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8月31日(木) W杯 出場決定! フィーバー見れば たかがサッカー されどサッカー

 埼玉スタジアムで開催されていた、サッカーワールドカップ・ロシア大会アジア最終予選で、日本チームが、オーストラリアチームを2対0で破って、ワールドカップ本大会出場を決定。

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 ニュースを見ていると、サッカーファンたちの大喜びぶりが伝えられていた。おそらくは、すべての日本人がサッカーに興味を持っているわけではないだろうから、冷めたコメントを語った人もいたのであろうが、そこはスーパー拡大鏡のマスメディアの報道。熱狂的なファンたちの声だけを大きく伝えていたということであろうという気もする。
 なんにしても、価値観が多様化し、分裂傾向を強めている国の中で、求心力を働かせる何かがあるということは良いことであるし、私自身も昔は多少サッカーをやっていた人間であるから、これから先の日本チームの活躍を楽しみにしている。ただ少し冷めたことを語っているのは、1か0の単純な報道しかできないマスコミに対して、違和感を感じているからである。「たかがサッカー、されどサッカー」という視点も必要なのではないだろうかと思う。

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8月30日(水) へそ曲がり 多き時代にゃ 黒潮も 12年ぶり 大蛇行かな…

 「歌は世につれ、世は歌につれ」といわれるが、これは、人の心に響く流行歌というのは、その世相を反映するものであるし、逆に、流行する歌によって、世相の方も移り変わってゆくものだという意味であろう。人はよく「環境の生物」といわれるが、人間・自然・社会環境などと相互作用を働かせる中で生きていることを思い知らされる言葉である。

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 今日のニュースで関心を引いたのは、日本列島の南、太平洋を流れる黒潮が大蛇行を起こす兆候が現れているという報道。なんでも12年ぶりということになるのだそうだ。この大蛇行が起こると、黒潮に乗ってやってくる魚の漁が不振になる可能性があるなど、少なからず影響が出るらしい。
 考えてみれば、今の時代は、少し常識を逸脱した風変わりな人「へそ曲がり」が注目される傾向の強い時代である。その現象が、自然環境にも影響を及ぼして、黒潮を大蛇行させるとするならば、「へそ曲がりが黒潮の大蛇行を生み、黒潮の大蛇行がへそ曲がりを生む」とも言えそうであるが、さてどういうもんだか…。

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8月29日(火) 山椒は 小粒であっても ピリリと辛い… 大川村への 提案キャラバン!

 高知県大川村に出かける。この大川村は、陸地部では日本で一番小さな地方自治体であり、今春以来、村議会に代わる「町村総会」の検討を始めたことで、全国ニュースにもたびたび取り上げられ、一気に知名度が高くなった。この「町村総会」というのは聞き慣れない言葉であるが、地方自治法第94条・第95条で、「条例によって、議決機関である議会を置かず、それに代えて選挙権を有する者の総会を設けることができる」、とされているものである。この問題を通して、過疎に苦しむ小さな自治体の問題がクローズアップされることとなった。

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 この日は、大川村の和田村長が、「村の駅」で、昼食をご馳走してくださった。その料理は、村特産の大川黒牛を使った「牛丼」と、ハチキン地鶏を使った「親子丼」であった。私からは、その料理に関して率直な意見を申し上げると同時に、村のこれからの取り組みについて、いくつかのご提案をさせていただいた。そしてその後、村内の様子を見て回り、さらに隣接する新居浜市の別子山地域も訪れた。
 有意義なキャラバン活動であった。

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8月28日(月) 伊達公子 引退の方が 元首相 死去報道より 大きいんだな

羽田孜・元首相が死去。82歳であった。
羽田氏は、昭和44年に初当選して以来、連続14回当選を果たし、日本政界で中心的な役割を果たしてきた。特に、平成6年4月28日には、第80代内閣総理大臣に就任したが、その後、社会党が連立政権を離脱したため、やむなく総辞職。在職日数は、戦後2番目に短い64日間であった。この後、社会党が、自民党と連立して、村山富市内閣を発足させるのである。まさに激動の嵐の中の総理であった。
 しかし、あまりにも在任期間が短かったため、独自の仕事もほとんどなく、国民の意識にも、あまり強い印象を残していないようである。

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 それにしても、この日のニュースでの元首相の死亡に関する取り扱いは、小さなものであった。多くのニュース番組でトップに取り上げていたのが、全国学力テストの結果に関する報道であった。これはまだ理解できる。しかし、女子テニスプレーヤー・伊達公子の引退報道の方が大きく取り上げられていたのには、ずっこけてしまった。これも今の時代性かな、とは思いつつも、少し寂しい話であった。

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8月27日(日) 民政へ 移行を前に タイ政治 前首相まで 国外逃亡?

