9月27日(金) 関電は 世の中明るく 照らしたが 足下は暗し 原発利権?
この日、関西電力の岩根茂樹社長らが記者会見を行い、同社の役員など20人が、合計3億2,000万円相当の金品を関電の原子力発電所が立地する福井県高浜町の元助役から受け取っていたことを認めた。これは国税当局の税務調査の中で判明したことであるが、社内調査の後、約1年間公表しなかったという。
この会見で、岩根社長は、「一時的に保管していたものである。元助役は高浜町の有力者であり、返却を拒まれて、それを無理に返却することによる関係悪化を恐れた」と説明。また「この金品の授受に伴う工事の発注などの問題はなく、違法性はなかった」とも語った。
しかし、3億円以上の金品ともなると、とてもただ単なる儀礼的なものだとは受け取れない。関西電力は、自社電力で世の中を明るく照らしたかもしれないが、その足元の原発利権については、いまだ深い闇の中である。
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