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10月31日(火) ハロウィンが いつの間にやら 定着し 街にあふれる 変身願望!

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 10月31日は、ハロウィンの日。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な行事であったというが、いまはすっかり宗教色が薄らいで、ただ単に仮装を楽しむ日となってきている。日本の国では、この行事はほとんど馴染みがなかったのであるが、まず最初に東京ディズニーランドがこのイベントを開催し、さらに菓子メーカーがこのハロウィンに合わせたキャンペーンを行うようになり、徐々に日本にも広がってきたようである。
 テレビでは、仮装を楽しむ人たちの姿が登場していたが、この人たちの話を聞いていると、軽いノリの「変身願望」が宿っているようである。この変身願望というのは、非日常への好奇心や自分を固定化しない多重キャラへの興味として説明されるが、さらにその奥にある心理というのは、「現状への不満」であったり、もう一度人生をやり直したいとする「やり直し願望」であったりもするのだそうだ。
 しかし、なかなか既定路線を切り替えることは容易ではない。そこでインスタントに外見だけでも変身してみようというのが、このハロウィンのブームを支えている心理ということであろうか。

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10月30日(月) 関東に 木枯らし一号 吹きし日は 世界各地が 震えていたよ

 台風一過。今日はその吹き戻しという意味もあるのかもしれないが、関東地方や近畿地方に「木枯らし一号」が吹いたという。もう明後日から11月ということだから、何の不思議もないのではあるが、ほんの少しまで暑い、暑いと汗をぬぐっていた記憶が残っているので、冬がこれからやってくると聞いても、どうも焦点が合いにくい印象である。

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 この日、ニュースでは、様々な問題が取り上げられていた。主なものを取り上げてみると、スペインのカタルーニャ州で、国が州首相など500人を解任すると発表し、今後さらなる混乱が予想されること、地球温暖化を防ごうと締結された「パリ協定」が発効してもうすぐ1年となるが、先行きが不透明であるということ、日本でも、神戸製鋼の犠牲による影響が大きくて、中間配当を見送る方針が決まったこと、難民に対する一律の就労許可を撤廃する方針となったこと、訪問介護における生活援助の費用抑制方針が固まったこと、などである。
 どうも地球社会全体にも、木枯らしが吹きはじめているような印象である。

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10月29日(日) 週末に 2度も続いた 台風来襲! 恨めしく空を 眺む人らよ…

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 10月最後の日曜日。例年、この時期といえば、日本全国でスポーツ行事や文化行事が数多く行われる頃、または観光シーズンでもある。
 しかし今日は、日本列島に台風22号が来襲。テレビニュースを見ていても、全国各地で強い雨が降っているそうだ。また強風の影響で、新幹線や飛行機、船などの運行が取り止められているそうだ。
 おそらくは、この天候では、様々な行事が中止ないしは延期となり、旅行を取りやめた人も多かったのではないだろうか。しかも、先週の週末も、超大型台風21号が日本列島を直撃していたから、これで2週連続で週末が台風に祟語られたということになる。
 おそらくは、今日も、困ったものだと空を恨めしく見上げていた人も多かったのではなかろうか。
 若葉書院の勉強会も、台風のせいで、2週連続で中止とせざるを得なかった。少人数の勉強会だから、参加希望の方々に電話を入れて、中止のお断りをするだけのことではあったが、それでも、なんとも気が重くなってしまう台風の連続来襲であった。

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10月28日(土) 独立を 宣言するも その先に 山また山を どうカタルーニャ…

 スペインのカタルーニャ自治州議会は、27日に本会議を開いて、独立宣言を賛成多数で可決。一方、スペイン上院では、「一方的な独立宣言は憲法違反」だとして、ラホイ政権が閣議決定した同州の自治権の一部停止を承認。カタルーニャ州と国との対立関係が、決定的な対立状況となった。

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 元来国家というものは、その分離独立を想定して憲法が制定されたりはしない。だから、分離独立を問い掛ける住民投票というのは、憲法が想定している範囲を超えるものであり、法律上で言えば、確かに違憲となるものかもしれない。しかし一方で、住民には、民主主義社会での自らの主権があるわけだから、その意志に基づいて国家のあり方に関する意志表明ができないというわけではなかろう。どちらにも一定の理があると言わざるを得ない。
 しかし現実問題、カタルーニャ州はこれからどう事態を動かしていこうとしているのであろうか。困難な問題が山積であり、スペイン政府やカタルーニャ州の指導者たちは、山また山のこの状況を、これから「どうカタルーニャ」???

