツでG20首脳会議が開催されている最中に、アメリカのニューヨークでは、国連本部で、「核兵器禁止条約」が採決され、圧倒的多数の賛成により、この条約が採択された。今後、署名が始まるが、この条約の発効は確実な情勢のようである。

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 この条約のポイントは、核兵器の開発や実験、生産、保有、貯蔵、使用だけでなく、核兵器を使用すると威嚇することも含めて禁止している点にある。つまり、核兵器の存在そのものが全否定される条約である。だから、今現在核兵器を保有していてそれを放棄する考えがない国や、他の国の「核の傘」の下に自国の安全保障を維持していこうと考えている国にとっては、とても賛成できない内容である。
 そこで、今回のこの条約採択の議論には、核兵器保有国が参加せず、また日本も、世界で唯一の被爆国でありながら、参加しなかった。
 安全保障問題は、最後には、武力の問題となる。しかしその一方で、武力を否定する理想も必要である。その狭間で、日本が今後どのようなスタンスを取っていくのか、悩ましい問題である。

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7月7日(金) G20 首脳会議が 開幕す 虹の向こうに 何を見ている…

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 ドイツのハンブルクで、「主要20か国・地域(G20)首脳会議」が開幕した。米欧を中心としたG7に、中国や韓国、ロシアやブラジルやインド、さらにはサウジアラビアや南アフリカなども加わり、世界のGDPの約86%を占める国々の首脳による国際会議となる。規模や価値観が大きく異なる国々が集まっているだけに、その合意を生み出すには、より大きな困難が伴うが、世界全体の深刻な課題を取り上げて論ずるには、このような舞台も重要であると思う。
 今回は、アメリカのトランプ政権が異議を唱えている自由貿易の問題や気候変動問題、また、IS問題やテロ問題、北朝鮮問題、シリア問題、ウクライナ問題などが、各国間で大きな対立を含む議題として取り上げられる見込み。それぞれが根深い問題であり、合意を形成することは決して容易ではないが、様々な二国間協議なども含めて、相互理解が深まる場となることを心から期待したいと思う。
 G7の七色の虹の向こうに、世界は、どのような未来を見出すことができるのであろうか。大きな関心を胸に抱きながら観察していきたいと思う。

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7月6日(木) 自由化の その一方で 強くなる 国境管理 ヒアリのヒヤリ?

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 ヨーロッパを訪れている安倍総理は、EUのトゥスク大統領、そしてユンカー委員長と会談し、EUとの経済連携協定(EPA)交渉が大枠で合意に達したと宣言した。2019年の早い段階での協定発効を目指すということである。
 今回の合意によって、この直後、世界経済の約9割弱を占める20の国々の首脳が集まって「G20財務大臣・中央銀行総裁会議」が開催されるが、国際的に保護主義への動きがみられる中で、国際経済の約3割を占める日本とEUが、自由化を推進する決意を示したことには、大きな意味があったと思う。
 一方、日本国内でこのしばらく大きな話題になっていることに、日本国内への「ヒアリ」の侵入問題がある。日本政府は、このヒアリを水際で駆除し、国内の定着を許さないという構えで対処するようだ。
 害虫に対しては、国境管理を厳密にしていくという方針である。つまり、商品の流れについては、国境の壁をできるだけ低くする一方で、害虫に対してはその壁を思い切り高くする、…こんなことが本当に可能なことなのだかどうだか…。

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7月5日(水) 台風一過 青空ならず 九州は 豪雨続きて 被害甚大!

 台風3号は、速い速度で、日本列島を縦断して、去った。ここで普通ならば、「台風一過、青空が広がる」となるのであるが、今回の場合は様子が違う。日本列島にかかっている活発な梅雨前線に、湿った風が吹きこんでいて、特に福岡県と大分県に集中的に猛烈な雨が降っている。気象庁は、重大な災害の危険が差し迫っていると、「大雨特別警報」を発令。関係地域の住民に避難を呼びかけている。

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 とりわけ、福岡県朝倉市では、1時間雨量が129.5mmと過去最高を記録したのみならず、24時間雨量でも、過去最高となる433.5mmを記録したという。テレビを見ていても、茶色の激しい濁流が町中を渦巻きながら流れている姿が放映されていた。この様子だとかなりの被害が出ている可能性がある。
 最近の気象は、やはり異常である。少し前までは、ほとんど雨も降らず、今年は空梅雨だなどと言っていたのが、突然のこの土砂降り。天変地異が続くときには、政治も不安定化するというのが、かねてから言われてきたことである。これからの日本政治にも、注意を払っていかねばならないと思った。

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7月4日(火) 台風が 日本列島 初来襲 「台風」語源は 「大風」だってね

