« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »

8月31日(土) 「夏嵐 机上の白紙 飛びつくす」 子規の俳句に 想うは香港

Mx4500fn_20190907_131230_005

 この週末も、香港警察が集会やデモ行進を許可しなかったにもかかわらず、各地でデモが行われ、なかには投石や放火など過激な抗議活動を行う若者たちもいたそうである。それに対して、香港警察や中国政府も、その混乱を警戒し、強く警告している。しかし、収束の目途が全く立たない状況のようである。
 信頼感のないところで行われる示威行動は、不信感を増長させるばかりで、問題を拡大するだけだと思う。自分たちを信じて任せろと言いたいのだろうが、デモ隊の方は白紙委任状なんてとんでもない、ということか。
 正岡子規の俳句に「夏嵐 机上の白紙 飛びつくす」とある。この夏嵐とは、中国政府の圧力なのか、それともデモ隊のアピールなのか、ともかく香港を舞台にして、強い乱気流が巻き起こっていて、お互いが、相手に白紙の解決を要求し合っているということか。

|

8月30日(金) 来年度 概算要求 105兆円! もう過去のこと? ベルリンの壁…

Mx4500fn_20190907_131230_004

 財務省は、この日、来年度予算に対する各府省庁の概算要求を締め切った。その結果、要求総額は、本年度当初予算に比べ3%増加し、105兆円規模となった。一番の増加要因は、高齢化を背景とした社会保障費の増額である。加えて、東アジアの軍事的脅威増大に対する防衛費の増加が目立っている。さらにこのしばらく続く災害に対して、その復旧のための公共事業費の増額も織り込まれている。
 これらそれぞれの予算要求は、それぞれ理にかなったものだとは思うが、それでも、予算要望が際限なく膨らみ続けている姿には、強い危機感を抱かざるを得ない。
 私が最初に政治に関係した昭和58年(1983年)には、国家予算はおおよそ50兆円だった。それから36年。今、予算は倍増している。ここ暫くも、100兆円は、超えてはならない「ベルリンの壁」とも言われていたはずだが…。

|

8月29日(木) 英首相 「議会封じ」の 奇術かな… EU離脱に 驀進すると…

Mx4500fn_20190907_131230_003

 ジョンソン・英首相が、9月9日の週から約一か月間、英議会を閉会すると決定。ジョンソン首相が目指す10月末のEU離脱を前に、その反対勢力の封じ込めを狙ったものと言われている。その間、議員は法案や動議を提出したり審議したりすることができず、次に10月14日に議会を再開したときには、10月末の離脱までに時間がなく、その阻止ができなくなるという計算だと解説されている。
 これは、法律上は問題がないとしても、民主主義の常識からすると、あまりにも常軌を逸したものだと言わざるを得ない。議会制民主主義発祥の地とされるイギリスにおいて、このようなことがまかり通っている姿に、大きな違和感を感じる人も多いのではないか。
 魔術師・ジョンソン首相のハンカチの下から、EU離脱のピジョン(鳩)は姿を現したが、どうもイギリスの国のビジョンは見えてこない。

|

8月28日(水) 老いの身を ムチ打ち合意 T・S提携 「自前主義」の 幕引きなるか?

Mx4500fn_20190907_131230_002

 トヨタ自動車とスズキが、「T・S資本提携」を行うと発表。昔から、「両雄並び立たず」といって、英雄は、相手を打ち倒してしまうところまで戦うものである、と言われてきたが、今回は、そうはならず、長い間「自前主義」を掲げて独自路線を歩み続けてきたスズキが、トヨタの軍門に下るという形となった。
 この背景には、激しい自動車業界の変化があるものと思われる。とりわけ「自動運転車」開発を巡る技術競争は熾烈を極め、ここで遅れをとれば、あっという間に凋落してしまうという危機感が、89歳と高齢の鈴木修・スズキ会長を突き動かして、自身の責任でこれまでの路線修正をなさしめたのであろう。
 T・Sといえば、連想するのが、イギリスの詩人、T・S・Eliot。「終着点は出発点である」という意の詩がある。鈴木会長は、スズキの自前主義の終着点を、どんな始まりと考えたのか。

|

8月27日(火) 老後には 自助努力こそ 大切だとは 「公的年金 財政検証」!

