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11月30日(土) 日印が 安保協力… 亡き父の 因縁かも、とは 総理の胸中

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 ニューデリーで、日印の外務・防衛閣僚会議が開催され、今後の防衛協力を謳った共同声明が採択された。それによれば、自由で開かれたインド太平洋のビジョンを両国で共有することや、様々な軍事訓練の共同実施、南シナ海問題や北朝鮮問題などでの協力、弾薬などの防衛物資や役務に関する「物品役務相互提供協定」の早期締結などが合意された。
 私が面白いなと思ったのは、両国の防衛大臣の名前である。インド側は、シン大臣である。日本側は、(河野)タロウ大臣である。この二人の名前を組み合わせれば、(シン)+(タロウ)=(シンタロウ)である。つまり、今の安倍総理のお父さん、安倍晋太郎の名前となる。安倍総理は、今回の日印間での安保協力実現は、父親からの遺言だったかもしれない、などとその因縁浅からぬことに、思いを巡らせていたのではなかっただろうか…。

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11月29日(金) 風見鶏 風の行方を 見届けず 西方浄土に 飛び立ちにけり

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 中曽根康弘・元総理のご逝去が、緊急ニュースで伝えられた。享年101歳であった。
 中曽根氏が総理を務められたのは、1982年11月から1987年11月までの約5年間。私が政界入りした頃の総理であったから、私の頭の中にも強くその印象が残っている。明瞭な言葉遣いで自らの信念を国民に語りかける姿に、政治家としての大きな魅力を感じた。その一方で、田中派が支配する永田町では、その時々に吹く風を見極めながらの政治活動とならざるを得ず、「風見鶏宰相」という、不名誉な呼び方をされることもあった。何にしても、一つの時代を画した総理大臣であったと思う。
 そんな中曽根・元総理が、今度は、西方浄土からの風を受けて、もう二度と帰らぬ世界に飛び立っていった。本人はもっと長い間、日本政界に吹く風と戯れていたいと考えていたに違いない、とは思うのではあるが…。

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11月28日(木) 香港は リトマス試験紙? アメリカが 中国政治を 調べるための…

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 トランプ・米大統領が、米国議会で少し前に可決されていた「香港人権・民主主義法案」に署名し、この法案が成立。
 この法律は、香港の自治や市民の自由に関する状況をアメリカ政府が調査し、その結果を毎年議会に報告するというもの。そしてその人権や自由、自治が侵害されていると認定された場合には、それに関係した人のアメリカへの入国拒否やアメリカにある資産の凍結などの制裁を課すことができるともしている。つまり、この法律は、アメリカ政府が、香港の自治と香港住民の権利が守られているかどうかを検査する「リトマス試験紙」であり、かつ、「一国二制度」を中国政府に厳守させる意味合いも持った法律ということでもある。
 この法案成立に対して、中国政府は、「ひどい内政干渉」として、強い反発を示している。もうこれは、「米中冷戦状況」と呼ぶべきか。

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11月27日(水) 古代には 船の木材 供出の地で 教養講座! 人生航路の…

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 船木公民館「教養講座」の講師を依頼され、講演。テーマは当初、「私たちが後世に遺すべきもの」であったが、直前になって、「幸福論」に力点を移すことにした。このテーマの方が、興味を持っていただけそうだったからだ。
 この船木地域というのは、私が生活している場所であるが、この名前の由来が振るっている。あくまでも仮説の一つではあるが、大和朝廷が、7世紀に、百済救援の為に大船団を朝鮮半島に送り込んだ時に、その船を建設するための木材を供出した土地だったから、「船木」という地名になったというのである。
 考えてみれば、私たちの人生も、荒れ狂う海原を船で渡っていくようなもの。その時に、十分な強度の木材を使っていなければ、沈没しかねない。教養講座というのは、そんな強い木材を自らに獲得するための勉強の場なのだ…と、そんな風に考えたのであった。

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11月26日(火) 国交省が 自動運転 保安基準! 流行前の 予防接種!

