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7月31日(火) 劇薬は 副作用にも 配慮せねばと 金利アップに 目閉じる日銀!

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 日本銀行が金融政策決定会合を開き、これまで長期金利を「0%程度」に誘導するとしていた目標を弾力化して、多少の金利変動(上昇)を容認する方針を決定した。
 この金融緩和策は、「黒田バズーカ」とも呼ばれ、市場に大きなサプライズを与え、それによって一気に景気を好転させることを狙ったものであった。しかし、5年余りを経ても、うまく事態が推移せず、やめるにやめられない状況に陥っていた。その中で、国債の取引が先細りになったり、銀行収益が圧縮されたりといった副作用が懸念されていたのである。劇薬は、瞬間的な効果は確かに大きいが、長期にわたって処方すると、様々な副作用を引き起こしかねないということであろう。
 今回の日銀の判断は、その作用と副作用をバランスさせて、今後の副作用を極力抑える意図で決められたものだったということか。

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7月30日(月) itumadeも Paper上の Science ? それは違うと 京都大学!

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 京都大学病院が、iPS細胞から、ドーパミンを出す神経細胞を作り、それをパーキンソン病患者の脳内に移植する臨床試験計画を発表。2年間かけて安全性と有効性を確かめた上で、5年後の保険適用を目指すのだという。
 パーキンソン病は、神経伝達物質ドーパミンを出す神経細胞が死滅して減少するのに伴って、運動機能低下を生むという病気である。その不足した神経細胞を、この手術によって回復させることができるならば、症状は劇的に改善されるはずである。
 山中伸弥・京大教授が、このiPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したのが、もう6年前。なかなか実用化されないので、「いつまでも(i) ペーパー上の(P) サイエンス(S)」という印象であったが、いよいよこの研究が実用の世界に足を踏み出すということだ。この実験の成果が楽しみである。

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7月29日(日) 「逆走」は 道でのことと 思いしが 台風までもが 逆走したよ!

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 台風12号が、日本列島を縦走。各地に大雨をもたらした。しかし、その進路は、とても変?
 これまで日本列島に来る台風といえば、九州に上陸し、それから東に進んで関東地方に至り、さらに東北方面に抜けていくというのが通常のコース。ところが今回の場合は、日本列島の東側から本州に迫ってきて、三重県に上陸。そしてそこから中国地方を西進して九州北部に至り、さらにそこから南下するという、これまでの常識からすれば「まったく逆走」というべき進路を辿ったのであった。
 この頃、高速道路における「自動車の逆走問題」がよく取り上げられている。そこで、「逆走」といえば、道路の上での問題だと考えてきたが、台風までもが「逆走」するとは…。
 「想定外」という言葉がよく語られたのが、7年前の福島第一原発事故の時。今は、何が「想定内」かさえ分からないカオス状態…。

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7月28日(土) 中国が 国際連合 分担金でも 世界第2位! 布陣着々…

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 2019年から2021年の国連の通常予算における国別分担率で、中国が、これまでの7.92%から一気に5割増の12.01%まで負担を増やし、アメリカに次ぐ分担金負担国になる見通しである。一方、これまで世界第2位であった日本は、現在の9.68%から8.56%に減り、第3位に後退することになる。それとともに、中国は、国連の諸会議において、発言力を強め、国際政治における存在感がいっそう強く打ち出されてくることになるであろう。
 中国は、現在、習近平国家首席のもとで、「中華民族の偉大な復興」をスローガンとする国際戦略を着々と進めてきている。国連でも、アメリカと並ぶ大国として振舞うであろう。それは、アメリカとの摩擦と衝突の可能性を高めてくることにもなるに違いない。
 目の前で、「米中冷戦時代」の舞台設定が着々と進んできている印象である。

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7月27日(金) 一徹さ その尊さは 分かるけど 埋め立て撤回? これは無理筋!

