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12月31日(月) 大晦日 この一年を 振り返り カタストロフの 兆しに慄く…

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 いよいよ平成30年の大晦日。私自身も、自分にとってのこの一年間や、私が感じ考えてきた世の中のことなどを振り返ってみた。
 本当に色々なことがあった一年間であった。それを簡単に要約してみるならば、「社会の基盤部分が激しく揺れ動いた一年」と言うべきであろうか。そして、それだけの激しい動きが社会の奥にありながら、それでも何とか平穏無事にこの一年が過ぎていこうとしているのは、端的に言えば、表面をうまく取り繕い、美しく飾ることに努めてきたからではないかというのが、私の率直な思いである。
 しかし、表面を美しく見せるだけのメッキは、やがて剥がれ落ちる日がくる。それが全世界で連鎖的に起きるならば、これまでの社会は一気に破綻する。カタストロフ現象が突然に訪れてくるのである。そんなことに慄きながら、新たな決意を胸に抱いたのであった。

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12月30日(日) GDP 1位と2位が 加わらぬ TPPだが 今日発効せり…

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 年末がいよいよ押し迫る中で、今日発効したのが、アメリカを除いた11か国の環太平洋経済連携協定「TPP11」。この「TPP11」では、最終的にほとんどすべての関税を撤廃することを目指していて、世界のGDPの13.2%を占めるこの圏域がほぼ完全な自由貿易圏となる。その影響は、極めて大きいであろう。
 しかし問題は、GDP世界第一位のアメリカ(世界GDPの約25%)と第二位の中国(世界GDPの約15%)が入っていないことである。つまり、このTPPは、その枠外のアメリカや中国の意向によって、常に振り回され、揺さぶられ続けるものとならざるを得ないと私は思う。
 日本とEU(世界GDPの21.7%)は、少し前に経済連携協定(EPA)を締結していて、それも、来年の2月に発効することになっている。
 これからの世界経済は、複雑な多次元方程式の中で展開されていくということになる。

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12月29日(土) 年の瀬の 日本民族 大移動! 慣行というは げに恐ろしき!

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 今日は朝から、故郷に帰省する人たちの様子が、ニュースのトップに取り上げられている。飛行機は、ほぼ全便で満席だという。新幹線は、その自由席が200パーセントもの乗車率と報じられていた。高速道路では、例年のように、各地で大渋滞が発生しているという。
 この年末年始の故郷への大移動は、かねてから「民族大移動」とまで揶揄されてきたものである。世の中が変わり、生活のスタイルが大きく変化しても、この慣行だけはなかなか消えていかないもののようである。
 そのニュースの映像を見ながら、日本社会の慣習や慣行というものを、理屈や論理だけで否定していこうとしても、なかなかそれは困難なことだと思った。そうではなくて、むしろそのようなものをどう活かしながら社会の活力を生み出すかという発想にならねばならないのだと考えたのであった。

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12月28日(金) 一年の 御用納めは うつむき気分… 株価はちょっぴり 上がったけれど…

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 今日は、官公庁をはじめとする多くの職場で「仕事納め」。これから9日間の長期休暇という職場も多いそうだ。しかし全体的な雰囲気は、「うつむき気分」の「御用納め」である。
 人が、うつむき気分になるというのは、足元に転がっている問題ばかりに目が奪われているからではないか。ずっと遠い先に「夢」や「希望」を抱いて、それをしっかりと見つめて歩もうとしているときは、うつむき姿勢にはならない。そう考えると、今の日本社会には、遠くを見つめながら生きていこうとする気風が薄らいでいると言わざるを得ないのではないか。日本社会のこのような基本問題が気がかりでならなかった。
 このしばらく話題になっていた株価は、今日はちょっぴり上って、2万円を少し超えた値で、今年の取引を終えた。そこに少しの希望を覚えた人もいたかもしれないと思う。

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12月27日(木) イラクへの 電撃訪問 トランプさんに あぁそうかいなと 冷たい風吹く