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10月27日(金) 「帝国の 慰安婦」裁判 有罪に 韓国司法の ポピュリズム見ゆ

 ソウルの高等裁判所は、『帝国の慰安婦』の著者、朴裕河教授に対して、一審の無罪判決をひっくり返して、有罪判決を言い渡した。その判決理由は、この本の記述が、「事実を歪曲したものであり、元慰安婦に精神的苦痛を与えた」というものであった。具体的には、検察側が記述が虚偽と指摘した35か所の表現の中の11か所について、その記述を「虚偽」と認定したという。そしてそれが、慰安婦の名誉を毀損したと判断したのだそうだ。ただ、「言論と学問の自由」に鑑みて、「過度の刑罰で委縮させてはならない」と、検察側の懲役3年の求刑に対して、1,000万ウォン(約100万円)の罰金刑だけとして、量刑を軽くしたということである。

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 かねてから、韓国における司法は、純粋に法に基づいて判決が下されるというよりも、その時の韓国世論の動向を過度に反映した判決になることが多いと指摘されている。言うならば、「ポピュリズム判決」である。韓国司法は、今回も、大衆社会の感情の潮流の中を漂う「呉越は同舟」と言わんばかりの判決を出したようだ。

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10月26日(木) 久方ぶりに 今治市内を 巡りけり 縁ある人らの 消息聞きつつ…

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 今日は、今治市へのキャラバン活動。まず訪れたのが、「朝倉ふるさと美術古墳館」。ここでは、「伊予国府を考える」という特別展が開催されていた。
 実は、私は以前から、「熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今はこぎ出でな」という額田王が詠んだ万葉集の歌の舞台が、松山市ではなくて、今の西条市ではないかという説(熟田津西条説)に強い関心を持っていた。その一つの根拠として、伊予の国府が、道後平野ではなくて、今治平野にあったことも挙げられるのではないかと考えていて、何か新しい情報はないかと、その展示を見学したというわけである。
 その後、今治でご縁のあった方々のところを次々と訪問して、ご挨拶と近況報告。その中では、今話題の加計学園獣医学部の建設現場をご案内くださる今治市議会議員もおられ、その建設状況もご説明いただいた。
 久しぶりの今治訪問であった。お世話になった方々に出会い、積もる話をしていると、もう四半世紀も前のことが懐かしく思い出されたのであった。

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10月25日(水) 10秒で アインシュタイン 書きしメモ? 時給にすれば 600億円?

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 世界で最も有名な物理学者・アインシュタイン博士が、1922年に来日した時、東京の帝国ホテルでチップ代わりに渡したというメモが、約1億7,700万円で落札されたと言う。そのメモに書かれていた言葉は、「静かで質素な生活は、不安に襲われながら成功を追求するよりも多くの喜びをもたらす」というものであった。そのメモの写真を見ると、走り書き風に書いているものであるから、おそらくは10秒程度で書き上げたものだろうと推察される。(この日もう1枚のメモ「意志あるところに道は開ける」も競売にかけられ、これは約2,700万円で落札された。)
 そうすると、十秒で行った行為が1億7,700万円になったわけであるから、それを時給に直すと、何と、600億円以上という時給になってしまうのである。
 アインシュタイン博士の写真と言えば、舌をペロッと出した写真がよく知られている。写真嫌いだった博士が、わざとこんな表情で写真に写ったものだと言われているが、この写真に「こんなメモが時給にすると600億円だよ」という吹き出しを加えてみると、なんとも味わい深い写真となるではないか。

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10月24日(火) 中国で 党大会が 閉会し 習一強だと 人は語るが…

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 今日、第19回中国共産党大会が閉幕。
 今回の党大会では、党規約・行動指針に「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」という文言を入れることが実現し、習氏は、毛沢東や鄧小平とならぶ「歴史に残る領袖」としての強い権威を獲得したと報じられている。また明日発表される最高指導部「政治局常務委員」の人事において、自分の後継者を置かない方針を決めたとされていて、政治的に、「習一強体制」が確立することになるだろうとの観測も出されている。
 確かにこのしばらくの中国に関する政治報道を見ていると、習氏以外の指導者たちの存在感が著しく低くなってきている印象である。現実にも既に権力が習氏一人に集中してきているのであろう。
 しかし、政治の世界では、独裁的な基盤が確立すればするほど、一般大衆から指導者が離れて、孤立化してしまうというのが常である。そんな見方をすれば、習氏の長期的な権力基盤はかえって弱まってきていると見ることもできる。大国中国、これからいったい何処へ行く、という気持ちである。