Mx4500fn_20190907_131230_001

 厚生労働省は、公的年金制度における財政検証の結果を公表。これは、5年に一度、公的年金の健康診断を行うというものである。そしてそれと同時に、その対策も、提言している。
 今回の結果を端的に言えば、急速に進む少子高齢化現象を反映して、将来展望は一層厳しいものとなっている。先には不確定要素が多いのであるが、今後の経済成長がどうなるかということで、年金受給者の水準(所得代替率)は大きく変動するとされ、0.9%成長が続くならば、51.9%の所得代替率に留まるが、それがマイナスに落ち込むならば、40%を割り込む水準にまで低下するというのである。今後は、国民の自助努力も求められよう。
 高齢者にとってみれば、これは天の声である。しかし自助努力といっても限界がある。この検証結果に、大きな不安や憤りを胸に抱いた人も多かったのではないだろうか。

|

8月26日(月) G7 宣言もなく 閉幕す 「自国第一」 その破壊力?

Mx4500fn_20190906_134024_004

 フランスで開催されていた「主要7か国首脳会議(G7サミット)」が閉会。
 今回のサミットでは、会議後に必ず発表されてきた首脳宣言をとりまとめることができなかった。「自国第一主義」の主張が強まり、先進7か国としての共通方針を打ち出すことができなかったからである。
 これは同時に、これまで先進国と呼ばれてきた国々の総体的地盤沈下を意味する現象でもあると思う。この主要7か国と呼ばれる国々だけが意見を一致させても、もうそれで世界は動かない。また、それぞれの国自身が抱える深刻な問題を、もうG7という枠組みでは解決できないと見限る傾向が生まれ、それが「自国第一主義」の主張をさらに強める結果にもなってきているのであろう。
 時とともに力の所在が移り変わるというのは、世の必然かもしれないが、何か寂しい…。

|

8月25日(日) セネカ言う 「自分のために 生きんとすれば… 他人のために 生きねばならぬ」と…

Mx4500fn_20190906_134024_003

 「人間哲理研究会」の日。テーマは、「ローマの哲人・セネカの人生と思想」であった。
 セネカ(BC.1~65)は、ローマ時代の哲学者であり、政治家でもあった。第5代ローマ皇帝ネロの幼少期の家庭教師を務め、「ネロの5年間の善政」を支えたことでも知られる。しかし、ネロは、その後、だんだんと残忍となり、最後には、セネカに対しても、自殺を命じた。
 セネカの思想は、一言で言えば、「ストア学派」の思想である。一般には「禁欲思想」と呼ばれ、「ストイック」という言葉の元になった思想とされるが、その教えは、決して窮屈なばかりではなく、もっと広く自由なものである。
 ちょうどこの日は、フランスで日米首脳会談が行われた。安倍総理から、トランプ大統領に対して、「アメリカファースト」ということは、「他国のために生きること」だとセネカは語っていますと、語りかけてもよかったかも…。

|

8月24日(土) 東京の パラリンピックが 一年後… 押し寄せたるは 黒船艦隊?

Mx4500fn_20190906_134024_002

 東京パラリンピックの開幕日が、来年の8月25日。つまり、いよいよ一年後に、障害者スポーツの祭典が開催されるということになる。TVや新聞紙上でも、このパラリンピックを巡る話題が増えてきている印象である。
 問題は、数多くの障害者たちを受け入れる態勢づくり。競技場におけるバリアフリー化は、かなり進められているようであるが、それだけでなく、交通手段や宿泊施設の整備も進めていかなくてはならない。しかもただ単に選手団に対する対応だけでなく、障害を持つ観客たちへの対応も求められる。日本が今後超高齢社会を迎えることを考えると、この機会に、国全体でバリアフリー環境を整備するというのは、意義深いことであると思う。
 しかし、残された時間は一年。浦賀にやってきたペリー艦隊によって、一年後の開国を迫られた江戸幕府の窮状を連想したのであった。

|

8月23日(金) やられたら またやり返す 報復は 仲裁者もなく 泥沼となる?