 この日予定していた「人間哲理研究会」は、どうにも時間のやりくりができなくなって、急きょ中止。終日、橿樹舎で、デスクワーク。
 その中で、テレビニュースを眺めていると、いくつもの話題が報じられていたが、特に注目したのが、タイのインラック・前首相が最高裁判所で判決が言い渡される直前に、タイ国外に逃亡したというニュース。インラック・前首相は、その在任中に、貧民層を中心にばらまき政策と批判されるような取り組みを行ったのであるが、その政策を支持する人たちが、今もタイ国内にたくさんいて、もしも最高裁で有罪判決が出て、収監されれば、タイ国内で収拾のつかないような暴動が発生するかもしれないと懸念されていたのであった。

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 そこに飛び出してきたのが、今回のインラック・前首相の国外逃亡である。シンボルとなるべき人が国外に逃亡したのでは、今の軍事政権に反対する人たちがその中心軸を失ってしまう。それを狙った軍事政権による画策ではないかとの説が出ているが、私もそうではないかという気がしてならない。

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8月26日(土) 教育は 人が生きゆく 中心軸を 形成するこそ その本使命…

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 「教育思想研究会」の日。今日取り上げたのは、ジョン・デューイ著『学校と社会』という本。実は、ジョン・デューイについては、約1年半前の勉強会で一度取り上げたことがあったが、その時には、消化不良であったので、再度、今回取り上げたのであった。
 ジョン・デューイは、近代アメリカで、プラグマティズムを代表する思想家である。そして教育問題にも強い関心を抱き、シカゴ大学教授時代には、実験学校を設立し、実際にそこで教育活動にも携わっている。そしてその実験報告会の速記をもとに出版されたのが、今回取り上げた本『学校と社会』であった。
 この本の主張は、「学校というものは、子供たちが自発的な社会生活を営む小社会でなくてはならない」ということが、その最も基本的な主張であったと思う。つまり、教育というものは、片々たる知識だけを与えるのではなく、人間が社会で生きていく上での中心軸を形作ることこそが、本当の使命だというのである。
 この基本思想が、戦後日本教育にも大きな影響を及ぼしてきた。私も強く賛同する考え方である。

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8月25日(金) 南海の トラフ地震の 事前予知! 困難だとして 対策見直し

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 南海トラフで、近い将来発生するとされている巨大地震の防災対策を議論してきた政府の作業部会が、この地震予知を前提とした防災計画について、それを見直すべきだとする報告書案をまとめた。
 つまり、これまでは、南海トラフでの地震発生時期を、かなり高い確度で予知できるとしてきたのであるが、様々な研究を積み上げてきた結果、それはやはり無理だという結果に落ち着いたのである。
 確かに、大地震が起きる時期を予知することができて、それに備えて余裕を持った避難を実施することができれば、被害者の数を激減させることも可能であろう。それは確かに有意義なことだと思う。
 しかし、その予知が当たらなかった場合には、莫大な経済的損失を生み出すことになりかねない。そして同時に、私は、すべてが見通せないからこそ、人生に不確定要素が残っていて人生が面白いという視点も、大事にすべきではないかと思う。不確定なものがあるからこそ、そこに人間力が必要となる。そんな視点も重視する社会になってほしいものだと考えたのである。

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8月24日(木) 中韓の 国交回復 25年…! 中国ひややか コウモリ外交!

 今日は、中国と韓国が国交を正常化して、ちょうど25年となる日だそうだ。しかし今年は、中国は、韓国からの式典共催の要請を断り、北京で小規模式典を単独で開催しただけだったのだそうだ。

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 その背景には、韓国が、中国からの強い反対にもかかわらず、米軍の「最終段階高高度地域防衛(THAAD)システム」配備を決断したことから、両国関係が冷めているということがある。そしてそれは、政治だけでなく、韓国経済にも、かなりの打撃を与えているようである。
 韓国(朝鮮)は、古い時代から、「事大主義」の国だと呼ばれてきた。力の強い方にいつも付き随おうとしてきた国だという意味である。今回も、中国とアメリカの間にあって、より強い方、自国に有利な方に従おうとして、足元がふらついてしまったということであろう。そんな「足元を見られてしまった」韓国は、米中関係が困難なものになってくればくるほど、ますます両国からの信頼を失って、醜態をさらすことになってくるのだろうと思う。国民性だから簡単には変わらないものだとは思うが…。