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 国土交通省が、自動運転車の安全対策に関して、その新たな保安基準概要を明らかにした。政府では、来年2020年中の自動運転実用化を目標に掲げて、この保安基準を来年4月に施行する予定で、この12月中にもパブリックコメントを募集するようだ。
 ただ、この自動運転は、今の技術水準や市民の受容意識からして、何の制約もなく全面的に認めるという段階にはまだないとして、とりあえずは、高速道路上や交通量の少ない過疎地域などに限定して適用する方針のようである。
 それにしても、これまではただ夢の話としてしか受け止められなかった自動運転車の実用化が、いよいよ目の前の実現可能なものになってきた印象である。そしておそらくは、実用化されれば、大流行ということになるであろう。
 今、インフルエンザの大流行が懸念されているが、それに対抗するには予防注射が重要! その論を援用すれば、自動運転車の大流行予測に対しては、その保安基準を明確にするという形で「予防注射接種」を行うが大切ということであろうか。

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11月25日(月) 注目の 香港区議選! 民主派の 破竹の勝利で 「一港二政治」?

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 この日、新居浜の橿樹舎に戻る。その道中で少し時間があったので、宇部市小野町を訪れて、この土地の特産物であるお茶の観光化の様子や「うべの里アートフェスタ2019」に関連する展示も見学。そしてそこから、美祢市の有名な「秋吉台」と「秋芳洞」も訪れた。
 今回のキャラバン活動は、以上で終了。夜になって、自宅に戻ってきた。
 自宅でテレビを点けると、昨日行われた香港の区議会議員選挙の結果が大きく報じられていた。その選挙で、「民主派」が85%の議席を獲得し、一方、これまで主流であった「親中派」は、わずか13%の議席獲得に留まったという。ここまで明白に香港市民の意志が表明されると、香港政治の分断は、さらに進まざるを得なくなるだろう。「一国二制度」ならぬ「一港二政治」状態の中で、香港は、さらに混迷を深めざるを得ないのではなかろうか。

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11月24日(日) 核兵器 それは犯罪! テロ行為! 平和祈りし ローマ教皇!

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 引き続いて今日は、福岡県に。今回は、少し前に世界遺産に指定されたばかりの「宗像大社」を訪れた。ここでは、その宝物を収納した「神宝館」の展示も見学した。そしてその近くにあった、山頭火の句碑を日本で最初に立てたという「隣船寺」も訪れた。
 それから、下関へ。この日夕刻から、下関市で、勉強会が開催され、これには約20名参加。
 この日の話題は、フランシスコ・ローマ教皇が来日され、長崎と広島で、平和のメッセージを発出したことであった。私はそのスピーチを、移動中のラジオで聞いたが、核兵器を持つこと自身が犯罪でありテロ行為でもある、と率直に語る言葉に、驚きを禁じ得なかった。
 心の問題を抜きにして、パワーバランスの議論ばかりしている世界の現実に対して、厳しい批判を向けた言葉であった。「力の調和よりも心の調和」を、ということなのであろう。

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11月23日(土) 熊本じゃ 死せる人らを 訪ねけり 波佐見では 生ける人らと 語り合いたり

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 今日は熊本市内で、まず、徳富蘇峰と蘆花の兄弟が生活し、若者たちを教育した「大江義塾」が置かれていた場所「徳富記念公園」を訪れた。さらにそこから、幕末期に活躍した横井小楠を顕彰している「横井小楠記念館」と「小楠記念公園」を訪れて、その生き様や考え方に思いを巡らせた。
 そこから荒尾市へ移動。ここでは、孫文の活動を支えた宮崎滔天をはじめとする宮崎兄弟の顕彰を行っている「宮崎兄弟資料館」を見学し、さらには、少し前に世界遺産に指定された「三池炭鉱万田坑」にも足を運んだ。
 ここで時間切れ。車を走らせて、長崎県波佐見町へ。私が訪れると連絡をしたところ、町長や県議会議員などが集まってくださっていて、その人たちと食事しながら、自由懇談。
 熊本では死せる人たちと心の対話をし、波佐見では生ける人たちと懇談した一日…。

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11月22日(金) 熊本の 蒲島知事と 懇談した日は GSOMIAには 岐路の日だった…

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 朝、臼杵市を出発し、一路熊本市へ。この日午後2時から、蒲島郁夫・熊本県知事と意見交換を行う約束になっていたのであった。
 熊本市に着いたのが、午前11時過ぎ。時間的余裕があったので、種田山頭火が堂守をしていた「味取観音堂」や、宮本武蔵の墓がある「武蔵塚公園」にも立ち寄った。そしてその後、県庁へ。蒲島知事とは、「県民総幸福量の最大化」問題などについて、意見交換。
 その後、復興が進められている「熊本城」を訪れたり、「熊本博物館」の展示を見学。そして夜再び、蒲島知事と夕食を摂りながら、意見交換。とても有意義な時間であった。
 この日は、日韓間の「GSOMIA」を巡って、韓国政府が、その失効回避を表明した日。日韓外交にとって、重大な日であったが、私にとっても、蒲島知事との話し合いの中で、「幸福問題」の大きな示唆を得た日であった。

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11月21日(木) キロ単価 300円の フェリーに乗って 思うは日本の ドーバー海峡!

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 今日から、4泊5日の「九州北部キャラバン」。今日は、朝、橿樹舎を出発して、まず伊方町役場に、高門清彦町長を訪問。少し懇談した後、三崎半島の先端部にある三崎港から、対岸の佐賀関港に、フェリーで渡る。そして臼杵市では、「心の小径」や橋本さんが経営する「パプリカ農園」を見学。夜は、「臼杵チャレンジ塾」のメンバーなどと夕食懇談会。
 このキャラバン活動では、自分自身が直に何かを感じ取るということを重視している。この日も、豊予海峡を渡るフェリー料金が気にかかった。このフェリーの運航距離はわずか31km。しかし、その料金は、8,860円。キロ当たり単価は、300円弱である。相当に大きな負担である。三崎半島から南予地域全体の振興のためには、この金額の障壁をなんとか低くしなくてはならないのではないか…そんなことを率直に考えたのであった。

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11月20日(水) 安倍総理 桂太郎を TKO! つまり… Taro Katsuraを Oikositaのだ!

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 ついに、安倍総理の総理在任日数が2,887日となり、これまで歴代一位であった桂太郎氏の2,886日を追い越して、歴代最長となった。これは、100年余にわたって、誰も成し得なかったことである。もちろん『実語教』が説く通り、「山高きが故に貴からず、樹あるを以て貴しとなす」であり、総理大臣としての評価は、その在任期間ではなく、実際にその座にいて、何を成し得たかということをもって測られねばならないであろう。当然、総理本人も、それを自覚しないわけはなく、今後自らの政治的実績を、どのような形で示すことになるのか、興味深く思われるところである。
 今日のイラ短では、ボクサー姿の安倍総理が、桂太郎元総理を「TKO」で破ったイラストを描いた。その意味は、「Taro Katsuraを Oikosita(桂太郎を追い越した)」の略である。それだからどうということでもないが…。

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11月19日(火) イスラエル 入植活動 認めると アメリカ表明 ワシの決断!

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 アメリカのポンぺオ国務長官が、この日、イスラエルが行っているヨルダン川西岸地区の入植活動について、それが「国際法に違反しない」と明言。トランプ政権は、この入植活動を容認するという方針に転じた。
 パレスチナの人たちは、これまで常に大国の政治に翻弄され続けてきた。その時々の国際情勢によって動かされ続けてきた。強い求心力(主権)と軍事力を持たない組織が、国際政治に振り回され続ける姿を、幾度も私たちは見てきた。それは、私たちの日本にとっても、大きな教訓となるものではないだろうか。
 アメリカの国章は、猛禽類の頂点に立つ「白頭のワシ」。「そのワシとはワシのことだ」とは、トランプ・米大統領。しかし、いくら強い力を持っているからといっても、それを乱暴に振り回しては、とても危険なことになってしまう気がしてならないのである。

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11月18日(月) 全世界 一気に飲み込む 山津波… ヤッホーと言や LINEとこだます

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 ネットサービス業界で日本を代表する二つの会社「Yahoo」と「LINE」が、来年10月に経営統合することで基本合意。この経営統合によって、アメリカの「GAFA」や中国の「BAT」に対抗する態勢を構築するとしている。
 しかし、実際には、日本はかなり出遅れてしまっている。株の時価総額で言うならば、この両者が統合しても、その時価総額は3.2兆円に過ぎず、トップのAppleの128.4兆円とは、「月とスッポン」といった印象である。
 だから、このまま何もしないでは、アメリカや中国の「世界丸呑みGAFA・BAT山脈」からの山津波によって、あっという間に埋めつくされてしまうという危機感から、両社は、この経営統合を選択したということであろう。「ヤッホー(Yahoo)」と呼べば、「リーン(LINE)」とこだまして、一つになる決断をしたということである。今後の戦略展開が楽しみである。

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11月17日(日) 兵法家 宮本武蔵の 真骨頂は 剣術よりも 人生哲学!

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 「人間論ゼミ」の日。今回取り上げたのは、「江戸時代初期の兵法家・宮本武蔵」。武蔵は、生涯に60回以上の命がけの剣術勝負を行ったが、それに一度も敗れなかった剣豪として、知られている。しかし、ただ単に剣術において優れていたというだけであれば、後世にその名が広く知られることはなかったであろう。
 武蔵は、有名な佐々木小次郎との「巌流島の戦い」の後は、勝負の世界から離れ、剣術の指導者となったようである。そして、寛永17年(1640年)には、熊本藩主・細川忠利に客分として招かれ、ここで、絵や工芸に取り組み、さらに『五輪書』の執筆も行ったとされている。この『五輪書』は、兵法書という体裁ではあるが、実際には、武蔵の人生哲学が書き綴られた書として高く評価されているものである。
 この日の宮本武蔵論は、大川周明著『日本精神研究』を用いて、参加者と論じ合った…。

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11月16日(土) 首里城の 世界遺産は 地下遺構… 燃えた建屋は 装飾だって…?

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 沖縄の「首里城」が焼失して、既に二週間余り。沖縄戦の中で破壊され、そこから復旧してきた歩みは、まさに戦後沖縄復興の姿と重なるものがあり、沖縄の人たちの心のシンボルともなってきた。それだけに、その火災後の対応も、とても迅速であった。
 今日は、文部科学省の上野・副大臣が、ユネスコのロスラー・世界遺産センター長と会談し、その場でロスラー氏は、この火災によって首里城が世界遺産登録から抹消されることはない、と明言したのだそうだ。それは、世界遺産の指定は、復元された建物ではなくて、その地下にある遺構「首里城跡」に対するものであるからである。ということは、私たちが世界遺産として眺めてきた「首里城の建屋群」は、実は、世界遺産にとっては単なる装飾に過ぎなかったということか…。そう聞くと少し複雑な気持ちもないわけではない。

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11月15日(金) 突然に 異例の説明 安倍総理… マスコミ記者らを 「サクラにする会」…?

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 安倍首相が、この日、首相官邸で、官邸の記者団に対し、二度にわたって、「桜を見る会」とその前日に行われた「前夜祭」に関する説明を行い、質問に答えたという。特に二度目の夕刻からの記者説明は、21分間にも及ぶ異例の長さであったという。ニュース番組などで、この問題が大きく取り上げられ、首相の説明責任が強く求められている中で、このような形で、その説明を行ったものと思われる。
 桜の花は、言うまでもなく、日本を象徴する花。桜の季節には、日本各地で「お花見」が行われる。そして同時に、その桜は、日本精神の象徴でもある。また、「客のふりをした売り手の仲間」のことを「サクラ」と呼ぶこともある。
 そこで今日は、この記者説明会は、マスコミ記者らを首相の「サクラにする会」だったのではなかったかと、少し皮肉っぽいイラ短を描いてみた。

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11月14日(木) 天皇が 一世一代 「大嘗祭」! 秘事の祭祀の 過熱報道?

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 この日の夜、「大嘗宮の儀」が始まった。新天皇の即位時に、その代替わりに伴う皇室行事として「大嘗祭」が執り行われるが、その中心となる儀式である。神前に新穀などを供え、国の安寧や五穀豊穣を祈るという。皇族方のほか、世界中から約510人が参列した。
 この「大嘗宮の儀」は、その中核的な儀式部分は一切公開されないことになっている。
 しかし夕刻からの報道を見ていると、秘密とされているはずの祭祀の場の見取り図や、そこでの天皇の振る舞いなどについて、いろいろな人たちが、事細かに語っていた。「秘事の祭祀」と言うのなら、あまり周りで騒ぎ立てず、そっと静かに見守るだけでいいのに、と感じた人も、多かったのではないだろうか。
 「秘すれば花」という『風姿花伝』の精神が薄らぐ中で、皇室神事が今後も守られるのかどうか、疑問を禁じ得なかったのであった。

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11月13日(水) 寅さんの “俺さえいなきゃ いいんだ”と 中止決定 “桜を見る会”!

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 今日のイラ短には、「フーテンの寅さん」が登場。いつものことながら、一騒動起こして周りの人たちから厄介者扱いされる中で、去っていく寅さんの姿である。そのセリフは、「サクラよ、達者でな…!」映画好きの方なら、あぁこんなシーンがあったな、と思い出すのではないだろうか。題して、「男はつらいよ。桜を見る会編」のラストシーンである。
 このしばらく、国会やマスコミ上で大きく取り上げられていた、安倍総理主催の「桜を見る会」問題。問題といえば確かに問題ではあるが、ここまで大きく取り上げる問題なのだろうかと、私などは首をかしげていた。それはともかくとして、問題がなかなか収束しないのを見て、内閣は結局、来年の「桜を見る会」を中止すると発表。厄介者が去れば、それでいいんだろう、という寅さん流の発想が、私には、興味深く思われたのであった。

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11月12日(火) 警察が 抗議拠点の 大学突入! 映像見れば こりゃ戦争だね

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 過激なデモが続いている香港で、警察が、ついに抗議活動の拠点となってきた大学キャンパスに突入。数多くの学生を逮捕したという。その突入の様子がテレビでも放映されているが、警察の側からは、数多くの催涙弾が打ち込まれ、それに対して、学生が投げた火炎瓶の炎が、あちらこちらで燃え上がっている。警官と学生が乱闘し合っている様子を見ていると、もうこれは、既に「半戦争状態」なのではないかと目に映る。
 今のところは、学生たちに対して、警察や軍隊などの武装勢力が協調する動きを見せていないため、学生側が一方的に攻められている印象であるが、もしも何かのきっかけで、武装勢力が学生側につくことがあれば、一気に内戦となるのであろうか。双方に妥協点を求めようという動きになっていないので、この騒動は、まだしばらく続きそうである。

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11月11日(月) 令和元年 1・1・1・1 号砲が 鳴れど動かぬ 人ばかりなり

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 令和1年11月11日。年月日の表記が、1のオンパレードとなる日。「出発の数」とされる1がずらりと並んでいるのを見ると、「さぁここから新たな気持ちで出発だ」という気分…。
 しかし、世の中を見渡すと、なんとなく停滞した気分だけが漂っている。年号が令和になって以降、どうも世の中が重苦しい。思い返して、明るい話題だったと言えるのは、全英女子オープンでの渋野日向子の優勝、ラグビーワールドカップでの日本チーム8強入り…。さて他に何があっただろうかと考えてしまう。
 もちろん、毎日、何か明るい話題もあったはずなのだが、将来に向かって、社会全体としてこれが希望だ、と呼べるような強い求心力を持つ話題が乏しかったということだろう。「スタートの号砲は鳴れども、走り始めない人ばかり」という状況を打ち破る、大きな夢を描くべき時がやってきているのだと私は思う。

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11月10日(日) 天皇の 祝賀パレード 挙行日も 沖縄米軍 基地鎮まれり

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 今日は、本島中部地域と那覇市を巡った。
 まず最初に訪れたのが、「嘉数高台公園」。世界一危険だと言われる「普天間基地」の展望台がある丘である。ここは同時に、沖縄戦での最大の激戦地とも呼ばれている。その次には、沖縄中世の山城「中城城跡」。美しい石垣の城であった。それから、昭和20年4月1日に米軍が沖縄本島に上陸した海岸を訪れ、さらに「嘉手納基地」が展望できる道の駅で昼食。そこから那覇市に戻り、少し前に焼けた「首里城」の周辺地域や、かつて接待館であった「識名園」、そして博物館も訪れた。
 この日は、東京では、天皇陛下の即位を祝う「祝賀パレード」が行われていた。もうすでに、戦後74年。天皇陛下も、戦後3代目となる。これだけの時間が経っても、いまだ米軍基地が沖縄本島に鎮座…。そんな姿が、とても情けなく目に映った一日であった。

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11月9日(土) ベルリンの 壁崩落の 記念日に 我ら巡るは 沖縄戦跡!

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 今日から、正規の「有志者の集い」。今回は全国各地から、約40名の方々が参加した。まず今日は、沖縄本島南部地域を駆け巡った。
 朝一番に訪れたのが、沖縄古来の信仰に触れる「知念岬」と「斎場御嶽」。次には、「糸数アブチラガマ」。住民や傷病兵などが身を隠した鍾乳洞である。そして、昼食後には、「沖縄平和祈念公園」と「ひめゆりの塔」を訪れ、さらには、「旧海軍司令部壕」も見学した。
 この南部地域は、沖縄戦の激戦地であり、私たちは、その戦いの熾烈さや日本軍人・住民たちの苦難の日々に思いを巡らせたのであった。夕食は、「島唄の店」での懇親会。
 ちょうどこの日は、「ベルリンの壁」が崩れて30周年。沖縄の人たちにとっては、沖縄戦こそが、その意識の「ベルリンの壁」ではなかっただろうか。それほど巨大な越えられない壁が、「沖縄戦」なのだと私は思った。

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11月8日(金) 山原の 滴る緑 青き海 突き抜ける空に 消えてゆく我

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 昨日、今年の「有志者の集い」のため、沖縄にやってきた。そして今日は、希望者の皆さんとともに、沖縄本島の北部地域を巡った。
 まず最初に訪れたのが、辺野古沖の米軍基地建設現場。基地内には入ることができず、近くの漁港堤防から、その工事の様子を眺めた。そして、昼食を摂った後、本島最北端の「辺戸岬」へ。天候にも恵まれて、とても心地よい時間を過ごした。そして、この近くにある「ヤンバルクイナ展望台」から、美しい景色を眺め、さらに環境省が設置した「ウフギー自然館」という沖縄北部のヤンバルの森の美しさやそこに生きる多種多様な生物を紹介する展示館を見学。そこから那覇に戻り、夜は、沖縄舞踊の店での夕食。
 この一日、沖縄の美しい自然や豊かな文化に触れて、「我」が消えていくような豊かな時間を過ごすことができた気がする。

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11月7日(木) ソフトバンクが 7000億もの 大赤字? 損得色々 ギャンブルだもの…

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 ソフトバンクグループが昨日発表した今年7月~9月の連結決算が、7,001億円の赤字であったことが大きな話題になっている。その要因となったのは、シェアオフィス「ウィーワーク」関連の投資損失が大きかったことである。そして「ファンド事業」の方でも、営業損益が、約1兆円にも及ぶ大赤字であった。
 決算発表の場に臨んだ孫正義社長は、この投資に関して、その判断の誤りを反省したが、同時に、「これで萎縮はしない」と、強気の姿勢も示した。それは、アリババグループ等の投資から得られた累積利益がまだ多く残っているからであろう。しかし、ユニコーン企業に対する投資事業とは、ギャンブルのようなもの。一度投資家の信頼を失えば、本人は萎縮しないといっても、あっという間にお金は離れていってしまう。これから孫社長が、どのような手を打ち出してくるのか、興味深いところだ。

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11月6日(水) 英議会 局面打開の 解散なのだが 万有引力 どこにも見えない

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 イギリスも、迷走を続けている。メイ首相、そしてその後のジョンソン首相は、これまで幾たびも「EU離脱法案」を英国議会に提出したが、それらがことごとく否決され、膠着状態に陥ってしまっていた。その局面を打開するために、12月12日投票の総選挙が行われることになり、この日、英国議会が正式に解散した。
 しかし、この総選挙を経ても、議会の意志が一つにまとまるかどうかはわからない。そうなれば、さらに混迷が続いていく…。
 イギリスといえば、ニュートンが見出した「万有引力の法則」が有名である。お月様もリンゴと同じように地球に引き付けられているという法則である。そんな強い求心力が働いてこそ、新しい時代に向けて、国が一つになって動いていける。そんな万有引力を、ジョンソン首相は、これからどう生み出していこうと考えているのであろうか。

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11月5日(火) アメリカが 「パリ協定」の 離脱を通告! どこへ行くのか ドン・ガバチョさん

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 トランプ政権が、「パリ協定」から離脱すると、国連に正式に通告。これは、約3年前に行われた大統領選挙中の公約であり、それを現実に実行することによって、公約を守る、実行力あるリーダーというイメージを米国民に与えようとしているものだと思う。
 しかし、世界は、地球温暖化に歯止めをかける方向に大きく動いている。それだけに、アメリカの孤立が、この問題でも鮮明になってきつつある。さらに、次の覇権を狙う中国は、この状況を利用して、自国の国際政治力を強めようとしているようにも見える。
 アメリカは、波間を漂う「ひょっこりひょうたん島」になりつつあるのかもしれない。トランプ大統領は、ドン・ガバチョ大統領である。その漂流の先に、一体何が待っているのか。「何かがきっと待っている」、その何かとは、アメリカにとって何なのだろうかと考えてしまった。

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11月4日(月) 10分間 日韓首脳が 接触だって…? アメリカ向けの パフォーマンスか????

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 タイのバンコク郊外で開かれていた「東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3」の会合に参加していた、安倍総理と韓国の文大統領が、首脳会議開始前の控室で、約10分間接触。「日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」の失効が迫る中で、韓国が、その失効を避けるためにここまで努力しているというパフォーマンスをアメリカに示すために、このような設定をしたのではないかと考えられる。
 しかし、安倍総理は、おそらくは文大統領を、話のできない人間だと考えているように見える。「策士策に溺れる」ではないが、首脳同士の話をしても、表面を糊塗する策ばかりを連発して、本音での話ができないと見限っているようである。首脳同士が本音で話せないとなると、根深い問題は、いつまでも解決できない。そのことを、文大統領はよく理解していないということであろうかと思う。

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11月3日(日) 日本の 新時代への 戦略は “アップグレード”と 落合陽一!

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 「フォレスト・トレンド勉強会」で取り上げたのは、落合陽一著『日本再興戦略』という本。
 落合陽一氏は、かつてベストセラー作家であった落合信彦氏の子。今は、筑波大学で教鞭を執ると同時に、ベンチャー企業の経営者でもあり、行政などの様々な委員会で、その委員なども務めている。
 今回取り上げた本で、落合氏は、日本の国が取り組まねばならないのは、「国をアップグレードすること」であり、人口減少や少子高齢化などが問題視されるこの環境も、むしろチャンスと捉えて、新しい国づくりに取り組んでいくべきだと強く主張していた。確かに、変化の激しい時代には、変化しないことのリスクがとても大きい。時代を見つめて、その底流を見抜き、いかにその流れの中で自らをより高次元の活動に導くか、そんな視点が重視されるであろう。興味深い勉強会であったと思う。

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11月2日(土) ラグビーの ワールドカップ 優勝は… 日本を破った 南アフリカ!

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 日本を舞台に開催された「ラグビーワールドカップ2019」は、いよいよ決勝戦。その最終戦では、南アフリカが、イングランドを32対12で破り、三度目の優勝に輝いた。
 これまでの日本では、ラグビーは必ずしもメジャーなスポーツではなかった。しかし、この1か月半、ワールドカップという錦の御旗の下で、ラグビーの話題が大きく取り上げられた。そして、日本チームも、初のベストエイト入りを果たすなど、大活躍した。その結果、日本におけるラグビーの足場は、ずいぶん固まり、この種世界大会の力を痛感させられた。
 巷では、トーナメントで日本が敗れた南アフリカが優勝したということは、対戦の組み合わせが違っていれば、日本はひょっとすれば準優勝だったかもしれない、との声もあるようだ…。こんな評価が生まれてくるあたりも、微笑ましいことである。

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11月1日(金) 半分学び 半分教え 実践す そんな人生 福澤諭吉!

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 昨日は、朝から、土岐さんと奥田さんにご案内いただいて、大阪の各地(福澤諭吉生誕地を含む)をご案内いただいた。そして夜には、「大阪・鴻池倫理法人会」での講演と交流会。
 今日は続いて、大阪駅近くのホテルで、「半学半教実践塾」での特別講演会。テーマは、「幸せについて考えよう」。この会の名称の「半学半教」というのは、福澤諭吉が語った言葉である。福澤が若い頃、私塾を立ち上げて、教育活動に取り組みながらも、十分な資金がなくて、弟子を教えるだけの教育体制が組めない。そこで、先輩塾生たちが、半分は学びながら、あと半分は後輩を教える、という教育の仕組みを打ち立てたのだそうである。おそらくは、このような塾の運営によって、より高い教育効果を生み出したに違いない。
 明治教育の代表とも呼ぶべき福澤の真骨頂を見る思いである。

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