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3月31日(日) 「年度末」 これも「平成」 最後だと 思いはしたが 代り映えなし

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 今日は平成30年度の大晦日。「平成」としては、これが最後となる「年度末」である。
 このしばらく、テレビを見ていると、しきりに「これが平成最後」という言葉が使われている。確かにもう1か月すれば元号が新しくなり、「平成」という時代はそこで終わりとなるわけだから、もうこの4月末までに二度と無いことを意味する枕詞として、実に気の利いた言い回しであることは間違いない。しかし、誰も彼もがこの言葉を使うとなると、何やら耳障りのような気がしてくる言葉でもある。
 加えて、元号がどうあろうと、それはあくまで呼び名だけの問題であって、私たちの生活それ自身が何も変わるものではないという、冷めた気持ちも生まれてきている。
 実際、私にとっては、今日も、何ら代り映えのない一日。進学や就職、転勤などの人にとっては、大変な一日であっただろうが…。

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3月30日(土) 日本の 「振り込め詐欺」の グループが 拠点としたのが タイのパタヤか…

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 今日、タイ警察は、パタヤに置かれていた振り込め詐欺グループの拠点を捜索し、日本人15人を、不法就労の疑いで逮捕。この日本人たちは、この拠点から日本に電話をかけて、振り込め詐欺に関与していたという。
 振り込め詐欺が海外から行われていたということに意外性があったせいか、この事件が、日本のメディアでは大きく報じられた。
 こんなことが可能になったのは、言うまでもなく、全地球的に高度情報社会が実現されているからである。世界のどこであろうと、高性能のインターネット回線さえあれば、日本国内にいるのと同じように、自由に、しかも安価に電話をかけることができる。情報社会は、それを善用する人々に大きな利便性を与えるものであったが、同時にそれを悪用する人にも利便性を与えるものであった、という当たり前のことに、今回、気が付いたのであった。

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3月29日(金) 森友で 「不起訴不当」と 聞きしかど 昔話を 聞けるが如し

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 今日、検察審査会が、「森友問題」に関連して、佐川宣寿・元国税庁長官らの刑事責任追及を見送った検察の判断に対して、「不起訴不当」を議決した。その理由は、国有地の値引き販売問題や決裁文書改ざん問題、公文書遺棄問題などであるが、この報道を聴きながら私が感じた率直な印象は、この問題がわずか一年前のことに過ぎないのに、もうずいぶん昔のことのように思えたことである。
 今の時代は、「一年一昔」、いやひょっとすると、「一週一昔」という感覚ですらある。私たちの感覚が、目の前に見えている変化にばかり集中し、視野から消えると、あっという間に過去にそれが遺棄されていく。この感覚は、人々を、即物的・即時的な生き方に導いているのではないか。そして、社会を不安定なものにするのではないか。気がかりである。

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3月28日(木) 米国の 農産品の シェア低下! アメリカ・ファースト 孤高の悲劇!

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 トランプ米大統領の顔つきが、このしばらく険しさを増している印象である。その背景には、自らが外交的得点を稼ぐ場と考えた北朝鮮との交渉が、何らの成果も生み出さなかったこともあるだろうが、同時に、経済人として、国民に約束した経済の復活が、思い通りに進んでいないことも、大きな要因となっているのではあるまいか。
 とりわけ、前オバマ大統領時代に、アメリカが中心になって進めてきたTPPから離脱した後、アメリカの海外輸出が思わしくなくなっているという現実がある。日本においても、TPPや日欧EPAの発効後、明らかに米国産農産物のシェアの低下が見られていて、トランプ政権に焦りが生まれ始めているようである。
 アメリカ・ファーストという孤高の政策が今後悲劇を生まねばよいが…と心配である。

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3月27日(水) 年度内に 予算成立! この国の 真の課題は 置き去りのまま

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 2019年度の政府予算が、この日の参議院本会議で可決され、成立した。政府は、「予算の早期成立こそが最大の景気対策」と語ってきたが、無事に年度内での成立を見ることができた。この予算の特徴は、この10月の消費増税を織り込んでいること、一般会計総額が初めて100兆円を突破し、過去最大の101兆4,571億円になったこと、幼児教育・保育の無償化が予算化されていること、などである。
 これで今通常国会最大の課題を終えたわけであるが、この国会を振り返ってみて、予算成立優先という事情はあったとしても、この国の基本的な重要課題について、あまり議論が行われてこなかった印象はぬぐえない。
 梶井基次郎は、「桜の樹の下には屍体が埋まっている」と書き残しているが、「国会議事堂の下には、様々な国家基本問題の屍体が埋まっている」ということだろうか…。

