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4月30日(月) 脱走の 受刑者ついに 逮捕さる! 3週間もの 逃亡の果て… 経済効果は 何億円かも…

 「塀のない刑務所」として知られる、愛媛県今治市の「松山刑務所大井造船作業場」から脱走していた、平尾龍磨受刑者が、広島市南区の路上で逮捕された。脱走以来22日ぶりのことであった。
 広島・愛媛両県警は、延べ約1万5,000人を投入して捜査に当たってきたと言う。しかし、その捜査の対象は、尾道市の向島であり、まだ島外には逃げていないと、島内での捜査を継続してきた。ところが、この受刑者は、尾道市街との狭い海峡部を泳いで渡り、広島市まで逃亡していたということである。

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 この脱走事件は、連日、テレビや新聞で、最重要報道として大きく報道され続けてきた。この事件が起きるまでは、「向島」と聞いても、どこにある島から知らない人がほとんどであっただろう。「今治市」にしても、全国的にはそんなに高い知名度ではなかったのではあるまいか。だから、今回の事件での宣伝効果はかなり大きなものがあったに違いない。
 もっとも、通常は何かがあるとすぐに「経済効果」を論じるマスコミも、今回は、不謹慎と思ってか、この言葉をまだ使ってはいないのだが…。

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4月29日(日) 「関東煮(カントだき)」 おでんの別称 なのだけど とても固くて 歯が立たないね…

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 今日の「人間哲理研究会」では、ドイツの哲学者・カントを取り上げた。このカントの思想を比較的分かりやすく紹介しているとされる『カントの人間学』という本を中心にして、それ以外にも、何冊かの本を材料に用いて、お話をさせていただいた。
 率直に言って、カントの思想は、とてもわかりにくい。そして論じることも容易ではない。さまざまな工夫をしながら、少しでも噛みこなせるように努力してみたのであるが、ほとんど歯が立たなかったという敗北感を伴う勉強会となってしまった。
 そこで悔し紛れの連想であるが、今日のイラ短には、「関東煮(カントだき)」を描いてみた。関東煮とは、関西におけるおでんの別称である。このだし汁の中に放りこんだスジ肉であるが、いくら煮込んでみても、ちっとも柔らかくなってこなかった、というイラ短である。「食べれるものなら食ってみろ!」とは、だし汁の中に浮かんでいるスジ肉(カント)からの挑発的な発言。「今に見ていろ。いつの日にか必ずや柔らかにして、思う存分食ってやる」とそんなことを、私は心の中で叫んでいたのであった。

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4月28日(土) 財務省 次官と言えど トラブルに 「歯車欠けた」と 交換されたり

 昨日、財務省は、これまでマスメディア上で大きな話題となってきた、福田淳一・財務省前事務次官について、そのセクハラを認めて、処分を発表した。その処分とは、「減給20%・6か月」の懲戒処分というものである。

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 この問題では、当初、麻生財務大臣が、「福田にも人権がある」と主張し、かばう発言が見られたが、世論の反発が強く、とても守りきれないと判断したのであろう。そして、懲戒処分を下すことなく辞任を認めたことにも、強い批判が寄せられたことから、既に辞任しているにもかかわらず、今後支払われる退職金から、その懲戒処分に相当する金額を差し引くという対応にしたようである。
 なんともあっけなく、また後味の悪い幕引きである。それにしても、財務省の事務次官といえば、霞が関官僚のトップに君臨する人である。そのような人が、「セクハラ問題」という極めて曖昧な罪状で、その職を追われてしまった。歯車が少しでも欠けたら、機械部品と同じように、すぐに交換をされて一件落着とは…。なんともやりきれない話である。

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4月27日(金) 朝鮮で 戦争始めて 約70年! 何を狙うか 笑顔の頭領!

 朝鮮半島を南北に分断する軍事境界線上にある「板門店」の韓国側施設で、韓国の文・大統領と北朝鮮の金・朝鮮労働党委員長が、史上3回目となる南北首脳会談を行った。そして、会談後には、「板門店宣言」を発表し、①完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現する共同目標を確認、②今年中に終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換、③南北と米国の3者またはそれに中国を加えた4者による会談の開催を推進、④南北首脳で定期的に会談を行うこととし、文・韓国大統領が、この秋に平壌を訪問、などの合意が得られたことを公にした。

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 戦争状態が継続し、対話すらできなかった南北首脳が、今回にこやかに話し合い、戦争状態終結に向けて動き始めたということを高く評価したい。
 しかし、昔から「普段笑顔を見せない人が突然笑顔になったら注意しろ」と言われてきたのも事実。強面の独裁者、金正恩・委員長が、笑顔で対応している姿を見て、かえって警戒心を抱いたのは私だけではなかっただろう。さて、これから先がどう展開していくこととなるのであろうか。

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4月26日(木) 「想定外」 そんな事態を 乗り切る力は ルールじゃなくて 人間力では…?

