5月31日(金) 露店での 叩き売りでも あるまいに 暴走気味の 関税合戦
米中間での関税引き上げ合戦が、ますます加熱してきている。明日6月1日午前0時には、中国政府が、アメリカの制裁関税に対する報復措置を発動し、約600億ドル分の米国製品への追加関税を最大25%にまで引き上げるとしている。一方、アメリカ側も、明日以降に到着する家具家電などの中国製品に25%の税率を全面適用するという。25%もの関税がかかれば、とてもではないが、その商品は競争力を喪失してしまうことになるだろう。
「売り言葉に買い言葉」ではないが、これでは「子どもの喧嘩」である。どこかで良識のブレーキをかけなくてはならないと思う。
いくら露店のバナナの叩き売りといっても、それにはちゃんと原価割れを避ける計算が働いているという。この6月末のG20サミットでの米中首脳会談が、そんな良識の場となるのかどうか、注目していきたいと思う。
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