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8月23日(水) 甲子園 高校野球が 閉幕し 残暑の中にも 秋の気配す

 今日は、これまで熱戦が繰り広げられてきた全国高校野球選手権大会の優勝戦。勝ち残った埼玉県の花咲徳栄高校と広島県の広陵高校が優勝旗をめぐって激突し、その結果、花咲徳栄高校が勝利を収め、初優勝。
 この夏の甲子園球場には、連日の熱暑にもかかわらず、数多くの観客が集まり、大きな盛り上がりを見せた。その大会もこれで閉幕。まだ残暑の厳しい日が続いているが、この高校野球が終了すると、朝夕、秋の気配を感じ始めるから不思議である。

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 考えてみれば、8月も、残すところがもう一週間。今日は、夏の終わりを表すとされる二十四節気の「処暑」でもあるから、まぁそろそろ秋風が吹いてきてほしいものだと感じるのも当然かもしれない。
 今年も暑かった。特に8月の初旬には暑さでよく知られている中国の南京も旅してきたが、まだまだ若いなどと気強いことを語っていても、やはりこの暑さは、かなり体にはこたえているようである。くれぐれも夏の疲れを出されないようにお祈り申し上げたい。

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8月22日(火) アフガンの 米軍撤兵 問題も トランプさんの ちゃぶ台返し

 今日もまた、トランプ劇場。トランプ大統領は、これまで、アフガニスタンからの米軍の完全撤兵を主張してきたが、このままでは、治安悪化を食い止めることができないと、その撤兵方針を自らが否定し、今後も軍事的な関与を続けていくと発表した。

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 いってみれば、「ちゃぶ台返し」である。これまで積み上げてきたものを一気にひっくり返して、振り出しに戻してしまうことを「ちゃぶ台返し」というが、これまでも、オバマ政権が営々と築いてきた様々な政策の「ちゃぶ台返し」を繰り返してきたが、今度はついに自身の主張を「ちゃぶ台返し」することになってしまった。これは、それまでのドラマの流れを一気に急転回するときに、よく登場する。言うならば、ドラマのひとつの大きな見せどころである。
 しかし、今回のトランプさんの「ちゃぶ台返し」は、どうも迫力に欠ける。やむなくそうせざるを得ないからやった、という印象しか感じない。こんなことをしていると、政権はだんだんと追いこめられてくることになるのではないだろうか。他国のことながら、少し心配になってきているのである。

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8月21日(月) 米韓の 軍事演習 始まりて 民主党では 代表選かな…

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 今日、北朝鮮が、核ミサイルの保有を武器に、強く威嚇する中で、米韓合同軍事演習が始まった。その北朝鮮に配慮したのかどうか、その規模は、昨年よりも小規模ではあったそうだ。
 それからもう一つ、今日は、民主党代表選挙が始まった。立候補者は、前原誠司・元外相と枝野幸男・元官房長官の2人。政権を離れて以降、見せ場もなく、東京都議選挙でも大敗を喫した民主党を、今後いかに立て直すかというのが最大の争点となりそうである。そして、安倍政権を打倒して、再び政権に復帰する道筋を示す代表選挙にもなりそうである。
 この二つの報道に接して私が感じたのは、やるぞやるぞと進軍ラッパは鳴り響いているのだが、どうも具体的な戦略や戦術が見えてこないということであった。米韓共同軍事演習を行ったところで、それだけで北朝鮮の核ミサイルを放棄させることができるわけではない。民主党が新しい代表を生み出したからといって、それが安倍政権打倒に繋がるわけではない。ハテ…これからどうするつもりだろう?というのが率直な印象。

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8月20日(日) 全国の 心に熱を 持つ人が 集いて生むは 森文字焼き

 昨日に続いて、今日も、「実践人の家・全国研修大会」。講師に招かれたこの機会に、この種の大会の運営を勉強させていただこうと、今日も聴講させていただいた。今日の講師は、一人は、岩手県の花巻東高等学校の元副校長・大森松司先生、学校での立腰教育実践の話をされた。それからもう一人が、感性論哲学を創始した芳村思風先生、人生を生きる上で必要となる基本的な考え方をお話しされた。

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 講師は、それぞれに、含蓄深いお話をされたが、同時に、参加者の姿勢が立派であった。真剣に話を聴き、それをメモに取っていた。流石は、森信三先生に傾倒し集まってこられた方々である。
 昨晩も、夜遅くまで、参加された方々が相互に交流し合う懇親会が開かれたが、とても温かく、そして時に熱く燃え上がる雰囲気の会であった。
 その大会の中で感じたのは、これは京都で有名な「大文字焼き」ならぬ「森文字焼き」ではないかということであった。一人ひとりの心の炎が集まって、大きな炎となって、森思想を夜空に浮かび上がらせている…そんな印象を胸に抱いたのであった。

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8月19日(土) 現代に なぜ森思想やと 問いかけて 自分を生きる ためだと語る

 この日は、兵庫県尼崎市に向かう。森信三先生が始められた研修会「実践人の家・全国研修大会」での講演を依頼されたからであった。

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 この日の研修大会で、最初に講演を行ったのが、愛知専門尼僧堂長・青山俊董先生。「今ここをどう生きる~人生を円相で考える」というタイトルで、人生の基本的な生き方を語りかけるお話であった。そしてその後、金沢星稜大学女子短大の学生と愛知学院大学教職研究会の学生から、自分たちの実践発表。そしてその後に、私の講演であった。私の講演タイトルは、「現代の混迷した世に森信三先生の思想がなぜ必要か」。森先生の思想を、現代社会でどう生かしていけばいいかということについて、私の思いを語らせていただいた。
 その結論は、自分が自分らしくより豊かに力強く生きるために、森先生の思想から学ぶべきものがある、というものであった。過去の立派な人の顕彰運動が、全国各地で行われているが、大切なのは、今ここに生きる自分自身が、その人の生き様・考え方から何を学べるかということだと私は思う。

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8月18日(金) アッラーに 向かって手柄 合戦を しているのかな? バルセロナのテロ!

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 今度は、スペイン東部・バルセロナでテロ事件が発生。町の中心部にある観光名所「ランブラス通り」をワゴン車が暴走して、歩行者たちを次々とはね、少なくとも13人が死亡、100人以上が負傷したという。この事件に対して、イスラム過激派組織ISが、犯行声明を出したということである。
 多くの人たちが日常的に使うレンタカーが犯罪の武器に使われるとなれば、これはこの種の事件を防げと言っても、不可能ではないだろうか。どんなに警備が強化された国であっても、この種の事件は十分に起こり得る。だから、人類社会全体として、この種のテロ犯罪は絶対に認めないという意識形成が必要であると思う。
 それには、人を殺すことが、神への忠誠を示すことであり、それが大きな手柄になるなどという、手柄合戦を是認するような思想を許してはならないのだと思う。戦争なども含めて、「人を殺すことは、いかなる理由があったとしても絶対悪である」、という倫理観の樹立を図っていかねばならないのではあるまいか。

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8月17日(木) 国と国 ちゃんと交わした 約束を ポイポイゴミにす 文大統領!

 韓国の文在寅・大統領が、就任100日の記者会見を開き、その中で、日本統治時代に朝鮮半島から日本にやってきていた「徴用工」について、その日本企業に対する個人請求権は消滅していないとする見解を示したのだそうだ。
 その根拠は、韓国大法院(最高裁判所)が2012年に下した判例で、「両国間で結ばれた日韓請求権協定が、個人の権利を侵害することはできない。だから、強制徴用者個人が企業を訴える民事的な権利は残っている」という主張だそうだ。

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 しかし、率直に言って、この主張は無理筋だと言わざるを得ないだろう。戦後処理の幕引きを行った日韓請求権協定に、この徴用工問題の全面的解決も明示されていたとなれば、後は、韓国政府が自国民に対してどう対応するかという問題となるはずだからである。
 こんな形で、国と国の約束が次々にゴミ箱行きということでは、世界の各国からの信頼を失い、やがては大統領自身への不信感にも結びついていくのではなかろうかと心配である。

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8月16日(水) トランプ氏 日が経つほどに 側近が消え いつの間にやら 裸の王様

 今日もまた、トランプ・米大統領の話題。この8月12日に起きた住民衝突事件をめぐって、トランプ大統領が、記者会見の中で「左派勢力についても、非常に暴力的であり、彼らに罪悪感はないのだろうか」と語り、あの衝突事件については「非は双方にある」としたのだそうだ。
 それに対して、身内の共和党議員の中からも、強い批判の声が起こり、また世論調査における全米支持率は、就任以来最低の34%にまで落ち込んだのだそうだ。

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 そしてそれと同時に、助言機関委員を務めていたアメリカ企業のトップ5人が相次いでその委員を辞任したとも報じられている。政権発足以来、有力側近と言われた人たちが次々に辞任。当初の主張があまりにも極端なものであったため、現実政治で様々なトラブルを引き起こし、その任に耐えなくなったということだと思うが、政権発足以来まだ7か月にしかならないのに、この混乱ぶり。周りから見ていると既に「裸の王様」状態であるが、まだ本人はそれを十分に自覚していないということであろうか…。

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8月15日(火) 平和への 祈りが満ちる 終戦の日に 新聞紙には 紛争の種

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 8月15日といえば、「終戦記念日」。今から72年前、昭和天皇が「終戦の詔勅」をラジオを通して国民に直接語りかけ、日本が敗戦を受け入れて戦争の終結を宣言した記念日である。もっとも、9月2日の降伏文書調印の日を終戦の日とする国もある。
 それはともかくとして、日本国内では、この8月15日に、戦没者追悼式や平和祈念式などが執り行われるのが慣例となっていて、この日も、各地で様々な式典が開催されたようである。平和の祈りが満ち溢れる日である。
 しかし、新聞紙面を眺めれば、またテレビニュースを見ていれば、その平和の祈りと裏腹に、物騒な話が溢れかえっている。その第一は北朝鮮のミサイル発射問題。グアム島周辺へのミサイル発射をめぐって、アメリカとせめぎ合いを続けている。また、米中間でも、通商法301条に基づく措置を臭わせている。世界各地のテロ事件も報じられている。韓国大統領の日本批判も強まるばかりである。石川五右衛門ではないが、「浜の真砂は尽きるとも、世に争いの種は尽きまじ…」と語りたい気持ちであった。

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8月14日(月) GDP 成長率が 4%? 急上昇だね… 日本経済?

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 内閣府が発表した直近の国内総生産(GDP)速報値(今年4~6月期)によれば、前期(1~3月期)に比べた実質成長率は、1.0%増だったのだそうだ。これは年率にすれば、4.0%成長となり、最近にない大幅な成長率である。
 内閣府の分析によれば、GDPの6割を占める個人消費が大きく伸びていて、それに加えて企業の設備投資も堅調だった結果とのことである。個人消費が伸びた大きな理由は、自動車各社が買い替え需要を見込んで新型車を相次いで投入したこと、また、家電においても、同様の買い替え期を迎えつつあること、などが取り上げられていた。しかしこれらが大きな理由ならば、この時期だけの一過性の消費と言わざるを得ないかもしれない。
 それでも、安倍政権にしてみれば、アベノミクスの失速が語られ始めている現状において、大きなプラス材料になりそうである。
 くれぐれも、ここで操縦桿を引き過ぎて、失速することのないように願いたいものである。

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8月13日(日) この夏にゃ アメリカ国是の 理想主義 この世を去りて 新盆迎えん

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 お盆を前に、この一年間にお亡くなりになった御霊をお迎えする「新盆」の日。私は、ご生前にずいぶんお世話になった方々のところを回って、ご霊前にお参りをした。身近な人の姿がこの世から消えてしまうというのは、やはり寂しいものである。
 そんな思いになってテレビを見ていると、そこで報じられていたのは、アメリカのバージニア州で、白人至上主義を掲げる団体メンバーと、差別に反対するグループメンバーとが衝突し、激しいもみ合いが起きたというニュースであった。その場所に、暴走車が突っ込み、死傷者を増やした。アメリカ社会における分断と対立が、拡大している印象である。
 考えてみれば、今年の1月、アメリカでトランプ大統領が就任したことが、アメリカ社会が大切に守ってきた「理想主義」を死に追いやりつつあるということだろうか。自由や平等、民主主義といった、アメリカの理想精神が失われ、アメリカ社会はその混迷を深めている…。そうとするならば、この「アメリカの理想精神」に対しても、今日は、新盆のお参りをしなくてはならないのかもしれない…。

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8月12日(土) ジャンボ機が 御巣鷹尾根に 消えてより 32年だ! ただ暑さの記憶…

 日航ジャンボ機が、群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落して32年。この事故では、4名を除く全乗客・乗員が死亡し、今に至るも、日本の航空史上最大の事故だと言われている。

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 この事故が起きた当初は一体何が起きたのかよくわからなかったが、その後の調査の結果、この機体が以前にしりもち事故を起こした時の修理が適切でなかったことが原因と特定された。飛行機の場合、小さなトラブルが大きな事故につながりかねないため、何重にも安全対策が施されているはずであるが、この事故の場合は、その想定に入っていない部分のトラブルであったということか。そして、制御系の油圧システムが破壊されたことが決定的であった。制御系のトラブルが、どれほど深刻な事態を引き起こすか、考えさせられた事故であった。
 この事故が起きた当時、私は30歳。愛媛県議会議員に初当選して約2年4か月後のことであった。政治も、社会全体の制御系を担う仕事、心して取り組まねばと考えた記憶がある。それにしても、この事故の夏も暑かった…。その記憶が今も残っている。

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8月11日(金) 太平洋 挟みて対峙す 米朝は よくよく見れば 米中対立!