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3月26日(火) 著書持ちて 松山巡りの 春日和 子規の俳句が 体にしみたよ

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 この日は、久々の松山訪問。少し前に『幸せについて考えよう』というタイトルの本を出版したので、昔お世話になった方々のところを訪問して、ご挨拶とともに、その本を読んでいただこうと考えたのであった。一日で、約10か所を巡ることができた。そして、懐かしい方々にお会いして、色々な話をお聞きすることができた。有意義な一日であったと思う。
 しかし問題は、自宅に帰り着いて後、花粉症の症状が出てきたことであった。もうスギ花粉の飛散はピークを過ぎたと聞いていたので、油断してしまったのである。人に会うのにマスク姿では失礼と思い、無防備であった。
 松山といえば正岡子規の出身地。市内に何か所か、「春や昔 十五万石の 城下かな」の句碑が建てられている。それをもじって、「春や今 花粉飛び散る 城下かな」という川柳を、私は口ずさんだのであった。

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3月25日(月) バー長官の ロシア疑惑 報告受けて 幕引き急ぐ 米大統領!

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 バー米司法長官が、トランプ大統領のロシア疑惑に関して、捜査報告書の概要を発表。それによれば、2016年に行われたアメリカ大統領選挙において、ロシアが大統領選に介入した事実は認定したものの、トランプ陣営がロシアと共謀したという事実は確認できなかったとしている。また、その後のトランプ氏による捜査妨害についても、それを否定はしなかったが、「証拠不十分」と結論づけた。
 とりあえず、今回の報告書では、トランプ大統領の罪状が認定されなかったという結論であり、これを受けて大統領は、この幕引きを急ぐ構えである。しかし、野党民主党は、さらに疑惑の追及を続ける構えであり、大統領が思うほど簡単には幕引きできそうにはない。
 ロシアの作家、ドストエフスキーに『罪と罰』という名作がある。さて今後のアメリカ版『罪と罰』の展開はいかに、と興味津々である…。

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3月24日(日) 「祈り」には 善き遺伝子を 立ち上げて 悪しきを眠らす 力があるって?…

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 3月の「人間哲理研究会」開催。今回取り上げたのは、村上和雄・棚次正和共著『人は何のために「祈る」のか』という本であった。
 「祈り」は、宗教が生まれるずっと前から行われてきた営為である、と著者は言う。だから、ここで取り上げているのは、特定宗教における「祈り」ではなく、人が何かを強く願いその実現を求める、という意味の営みである。
 この問題について、アメリカでは、様々な研究者が研究を進めているという。つまり、人のDNAには、数多くの遺伝子が含まれているが、それら遺伝子の働きが、その祈りによって変化するのではないかとの仮説が立てられているというのである。まだ現段階では必ずしも、その証明はなされていないということではあるが、面白い見方である。
 私は、今後、この「祈り」を含んだ文明の研究を進めてみたいと考えたのであった。

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3月23日(土) リアス線 163キロ 全通に 独立自尊の 気概を信ず

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 今日のニュースでは、岩手県内の海岸部を南北に縦貫する鉄道・リアス線が全線で開通したと、大きく報じられている。このリアス線は、大船渡市の盛駅と久慈市の久慈駅とを結ぶ総延長163kmの鉄道である。沿線の人々は、これが復興への一里塚だと一様に喜びの声をテレビカメラに向かって語っていた。
 しかし、今後の鉄道経営は困難を極めるだろう。岩手県沿岸部の人口は少なく、震災前からこの路線の乗客は少なかった。今後、観光客を呼び込む方針だが、その誘客効果には限界がある。ここで地域に求められるのは、何よりも「独立自尊の気概」である。
 この日のニュースでは、イタリアが、中国と「一帯一路」の覚書に署名したことが伝えられていた。イタリアも、中国との結びつきを強めただけで経済が好転するわけではないだろう。やはり「独立自尊」の気概が大切だ。

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3月22日(金) トランプさん また中東に ミサイル発射? その照準は 大統領選?

