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8月13日(日) この夏にゃ アメリカ国是の 理想主義 この世を去りて 新盆迎えん

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 お盆を前に、この一年間にお亡くなりになった御霊をお迎えする「新盆」の日。私は、ご生前にずいぶんお世話になった方々のところを回って、ご霊前にお参りをした。身近な人の姿がこの世から消えてしまうというのは、やはり寂しいものである。
 そんな思いになってテレビを見ていると、そこで報じられていたのは、アメリカのバージニア州で、白人至上主義を掲げる団体メンバーと、差別に反対するグループメンバーとが衝突し、激しいもみ合いが起きたというニュースであった。その場所に、暴走車が突っ込み、死傷者を増やした。アメリカ社会における分断と対立が、拡大している印象である。
 考えてみれば、今年の1月、アメリカでトランプ大統領が就任したことが、アメリカ社会が大切に守ってきた「理想主義」を死に追いやりつつあるということだろうか。自由や平等、民主主義といった、アメリカの理想精神が失われ、アメリカ社会はその混迷を深めている…。そうとするならば、この「アメリカの理想精神」に対しても、今日は、新盆のお参りをしなくてはならないのかもしれない…。

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8月12日(土) ジャンボ機が 御巣鷹尾根に 消えてより 32年だ! ただ暑さの記憶…

 日航ジャンボ機が、群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落して32年。この事故では、4名を除く全乗客・乗員が死亡し、今に至るも、日本の航空史上最大の事故だと言われている。

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 この事故が起きた当初は一体何が起きたのかよくわからなかったが、その後の調査の結果、この機体が以前にしりもち事故を起こした時の修理が適切でなかったことが原因と特定された。飛行機の場合、小さなトラブルが大きな事故につながりかねないため、何重にも安全対策が施されているはずであるが、この事故の場合は、その想定に入っていない部分のトラブルであったということか。そして、制御系の油圧システムが破壊されたことが決定的であった。制御系のトラブルが、どれほど深刻な事態を引き起こすか、考えさせられた事故であった。
 この事故が起きた当時、私は30歳。愛媛県議会議員に初当選して約2年4か月後のことであった。政治も、社会全体の制御系を担う仕事、心して取り組まねばと考えた記憶がある。それにしても、この事故の夏も暑かった…。その記憶が今も残っている。

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8月11日(金) 太平洋 挟みて対峙す 米朝は よくよく見れば 米中対立!

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 今日も、ニュースの中心は、北朝鮮のミサイル。
 この日、アメリカのトランプ大統領は、「金正恩が何をするか見てみよう。もし何かをすれば、誰も見たことがないようなことが北朝鮮で起こるだろう」と語り、もしも北朝鮮がミサイル発射に踏み切った場合には、それに対して軍事的な報復を含む対抗措置を打ち出す可能性に言及した。
 北朝鮮はかねてから、「瀬戸際外交」を行ってきた。相手をギリギリまで脅迫し、緊張を高めることによって、交渉相手から譲歩を勝ち取る外交手法である。北朝鮮が弱小国家なればこそ、このような外交手法をとるのであろうが、アメリカも、北朝鮮一国だけが相手ならば、こんな脅迫を歯牙にもかけまい。しかしよくよく見れば、この北朝鮮の背後には、迷惑そうな顔をした中国が控えている。さらには、ロシアも後ろに控えている。
 アメリカの目は、中国に向けられているようだ。それだけに、アメリカも今は慎重であるが、その忍耐もいつまで続くことか。本格的な米中対立となれば、日本も巻き込まれることとなる…。さて??