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 東日本大震災の時に、太平洋沿岸地域を襲った大津波によって多くの人たちが犠牲になった。その象徴として語られてきたのが、宮城県石巻市にある「大川小学校」であった。全校児童108人の7割にあたる74人が死亡または行方不明となったという。
 そもそも、大川小学校は、ハザードマップでは、予想津波浸水域の外にあって、この学校自身が避難場所にも指定されていたのだという。だから、学校の教員たちは、子供たちを避難させず、この学校敷地内に留めた。その結果、悲惨な被害を生ずることになってしまったというのである。
 今日は、その学校側の対応をめぐって、児童の遺族らが市と県に計23億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が仙台高裁で出され、学校側の防災体制の不備を認定したという。
 その報道を聞きながら、私は、首をかしげていた。「想定外」とされる事態に対して、裁判所はルールの不備を指摘したのであるが、実は、ルールそのものよりも、指導的立場にいる人の「人間力」こそが問題であったのではないかと思ったからであった。

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4月25日(水) くすり屋が 7兆円もの 買収だって? 「薬九層倍」 とはよく言うが…

 国内の製薬会社では最大手となる武田薬品工業が、アイルランドの製薬大手・シャイアーと買収合意に向けての最終調整に入ったと報じられている。薬品をめぐっても、世界市場を相手にしての激しい競争が展開される中で、企業規模の拡大が求められているということなのであろう。

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 それにしても、驚かされたのが、その買収に必要とされる金額。武田薬品は、約460億ポンド(約7兆円)という金額を提示して、全株式を取得する提案を行っているのだという。武田薬品の資本金は636億円に過ぎないのに、その100倍以上の資金を投じて、海外企業を買収しようとしているのである。
 昔から、「薬九層倍」という言葉がよく語られてきた。薬の原材料費は極めて安いものであり、それがうまく売れればとんでもない利益を得ることができるという意味合いの言葉である。激しい競争の中で、新薬の開発競争も熾烈を極めているのであろう。大きな企業を飲み込んでも、薬の場合は、その企業が持つ医薬品がヒットしさえするならば、十分にソロバン勘定が合うということなのであろうか。

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4月24日(火) 「民進」と 「希望」が合体 「国民党」に…? 支持率僅か 2%で?

 野党である「民進党」と「希望の党」の執行部が「新党協議会」を開催し、合併後の新党の名称を「国民民主党」にすることを決定。新党の綱領や基本政策についても合意することができたそうである。今後、この合意内容を各党に持ち帰り、党内での了承を得て、正式合意を締結する運びだという。

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 この両党が合流して新党を結成するのは、基本的には、小党では、国会内での存在感があまりに薄く、また、選挙対策上も不利になるという懸念からのことであり、あくまでも党側の論理。そこで、国民に対する訴求力は必ずしも強くないように思う。
 それにしても、この新党の名称を「国民民主党」としたことには、いささかの違和感を禁じ得ない。それは、民進党の支持率が約1.4%、希望の党の支持率が約0.3%であり、両者を合わせたとしても、2%に満たない。それで堂々と「国民」という名称を冠して、国民を代表するかのごときアピールを行うというのは、いかがなものであろうか。もっとも、政治家たるもの、そのくらいの大風呂敷を広げ、厚顔でなくてはならないとも言われるのではあるが…。

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4月23日(月) カナダでは 外相集う G7! 北朝鮮が 中心議題!