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 沖縄県の翁長知事が、仲井真・前知事が行った辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回する手続きに入ると表明した。この11月に行われる知事選挙を前にして、米軍基地反対を訴える移設反対派が県政に圧力を強める中で、最後の切り札を切った形である。
 しかし、沖縄県民の感情は感情として、ここに至るまでの法律上の手続きは、問題なく進行していて、翁長知事と政府の間で行われた裁判においても、もうすでに最高裁が翁長氏側の処分が違法とする判決が確定している。ここで改めて沖縄県側が「埋め立て承認を撤回」と宣言しても、裁判所によって、その効力執行停止が認められる可能性が高く、時間伸ばしにしかならないのではないだろうか。
 病身にもかかわらず、その主張を貫こうとする翁長知事の一徹さは尊いが、今回の手はやはり無理筋と言わざるを得ない気がする。

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7月26日(木) 建設中の ビル燃え上がり 見渡せば あちこち火の手が 上がる世の中

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 東京都多摩市のビル建設現場が燃え上がり、逃げ遅れた5人が死亡し、43人が重軽傷を負ったという。この火災の原因は、金属部材をバーナーで切断する作業で飛び散った火花が、すぐ側に置かれていたウレタン断熱材に燃え移ったということのようである。
 考えてみれば、日本国内のみならず世界各地で、火の手が上がっている。文科省の汚職問題、西日本の豪雨災害、トランプ政権の貿易戦争、猛暑と熱中症問題、などなど。人間は、様々な業の中で生きているわけであり、そんな人々が寄り集まって作っている社会に、問題の火種がないわけはない。毎日数多くの火種が生まれ、それがたまたま燃えやすい素材に燃え移って、たちまち大火になるのである。
 ビル火災の映像を見ながら、これはそのまま人間社会の業火なのかもしれないなぁ、などと考えたのであった。

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7月25日(水) 猛暑の中で 列島に向かう 新台風! ニュースは「気象」に 乗っ取られけり

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 今日も暑い。全国の170の気象観測地点で、最高気温が35度を超える猛暑日であったそうだ。熱中症で病院に搬送される人も数多く、野菜の価格も高騰しているという。また世界各地で猛暑が観察されていて、各地で森林火災が発生しているのだそうだ。
 それに加え、また新たなニュースが加わった。この日、日本南方洋上で、台風12号が発生し、日本列島に向けて北上を始めたというのである。この週末に、日本列島に接近し、上陸する可能性が高いということである。
 気象の問題は、数多くの人たちに影響を及ぼす。それだけに、ニュースでも大きく取り上げられることが多いが、このしばらくは、連日トップニュースである。とりわけ今日は、ニュース番組のほとんどの時間が気象に関する報道であった。まさにニュースが気象によって乗っ取られてしまったような印象であった。

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7月24日(火) 自民党 総裁選まで 2ヶ月となり 関ヶ原での 布陣進めり

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 この9月30日に自民党総裁の任期満了を迎える中で、総裁選挙が、9月7日告示、9月20日投開票の日程で行われる見込みである。すると、残すところが、2か月足らず。これは、自民党総裁が、そのまま首相になるという選挙であり、正に天下取りの「関ヶ原の戦い」である。
 立候補者については、これまでいろいろな観測がなされてきたが、今日は、その有力候補の一人とされてきた岸田文雄・自民党政調会長が、総裁選への不出馬を表明し、さらに安倍総裁の支持を明らかにしたことで、今回の総裁選挙は、事実上、安倍総理と石破茂・元党幹事長の一騎討ちになる情勢である。
 しかし、政治は生き物であり、一寸先は闇の世界でもあるので、これから先に何が起きてくるかわからない部分は残る。が、それでもだんだんとこの戦いの布陣が整理され明らかになってきつつあるようである。

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7月23日(月) 熊谷市 日本一の 熱暑なり 「命危険な 災害」だそうだ…

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 猛暑が続く日本列島で、観測史上最高気温の記録が生まれた。この日、埼玉県熊谷市で、最高気温41.1度を記録し、5年前に高知県四万十市で記録した41.0度の記録を更新したということである。
 この日は、確かに、無茶苦茶に暑かった。ニュースによれば、これは、太平洋から張り出してきている「太平洋高気圧」のみならず、それよりもさらに高度の高いところに、中国大陸から「チベット高気圧」が張り出していて、この二重の高気圧によって、異常な高温が生まれていたということなのだそうだ。
 気象庁の広報担当者が、「命に危険が生じる『災害』という認識だ」と話していた。
 この熱暑は、米中対立の影響というわけではないだろうが、米中両国が日本の上空でぶつかり合う、これからの日本政治も連想させるもののように感じたのであった。