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 トランプ大統領が、またまたタブーに挑戦する発言。イスラエルが50年余り前、第三次中東戦争で占領したゴラン高原について、その主権を認めると発言したのである。これは、シリアやイランに照準を定めた「言葉のミサイル攻撃」であり、これら国々では、今後さらに、反米意識が強まることになるであろう。
 しかし、当のトランプ大統領が見ているミサイル照準は、来年暮れの「アメリカ大統領選挙」。このゴラン高原の主権を認める発言によって、アメリカ国内で強い影響力を持っている「ユダヤ系移民」や「キリスト教福音主義者」などは、これまでの歴代大統領がなしえなかった決断を次々に行うトランプ大統領に対して、熱狂的に支持をするだろう。トランプ大統領は、勝利のためには何でもやると心に決めているのであろう。イスラム諸国が反発しようと、国際社会が批判を強めようとも…。

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3月21日(木) 知事選挙! イチロー選手の 引退に すっかりその影 薄くなりけり

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 今日、「第19回統一地方選」が開幕。先陣を切って、11の道府県知事選挙などが告示された。これから4月7日の投開票日に向けて、激しい選挙戦が展開されることになる。
 しかし、この日の話題は、大リーグ・マリナーズのイチロー選手の引退問題がトップ。イチローがプロ野球選手として活躍した期間は、実に28年間。その間に、日米通算で4,367安打を記録したが、これはプロ野球選手として、世界一。その他にも、野球界に、様々な形で大きな足跡を残してきたのは事実である。
 しかしそれにしても、夏の参議院議員選挙にも大きな影響を及ぼすとされる統一地方選挙の取り扱いよりも、はるかに大きくこのイチローの引退が取り上げられている姿には、違和感を禁じ得ない。国民にとってみれば、政治よりも、野球界の一選手の方がよほど大切な話題だということなのであろうか…。

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3月20日(水) GAFAには ますます逆風 強まるか?  既成社会に 戦い挑みて…

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 フェイスブックが、その広告について、自らが保有する個人情報に基づいてその対象を絞りこむ「ターゲティング」の手法を廃止すると発表。それは、これが、利用者にはわからないところでの顧客の「選別」あるいは「ふるい分け」につながり、サービスや対応などに差を生んでいることに対して、それが「差別的」であるとの批判が強まっているからである。
 このフェイスブックのみならず、「GAFA」と呼ばれる先進的情報企業は、新しい情報技術を用いて、これまでの広告手法や商取引手法に果敢に挑戦を行ってきた。その影響力がまだ小さいときには、新時代を切り開く「夢の挑戦」と、好意的に受け取られてきた。しかし、大きく成長し注目される中で、社会から、厳しい目で見られるようになってきたのである。
 おそらくは今後、ますます逆風は強まる…それをどう乗り越えるかが問われる時代だ。

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3月19日(火) 公示地価 今年も上昇 したけれど それでもやっと ピークの4割!

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 2019年の公示地価が発表された。それによれば、地価上昇地点の割合は、46%にも達して、日本全体の地価も、前年対比1.2%上昇である。しかしこれで、日本の地価問題解決とは結論づけられないだろう。それには二点ある。
 第一点目は、これで4年連続の地価上昇と言われてはいるが、1991年の土地価格ピーク時に比べれば、まだその4割でしかないということである。かつて土地価格が大きく下落した時の歪みが、今もなお残っている。
 第二点目は、「格差の拡大」が、地価上昇の中でますます広がっているということである。今回の地価上昇は、大都市の交通の便の良い場所、何らかの魅力的施設がある場所などの周辺地で顕著であり、それ以外では、相変わらず下落が続いている。これが国民の資産格差を生み出し、問題を複雑にしている。

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3月18日(月) 遺伝子の 編集による 新品種 これは“自然”と 言ってはいるが…