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10月23日(月) 台風が 既成秩序に 打撃を与え 駆け抜けにけり 日本列島

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 昨日は、総選挙の投票日であったが、同時に、風速15メートル以上の強風域が半径800km以上にもなる超大型台風21号が、日本列島を駆け抜けた一日でもあった。各地で強風が吹き荒れるとともに、観測史上最大の降雨量をもたらした台風でもあった。各地にさまざまな被害を生み出している様子。今後その復旧に向けて動きが始まることとなる。
 一方、総選挙の結果が判明した永田町の動きも、今日一日、賑やかであった。総選挙という台風は過ぎ去ったのであるが、この後には、既成政治秩序にさまざまな影響を与えかねない結果が残った。与党側は、結果的に大勝であったから、今までの路線が継承されることになるであろうが、問題は、野党側である。今回勝利を収めたのは、「立憲民主党」だけであり、他の政党は大きな打撃を受けている。その傷は深く、今後の野党再編の動きも含め、注意深く見守っていかねばならないことだと思う。
 「台風一過」、さて永田町の空は、青空というわけではない。これからどんな天気模様となっていくのであろうか。

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10月22日(日) 総選挙 政権与党が 大勝すれど どこか物憂い 秋の夕暮れ

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 総選挙の投開票日。テレビでは、朝からこの話題がニュースで報じられている。夜の8時になって、投票箱朝閉じられると、「選挙特番」。まだ開票された票が一票もないのに、各政党の獲得議席予想が発表され、また次々に、各候補の当確情報が報じられる。多くの有権者がわざわざ自ら足を運んで、投票した票が開かれていないにもかかわらず、当確が打たれて万歳をしている映像を見ると、有権者に対してなんとも失礼なことだな、とは思うが、「結果よければすべてよし」ということなのであろう。
 その予想は、自民党の圧勝であり、当初大きな話題になっていた「希望の党」は、途中で完全失速、民主党から分かれた「立憲民主党」の獲得議席にも及ばないということである。自民党と公明党を合わせた与党の獲得議席は、憲法を改正発議が可能となる3分の2を超えそうだということである。
 これだけの勝利を納めれば、安倍総理は、喜色満面にテレビカメラの前に登場するかと思いきや、何とも物憂げな顔。「謙虚」に政権運営に取り組みたい、とのコメント。何かおかしい「秋の夕暮れ」…。

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10月21日(土) 雨の中 衆院選挙は 最終日 我は書院で 終日過ごせり

 1か月前に突如浮上した衆議院の解散。10月10日に公示されて、舌戦が繰り広げられてきた今回の総選挙も、今日はいよいよ最終日。明日が投開票日となる。
 私自身が候補者となって、選挙戦を戦っていた日々を思い返してみるが、この最終日近くなると、「泣いても笑ってももうすぐ投票日です。これが最後のお願いです」と、声をからしながら、マイクに向かって叫び続けていたことが懐かしく思い出されてくる。一緒に戦っていた様々な人の顔が脳裏に浮かんでくる。

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 しかし、今はもうその世界とはまったく無縁である。選挙運動に関係する場所には一度も顔を出さないままに、この最終日になった。しかも今日は、山奥の「若葉書院」で一日を過ごした。建物内部を整理したり、本を読んだり、様々なことに思いを巡らせたり…。政治の世界の人たちから見れば、もう私はすっかり世捨て人になってしまっているんだな…、と思うと、少し寂しい思いと同時に、こんな境遇で生きている自分がとてもありがたく思えてきたのであった。

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10月20日(金) 事故理由… 道路に落下の 予備タイヤ? 備えあっても 憂いはあるんだ…

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 一昨日の夜、岡山県津山市の中国自動車道で、路上に落ちていたタイヤに接触した大型トレーラーが横転し、同じタイヤに先に乗り上げて自動車が動かなくなり、路肩に避難していた親子2人を直撃。2人は死亡。その後の調査で、この落下していたタイヤは、大型トラック用のものであり、しかも、そのタイヤについている傷から、予備タイヤだったと特定した。警察では、高速道路の通行記録などから、タイヤを落下させたトラックを捜査しているという。
 よく世の中では、「備えあれば憂いなし」といわれるが、今回の場合は、備えの予備タイヤによって、憂いが生まれたという事故であった。考えてみれば、良かれと思ってやったことが逆に憂いを生み出すということがよくあるものである。明後日には総選挙が行われるが、各政党や候補者は、みんな良かれと思って、政策を打ち出し、または選挙運動を行うのであるが、その意のままにならぬのが世の中である。備えすぎて憂いが生まれる、ということもある。サテどうなることやら。