 カナダのトロントで、先進7か国(G7)外相会合が始まった。この会合での主な議題としては、北朝鮮の核・ミサイル問題とシリアでの化学兵器使用問題、ウクライナ情勢、イギリスでのロシア軍情報機関元大佐の襲撃事件などが取り上げられる見込みである。

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 とりわけ初日の会議では、中心議題が、北朝鮮の問題となったようであり、この会合直前の20日に、北朝鮮が突如、核実験の中止などを表明したところではあるが、G7としては、今後も、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化が行われるまで、北朝鮮への最大限の圧力を維持する」という、日本が提案した方針を維持すると意見が一致したという。
 北朝鮮は、国土面積で世界のおおよそ100位、人口ではおおよそ50位に位置する小さな国である。そんな小国が、これほどまでに国際的に注目されるのは、やはり核弾頭を保有し、それを輸送するミサイルの開発も成し遂げたからであろう。
 改めて、核武装することの意味について、考えさせられたのであった。

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4月22日(日) 子どもらに 早い時期から 当を得た 教育すれば 天才にもなる?

 「教育思想研究会」の日。今回は、木村久一著『早教育と天才』という本を取り上げた。
 この本は、1977年に再版されている。この本が世に出た頃は、第一次オイルショックの少し後であり、日本経済の先行きに少し不安感が生まれ始めていた。その危機を克服するために、天才の出現が待望されていた時代であったのであろうか。また有名大学に進学して、高学歴の勲章を身につけることが広く期待された時代でもあったのであろうか。この本は、教育本としては珍しくよく売れ、大きな話題にもなったのだそうである。

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 この本の主張は、「天才とは、生まれつきの能力よりも、幼少期からの教育の結果である」というものであった。そして、その教育方法の要点を、様々な天才少年を生み出した教育を具体的な事例として取り上げながら、論じている。そのような本であるだけに、世の教育ママなどに強く支持されたということであろう。確かに考えさせられることの多い本であったが、同時に首をかしげるところもあった。自分なりに、もう少し考えを進めてみたいと思う。

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4月21日(土) 金正恩 核とミサイル 実験中止 宣言したるも 廃棄ではなし

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 北朝鮮の朝鮮労働党が党中央委員会総会を開催し、その中で金正恩・委員長が、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を中止し、北東部にある豊渓里の核実験場を廃棄する方針を示し、それを決定。これから開催が予定されている韓国やアメリカとの首脳会談を前にして、北朝鮮側が先に譲歩を示し、機先を制する形になった。
 しかし問題なのは、今回、方針を示しただけであり、具体的な手順やスケジュール、また検証方法も示されていないことから、今回の方針が本当に実現されるのかどうか疑念を示す論評が多いように思う。また、実験を中止するとは言っているが、すでに保有している核弾頭やミサイルを廃棄するとは言っていないことから、この方針決定がどこまでのものを意味しているのかに疑問を呈する人もいる。
 要するに、北朝鮮が今回打ち出した方針に対して、他の国がそれに対する見返りを示さないならば、いつでもこの方針は撤回できるという構えである。北朝鮮が得意とする、北朝鮮包囲網の分断を図る策と言うべきかもしれない。

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4月20日(金) 保護主義は 世界経済 エンジンを 壊すことだと G20!……

 G20(主要20か国・地域)財務相・中央銀行総裁会議が、アメリカの首都ワシントンで開幕。初日の討議で、参加各国からは、アメリカの保護主義的政策や中国のアメリカに対する対抗措置などに、強い懸念の声が出されたという。

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 これまでの経済問題をめぐる国際会議といえば、アメリカがリーダー役を務めて、国境にそびえていた様々な制限を取り除いていくことが主要議題であったが、今回は逆に、アメリカが国境の壁を高くしていこうとしている。そしてその結果、「世界経済エンジン」に、燃料が供給されなかったり、排気口が塞がれて排気ガスが流れなくなったり、さらには潤滑油が途絶えてしまい、エンジンが焼け付くことも心配しなくてはならない状況となっている。
 エンジンがあまり活発に働きすぎて、エネルギーの枯渇や環境悪化が案じられる事態も問題ではあるが、エンジンが回らなくなってしまうのは、もっと大問題。これからの議論を通して、どのような知恵が生み出されてくるのか、興味深いところである。

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4月19日(木) 安倍総理 米大統領と スキマ風 日本に戻れば 春の嵐が…

 この日、安倍首相は、フロリダ州にあるトランプ大統領の別荘で、トランプ大統領と日米首脳会談を行い、その後に共同記者会見。その会談内容は、主に、北朝鮮の核ミサイル問題を中心とした安全保障問題と経済問題であったようだ。