 台風3号が、日本列島来襲。日本本土を直撃する台風は、今年になってこれが初めてである。勢力はあまり強くなかったが、ちょうど梅雨前線が本州にかかっているところに、この台風がやってきたので、大量の降雨による被害が心配である。

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 私は、この機会に、「台風」という言葉の語源を調べてみた。これには、「台湾付近の風」という説やギリシャ神話の風邪の神「Typhon」から来たのではないかといった、いろいろな説があるようである。
 私は、かつて台湾や中国福建省で激しい風のことを「大風(タイフーン)」と呼んでいたのが、「台風」と表記されるようになったというのが、一番わかりやすい説明のように思った。
 それならば、今の日本には、すでに様々な「大風」がやってきている。北朝鮮の核開発・ミサイル発射、中国の海洋進出、アメリカのトランプ政権が掲げるアメリカ・ファースト政策などである。また国内でも、憲法改正問題を前に様々な風が吹き荒れている。
 自然界も、政治の世界も、「台風来襲」は、覚悟のはず。なんとか乗り切っていかねばならない…。

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7月3日(月) 連勝の 藤井四段 “負けました”! 安倍政権も “負けました”かな?

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 前日の日曜日は、大きな話題になっていた東京都議会議員選挙の投開票日。今日未明に、その全議席が決定したが、小池都知事を支援する勢力が、定数127に対して、79議席を占め、過半数の64議席を大きく上回った。一方、自民党は、改選前議席57に対して、その半分以下の23議席にとどまった。共産党は微増、民進党は7から5に議席を減らした。
 この結果は、小池都知事の大勝利であり、安倍政権にとっては大きな打撃となりそうである。自民党と公明党との関係も、微妙なものになるであろう。
 昨日は、もう一つ国民の関心事となっている勝負があった。将棋の藤井聡太四段が、佐々木勇気五段と勝負したのだが、プロになって初めて公式戦で敗れ、連勝記録は29でストップした。
 これら二つの勝負を眺めながら、勝負というものは、いつまでも勝ち続けるなどということはなく、必ずどこかで敗れる日を迎えるということを痛感した。それならば、負けることに対する潔さと、そこから立ち直る知恵と気力が強く求められているということか。そんなことを考えた一日であった。

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7月2日(日) ダ・ヴィンチと ミケランジェロの 素描展! 静と動との 天才対決!

 四国に戻る日。飛行機の出発時刻が午後3時であったので、東京駅近くにある「三菱一号館美術館」で開催されていた「レオナルド×ミケランジェロ展」を覗いてみることにした。この二人は、ご存知の通り、15世紀末から16世紀初頭のイタリアで、芸術家として活躍した。今回の展覧会では、主にこの二人の素描画を集めていたが、実に見事なスケッチ群であった。解説パネルによれば、この二人はともに、素描の重要性を力説していたそうだ。また、この二人を「静と動の対決」とも表現していた。

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 東京では、いよいよ明日が都議会議員選挙の投票日。各地で、候補者たちが街頭演説などを行っていた。明日の夜には、その結果が出る。気がかりなのは、「素描の鍛錬」を十分に行った人たちが、当選を果たしてくれるのかどうかという点である。
 近年の政治家は、基礎力を欠いたままに、表面だけを美しく着飾った人たちが多くなっている印象である。そんな人たちには、ルネサンス期の二人の天才が、いかにその基礎力である「素描」を重視していたか、じっくりと鑑賞していただきたいもの…。

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7月1日(土) 我が娘 結婚4月… 東京で 披露パーティー… 夫婦してたよ…

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 今回上京したのは、実は、今年の3月4日に高松市で結婚式を挙げた娘夫婦が、東京の研究室仲間などを呼んで結婚披露パーティーを開催するというので、それに参加するのが主目的であった。そして、その披露パーティーには、私の東京での勉強会仲間も、25名ほどが参加してくれるというので、それならば、その前に、披露パーティーを行う八王子市で、勉強会も開催することにしたのであった。
 その勉強会の後、披露パーティー会場に移動。レストランのワンフロアーを借り切ってのパーティーであったが、新郎側の仲間たちも含めて、約50名が集まり、その中では、参加者全員の紹介が行われたり、ビンゴ大会が開催されたり、また歌が披露されたりと、とても和やかな雰囲気であった。二人が出会った研究室の久保田教授やマレーシアで留学中にお世話になったルー教授も参加してくださった。心から感謝申し上げたい。
 二人はまだ結婚4か月であるが、少しの間にすっかり夫婦という雰囲気になっていた。安心したような、ちょっと寂しいような不思議な父親気分…。

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