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 「ゲノム編集による食品」の問題が大きな話題となっている。厚生労働省が、「ゲノム編集」で開発した食品については、それは従来の品種改良と同じものであるとして、厚労省の安全審査を受けなくても、届出だけで流通を認めるという方針を固めたという。これまでの品種改良といえば、自然界における掛け合わせや突然変異を使って行われてきているが、それは「自然界の神の手によるゲノム編集」だというのである。事実、「ゲノム編集」による新品種は、これまでの手法で開発された新品種と区別がつけられないという。
 この「ゲノム編集による食品」への対応は、国によって大きく異なるそうである。また消費者団体などにおける理解は十分ではなく、今回の国の方針に対する反発もあるそうだ。神様の営みを人間が代わってやることには、まだまだ理解が得られていないようである。

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3月17日(日) ふるさとの 中津に対する 愛憎が 思想の原点? 福澤諭吉

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 今日の「教育思想研究会」のテーマは、「横松宗著『福沢諭吉・中津からの出発』を読む」。
 福沢諭吉といえば、慶應義塾大学を創立し、数多くの人材を育成した、明治時代の日本を代表する教育者。江戸末期に、中津藩の下級武士の家に生まれ、しかも父親を幼少時に亡くした男が、なぜこのような大きな足跡を残す教育思想家・教育実業家になり得たのか、そんな問題意識の勉強会であった。
 その答えが、新しい教育思想と教育の場を必要とした、大きな時代のうねりにあったのは事実。そして、諭吉個人の視点では、自分の故郷である「中津」の町に対する愛憎両面の強い思いが、その原動力となった気がする。
 人間は、世の矛盾に対する怒りがなくてはならない。しかし同時に、そこに愛情もなくてはならない。そんなことを考えたのであった。

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3月16日(土) 転勤の シーズンなれど 引っ越せず 難民となる サラリーマンたち…

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 この週末が、例年であれば、引越しのピーク。ところが、今年は、引越しの予約がなかなか取れない状況だという。しかも、その引越し費用が高騰しているという。その結果、とりあえず、しばらく赴任地に単身で出向かねばならないサラリーマンも多く出ているようである。それを称して、「引越し難民」なるネーミングも生まれているようである。
 この背景には、宅配業界における人手不足があるという。宅配業界が人手不足に陥って、運送料金が高くなってきたことにより、中小の引越し業者が、より安定的に収入を稼げる宅配業に鞍替えを行い、引越し業者がますます減少してきているというのである。
 働き方改革の影響で、転勤拒否のサラリーマンが増えているというが、今回の事態が、さらにその流れを加速するかもしれない。

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3月15日(金) 牧歌的 ニュージーランドの モスクにて 突如起こりし 銃テロリズム!

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 今度は、治安の良い国として知られるニュージーランドで、銃撃テロが発生。金曜礼拝にイスラム教徒が集まってきているモスク2か所に犯人が侵入し、無差別に銃撃を行ったという。約50人が死亡し、数十人が負傷している。この犯人は、オーストラリア人だという。
 この事件は、多くのニュージーランド人に衝撃を与えているという。ニュージーランドといえば、羊の放牧に代表される牧歌的な国家である。人々は、穏やかに、友好的に、そして平和に生活しているといわれてきた。そんな国で起きたあまりにも異常なテロ事件である。
 そしてこれは、世界のどのような国でも、同様のテロ事件が起きかねないことを暗示しているように思う。日本の国だって、安心してはいられない。来年は東京オリンピック。この国際的大舞台をテロの対象にする人たちが現れないとも限らないからである。

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3月14日(木) ボーイング 悲惨な(737)Max 大事故を 引き起こしたは 新技術とや…

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 この日、アメリカ連邦航空局(FAA)が、「ボーイング737MAX」の運行停止を決定。この機体は、2017年に納入を始めたばかりの「最新鋭機」であり、今、全世界で371機が運行されているという。さらに今後、約5000機の納入が予定されるベストセラー機である。
 この機体は、昨年、インドネシアで、さらにこの10日には、エチオピアでも墜落し、乗客乗員の全員が死亡している。回収されたフライトレコーダーの記録によれば、パイロットが行う操作に対して、機体側がそれを打ち消して下降を続け墜落に至ったということであり、今回新たに搭載された「MCAS」という自動制御システムが、その墜落原因になっているのではないかと指摘されているようである。墜落の原因が、最新の技術である、とはなんとも皮肉なことである。「737MAX」を語呂合わせすると、「悲惨なMAX」。いやはや何とも…。