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 まず、北朝鮮に対する今後の対応については、両首脳の意見がほぼ一致したようである。その一方で、経済問題をめぐっては、安倍首相がトランプ大統領に対して、TPPへのアメリカの復帰を促したのに対して、トランプ大統領は、アメリカの対日貿易赤字削減を強く求め、TPPよりも、「一対一のFTA交渉を望む」として、その考え方の相違が際だった。
 これまで日米間では、両首脳間の信頼感を足場にした友好関係が強調されてきたが、トランプ大統領は経済問題で日本に譲歩する考えはない様子であり、少しスキマ風が吹き始めた印象もある。
 さらに、安倍総理のこの外遊中も、日本国内の政治状況は厳しさを増していて、総理の心中は、今、まさに内憂外患といったところであろうか。

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4月18日(水) 新潟県 知事が辞職し 財務省 次官も辞任へ 花チル実チル

 「セクハラ発言問題」で進退を問われていた福田淳一・財務事務次官が、麻生財務大臣に辞任の申し出を行い、それに対して、麻生大臣は「私としてはこれを認めることにしている」と語り、それを受理する方針を示した。財務事務次官が辞任するのは、1998年以来30年ぶりのことになるのだそうだ。
 また、新潟県の米山隆一知事も、県議会議長に対して辞職願を提出し、辞職。出会い系サイトを通じて知り合った複数の女性に対して、金銭を渡していたことが法に触れる行為になる可能性があると、辞職を決意したということである。本人は、それらの交際を「恋愛関係」であると思い、相手に好かれるために金銭を渡していたに過ぎないと釈明はしたのであるが…。

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 今年の桜の花は、例年よりも早く満開を迎え、もうすでに多くの地域で葉桜になっているが、日本の政官界では、何とも季節外れの花吹雪である。
 普通は、花が散った後には実をつけるものであるが、今回の場合は、実までも一緒に落ちてしまったような印象である。

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4月17日(火) 権力の フィクサー自認の 財務省 次官の一穴 天下の破れ!

 このしばらく、財務省の混乱が続いている。これまで、森友学園問題を巡る文書改ざん問題が大きな問題であったが、それに続いて、福田淳一事務次官のセクハラ疑惑問題がマスコミを賑わせている。ことわざに、「蟻の一穴天下の破れ」というのがあるが、これは、蟻の作った小さな穴が発端となって、大問題になってしまうという意味の言葉である。

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 「文書改ざん問題」にしても、福田次官の「セクハラ発言」と言われるものも、財務省が背負っている大きな仕事からすれば、それ自体は、ほんの小さな問題である。しかし、それがこれほどまでに大きな問題になってくるというのには、その背景に、大きな国民意識のうねりがあるとみなくてはならないだろう。それが何であるかといえば、おそらくは、国民全体が胸に抱いている不安感であったり、政府に対する不満や不信感なのではないだろうか。
 それが、国政においてそのフィクサー役を自認してきた財務省に向かい、「官庁の中の官庁」とまで言われた財務省を、段々と突き崩し始めているように、私の目には映るのである。

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4月16日(月) シリアへの 対応めぐり 混迷を 深め馬糞の アラブ連盟

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 アラブ連盟は、サウジアラビア東部・ダンマンで首脳会議を開催し、そこで、シリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑について、その非難姿勢を明確にし、独立した国際的な調査を求めるとした共同宣言を採択した。しかし、その一方で、少し前に行われた米英仏3国によるシリア武力攻撃については、「注視している」という表現にとどめ、その攻撃の賛否については姿勢を明らかにしなかった。それは、サウジアラビアなどがその攻撃に賛意を示した一方で、批判的な国々があったからだとされている。
 アラブ連盟といえば、アラブ諸国の独立と主権擁護を目的として、1945年に7か国で発足。今は24か国と一機構から構成されている。かつては強力な結束を誇った組織であったが、参加国数が増えてきたこともあってか、最近は内部での意見が一致せず、その存在感も低下しつつあるようである。
 アラブ諸国も、グローバル化の激しい流れの中で、「馬糞の川流れ」となりつつあるということなのであろうか。

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4月15日(日) 軍神の 乃木将軍より 教育者 乃木院長に 魅力覚えし