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 トランプ・アメリカ大統領夫妻が、イラクにあるアサド空軍基地を、事前情報なしに電撃訪問し、兵士たちを激励したと報じられている。マティス国防長官が辞任するなど、米軍内の動揺に対して、その士気低下を引き起こさないような配慮を行ったと解説されている。
 しかし、アメリカ国内では冷ややかな反応であったという。大統領は、これによって、サプライズを引き起こそうと考えたのであろうが、もうアメリカ国民の方が、そのような大統領の奇矯な振る舞いに対して、一緒に踊ろうとしなくなっているのではないだろうか。いわば「狼少年」。狼が来たと村人たちを驚かせて、その反応を楽しんでいた少年が、本当に狼がやってきたときに相手にされなくなって、結局食い殺されてしまったという話。
 トランプ大統領も、いよいよその賞味期間が過ぎてしまったということだと思う。

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12月26日(水) 東電の 経営陣への 求刑は 禁錮5年に! 事故防げたと…

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 この日、東京地方裁判所では、福島第一原発事故をめぐって業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力の旧経営陣3人の論告求刑公判が行われ、検察官役の指定弁護士は、3人に禁固5年を求刑。その求刑理由は、「経営陣として、もっと積極的に情報を集めて、的確に対策を実行していれば、今回の重大事故は防げた」というものであった。もしもきちんとした対応をしていれば、原発の爆発事故を防ぐことができ、周辺に放射性物質を撒き散らす事態は避けられたというのだ。
 そこで連想したのが、東京電力のロゴマーク。このマークの上の部分に、3つの円があるが、それが、今回強制起訴された3人の経営者を象徴しているようには見えないだろうか。この3つ頭が、社会的責任のもとにもっと緊密に連携していたならば、今回の事故は防げたということではなかっただろうか。

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12月25日(火) クリスマス 今年のサンタの プレゼントとは 世界各地の 株の暴落!

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 今日は、クリスマス。街の中には、華麗なクリスマスツリーが設置され、明るいクリスマスソングがラジオから流れてきている。しかし、世の中の雰囲気は必ずしも明るくはない。
 今日の大きな話題は、世界的な株安であった。日経平均株価の終値は、2万円を割り込んで、1万9,155円と、大きく下落した。世界中でも同様である。その一つの原因には、トランプ大統領による強引な経済運営があり、それに対する批判も強まってきているようである。
 そこで今日のサンタさんは、トランプ大統領。トランプ・サンタが袋から取り出したのは、株価下落のプレゼント。多くの人は、このプレゼントを苦々しく眺めているが、これを大きなチャンスと笑顔で受け止めている投資家たちもいることだろう。株は、経済そのものが壊れてさえいなければ、大きく下げれば、次はその反動で高くなるのであるから…。

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12月24日(月) 遠島の 西郷南洲 支えしは 『言志四録』の 言葉なりしか?

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 「人間哲理研究会」。今回のテーマは、「越川春樹著『人間学言志録』を読む」。
 この本は、千葉県で教育者として活躍された越川春樹氏が、西郷隆盛が抄録を作成した佐藤一斎著『言志四録』について、解説したものである。鍵山秀三郎先生が、少し前にお送りくださったので、今回取り上げたのであった。
 佐藤一斎といえば、幕末期に昌平坂学問所でその責任者を務めた人で、その門下に数多くの人物を輩出した。とりわけ、人間はいかなる苦難の中にあっても、志を失わず力強く歩まねばならないと語りかける言葉に、勇気づけられてきた人も多かったであろう。
 西郷隆盛もそうである。遠島処分を受けた中でも、その心の支えになったのは、この『言志四録』であったに違いない。私たちも、現在の混迷の世に、私たちがいかに生きるべきか、多くの示唆を与えられた勉強会であった。

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12月23日(日) “平成”に 自ら幕引く 天皇陛下 その人生に 思い寄せけり

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 天皇陛下は、今日85歳の誕生日を迎えられ、天皇として最後の一般参賀に臨まれた。テレビでも、天皇陛下の特集が組まれ、国民に寄り添われる活動ぶりが報じられていた。その立憲君主としての「象徴天皇」の役割を立派に果たしていこうとされる強い責任感には、強く心動かされるものがあった。
 天皇皇后両陛下は、これまで「国民に寄り添う」という言葉をよく語られ、実際にその言行を一致させる形で自ら行動してこられた。そのお姿には、頭が下がる思いがすると同時に、このような君主を戴いている日本の国民の幸福を強く感じたのである。
 しかし、それは一方通行ではないと思う。国民の側も、天皇陛下や皇室の皆さんに、深く思いを寄せ、その相互の働きの中に、この日本の国の妙なる統合を実現していかねばならないのだと、私は考えたのであった。