Mx4500fn_20190906_134024_001

 「米中経済戦争?」で、今度は、中国政府が、アメリカが9月から発動を予定する「第4弾・対中制裁関税」に対して、大型の報復措置を発表。止まるところを知らない応酬合戦だ。
 これによって、アメリカも中国も、そのほとんどの輸入品に対して追加関税を課するという異常な事態が生まれてきている。ここまで対立がエスカレートした原因には、首脳会談での合意の解釈を巡る見解の相違があったようであり、まさにかつてハンティントンが語った「文明の衝突」現象が生まれてきつつあるとも言えそうである。
 問題は、このような事態に立ち入りながら、米中両国の仲介を行おうという国が現れてこないことである。その結果、泥沼はどんどん広がり続けている。米中(泥中)に美しい蓮の花を咲かせる指導者は、今後、いったいどこに現われてくるのであろうか。

|

8月22日(木) S…失望と O…驚き与えた M…文政権 I…意趣返しかな A…アメリカにまで

Mx4500fn_20190903_193846_004

 韓国大統領府は、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催し、日韓で防衛秘密を共有する「日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)」の破棄を決定。北朝鮮の核ミサイル発射の脅威が高まり、中国が軍事力を高める中、韓国防衛の要となる「米韓日軍事同盟」にひび割れを起こしかねない、この決定には、驚きを禁じ得ない。やはり韓国という国は、常識では判断できない国なのか。アメリカ政府も、この決定に対して、失望と驚きを表明した。
 おそらくは文・大統領は、日本の輸出管理に対する反発から、このような決定に立ち至ったのであろうが、同時に、アメリカに対しても、これを通して不満を表明したとみるべきであろう。つまり、韓国よりも日本を重視するトランプ大統領の姿勢や、在韓米軍駐留費用の大幅増額要求などに対する不満を、こんな形で意趣返ししたのではないかという気がした。

|

8月21日(水) 学問は 存心・致知と 力行のため! 時空を超える 方谷の声!

Mx4500fn_20190903_193846_003

 昨日は、岡山県総社市のキャラバン。ここにある「山崎製パン」の工場を見学したり、古代の古墳を調べたりして、夕食は、「岡山人間論ゼミ総社会合」の準備メンバーと共に摂った。
 そして今日は、朝から高梁市へ。「高梁高校」一年生を対象にした講演会に招かれていたからである。その講演テーマは、「人はなぜ学ぶのか~200年の時を経て、山田方谷が私たちに語りかけているもの」であった。
 山田方谷が、学問についてこんな言葉を残している。「すべて学問は、存心、致知、力行の三つなり」と。この言葉が、私が常々唱えている「夢出せ! 知恵出せ! 元気出せ!」とほぼ同じ意味になることから、勉学を通して、いかに夢を描き、知恵を広げ、元気を養うか、といったことをお話しさせていただいた。
 この日はその後、新見市のキャラバン。そして夜は、「平成牛麓舎」の勉強会。

|

8月20日(火) 宇宙でも 米中両国 投網を投げて GPSの 分捕り合戦?