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3月13日(水) ネットからの ダウンロードを 罪とする 法案頓挫 懸念多いと

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 自民党は、権利者の許可を得ずにインターネット上にアップロードされた漫画や写真、論文等をダウンロードすることを違法とする「著作権法改正案」を今国会に提出することを見送った。この文化庁が準備してきた法案は、もうすでに党内の部会や調査会が了承していたものであり、それが国会提出直前になって覆されるというのは、異例のことである。
 こんな事態を招いた理由は、漫画家などの著作権者やインターネットのユーザーなどから、インターネット利用への委縮効果を生み出しかねないと指摘されていたからである。
 インターネット上での情報配信は、新しい技術である。新しい道具をうまく使いこなすには、一定の試行錯誤期間を経過しながら、その落としどころを見出していくことが必要だということであろう。文化庁では、今後、この落としどころを見出す努力を続けるという。

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3月12日(火) ゴーン氏の 攻撃前に 日仏の 経営者らの 盟約確認?

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 日産の西川社長、三菱自動車の益子会長、そして、ルノーのスナール会長が、横浜市にある日産本社で会合を開催し、その後の記者会見で、この3社により、今後の提携戦略を協議する新たな組織「アライアンス・オペレーティング・ボード」を設立することを発表した。今後は、ゴーン元会長が全権を掌握していた体制を廃止し、この新たなボードで、合議制により進路を決定する形をとるということである。
 その一方で、少し前に保釈されたカルロス・ゴーン氏は、様々な圧力をかけ続けていて、これから先、これら3社に対して、どのような爆弾を投下してくることになるのかと、警戒感が広がっているようである。
 そうすると、今回設立する3社の合議体組織は、その攻撃に対抗する「連衡組織」にもなるのであろう。何にしても、まだしばらくは、様々なゴタゴタが続くことになるのだろうか。

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3月11日(月) 今もなお 傷跡深き 大震災… 人生狂わせ 社会変えしか

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 3月11日といえば、約2万人もの死者・行方不明者を出した「東日本大震災」が発生した日。その日から、丸8年ということになる。
 これほど多くの人々が、予期できない自然災害によって、突然に、この世から姿を消したのである。当然のことながら、それぞれの家庭は大きく変化し、また地域社会も変貌せざるを得なかった。そしてそれは、8年を経た今日でも、大きな傷跡を残している。その再生を願いながら、多くの人々が、毎日を懸命に戦い続けている。しかし、いまだその傷は治らず、再生は果たせないでいる。
 この日は、シベリア凍土の中から発見されたマンモス再生についても、報じられていた。3万年も昔の生物が再生されようとしている中で、何故にわずか8年前のものが再生できないのか…。自然災害がもたらす災禍の深刻さに、改めて思いを巡らさざるを得なかった。

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3月10日(日) 幕末期 未来が余りに 見え過ぎて 世と噛み合わぬ 山内容堂

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 「人間論ゼミ」の日。今回取り上げたのは、幕末期の土佐藩藩主・山内容堂であった。
 容堂は、「四賢候」の一人として、その能力が高く評価される一方で、酒が好きで、しかも酒に酔うと、奇矯な振る舞いをすることから、幕末期のドラマなどでは、変わり者として描かれることが多い。伝記や評伝を読むと、22歳で突然藩主に就任するが、それ以降、様々な藩政改革を断行し、確かに名君としての評価を受けるに足る仕事ぶりであった。しかし、幕政に関わるようになって以降は、先に述べた通り、変人ぶりを発揮するようになる。
 私の考えるところ、山内容堂は、極めて頭脳明晰であり、おそらくは先々までも、よく見えていたのであろう。しかし、旧態依然たる幕政においては、その歯車が噛み合わない鬱憤を晴らすかの如くに、酒に溺れていったのではなかろうか。秀才の悲劇ともいうべきか…。

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3月9日(土) 高速艇 クジラかゴジラか 知らねども 衝突したるは 漠たる不安か???