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12月22日(土) 人生は 戦いだよと トランプさん 政府機関を 閉鎖してまで…

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 アメリカでは、連邦予算の一部が失効し、一部政府機関の閉鎖が始まったという。
 この原因は、トランプ大統領が実現を目指している「国境部の壁」建設に関して求めている予算50億ドルに対して、野党民主党が強く反対し、つなぎ予算の協議さえできなかったことである。トランプ大統領は、むしろこれを自分の主張の正当性を訴える好機ととらえている様子で、この日、「米国は国境警備が必要だ」と力説するビデオ演説を公開した。
 どうもトランプ大統領にとっては、自分自身の地位をかけた戦いが最優先で、国民の犠牲もまた、そのディーリング材料になるという考え方なのであろう。このようなやり方は、やがて国民が気が付く日が来る。そしてその時に、アメリカ社会に生み出されたあまりに大きな傷に、トランプ支持者たちも唖然とする日が来るのではないだろうか。

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12月21日(金) 膨らんで 100兆超えの 予算案 冬至を前に 閣議決定!

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 今年の冬至を明日に控え、安倍内閣は、平成31年度予算案を閣議決定。
 今回の予算案で注目されているのは、なんといっても10月の消費税率引き上げ。税率アップに伴って、国民の負担増は5.7兆円にもなる。そこで政府は教育無償化などを行うと同時に、約2兆円の経済対策を行って、この国民負担分を相殺する形で、景気の失速を防ぐ対策を打ち出したとしている。
 しかし、気にかかるのは、財政赤字の増加。今回、当初予算案としては初めて100兆円の大台を超えることになった。それに対して税収は62兆円余り。こんなことをいつまでもやっていていいはずがない。いつかこの財政バブルは破裂する日を迎えるに違いない。
 当の安倍総理はといえば、明日の冬至を過ぎれば、日も長くなる。明けない夜はない…とでも考えているのであろうか…。

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12月20日(木) 反捕鯨 運動舞台の IWCから 日本が退場? 主役のはずだが…

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 日本政府が、国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めたと報じられている。IWCは、もともとは、捕鯨活動を行う国々が、鯨資源の保存や捕鯨産業の秩序ある発展を図ることを目的として設立した国際機関である。しかし、この暫くは、非捕鯨国が、IWCを舞台に、反捕鯨運動を展開するようになったため、脱退する国も出ていた。
 しかし、日本といえば、IWCの中心国であり、その分担金拠出もトップである。これは言うならば、演劇舞台で、内部の揉め事に嫌気がさして、主役がいなくなったようなもの。
 日本といえば、世界各国と協調する外交姿勢を持ち、「話せばわかる」と話し合いを尊重してきた国である。そんな国が、自ら国際機関を脱退するということの影響は、日本外交全体に影響を及ぼさざるを得ないだろう。
 この決断がサテ是と出るか否と出るか…。

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12月19日(水) 注目の ソフトバンクの 株式公開 安値引けには “損また良し”かい?

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 今日、ソフトバンクが、東京証券取引所に株式を上場。注目の初日終値は、公開価格1,500円を15%も下回る1,282円であった。一日で、3,800億円もの損失が発生したこととなる。
 3,800億円といえば、少し小ぶりの県の年間予算に匹敵する金額である。投資家たちはさぞや青ざめてしまっているかと思いきや、ニュースの中では、さほど問題視されていないようである。株の投資家といえば、これまでも多くの修羅場を経験してきた人たちであり、ソフトバンクグループの総帥、孫正義氏であれば、たちまち次の手を打ち出して、必ずや株価を上げるに違いないと信じているのであろう。だから、今回の安値で、逆に株を大量に買い入れた投資家もいるに違いない。
 少し皮肉っぽい表現となったが、今日は、 「孫正義」ならぬ「損また良し」というイラ短を描いてみた次第…。

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12月18日(火) 「多次元の 統合防衛」… こりゃ何だ? この大綱が 閣議決定!