Mx4500fn_20190903_193846_002

 今日の日本経済新聞・トップ記事の見出しは、「中国版GPS網最大に」というもの。
 私たちは今、自動車を運転する時などに当たり前にカーナビを使っているが、その位置情報を宇宙から提供しているのが、このGPS衛星である。アメリカが世界に先駆けてこのシステムを構築し、そのサービスを提供してきた。しかし、それがアメリカだけに独占されることには問題があるとして、他の国々も独自の衛星を打ち上げてきた。とりわけ、中国は、このしばらく大きな力を注ぎ、昨年は、アメリカのGPS衛星の数(31基)を上回る35基を運用し、ついにアメリカを凌駕したという。
 いよいよ宇宙でも、米中の陣取り合戦が始まったと考えるべきであろう。宇宙から投網を投げて、その網の中にどれだけ多くの国々を取り込むか、その熾烈な競争がこれからこの分野で始まるということになるのだろう。

|

8月19日(月) 宮内庁 初代長官 残せしは 昭和天皇 飾らぬ肉声

Mx4500fn_20190903_193846_001

 宮内庁(宮内府時代含む)の初代長官、田島道治氏が、その在任中の昭和天皇との膨大な会話記録を書き残していたことが明らかになった。それは、昭和24年2月から28年末までの約5年弱の間の記録であり、18冊もの手帳やノートに書き綴られたものである。その拝謁回数は、600回以上にもなるという。
 この頃は、日本が、戦後処理と占領からの独立回復に取り組んだ時期であり、日本社会が大きく揺れ動く中で、昭和天皇がそれをどう捉え、考え、どう対応していこうとしていたのかを、一番身近なところで支えていた長官が、その肉声を直に書き残している意義は極めて大きいものだと思う。
 報道では、まだ一部しか分からないが、昭和天皇が、戦争に対して深い悔恨の念を抱いていたことが紹介され、改めて昭和天皇の平和を願う気持ちを感じ取ることができた。

|

8月18日(日) あおり運転 男の逮捕… 京都アニメの 事件一月… あぁ種尽きまじ

Mx4500fn_20190831_125627_004

 この頃、気持ちを重くするニュースが多い。
 今日も、先日来、大きく報じられていた「常磐自動車道のあおり運転殴打事件」の犯人逮捕と、35人もの社員が犠牲になった「京都アニメ放火殺人事件」から1か月が経過したことが、大きく報じられていた。
 私たちが意識する社会が、年々広がってきている。その一方で、かつては地域社会や企業などの中で強く機能していた人間関係が、だんだんと希薄になってきている。そんな中で、事件が起きる培地が大きく広がってきているのであろう。いつどこでどんな事件に遭遇するやら分かったものではない…そんな不安が人々の間に広がっているのか。
 かつて石川五右衛門に関して、「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」とする狂歌が流行したことがあったそうだ。今も、社会の事件の種は尽きない…。

|

8月17日(土) 台湾に F16機を 大量売却… 必ず守ると トランプ政権

Mx4500fn_20190831_125627_003

 トランプ政権が、アメリカ議会に対して、台湾に「新型F16V戦闘機」計66機を売却する方針を伝えたという。総額で80億ドルに及ぶ大型取引である。アメリカ議会では、党派を超えて台湾を支援する意見が強く、この方針は承認される公算が大きいという。台湾の蔡英文総統も、これを歓迎する意を表明したという。
 一方、かねてから領土問題に関しては、それが「死活的問題」であるとする中国側は、「中国の主権と安全保障上の利益を害する」と強く反発。しかし、アメリカにしてみれば、台湾を守れなければ、中国海軍に太平洋西部地域の制海権をみすみす渡してしまうことになることから、決して譲れない一線であろう。
 米中関係は、今極度に悪化している経済問題に加えて、今後は、軍事面においても、この西太平洋を舞台に、角を突き合わせる状態が強まってくることになりそうである。

