9月7日(土) 月面に 着陸狙った インドの衛星… 最後の一歩で 拒絶されたが…
インドの月面無人探査機「チャンドラヤーン2号」が、着陸機「ビクラム」を月の南極付近に着陸させることに、もう一歩のところで失敗した模様。今回のこの挑戦は、多くの宇宙関係者が強い関心を抱いていたプロジェクトであった。それは、月面上の水の存在を、この着陸機に積み込まれた探査車で実際に確認する計画であったからである。
月面に大量の水があるとすれば、月面での人間の長期滞在も夢ではなくなる。またこの水を電気分解して、ロケット燃料にすることができれば、火星などの惑星に向けて、大型ロケットを飛ばすことも可能になる。
しかし、新たな挑戦に失敗はつきもの。大きな目で見れば、その失敗をむしろ教訓として乗り越えてこそ、より大きな成功に結びついていくものといえるだろう。インドの宇宙開発の奮起を心から期待したいと思う。
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