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 今日、内閣は、「防衛計画の大綱(防衛大綱)」と「中期防衛力整備計画(中期防)」を閣議決定。その中では、日本を取り巻く安全保障環境の急速な変化に対して、宇宙、サイバー、電磁波などといった新領域を含む形で、陸海空の諸領域を融合する「多次元統合防衛力」の構築という指針を打ち出している。
 それにしても、このキーワードとなっている「多次元統合防衛力」という言葉は、とてもわかりにくい。国家防衛のために、自衛隊が備える様々な要素を一体的に運用して、総合力を高めていこうということなのであろうか。このような抽象的な言葉を使うことによって、かえって巨大な自衛隊組織の内部統制の姿が見えにくくなってくる印象である。
 基本的に、軍事には、秘密情報が多い。自衛隊が巨大な怪物となってしまわなければいいが…というのが率直な思いであった。

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12月17日(月) 札幌の 大爆発の 原因って… ガスも積もれば 爆弾となる!

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 昨晩、札幌市内の繁華街で爆発事故が発生。今日の時点で男女42人が怪我をしたと報じられている。テレビの映像を見ると、その発火元の木造2階建ての建物は、大きく倒壊していて、爆発の凄まじさを示していた。
 今日になって、その原因が徐々に明らかになってきた。この建物に入る不動産店舗で、消臭スプレーのガス抜き作業をしていて、そのガスに、温水器の火が引火したのが原因のようだ。少し意外な気がするが、100本以上のスプレー缶のガス抜きをしていたというから、相当のガス量となっていたのであろう。
 小さくてもそれが多く集まれば、驚くような結果を生み出すということか。「塵も積もれば山となる」だとか、「積水を千仞の谿に決する」などともいうが、この事故を諺にすれば、「ガスも積もれば、爆弾となる」か…?

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12月16日(日) 「徳育」と 言えばかつては 「教育勅語」! 言い出しっぺは 明治天皇!

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 今日は、「教育思想研究会」。テーマとしては、「徳育」を取り上げた。使った本は、所功著『皇室に学ぶ徳育』。その中で、私が最も注目したのが、明治天皇がなぜ「教育勅語」を発布するに至ったか、ということを書き綴っていた部分であった。
 明治天皇は、教育に強い関心を抱いておられ、教育現場の視察などもよく行われたようである。そしてそこで見たのは、先を進んでいる西洋文明に追いつくための知識教育や技術教育であり、日本国民としての人間教育、つまり「修身教育」があまりにも疎かにされているのではないかと指摘されたのだそうである。そこから「教育勅語」制定の取り組みが始まったということであり、いわばこの教育勅語制定の言い出しっぺは、「明治天皇その人」であったということである。

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12月15日(土) 豪雨にて 5ヶ月不通の 呉線が クレッシェンドで やっとの復旧!

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 西日本に集中的に降った豪雨が、広島県、岡山県、愛媛県に特に甚大な被害を引き起こした日から、もう5か月余り。今日のニュースでは、広島県呉市の海岸部を通るJR呉線が、ようやく全線で復旧したと報じられていた。
 実はこの呉線の被災現場には、8月初旬、広島講演の際に私も訪れた。海岸沿いの山が大きく崩れ、その下を通るJRの線路や国道が、土砂に呑み込まれていた。その土砂量は半端なものではなく、この復旧には一体どれくらいの時間がかかるのだろうと、途方に暮れるような思いであった。だから、わずか5か月余りで復旧開通したと聞いて、工事に当たった方々の努力に、頭が下がる思いであった。
 おそらく日毎にこの復旧に注ぎ込むエネルギーを強めていったのであろう。「呉線の復旧は、クレシェンドだった」などと、オヤジギャグが、つい口から飛び出てきたのであった。

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12月14日(金) 税制の 改正大綱 決定す 住居と車が 大目玉だね…

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 自民党と公明党が、「2019年度与党税制改正大綱」を決定。
 今回の税制大綱の中での最も大きなポイントは、「消費税の8%から10%への増税」である。安倍内閣のもとで、これまで二度にわたって増税を延期してきたが、年々財政赤字が拡大する危機的状況にブレーキをかけるには、どうしても消費税の増税は避けられず、今回は、安倍総理自身がその決意を表明した上で、税制改革大綱の議論が行われた。
 そして、その増税による景気失速を避けるため、国民にとっての大型消費である自動車と住宅について、その減税策を打ち出した。
 今日のイラ短では、強い老眼鏡をかけて、この二つの目玉がとりわけ大きく見えるようなイラストを描いてみた。国民の側から見ると、果たして、同じように、この二つが大きくその目に映っているであろうか。