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8月10日(木) 帰国して ニュースを見れば 北朝鮮が グアムにミサイル?? 何が何やら…

 この日の朝、上海国際空港から日本に帰国。実は、昨日の夕刻5時半出発の飛行機で帰国予定であったのだが、岡山行きの飛行機が結局飛ばず、今朝早く、再び空港にやってきて、なんとか日本に帰り着いたという次第であった。

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 日本に帰って、不在中の新聞に目を通し、ニュース番組を特に丹念に見たのであるが、その話題の中心は、北朝鮮であった。北朝鮮が今度は、アメリカのグアム沖に、ミサイルを4発打ち込むと発表したのだそうだ。アメリカ領海内にミサイルが打ち込まれれば、アメリカは、もう黙っているわけにはいくまい。報復せざるをえなくなるだろう。それが北朝鮮へのミサイル発射となるのか、爆撃機による空爆となるのか、または奇襲部隊を送り込んで、金正恩を始めとする指導部への攻撃を行うことになるのか、なんにしても物騒な話である。
 今回の中国の旅で、日中戦争の激戦地を巡り、戦争の悲惨さを胸に帰国したところで、このような一触即発のニュースに接して、私の頭の中がなかなか整理がつかないのであった。

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8月9日(水) 上海の 日本租界で 出会った魯迅 そぼ降る雨に 涙顔だった…

 前日は、徐州市内の日本に関係する遺跡を巡った後、再び高速鉄道に乗って、上海に移動。そして、上海中心部の旧・フランス租界エリアを、主にバスの車中から見て回った。そしてその後、揚子江に係留されている船上レストランで、今回の旅の打ち上げ夕食会。参加者たちの様子を見ていると、厳しい暑さの中の旅であり、雨に打たれることもあって、疲れも溜まっているに違いないが、充実感に満ちた表情をしていた。胸を撫で下ろす気持ちであった。

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 今日は、朝から雨。バンド地区を車窓観光した後、旧・日本租界に向かう。そして車窓から、この日本人街の説明をあれこれと受けた後、日本に留学するなど日本にゆかりのある中国人作家・魯迅の記念館と墓を訪れた。記念館には、魯迅の人生や作品、社会運動家としての業績などが展示されていた。
 それから墓に向かったが、そこに設置された棺桶の前には、魯迅の坐像が設置されていた。それを見ると、この時だけ激しく降り注いだ雨のせいで、その顔は、涙顔になっていた。それが何を意味しているのかはよく分からなかったが…。

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8月8日(火) 徐州戦 日本統治 そして降服… 日中戦争 濃縮ジュースだ!

 昨日は、徐州観光の後、市内のホテルで宿泊。今日の午前中は、日本に関係する遺跡巡りであった。
 徐州といえば、多くの日本人の頭に浮かぶのが、「徐州徐州と人馬は進む。徐州居よいか住みよいか」と歌う軍歌「麦と兵隊」ではなかろうか。ここは、日中戦争の中で、蒋介石が率いる国民党軍と日本軍が戦闘を行った土地である。それだけに、色々な日本にゆかりのある建築物などが多く残されていた。私たちが訪れたエリアには、昔憲兵隊などが入っていたとされる建物や、そこにあった軍施設を守るためのトーチカ、街中の火事などを見張っていた高楼、また日本人が経営していたホテルもあった。終戦時には、ここの広場で降伏文書調印も行ったと聞いた。

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 さらに、日本軍と国民党軍が川を挟んでにらみ合っていた戦場も訪れた。今は当時のものはもうほとんど残っていないのだそうだ。
 徐州の街には、日中戦争に関わる遺跡が残されていたが、濃縮ジュースを原液のまま飲むようで、味が濃過ぎて十分に味わい切れなかった。

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8月7日(月) 徐州とは 古代の彭城! 劉邦と 項羽が激しく 争った土地!