 「乃木希典の人生と思想」をテーマに勉強会。
 乃木希典といえば、多くの人が思い浮かべるのが、日露戦争における「203高地攻略戦」において、多くの犠牲者を出しながらも攻め落とし、旅順ロシア軍を降伏させ、日露戦争を勝利に導いた「軍神」としての姿であろう。または、明治天皇に対して、忠義を尽くし、明治天皇大喪の日に、夫婦揃って自刃し、殉死を遂げたという、「武士道精神」を象徴する人としてであろう。その人生最期を過ごした場所が、今も、「乃木坂」と呼ばれて、多くの人たちにその地名とともに、彼の人生を思い出させている。

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 しかし、乃木の人生を学びながら、私が魅力を覚えたのは、むしろ「教育者」としての乃木希典であった。乃木は、明治天皇の強い意向によって、陸軍大将のまま、学習院院長に就任する。その教育者としての姿が、服部純雄著『育英の父・乃木将軍』という本に書き表されているが、その姿が実に魅力的であった。細かなことを書き記すことは叶わないが、私自身は、この教育者としての側面から、乃木希典をもっと論じてみたいと思っている。

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4月14日(土) 米英仏が シリア攻撃! 背後には 露中二国が 見え隠れせり

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 この日、米英仏の3か国が、シリア国内の軍事関連施設に対して、限定的な攻撃を行った。使われたミサイルは100発以上にも及んだのだそうだ。
 この武力行使をめぐっては、その正当性をめぐっての疑念が生まれている。米英仏は、シリア政府が、反政府勢力に対して化学兵器が使用されたと認定して、この状態を放置しては「自国の安全保障に脅威を与える」として攻撃に踏み切ったのであるが、この攻撃に先立って、国連安全保障理事会の武力行使容認決議を経ていないため、世界各国から批判の声が上がっている。それのみならず、米国議会内部においても、大統領の戦争権限をめぐって基本的な問題が提起されているのだそうだ。
 それにしても、気がかりなのは、そのシリアの背後に、ロシアの存在があり、さらには中国の影も見え隠れしていることである。かつての冷戦時代の対立構図が、シリアを舞台にして再び浮かび上がってきつつある印象である。これから先、世界は再び大きく分断される時代を迎えることになるのであろうか。注視していかねばならないと思う。

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4月13日(金) 人口が 7年続いて 減少し 国のあちこち 慢性疾患!

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 総務省が、2017年10月1日時点の日本の人口推計を発表。それによれば、前年比で、22万7,000人減少し、日本の総人口は、7年連続で減少となったのだそうだ。そして、65歳以上の高齢者については、56万1,000人増加し、総人口に占める高齢者の割合が27.7%と、過去最高の数字となったという。
 国の人口構成は、国の姿を大きく変えていくキーファクターである。労働人口が減少すれば、労働力の質と量を変えなくてはならない。子供が減れば、教育機関の調整が必要である。高齢者が増えれば、福祉や医療、年金等の対応を進めなくてはならない。膨大な人たちを巻き込みながら、この変化が進んでいく。だから、その対応は容易ではなく、社会の仕組みや人々の意識までも変化させていく。
 いま日本の国にも様々な問題が生まれているが、それらの多くに、この人口構成の問題が絡んでいるように思われてならない。いわば、これを日本という国の健康問題として考えれば、体内バランスが崩れて、様々な慢性疾患を抱えながら生きている姿だと例えることもできるのではないかと思う。

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4月12日(木) 交番で 警官殺害! その犯人が 若き巡査と 聞きて戸惑う

 滋賀県彦根市にある交番で、昨晩夜遅く、警察官が拳銃で撃たれて死亡。この時に一緒に勤務していた19歳の男性巡査が逃走していたが、今日未明に発見され、殺人容疑で逮捕されたという。

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 警察官というのは、地域の人々の生命や財産を守るのが仕事である。そしてその目的のために、拳銃の所持が許されている。そんな警察官が、上司を殺害するために、その拳銃を使用したというのには、戸惑いを隠せない。私たちが、警察官は常に正しく判断し、私たちを必ず守ってくれるはずだと信じているからこそ、拳銃を持つ警察官を恐れないで済む。しかしそうではないとしたら…。
 便利で有力な道具というのは、それが正しく使われれば、大きな効果を発揮する。しかしそれが間違って使われれば、とんでもない凶器となってしまう。だからこそ、正しいこと以外に銃を使ってはならない、と厳しい教育が行われているはずなのに、なぜこのような事件が発生してしまったのであろうか。今後動機などの解明が進むものと思われるが、なんともやるせない気持ちになった事件であった。

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4月11日(水) 雨もなく 風も吹かねど 山崩れ… 人生随所が 青山なれるか?