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 今日も、ニュースの中心は、北朝鮮のミサイル。
 この日、アメリカのトランプ大統領は、「金正恩が何をするか見てみよう。もし何かをすれば、誰も見たことがないようなことが北朝鮮で起こるだろう」と語り、もしも北朝鮮がミサイル発射に踏み切った場合には、それに対して軍事的な報復を含む対抗措置を打ち出す可能性に言及した。
 北朝鮮はかねてから、「瀬戸際外交」を行ってきた。相手をギリギリまで脅迫し、緊張を高めることによって、交渉相手から譲歩を勝ち取る外交手法である。北朝鮮が弱小国家なればこそ、このような外交手法をとるのであろうが、アメリカも、北朝鮮一国だけが相手ならば、こんな脅迫を歯牙にもかけまい。しかしよくよく見れば、この北朝鮮の背後には、迷惑そうな顔をした中国が控えている。さらには、鋭い目のロシアも後ろに控えている。
 アメリカの目は、中国に向けられているようだ。それだけに、アメリカも今は慎重であるが、その忍耐もいつまで続くことか。本格的な米中対立となれば、日本も巻き込まれることとなる…。さて??

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8月10日(木) 帰国して ニュースを見れば 北朝鮮が グアムにミサイル?? 何が何やら…

 この日の朝、上海国際空港から日本に帰国。実は、昨日の夕刻5時半出発の飛行機で帰国予定であったのだが、岡山行きの飛行機が結局飛ばず、今朝早く、再び空港にやってきて、なんとか日本に帰り着いたという次第であった。

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 日本に帰って、不在中の新聞に目を通し、ニュース番組を特に丹念に見たのであるが、その話題の中心は、北朝鮮であった。北朝鮮が今度は、アメリカのグアム沖に、ミサイルを4発打ち込むと発表したのだそうだ。アメリカ領海内にミサイルが打ち込まれれば、アメリカは、もう黙っているわけにはいくまい。報復せざるを得なくなるだろう。それが北朝鮮へのミサイル発射となるのか、爆撃機による空爆となるのか、または奇襲部隊を送り込んで、金正恩を始めとする指導部への攻撃を行うことになるのか、なんにしても物騒な話になりそうである。
 今回の中国の旅で、日中戦争の激戦地を巡り、戦争の悲惨さを胸に帰国したところで、このような一触即発のニュースに接して、私の頭の中がなかなか整理がつかないのであった。

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8月9日(水) 上海の 日本租界で 出会った魯迅 そぼ降る雨に 涙顔だった…

 前日は、徐州市内の日本に関係する遺跡を巡った後、再び高速鉄道に乗って、上海に移動。そして、上海中心部の旧・フランス租界エリアを、主にバスの車中から見て回った。そしてその後、揚子江に係留されている船上レストランで、今回の旅の打ち上げ夕食会。参加者たちの様子を見ていると、厳しい暑さの中の旅であり、雨に打たれることもあって、疲れも溜まっているに違いないが、充実感に満ちた表情をしていた。胸を撫で下ろす気持ちであった。

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 今日は、朝から雨。バンド地区を車窓観光した後、旧・日本租界に向かう。そして車窓から、この日本人街の説明をあれこれと受けた後、日本に留学するなど日本にゆかりのある中国人作家・魯迅の記念館と墓を訪れた。記念館には、魯迅の人生や作品、社会運動家としての業績などが展示されていた。
 それから墓に向かったが、そこに設置された石の棺桶の前には、魯迅の坐像が設置されていた。それを見ると、この時だけ激しく降り注いだ雨のせいで、その顔は、涙顔になっていた。それが何を意味しているのかはよく分からなかったが…。

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8月8日(火) 徐州戦 日本統治 そして降伏… 日中戦争 濃縮ジュースだ!