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12月13日(木) 外国人 実習生の 死亡者が 174人と 発表されたが…

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 法務省が、昨年までの8年間に、外国人技能実習生らが、計174人死亡したという集計結果を発表。この中で、労働災害によって死亡した人数は不明だという。その国籍別内訳は、中国人が一番多くて98人、続いてベトナム人46人、インドネシア人12人、フィリピン人6人などである。
 今回の発表に対して、野党は、政府が、「改正入国管理法」が成立した後になってこのデータを公表したことを批判している。さらに、その死因が必ずしも明らかでなく、それが、外国人労働者たちの労働・生活環境の劣悪さから生まれたものであるのかどうか、必ずしも判然としない点も問題だ。
 私も、この数字を聞いても、それから先をどう考えればよいか、よくわからない。このようなデータ発表の仕方には、大きな疑問が残ったのであった。

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12月12日(水) 「歳」末の 「最」強漢字は 「災」なれり 「再」々被災の 「賽」コロ列島?

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 「2018年今年の漢字」が発表された。これは、この一年間で、人々の意識に最も強いインパクトを与えた「漢字」が何かということを、国民からの投票によって決定するものである。今年は、それが「災」という漢字であった。この漢字が選ばれたのは、14年前に続いて、今回が二度目となるのだそうである。
 確かに振り返ってみれば、今年は災害が多かった。大阪での強い地震、西日本豪雨、猛烈な台風による水害や土砂崩れなど、数多くの自然災害が発生した。また豪雪や猛暑などの報道も多かった。火山の噴火もあった。これら自然災害は、いつどこで起きるか、なかなか予見が困難である。言うなれば、神様が振り出すサイコロが、どこに落ちてきて、どんな災害を引き起こすか、まったく見当がつかない。
 日本列島とは、「賽コロ列島!」とでも呼びたくなるようなこの一年であったと思う。

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12月11日(火) マクロンも ポピュリストらに 譲歩して EU未来も マックロ(真黒)ーン!

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 フランスのマクロン大統領は、10日夜(フランス時刻)、政府支出の拡大によって、生活者の支援を行うと発表。その内容として主なものは、最低賃金の月100ユーロ引き上げ、この年末のボーナスや残業給与の非課税、また、年収2,000ユーロ以下の退職者に対する社会保障増税の撤回などである。このそれぞれが、広範な国民を対象にするものだけに、かなりの大盤振る舞いだと言わざるを得ない。
 マクロン政権といえば、これまでは、緊縮予算を組み、また増税策も打ち出すなど、財政規律を重視した政策運営を行ってきた。しかしその結果、「富裕層優遇」という国民の反発を招き、激しい反政権デモが起きていた。
 今回、マクロン大統領は、デモに屈して、その路線を事実上放棄した形となった。これは、EU全体にも大きな影響を及ぼし、EUの財政統合は、大きく後退せざるを得ないだろう。

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12月10日(月) JIC… サッカーチームに いるよりも 野球がいいと 集団離脱…

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 日本に新しいベンチャー企業を育成しようと設立された官民ファンド、「産業革新投資機構(JIC)」の田中正明社長が記者会見を行い、自らの辞任を表明。そして、民間出身の取締役9人全員が辞任することとなった。この機構の取締役は11名だから、残るのは、官庁出身の2人だけ。その辞任の理由は、一度交わされた書面での約束を、国民からの批判が心配だと、官が介入して破棄する体質に、疑問を感じたというのが、真相のようである。
 確かに、ベンチャー企業を育成するファンドというのは、国民の批判がいかに強くても、そのベンチャー企業の成長性を強く信ずるならば、果断に資金を供給しなくてはならない。そこに政治や官界の介入があっては、とても積極果敢な決断などできるはずがない。民間出身取締役が見切りをつけたのもよくわかる。今日のイラ短は、その皮肉の表現…。

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12月9日(日) 初出場 初優勝の 紀平梨花… 一番でなきゃ やっぱり駄目かも…