 大分県中津市の山中にある耶馬渓町で、大規模な山崩れが発生。近くの住宅が土砂に埋まり、4世帯の男女6人がそれに巻き込まれたようである。この被災地域は、山崩れによって被害が出る可能性の高い「土砂災害(特別)警戒区域」に指定されていたらしい。
 しかし、研究者たちも、この数日間、少しも雨が降らず、地震でもなく、さらに大風が吹いたわけでもないのに、なぜ突然に山崩れが起きたのだろうかと首をかしげているようである。おそらくは、地面奥の地盤劣化によって、その上の土砂を支えきれなくなって崩落したのであろう。または、2年前の熊本大地震の時に、この辺りの地層に大きなひび割れが起きていたということなのかもしれない。

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 それはともかくとして、私たちは、いつ何時、このような災害に襲われ、命を終えることになるかわからないという気持ちを改めて胸に抱いた。
 「人生至る所青山あり」である。そんな気持ちで、今日が最後の日となるかもしれないと、一日一日を大切に生きていかねば…と考えたのであった。

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4月10日(火) 本州と 四国が結ばれ 30年! 絶滅危惧種が 気になってきた…

 本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」が全線開通して、今日でちょうど30年となる。他の2ルートの開通も、おおよそ20年前のことである。

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 振り返って、かつては船で行き来するしかなかった本州と四国の間に、橋が架かり、陸路で結ばれた意味は極めて大きなものがあったと思う。人の移動や物の輸送のほとんどが、今はこれらの橋を使って行われているのではないだろうか。私自身も、四国を出るときには、そのほとんどがこれらの橋経由である。(もっとも、東京に出掛けるときには、時々飛行機を使うこともある。)交通は、よく動脈に例えられることがあるが、この新しく太い動脈によって、四国は確かに大きく変貌を遂げてきたように思う。
 しかしそれは、プラス面だけではなくて、マイナス面も伴っていたに違いない。交通の利便性が高まったことによって、本州の大企業、特に流通業者が数多く四国に進出してきた。そしてそれが、旧来からの四国企業を絶滅危惧種に追いやっている気がしてならない。そろそろこの影の部分にも思いを巡らさねばならない時ではないかと思った。

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4月9日(月) 忖度や 以心伝心 かばい合い 日本の美風が 危機的状況?

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 このしばらくの国会は、公文書の書き換えや隠蔽の問題が中心課題になってきた。今日はそれに加えて、理財局職員が、森友学園用地のゴミ撤去費用に関する口裏合わせを学園や近畿財務局に求めたという問題が大きく取り上げられている。
 これら一連の問題は、主権者である国民、そしてその国民によって選ばれた国会議員に対して、誤った形で情報提供をしてきた官僚たちに対しての強い批判の声を生んでいるのは事実である。
 しかし、官僚たちは、必ずしも自らの利益を図るためにこの取り組みを行ったわけではないようである。答弁や説明の整合性が取れなくなると困るからと、むしろ仕事に対する忠誠心に基づいて、その完璧さを求めて行ったことではなかったかと思われる。それならばむしろ「日本的美風」とも言えなくもない。考えてみれば、今は批判の対象となっている「忖度」「以心伝心」「かばい合い」などといった言葉も、かつては「美風」とされたものである。
 今の国会の議論は、そんな日本的美風を壊してしまっている…、そんな気もしてならなかったのだ。

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4月8日(日) 文明は 一体誰が 創ったか? 幾多の知性の 堆積物かも?

 フォレスト・トレンド勉強会。今回取り上げたのは、ウィル・デューラント著『誰が文明を創ったか』という本であった。ピューリッツァー賞受賞作家・デューラントが、人生最後に書き著した本である。もっと正確に言えば、彼は、この著作の途中で死去したので、原稿のままで放置され、それが死後20年も経って発見され、本として出版されたというものである。

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 デューラントは、この本の中で、古代から近代の入り口に至るまで、いかに多くの人々が新しい時代を切り拓くために力を尽くしてきたか、そしてそれらの人々の知性の堆積の上に、いかに今現在の文明が生み出されてきたか、このようなことを時代を追いかけながら論じているのである。それもただ単に、歴史的事実を列挙するのではなく、その時代を生きた人々の意識変化を、時に詩や小説などを引用しながら、文芸書的に書き綴っているのである。
 この本は、500ページを超える大著であった。また、数多くの人たちが登場する本でもあった。だから、必ずしも十分に理解できたとは思えない。改めて機会を見つけ読み直してみたいものだと思った。

