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11月30日(金) G20 サミット開幕… 米中が 覇権を競う 戦場となるか?

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 主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)が、アルゼンチンのブエノスアイレスで開幕。これに先立って開かれたAPECでは、アメリカと中国の対立が露となり、初めて、首脳宣言が採択できなかっただけに、このG20でも、米中の対立に注目が集まっている。
 アメリカと中国の間で意見が対立して、議論が取り纏められないというのであれば、それは米中首脳会談で解決すべき問題であると思うが、おそらくは、アメリカも中国も、このような国際会議を通して、自国の味方をいかに増やすか、という覇権争いを展開していると考えるべきなのであろう。
 このような会議では、参加国はそれぞれに旗幟を鮮明にすることを求められることも多かろう。これから先、米中が対立する国際会議というのは、他の参加国にとっても、国益をかけた大変な会議になるのだろうと思う。

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11月29日(木) 傷口に まだ塩塗るか? 元徴用工に 賠償命ずる 判決また出て…

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 韓国大法院が、三菱重工業に対して、第二次世界大戦中に動員された韓国人徴用工などに損害賠償を命ずる判決を確定させた。少し前には、新日鉄住金への賠償判決が確定しており、今後も、同様の判決が次々と出されることになりそうである。
 この問題は、1965年の日韓請求権・経済協力協定ですでに解決済みというのが、日韓両政府の考え方であった。つまり、もう50年以上も前に、この戦争中の傷は完治したと判断されていたのであった。しかし、韓国司法は、それを否定する判断を行い、傷口に塩を塗って、痛みを忘れないぞと主張したのである。
 朴槿恵・前韓国大統領は、「恨は千年忘れない」と語ったそうだが、その考えだと、確かに50年くらいの年月で傷が癒えるはずがない。日本は、過去を忘れられない民族を相手に、どう過去を清算したらいいのであろうか。

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11月28日(水) 四万十で 谷干城の 資料展 その万華鏡には 土佐の華々

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 朝、橿樹舎を出発して、高知県へ。高知県では、今、幕末維新を広く紹介する「幕末維新博」が開催されているが、四万十町では、熊本城で西郷隆盛の旧士族軍を食い止めた男、谷干城に関する資料展が開催されているというので、残り僅かの会期中に一度、その様子を見学しておきたいと思ったのであった。
 高知県議会で、武石利彦・県議と合流して、県議の運転する自動車で、四万十町に向かった。そして、その展示会場で、谷干城の人生を紹介するパネルや思想を表現した書、また、彼が使っていた品々や彼の人生を象徴する場面を再現したフィギュア模型などを見せていただいた。ここでは、多くの方々に訪問を歓迎していただいた。深く感謝申し上げたい。
 そこで感じた谷干城とは、「万華鏡」であった。次々に変わる時代の中で、様々な華を咲かせ続けた男、それが、谷干城であった。

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11月27日(火) 「幸せ」は 己が心の 芸術品! 我も人もの 響き生み出す…

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 橿樹舎がある船木の公民館で、公民館長から依頼を受けて、講演を行った。そのテーマは、「幸せについて考えよう」。これまで二年間にわたって『月刊・武道』という、日本武道館発行の月刊誌に連載してきたものが、もうすぐ本として出版されることになるのだが、その本のタイトルが、この「幸せについて考えよう」である。そこで、これまでこの連載に取り組んできた思いをお話しさせていただいた。
 「幸せ」というのは、いろいろな表現の仕方があると思うが、私は、自分の心が「芸術品」として輝きを生み出している姿ではないかと考えている。つまり、私たちがこの人生を通して、何を思い考え生きてきたか、それを心に映し出したものが光り輝いているならば、それを「幸せ」と呼ぶのではないだろうか。
 そんな私の思いを、集まってくださった方々に諄々と語りかけたのであった。

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11月26日(月) 「激励」の 決議なされて 稀勢の里 来場所いよいよ 崖っぷちかな…