|

8月16日(金) 台風が 夏に幕引き 京都では 御霊を送る 五山の送り火

Mx4500fn_20190831_125627_002

 昨日は、台風10号が愛媛県西部に上陸し、さらに広島県呉市付近に再上陸した後、中国地方を縦断。当初「超巨大台風」などという触れ込みであったので、私の地元でも大きな被害を覚悟していたが、幸い、雨量は多かったものの、風はそれほどでもなく、胸を撫で下ろしたのであった。交通機関も、今日はほぼ平常運行に復旧したようである。
 今年の夏も、暑かった。その暑さも、この台風10号が幕引き役を務めるのであろう。暦の上ではすでに「残暑」ということになるが、気候面でも、35度を超える猛暑日などということは、もうほとんどないだろう。
 京都では、この日、「五山の送り火」が行われた。お盆の間、故郷に帰っていた御霊たちが、今日は、あの世の世界に戻っていく。私も、心を引き締めて、これからの実りの季節に立ち向かっていかねばならない…。

|

8月15日(木) 戦争を 知る人既に 8分の1! 74年の 歳月過ぎて…

Mx4500fn_20190831_125627_001

 第74回目となる「終戦の日」。恒例によって、「全国戦没者追悼式」が挙行され、新天皇ご夫妻が参列され、お言葉を述べられた。
 その参列者は、平成元年には、戦没者の妻が47.9%、その兄弟姉妹が33.0%という構成であり、この両者で約8割を占めていたが、令和元年の今年は、子供が55.0%となり、しかも、戦後生まれの参列者も、約3割に達したのだそうである。「戦争の風化」ということがよく語られるが、確かに、戦争のことを直接に知る人は、このしばらくの間に激減しているようである。日本人の全人口構成を見ても、戦前生まれは、もう約8分の1に過ぎない。
 このような中で、戦争の悲惨さと平和の尊さをいかに伝え、平和な世界を守っていけばよいのか、戦争の火種が世界の各地に宿されてきている今、私たちの大きな課題として考えていかねばならないことだと思った。

|

8月14日(水) お盆の日 台風直撃 予想され 今年は変調 民族移動…

Mx4500fn_20190827_123315_004

 お盆を明日に控えて、日本の南方洋上では、巨大台風10号が北進を続けている。明日には、西日本を縦断して日本海に抜けるという進路予報が出されている。
 それに対して、フェリー会社などは、早々と翌日の運休を発表。JR西日本やJR四国なども、「計画運休」の対応をとった。航空便も、早々と対象便の運休を発表。
 そこで、普段よりも早く、今日が帰省者たちのUターンラッシュになった模様である。テレビを見ていると、帰省を早期に切り上げざるを得なかった人たちの、残念そうで疲れ切った表情が大写しになっている。
 それにしても、お盆といえば、亡くなった方々の御霊が故郷に戻って来る日。その日に、わざわざこんな巨大台風がやってくるというのは、天上界の御霊の怒りの表現ということであろうか…。あぁ日本は大丈夫なのかと。

|

8月13日(火) 香港の 国際空港 全便の 搭乗手続き 停止をしたが…

Mx4500fn_20190827_123315_003

 香港国際空港での航空業務は、この日の朝から再開したものの、機材のやり繰りがうまくいかず、結局12日と13日の両日で600便以上が欠航したという。デモ隊の方は、6月9日以来、香港政府が的確な対応を打ち出せないで過ぎた2か月の間に、「香港における民主的選挙の実現」など、「五大要求」を掲げる社会改革運動にまで進化してきており、ここまで至れば、簡単には収束しないだろう。
 一方、中国政府の姿勢は、強硬である。隣接する深圳市に、人民武装警察部隊を集結させ、デモ鎮圧訓練を行い、その様子を、インターネットで流している。そこには、アジアのハブ空港として大きな役割を果たしている香港の役割を深圳に移すことも辞さないぞという暗黙の圧力までも感じる。デモ隊に対して、こんなことをしていて香港はいいのかと、陰に陽に圧力をかけているということか。

|

8月12日(月) 日航機 墜落事故から 34年! 今 香港も 墜落の危機!