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4月7日(土) 島守る ためにと「水陸 機動団」! 「中華の夢」が 膨らみ続け…

 「水陸機動団」の発足式典が、長崎県佐世保市の陸上自衛隊相浦(あいのうら)駐屯地で行われた。
 この「水陸機動団」は、主に、中国軍が急速に西太平洋に進出していることに対して、離島防衛を目的に新設された専門部隊。約2,100人規模らしい。

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 もうかなり前のことになるが、渡部昇一先生にお会いして、言葉を交わしたことがあった。その時に、渡部先生から、「あなたは毛沢東時代をどう評価していますか」と質問されたので、私は、文化大革命などの問題についてご返答したところ、先生は、「日本にとっては、毛沢東時代は良かった」と語られ、「あの頃の中国は、内政が中心課題で、海洋進出にほとんど関心を持っておらず、日本は中国の脅威をあまり感じずにすんだからね」とおっしゃった。こんな見方もあるのだなと思ったのであった。
 その毛沢東が死去したのが、1976年。もう半世紀も前のこととなる。今の中国政権は、外へ向けての勢力拡大に懸命である。当然、周辺諸国では、その拡張主義を警戒し、国の守りを固めざるを得なくなっているということである。

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4月6日(金) 権力者 末路はみんな 哀れなり 前大統領にも 厳しい実刑!

 ソウル中央地裁が、朴・前大統領に対して、実刑判決を下した。懲役24年、罰金180億ウォン(日本円で約18億円)というから、かなり重い刑罰と言わざるを得ない。その罪状は、友人女性が関係する財団への出資を大企業に強要したとする、収賄や職権乱用などの罪なのだそうだ。朴氏は、今が66歳という年齢であり、この判決が確定して、最後まで服役するなら、刑務所を出るのが90歳ということになる。日本ではとても考えられない重い判決である。
 また、李明博・元大統領も、去る3月22日に収賄の疑いで逮捕され、3日後の9日に起訴される見込みということである。

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 かねてからよく言われてきたが、韓国大統領の末路はみんな哀れである。本人やその親族が逮捕され、収監されるということが繰り返されてきている。謎の自殺を遂げた元大統領もいた。新たな政権が、その自らの正当性を国民に示すためには、前政権を強く否定しなければならないという事情があるのであろうが、ちょっとやり過ぎではないかと感じている人も、随分多いのではないだろうか。

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4月5日(木) もう半世紀? キング牧師の 暗殺に 驚いた頃は 私の青春!

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 アメリカで4月4日(日本では4月5日)といえば、公民権運動の指導者、マーチン・ルーサー・キング牧師が、遊説先のテネシー州メンフィスで凶弾に倒れた日。その日から、今日がちょうど50年目となる。
 この日、全米各地で、キング牧師を偲び、人種差別に反対し、その是正を求める運動が展開されたとテレビが報じていた。人種差別を認めた法律などは、もうとっくに改正されて長い年月を経てきている。しかしそれでも変わらないのは、人々の意識である。長い年月続けられてきた差別を解消していくことの困難さを改めて痛感せざるを得ない。
 このキング牧師暗殺事件が起きたのが1968年のこと。私が小学校を卒業して、中学校に進学した時のことである。この5年前には、ケネディー大統領が、テキサス州ダラスで暗殺された。またその弟のロバート・ケネディー上院議員も、このキング牧師暗殺の僅か2か月後に銃撃されて死去している。
 当時の私は、次々に起きる暗殺事件に、繁栄を極めるアメリカ社会の深い闇を感じ取り、強い驚きと戸惑いを禁じ得なかったことを覚えている。

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4月4日(水) ユーチューブ 本社で銃撃! 閲覧を 制限された 不満の暴発?