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10月19日(木) カタルーニャ 自治権停止に 国動き出す? 「三方良し」は 容易じゃないね

 スペインのカタルーニャ自治州の独立問題が、さらに対立を深めてきている。スペインの中央政府は、これまで州政府に対して、独立を目指す考えを撤回するよう求めてきたが、州政府はその撤回の意思を示さなかったとして、スペイン憲法155条で認められている自治権停止に向けた手続きを開始すると発表。この措置は、1978年に民主化された憲法が制定されて以降、初めてのことだという。しかし、州政府は、それに対して方針を変更を示しておらず、今後事態の泥沼化が想像される。

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 近江商人の世界には、昔から「三方よし」の考え方が伝えられてきている。「売り手よし、買い手よし、世間よし」という形で、みんながうまく収まるような答えを求めていくことが大事だとする教えである。今回の問題で言うならば、「カタルーニャ州よし、スペイン国家よし、国際秩序よし」という答えがうまく求められれば、全てよしとなるのであるが、今回の問題は、脇から見ていても、現実にはなかなか難しそうである。サテどうなることやら…。

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10月18日(水) 月面の 地下には大きな 空洞だって…? 中国地下にも? 外から見えぬが…

 中国共産党の第19回大会が、北京の人民大会堂で開幕。習近平・総書記が、党中央委員会報告を行った。その中で、総書記は、建国100年となる2049年には、「社会主義の近代化強国」を築き上げて、総合的な国力や国際的な影響力において、世界のトップレベルの国家となることを打ち出した。

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 確かに中国は、改革開放政策を打ち出して以降の四半世紀で、経済・軍事・政治などで、驚くべき発展を遂げてきた。今回の政治報告においても、非現実的な展望を示したというわけではないだろう。しかし、表面的には光り輝いている中国の地中には、外からうかがい知れない大きな空洞があるのも事実である。それは、人々の心の中に宿る空洞である。それが今後どのような形で表面化してくるのか、それが今後の中国の大きな課題だと思う。
 ちょうど今日は、JAXAが、月観測衛星「かぐや」の観測結果から、月の地下には、全長約50kmにも及ぶ大きな地下空洞がある可能性が高いと発表した。これも、表面だけ眺めていても知ることのできない空洞である。見えないものを見る目が大切だ。

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10月17日(火) ラッカでは イスラム国が 消滅と 言っているけど 誰が決めたの?

 イスラム国が「首都」と位置づけてきたシリア北部ラッカを、クルド人を主体とする民兵組織「シリア民主軍」が完全に制圧したと発表。これで事実上、イスラム国は、支配する領土を持つ「国家」としての形態を失うこととなった。そこで、マスメディア上では、「イスラム国消滅」という言葉が踊っている。

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 しかし、私は、この表現には疑問を抱いている。もともと、「イスラム国」は、様々な差別や格差、または支配層の圧政に苦しんできたイスラム教徒などが、理想とする国家を建国したいと作り上げてきた国である。
 だから、領土がなくなっても、その思いは残り続け、しかもインターネットなどを使えば、その連帯意識までもが失われるわけではない。むしろ逆に、「イスラム国」が短い期間にせよ、この世の中に存在した記憶が残る以上、「イスラム国」が仕掛けるテロの脅威はなくならないのではあるまいか。
 将棋やスポーツのように、決められたルールの下に明確に勝敗が決せられる性質のものではないということを改めて考える必要があるだろうと思う。

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10月16日(月) 北朝鮮 けん制すると 米韓が 合同演習 赤線踏まず…

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 米韓両海軍が、朝鮮半島周辺の日本海と黄海で合同軍事訓練を始めた。今日から5日間の予定である。
 この軍事訓練については、北朝鮮がかねてから軍事的な挑発であると強く批判してきたものであり、自らの核やミサイル開発の理由としても取り上げてきたものである。その批判に対して、アメリカはむしろ、これまで幾度も核兵器開発を凍結する約束を交わしながらも、それを常に破ってきた北朝鮮に対しては、 「経済封鎖」に加えて、軍事的な圧力をさらに強化し、北朝鮮の政策変更を強く求めていく構えである。もしもどこかで衝突が発生すれば、一気に戦争状態にも入りかねない状況ともいえよう。
 しかし、アメリカも北朝鮮も、大規模な軍事衝突に立ち至ることには警戒をしていて、決してレッドラインを越えてしまわないように注意深くすり足で相手の様子を探りながら近づき、圧力をかける構えである。
 今はまだ神経戦の段階であるが、だんだんとキナ臭い香りがしてき始めているのは事実であろう。

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10月15日(日) 近現代の 日本と深~い 関係の 蒋介石さん 日本酒いかが?