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7月22日(日) 社会への 違和感抱く 者たちが 私塾開きて 小宇宙生む

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 「教育思想研究会」の日。今回取り上げたテーマは、「私塾開設の思想」。
 江戸時代末期、日本社会が大きな混乱の中に置かれていた頃、日本各地に様々な私塾が誕生した。なぜこの時期に、数多くの私塾が誕生したかといえば、混乱期には、鋭敏な感覚でその解決を求める人が、その混乱を引き起こした原因を探り、そこに自らの見解を打ち立て、自らの疑問に解答を出そうとするからであろう。そしてそのような時代には、多くの人々がその答えを求めて学ぼうとするから、先見的にその答えを見出したと思われる人のところに集まってくるのである。
 つまり、宇宙の秩序が崩壊する中で、自らの理路整然とした小宇宙を築き、その小宇宙理論を広めようとする人たちによって、数多くの私塾がこの世に誕生したということか。

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7月21日(土) 御嶽海 25歳での 初優勝 終戦直後の パージの連想…

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 大相撲名古屋場所の14日目に、関脇・御嶽海が、栃煌山を下して、初優勝を決定。
 御嶽海は、学生時代に、アマ横綱と学生横綱に輝き、注目されていた力士の一人ではあったが、3年前に初土俵を踏んだばかりの25歳の若さでの優勝であり、幕下付け出し力士の幕内優勝というのは、これまでに6人しかいないのだそうである。それだけに、今後の活躍を期待する声が強く、千秋楽を待たずに優勝を決定した御嶽海に、相撲ファンは、大喜び。また、出身地の長野県では、初の優勝力士誕生ということもあって、地元紙は全面が御嶽海で埋め尽くされたという話も聞いた。
 しかし、今回の名古屋場所は、三横綱全てが休場し、先場所優勝の栃ノ心も休場。つまり、上位陣がいない中での優勝であり、終戦直後の戦犯追放(パージ)の時期に、若手が一気に台頭したことを連想させられた…。

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7月20日(金) 人生は 毎日カジノの 緊張感で 生きろと教える 法案成立!

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 統合型リゾート(IR)実施法が、参議院本会議で可決成立。この法案には、合法的にカジノが営業できる条文が入っているため、ギャンブル依存症を拡大する可能性を持つと批判も強く、今通常国会で、「働き方改革法案」と並んで、注目されたものであった。
 しかし、今の時代、よほど社会的な罪悪を拡大するものでない限り、日本の国だけ、その国境の壁を高くして流入を防ぐということは、困難だと考えなくてはならないだろう。そしてむしろ、そのような時代であるだけに、国民自身の意識の中に、外部の環境に振り回されないで、自分自身の強い意志で自らを律する国民意識を育むという取り組みを進めていかねばならないのではなかろうか。
 私たちの人生も、毎日がギャンブル? そんな意識を育むことも大切ではなかろうか。

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7月19日(木) 肱川の 水害それは 人災と 疑問の声から 新たな洪水?

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 7月初旬の西日本豪雨では、愛媛県内でも甚大な被害が発生した。その一つに、西予市や大洲市での洪水被害があった。その原因は、ダムの緊急放流であり、通常想定される最大流量の6倍以上もの放流が行われ、その結果、広範な地域において、川から水があふれ、数多くの家屋が浸水した。死者もあった。
 ダムにおける緊急放流は、「異常洪水時防災操作」に基づいて行われたもので、国土交通省側は、適切な操作であったと説明している。しかし、被害を受けた地域の人たちにしてみれば、洪水を防ぐために建設されたダムによって洪水が引き起こされたということに、割り切れない思いがある。
 今後、これは、政治問題となる可能性もあり、国土交通省や国会の辺り一帯に、新たな洪水を生み出すことになるかもしれない。

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7月18日(水) 浅利さん 死して残すは 猫軍団 ライオンキングも そういや猫族!