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 日本相撲協会の「横綱審議委員会」は、先の九州場所で一勝もできないまま5日目から休場した「横綱・稀勢の里」に対して、「激励」を全会一致で決議したという。横綱・稀勢の里は、横綱昇進の後、一度優勝をしたものの、その後は8場所連続休場、そして先場所も、勝利のないまま途中休場していて、横綱としての資格が厳しく問われる状況になっていた。
 それにしても、興味深いのは「激励」という表現。「頑張ってください」という励ましを意味しているが、実際には、これ以上不振が続くならば、横綱の権威を失墜させてしまいかねないから、もう引退を決意してください、という「最後通牒」でもある。
 久しぶりの日本出身横綱ということで、多くの人たちの期待を背負ってきた稀勢の里だが、来場所はいよいよ崖っぷちということだ。
 ここ一番の奮起を期待したいものである。

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11月25日(日) 人間て そもそも何ぞ? 「進化」なる モノサシ当てれば パラドクスなり

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 今回の「人間哲理研究会」で取り上げたのは、入江重吉著『人間観と進化論』という本。数多くの思想家・宗教家などの進化論を紹介しながら、現代人がいかに形成されてきたか、ということを論じている本である。著者は、京都大学で哲学博士号を取得した後、愛媛県の松山大学で教鞭をとっておられる教授であるが、余りに博識であり、一読して簡単にその主張が理解できるという本ではなかった。
 著者自身も、「多面的な相貌を見せる人間」について、簡単に論じ尽くすことはできないと語っている。まさに人間とは、その進化のプロセスからして、パラドクス(背理、逆説)の連続であり、その集積として今の人間があるとするならば、それはパラドクスの集合体なのではないだろうか。人間とはこういうものだと、あまりに安易に割り切る姿に対して、著者は警鐘を打ち鳴らしているのであろう。

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11月24日(土) コンニチワ 世界の国から コンニチワ 半世紀経て またコンニチワ

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 フランスのパリで開催されていた「博覧会国際事務局総会」において、2025年の国際博覧会開催地が、大阪となることが決定。大阪で開催された前の万博が、1970年のことであったから、約半世紀を経て、再び大阪にやってくることになる。この万博には、世界の各国・地域や数多くの企業などが参加し、様々な先端的な文物が紹介される。閉塞感の漂う地球社会に、新たな可能性を切り開く、先進的な万博となることを心から祈りたい。
 大阪万博といえば、そのシンボルとなった岡本太郎の「太陽の塔」と、三波春夫が歌った「万博音頭・世界の国からこんにちは」が、記憶に強く刻み込まれている。今度の万博では、いったい何が、そんなレガシーを作ることになるのであろうか。もう岡本太郎も三波春夫もいない。新時代の新しい表現が、どのような形で生まれてくるのか、楽しみである。

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11月23日(金) 英雄が 罪人となり また返り咲き… 半世紀経ても 続くブランコ

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 今日のイラ短は、何を取り上げて描いたものなのかと、首をかしげている人がいるかもしれない。実はこれは、中国の習近平・国家主席が、人民大会堂で開催された「劉少奇・元国家主席の生誕120年記念座談会」に出席し、そこで、この劉少奇・元国家主席をはじめとする過去の革命家が「一生をかけて奮闘した偉大な事業を継承、発展させる」と発言したことをテーマとして描いたものなのである。
 劉少奇は、最高指導者であった毛沢東と対立し、文革の中でひどい迫害を受け、最後は非業の死を遂げた。その名誉が回復されたのは、毛沢東の死後、鄧小平によってであった。
 高名・高位の人の人生とは、往々にしてブランコのようなものになりがちである。大きく前に揺れれば、その次には後に大きく揺れる。毀誉褒貶の儚さを、この劉少奇・元国家主席の人生に、まざまざと見る思いであった。

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11月22日(木) 鬼のいぬ 間の洗濯? 日産の 権力汚れを 洗い流すか…

