8月4日(土) 大学と 受験生とは 対等な 契約関係? 入試において…
東京医科大学の入試における不正問題が、このしばらく大きな話題となっている。
今日は、大学自身による内部調査の詳細が明らかになり、特定の受験生に対する加点操作だけではなく、女子受験生や三浪以上の受験生の合格者数を抑える操作も行われていたことが明らかになった。そして、このような差別に対して、強い批判がなされている。
しかし、東京医科大学は私立大学であり、試験の点数だけで形式的に合格者を選別しなくてはならないわけではないだろう。私塾では、昔から、教育する側が、そこで学びたいとやってくる人をかなり恣意的に選別していたように思う。成績よりも、その教育理念と響き合う人を合格させてきたのではなかったか。
そんなことを考えると、私にはむしろ、教育が成績だけで評価される傾向のほうに、強い危惧を抱かざるを得なかったのである。
| 固定リンク