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 「劇団四季」を創設し、全国に専用劇場を建設、日本におけるミュージカルの長期上演(ロングラン公演)を成功させ、ショービジネスに新しい一面を切り開いた演出家の浅利慶太氏が死去。85歳だったという。
 浅利氏は、数多くの作品を手がけたが、強く印象に残っているものといえば、「CATS」と「ライオンキング」。今の日本では、ペットとして猫を飼う人が増えていて、2017年の調査では、調査開始以来初めて、猫が犬を上回ったのだそうである。また日本各地で、猫カフェや猫の島などが誕生している。このような猫ブームの原点も、あるいは浅利慶太氏にあったのではないかという気がする。
 改めて、演劇や歌などが人々の心に及ぼす力を認めざるを得ない。このショービジネスの世界の流行が、これからやってくる時代の空気を作り上げていくのであろうか。

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7月17日(火) 日欧が EPAを 締結し トランプラッパに 包囲網…かも?

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 安倍首相とトゥスク・EU大統領が、日本とEUの経済連携協定(EPA)に署名。今後、日本の国会と欧州議会での承認手続きを経て、2019年初めまでの協定発効を目指す手続きに入る。これが発効すれば、人口にして約6億人、GDPにして世界の約3割をカバーする大きな自由貿易圏が誕生することになる。
 今の世界経済を巡る状況は、複雑怪奇である。その震源は、言うまでもなく、トランプ大統領。その「アメリカ・ファースト政策」が、これまでの世界貿易秩序を揺さぶり、あちこちに貿易紛争の火種を播いている。それに対して、アメリカ以外の国々は、自由貿易推進の旗を降ろすことなく、「トランプ・ラッパに対する包囲網」を築きつつある印象である。
 トランプ大統領は、「四面楚歌」ならぬ「四面自由歌」。ふと見ると、「漁夫の利」を狙って、虎視眈々の中国が横にいる。要注意!

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7月16日(月) トランプ流 ミソもクソもの 交渉術に ロシアも加わり 訳が分からん!

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 この日、ヘルシンキで、トランプ米大統領とプーチン露大統領による米ロ首脳会談が開催された。
 トランプ大統領は、この一週間、欧州歴訪を行ってきたが、訪問先の各国で、これまでの友好関係を否定するような予測できない発言を連発し、物議を醸してきた。そしてこの歴訪日程の最後に、プーチン大統領との会談がセットされたのであるが、これには、米議会内での批判が強まっているという。
 しかし、常に率直に発言して正直にふるまう、トランプ大統領の政治姿勢が、国民の間に一定の評価を生んでいることも事実である。
 ふと思い出したのが、ピコ太郎の歌。アップルとペンをくっつけ合わせたらどうなるかという歌。トランプ大統領が得意とするのは、「ミソもクソもの交渉術」。アメリカ外交に、味方も敵もなく、何もかもを取り込んでビジネスにしていこうとする「トラ太郎」の外交は、横から見ていて、よくわからない。

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7月15日(日) 親鸞は 鎌倉初期の 混迷の世に 衆生を救う 教え立てたり

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 「人間論ゼミ」開催。今回のテーマは、「吉本隆明著『今に生きる親鸞』を読む」。
 親鸞聖人といえば、「浄土真宗」の立教者。そして浄土真宗は、現代日本における仏教宗派の中で、最大の信仰者集団である。
 その親鸞が活躍したのが、鎌倉時代の初期。平安時代末期以降、世の中は乱れに乱れ、多くの人々が苦しんでいた。そんな人々を救済するはずの仏教僧たちは、一般大衆の救済には無関心で、貴族たち対象の祈祷と、自らの修行にしか関心がなかった。
 そんな時代に、一般衆生の救済を訴えて、比叡山延暦寺から飛び出し、専修念仏の教えを説いたのが、法然。そしてその法然に教えを受けたのが、親鸞である。親鸞といえば、「善人なおもて往生す。いわんや悪人をや」の言葉でよく知られている。
 その真意を求め合った勉強会であった。

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7月14日(土) 豪雨から 一週間後の 休日に 被災地目指す ボランティアたち…

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 西日本豪雨から一週間。各地に甚大な被害があった。巨大台風が来襲して、深刻な被害が出たという経験はこれまでもあったが、前線に湿度の高い大気が流れ込んで、これほどの被害が出るのか、という印象である。
 ともあれ、被災された方々も、災害を嘆いてばかりではなく、これから復興に向けての歩みを始めなくてはならない。そこで頼りになるのが、ボランティアたち。家の中に流れ込んだ土砂の撤去や家具の運び出しは、どうしても人手に頼らねばならず、ボランティアが被災地で求められている。そこで、初の週末休日となったこの日、全国各地から被災地に、数多くのボランティアたちが駆けつけた。
 ボランティアの特質は、「自発性」「無償性」「利他性」「先駆性」の四つだという。私は、この人たちの活躍ぶりをテレビで見て、日本に新しい可能性を切り開く人たちだと思った。

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7月13日(金) 介護のためと 離職する人 10万人! 現代日本の 難民問題?

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 この日、総務省が発表した就業構造基本調査によると、介護や看護を理由に退職した人が、2017年9月までの1年間に9万9,000人いたことが判明した。その男女比では、約1対3の割合となっているそうだ。一方、介護しながら働いているという人は、346万人もいて、近年、著しい増加傾向を示しているそうである。
 今年の通常国会では、「働き方改革法案」が最大の課題とされてきたが、見方によれば、長時間にわたる残業よりも、介護や看護の負担の方がより大きな問題になっているとは言えないであろうか。働きながら介護や看護との両立を図っていこうと努力する人たちが、結局は、その負担に耐えかねて、住み慣れた故郷とも言うべき職場を追われざるを得なくなっている。とすれば、これは、現代日本の難民問題とも呼ぶべき深刻な事態ではないだろうか、と私は考えたのであった。

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7月12日(木) 「線状」に 雨降り続く 降雨帯 こう頻発すりゃ 「戦場」かもね…

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 日本気象協会が、今回の西日本豪雨災害に関連して、6月28日から7月8日の11日間に、積乱雲が帯状に連なる「線状降水帯」が、全国で計68回発生していたとする分析結果を発表。このわずか11日間で、全国での年間平均発生回数66.7回に匹敵する発生が見られたということである。今回の豪雨被害は、今現在の死者数は188名、行方不明者は68名と、未曽有の大災害となっている。その原因が、この「線状降水帯」の異常発生によるものである、ということなのであろう。
 私は、何年か前に初めてこの「線状降水帯」という言葉を聞いたときに、「戦場降水帯」という表記だと勘違いしていた。しかし、今回の被災地の惨状を目の当たりにするにつけ、まさにこれは、被災者にとっては、これからの人生の「戦場」であるに違いないと考えたのであった。

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7月11日(水) ため池は 水不足への 安全策だが 水余りには 危険策にも…

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 広島県内で、福山市、竹原市、東広島市にある、4か所のため池に、決壊の恐れがあるとして、避難指示が出された。雨はすでに峠を越えて、青空さえ広がっている天候であるが、まだ危険は去っていないということだ。
 「ため池」といえば、水不足に備えて、必要な水を溜め込んでおく池である。したがって、水不足の状況では、大いに力を発揮する。しかし、逆に想定を超えた水余り現象が生じたときには、却って危険を生み出しかねない。
 一般化して論じることにはいささか躊躇もあるが、人間が自然界をコントロールしようとするとき、その自然界が想定内に収まっている間は、その人為は極めて有効に働くが、それが想定するレベルを超える状況となったときには、却って大きな危険を導き出すことがある、という教訓が、今回の事態に含まれている気がしてならなかった…。

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7月10日(火) この春に 入学したての 大学生に なぜ学ぶのかと 語りかけたり

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 この日、神戸学院大学経済学部の1年生、約40名を相手に講義。大学1年生といえば、この時期が、入学しておおよそ3か月で、大学生活にようやく慣れてきているころである。気が緩んできたり、または大学で学ぶことの意味を感じられなくなってきたりして、迷い始める人たちが出てくる時期になるらしい。そこで、「君たちはなぜ大学で学ぶのか」という基本問題について、力強く語りかけてほしいというのが、担当の教授からの依頼であった。
 そこで、今後の人生を考える中で、一生涯を貫く夢を見出すためにも、その夢に向かって、知恵と元気をふるって突き進んでいくためにも、大学生活の中で、自分自身の主体性を大切にしながら学ぶということがとても大事なことなのだと語りかけたのであった。
 大学生の心にどれだけ響く話ができたのか、分からないが、真剣に話を聴いていた。学生たちの良き人生を願ったのであった。

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7月9日(月) WIPOでの 科学技術の ランキング 東京エリアが 世界一とや…