 今日は人間論ゼミ。テーマは、「蒋介石の人生と思想」。蒋介石といえば、中華民国で、日中戦争の間は日本と戦い、その後台湾に移り、台湾統治にあたった指導者であった。
 しかし、蒋介石がどんな人生を生き、どんな政治思想を持っていたかということについては、必ずしもよく知られているわけではない。そこで、一度きちんと蒋介石の人生と思想を学び、それを通して、近現代の日中関係やこれから先の中国や台湾との付き合い方を考えてみたいと思ったのであった。

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 本を読むと、蒋介石は若い頃に日本で学んでいる。日本に多くの知人もいたようである。おそらくその時代には、日本に深い愛着を感じていたのではなかろうか。しかし、日中戦争の中で、日本の軍部に強い不信感を抱くようになり、日本を嫌うようになったようだ。その後、台湾を統治するようになって、必要に迫られて、日本と友好的な関係を築いた。
 一人の人間の人生を一言で紹介することはなかなか困難である。そこで今日のイラ短では、日本酒を用い、蒋介石の思いを表現してみたのである。

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10月14日(土) 党大会を 前に声明 七中総会 習総書記に 権限集中!

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 5年に一度開催される「中国共産党大会」を前に開かれていた「七中総会(第18期中央委員会第7回総会)」が、今日、諸提案を承認し、閉幕した。その閉会後に発表された総会声明には、「習近平総書記の一連の重要演説の精神」や「治国理政の新理念・新思想・新戦略」などを示し、習総書記の思想を、毛沢東や鄧小平と並ぶものとして、高く評価するものとなったようである。
 いよいよ18日からは、党大会である。この大会は、中国における最重要会議と位置付けられているものであり、ここで決定された方針に基づいて、これから5年間の中国が動いていくことになる。だから、「七中総会」とは、その下準備を整える会合であり、さらに言うならば、本番を前に、先に問題状況を掃除をしておこうという場なのであろう。
 今日のイラ短では、この5年間に生まれた様々なゴミやホコリを、掃除機を使って除いていこうとしている習総書記の姿を描いてみた。自分の政敵や政治腐敗、民主化運動の兆しなどを、この会合を通して、どこまで取り除くことができたであろうか。

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10月13日(金) ユネスコは 反イスラエルと アメリカが ユネスコからの 脱退発表!

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 アメリカが、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)から脱退すると表明。その理由は、一つには、2011年にパレスチナ自治政府のユネスコ加盟が承認されたことへの反発。それ以来、アメリカは分担拠出金の支払いを停止してきた。二つ目には、かねてからユネスコの非効率な組織運営に対する批判。この同じ理由で、以前にもアメリカはユネスコから脱退したことがあった。それから三つ目には、ユネスコの活動が反イスラエル的で、中立性を欠いていることへの苛立ち。今年7月にユネスコがユダヤ教の聖地があるヘブロン旧市街を、パレスチナの世界遺産として登録したことへの反発があるようである。
 アメリカにすれば、こんな積み重ねの中で、ユネスコ支援には合理性がないと判断したのか。しかし、この判断は、各国から大きな批判を呼んでいる。
 文化には、多元的価値を認め合うという基本原則がある。それを否定しては、ユネスコの加盟国195か国からの批判を浴びることになる。そんな狭量な対応をすることが、アメリカの利益に繋がるとは、私にはとても思えないのだが…。

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10月12日(木) アメリカじゃ 大規模火災が 収まらず ホワイトハウスも 炎上中だが…