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 今日の正午ごろ、新潟港と佐渡島の両津港を結ぶ高速船「ぎんが」が、何らかの物体と衝突して、乗客80人が怪我をしたという。衝突した物体というのは、鯨などの海洋生物ではないかと報じられている。この船は時速約80kmで航行できる高性能船である。乗員が進路に何らかの白い物体を認めて、ブレーキをかけたが、間に合わなかったらしい。
 この報道を聴きながら、私は、今の時代の私たちの社会を連想した。現代社会は、私たちの感覚ではとても追いつけないほど速く、目まぐるしく動いている。この社会の進路に、突如何らかの巨大な物体(問題)が出現したなら、避けることが叶わず、衝突大破してしまうことにもなるのではあるまいか。
 そういえば、昭和2年、芥川龍之介が「ぼんやりとした不安」から自殺。あの時代も、確か先を見通せない激動の時代であったという気がする…。

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3月8日(金) 大阪じゃ 府知事と市長が お互いの 頭を交換? 何が何やら…

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 大阪では、松井一郎・府知事と吉村洋文・市長が一緒に辞職届けを出した上で、この4月7日に行われる統一地方選挙に、入れ替わって出馬すると表明。大阪府と大阪市の頭を交換する形での異例の戦いに臨むということである。この背景には、これまで「大阪維新の会」が看板政策として掲げてきた「大阪都構想」を実現するためには、この統一地方選挙で議会の過半数を獲得しなければならず、それには、この選挙で追い風が吹かねばならないが、現状では、厳しい戦いを余儀なくされているという認識があるのであろう。
 私は、大阪の政治状況を必ずしも的確に把握してはいないが、このような奇策は、何度も使えるものではないように思う。かえって、「大阪維新の会」の風頼みの体質が露わになってしまうような気もしてならないのであるが、いかがであろうか。

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3月7日(木) 経済の 行方に暗雲 垂れ込める… 経済指数が 連続マイナス

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 今日、内閣府が発表した1月の景気動向指数速報値によると、景気の現状を示す一致指数が97.9となり、前月比2.7ポイントの低下であった。この指数低下は、3か月連続で続いていて、しかも、このレベルは、約6年前以来の低水準である。このしばらく、米中の貿易摩擦問題で、アメリカや中国の景気動向が気になっていたが、それが日本の経済にも影響を及ぼし始めていると考えるべきであろう。
 一方、様々な経済指標を分析し、そこから判断される「政府の景気認識」については、この3月期の企業決算がとても良い数字になりそうなことから、「穏やかに回復」としている。政府は、この判断を変えないとしているが、今後の景気動向は、少し警戒心を持って見ていかねばならないだろう。長期にわたって続いてきた今回の好景気も、その先行きには暗雲が垂れ込め始めているように、私は思う。

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3月6日(水) 108日の 煩悩隠す 作業着で 保釈迎えし ゴ~ンの鐘の音

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 今日の午後4時過ぎ、ゴーン・元日産会長が、東京拘置所から保釈された。そこで大きな話題になったのが、その服装。作業服姿に帽子にマスク、という格好で、報道陣の前に姿を現した。そして、工事会社の軽自動車に乗り込んで、拘置所を後にした。この出所姿は、全世界で大きな話題になったのだそうだ。
 弁護士によれば、マスメディアの取材によって、周辺住民に迷惑をかけてはいけないから、このような「めくらまし」をしたということであるが、簡単に見破られてしまったようだ。
 しかし私は、この姿に、ゴーン・元会長の覚悟を感じた。それは、自らの名誉を回復するためには、自分は何だってやるのだ、という決意を、この出所姿で示したのではなかったか。108日の拘置期間は、108の煩悩を元会長に宿したに違いない。その煩悩の鐘が、これから世界中に轟くような気がしたのであった。

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3月5日(火) 中国の 「全人代」が 開幕し 「銭尽大」の 首相報告!

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 今日、中国の「全国人民代表大会」が開幕。李克強首相が、政府活動報告を行い、成長率の低下が深刻化し、景気失速が懸念される中国経済に対して、大規模な減税と社会保険料軽減を織り込んだ経済対策を発表。その規模は2兆元(約33兆円)に及び、これにより、経済成長率の6%割れを避ける方針だという。
 振り返って、中国で革命が起きるとき、そこには常に、経済の低迷と民衆の困窮があった。そこで、中国政府は、経済発展に特に意を用いてきた。今回も、経済問題が国民の不満に火をつければ、強固な権力基盤を確立したといわれる習近平体制も揺らぎかねない、と案じて、この経済対策と、国民に対する国威発揚の「軍事力強化」を二枚看板として打ち出したようである。
 これらは、共に金食い虫。「全人代」ならぬ「銭尽大(銭、大を尽くす)」という風景か…。

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3月4日(月) 地方自治 規模や環境 違えども 同じ土俵で 闘う現実!