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 この日、世界知的所有権機関(WIPO)が、世界の技術革新力ランキングを発表。その中で、各地の技術革新拠点を比較する「科学技術集積地」部門で、東京・横浜地区が、世界一になったということである。ちなみに、第2位が中国の深圳・香港、第3位が韓国のソウル、第4位がアメリカのサンノゼ・サンフランシスコであった。日本からは、大阪・神戸・京都が第6位、名古屋が第11位に入ったという。
 もっとも、この評価は、国際特許出願数と科学技術系の論文数を集計して比較した結果であり、企業内の技術などを外部に発表していなければ、この評価は必然的に低くなる。直感的に言えば、やはりアメリカの技術力がもっと高く評価されるべきだと私は思う。この発表をあまり額面通りに受け止めないほうがいいのではないかというのが、私の正直な気持ちである。

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7月8日(日) 西日本に 安全の地など どこにもないと 勉強会を 中止と決定!

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 今日になって、ようやく雨の勢いが弱まってきた。しかし、テレビの報道を見ていると、局所的に激しい雨が降り続いているところもあり、または河川の洪水などがさらに深刻化しているところもあり、被害はまだまだ拡大している様子である。今日になって、確認された死者数も大きな数字に膨らんできている。
 このような状況の中で、私は、この日予定していた「フォレスト・トレンド勉強会」を中止することとした。もうすでに大量の雨が降り続いているから、予想もしないところで崖崩れが起こることもあるかもしれない。道路が通行止めになるということもあるだろう。「こういうときには、無理な外出は控えてください」と、テレビのアナウンサーも力説している。確かに、こういうときは、じっとしていることが大切だ。勉強会は、また機会を見て開けばいい、そんな風に考えたのであった。

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7月7日(土) ニュースでは 各地で自然の テロリズム! こんな被害は 聞いたことない…

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 昨日は、広島市での講演を少し早めに切り上げて、帰途についた。この時、もうすでに、山陽自動車道が通行止めになっていたので、中国自動車道に回り、さらにやまなみ街道を経て、それからしまなみ海道を通って、四国に渡った。家に帰り着いて、ニュースを見ると、中国自動車道やしまなみ海道も通行止めになっていた。もう少し出発が遅れていたら、家に帰り着けなくなっていたかもしれない。
 夜が明けて、今朝のニュースでは、各地の災害の様子が大きく報じられていた。広島県が最も被害が大きくて、岡山県、愛媛県がそれに続いていた。テレビ映像を見ていると、各地で土石流が発生し、山際の家に襲いかかっていた。また、河川が氾濫して、多くの家屋を濁流の中に呑み込んでいた。
 台風ならばまだしも、大雨が降っただけで、こんな災害が起こるとは…と、まるで自然のテロリズムに出遭ったような気分であった。

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7月6日(金) 広島で 講演…しかし 雨ひどく 気持ちもそぞろな 教育論議

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 昨晩は、三原港近くのホテルで宿泊。午前中、東広島市で、平浩介さんにお会いして、少しばかり意見交換をした後、広島市に向かう。午後一番に、講演が予定されていたからであった。中四国地域のカトリック系学校の理事長・校長・教頭などが集まる会合で、教育問題についてお話をすることになっていた。
 しかし、会場のホテルに到着すると、今日は大雨のせいで、この会合に参加できない学校が出ているという。さらに、もう少しすると、交通機関が止まってしまうので、講演の途中に失礼しなければならない学校もあるという。やはり学校の責任者ともなると、自然災害が予想される状況では、早く学校に戻らなくてはならないという事情もあるようだ。
 教育問題は息の長い問題、一方、自然災害は目の前の問題、やはり教育者にしても、目の前の問題の方が大切ということか…。

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7月5日(木) 三原市は 「見晴らし」のまち タコのまち ところが今日は タコ見の見物!

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 広島県三原市に向かう。実は、松下政経塾の後輩・岡田吉弘さんが、今春塾を卒塾し、地元・三原市で活動を始めているというので、激励方々、キャラバンを企画したのであった。
 しかし、この日は、大雨の予報が出ていて、午前中から既に雨が降り始めていた。岡田さんは、町全体を展望できる「筆影山展望台」に登ることなども計画していたようだが、計画を変更して、毛利水軍の本拠地であった「三原城」の城跡、その近くの「みはら歴史館」、さらに、広島空港周辺の「中央森林公園」、さらに、廃校となった小学校を活用した「和木地域ふれあい交流センター」などを見学して回り、その後、一緒に夕食をとりながら意見交換を行った。
 三原市といえば、タコ料理で有名である。今日は、「見晴らし」は良くなかったが、タコのように、足をいろいろな方向に伸ばした。「高見の見物」ならぬ「タコ見の見物」であった。

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7月4日(水) 収賄と 聞けばお金と 思いしが お礼は息子の 大学合格?

