9月1日(日) 令月も 和らぐ風も 無きままに 新元号年 後半に入る
新元号「令和」が始まったのは、今年5月1日であった。ということは、今日9月1日というのが、令和初年の折り返し点。振り返ってみると、新元号が動き始める前後には、新時代への強い期待感が国中にあふれていたが、この4か月を見る限りは、その新しい胎動を強く感じることがほとんどなかったように思う。
そもそも「令和」の元号は、万葉集の中の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」という一文からとられたものである。凛とした美しい月の下に気持ちの良い和やかな風が吹いてくる…といった意味合いの言葉であろう。しかし現実には、凛としたところも少なく、和やかな気風もあまり感じなかった…。むしろその逆ではなかっただろうか。
そうは言いつつも、まだ今年は4か月残っている。心して、せめて残された時間だけでも、凛と和やかに生きていきたいものだと思う。
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