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 今日、高知県の大川村議会で、議員との兼業が認められる企業や団体の範囲を明らかにする条例が成立。具体的には、村から補助金の交付を受けて事業を行ったり、指定管理者として公の施設を管理することは、「兼業」には当たらないとし、立候補に問題のない法人名を、村長が毎年度公表することとした。
 この背景には、議員のなり手不足がある。大川村の場合は、人口が400人を切っており、その多くの人たちが村に関わる仕事を行っている。だから、これはと思う人たちが、この立候補制限の影響で、議員になれなかったのである。そして、村議会が成立しなければ、今の日本の制度下では、地方自治は成立しない。
 しかし、考えてみれば、人口372万人の横浜市も、人口385人の大川村も、同じ地方自治制度の下で運営されているというのは、やはり何かおかしいのではなかろうか。

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3月3日(日) ひな祭り 北朝鮮と ドル札を 上段(冗談?)に置く 米大統領!

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 今日3月3日といえば、「ひな祭り」の日。そこで、今日のイラ短には、トランプ大統領が飾り付けを行った「ひな壇」を描いてみた。
 その最上段に置かれているのが、北朝鮮の金正恩委員長と米ドル札。実はこの日、トランプ大統領はこれまで行ってきた「米韓合同軍事演習」の中止を発表した。それを白酒の徳利の中に入れて、北朝鮮と米国民に振る舞ったのであった。これからも首脳会談の可能性を探り続ける北朝鮮への配慮と、アメリカ財政の節約の両者がその目的であると語った。
 トランプ大統領の思惑通りにいくのなら、それはめでたいことであるが、どうもトランプ大統領は、自分の考え(白酒)に酔ってしまい、現実の厳しさを忘れてしまったのではないだろうか。ひな壇の上段に、この両者を据えたのは、私の目には、「冗談」ではないか、と映ってしまったのであった…。

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3月2日(土) 衆院を 予算が通過 今回も 風船ばかり 舞っていたよね

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 今日の未明に、平成31年度予算案が、衆議院を通過。これからは、予算審議の舞台が参議院に移るが、余程のことがない限り、来年度予算は、年度内成立となる。
 そこで、これまで衆議院で行われてきた議論を振り返ってみた。一番大きな課題になったのは、厚労省における不正統計問題であろう。これにはずいぶん長い時間を費やした。それに次ぐのは、沖縄における辺野古埋め立て問題であったろう。その他に、韓国軍による自衛隊機のレーダー照射問題、五輪担当大臣の辞任要求問題などもあった。
 しかしこういう議論を聞いていて、私はとてももどかしい。なぜかといえば、空中を漂う風船のような議論ばかりしているからである。地中には、もっと根深い問題がある。その根本問題を明らかにするのが、本来の国会の議論なのではないかと考えるからである。

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3月1日(金) 就活が 解禁された日 若者も “人生いろいろ” 島倉千代子

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 経団連加盟の企業における採用説明会が、この3月1日に解禁され、これにより、来年春卒業予定の大学生の就職活動が本格化すると報じられている。しかし、現実はといえば、経団連に加盟していない外資系企業やIT企業などでは、もうすでにかなりの大学生が内定を決めているという。経団連が自主ルールによって採用活動を自主規制することの理不尽さを訴えてきた理由がよくわかる。
 今日のテレビでは、就職活動に取り組む大学生の姿が紹介されていた。様々な思いを語っていた。それを見ながら連想したのは、島倉千代子が歌っていた『人生いろいろ』という歌。一人ひとりがそれぞれの人生、そして、会社も様々な姿である。その両者が出会いながら、そこに様々な花を咲かせていく。私は、見事に自分の個性を活かして花咲き乱れる花園となってほしいものだと願ったのであった。

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