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 今、アメリカでは、西岸のカリフォルニア州の大規模山林火災が大きな問題になっている。カリフォルニア州当局は、10日までに、死者数が少なくとも15人、そして消失面積が4万6,000ヘクタールを超えたと発表。乾燥した強風にあおられて、火の勢いがなかなか収まらない様子である。
 一方、アメリカ東岸の火事もなかなか収まらない。その火元は、首都ワシントンのホワイトハウスである。その主であるトランプ大統領の発言が、様々なところに火をつけているのである。もともとトランプ大統領は、マスメディアに取り上げられることについて、たとえそれが批判であったとしても、無視されるよりは良い、とする考え方だそうだから、あえて戦術的に暴言を吐いているのかもしれない。しかしその暴言による火が、アメリカ国内のみならず、この頃は、世界中に火種をまき散らし、その先々で、新たな政治課題を激しく燃え上がらせている。
 現実の火災は消防隊員が消すことができるが、このトランプ大統領が広げている言論の火災は、一体誰が消すことができるのであろうか…。サテ…。

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10月11日(水) 6年ぶりに 新燃岳が 大噴火 総選挙には 火がつかないが

 宮崎県と鹿児島県の間に聳える霧島連山の新燃岳が噴火し、噴煙の高さは最大700メートルにまで達したという。この新燃岳の噴火は、2011年9月以来であり、約6年ぶりのことである。気象庁は、さっそく噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げて、警戒を続けているという。
 この暫く、強い地震や火山噴火のニュースが多くなっている印象である。日本列島の地下にあるプレートの活動が活発化していて、そのエネルギーが有り余ってきているということであろうか。

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 一方、人々の心の中にある火山の噴火を期待しながら、なかなかそれが表に現れてこないことに戸惑い焦り始めた人もいるようだ。今日は、まだ総選挙公示の翌日だから、今の段階で選挙結果を予測することはできないが、少し前に行われた結党時には、噴煙を空高く吹き上げて、人々を驚かせた「希望の党」が、思いのほか低調である。
 小池代表が、有権者の心に火をつけようと努力はしているようだが、なかなか思うように火がつかない。こちらはどうもエネルギー不足ということか。

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10月10日(火) 総選挙 いよいよ公示 各党が 生き死に賭ける ファッションショーかも…

 今日、第48回衆議院議員選挙が公示された。任期を1年2か月残して行われる総選挙ということになる。マスメディア上では、今回の総選挙を疑問視する論調も展開されてきたが、日本政界の常識としては、残任期が1年半を切れば、いつ何時解散総選挙になっても、それを批判すべきではないという考え方がある。そして、総理がこの解散権を一手に握っているのであるから、自分に都合の良いタイミングで解散権を行使するのも、また当然である。

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 そんなことよりも、私が気がかりなのは、今回の総選挙では、選挙がますますファッションショー化しているのではないかという点である。各党が、正論を論じて有権者に判断を委ねるというよりも、見かけの部分で、有権者に受けの良いアピールを競い合っているという印象なのである。
 政治とは、国民に利益を与えるだけでなく、国民に犠牲や負担を求めることも主張しなくてはならない。そんなことをもっと率直に語り合う選挙でなければ、政治がますます信用されなくなり、いずれ国家が成り立たなくなってしまうのではないかと心配である。

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10月9日(月) 日産に 神戸製鋼 東電と 大企業に 問題多いね…

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 最近、大企業の不祥事をめぐる報道が多い。
 少し前には、日産が、その自動車の完成検査において、有資格者がそれを行わねばならないと法律が定めているにもかかわらず、無資格者が行っていたことが問題となった。日産ではその対象車両すべてのリコールを行い、改めてその検査を行うのだそうだが、それに要する費用は、250億円以上にも上るとみられている。
 そして今日新たに、神戸製鋼が製品のデータ改ざんを行っていたことが発覚。この影響は今のところまだよくわからないが、場合によれば、企業の屋台骨を揺るがすまでの事態となるかもしれない。
 さらに今日は、東京電力の福島第一原発事故に関連して、福島地方裁判所が、国と東電の賠償責任を認める判決を出した。あの事故は予見可能なものであり、事前に津波対策を行っておけば、こんな莫大な被害を出さずに済んだとする判決である。
 日本の大企業といえば、世界中からその品質に大きな信頼が寄せられてきたのであるが、今は、その足場も、大きく揺らいできているようである。

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10月8日(日) 聖地って 物語により 魅力的 光を放ち 人引き寄せる……

