7月11日(木) バーチャルと リアルの融合? はやぶさが 「りゅうぐう」着陸 サンプル採取!
JAXAの探査機「はやぶさ2」が、小惑星「りゅうぐう」に二度目の着陸を果たし、小惑星内部にあったとされる、太陽系が生まれた約46億年前の痕跡を残す岩石サンプルの採取に成功した模様と発表された。
その様子を見ながら、私は、とても不思議な気持ちであった。「りゅうぐう」は、地球から約2億4,000万kmも離れた場所にあるわけだから、当然、誰一人直接その様子を観察した人はいない。探査機から送られてくる様々な映像やデータを元にして、その着陸の様子をバーチャルに理解しているに過ぎない。さらに私たちはといえば、そのデータが送られてきた管制室の様子を、テレビを通して眺めているに過ぎない。もっともっとバーチャルだ。
しかしそれを私たちは共有して、共に成功を喜んでいる。これが「現代という時代」の特質なのか、そんなことを考えたのであった。
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