 昨日は、徐州観光の後、市内のホテルで宿泊。今日の午前中は、日本に関係する遺跡巡りであった。
 徐州といえば、多くの日本人の頭に浮かぶのが、「徐州徐州と人馬は進む。徐州居よいか住みよいか」と歌う軍歌「麦と兵隊」ではなかろうか。ここは、日中戦争の中で、蒋介石が率いる国民党軍と日本軍が戦闘を行った土地である。それだけに、日本にゆかりのある建築物などが多く残されていた。私たちが訪れたエリアには、昔憲兵隊などが入っていたとされる建物や、そこにあった軍施設を守るためのトーチカ、街中の火事などを見張っていた高楼、また日本人が経営していたホテルなどもあった。終戦時には、ここの広場で降伏文書調印も行ったと聞いた。

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 さらに、日本軍と国民党軍が川を挟んでにらみ合っていた戦場も訪れた。今は、当時のものはもうほとんど残っていないのだそうだ。
 徐州の街には、日中戦争に関わる遺跡が多く残されていたが、濃縮ジュースを原液のまま飲むようで、味が濃過ぎて十分に味わい切れなかった。

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8月7日(月) 徐州とは 古代の彭城! 劉邦と 項羽が激しく 争った土地!

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 昨晩は、南京北部・玄武湖ほとりのホテルで宿泊。朝、「南京南駅」から高速鉄道で、徐州に移動。
 この日は、徐州市内の観光。この徐州は、古くは「彭城」と呼ばれていた。中国統一を果たした始皇帝の死後、中国は大きく混乱したが、その中で、ここに、項羽と劉邦という二人の英雄が誕生する。そしてこの両者の戦いの結果、劉邦が最終的な勝利を収め、「漢」を建国。そんなこともあってか、徐州には、漢の時代の遺跡が多く残されていた。私たちが訪れたのは、「徐州漢文化景区」と名付けられたエリアで、ここには、「獅子王楚王陵(漢の3代楚王の墓)」、「漢兵馬俑博物館(高さ30cmくらいの小さな兵馬俑の博物館)」「漢の画像石ギャラリー」などがあった。これら施設を、小型電動バスで廻った。
 私たち日本人は、「漢」といえば、「漢字」からの連想で、その国の名前はよく知っているが、漢代のものに直接に触れる機会はほとんどない。今回の旅では、その漢の時代の息吹に触れることができ、古の中国社会に思いを巡らせる、豊かな時間を持つことができたと思う。

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8月6日(日) 38度! 熱風の中 南京を 歩き回れり 夜遅くまで…

 昨日の夜、南京に到着。夕食後、そのままホテル入り。したがって、今日からが旅の本番。
 終日、南京の街を巡って、日中戦争の遺跡地を見て回るとともに、南京は古代から都であった土地でもあり、そんな歴史も、学んでみたいと計画した。

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 最初に向かったのが、「南京大虐殺紀念館」。南京事変での中国人犠牲者が30万人だとする中国側主張に対して、そんな事はありえないとする日本側の主張が対立し、日中歴史問題の大きな争点となっている場所である。実際に自分自身の目でその展示を見た印象としては、巷間で語られるほど刺激的な展示ではないという気がした。その他には、明の初代皇帝・朱元璋の墓である「明孝陵」、三国志に登場する呉の「孫権の墓」、ここで孫文が中華民国建国を宣言した「太平天国天王府跡」、南京城の南の「中華門」、昔科挙試験が行われていた場所に造られた「江南貢院」などを次々に巡ったのであった。
 それにしても暑かった。最高気温が38度。そんな中を、一日中歩き回ったのであった。ラクダの気持ちが少し分かったような気がした一日であった。

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8月5日(土) 台風の 来襲前に 中国に 皆と旅立つ 過去清算すと

 毎年恒例の、全国の仲間たちと一緒に行う「海外の旅」に出発。今回は、中国の南京・徐州・上海がその目的地である。4泊5日の日程を予定している。
 この数日間気がかりだったのは、日本の南方洋上で長い間迷走していた、台風5号のこと。夏台風というのは、その進路がなかなか予測しがたいとのことであり、ひょっとすれば旅の中止を決断しなくてはならないかも、と気をもんだが、私たちの出発時には、台風はまだ九州の南方。もう一日出発日が遅れていれば、飛行機が飛ばなかったかもしれないが、何とか無事に出発することができた。

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 この日は、各地の参加者が、羽田国際空港、関西国際空港、岡山空港、福岡空港からそれぞれ正午前後に上海浦東国際空港に到着する航空機で、中国入り。ここで合流して、一路南京に向かった。
 今回の旅は、日中戦争で激しい戦闘が行われた地域を巡る旅である。今年がちょうど、盧溝橋で武力衝突が起きて、日中戦争の火ぶたが切られてから80年。この年に、私自身の日中間の過去清算を行いたいものだと考えたのである。

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8月4日(金) 自動車の 企業連携 強まれり 恐竜さえも 滅亡危機と…