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 カナダのバンクーバーで開かれている、フィギュアスケート・グランプリファイナルで、紀平梨花が、完全優勝を果たした。年齢は16歳。グランプリファイナルに初出場で優勝したのは、浅田真央以来、13年ぶりの快挙ということである。この世界一獲得によって、紀平梨花は、一気に、日本の女子フィギュアスケート界のエースとして、注目を集めることとなった。
 その様子をテレビで見ながら、やはり優勝・金メダルというのは、銀メダルや銅メダルとはその注目度が全然異なるのだということを強く感じた。かつて行財政改革議論の中で、民主党の蓮舫議員が、「二番じゃダメなんですか」と発言したのが話題になったことがあったが、トップと二位では、やはり、その評価や注目度が全然異なると思う。何かをやる以上は、トップを目指せ! これが、勝負師が胸に抱くべき基本精神ということであろう。

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12月8日(土) 西行が 四国に渡りし 記念年 その年の瀬に 足跡訪ねり

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 朝、橿樹舎を発って、香川県坂出市に向かう。実は、今日は、今から850年前に四国にやってきて、約3年間滞在したとされる西行法師の足跡を訪ねるキャラバンであった。
 坂出市在住の宮本さんにお電話したところ、それならば、一緒に回りませんかと言ってくださったので、共に様々な所を巡り歩いた。
 西行が四国にやってきた一番大きな目的は、「保元の乱」に敗れて、四国に配流された崇徳上皇の御霊を慰めることであったという。そこで、まずは崇徳上皇の足跡を訪ねた。最初に住まいとされた「雲居御所」跡、崇徳上皇のご遺体を冷水で保存したとされる「八十蘇場」、その御霊をお祀りした「白峰宮」、また後に引っ越した「鼓岡神社」などである。「西行法師の昼寝岩」がある場所も訪ねてみた。
 850年も前の歌僧について、様々なことを感じ考えた、有意義な時間であったと思う。

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12月7日(金) 今国会 最重要の 法案が 深夜をまたぐ ラスト・スパート!

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 臨時国会の閉会日を目の前にして、今日は、徹夜の審議となりそうである。最終盤の審議が行われているのは、今国会の最重要法案とされてきた「出入国管理法改正案」。国内企業の人手不足に対応するために、二つの在留資格を新設して、外国人労働者の受け入れを拡大しようという趣旨の法案である。
 この法案に対して、野党はひたすら審議妨害や引き延ばし作戦を展開してきたが、国民世論に法案反対の火をつけるには至らなかった。そこで、与党側は、もう機が熟したとして、一気に法案の成立を図っているのである。野党側は、委員長の解任決議案を出し、さらに法務大臣の問責決議案も提出したが、これらはあっけなく否決された。国会は、明朝の採決を目指して、ラストスパートに入った様子である。
 「もう時間がない」…今日一日、「走れメロス」の心境でひた走った国会であった。

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12月6日(木) 米軍機 2機接触し 墜落す あれコリャアメリカ 政治も同じだ

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 この日の午前2時前に、米海兵隊岩国基地所属の空中給油機KC130と戦闘攻撃機FA18が、太平洋上に墜落。事故発生時、両機は訓練中だったということであり、何らかの接触を起こして墜落に立ち至ったようである。
 接触し合って墜落するといえば、アメリカ政治も、その危うさをはらんでいる。トランプ大統領は、自分の指示や命令に従順に従わない部下たちを次々に撃ち落としている。マスコミとも異常なぶつかり合いを見せることがある。経済を巡っては、中国を狙い撃ちにしているかのような対応が目につく。まだ本格的な衝突にまでは至っていないが、今後が気がかりである。また、北朝鮮やイランなどとは、今後何が起こってくるかわからない。
 トランプ大統領自身は、「自分だけは絶対に墜落しないぞ」と常に強気であるが、こんなことを続けていれば、どうなることやら…。

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12月5日(水) 耳奥で鳴る “大きいことは いいことだ” 益々肥大す 成長神話?