Mx4500fn_20190827_123315_002

 乗客・乗員520人が犠牲になった、「日航ジャンボ機墜落事故」から34年となる。ニュースでは、朝から、事故現場となった御巣鷹山へ慰霊登山をする人たちの姿が紹介されていた。この事故の原因は、客室を高い気圧に保つための「圧力隔壁」に金属疲労が生じて、それが一気に破壊されたことだとされている。
 ちょうどこの日には、香港におけるデモ集会が、香港国際空港で行われ、夕刻以降の航空便のすべてが欠航になったと報じられていた。中国における「一国二制度」原則を突き崩しかねない「逃亡犯条例改正案」に反対するデモである。おそらくは今、中国本土と香港の間に設けられている「圧力隔壁」が、金属疲労を引き起こし、「香港の民主主義」が一気に破壊され、墜落しかねないという危機感が、香港住民の中で強まっているということか。

|

8月11日(日) 絵筆にて 内なる情念 描くとともに 文筆ふるう 岸田劉生!

Mx4500fn_20190827_123315_001

 「人間論ゼミ」。今回取り上げたのは、「麗子像」でよく知られる画家・岸田劉生(1891~1929)。少し前に、岸田劉生の若い頃の絵画を手に入れたことから、彼の人生について深く理解してみたいと、このテーマを取り上げた。
 岸田劉生は、ジャーナリストとして当時広く知られた岸田吟香の四男として、東京銀座に生まれている。絵画や工作が好きな少年であったらしい。そこから青年期には絵を学んだり、また、「白樺派」の武者小路実篤ら文化人と交流する中で、自らの芸術を深めていく。
 驚きだったのは、絵だけでなく、膨大な分量の著作を残していることであった。彼の主張は、「内なる美(情念)」の表現ということであった。つまり、その内なるものを、絵筆を手にしては絵画に描き、文筆を手にしては文章に表現したということなのであろう。
 人間的にも、興味深い人物であった。

|

8月10日(土) 世界一(?) デルタ航空 全便を 一気に羽田に お引っ越しとや

Mx4500fn_20190814_123131_007

 国際航空便の旅客数や運行距離などで、アメリカン航空と、そのトップの座を争っているデルタ航空が、米国運輸省から羽田空港の離発着枠を6枠確保したことから、来年3月に、これまでアジアのハブ空港としてきた成田空港から完全撤退し、羽田空港に移ると発表した。そこでハブ空港機能も、羽田空港に移すのかと思えば、そうではなくて、それは、韓国の仁川空港に移すことになるのだそうだ。
 多くの航空会社が激しく競い合う国際航空ネットワークの世界では、積極果敢な戦略を打ち立て、それを躊躇なく断行していかねばならないということなのであろう。
 そしてそれは、空の世界ばかりではなく、国際ビジネス界全体がそんな時代を迎えている。そんな激しい競争の中で、日本企業がどう生き残っていけるのだろうか。そんなことにも関心を抱いた今回のニュースであった。

|

8月9日(金) 広島が 人類初の 原爆ならば 今日の長崎 何と呼ぶべき?

Mx4500fn_20190814_123131_006

 「広島平和記念式典」から3日遅れて、今日は、長崎での「平和祈念式典」開催。長崎に投下された原爆は、広島原爆の1.5倍の威力とされるが、その一方で死者数は7万4,000人とされ、広島の約半分である。「怒りの広島、祈りの長崎」などと対比されることもある。
 広島原爆に対しては、「人類の歴史上初めて実戦で使われた原子爆弾である」とよく語られる。それならば長崎原爆についてはどうかといえば、「人類の歴史上、実戦で使われた最後の原爆であってほしい」と、願いの形で語られる。それは、原子爆弾がこの世に存在する以上、いつどんな形でそれが使われるか分からないからである。よく文章は「起承転結」を意識しながら書かねばならないと言われる。広島原爆が「起」であったのは間違いないが、長崎原爆が果たして、「結」となれるのかどうか、そう願いたいとは思うのだが…。