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 今日もまた、日産自動車のゴーン会長をめぐってのイラ短。日産自動車は、この日の午後、臨時取締役会を開き、代表取締役会長のカルロス・ゴーン容疑者の代表取締役と会長職の解任を決定。全会一致であったという。また、同時に逮捕されたグレッグ・ケリー容疑者の代表取締役の解任も決定。
 日産自動車としては、これで、会社内の権力乱用事件を主導したとされる人たちを首尾よく排除し、新体制を打ち立てる準備が整ったということになるのであろう。日産という企業にこびりついた「権力汚れ」を、「鬼のいぬ間に洗濯した」ということか。しかし、独占的な権力というものは、とかく汚れを呼び寄せる傾向を持つ。今回汚れを洗い流したように見える「日産」という布が、再び汚れない仕組みをどう作っていくかということが、これからの課題となりそうである。

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11月21日(水) 韓国の 慰安婦財団 解散となり 近くて遠きが また遠くなる

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 韓国女性家族省が、日本政府が提供した10億円を原資に元慰安婦の支援事業を進めてきた「和解・癒やし財団」を解散すると、正式に発表。この財団は、2015年末の日韓外相会談で、「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した上で設立されたものであり、外交上はもうこれ以上この問題を取り上げることはない、と約束されたことの象徴であった。その約束が、今回も、政治的に否定されることになった。韓国政府の約束破りが、今後、大きく日本人の反感感情を生み出すこととなるだろう。
 過去の問題というのは、どこかの段階で決着をつけねばならないものである。だから、外交において、お互いがその妥協点を求め、決着させるのである。それを一時の感情や思惑でひっくり返していては、理性的な外交は行えない。これで、「近くて遠い国」韓国が、さらに遠い国になってしまったか…。

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11月20日(火) 次々に ゴーン氏悪事が リークされ 我も傾く 隠謀説に…

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 今日も、日産のゴーン会長逮捕の話題が、ニュースの中心話題。社内の一部の人間しか知り得ないような新しい情報が、次々にリークされて、報じられていた。
 それをテレビで見ながら、私は、今回のゴーン会長逮捕劇というのは、日産社内の反ゴーン派の人たちがかなり用意周到に準備した上で、東京地検特捜部にその情報を流して行われたものだという思いを強くした。これをクーデターと呼ぶべきかどうかはよくわからないが、少なくとも、一部でじっくりと練り上げられた陰謀であったには違いないと思う。
 ゴーン氏といえば、国際的に高く評価された経営者である。そんな人にして、こんな事態を迎えることがあるのか、と考えると、高い地位や名声というものが持つ儚さや虚しさを、私は感じざるを得なかったのである。

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11月19日(月) 日産の ゴーン会長 逮捕され ニュースがみんな 推理小説…!

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 この日の臨時ニュースで、突然、日産自動車のカルロス・ゴーン会長が拘束され、取り調べを受けていると報じられた。そしてこの日のうちに、逮捕。東京地検特捜部が極秘の内部捜査を行ってきたということであろう。
 その一報が伝わって後、各メディアは競い合うように、この逮捕の理由をめぐって、様々な憶測報道を行った。それはまるで、推理小説の世界であった。夜になって、日産自動車側から、ゴーン会長の複数の不正行為についての発表があり、ようやくその逮捕に至った背景の一端が明らかになったのであった。
 それにしても、まだこの段階の報道ではよくわからないことが多い。一体何があったのか、街中でも、にわかシャーロックホームズや明智小五郎、金田一耕助などが、それぞれに自分の見立てを語っていたようである。

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11月18日(日) 古義学の 伊藤仁斎 APECを見りゃ 元の理想に 帰れと語るか?

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 「教育思想研究会」の日。今回取り上げたのは、江戸時代の儒学者「伊藤仁斎」。江戸時代の初期から中期にかけて活躍した人である。
 仁斎は、この時代、幕府を中心に強い影響力を持っていた「朱子学」や、一部の人たちに強く支持されていた「陽明学」などに批判的であり、儒学の教えを学ぶのならば、解釈本ではなくて、孔子や孟子が論じた時代の原著に学ぶべきであると考えた。後世の人々の解釈に惑わされてはならないとしたのである。
 時ちょうどこの日には、パプアニューギニアで開催されていたAPECの首脳会議が閉幕したが、米中両国のせめぎ合いが激しくて、恒例の共同首脳宣言の採択を断念。もしも伊藤仁斎が今の時代に生きていれば、APECが結成された当初の理想に帰れと語ったかもしれない。様々な思惑が飛び交うこの時代、原点回帰ということが確かに大切なことだ。

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11月17日(土) カショギ氏の 殺害事件に CIAが 皇太子関与と 断定したるか?