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 昨晩は、南京北部・玄武湖ほとりのホテルで宿泊。朝、「南京南駅」から高速鉄道で、徐州に移動。
 この日は、徐州市内の観光。この徐州は、古くは「彭城」と呼ばれていた。中国統一を果たした始皇帝の死後、中国は大きく混乱したが、その中で、ここに、項羽と劉邦という二人の英雄が誕生する。そしてこの両者の戦いの結果、劉邦が最終的な勝利を収め、「漢」を建国。そんなこともあってか、徐州には、漢の時代の遺跡が多く残されていた。私たちが訪れたのは、「徐州漢文化景区」と名付けられたエリアで、ここには、「獅子王楚王陵(漢の3代楚王の墓)」、「漢兵馬俑博物館(高さ30cmくらいの小さな兵馬俑の博物館)」「漢の画像石ギャラリー」などがあった。これら施設を、小型電動バスで廻った。
 私たち日本人は、「漢」といえば、「漢字」からの連想で、その国の名前はよく知っているが、漢代のものに直接に触れる機会はほとんどない。今回の旅では、その漢の時代の息吹に触れることができ、古の中国社会に思いを巡らせる、豊かな時間を持つことができたと思う。

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8月6日(日) 38度! 熱風の中 南京を 歩き回れり 夜遅くまで…

 昨日の夜、南京に到着。夕食後、そのままホテル入り。したがって、今日からが旅の本番。
 終日、南京の街を巡って、日中戦争の遺跡地を見て回るとともに、南京は古代から都であった土地でもあり、そんな歴史も、学んでみたいと計画した。

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 最初に向かったのが、「南京大虐殺紀念館」。南京事変での中国人犠牲者が30万人だとする中国側主張に対して、そんな事はありえないとする日本側の主張が対立し、日中歴史問題の大きな争点となっている場所である。実際に自分自身の目でその展示を見た印象としては、巷間で語られるほど刺激的な展示ではないという気がした。その他には、明の初代皇帝・朱元璋の墓である「明孝陵」、三国志に登場する呉の「孫権の墓」、ここで孫文が中華民国建国を宣言した「太平天国天王府跡」、南京城の南の「中華門」、昔科挙試験が行われていた場所に作られた「江南貢院」などを次々に巡ったのであった。
 それにしても暑かった。最高気温が38度。そんな中を、一日中歩き回ったのであった。ラクダの気持ちが少し分かったような気がした一日であった。

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8月5日(土) 台風の 来襲前に 中国に 皆と旅立つ 過去清算すと

 毎年恒例の、全国の仲間たちと一緒に行う「海外の旅」に出発。今回は、中国の南京・徐州・上海がその目的地である。4泊5日の日程を予定している。
 この数日間気がかりだったのは、日本の南方洋上で長い間迷走していた、台風5号のこと。夏台風というのは、その進路がなかなか予測しがたいとのことであり、ひょっとすれば旅の中止を決断しなくてはならないかも、と気をもんだが、私たちの出発時には、台風はまだ九州の南方。もう一日出発日が遅れていれば、飛行機が飛ばなかったかもしれないが、何とか無事に出発することができた。

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 この日は、各地の参加者が、羽田国際空港、関西国際空港、岡山空港、福岡空港からそれぞれ正午前後に上海浦東国際空港に到着する航空機で、中国入り。ここで合流して、一路南京に向かった。
 今回の旅は、日中戦争で激しい戦闘が行われた地域を巡る旅である。今年がちょうど、盧溝橋で武力衝突が起きて、日中戦争の火ぶたが切られてから80年。この年に、私自身の日中間の過去清算を行いたいものだと考えたのである。

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8月4日(金) 自動車の 企業連携 強まれり 恐竜さえも 滅亡危機と…

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 トヨタ自動車とマツダが、資本業務提携を行なうことで合意したと発表。お互いに500億円ずつ出資して、これから先、様々な技術開発やアメリカにおける新工場建設を共同で行うことにするという。
 トヨタといえば、世界を代表する自動車企業である。そんな巨大企業にとっても、これから先の環境は、決して容易なものではない、ということか。トヨタが得意としてきたハイブリッド技術も、ガソリンを使う以上無公害というわけにはいかない。また、これからの大きな課題が、自動運転車の開発ということになってきそうであるが、これには膨大な資金と層の厚い開発体制が求められそうである。さらには、新興国の自動車産業の激しい追い上げがあり、また巨大市場アメリカの保護主義的な動きもある。これまでの実績だけに頼って、今後が展望できる状況ではないようである。
 いわば、大小さまざまな隕石が、次々に自動車産業界に降り注いできているわけである。これまで地上を闊歩していた恐竜たちも、年々危機感を強めているということであろう。