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 「フォレスト・トレンド勉強会」の日。今日取り上げたテーマは、「『聖地にはこんなに秘密がある』を読む」。
 この本は、宗教学者・島田裕巳氏の著書であるが、彼が日本の各地にある聖地を訪れて、もともとは何の変哲もなかった山や岩が、なぜ突然神の依代になり、そこで祭祀が営まれるようになり、人々を集めるような聖地となったのか、ということを説き起こしているのであった。
 ここで取り上げられた日本各地の聖地は、そこに必ず何らかの「物語」を持っていた。その物語が、人の心を引き付け、人を集めるように作用していくのである。つまり、この聖地が持っている物語を調べれば、そこから日本人独特の感性や意識も知ることができるのではないかということである。
 このしばらく、四国の「八十八ヶ所霊場巡り」に、若者や外国人が数多く訪れている。これもただ単に、祈りを捧げる巡礼というのみならず、「日本人とは何か」ということを、この巡礼を通して学びたいという意識も宿っているのであろう。色々なことを考えさせられ、興味深い勉強会であったと思う。

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10月7日(土) 公示まで 残り3日と 各党が 選挙公約 徒花繚乱!

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 衆議院議員選挙公示を前にして、各党が次々に公約を発表してきたが、今日は、最後に、立憲民主党が発表し、これで各党の公約が出揃った。
 それらを見ると、今回の主な争点は、大きなところでは、「憲法改正に対する考え方(防衛問題を含む)」、「消費税増税の可否とその使い方(教育無償化や社会保障政策を含む」)、そして、「原子力発電に対する今後の取り組み(総合的なエネルギー政策を含む)」であり、各党がそれぞれの主張を行っている。それから、前国会で大きな問題となった「森友・加計問題」は、安倍総理の適格性を問い掛ける問題として、今なお燻り続けているようだ。
 選挙戦の中で、日本の国が抱えている様々な問題が露となり、それに国民が関心を持って判断することは、日本の民主主義を育んでいく上に、とても大切なことだと思う。しかし選挙は、それを通して政権を国民が選ぶわけであり、政権に就かなかった政党の公約は、基本的に徒花に終わってしまう…。百花繚乱の選挙公約の花たち、しかし、その多くが徒花になるかと思うと、何かやりきれない気持ちである。

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10月6日(金) ICANが 大賞得たのは 世界中 核スモッグが 深刻だからだ…

 引き続いて、今日は「ノーベル平和賞」の受賞者が発表された。授与されるのは、「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」であった。世界の市民団体が連携して、核廃絶に向けた運動を展開している団体である。国連で今年7月に採択された「核兵器禁止条約」の交渉にも、大きな役割を果たしたという。

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 今回の受賞決定に関して、ノルウェーのノーベル賞委員会のライスアンデシェン委員長は、「今、核による衝突の恐れが身近になっているとの認識が世界的にある」と、ICAN選定の意義を語ったという。
 このしばらく核兵器開発問題で注目されているのは、北朝鮮であるが、核兵器開発を進めている可能性のある国々が、世界のあちこちにある。また、今後の開発への意欲を示している国々もある。
 つまり、地球社会全体を、核のスモッグが被っているのである。そんな時代であるだけに、ICANの活動が注目されたということであろう。
 ノーベル賞創設者アルフレッド・ノーベルが今も生きているとすれば、今回のノーベル平和賞授与について、一体何を語ったであろうか、と思った。

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10月5日(木) 英作家 カズオ・イシグロ ノーベル賞! 早速本を 注文した吾!

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 「ノーベル文学賞」が発表され、カズオ・イシグロ氏が、今年の受賞者となった。私は、この名前だけは聞いていたが、どんな人物かも知らず、ましてや彼の著作は一冊も読んだことがなかった。ただ、日本に縁のある人だろうと思ってはいた。
 報道を聞いていると、彼は、日本の長崎で生まれ、幼少時を日本で過ごした後、父親の仕事の関係で英国に移住。そこで英国の国籍を取得したという。だからこの受賞は、イギリス人としての受賞ということであった。そして、テレビ画面で、彼がコメントを語っていたが、それは英語であり、日本語ではなかった。しかしながら、彼自身が、ずっと日本人としての一面を持ち続けてきたことを語っていた。
 私は、何らかの文学賞をとった作品をすぐに読むということを普段はやらないのであるが、今回のイシグロ氏については、妙に興味がそそられて、早速、アマゾンで彼の著書『日の名残り』を注文した。もっとも、そこには、注文を受けてもすぐにはお届けできないかもしれないとのコメントが付けられていた…。

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10月4日(水) 柏崎 刈羽原発 とりあえず 安全審査は 合格したが…