|

8月8日(木) アメリカで 銃の事件が 続く中 議会批判の 大統領かな

Mx4500fn_20190814_123131_005

 最近、アメリカ国内では、銃乱射事件が相次いでいて、銃の販売規制に及び腰のトランプ大統領に対する批判が強まってきている。昨日、その大統領が初めて口を開いた。
 その内容はといえば、「米国民は声を一つにして、人種差別主義、偏見、白人至上主義を批判しなければならない」というものであった。そして、一方で、「精神疾患と憎悪が引き金を引くのだ。銃ではない」と主張し、このような人たちに限定した銃の所持規制を行う必要性を語った。そして、米国議会がこの自分の考え方に沿った議論を行い、早急に法案を成立させるべきことを主張したのである。
 つまり、大統領自身は、対策を出しているのに、議会が法案成立の努力をしていないことこそが問題と、問題をすり替えたのである。
 この論法は、トランプ大統領の得意技だが、今回、これが通用するかどうか、疑問である。

|

8月7日(水) 小さな泉に 湧き出す水が 滝川となり 流れ出すのは 桃太郎さん

Mx4500fn_20190814_123131_004

 今日大きな話題になったのが、小泉進次郎・衆議院議員と滝川クリステルさんとが結婚するというニュース。滝川さんはすでに妊娠5か月とのことであり、年明けにも出産予定だそうだ。有名人同士、美男美女の結婚であり、国民的に強い関心を集めたようである。
 このしばらくの日本社会では、少子化問題が大きな課題として取り上げられていて、次世代の最有力リーダーと目されている小泉進次郎代議士にしても、ここで結婚し、子育てにも取り組む姿が、おそらくは国民からの期待感をさらに高めることになるだろう。
 小泉純一郎元総理の子供は、孝太郎、進次郎と名付けられている。そこから想像すると、もしも男の子が生まれれば、〇太郎という名前になるのであろうか。
 私の頭の中では、ここに思いが至った時、「桃太郎」の童謡が鳴り響いたのであった。

|

8月6日(火) 広島に 原爆落とされ 74年に トップニュースは 台風だったね

Mx4500fn_20190814_123131_003

 8月6日は、原子爆弾が広島に投下された日。この爆弾による直接の死者数は、約14万人とされている。そしてその後の被爆者の死者数も合わせれば、約31万人にも及ぶそうだ。たった一つの爆弾で命を失った人の数として、これほどのものはこれまでになく、人類の歴史に刻印されることは間違いないだろう。
 そしてこの死者たちを悼み、二度と原子爆弾が使われることがない世の中を願う「広島平和記念式典」が行われ、今回も、世界から約5万人が参列し、平和への祈りを捧げた。
 しかし、この日の夜のトップ・ニュースは、台風8号の襲来とその被害を伝える報道。
 人の意識は、遠くにある大問題よりも、目の前にある喫緊の問題に向けられがちである。特に、メディアのニュースは、目の前の意外性を追求する要素が強いように思う。それだからどうだということではないのであるが…。

|

8月5日(月) 日本の 20の女性が 笑顔にて あっという間の シンデレラだよ

Mx4500fn_20190814_123131_002

 20歳の女子プロゴルファー、渋野日向子が、快挙。女子ゴルフのメジャー戦の一つ 「全英女子オープン」で、見事に優勝を果たしたのであった。
 渋野は、プロ1年目。少し前まで全く無名の選手であった。海外試合に参加したのも、今回が初めて。それだけに、今回の優勝は、海外メディアでも大きな驚きをもって受け止められていて、早速つけられたニックネームが、「スマイル・シンデレラ」。誰が名付けたのかは知らないが、見事なネーミングである。
 ただ、シンデレラにかけられた魔法は、あっという間に解けてしまう。お城に残されたのは、片方のガラス靴だけ。童話では、シンデレラを見初めた王子が、シンデレラを探し出して、めでたく結婚という幸福ストーリーであるが、渋野選手にかけられた魔法が解けた後には、どんなドラマが展開するのであろうか。