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 アメリカの複数メディアが、トルコ国内でジャマル・カショギ氏が殺害された事件で、米中央情報局(CIA)が、サウジアラビアのムハンマド皇太子が殺害を命じたと断定したと報じた。こう断定した背景には、様々な会話や通話の記録をCIAが既に入手しており、それらの分析から、ムハンマド皇太子の関与を否定することはできないと結論付けたようである。
 こうなると、次に人々が関心を寄せるのが、アメリカのトランプ大統領の判断。これまでトランプ大統領は、ムハンマド皇太子を擁護する発言を繰り返してきたが、もう事件と無関係であったと強弁することは困難であろう。しかし、アメリカ大統領となれば、サウジアラビアの権力基盤が大きく揺らぐ事態は避けたいと考えるはず。様々な状況を勘案しながら、どううまく着地点を見つけるのか、これは、私にとっても興味深い点である。

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11月16日(金) 実際にゃ 何にも変わりゃ しないけど 基本単位の 定義改定?

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 フランスで開催中の「国際度量衡総会」で、国際単位系の4つの単位について、その定義改定を承認。来年5月20日の「世界計量記念日」以降には、この新しい定義に基づいて、質量(kg)、電流(A)、温度(K)、物質量(mol)が測定されることになる。
 このような変更が行われた理由は、これまで使用してきた定義では、例えば質量の場合、その原器の汚れや摩耗などの経年変化などによって、ごくわずかではあるが、質量が変化する可能性があったからである。そこで、変化することがなく、普遍的であり、かつより正確という基準定義に変更して、よりミクロな測定量が求められる、これからの時代に対応できるようにしたのである。
 もっとも、この変更は、日常生活上は一切関係がない。あくまでも雲の上の話…ということだ。

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11月15日(木) メイ首相 滅入る気分か… 名案もなく 迷路に入りて 命脈尽きるか?

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 メイ首相は、イギリス政治の最大課題であるEU離脱問題に関して、その離脱協定案を臨時閣議で了承したと発表。しかしながら、この協定案は、与党内でさえ反対する議員たちが少なからずいる様子であり、今後、議会に諮られることになるが、その承認が得られるかどうかも不透明。早速この日には、EU離脱相と雇用・年金相の2人の閣僚が、首相の方針に抗議して辞任したということである。
 このEU離脱の問題は、前任のキャメロン首相が、その国民投票に敗れた責任をとって辞任、そしてその後を受けたメイ首相も、国論を大きく分断するこの問題に翻弄され続けてきた。イギリス政治にとってはとんでもない難題であり、メイ首相が滅入る気分になるのもわかる。まさに、「なかなか名案もなく、迷路に入り込んでしまい、政権の命脈がここで尽きるかもしれない」という難題である。

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11月14日(水) 安倍総理 プーチンさんと 語ったは 北方領土の 着弾地点?

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 安倍総理が、シンガポールで、ロシアのプーチン大統領と会談。かねてから両国間の課題となっている北方領土問題の解決に向けて、日露交渉の加速化を呼びかけたようである。
 今回のこの話し合いの伏線は、昨年9月にウラジオストクで行われた国際会議で、プーチン大統領が、「前提条件なしに平和条約を年内に締結する」ように呼びかけたことであった。これまで日本政府は、「4島の帰属問題を解決して、平和条約を締結する」というのが公式見解であったが、あえてその4島の帰属問題を先送りにして、平和条約締結を優先させようと提案してきたのであった。これは日本にとってみれば、砲弾が軍事演習場の場外に着弾するような提案であった。
 ちょうどこの日には、陸上自衛隊饗庭野演習場で、迫撃砲弾が演習場外に着弾した…。

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11月13日(火) 大谷が 大リーグでの 新人王! それ仰ぎ見る 日本の総理

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 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、アメリカンリーグの新人王に選ばれた。日本人が大リーグの新人王を獲得したのは、2001年のイチロー選手以来。全米野球記者協会の30名が投票した結果、25名までが大谷選手をトップに選んだということである。心からこの受賞をお喜び申し上げたいと思う。
 ところで、大谷選手といえば、「打ってよし投げてよし」の「二刀流」。この日スポットライトを浴びている大谷選手を、横で仰ぎ見ている政治家がいた…。安倍総理である。総理は今日、ペンス・米副大統領と会談を行ったが、その表情は少し物憂げであった。「私だって、アメリカに対して打ち返したいことや豪速球を投げ込みたいことも一杯あるのだが…」と、心の中でつぶやいていたのではなかっただろうか。私は、心晴れない総理の表情を見ながら、そんなことを感じたのであった。

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11月12日(月) 東証で ソフトバンクの 上場決まる 情報宇宙の カプセル回収?

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 東京証券取引所は、この日、携帯事業を行うソフトバンクの上場承認を発表。この携帯事業子会社の時価総額は、約7兆円に及ぶとされ、今回、その内の約4割を株式市場で売り出すとのことで、その金額は、約2兆6,000億円になる見込みなのだそうである。
 それにしても、ソフトバンクグループが本格的に携帯電話事業に参入したのは、2006年にボーダフォン日本法人を買収してからのことで、わずか12年前のことである。それが、今や7兆円にも及ぶ資産価値の会社となった。
 この日は、国際宇宙ステーションからの試料を積んだ小型カプセルが、太平洋上で無事に回収されたが、ソフトバンクグループにしてみれば、情報宇宙から再突入する「株式資産カプセル」が、うまく「東証海」に着水し回収できるかどうか、孫正義社長も、ハラハラしながらそれを見守っているのではあるまいか。

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11月11日(日) 棺桶の中 地下千尺に 埋められた 心がなくば 役には立たぬ!

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 今日開催した「人間論ゼミ」で取り上げたのは、河井継之助。明治維新時の戊辰戦争において、長岡藩の代表として、官軍との和睦交渉に臨んだものの、大義を貫こうとしたために、交渉は決裂し、戦闘に突入。河井は、勇猛果敢な戦いを行ったものの、最終的には敗れ、その敗走の途中で、41年の人生を終えた。
 今の長岡でも、この河井継之助に、功罪相半ばする評価があるという。その大義を重んじた生きざまに高い評価がある一方で、和睦が成立していれば、こんな被害はなかったと、恨みを込めた批判があるそうだ。
 この河井継之助には、こんな言葉がある。「身を棺槨(かんかく)の中に投じ、地下千尺の底に埋了したる以後の心にあらずんば、ともに天下の経綸を語るべからず」と。とんでもない覚悟である。こんな人ならでは、歴史に名を残すことができたのであろうか。

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11月10日(土) 米中の 閣僚対話じゃ 糸口もなく 結局最後は ガンマン対決?

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 ワシントンで、アメリカと中国の外交・安全保障担当閣僚による対話が行われ、その後、記者会見が行われた。その記者会見では、アメリカ側から、中国国内のウイグル族などの少数民族問題や南シナ海における中国の権益拡大への懸念などを伝えたのに対して、中国側は、これら問題には一切の妥協の余地はないと、頭から拒絶する反応を示したそうだ。
 この11月末には、アルゼンチンで主要20か国・地域(G20)首脳会議が開かれるが、そこで米中首脳会談が予定されているそうである。今回の閣僚会議でその地ならしを狙ったのであろうが、問題解決の糸口さえ得られなかった模様。こうなると、いよいよ首脳同士での一対一の対決ということになるのだろうか。昔の西部劇映画でも、最後には一対一のガンマン対決、というシーンがよくあったが、今回もそういう演出なのであろうか。

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11月9日(金) (i)今からは (P)パーキンソン病 (S)すっかりばっちり (治)せるかもと (験)の始まる!

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 京都大学病院は、パーキンソン病患者に対して臨床試験(治験)を行い、その患者の脳に、iPS細胞から作った神経細胞約240万個を移植したと発表。このようなiPS細胞を脳に移植する臨床試験は、世界初のことだという。とりあえずは、左の脳だけに移植を行い、その後の経過が良好であれば、半年の観察の後で、右脳にも移植手術を行う予定だという。ご成功を心からお祈りしたいと思う。
 ところで、とかく機能不全に陥っているのではないかと批判される国会の脳みそにも、iPS細胞の移植というのはできないものであろうか。今日のイラ短日記には、チコちゃんが登場。そして、例のキメゼリフ「ボーッと生きてんじゃないよ」! 多くの国民が、そんな気持ちになってきているのではないだろうか。
 どなたか、国会のパーキンソン病も治療してくれる人がいないものであろうか。

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11月8日(木) 東芝が 7000名もの 削減で いよいよ火がつく 本丸リストラ!

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 経営再建に取り組んでいる東芝が、今後5年間の中期経営計画を発表し、グループ全体で約7,000人の人員削減を打ち出した。加えて、子会社を25%減らし、工場などの主要拠点の15%で統廃合を検討。また、外国における事業も、売却する方針を示した。その一方で、リチウム電池や再生可能エネルギーなどの成長事業に投資を行うのだそうだ。
 これによって、2024年3月期には、その営業利益を3,200億円まで伸ばす計画だという。ただ経済は生き物であって、その新規事業がうまく育つかどうかは分からず、または今後の経済環境もどうなってくるか分からない。
 それにしても7,000人の削減とは、本丸自身のリストラも意味する。特に高齢社員の退職を見込んでいるのだろう。東芝の経営陣には、これからも大変な日が続くものと思われるが、企業再建の成就を心からお祈りしたい。

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11月7日(水) トランプさん 中間選挙の 結果にも 唯我独尊 強気コメント

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 注目されてきたアメリカ中間選挙の大勢が決まり、上院では、与党共和党が過半数を獲得したものの、下院では、民主党が過半数を獲得することが明らかとなった。いわゆる議会の「ねじれ現象」が生じたわけで、今後、トランプ大統領の政策推進に、大きくブレーキがかけられることになりそうである。
 それに対して、トランプ大統領は、あくまで強気である。決して敗北を認めようとはしなかった。あるいは、今後、自分自身の政策推進に対して議会がブレーキをかけるようなことがあれば、それを徹底的に批判して、いかなる抵抗に対しても、決して負けることのない強いリーダーを演出していこうとするのであろうか。議会のみならず、マスコミや側近に対しても、「オレ様は正しい」と、ここまで自分を信じ抜ける精神とはいかなるものだろうか。周りの憂いはますます深まっていくが…。

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11月6日(火) 月面に ラブメッセージが ありとても とても実らぬ 恋のシンボル?

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 今日、面白いニュースがあった。月面上に、アルファベットの「LOVE」の文字が写っている写真を愛媛県の天体愛好家が撮影し、それをNASAが、ホームページ上で、「今日の天文写真」として紹介したのだそうだ。
 これは、お月様が、地球上の人々に対して、愛を語りかけているというロマンチックな話を連想させる。しかし、月が地球に向かって愛を囁きかけているとしても、この恋は決して実ることはあるまい。月は地球から約38万キロも離れていて、この両者はいつまでも触れ合うことさえできない。今後、いつの日にか地球上に落下してくるとしても、それは何億年以上も後のこととなるだろう。
 こんなことを語ると、なんとも無粋かもしれない。しかし、実らぬ恋の方が、むしろ美しいという気もする。ならば、それはそれで良いではないか…、そんな気がしたのである。

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11月5日(月) GAFAさん 情報世界の 交通事故にゃ 我関せずと 語ってきたが…

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 この日、日本に帰国。朝、広州国際空港を発ち、関西国際空港に。その飛行時間はわずかに3時間余り。しかしそこからバスを乗り継ぎ、新居浜に辿り着くのに要したのは、約6時間。四国の我が家よりも、中国の広州市の方が、短時間だと思うと、少し複雑な気持ち…。
 ところで、家に戻ってニュースを見ていると、巨大IT企業の問題が報じられていた。グーグルやアマゾンなど、IT分野でその基盤となるネットワークや取引システムを提供する大手企業があるが、そのネットワーク上で、様々な問題が起きていることに対して、何らかの規制が必要だと指摘するものであった。これまでは、これら企業は、単にインフラを提供しているだけであり、その商取引などについて責任を負うものではないという立場であったが、もうそれでは済まない時代がやってきたということであろうか。

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11月4日(日) 古代から 華南の都 広州は 辛亥革命 発祥の地なり

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 この日は、朝、高速鉄道で広州市に移動。終日、広州市内の観光を行った。
 まず訪れたのが、「陳氏書院」。辛亥革命の後に、陳氏一族がお金を出し合って、一族のお祀り・会合や子弟教育を行ったりする場を作ったそうだ。中国では血縁関係を重視するとよく言われるが、その意識を強く感じた。
 それから次に訪れたのが、「中山紀念堂」。孫文を顕彰している施設である。孫文の人生や業績などをここで確かめることができた。さらには、「三元里人民抗英闘争記念館」「広州起義烈士陵園」「広州近代史(広東革命歴史)博物館」「西漢南越王博物館」などを次々に訪ねて、華南の中心都市であった広州市の歴史を広く学んだ。
 この広州市で感じたのは、北京や南京とは異なる歴史の存在であった。中国の広さを改めて感じ考えさせられたのであった。

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11月3日(土) 孫文が 生まれ育った まち訪ね 不撓不屈の 精神学べり

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 昨日は、「ワンピース展」開幕式の後、日中双方の関係者皆さんとの昼食懇談会。そしてその後、日本側参加者とともに、深圳の街の中を観光した。ここには、アヘン戦争時の砲台跡が残り、また、その交渉の中国側責任者であった、林則徐の像もあった。また、街中に移動し、大きな書店を核店舗とするモール風のショッピングセンターの様子を見学した。
 そして今日は、孫文の生誕地を訪れることにした。孫文の名を冠した「中山市」に、「孫文故居記念館」があり、その横には「辛亥革命記念公園」があった。さらには、巨大な孫文の像がある「孫文紀念公園」、また「孫中山記念堂」、「中山市博物館」などを次々に訪れ、孫文の人生を偲んだ。
 そしてそこから深圳市に戻り、「海上世界」という、海をテーマにしたショッピング・モールで夕食。有意義な一日であった。

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11月2日(金) 日本の アニメ文化が 中国で ブレークするのか ワンピース展…

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 深圳での「ワンピース展」開幕式。「ワンピース」は、日本で最も人気のあるアニメである。昨年10月時点で、その単行本の累積発行部数は3億6,000万部を突破しているという。ギネス世界記録にも認定されたらしい。そして国内のみならず、海外でも翻訳本が40以上の国と地域で販売されていて、その発行部数も7,000万部を突破しているらしい。
 中国でも、この「ワンピース」は、子供や若者たちを中心に大人気らしく、この「ワンピース展」も、深圳を皮切りに、今後、約1年半をかけて、中国の主要都市6か所で次々と開催されるのだそうだ。
 言語や習慣、歴史や文化が異なっても、若い世代を中心にこのような共感を生み出すアニメが持つ可能性ということを、考えざるを得なかった。そしてそんな思いを、私は挨拶の中で参加者に語りかけたのであった。

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11月1日(木) あの頃は 30万の 寒村が 1400万だ? どうなってるのだ

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 関西国際空港を午後に出発する航空便で、深圳空港へ。深圳空港には、午後7時ごろ(現地時刻)到着。早速、深圳市のホテルに向かった。そしてそこで、今回の「ワンピース展」を主催する黄山美術社の陳建中・社長と夕食会。様々な話題について、意見交換を行った。
 今回の旅の別の関心は、この深圳の街の急速な発展ぶりにもあった。実は、私はもう30年以上も前に、この深圳を通りかかったことがある。広州市から香港へ移動する列車の車窓から、この街を眺めたのであるが、当時はまだ人口が約30万人程度であり、広大な田畑が広がっていた。そして、経済特区に指定された直後であり、外部の人たちが流入しないようにその周りは鉄条網で囲まれていた。それが、今の人口は1,400万人を超えるという。
 その驚くべき急成長の実態を、この目で確かめてみたいと考えたのである。

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