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 原子力規制委員会は、東京電力の柏崎刈羽原発の6号機と7号機について、その安全審査を行った結果、事実上の合格証となる「審査書案」を了承した。東京電力の場合は、東日本大震災の時に、福島第一原発で深刻な事故を引き起こしているため、技術面での安全性をチェックしただけでなく、東京電力自身に、原発を運転するだけの適格性が伴っているかどうかについても議論が行われたのだという。原子力規制委員会という機関は、基本的には技術面の安全性だけを審査する機関であるが、新潟県住民の感情を考えれば、ここまでやらないことには、とても理解が得られないということだったのかもしれない。
 しかし、これで万事順調に進んでいくというわけではない。これから先に、一般からの意見募集を行った上で、最終的に「審査書」を正式決定し、さらにその先に地元同意などを得なくてはならない。特に地元の新潟県知事は、原発再稼働反対を主張して当選した知事であるだけに、その同意を取り付けるのは、なかなか困難なことであろう。サテ…。

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10月3日(火) スペインの カタルーニャでも 独立投票! 国システムが 揺らいでいるかも?

 少し前に、イラクにおけるクルド人生活地域で、その地域独立の是非をめぐる住民投票が行われ、9割を超える得票で独立の意志が示されたと、このイラ短日記に書いた。今度は、スペインのカタルーニャ自治州で、同様の住民投票が行われ、カタルーニャ州政府が発表した暫定の集計結果によれば、独立賛成が90%にも達したということである。
 それに対し、スペイン政府は、この投票自体を「違憲」として、この結果を認めないと主張している。

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 おそらくは、これから先、世界の各地で同様のことが次々に起きてくるのであろう。ひょっとすると日本でも、沖縄県の独立運動を主張する人たちがいるから、いつの日にか、こんな事態を迎える日が来るのかもしれない。
 考えてみれば、今は、国家概念そのものが、揺らぎ始めているのかもしれない。これから先に人類社会がどう動いていくことになるのか、もっと広く大きな視野の中で、それを展望する取り組みが強く求められているのではあるまいかと私は思う。この点も、今後、思索を深めていきたいと考えている。

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10月2日(月) ラスベガス 銃撃事件を 耳にして 連想したのは 日本の選挙!

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 アメリカで、またも銃を使った異常な事件が発生。カジノの町としてよく知られるラスベガスで、屋外でのコンサートに集まっていた2万2,000人以上の観客を無差別に銃撃して、50人以上が死亡、400人以上が負傷するという、アメリカ史上最悪の銃乱射事件となったのである。
 この犯人は、コンサート会場近くのホテルの32階の部屋から、10分間以上にわたって発砲を繰り返したそうである。そして、警察官がこの部屋に踏み込む前に、犯人は自殺したということで、その動機などはよくわかっていないのだそうだ。
 私は、この報道を聴きながら、日本の選挙で、候補者や政党、またはマスメディアなどが放つ言論による銃弾も、この無差別銃撃によく似ているかもしれないと考えた。これらの言葉は、何かに狙いを定めて撃っているというよりも、むしろ無差別に大量に撃ち続ければ、どこかに必ずヒットして、何らかのインパクトを及ぼすに違いないという曖昧なものに見える。私自身は、そんな言葉の銃弾の乱射現象には首をかしげているのではあるが…。

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10月1日(日) 幸福は 生きてる方が 生きてないより 断然マシと 言える生活!

 今日は、「人間哲理研究会」の日。今回取り上げたのは、ドイツの哲学者、アルトゥル・ショーペンハウアーの著書『幸福について』であった。

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 ショーペンハウアーは、仏教思想に深く通じていたそうで、そのせいか、私たち日本人にとっても共感を覚えやすい思想を説いているように思う。そして彼は、この本の中で、自分が何を持っているか(人の有するもの)や、他の人が自分のことをいかに受け取るか(人の印象の与え方)といったことよりも、自分自身がいかなる人間であるか(人のあり方)ということの方が本質ではないかと論じているのである。さらに彼は、「幸福な生活とは何か」、といえば、「生きていないよりは断然ましだと言えるような生活のことであると定義するのが精一杯ではないか」とも語っているのである。
 正直なところ、この本は、比較的分かりやすく書かれた本だとは思うが、それでも哲学者の本であり、私が十分に理解できていると語る自信はない。そこで、もう少し読み込んだ上で、改めてこの本を取り上げる勉強会を開催してみたいと考えた。

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