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 今日のニュースでは、日本の武田薬品工業と、アイルランドのシャイアー社が、それぞれ臨時株主総会を開いて、武田によるシャイアー社買収について、株主の承認が得られたと報じられた。これにより、世界第8位となる、「巨大製薬企業」が誕生することとなった。
 この買収資金は、460億ポンド(約6兆6,000億円)。この買収により、武田薬品の純有利子負債は、5兆4,000億円となり、今年3月時点の約8倍に一気に膨らむ。日本トップの製薬会社・武田薬品は、大きな財務リスクを抱えつつ、世界の荒波の中に飛び込んでいくこととなる。
 このような企業巨大化の背景には、研究開発投資の増大があるようだ。巨大企業でなければ、もう画期的な新薬を開発することが困難なのであろうか。昔テレビCMで流れていた「大きいことはいいことだ」のメロディーが、私の耳の奥で鳴り響いていたのであった。

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12月4日(火) 12月 ジングルベルを 聞きながら Tシャツ姿の このチグハグさ…

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 今日は、日本列島に南からの暖かい空気が流れ込んで、12月とは思えない季節はずれの陽気となった。とりわけ、福岡と大分の両県では、12月の観測史上では初めての夏日(25℃以上の気温)を記録したそうだ。日本全国で見るならば、全国の926観測地点のうち、3分の1を超える352地点で、12月の最高気温記録を超えるか、それに並ぶかしたのだという。今年は、異常気象と言われ続けてきたが、12月に入ってもなお、このような変調ぶりである。
 それにしても、12月といえば、クリスマスセール。街角やショッピングセンターではジングルベルなどのクリスマスソングが聞こえてくる季節であるが、その時に、Tシャツ姿の人たちが街中を歩いているというのは、やはりおかしい。気候の変調は、人々の意識にも大きな影響を及ぼす。これから何が起こってくるのだろうと、つい身構えてしまったのである。

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12月3日(月) 流行語 大賞決定! 「そだねー」は 民主政治の 原始形態?

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 今日、年末恒例行事となった感のある「新語・流行語大賞」が発表された。そして、年間大賞には、冬季オリンピック・カーリング競技で銅メダルの女子選手たちが試合中に交わしていた「そだねー」が選ばれた。他には、サッカーの大迫選手の「半端ないって」だとか、この夏の暑さを表現した「災害級の暑さ」、また「チコちゃんに叱られる」の「ボーっと生きてんじゃねーよ!」などがあった。今年はストレートに心に入る言葉が選ばれた印象である。
 年間大賞となった「そだねー」は、何かを決めようとするときに、みんなの心が自然に響き合う、ほのぼのとした響きのある言葉である。こんな言葉が多くの日本人に魅力的に響いたというのは、本来民主政治が持っていた信頼感や温かさといったものを、現代社会が失っていることに対する郷愁のせいではなかっただろうか。そう私には思えたのであった。

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12月2日(日) 文明上 第五番目の 社会とは… 声はすれども 姿は見えず…

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 「フォレスト・トレンド勉強会」開催。今日のテーマは、「『Society 5.0』の可能性を考える」。
 『Society 5.0』というのは、直訳すれば、「第5段階の社会」である。人類は、これまで、新たな道具と共に新しい文明社会を築いてきた。その最初のものは「狩猟社会」。続いて「農耕社会」「工業社会」「情報社会」であった。それならばこれから踏み出そうとする新しい文明社会は、第5番目であるから、それを、『Society 5.0』と呼ぼうと、日本政府が世界に提唱している概念である。
 最近出版された本を読むと、その中には様々なことが書かれていた。その主な主張は、AIやIoTの急速な発展が、日常生活や仕事に広く展開されるようになれば、世の中は確実に変わるというものである。ただその姿は必ずしもはっきりとは見えていない。これは「声はすれども姿は見えず」という世界である。

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12月1日(土) 4Kは 余計なもので 8Kは 弾けばよいと 今は思うが…

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 今日のテレビでは、「4K」「8K]という言葉がしきりに登場していた。これまでのテレビ画面に比べて高繊細な映像を送り届ける放送が、今日から正式にスタートしたのである。
 しかし、一般の反応は、高いお金を払ってまで、高性能テレビで見たいという人はそれほど多くないのではないか。だから今日のイラ短には、4Kは「余計」、8Kは「弾け」と書いた。多くの人も、同様の思いではないだろうか。
 だが、巨額の開発資金を投じて、この新製品を商品化してきた電気業界にしてみれば、なんとかこの商品でテレビの新規需要を掘り起こしたいと考えているに違いない。おそらくは、この新しい放送規格でしか見られないコンテンツを準備して、テレビの乗り換えを促進させようとするのだろう。さしずめ再来年の東京オリンピックあたりが、その分水嶺となるのかな…というのが率直な私の思いである。

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