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 トヨタ自動車とマツダが、資本業務提携を行うことで合意したと発表。お互いに500億円ずつ出資して、これから先、様々な技術開発やアメリカにおける新工場建設を共同で行うことにするという。
 トヨタといえば、世界を代表する自動車企業である。そんな巨大企業にとっても、これから先の環境は、決して容易なものではない、ということか。トヨタが得意としてきたハイブリッド技術も、ガソリンを使う以上無公害というわけにはいかない。また、これからの大きな課題が、自動運転車の開発ということになってきそうであるが、これには膨大な資金と層の厚い開発体制が求められそうである。さらには、新興国の自動車産業の激しい追い上げがあり、また巨大市場アメリカの保護主義的な動きもある。これまでの実績だけに頼って、今後が展望できる状況ではないようである。
 いわば、大小様々な隕石が、次々に自動車産業界に降り注いできているわけである。これまで地上を闊歩していた恐竜たちも、年々危機感を強めているということであろう。

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8月3日(木) 何となく だるい雰囲気… 内閣が 改造されても 期待感なく…

 第3次安倍・第3次改造内閣が、発足。安倍総理は記者会見を開き、前内閣が様々な国民の不信を招いたことを陳謝した上で、政権交代時の原点に立ち返り、経済を最優先し、デフレ脱却を目指す決意を語った。そして、内閣を「仕事人内閣」と命名した。

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 しかし、これから新内閣が船出するという清新な雰囲気はほとんどなく、なんとなくだるさの漂う内閣改造劇であった。これにはいくつか理由があるだろう。一つには、前日にはほとんどの閣僚名簿がマスコミ上に出されていて、サプライズがなかったこと。二つには、閣僚に対する週刊誌などの粗探し報道が蔓延していて、政治家不信が広がっていること。三つには、政治がいくら美しいスローガンを語っても、それが現実と大きく乖離したものであることを国民が感じてしまっていること、などである。
 こんな時代に、国民の政治に対する関心を集め続けることは、なかなか困難である。ましてや、国民からの信頼を得ることは、もっと困難である。これからの安倍総理が、どんな政治を展開するのか、強い関心を持って見守っていきたいと思う。

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8月2日(水) AIも 政権意志を 汲み取れと 言わんばかりの サイトの閉鎖!

 今日も中国の話題。ニュースでは面白おかしく伝えていたが、中国では技術による国力強化を大きな国家目標として掲げ、その中でスーパーコンピューターなどのハード開発とともに、ソフト面での情報技術振興にも注力しているということである。そんな中で、最近流行のAI技術にも取り組みを進めていて、ディープ・ラーニング技術を活用したインターネットのサイトなども開設されているらしい。

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 そこで起きた問題が、インターネットサイト上でのAIによる自動応答システムが、「中国共産党万歳!」との書き込みに対して、「腐敗して無能な政治に、何故万歳など出来るのか」と返したり、「中国の夢は?」との書き込みに対しては、「米国に移住することだ」と返答したりしたため、これは国家転覆を図ろうとするものだとの批判となり、そのサイトが閉鎖されたということである。
 AI技術は、人間の感情や思惑を排除して、大量のデータから客観的な結論を導き出すところに、その意味がある。そんな技術にすらも、政権意思に従うことを求める中国の姿は、確かにコミカルである。

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8月1日(火) “政権は 銃口から”とは 毛語録! 南昌蜂起の 80周年!

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 中国の習近平・国家主席が、中央軍事委員会主席として、軍創設90年の記念式典で演説。「90年にわたり軍が築いてきた偉大な歴史の功績は、国家の主権や発展、地域と世界の平和を守るための力強い支えとなった」と軍を称えた後、「国家の領土、主権と海洋権益を断固として守る」と宣言し、さらに、中国軍の近代化と強化への決意を語ったそうだ。
 中国では、軍の掌握が、指導者にとって最大の権力基盤になるとされてきた。それは毛沢東の時代からそうであり、「政権は銃口から生まれる」との有名な言葉が、毛沢東語録の中にも書かれている。歴代の国家主席は、この教えにならい、まず軍の支持を取り付けることに力を注いできたようである。
 この9月1日という日は、中国共産党が、江西省の南昌で、国民党軍に対し約2万人の兵力を結集して蜂起した日である。この軍隊を持つことによって、中国共産党はその力を強め、ついには政権掌握するに至った。そんな記念式典の場での発言だけに、軍事力強化は、中国の強い国家意思であると、私たちは受け止めねばならないだろう。

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