9月9日(月) 関東に 台風直撃 停電し 初めて気づく 電力の恩
昨晩から今日にかけて、関東地方を台風15号が直撃。この台風の被害は、台風の進行方向右側の千葉県で特に甚大で、強風によって送電の鉄塔や電柱が倒壊したり、倒木によって送電線が切断されたりして、約100万戸にも及ぶ家屋で停電となっているそうだ。
テレビでは、停電に困惑する人たちの声が紹介されているが、普段当たり前のように供給されている電気が使えなくなると、こんなにも不便で、生活そのものが成り立たないと、各地で悲鳴があがっているようである。
思い出したのが、かつて山本七平氏が書いた『日本人とユダヤ人』という本。この本の冒頭部分に、「日本人は水と安全とはタダだと思っている」という一文があったが、今回の台風被害を見ていると、水と安全に加えて、日本人は、電力も当たり前に供給されるものだと思っていたということのようである。
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