|

8月4日(日) 「ホモデウス」 ヒトはこれから 神になる(滅びゆく…) そんな主張の 本で学べり

Mx4500fn_20190814_123131_001

 「フォレスト・トレンド勉強会」のテーマは、「ユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス』を読む」。
 ハラリ氏といえば、イスラエルの歴史学者。何年か前に出版した『サピエンス全史』が世界的なベストセラーとなって、一躍人類文明史の代表的研究者に躍り出た人である。今回取り上げた『ホモ・デウス』という本は、前作がこれまでの人類の歩みを論じてきたのに対して、これから先の人類社会を展望してみようとする意欲的な著作であった。
 この本の主題は、「飢餓」「疫病」「戦争」という巨大困難を克服したサピエンスは、今後神の領域に迫っていこうとするが、それはかえって生物・サピエンスの存在を否定することになるかもしれないというものである。
 今回は、時間が不足し、十分な議論が行えなかったので、次回にも、引き続いてこのテーマを取り上げて論じたいと思う。

|

8月3日(土) 慰安婦像 巡る議論が 泥沼化… 像は何にも 語らないのに…

Mx4500fn_20190810_135233_008

 大きな話題になっていた「あいちトリエンナーレ2019」における「従軍慰安婦像」展示について、この像の展示を含む「表現の不自由展・その後」の企画そのものを中止すると、実行委員会が発表。その会長を務めている大村秀章・愛知県知事は、記者会見を行い、「テロや脅迫とも取れる抗議があって、安全な運営が危ぶまれる状況である」として、安心・安全を配慮した上での総合的判断だと語った。
 ここで考えるべきは、展示されている少女像自身には、善もなければ、悪もないということである。周りの人たちが、勝手に想像力を働かせ、この少女像に、いろいろな意味や価値を与えているに過ぎない。そしてそれは、それぞれの人の勝手な思い込みなのだから、議論によって何らかの妥当な結論が得られるものでもないだろう。世の中には、こんなことがずいぶん数多くあるという気がする。

|

8月2日(金) トランプさん 対中国の 問題に またも出したる ジョーカーの札

Mx4500fn_20190810_135233_007

 トランプ大統領が、中国からアメリカへの輸入品について、9月1日から3,000億ドル分に10%の関税の上乗せを表明。この追加関税発動の理由としては、中国がなかなか交渉に応じてこないことと、約束した農産物購入を実行しないこと、の二つを挙げているようである。米中の交渉は、ますます厳しい局面を迎えてきているといえそうだ。
 私は、今回のこの交渉姿勢に、アメリカという国が持つ基本的な交渉姿勢を垣間見る思いである。これまでも何度か取り上げたことがあるが、昭和16年、日本がハワイへの奇襲攻撃を行う前の日米交渉においても、アメリカは、次々に新しい要求を出しては、日本側の交渉妥結の期待感を打ち砕いた。完全に屈服しないならば、切り札はまだ残っているぞと、次々にジョーカー札を出してくるのである。
 今回も同様だという気がしてならない…。

|

8月1日(木) FRBの 金利引下げ セブンペイ… かんぽ問題… お~いカネオ君!

Mx4500fn_20190810_135233_006

 今日から8月。連日蒸し暑い日が続く。そんな中、頭の中までも蒸し暑くさせている一つの要因に、お金を巡る諸問題がある。
 今日、FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)は、10年半ぶりの利下げに踏み切った。しかしすっきりとはしない。利下げを待望していたはずのトランプ大統領も、「失望した」とし、アメリカの株価は大きく急落した。経済活動や金融政策は、以前は、もっとすっきりと分かりやすいものではなかったかと思う。
 そういえばこのしばらく問題になっている、セブンペイ問題やかんぽの不適切販売問題なども、どうもはっきりしない印象…。
 NHKの「突撃!カネオくん」という番組が、最近話題になっている。興味はあるけど、なかなか聞くことができない「お金にまつわるヒミツ」を掘り下げる番組である。これが人気になっている理由がよく分かる気がする…。

|

« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »