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7月23日(日) 人間に 人ありてこそ 人となる その倫の理解く 和辻哲郎

 「人間哲理研究会」の日。今日のテーマは、「和辻哲郎著『人間の学としての倫理学』を読む」。
 和辻哲郎( 1889~1960)は、『古寺巡礼』や『風土』といった著書で広く知られている哲学者。特に、倫理分野に強い関心を持ち、日本における倫理学を代表する人であった。


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 和辻は、この本の中で、まず言葉を厳密に定義するところから議論を始めている。たとえば、「人間」という言葉を、私たちは日常生活の中で特に意識することもなく「 人」の意味で使っているが、和辻は、この言葉は、元来「社会」の意味で使われるべきものであり、それを「人」の意味で使うのは誤用であると論じる。しかし、「人が人間関係においてのみ初めて人であり、従って人としてはすでにその全体性を、すなわち人間関係を現わしている、と見てよいならば、人間が人の意に解せられるのもまた正しいのである」と主張するのである。
 何とも面倒くさい議論をやるものだと思うが、これが哲学者の哲学者たる所以でもあるのだろうと思う。こんなややこしい議論を行っている本であるだけに、必ずしも十分に理解できたとは言い切れないが、考えさせられることの多い勉強会であったと思う。
 

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