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8月3日(木) 何となく だるい雰囲気… 内閣が 改造されても 期待感なく…

 第3次安倍・第3次改造内閣が、発足。安倍総理は記者会見を開き、前内閣が様々な国民の不信を招いたことを陳謝した上で、政権交代時の原点に立ち返り、経済を最優先し、デフレ脱却を目指す決意を語った。そして、内閣を「仕事人内閣」と命名した。

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 しかし、これから新内閣が船出するという清新な雰囲気はほとんどなく、なんとなくだるさの漂う内閣改造劇であった。これにはいくつか理由があるだろう。一つには、前日にはほとんどの閣僚名簿がマスコミ上に出されていて、サプライズがなかったこと。二つには、閣僚に対する週刊誌などの粗探し報道が蔓延していて、政治家不信が広がっていること。三つには、政治がいくら美しいスローガンを語っても、それが現実と大きく乖離したものであることを国民が感じてしまっていること、などである。
 こんな時代に、国民の政治に対する関心を集め続けることは、なかなか困難である。ましてや、国民からの信頼を得ることは、もっと困難である。これからの安倍総理が、どんな政治を展開するのか、強い関心を持って見守っていきたいと思う。

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8月2日(水) AIも 政権意志を 汲み取れと 言わんばかりの サイトの閉鎖!

 今日も中国の話題。ニュースでは面白おかしく伝えていたが、中国では技術による国力強化を大きな国家目標として掲げ、その中でスーパーコンピューターなどのハード開発とともに、ソフト面での情報技術振興にも注力しているということである。そんな中で、最近流行のAI技術にも取り組みを進めて、ディープ・ラーニング技術を活用したインターネットのサイトなども開設されているらしい。

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 そこで起きた問題が、インターネットサイト上でのAIによる自動応答システムが、「中国共産党万歳!」との書き込みに対して、「腐敗して無能な政治に、何故万歳など出来るのか」と返したり、「中国の夢は?」との書き込みに対しては、「米国に移住することだ」と返答したりしたため、これは国家転覆を図ろうとするものだとの批判となり、そのサイトが閉鎖されたということである。
 AI技術は、人間の感情や思惑を排除して、大量のデータから客観的な結論を導き出すところに、その意味がある。そんな技術すらも、政権意志に従うことを求める中国の姿は、確かにコミカルである。

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8月1日(火) “政権は 銃口から”とは 毛語録! 南昌蜂起の 80周年!

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 中国の習近平・国家主席が、中央軍事委員会主席として、軍創設90年の記念式典で演説。「90年にわたり軍が築いてきた偉大な歴史の功績は、国家の主権や発展、地域と世界の平和を守るための力強い支えとなった」と軍を称えた後、「国家の領土、主権と海洋権益を断固として守る」と宣言し、「雲世界一流にするための建設を加速しなければならない」と、これからの中国軍の近代化と強化への決意を語ったそうだ。
 中国では、軍を掌握することが、指導者にとって最大の権力基盤になるとされてきた。それは毛沢東の時代からそうであり、「政権は銃口から生まれる」との有名な言葉が、毛沢東語録の中にも書き記されている。そして、歴代の国家主席は、この教えにならい、まず軍の支持を取り付けることに力を注いできたようである。
 この 9月1日という日は、中国共産党が、江西省の南昌で、国民党軍に対し約2万人の兵力を結集して蜂起した日である。この軍隊を持つことによって、中国共産党はその力を強め、政権掌握するに至った。そんな記念式典の場での発言だけに、軍事力強化は、中国の国家意思であると私たちは受け止めねばならないだろう。

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