 動画配信といえば「YouTube」。そのYouTube本社が、1人の女性によって襲撃された。この犯人は、本社敷地内で発砲し、4人を負傷させた後、自分に向けて銃を撃って自殺したという。その動機は、自分が投稿している動画に閲覧制限がかけられて、それにより視聴者を失って、広告収入が途絶えたことではなかったか、と報じられている。

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 インターネットは、近年、年々その存在感を高めてきている。テレビを見るよりも、インターネットを見ている時間が長いという人が随分多くなってきているようである。それとともに、社会的影響力も著しく高まってきている。そして、その弊害も問題となり、投稿や閲覧に対する規制も、だんだんと細かく導入されるようになってきているのである。
 おそらく犯人は、インターネット上での自由を強く確信する人であったのであろう。それが裏切られた怒りと、現実問題としての広告料収入の減少。それが、この犯行の動機となったのであろうか。
 銃をぶっ放したくらいでは、このチューブの詰まりを取り除くことができないと思うのであるが…。

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4月3日(火) 難産の 末に産まれし 赤ちゃんの 産声聞きて 成長願えり

 新年度が始まって、入社式や入学式の話題が多くなっている。そんな中で、今日特に大きく報じられたのが、「加計学園」の「岡山理科大学獣医学部」の入学式であった。この日、「獣医学科」には、定員140人に対して147人、そして「獣医保健看護学科」には、定員60人に対して39人が入学したという。

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 なお、この入学式には、加計学園の加計孝太郎理事長も出席し、その挨拶で、「ご心配をかけたが、予想を上回る志願者があり、新設が待ち望まれていたことを示している。世界に冠たる獣医学部を目指す」と語ったのだそうだ。これまでになかった「国家戦略特区制度」を使って開学にこぎつけた学部であり、安倍総理との関係を巡って、国会で激しい論戦が繰り広げられてきただけに、開学と聞いても、今ひとつスッキリした気持ちになりにくいところがあるのは事実。しかし、一度この世に生を受けた以上は、大きく健やかに育ってほしいものだと願う。
 「難産の子はよく育つ」という言葉もある。「災い転じて福となす」ともいわれる。これまでの困難を、むしろ今後の大きな飛躍の礎にしてほしいと思う。

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4月2日(月) 鳥羽伏見 その戦いの 場に立ちて 耳を澄ませど ただ風の音…

 昨日は、「かがやき」入社式の後、京都府宇治市に移動。ここを選挙区とする安藤裕代議士といろいろな話題で懇談。その後、宇治市内の旅館で宿泊。

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 今日は、朝から、まず世界遺産「宇治平等院」や「宇治上神社」などを観光し、それから、鳥羽伏見に車を走らせた。それは、今年が明治維新150年であり、その発火点となった「鳥羽伏見の戦い」に心を巡らせたいと考えたからであった。
 まず訪れたのが、「伏見口の戦い」の場。ここでは、坂本龍馬が襲われた「寺田屋」なども訪れた。
 次には、「伏見奉行所」と「御香宮神宮」。このあたり一帯が、激しい戦闘が行われた土地だという。
 そして最後に、「小枝橋の戦い」が行われた場所。戊辰戦争の最初の火ぶたが切られた場所である。
 それらの土地を回ってみて、150年の年月を感じざるを得なかった。戦址には、石碑が残っているだけであり、もう生々しく戦闘を思い起こさせるようなものは、何も残されてはいなかった。
 私は、ただ人々の雑踏と風の音を聴きながら、心の中で、150年前に深く思いを巡らせたのであった。

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4月1日(日) 「人間の 森グループ」の 入社式! デッカイ音叉が 鳴り響いてた…

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 この日は、朝から、川人正臣さんが経営する「人間の森グループ」の一企業であるフィットネスクラブ「かがやき」の入社式に参加。
 まず最初に、今年入社した12名の若い女性たちを迎えての式典。この場では、川人社長が、自らの経営理念を力強く語りかけ、その後、高校や大学を卒業したばかりの若い女性たちが一人ひとり紹介されながら登壇し、自らの決意を語った。
 その後、「感性哲学」の唱道者である芳村思風先生による特別講演や記念撮影などがあり、午後からは、記念パーティー。ここで、私から、若い人たちへのメッセージを贈らせていただいた。
 この入社式に参加された方々は、親や来賓を含めて約130名。会社を挙げての盛大な入社式という印象であった。
 川人社長は、あらゆる場面で、自らが巨大な音叉になっていた。新入社員のみならず、会社に関係する数多くの人たちに、自らの思いを熱く語りかけて、大きな心のハーモニーを生み出そうとしていた。
 「心の経営」、その益々の発展をお祈りしたい。

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