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 東京地検特捜部が、文部科学省科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者を逮捕したと発表。それによれば、佐野容疑者は、文部科学省で官房長であった昨年5月、東京医科大学から私立大学支援事業の対象校に選定されるよう請託を受け、その見返りと知りながら、自身の子供が、今年2月この大学を受験した際に、入学試験に加点する便宜を受けて、合格させてもらったという疑いがあるという。
 私も、長い間政治家としての仕事をしていたから、よく「贈収賄」という言葉を聞いてきた。しかしそれは、何らかの便宜を図ったことに対して、お金を受け取ったというものであった。そして時には、飲食やゴルフ接待などが問題になることもあった。しかし、その見返りとして大学合格というのは、初めてである。
 佐野容疑者は、私大関係者が入学試験で有力者の便宜を図るのは慣例であり、それが贈収賄に該当するとは思わなかったのか…。

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7月3日(火) この夏の サッカーフィーバー 峠越え… 日本チームが 戦い終えて

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 サッカーワールドカップの決勝トーナメントで、日本チームは、ベルギーを相手に初戦を戦い、途中まではベルギーを圧倒して、このまま勝利するかとも思われたのであったが、その後ベルギーに追いつかれて敗退。ベルギーは、世界ランキング第3位という強豪であり、そんなチームを相手にここまで健闘した日本チームに、賞賛の声が上がっている。
 しかし、この敗退で日本チームの戦いは終了。この10日間余り、日本列島はサッカーフィーバーでずいぶん盛り上がったが、それも峠を越えて、これからは、サッカー熱もしずまっていくのであろう。サッカーファンにとっての夏は終わった…という印象である。
 サッカーに勝ったといって何かが変わるわけではない。それにもかかわらず、何がこれほどの盛り上がりを生み出してくるのか、これからの社会を考える上での大きなヒントが隠されているような気がしたのであった。

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7月2日(月) ニュースでは 婚約する人 賞受けた人 亡くなった人…… 光さまざま…

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 ニュース報道の中に、さまざまな人たちの人生の光を垣間見た一日であった。
 まず第一には、高円宮絢子さまの婚約発表記者会見。これから新しい家庭を築いていかれる宮様の、希望に溢れる光がそこにあった。
 第二には、冬季オリンピックで2回連続金メダルを獲得した羽生結弦選手の国民栄誉賞受賞。羽織袴姿で登場した羽生選手の笑顔が印象的であった。彼の表情には、若さではち切れんとする光があった。
 第三には、落語家・桂歌丸さん逝去の報道。病に倒れた後も何度も寄席に出演し、自らの病までも笑いの題材として話し続けたその人生が、面白おかしく紹介されていた。いぶし銀のような鈍い光を感じた。
 かつて小泉総理が語ったが、「人生いろいろ」である。そのいろいろな人生のそれぞれに光がある。そんな気がしたのであった。

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7月1日(日) 真珠湾 奇襲攻撃 その背景は 日米相互の 誤解と疑念!

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 「フォレスト・トレンド勉強会」。今回のテーマは、「太平洋戦争を始めた責任の所在」。
 もうすぐ8月15日の終戦記念日。少し前には、沖縄における慰霊祭も行われ、日本人が戦争に思いを巡らせる季節がやってくる。そこで一度、太平洋戦争の開戦に至る歴史を振り返っておきたいと考えたのであった。
 今回の勉強会で使ったのは、ジェフリー・レコード著『アメリカはいかにして日本を追い詰めたか(草思社、2017年2月8日)』という本。膨大な資料をもとに執筆されたもので、「米国陸軍戦略研究所レポート」として、アメリカの軍人教育にも使われているものらしい。
 これを読むと、最初は両国ともに、戦争などあるはずがないと考えていたようである。しかし、様々な誤解があり、それが疑念を膨らませ、戦争は避けられないと日本が思い込み、ハワイの奇襲に至ったと論じられていた。考えさせられる論点の多い本であった。

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